JPH079460U - 塗布機 - Google Patents

塗布機

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JPH079460U
JPH079460U JP038769U JP3876993U JPH079460U JP H079460 U JPH079460 U JP H079460U JP 038769 U JP038769 U JP 038769U JP 3876993 U JP3876993 U JP 3876993U JP H079460 U JPH079460 U JP H079460U
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work
dispenser
coating
coated
horizontal
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JP038769U
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English (en)
Inventor
岡田茂夫
Original Assignee
エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動化を図り、品質を向上させることができ
る塗布機を提供する。 【構成】 ロボットハンド1は支持部材24とアーム機
構22とからなる。アーム機構22は水平可動部材20
と垂直可動部材21と取付クランプ14とからなる。取
付クランプ14にディスペンサ15を取付ける。ワーク
17の被塗布部Aに形成された段部17eに、ディスペ
ンサ15のノズル16bを当接する。水平可動部材20
は、第1スプリング7の付勢力で水平移動可能な水平ス
ライドプレート4を有する。垂直可動部材21は、第2
スプリング13の付勢力で垂直移動可能な垂直スライド
プレート11を有する。支持部材24がワーク17の中
心Oを中心として回転することで、ディスペンサ15が
被塗布部Aに塗布剤を塗布する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は塗布機に関し、特に、環状の被塗布部を有したワークに、例えば接 着剤等の塗布剤を塗布する塗布機に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】
従来、この種の塗布機としては、例えば、図2に示すようなものが知られてい る。 すなわち、図2に示す塗布機は、外部の駆動源により回転するワーク受け治具 40を具えている。そして、このワーク受け治具40に、外周部に環状の被塗布 面Bを有する円筒状のワーク41を載置・保持したのち、外部の駆動源の駆動に よりワーク受け治具40をワーク41と一体に回転し、手動式のディスペンサ4 2を操作することでワーク41の被塗布面B上に塗布剤を付着するようにしてあ る。
【0003】 図2において、ワーク受け治具40は、その上面に塗布対象物であるワーク4 1を受け入れることができるようになっている円柱状回転体であって、その軸線 が鉛直方向を向くように配設されている。そして、このワーク受け治具40の上 面にワーク41を載置することで、当該ワーク41がワーク受け治具40に保持 されるようになっていて、このワーク受け治具40は、図示しない外部の駆動源 の駆動により、その軸線を中心として回転し、これによって、ワーク受け治具4 0とワーク41とが一体に回転可能となっている。
【0004】 ここでは、ワーク41は、筒状をなすワーク本体41aと、その一方の端面に おいて外方へ張り出すように形成されたフランジ部41bとで形成され、このフ ランジ部41bの外周端面が環状の被塗布面Bとなるように設計されている。そ して、このワーク41は、その軸線を鉛直方向に向けた状態で、ワーク受け治具 40の上面の所定の位置に載置されると、ワーク41の軸線がワーク受け治具4 0の回転中心と一致した状態で保持されるようにしてある。
