JPH0796654B2 - 顔料の分散方法 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は顔料の新規な分散方法に関し、更に詳しくは、
脂肪族ヒドロキシカルボン酸の残基と共に、炭素数8以
上の芳香族環又は複素環の基を含有するポリエステル化
合物を顔料の分散剤或いはフラッシング剤として使用
し、塗料、印刷インキ、合成樹脂等の分散媒体中に顔料
を分散させる顔料の分散方法に関する。尚、本明細書に
おいて「炭素数8」とは、8個の炭素原子が全て芳香環
又は複素環を構成していることを意味している。
脂肪族ヒドロキシカルボン酸の残基と共に、炭素数8以
上の芳香族環又は複素環の基を含有するポリエステル化
合物を顔料の分散剤或いはフラッシング剤として使用
し、塗料、印刷インキ、合成樹脂等の分散媒体中に顔料
を分散させる顔料の分散方法に関する。尚、本明細書に
おいて「炭素数8」とは、8個の炭素原子が全て芳香環
又は複素環を構成していることを意味している。
(従来の技術) 従来、塗料や印刷インキの製造において、顔料を塗料ベ
ヒクルや印刷インキワニス中に分散させたり、又、水性
濾過ケーキから油性ベヒクルや油性ワニス中へフラッシ
ングしたりする際の分散剤又はフラッシング剤として、
例えば、リン脂質であるレシチンが使用されてきた。
ヒクルや印刷インキワニス中に分散させたり、又、水性
濾過ケーキから油性ベヒクルや油性ワニス中へフラッシ
ングしたりする際の分散剤又はフラッシング剤として、
例えば、リン脂質であるレシチンが使用されてきた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、レシチンは天然品のリン脂質であるた
め、酸化や酸敗を受けやすく、変質したり腐敗したりす
る恐れがあるため、これらのレシチンよりも安定で優れ
た性質を有する分散剤又はフラッシング剤が必要とされ
ている。
め、酸化や酸敗を受けやすく、変質したり腐敗したりす
る恐れがあるため、これらのレシチンよりも安定で優れ
た性質を有する分散剤又はフラッシング剤が必要とされ
ている。
本発明者らは、上記の顔料の分散剤又はフラッシング剤
の欠陥に鑑み、各種のベヒクルやワニス類に親和性を有
し、且つ顔料に対しても親和性を有する化合物を種々研
究した結果、脂肪族ヒドロキシカルボン酸の残基と共
に、炭素数8以上の芳香族環又は複素環の基を含有する
ポリエステル化合物が顔料の分散剤として優れた性質及
び効果を発揮することを見出し、本発明を完成したもの
である。
の欠陥に鑑み、各種のベヒクルやワニス類に親和性を有
し、且つ顔料に対しても親和性を有する化合物を種々研
究した結果、脂肪族ヒドロキシカルボン酸の残基と共
に、炭素数8以上の芳香族環又は複素環の基を含有する
ポリエステル化合物が顔料の分散剤として優れた性質及
び効果を発揮することを見出し、本発明を完成したもの
である。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、顔料を分散媒体中に分散剤を用い
て分散させるに際し、分散剤として分子中に、脂肪族ヒ
ドロキシカルボン酸の残基と炭素数8以上の芳香族環又
は複素環の基を含有し、エステル結合を主結合とするポ
リエステル化合物を使用することを特徴とする顔料の分
散方法である。
て分散させるに際し、分散剤として分子中に、脂肪族ヒ
ドロキシカルボン酸の残基と炭素数8以上の芳香族環又
は複素環の基を含有し、エステル結合を主結合とするポ
リエステル化合物を使用することを特徴とする顔料の分
散方法である。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。
する。
本発明において使用し、本発明を主として特徴づける分
散剤は、上記定義の特定のポリエステル化合物である。
散剤は、上記定義の特定のポリエステル化合物である。
本発明において、上記特定のポリエステル化合物中に含
有される脂肪族ヒドロキシカルボン酸の残基は、例え
ば、好ましいものとして、リシノレイン酸、12−ヒドロ
キシステアリン酸、ヒマシ油脂肪酸、水添ヒマシ油脂肪
酸、デルタ−ヒドロキシ吉草酸又はε−ヒドロキシカプ
ロン酸或いはそれらの誘導体によって導入される。
有される脂肪族ヒドロキシカルボン酸の残基は、例え
ば、好ましいものとして、リシノレイン酸、12−ヒドロ
