JPH079291A - バイス - Google Patents
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- JPH079291A JPH079291A JP18673193A JP18673193A JPH079291A JP H079291 A JPH079291 A JP H079291A JP 18673193 A JP18673193 A JP 18673193A JP 18673193 A JP18673193 A JP 18673193A JP H079291 A JPH079291 A JP H079291A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】設備費やランニングコストを削減し、かつ環境
破壊を起こすことなく被加工物の一定温度の冷却を実現
し、安定して被加工物を硬化させて固定することができ
るようにするとともに、被加工物を加熱することができ
るようにする。 【構成】バイス10は、被加工物を固定するワーク台1
2と、ワーク台12の下面に密着してワーク台12を冷
却するペルチェ素子14と、ペルチェ素子14の周囲を
保持する断熱保持板16と、ペルチェ素子14の下面か
ら発生する熱を外部に放出させる放熱支持板18と、放
熱支持板18に密着して放熱支持板18の熱を放出させ
る放熱ボックス20と、放熱ボックス20の左右の開口
端部に設置された吸気用ファン22および排気用ファン
24とを備える。
破壊を起こすことなく被加工物の一定温度の冷却を実現
し、安定して被加工物を硬化させて固定することができ
るようにするとともに、被加工物を加熱することができ
るようにする。 【構成】バイス10は、被加工物を固定するワーク台1
2と、ワーク台12の下面に密着してワーク台12を冷
却するペルチェ素子14と、ペルチェ素子14の周囲を
保持する断熱保持板16と、ペルチェ素子14の下面か
ら発生する熱を外部に放出させる放熱支持板18と、放
熱支持板18に密着して放熱支持板18の熱を放出させ
る放熱ボックス20と、放熱ボックス20の左右の開口
端部に設置された吸気用ファン22および排気用ファン
24とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイスに関し、さらに
詳細には、ゴム、熱可塑性樹脂などの被加工物の機械加
工などを行うために、これらの被加工物をワーク台に固
定するようにしたバイスに関する。
詳細には、ゴム、熱可塑性樹脂などの被加工物の機械加
工などを行うために、これらの被加工物をワーク台に固
定するようにしたバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴムや熱可塑性樹脂などの変形し
やすい被加工物を機械加工する場合においては、被加工
物を特殊な治具により固定しなければならないため、治
具の着脱などの段取り工数が増大し、しかも治具の製作
費用が高価になってしまうという問題点があった。
やすい被加工物を機械加工する場合においては、被加工
物を特殊な治具により固定しなければならないため、治
具の着脱などの段取り工数が増大し、しかも治具の製作
費用が高価になってしまうという問題点があった。
【0003】また、被加工物の性質、大きさ、および形
状によっては、治具に取り付けた際に被加工物が変形し
てしまうため、従来の治具による固定方法を用いること
ができないという問題があった。
状によっては、治具に取り付けた際に被加工物が変形し
てしまうため、従来の治具による固定方法を用いること
ができないという問題があった。
【0004】そこで、近年においては、上記したような
問題を解決するために、例えば、特公昭62−4013
1号公報ならびに実開平1−74034号公報に開示さ
れたような冷凍チャック法を用いたり、あるいはワーク
台上の被加工物に対して直接的にフロンガスなどの冷媒
ガスを吹き付けるなどして、被加工物を硬化させて固定
する手段が提案されている。
問題を解決するために、例えば、特公昭62−4013
1号公報ならびに実開平1−74034号公報に開示さ
れたような冷凍チャック法を用いたり、あるいはワーク
台上の被加工物に対して直接的にフロンガスなどの冷媒
ガスを吹き付けるなどして、被加工物を硬化させて固定