【0005】 ワーク41に塗布剤の塗布を行うには、まず、ワーク41をワーク受け治具4 0に載置・保持した状態で、図示しない外部の駆動源を駆動することにより、ワ ーク受け治具40をワーク41と一体に回転させる。次いで、ワーク41を回転 させながら手動式のディスペンサ42を操作し、ディスペンサ42のノズル43 を、ワーク41の側方から被塗布面Bに当接させた状態に位置させる。そして、 その状態で、ディスペンサ42から塗布剤を吐出させることにより、塗布剤がワ ーク41の被塗布面B全体に塗布されるようになっている。
【0006】 しかしながら、このような従来例の場合、ワーク41の被塗布面Bに塗布され た塗布剤の膜厚が不均一になる恐れがあった。
【0007】 すなわち、ワーク41の被塗布面Bに塗布剤を塗布するには、ディスペンサ4 2を手で操作しなければならないので、塗布作業時に、ノズル43の被塗布面B に対する当接状態が不安定になることがあった。
【0008】 一般に、ワーク41には所定の許容公差が設定されていて、フランジ部41b の外径寸法にも所定範囲内で許容誤差が生じているのが現状である。このため、 許容誤差のバラツキによって被塗布面Bが歪になっている場合には、ワーク41 の回転時に、ディスペンサ42を固定した状態で保持していても、被塗布面B上 の歪みの存在によってノズル43の先端部と被塗布面Bとの間が接離するように なるために、塗布剤の被塗布面Bへの付着状態が不安定になることがあった。
【0009】 また、上記の従来例にあっては、塗布作業を全て手作業で行っていたために、 作業工程のサイクルタイムが長くなり易く、したがって、生産性が低いものであ った。
【0010】 この考案は上記の問題点を解消し、ワークへの塗布を良好にするとともに、塗 布工程を自動化することができる塗布機を提供することを目的とする。
【0011】
【問題点を解決するための手段】
この考案は上記の問題点を解決するために、段部をなす環状の被塗布部を有し たワークをワーク保持部材に保持し、前記ワークの被塗布部に塗布剤を塗布する 塗布機であって、付勢部材により水平方向および垂直方向へ移動可能なアーム機 構を有するロボットハンドの先端部に、塗布剤を吐出するノズルが前記ワークの 段部に当接可能であるディスペンサを取り付け、前記ディスペンサは、前記付勢 部材によって水平方向および垂直方向に付勢された状態で、かつ、前記ノズルが 前記ワークの被塗布部に当接した状態で、被塗布部に塗布剤を塗布するという構 成を有しているものである。
【0012】
【作用】
この考案は上記の手段を採用したので、ロボットハンドの作動により、ディス ペンサの塗布操作を制御することができることとなり、これにより、塗布工程の 自動化を図ることができるようになっている。
【0013】 また、この考案にあっては、ワークへの塗布精度を向上させることができる。 すなわち、ワークに塗布剤を塗布するディスペンサは、水平方向および垂直方 向へ移動可能なアーム機構を有するロボットハンドで操作されるようになってい るので、ワークの被塗布部に径方向又は高さ寸法に誤差がある場合でも、この寸 法誤差を吸収するようになっている。つまり、付勢部材の付勢力でノズルが被塗 布部の段部に当接しているディスペンサは、アーム機構の作動によって、被塗布 部の寸法誤差の程度と方向に応じて水平方向又は垂直方向へ移動することで、ノ ズルの被塗布部に対する接触状態を常に一定にすることができることとなる。し たがって、ワークは、その寸法誤差にかかわらず、被塗布部の全面に均一な塗布 がされることとなる。
【0014】
【実施例】 以下、図面に示すこの考案の実施例を説明する。 図1は、この考案による塗布機の一実施例を示す図である。 すなわち、図1に示す塗布機は、ワーク保持部材23でワーク17を保持し、 このワーク17に形成された環状被塗布部Aに塗布剤を塗布するもので、ロボッ トハンド1の先端部に、このロボットハンド1の駆動操作によりワーク17の環 状被塗布部Aに塗布剤を付着可能なディスペンサ15を取り付けてある。ロボッ トハンド1は、回転可能な支持部材24と、アーム機構22とで形成される。 このとき、アーム機構22は、第1スプリング7の付勢力により水平方向に往 復移動可能な水平スライドプレート4を有する水平可動部材20と、第2スプリ ング13の付勢力により垂直方向に往復移動可能な垂直スライドプレート11を 有する垂直可動部材21と、取付クランプ14とで形成される。そして、ディス ペンサ15は、第1スプリング7および第2スプリング13で付勢された状態で 、かつ、ノズル16bがワーク17の被塗布部Aに当接した状態で塗布剤を塗布 し、その場合、被塗布部Aの寸法誤差はアーム機構22により吸収されるように なっている。