キシステアリン酸、ヒマシ油脂肪酸、水添ヒマシ油脂肪
酸、デルタ−ヒドロキシ吉草酸又はε−ヒドロキシカプ
ロン酸或いはそれらの誘導体によって導入される。
又、本発明において、上記脂肪族ヒドロキシカルボン酸
の残基と共にポリエステル化合物中に含有される炭素数
8以上の芳香族環又は複素環の基とは、従来公知のそれ
らの基は全て包含されるものであり、例えば、ビフェニ
ル、ナフタレン、フルオレン、アンスラセン、アセナフ
テン、クマリン、キノリン又はカルバゾールから誘導さ
れる基である。
の残基と共にポリエステル化合物中に含有される炭素数
8以上の芳香族環又は複素環の基とは、従来公知のそれ
らの基は全て包含されるものであり、例えば、ビフェニ
ル、ナフタレン、フルオレン、アンスラセン、アセナフ
テン、クマリン、キノリン又はカルバゾールから誘導さ
れる基である。
上記の炭素数8以上の芳香族環又は複素環の基をポリエ
ステル化合物に導入するためのには、それらの基を有す
るモノ−又はポリアルコール、モノ−又はポリフェノー
ル、モノ−又はポリカルボン酸及びそれらの酸クロライ
ド、酸無水物等或いはそれらの二種以上の基を有する化
合物等を使用してポリエステルを製造すればよい。これ
らの高炭素数の化合物としては、上記定義に属する従来
公知の化合物がいずれも使用されるが、好ましいものと
しては、例えば、下記の如きものが挙げられる。
ステル化合物に導入するためのには、それらの基を有す
るモノ−又はポリアルコール、モノ−又はポリフェノー
ル、モノ−又はポリカルボン酸及びそれらの酸クロライ
ド、酸無水物等或いはそれらの二種以上の基を有する化
合物等を使用してポリエステルを製造すればよい。これ
らの高炭素数の化合物としては、上記定義に属する従来
公知の化合物がいずれも使用されるが、好ましいものと
しては、例えば、下記の如きものが挙げられる。
ジフェニルカルボン酸、 ジフェニルジカルボン酸、 オキシビフェニル及びその1モル当量乃至それ以上のエ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、エピクロル
ヒドリン等のエポキシ化合物との反応生成物、ナフトー
ル、 ジヒドロキシナフタレン、 2−ヒドロキシナフトエ酸メチル及びそれらと1モル当
量乃至それ以上のエチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド、エピクロルヒドリン等のエポキシ化合物との反
応生成物、 ナフタレンカルボン酸、 ナフタレンジカルボン酸、 3−オキシ−アンスラセン−2−カルボン酸、 アンスラセンカルボン酸、 アントラキノンカルボン酸、 アントラキノンジカルボン酸、 フルオレンアルコール、 フルオレンカルボン酸、 フェナントレンカルボン酸、 アセナフテンカルボン酸、 クマロンカルボン酸、 キノリンカルボン酸、 キノリンジカルボン酸、 2−オキシジベンゾフラン−3−カルボン酸、 2−オキシカルバゾール−3−カルボン酸等が挙げられ
る。
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、エピクロル
ヒドリン等のエポキシ化合物との反応生成物、ナフトー
ル、 ジヒドロキシナフタレン、 2−ヒドロキシナフトエ酸メチル及びそれらと1モル当
量乃至それ以上のエチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド、エピクロルヒドリン等のエポキシ化合物との反
応生成物、 ナフタレンカルボン酸、 ナフタレンジカルボン酸、 3−オキシ−アンスラセン−2−カルボン酸、 アンスラセンカルボン酸、 アントラキノンカルボン酸、 アントラキノンジカルボン酸、 フルオレンアルコール、 フルオレンカルボン酸、 フェナントレンカルボン酸、 アセナフテンカルボン酸、 クマロンカルボン酸、 キノリンカルボン酸、 キノリンジカルボン酸、 2−オキシジベンゾフラン−3−カルボン酸、 2−オキシカルバゾール−3−カルボン酸等が挙げられ
る。
本発明で分散剤として使用するポリエステル化合物は、
上記した成分に必要に応じて従来公知のポリエステルを
形成させるに使用される脂肪族、脂肪環及び芳香族のヒ
ドロキシカルボン酸成分、ポリカルボン酸成分、ポリア
ルコール成分が使用される。好ましいヒドロキシカルボ
ン酸としては、例えば、p−ヒドロキシエチルオキシ安
息香酸等である。