する手段が提案されている。
【0005】上記特公昭62−40131号公報に開示
された冷凍チャック方法では、固定すべきワーク(被加
工物)を冷凍枠のキャビティ内に収容し、これを液体の
凍結温度以下に冷却した後、上記キャビティ内に液体を
注入し、この液体を凝固させてワークを固定する手段が
採られている。
された冷凍チャック方法では、固定すべきワーク(被加
工物)を冷凍枠のキャビティ内に収容し、これを液体の
凍結温度以下に冷却した後、上記キャビティ内に液体を
注入し、この液体を凝固させてワークを固定する手段が
採られている。
【0006】また、上記実開平1−74034号公報に
開示された冷凍チャックは、被加工物と液体とを収容す
る凹部を形成した冷凍チャックの内部に冷却媒体を通
し、凹部に収容された液体を凍結させて被加工物を固定
するようになされている。
開示された冷凍チャックは、被加工物と液体とを収容す
る凹部を形成した冷凍チャックの内部に冷却媒体を通
し、凹部に収容された液体を凍結させて被加工物を固定
するようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公昭62−40131号公報ならびに実開平1−740
34号公報に示されたような冷凍チャック法にあって
は、冷凍枠のキャビティを冷却する大きな冷凍庫が必要
であったり、冷却媒体を循環させる冷凍装置や配管設備
などが必要であったりするため、設備費が高価にならざ
るを得ないという問題点があった。
公昭62−40131号公報ならびに実開平1−740
34号公報に示されたような冷凍チャック法にあって
は、冷凍枠のキャビティを冷却する大きな冷凍庫が必要
であったり、冷却媒体を循環させる冷凍装置や配管設備
などが必要であったりするため、設備費が高価にならざ
るを得ないという問題点があった。
【0008】また、直接的にフロンガスなどの冷媒ガス
を被加工物に吹き付ける手段では、冷媒ガスを大量に消
費するためにランニングコストが高価なものとなり、ま
た、コスト節減のために一定のサイクルで冷媒ガスの吹
き付けを行う場合には、加工中に被加工物の温度が変化
する恐れがあって、温度管理が困難になるとともに、さ
らには、冷媒ガスとしてフロンガスを用いた場合には、
多量のフロンガスを大気中に放出するので環境破壊を引
き起こすなどの問題点が指摘されていた。
を被加工物に吹き付ける手段では、冷媒ガスを大量に消
費するためにランニングコストが高価なものとなり、ま
た、コスト節減のために一定のサイクルで冷媒ガスの吹
き付けを行う場合には、加工中に被加工物の温度が変化
する恐れがあって、温度管理が困難になるとともに、さ
らには、冷媒ガスとしてフロンガスを用いた場合には、
多量のフロンガスを大気中に放出するので環境破壊を引
き起こすなどの問題点が指摘されていた。
【0009】さらにまた、上記した従来の技術において
は、いずれも単に被加工物を冷却するのみであり、被加
工物を加熱することはできなかった。
は、いずれも単に被加工物を冷却するのみであり、被加
工物を加熱することはできなかった。
【0010】本発明は、従来技術の有する上記したよう
な種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、設備費やランニングコストを増大する
ことなく、しかも環境破壊を招来することなしに被加工
物の一定温度の冷却を実現し、安定して被加工物を硬化
させて固定することができるようにするとともに、被加
工物を加熱することも可能なバイスを提供しようとする
ものである。
な種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、設備費やランニングコストを増大する
ことなく、しかも環境破壊を招来することなしに被加工
物の一定温度の冷却を実現し、安定して被加工物を硬化
させて固定することができるようにするとともに、被加
工物を加熱することも可能なバイスを提供しようとする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるバイスは、被加工物をワーク台に固
定するためのバイスにおいて、被加工物を載置するワー
ク台と、前記ワーク台の下面に密着して配置され、前記
ワーク台を冷却あるいは加熱する熱電素子と、上記熱電
素子を支持する支持装置とを有するようにしたものであ
