JPH0796537B2 - 3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セリンの精製方法 - Google Patents
3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セリンの精製方法Info
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- JPH0796537B2 JPH0796537B2 JP62177757A JP17775787A JPH0796537B2 JP H0796537 B2 JPH0796537 B2 JP H0796537B2 JP 62177757 A JP62177757 A JP 62177757A JP 17775787 A JP17775787 A JP 17775787A JP H0796537 B2 JPH0796537 B2 JP H0796537B2
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Description
ニル)セリン(以下、DOPSと略称する。)の精製方法に
関する。
れる如く、粗製DOPSを水に加熱還流下溶解し、冷却後に
析出する結晶をろ取することによって精製DOPSを得ると
云う、いわゆる再結晶精製法が知られていた。
ば、L−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セリン
(以下、L−DOPSと略称する。)の場合には、以下の如
くであった。
溶解時に劣化する。従って、加熱時間が延長すればL−
DOPSの分解が進行し、含量が低下する。
め、容積効率が悪い。
きな欠点であり、特に、における溶液中での熱安定性
が悪いと云うことは、大量製造時に、加熱溶解に要する
時間の延長による大巾な収率低下の原因となることが予
想される。
く、DOPSの精製法としては、より有効な方法の開発が求
められていた。
て、より有利な方法を鋭意検討した結果加熱再結晶化す
ることなく、適当な溶媒にDOPSを鉱酸塩として一度溶解
し塩基で中和することによりDOPSを結晶として析出させ
て、容易に精製DOPSを得る精製法を見出し、本発明を完
成した。
ノールに懸濁した後、鉱酸を加え、粗DOPSを鉱酸塩とし
て溶解させる。水あるいは、50%(W/W)以上の水を含
むメタノールの量としては粗DOPSに対し6〜30倍重量用
いることができ、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸等の鉱酸を
粗DOPSに対し、1.0〜2.0当量用いることができる。粗DO
PSを溶解させる温度は室温付近で充分であるが、0℃付
近まで冷却するか、あるいは50℃付近迄加熱しても良
い。すみやかに溶解させ、かつDOPSの分解を防ぐ点から
15〜30℃にて溶解させる事が好ましい。必要に応じて、
DOPSの空気酸化を防ぐ目的で、アスコルビン酸、亜硫酸
ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、2,6−ビス(1,1−
ジメチル−エチル)−4−メチルフェノール(BHT)等
の抗酸化剤を粗DOPSに対し、0.1〜5%重量を加えても
良い。
酸を含む水または含水メタノールに粗DOPSを加えて調整
することもできる。
る事により精製DOPSの析出が行われるが、その前に必要
に応じ不溶物の除去の濾過操作あるいは、脱色あるいは
不純物の吸着を目的に0.5〜10%重量の活性炭を加えた
後の濾過操作を加えることもできる。中和に用いる塩基
としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等、通常用
いられる無機塩基又はトリエチルアミン、ジエチルアミ
ン、モノメチルアミン等の有機アミン、あるいはアンモ
ニア等を挙げることができる。中和点としてはDOPSの等
電点付近に調整すれば良いが実際上はpH3〜8にて実施
することができ、得られる精製DOPSの収率、品質の点か
らはpH4.0〜6.0が特に好ましい。中和温度としては室温
付近で行えば良いが必須の条件ではなく0〜50℃にて実
施できる。収率を上げる目的からは中和後0℃付近まで
冷却してから析出した精製DOPSをろ取する事が好まし
い。ろ取して得られたDOPSは冷却した水にて洗浄した
後、乾燥することにより高品質の精製DOPSを収率良く得
ることができる。なお、本発明に使用される粗DOPSとし
てはL−DOPSのスレオ体、あるいはエリスロ体、DL−DO
PSのスレオ体、あるいはエリスロ体、D−DOPSのスレオ
体あるいはエリスロ体のいずれを用いてもよく、好適な
ものとしてはL−DOPSのスレオ体を挙げることができ
る。
よるDOPSの劣化を避けることができる。
し、2〜10倍改善された。
る。
はこれらに限定されるものではない。
のである。
量線法による定量値。
リン100g(純度94.2%)、水1230g、L−アスコルビン
酸1.0gの混合液中に室温攪拌下36%塩酸71.7gを加え溶
解した。溶解を確認した後カルボラフィン5.0gを加え、
15分間攪拌した後ろ過し水135gで洗浄した。このろ液に
27%水酸化ナトリウム水溶液43.6gを滴下し、さらに27
%水酸化ナトリウム水溶液61.3gを1時間要して滴下し
た。さらに27%水酸化ナトリウム水溶液3.6gにてpH5.20
に調節した。その後、1時間室温にて攪拌した後pH4.8
〜5.3であることを確認して0〜5℃に冷却し、その温
度で2時間攪拌した。析出した結晶をろ取し、冷却した
0.05%L−アスコルビン酸水溶液145gで3回洗浄後、さ
らにアセトン115gで2回洗浄し、その後、乾燥する事に
よって精L−スレオ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニ
ル)セリン89.0g(純度99.9%)、〔α〕D−39.6゜
(C=0.5,0.1N塩酸)を得た。(純収率94.4%)。
リン10.0g(純度94.2%)、50%含水メタノール268g、
L−アスコルビン酸0.1gの混合液中に室温攪拌下36%塩
酸4.52gを加え溶解した。溶解を確認した後カルボラフ
ィン0.5gを加え、15分間攪拌した後ろ過し、水13.5gで
洗浄した。このろ液にトリエチルアミン4.51gを3時間
要して滴下pH5.23に調整した。その後1時間室温にて攪
拌した後pH4.8〜5.3であることを確認して0〜5℃に冷
却し、その温度で2時間攪拌した。析出した結晶をろ取
し、冷却水14.5gで3回洗浄後、さらにアセトン11.5gで
2回洗浄し、その後、乾燥する事によって精L−スレオ
−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セリン8.96g(純
度99.5%)、〔α〕D−39.1゜(C=0.5,0.1N塩酸)を
得た。(純収率94.6%)。
リン10g(純度94.2%)、水70g、L−アスコルビン酸0.