上記した成分に必要に応じて従来公知のポリエステルを
形成させるに使用される脂肪族、脂肪環及び芳香族のヒ
ドロキシカルボン酸成分、ポリカルボン酸成分、ポリア
ルコール成分が使用される。好ましいヒドロキシカルボ
ン酸としては、例えば、p−ヒドロキシエチルオキシ安
息香酸等である。
又、使用されるポリカルボン酸としては、例えば、アジ
ピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、無水ヘキサヒドロ
フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、3,6−エンド−
メチレン−テトラヒドロフタル酸無水物(無水ナジック
酸)、メチル−3,6−エンドメチレン−テトラヒドロ無
水フタル酸(無水メチルナジック酸)、ヘキサクロルエ
ンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸(無水ヘット
酸)、ドデセニル無水コハク酸、無水フタル酸、テトラ
クロル無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無
水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、重合ロジン、
ロジン−無水マレイン酸付加物、不飽和脂肪酸−無水マ
レイン酸付加物等である。
ピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、無水ヘキサヒドロ
フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、3,6−エンド−
メチレン−テトラヒドロフタル酸無水物(無水ナジック
酸)、メチル−3,6−エンドメチレン−テトラヒドロ無
水フタル酸(無水メチルナジック酸)、ヘキサクロルエ
ンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸(無水ヘット
酸)、ドデセニル無水コハク酸、無水フタル酸、テトラ
クロル無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無
水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、重合ロジン、
ロジン−無水マレイン酸付加物、不飽和脂肪酸−無水マ
レイン酸付加物等である。
又、使用されるポリアルコールとしては、例えば、ブタ
ン−1,3−グリコール、テトラメチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール、オ
クタメチレングリコール、ジヒドロキシメチルシクロデ
カン、ジヒドロキシベンゼン、トリス(ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレート等である。又、得られるポリエス
テルの末端のカルボキシル基或いは水酸基が残存してい
る場合には、必要に応じてこれらの基をモノアルコール
又はモノカルボン酸でエステル化することができる。
ン−1,3−グリコール、テトラメチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール、オ
クタメチレングリコール、ジヒドロキシメチルシクロデ
カン、ジヒドロキシベンゼン、トリス(ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレート等である。又、得られるポリエス
テルの末端のカルボキシル基或いは水酸基が残存してい
る場合には、必要に応じてこれらの基をモノアルコール
又はモノカルボン酸でエステル化することができる。
例えば、モノアルコールとしては、メチル−、エチル
−、プロピル−、ブチル−、ヘキシル−、オクチル−、
ドデシル−、ヘキサデシル−、オクタデシル−、テトラ
コシル−、ヘキサコシル−、オクタデセニル−、シクロ
ヘキシル−、ベンジル−アルコール等のモノアルコール
類が挙げられ、又、モノカルボン酸の例としては、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、ラウリン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、
リノレイン酸、ベヘン酸、トリシクロデカンカルボン