る。
に、本発明におけるバイスは、被加工物をワーク台に固
定するためのバイスにおいて、被加工物を載置するワー
ク台と、前記ワーク台の下面に密着して配置され、前記
ワーク台を冷却あるいは加熱する熱電素子と、上記熱電
素子を支持する支持装置とを有するようにしたものであ
る。
【0012】また、本発明におけるバイスは、ゴム、熱
可塑性樹脂、あるいは変形しやすくて通常の固定治具が
使用できない被加工物をワーク台に固定するためのバイ
スにおいて、被加工物を載置するワーク台と、上記ワー
ク台の下面に密着して配置され、上記ワーク台を冷却す
る熱電素子と、上記熱電素子の周囲を保持する断熱保持
板と、上記熱電素子を支持する放熱部材とを有するよう
にしたものである。
可塑性樹脂、あるいは変形しやすくて通常の固定治具が
使用できない被加工物をワーク台に固定するためのバイ
スにおいて、被加工物を載置するワーク台と、上記ワー
ク台の下面に密着して配置され、上記ワーク台を冷却す
る熱電素子と、上記熱電素子の周囲を保持する断熱保持
板と、上記熱電素子を支持する放熱部材とを有するよう
にしたものである。
【0013】
【作用】上面の吸熱板と下面の放熱板との間に、多数の
半導体素子を組付け、この半導体素子に電流を流すこと
により、吸熱板と放熱板との間に温度差が生ずるように
構成されたペルチェ効果を用いた熱電素子(以下、ペル
チェ素子と称す。)を利用するものであって、吸熱板側
をワーク台の下面に密着させることにより、ワーク台を
安定した冷却温度に保持することができるので、ワーク
台の上の被加工物を一定の冷却温度で硬化させて固定す
ることができる。
半導体素子を組付け、この半導体素子に電流を流すこと
により、吸熱板と放熱板との間に温度差が生ずるように
構成されたペルチェ効果を用いた熱電素子(以下、ペル
チェ素子と称す。)を利用するものであって、吸熱板側
をワーク台の下面に密着させることにより、ワーク台を
安定した冷却温度に保持することができるので、ワーク
台の上の被加工物を一定の冷却温度で硬化させて固定す
ることができる。
【0014】したがって、特殊な治具が必要である材
料、通常の固定治具が使用できない材料などをワーク台
に固定して加工する場合に、従来の冷凍チャック法によ
らずに、材料に適応した一定の温度で材料をワーク台に
硬化させて固定することができるので、設備費を安価に
することができ、しかも安定した機械加工などを行うこ
とが可能となる。
料、通常の固定治具が使用できない材料などをワーク台
に固定して加工する場合に、従来の冷凍チャック法によ
らずに、材料に適応した一定の温度で材料をワーク台に
硬化させて固定することができるので、設備費を安価に
することができ、しかも安定した機械加工などを行うこ
とが可能となる。
【0015】また、ペルチェ素子の放熱板側をワーク台
の下面に密着させることにより、ワーク台を安定した温
度で加熱することができるので、ワーク台の上の被加工
物を一定の温度に加熱した状態で、機械加工などを行う
ことが可能となる。
の下面に密着させることにより、ワーク台を安定した温
度で加熱することができるので、ワーク台の上の被加工
物を一定の温度に加熱した状態で、機械加工などを行う
ことが可能となる。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいて、本発明によるバイスの
一実施例を詳細に説明するものとする。
一実施例を詳細に説明するものとする。
【0017】図1は、本発明によるバイス10の外観を
示す全体斜視図であり、また図2は、バイス10の要部
構成を示す分解斜視図であって、このバイス10は、所
定の加工機械などの移動テーブル上に設置されることに
なるものである。
示す全体斜視図であり、また図2は、バイス10の要部
構成を示す分解斜視図であって、このバイス10は、所
定の加工機械などの移動テーブル上に設置されることに
なるものである。
【0018】こうしたバイス10は、例えば、ゴム、熱
可塑性樹脂などの変形しやすい被加工物Aを固定するワ
ーク台12と、ワーク台12の下面に接触してワーク台
12を冷却するペルチェ素子14と、ペルチェ素子14
の周囲を保持する断熱保持板16と、ペルチェ素子14
の下面から発生する熱を外部に放出させる放熱支持板1
8と、放熱支持板18の下面に設置して放熱支持板18