【0015】 図1において、ワーク保持部材23は、固定台19と、この固定台19の上部 に固定されるワーク受け治具18とで形成される。ワーク受け治具18は、被塗 布部材であるワーク17を受け入れ可能な大きさ、形状で形成された保持部18 aを有していて、この保持部18aにワーク17が載置・嵌入されるようになっ ている。
【0016】 ここでは、ワーク17は、両端が開口する略筒状のワーク本体17aと、この ワーク本体17aの一方の開口部を閉塞可能な大きさを有する円板状の取付板1 7cとからなる。そして、ワーク17は、その軸線を固定台19の軸線と一致さ せた状態でワーク受け治具18に保持される。このとき、ワーク本体17aの上 端開口部には外方へ環状に張り出した第1フランジ部17bが形成され、また、 取付板17cの周縁部には、外方に環状に張り出してワーク本体17aの第1フ ランジ部17bに当接可能な第2フランジ部17dが形成されている。
【0017】 そして、ワーク受け治具18に保持されたワーク本体17aに、その上端開口 部を閉塞する状態で取付板17cを組み合わせると、取付板17cの第2フラン ジ部17dの周端部がワーク本体17aの周端部よりも外方へ突出して環状の段 部17eを形成し、この段部17eにより形成された面が被塗布部Aとなるよう にしてある。このとき、ワーク17のフランジ部17b、17dには、そのワー ク本体17aと取付板17cとを貫通する穴17fが形成され、また、ワーク受 け治具18には、ワーク17の穴17fに挿入可能であり、かつ立設可能なピン 18bを有していて、このピン18bをワーク17の穴17fに挿入して水平方 向へ引っ掛けるようにすることで、ワーク17は、その位置決めがされるととも に、固定台19に一体に保持・固定されるようになっている。
【0018】 このワーク17の被塗布部Aは、ロボットハンド1で操作されるディスペンサ 15により塗布される。 ロボットハンド1は、支持部材24と、これに取り付けられるアーム機構22 とからなる。支持部材24は、図示しない回転軸に取り付けられ、図示しない制 御装置を駆動して回転軸を回転させることにより、支持部材24が回転軸を回転 中心Oとして回転するようにしてある。このとき、支持部材24を回転させる図 示しない回転軸は、その軸線を、ワーク受け治具18に保持されたワーク17の 軸線と一致させた状態で配置してあって、この回転軸の回転により、支持部材2 4が水平方向に回転するようになっている。
【0019】 この支持部材24の下端部には、水平可動部材20と垂直可動部材21と取付 クランプ14とからなるアーム機構22が取り付けられる。
【0020】 水平可動部材20は、下面に水平スライドレール3を有する水平プレート2と 、上面に移動ブロック4aを有する水平スライドプレート4とで形成される。 水平プレート2は、その水平スライドレール3が、回転中心Oを中心とした径 方向を向くように水平状態に配設されていて、その状態で、当該水平プレート2 が前記支持部材24の下端部に取り付けられている。そして、この水平スライド レール3に水平スライドプレート4が取り付けられる。
【0021】 水平スライドプレート4は、その移動ブロック4aを水平プレート2の水平ス ライドレール3に摺動自在な状態で係合してあって、水平プレート2に配設され た付勢部材である第1スプリング7の付勢力により、移動ブロック4aが水平ス ライドレール3に沿って中心Oを中心とした径方向へ往復移動可能となっている 。
【0022】 そして、水平スライドプレート4は、その移動範囲がストッパ5により規制さ れる。ストッパ5は、孔を有するとともに、水平スライドプレート4に立設され 、径方向外方側の水平プレート2の端部に螺着されたボルト6がストッパ5の孔 に挿入されている。このとき、ストッパ5は、ボルト6の頭部6aと、径方向外 方側の水平プレート2の端部に形成された係止面3aとの間の範囲内で往復移動 可能となっている。