1gの混合液中に室温攪拌下36%塩酸7.17gを加え溶解し
た。溶解を確認した後不溶解物をろ去して水13.5gで洗
浄した。このろ液に27%水酸化ナトリウム水溶液10.86g
を1時間要して滴下しpH5.05に調整した。その後1時間
室温にて攪拌して0〜5℃に冷却し、その温度で2時間
攪拌した。析出した結晶をろ取し、冷却水14.5gで3回
洗浄後、さらにアセトン11.5gで2回洗浄し、その後、
乾燥する事によって精L−スレオ−3−(3,4−ジヒド
ロキシフェニル)セリン9.01g(純度99.6%)、〔α〕
D−39.5゜(C=0.5,0.1N塩酸)を得た。(純収率95.7
%)。
リン10g(純度94.2%)、水100gの混合物中に室温攪拌
下濃硫酸5.43gを加え溶解した。溶解を確認した後カル
ボラフィン0.5gを加え15分間攪拌した後濾過し、水13.5
gで洗浄した。このろ液に10%水酸化カリウム水溶液31.
10gを1時間要して滴下pH5.01に調整した。その後1時
間室温にて攪拌した後pH4.8〜5.3であることを確認して
0〜5℃に冷却し、その温度で2時間攪拌した。析出し
た結晶をろ取し、冷却水14.5gで3回洗浄後、さらにア
セトン11.5gで2回洗浄し、その後乾燥する事によって
精L−スレオ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セ
リン8.80g(純度99.9%)、〔α〕D−39.7゜(C=0.
5,0.1N塩酸)を得た。(純収率93.3%)。
度94.2%)を用い表−1に記載した鉱酸、塩基、溶媒の
組合せ、及び使用量にて実施した。さらに得られた精−
L−DOPSの結果も同表に記載した。
リン10.0g(純度94.2%)水600g、L−アスコルビン酸
0.1gの混合液を100℃に加熱した。加熱還流下溶解した
ところで熱時濾過した後、熱水6gで2回洗浄した。ろ液
は徐冷、攪拌し0〜5℃で2時間攪拌して析出した結晶
をろ取し、冷却水14.5gで3回洗浄後乾燥する事によっ
て精L−スレオ−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)
セリン7.54g(純度99.8%)〔α〕D−39.5゜(C=0.
5,0.1N塩酸)を得た。(純収率79.9%)。
Claims (6)
- 【請求項1】1当量以上の鉱酸を含む、水または50%
(W/W)以上の水を含むメタノールからなる粗3−(3,4
−ジヒドロキシフェニル)セリンの溶液を、塩基を用い
て中和することにより、精製された3−(3,4−ジヒド
ロキシフェニル)セリンを析出させることを特徴とする
3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セリンの精製方
法。 - 【請求項2】鉱酸の量が粗3−(3,4−ジヒドロキシフ
ェニル)セリンに対して1〜2当量である特許請求の範
囲第1項記載の精製方法。 - 【請求項3】水または50%(W/W)以上の水を含むメタ
ノールの量が粗3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セ
リンに対して6〜30重量倍である特許請求の範囲第1項
または第2項記載の精製方法。 - 【請求項4】粗3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セ
リンとして粗L−3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)
セリンまたは粗DL−3−(3,4−ジヒドロキシフェニ
ル)セリンを用いる特許請求の範囲第1項、第2項また
は第3項記載の精製方法。 - 【請求項5】鉱酸として、硫酸または塩酸を用いる特許
請求の範囲第1項記載の精製法。 - 【請求項6】塩基として、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、ジエチルアミンまたはトリエチルアミンを用い
る特許請求の範囲第1項記載の精製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62177757A JPH0796537B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セリンの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62177757A JPH0796537B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セリンの精製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6422849A JPS6422849A (en) | 1989-01-25 |
| JPH0796537B2 true JPH0796537B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=16036594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62177757A Expired - Lifetime JPH0796537B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)セリンの精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0796537B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002080435A (ja) * | 2000-06-26 | 2002-03-19 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオン酸誘導体の製造法 |
| CN103086906B (zh) * | 2011-11-03 | 2015-04-01 | 重庆圣华曦药业股份有限公司 | 屈昔多巴的晶型及其制备方法 |
| CN113307741B (zh) * | 2020-02-26 | 2024-05-14 | 东莞市东阳光仿制药研发有限公司 | 一种屈昔多巴的制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58216146A (ja) * | 1982-06-09 | 1983-12-15 | Sumitomo Chem Co Ltd | 光学活性−スレオ−3−(3,4−ジヒドロキシフエニル)セリンの製造法 |
-
1987
- 1987-07-16 JP JP62177757A patent/JPH0796537B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6422849A (en) | 1989-01-25 |
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