の熱を外部に放出させる放熱ボックス20と、放熱ボッ
クス20の前後または左右側に設置された吸気用ファン
22および排気用ファン24とを有して構成されてい
る。
可塑性樹脂などの変形しやすい被加工物Aを固定するワ
ーク台12と、ワーク台12の下面に接触してワーク台
12を冷却するペルチェ素子14と、ペルチェ素子14
の周囲を保持する断熱保持板16と、ペルチェ素子14
の下面から発生する熱を外部に放出させる放熱支持板1
8と、放熱支持板18の下面に設置して放熱支持板18
の熱を外部に放出させる放熱ボックス20と、放熱ボッ
クス20の前後または左右側に設置された吸気用ファン
22および排気用ファン24とを有して構成されてい
る。
【0019】ワーク台12は、熱伝導性の良好なアルミ
板により成形されており、上面に被加工物Aが載置され
る凹部12aが形成されている。この凹部12aの上面
および下面は、ペルチェ素子14ならびに被加工物Aと
の密着性を良好にするために平滑に加工されている。な
お、被加工物Aが固定される上面は、被加工物Aの位置
ズレを防止するために、格子状の溝や、あるいは高さの
低い格子状の突条などを設けてもよい。
板により成形されており、上面に被加工物Aが載置され
る凹部12aが形成されている。この凹部12aの上面
および下面は、ペルチェ素子14ならびに被加工物Aと
の密着性を良好にするために平滑に加工されている。な
お、被加工物Aが固定される上面は、被加工物Aの位置
ズレを防止するために、格子状の溝や、あるいは高さの
低い格子状の突条などを設けてもよい。
【0020】ペルチェ素子14は、上面側の吸熱板26
と下面側の放熱板28との間に、導電体により上下が挟
持された多数の半導体素子30を組み付け、この半導体
素子30にリード線32を介して電流を流すことによ
り、吸熱板26と放熱板28との間に温度差を生じさせ
るものである。
と下面側の放熱板28との間に、導電体により上下が挟
持された多数の半導体素子30を組み付け、この半導体
素子30にリード線32を介して電流を流すことによ
り、吸熱板26と放熱板28との間に温度差を生じさせ
るものである。
【0021】そして、これら吸熱板26と放熱板28と
の温度差を利用して、上面の吸熱板26側をワーク台1
2の下面に密着させるとともに、下面の放熱板28側の
熱を強制的に外部に放出させることにより、ワーク台1
2の表面を安定した冷却温度に保持することができる。
の温度差を利用して、上面の吸熱板26側をワーク台1
2の下面に密着させるとともに、下面の放熱板28側の
熱を強制的に外部に放出させることにより、ワーク台1
2の表面を安定した冷却温度に保持することができる。
【0022】上記ペルチェ素子14の周囲を保持する断
熱保持板16は、ペルチェ素子14と同一厚さのセラミ
ック材などにより成形されており、この断熱保持板16
の中央部にはペルチェ素子14が嵌込まれる開口窓部3
4が形成されている。さらに、上記断熱保持板16の側
壁面には、ペルチェ素子14に通電するためのリード線
32が挿入されるリード線穴36が穿設されているとと
もに、断熱保持板16の四隅には、下面の放熱支持板1
8の上に固定するためのボルトを挿通するボルト穴38
が穿設されている。
熱保持板16は、ペルチェ素子14と同一厚さのセラミ
ック材などにより成形されており、この断熱保持板16
の中央部にはペルチェ素子14が嵌込まれる開口窓部3
4が形成されている。さらに、上記断熱保持板16の側
壁面には、ペルチェ素子14に通電するためのリード線
32が挿入されるリード線穴36が穿設されているとと
もに、断熱保持板16の四隅には、下面の放熱支持板1
8の上に固定するためのボルトを挿通するボルト穴38
が穿設されている。
【0023】放熱支持板18は、熱伝導性の良好なアル
ミ材により成形されており、下側に取り付けられる放熱
ボックス20の上蓋を兼ねている。そして、断熱保持板
16のボルト穴38に挿通されたボルトが固着されるこ
とになるネジ穴40と、下側の放熱ボックス20に固定
するためのボルトを挿通するためのボルト穴42とが穿
設されている。
ミ材により成形されており、下側に取り付けられる放熱
ボックス20の上蓋を兼ねている。そして、断熱保持板
16のボルト穴38に挿通されたボルトが固着されるこ
とになるネジ穴40と、下側の放熱ボックス20に固定