【0023】 ストッパ5とボルト6の頭部6aとの間には、ボルト6に被嵌した状態で第1 スプリング7が配設される。この第1スプリング7は所謂圧縮コイルばねであっ て、この第1スプリング7がストッパ5を回転中心Oへ向かって付勢することに より、水平スライドプレート4がストッパ5と一体となって、中心Oを中心とし た径方向への往復移動を可能としている。
【0024】 水平可動部材20の下部には垂直可動部材21を設ける。 この垂直可動部材21は、垂直スライドレール10を有する垂直プレート8と 、移動ブロック11aを有する垂直スライドプレート11とで形成される。 垂直プレート8は、その垂直スライドレール10が垂直状態に配設されていて 、その状態で、垂直プレート8の上端部が前記水平可動部材20の水平スライド プレート4の下端部に取り付けられている。これにより、垂直可動部材21は、 水平スライドプレート4の水平移動に伴って、当該水平スライドプレート4と一 体に水平移動をするようにしてある。
【0025】 そして、垂直スライドレール10に垂直スライドプレート11が取り付けられ る。 垂直スライドプレート11は、その移動ブロック11aを垂直プレート8の垂 直スライドレール10に摺動自在な状態で係合してあって、垂直プレート8に配 設された付勢部材である第2スプリング13の付勢力により、移動ブロック11 aが垂直スライドレール10に沿って垂直方向へ往復移動可能となっている。
【0026】 そして、垂直スライドプレート11は、その移動範囲がストッパ11aにより 規制される。ストッパ11aは、孔を有するとともに、垂直スライドプレート1 1に中心Oへ向かうように立設され、垂直プレート8に螺着されたボルト12が ストッパ11aの孔に挿入されている。このボルト12は、垂直プレート8の下 端に水平状態で設けられた支持プレート9に上方へ立設するように螺着されたも ので、このボルト12の頭部12aと、支持プレート9との間の範囲内でストッ パ11aが往復移動可能となっている。
【0027】 ストッパ11aとボルト12の頭部12aとの間には、ボルト12に被嵌した 状態で第2スプリング13が配設される。この第2スプリング13は所謂圧縮コ イルばねであって、この第2スプリング13がストッパ11aを垂直方向上方へ 向かって付勢することにより、垂直スライドプレート11がストッパ11aと一 体となって、垂直方向への往復移動を可能としている。
【0028】 垂直スライドプレート11には取付クランプ14が取り付けられていて、この 取付クランプ14に、ディスペンサ15が取り外し可能な状態で取り付けられる 。これにより、垂直スライドプレート11の垂直移動に伴って、取付クランプ1 4がディスペンサ15とともに垂直移動するようにしてある。
【0029】 ディスペンサ15は、図示しない材料タンクおよび圧送ポンプが内蔵されたデ ィスペンサ本体16aと、塗布剤を吐出するノズル16bとからなる。図示しな い材料タンク内には塗布剤である例えば接着剤等を入れてあって、図示しない圧 送ポンプの駆動により、材料タンク内の塗布剤をノズル16bから吐出するよう にしてある。
【0030】 この場合、ワーク17の被塗布部Aに塗布剤を塗布するためには、ディスペン サ15は、そのノズル16bの先端部をワーク17の被塗布部Aへ向けるように 設定され、その状態で取付クランプ14に取り付ける必要がある。すなわち、デ ィスペンサ15は、そのノズル16bの先端部が、ワーク17の被塗布部Aに形 成された段部17eに斜め下方から当接・係合する状態に配置される必要がある 。
【0031】 このとき、ディスペンサ15は、第1スプリング7および第2スプリング13 の付勢力により水平方向および垂直方向に付勢された状態となっていて、さらに 、ノズル16bが段部17eに当接状態にある時に、ロボットハンド1により図 示しない制御装置にティーチングが行われて初期位置の設定がされる。ここでは 、ティーチングの際には、水平方向の位置は、ワーク17の中心Oから段部17 eまでの距離(径寸法)が最小許容寸法である時に設定し、また、垂直方向の位 置は、ワーク17の底面から段部17eまでの距離(高さ寸法)が最大許容寸法 である時に設定する。
【0032】 次に、上記のものの作用を説明する。 この塗布機は上記のように構成したことにより、ロボットハンド1を駆動して ディスペンサ15を操作することで、ワーク17の被塗布部Aに塗布剤を満遍な く塗布することができるようになっている。