するためのボルトを挿通するためのボルト穴42とが穿
設されている。
【0024】放熱ボックス20は、上蓋を兼ねた放熱支
持板18と、熱伝導性の良好なアルミ材により成形され
た左右一対の側面板44とからなり、この側面板44の
対向する内側には、多数の放熱フィン46が一体に形成
されている。
持板18と、熱伝導性の良好なアルミ材により成形され
た左右一対の側面板44とからなり、この側面板44の
対向する内側には、多数の放熱フィン46が一体に形成
されている。
【0025】吸気用ファン22および排気用ファン24
は、それぞれ軸流ファンからなり、放熱ボックス20の
左右の開口端部に設置される。
は、それぞれ軸流ファンからなり、放熱ボックス20の
左右の開口端部に設置される。
【0026】次に、バイス10の組み付け方法の一例に
関して説明する。まず、左右一対の側面板44の上面に
放熱支持板18を固定して、放熱ボックス20を組み立
てる。それから、この放熱ボックス20の左右に吸気用
ファン22および排気用ファン24を設置する。それか
ら、放熱支持板18の上面に、ペルチェ素子14を組み
付けた断熱保持板16を固定し、さらに断熱保持板16
の上面にワーク台12を固定することによりバイス10
の組み付けが行われる。
関して説明する。まず、左右一対の側面板44の上面に
放熱支持板18を固定して、放熱ボックス20を組み立
てる。それから、この放熱ボックス20の左右に吸気用
ファン22および排気用ファン24を設置する。それか
ら、放熱支持板18の上面に、ペルチェ素子14を組み
付けた断熱保持板16を固定し、さらに断熱保持板16
の上面にワーク台12を固定することによりバイス10
の組み付けが行われる。
【0027】ここで、上記各構成部材の接触面の間に、
熱伝導性の良好なシリコーン・グリスを塗布するか、あ
るいはシリコーン・シートを挟持するようにして、各構
成部材を締結することにより、各構成部材の密着性を高
めるとともに、各部材間の熱伝導性を向上させている。
熱伝導性の良好なシリコーン・グリスを塗布するか、あ
るいはシリコーン・シートを挟持するようにして、各構
成部材を締結することにより、各構成部材の密着性を高
めるとともに、各部材間の熱伝導性を向上させている。
【0028】なお、放熱ボックス20の底部には、必要
に応じて平板などを設けてもよい。
に応じて平板などを設けてもよい。
【0029】以上の構成において、バイス10を用いて
ワーク台12に被加工物Aを固定する場合について説明
する。
ワーク台12に被加工物Aを固定する場合について説明
する。
【0030】まず、ワーク台12の凹部12aの上面に
被加工物Aを載置した後に、ペルチェ素子14に通電を
開始すると、上面の吸熱板26と下面の放熱板28との
間に温度差が生じ、吸熱板26側が急速冷却されるとと
もに、放熱板28側が高温になる。
被加工物Aを載置した後に、ペルチェ素子14に通電を
開始すると、上面の吸熱板26と下面の放熱板28との
間に温度差が生じ、吸熱板26側が急速冷却されるとと
もに、放熱板28側が高温になる。
【0031】従って、吸熱板26の上面に密着している
ワーク台12が冷却されることになるので、ワーク台1
2の凹部12a上の被加工物Aが冷凍硬化されるととも
に、大気中の水蒸気が凍結されることになる。このた
め、被加工物Aの周囲が氷結されることになって、被加
工物Aがワーク台12に一体的に固定されるようになる
ものである。なお、凹部12aに予め水を注入しておく
と、この注入された水が凍結して被加工物Aの周囲を氷
結させるので、被加工物Aを一層強固にワーク台12に
固定することができる。
ワーク台12が冷却されることになるので、ワーク台1
2の凹部12a上の被加工物Aが冷凍硬化されるととも
に、大気中の水蒸気が凍結されることになる。このた
め、被加工物Aの周囲が氷結されることになって、被加
工物Aがワーク台12に一体的に固定されるようになる
ものである。なお、凹部12aに予め水を注入しておく
と、この注入された水が凍結して被加工物Aの周囲を氷
結させるので、被加工物Aを一層強固にワーク台12に
固定することができる。
【0032】また、ペルチェ素子14への通電時には、
放熱板28側が高温になり、この熱が放熱支持板18を
介して放熱ボックス20に熱伝導される。この際に、放
熱ボックス20の左右の端部に設置された吸気用ファン
22および排気用ファン24により、放熱ボックス20
内に冷却風が導入され、内部の熱風が強制的に外部に放
出されているので、効率良く放熱板28の熱を放熱でき
る。
放熱板28側が高温になり、この熱が放熱支持板18を
介して放熱ボックス20に熱伝導される。この際に、放
熱ボックス20の左右の端部に設置された吸気用ファン
22および排気用ファン24により、放熱ボックス20
内に冷却風が導入され、内部の熱風が強制的に外部に放
出されているので、効率良く放熱板28の熱を放熱でき
る。
【0033】従って、上記ペルチェ素子14の吸熱板2
6と放熱板28との間に常に安定した温度差が維持され
ており、ワーク台12上の被加工物Aの冷却温度を常時
一定にして硬化させて、ワーク台12に固定できるの
で、変形しやすいゴムや熱可塑性樹脂などの彫刻や切削
加工を容易に行うことができる。
6と放熱板28との間に常に安定した温度差が維持され
ており、ワーク台12上の被加工物Aの冷却温度を常時
一定にして硬化させて、ワーク台12に固定できるの
で、変形しやすいゴムや熱可塑性樹脂などの彫刻や切削
加工を容易に行うことができる。
【0034】なお、ワーク台12の所定位置に温度セン
サを設置しておき、温度センサからの信号によりペルチ
ェ素子14の電流を制御して、ワーク台12の設定温度
をコントロールすることも可能である。上記ペルチェ素
子14は、被加工物Aを「−40°C」程度にまで冷却
することが可能であり、吸熱板26と放熱板28との温
度差は、最大で「80°C」程度になる。
サを設置しておき、温度センサからの信号によりペルチ
ェ素子14の電流を制御して、ワーク台12の設定温度
をコントロールすることも可能である。上記ペルチェ素
子14は、被加工物Aを「−40°C」程度にまで冷却
することが可能であり、吸熱板26と放熱板28との温
度差は、最大で「80°C」程度になる。
【0035】また、上記した実施例においては、ゴム、
熱可塑性樹脂などの変形しやすい材料を加工する場合の
固定手段について説明したが、これに限定されるもので
はなく、ワカメ、コンブあるいはビニル・シートなどの
薄い材料、氷の彫刻、または通常の治具では固定できな
い材料なども、材料の性質が変化しない程度に硬化させ
て固定することができるので、機械加工などを容易に行
うことができるようになる。
熱可塑性樹脂などの変形しやすい材料を加工する場合の
固定手段について説明したが、これに限定されるもので
はなく、ワカメ、コンブあるいはビニル・シートなどの
薄い材料、氷の彫刻、または通常の治具では固定できな
い材料なども、材料の性質が変化しない程度に硬化させ
て固定することができるので、機械加工などを容易に行
うことができるようになる。
【0036】さらに、上記した実施例においては、ワー
ク台12の表面を冷却して、被加工物Aを硬化させる場
合についてのみ説明したが、これに限られることなく、
ペルチェ素子14の上下を反転させることにより、ワー
ク台12に固定された被加工物Aを加熱する場合にも、
本発明を用いることができることは勿論である。
ク台12の表面を冷却して、被加工物Aを硬化させる場
合についてのみ説明したが、これに限られることなく、
ペルチェ素子14の上下を反転させることにより、ワー
ク台12に固定された被加工物Aを加熱する場合にも、
本発明を用いることができることは勿論である。
【0037】このように、ワーク台12に固定された被
加工物Aを加熱するためにバイス10を用いる場合に
は、単に機械加工などに用いることの他に、温度が上昇
することにより生成されるガスを用いた蚊取線香や、あ
るいは温度が上昇すると匂いを発散するようになる芳香
剤などを加熱することができるものである。
加工物Aを加熱するためにバイス10を用いる場合に
は、単に機械加工などに用いることの他に、温度が上昇
することにより生成されるガスを用いた蚊取線香や、あ
るいは温度が上昇すると匂いを発散するようになる芳香
剤などを加熱することができるものである。
【0038】なお、上記した実施例においては、ワーク
台12の表面を平面状に形成しているが、これに限られ
ることなく、被加工物に応じてワーク台の表面の形状を
変えてもよいことは勿論である。即ち、被加工物とし
て、例えば、球面状のレンズを加工する場合には、ワー