【0033】 まず、ワーク保持部材23にワーク17を保持する。このとき、ワーク17は 、ワーク本体17aと取付板17cとを組み合わせた状態で、ワーク受け治具1 8の保持部18aに載置するとともに、ピン18bをワーク17の穴17fに挿 入することで、ワーク17をワーク受け治具18に一体に固定する。
【0034】 次いで、ティーチングを終了した図示しない制御装置によりロボットハンド1 を駆動し、ディスペンサ15を初期位置に設定する。このとき、ディスペンサ1 5は、そのノズル16bの先端部がワーク17の被塗布部Aである段部17eに 当接・係合した状態で配置される。そして、ロボットハンド1を駆動して支持部 材24を中心Oを中心として回転することにより、ディスペンサ15が、ノズル 16bから塗布剤を吐出しながらアーム機構22(水平可動部材20および垂直 可動部材21)とともに回転するようになる。これにより、ノズル16bの先端 部が被塗布部Aに沿って当接した状態で、塗布剤を吐出しながら移動することで 、被塗布部Aの全面に塗布剤を塗布することができるようになっている。
【0035】 そして、上記の塗布機にあっては、塗布工程を自動化することができるように なっている。 すなわち、制御装置でロボットハンド1を駆動することで、ワーク17に塗布 剤を塗布するディスペンサ15を操作するようにしたので、この制御操作により 、一連の塗布工程を自動化することが可能となっている。
【0036】 また、上記の塗布機にあっては、ワーク17の被塗布部Aに対する塗布剤の塗 布を均一にすることができるようになっている。
【0037】 すなわち、ロボットハンド1には、水平可動部材20と垂直可動部材21とが 配設されたアーム機構22を有していて、このアーム機構22の先端部に取り付 けられたディスペンサ15を操作することでワーク17の被塗布部Aに塗布剤を 塗布するようにしてある。つまり、ディスペンサ15は、アーム機構22の水平 可動部材20および垂直可動部材21が作動することで水平方向および垂直方向 への移動が可能となるので、これにより、被塗布部Aの寸法(径寸法および高さ 寸法)誤差を吸収するようになっている。
【0038】 まず、ワーク17の被塗布部Aに径寸法の寸法誤差がある場合には、水平可動 部材20が作動するようになっている。つまり、水平可動部材20は、水平スラ イドプレート4が水平スライドレール3に沿って径方向外方へ移動可能となって いる。このため、被塗布部Aの径寸法にプラス寸法分の誤差があった場合、ディ スペンサ15のノズル16bの先端部が被塗布部Aに沿って回転移動した際に、 プラス寸法分の誤差がある部位で、水平スライドプレート4が第1スプリング7 の付勢力に抗して水平スライドレール3に対して水平方向へ移動することで、デ ィスペンサ15が垂直可動部材21と一体になって径方向外方へ移動するように なっている。
【0039】 なお、径方向の寸法誤差が無くなった場合には、第1スプリング7の付勢力に より水平スライドプレート4が初期位置に戻ることで、ディスペンサ15が径方 向内方に移動して初期位置に位置されることとなる。
【0040】 次いで、ワーク17の被塗布部Aに高さ寸法の寸法誤差がある場合には、垂直 可動部材21が作動するようになっている。つまり、垂直可動部材21は、垂直 スライドプレート11が垂直スライドレール10に沿って垂直方向下方へ移動可 能となっている。このため、被塗布部Aの高さ寸法にマイナス寸法分の誤差があ った場合、ディスペンサ15のノズル16bの先端部が被塗布部Aに沿って回転 移動した際に、マイナス寸法分の誤差がある部位で、垂直スライドプレート11 が第2スプリング13の付勢力に抗して垂直スライドレール10に対して垂直方 向へ移動することで、ディスペンサ15が垂直方向下方へ移動するようになって いる。
【0041】 なお、高さ方向の寸法誤差が無くなった場合には、第2スプリング13の付勢 力により垂直スライドプレート11が初期位置に戻ることで、ディスペンサ15 が垂直方向上方に移動して初期位置に位置されることとなる。