ク台の表面を凹曲面状に形成することによって、被加工
物をさらに安定して固定できるようになる。
台12の表面を平面状に形成しているが、これに限られ
ることなく、被加工物に応じてワーク台の表面の形状を
変えてもよいことは勿論である。即ち、被加工物とし
て、例えば、球面状のレンズを加工する場合には、ワー
ク台の表面を凹曲面状に形成することによって、被加工
物をさらに安定して固定できるようになる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】上面の吸熱板と下面の放熱板との間に、多
数の半導体素子を組付け、この半導体素子に電流を流す
ことにより、吸熱板と放熱板との間に温度差が生ずるよ
うに構成されたペルチェ素子を利用するものであって、
吸熱板側をワーク台の下面に密着させることにより、ワ
ーク台を安定した冷却温度に保持することができるの
で、ワーク台の上の被加工物を一定の冷却温度で硬化さ
せて固定することができるようになる。
数の半導体素子を組付け、この半導体素子に電流を流す
ことにより、吸熱板と放熱板との間に温度差が生ずるよ
うに構成されたペルチェ素子を利用するものであって、
吸熱板側をワーク台の下面に密着させることにより、ワ
ーク台を安定した冷却温度に保持することができるの
で、ワーク台の上の被加工物を一定の冷却温度で硬化さ
せて固定することができるようになる。
【0041】また、特殊な治具が必要である材料、極薄
型の材料、あるいは変形しやすい材料などを加工する場
合に、材料に適応した一定の温度に硬化させて固定する
ことができるので、加工性が向上する。
型の材料、あるいは変形しやすい材料などを加工する場
合に、材料に適応した一定の温度に硬化させて固定する
ことができるので、加工性が向上する。
【0042】さらに、ペルチェ素子の放熱板側をワーク
台の下面に密着させることにより、ワーク台を安定した
温度で加熱することができるので、ワーク台の上の被加
工物を一定の温度に加熱した状態で、機械加工などを行
うことも可能となる。
台の下面に密着させることにより、ワーク台を安定した
温度で加熱することができるので、ワーク台の上の被加
工物を一定の温度に加熱した状態で、機械加工などを行
うことも可能となる。
【0043】従って、本発明のバイスによれば、設備費
やランニングコストを増大することなく、しかも環境破
壊を招来することなしに被加工物を一定温度で冷却する
ことができるので、安定して被加工物を硬化させて固定
することができるようになるとともに、被加工物を加熱
することもできる。
やランニングコストを増大することなく、しかも環境破
壊を招来することなしに被加工物を一定温度で冷却する
ことができるので、安定して被加工物を硬化させて固定
することができるようになるとともに、被加工物を加熱
することもできる。
【図1】本発明の一実施例によるバイスの外観を示す全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図2】バイスの要部を示す分解斜視図である。
【図3】本発明によるバイスの組み付け状態を示す中央
部の断面図である。
部の断面図である。
10 バイス 12 ワーク台 14 ペルチェ素子 16 断熱保持板 18 放熱支持板 20 放熱ボックス 22 吸気ファン 24 排気ファン 26 吸熱板 28 放熱板 30 半導体素子 44 側面板 46 放熱フィン
Claims (2)
- 【請求項1】 被加工物をワーク台に固定するためのバ
イスにおいて、 被加工物を載置するワーク台と、 前記ワーク台の下面に密着して配置され、前記ワーク台
を冷却あるいは加熱する熱電素子と、 前記熱電素子を支持する支持装置とを有することを特徴
とするバイス。 - 【請求項2】 ゴム、熱可塑性樹脂、あるいは変形しや
すくて通常の固定治具が使用できない被加工物をワーク
台に固定するためのバイスにおいて、 被加工物を載置するワーク台と、 前記ワーク台の下面に密着して配置され、前記ワーク台
を冷却する熱電素子と、 前記熱電素子の周囲を保持する断熱保持板と、 前記熱電素子を支持する放熱部材とを有することを特徴
とするバイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18673193A JPH079291A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | バイス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18673193A JPH079291A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | バイス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079291A true JPH079291A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=16193659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18673193A Pending JPH079291A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | バイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079291A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000288868A (ja) * | 1999-04-02 | 2000-10-17 | Honda Motor Co Ltd | 冷却機構を備えたワーク固定装置 |
| KR20150098477A (ko) * | 2014-02-20 | 2015-08-28 | 엘지전자 주식회사 | 휴대용 공기조화기 |
| CN105737433A (zh) * | 2016-02-29 | 2016-07-06 | 上海交通大学 | 一种用于蜂窝芯材料加工的制冷夹持装置及方法 |
| CN110103055A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-08-09 | 天津职业技术师范大学(中国职业培训指导教师进修中心) | 一种用于薄壁零件加工的固定装置 |
| JP2021020311A (ja) * | 2019-07-25 | 2021-02-18 | マシーネンファブリーク・ベルトホルト・ハームレ・アクチエンゲゼルシャフト | 工作物パレット及び加工システム |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP18673193A patent/JPH079291A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000288868A (ja) * | 1999-04-02 | 2000-10-17 | Honda Motor Co Ltd | 冷却機構を備えたワーク固定装置 |
| KR20150098477A (ko) * | 2014-02-20 | 2015-08-28 | 엘지전자 주식회사 | 휴대용 공기조화기 |
| CN105737433A (zh) * | 2016-02-29 | 2016-07-06 | 上海交通大学 | 一种用于蜂窝芯材料加工的制冷夹持装置及方法 |
| CN105737433B (zh) * | 2016-02-29 | 2018-01-23 | 上海交通大学 | 一种用于蜂窝芯材料加工的制冷夹持装置及方法 |
| CN110103055A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-08-09 | 天津职业技术师范大学(中国职业培训指导教师进修中心) | 一种用于薄壁零件加工的固定装置 |
| JP2021020311A (ja) * | 2019-07-25 | 2021-02-18 | マシーネンファブリーク・ベルトホルト・ハームレ・アクチエンゲゼルシャフト | 工作物パレット及び加工システム |
| US11839960B2 (en) | 2019-07-25 | 2023-12-12 | Maschinenfabrik Berthold Hermle Ag | Workpiece pallet and machining system |
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