【0042】 したがって、ワーク17の被塗布部Aに径方向および高さ方向の寸法誤差は、 ディスペンサ15のノズル16bの先端部が水平方向および垂直方向へ移動する ことで、第1スプリング7および第2スプリング13の圧縮量に応じて吸収され るようになっている。これにより、ノズル16bの被塗布部Aに対する当接状態 が、ワーク17の寸法誤差にかかわらず常に一定になるので、被塗布部Aに塗着 された塗布剤の膜厚を全面均一にすることができるようになっている。
【0043】 なお、上記の実施例においては、ロボットハンド1を駆動することで、支持部 材24を、ワーク17の軸線を中心Oとして回転させて、これにより、ディスペ ンサ15のノズル16bをワーク17の被塗布部Aに沿って移動させながら塗布 をするようにしたものを示したが、これに限定されるものではない。 すなわち、ディスペンサ15を初期位置に位置させた状態で支持部材24を固 定し、ワーク保持部材23を中心Oを中心として水平方向に回転するようにして もよい。つまり、被塗布部Aにディスペンサ15のノズル16bを当接した状態 でワーク17を回転させることにより、ワーク17が回転しながら被塗布部Aの 全面に塗布剤が塗布されるようにしてもよいものである。
【0044】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、ロボットハンドの先端部にディスペンサを取 り付け、ロボットハンドの操作により、ワークの被塗布部に沿って塗布剤を塗布 するようにしたので、塗布工程の自動化を可能とすることができ、生産性の向上 を図ることができる。
【0045】 また、水平方向および垂直方向へ移動可能なアーム機構を有するロボットハン ドにより、ディスペンサが操作され、このとき、付勢部材の付勢力によりディス ペンサのノズルをワークの被塗布部に当接させた状態で塗布剤を塗布するように したことで、ワークの被塗布部に寸法誤差がある場合でも、ディスペンサは、ア ーム機構の水平移動又は垂直移動で被塗布部の寸法誤差を吸収することができる 。このため、塗布精度が向上し、品質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による塗布機の一実施例を示す図であ
る。
【図2】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1……ロボットハンド 2……水平プレート 3……水平スライドレール 3a……係止面 4……水平スライドプレート 4a、11b……移動ブロック 5、11a……ストッパ 6、12……ボルト 6a、12a……頭部 7、13……スプリング(付勢部材) 8……垂直プレート 9……支持プレート 10……垂直スライドレール 11……垂直スライドプレート 14……取付クランプ 15、42……ディスペンサ 16a……ディスペンサ本体 16b、43……ノズル 17、41……ワーク 17a、41a……ワーク本体 17b、17d、41b……フランジ部 17c……取付板 17e……段部 17f……穴 18、40……ワーク受け治具 18a……保持部 18b……ピン 19……固定台 20……水平可動部材 21……垂直可動部材 22……アーム機構 23……ワーク保持部材 24……支持部材 A……被塗布部 B……被塗布面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段部(17e)をなす環状の被塗布部
    (A)を有したワーク(17)をワーク保持部材(2
    3)に保持し、前記ワーク(17)の被塗布部(A)に
    塗布剤を塗布する塗布機であって、付勢部材(7)(1
    3)により水平方向および垂直方向へ移動可能なアーム
    機構(22)を有するロボットハンド(1)の先端部
    に、塗布剤を吐出するノズル(16b)が前記ワーク
    (17)の段部(17e)に当接可能であるディスペン
    サ(15)を取り付け、前記ディスペンサ(15)は、
    前記付勢部材(7)(13)によって水平方向および垂
    直方向に付勢された状態で、かつ、前記ノズル(16
    b)が前記ワーク(17)の被塗布部(A)に当接した
    状態で、被塗布部(A)に塗布剤を塗布することを特徴
    とする塗布機。
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