酸、安息香酸、ロジン、水添ロジン等のモノカルボン酸
酸類が挙げられる。
−、プロピル−、ブチル−、ヘキシル−、オクチル−、
ドデシル−、ヘキサデシル−、オクタデシル−、テトラ
コシル−、ヘキサコシル−、オクタデセニル−、シクロ
ヘキシル−、ベンジル−アルコール等のモノアルコール
類が挙げられ、又、モノカルボン酸の例としては、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、ラウリン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、
リノレイン酸、ベヘン酸、トリシクロデカンカルボン
酸、安息香酸、ロジン、水添ロジン等のモノカルボン酸
酸類が挙げられる。
これらの各種成分を使用するポリエステル化反応、芳香
族環又は複素環の基を導入する反応及び上記モノアルコ
ール又はモノカルボン酸とのエステル化反応は、従来公
知の方法に準じて、例えば、無溶媒系或いは溶媒溶液に
て、無触媒系或いは触媒を用いて、減圧系或いは常圧系
にて、空気中或いは窒素雰囲気下にて等の如く好ましい
反応条件を選択して行われる 本発明で使用されるポリエステル化合物の分子量は、特
に規制されるものではないが、二量体乃至平均分子量1
0,000以下、好ましくは500乃至5,000位である。
族環又は複素環の基を導入する反応及び上記モノアルコ
ール又はモノカルボン酸とのエステル化反応は、従来公
知の方法に準じて、例えば、無溶媒系或いは溶媒溶液に
て、無触媒系或いは触媒を用いて、減圧系或いは常圧系
にて、空気中或いは窒素雰囲気下にて等の如く好ましい
反応条件を選択して行われる 本発明で使用されるポリエステル化合物の分子量は、特
に規制されるものではないが、二量体乃至平均分子量1
0,000以下、好ましくは500乃至5,000位である。
上記のポリエステル化合物は、分子中に炭素数8以上の
芳香族環又は複素環の基を含有することによって、疎水
性乃至親油性が著しく高くなり、顔料、特に有機顔料と
の親和性が著しく向上していることを特徴としている。
又、ポリエステル鎖を構成するヒドロキシカルボン酸残
基の部分は顔料に親和性を有すると共に、有機分散媒体
にも親和性を有しているので、上記のポリエステル化合
物は顔料の分散剤として好ましいものである。
芳香族環又は複素環の基を含有することによって、疎水
性乃至親油性が著しく高くなり、顔料、特に有機顔料と
の親和性が著しく向上していることを特徴としている。
又、ポリエステル鎖を構成するヒドロキシカルボン酸残
基の部分は顔料に親和性を有すると共に、有機分散媒体
にも親和性を有しているので、上記のポリエステル化合
物は顔料の分散剤として好ましいものである。
従って、これらのポリエステル化合物によって顔料を処
理した際には、該ポリエステル化合物が顔料に親和性を
有し、顔料の表面を著しく疎水性化乃至親油性化するた
めに、処理顔料は油性媒体に対しても高い親和性を有す
るものである。更に前記した如き炭素数8以上の芳香族
環又は複素環を有する化合物にエポキシ化合物を反応さ
せて得たヒドロキシ誘導体を使用して得たポリエステル
化合物を顔料の処理剤として使用すると更に優れた効果
を示した。
理した際には、該ポリエステル化合物が顔料に親和性を
有し、顔料の表面を著しく疎水性化乃至親油性化するた
めに、処理顔料は油性媒体に対しても高い親和性を有す
るものである。更に前記した如き炭素数8以上の芳香族
環又は複素環を有する化合物にエポキシ化合物を反応さ
せて得たヒドロキシ誘導体を使用して得たポリエステル
化合物を顔料の処理剤として使用すると更に優れた効果
を示した。
本発明において使用される顔料は従来公知の有機顔料、
無機顔料及び体質顔料等いずれの顔料でもよい。
無機顔料及び体質顔料等いずれの顔料でもよい。
例えば、有機顔料としては、フタロシアニン系、アゾ
系、縮合アゾ系、アンスラキノン系、ペリノン・ペリレ
ン系、インジゴ・チオインジゴ系、イソインドリノン
系、アゾメチンアゾ系、ジオキサジン系、キナクリドン
系、アニリンブラック系、トリフェニルメタン系及びカ
ーボンブラック等であり、無機顔料系としては、酸化チ
タン系、酸化鉄系、水酸化鉄系、酸化クロム系、スピン
ネル型焼成顔料、クロム酸鉛系、クロム酸バーミリオン
系、紺青系、アルミニウム粉末、ブロンズ粉末等、体質
顔料としては、炭酸カルシウム系、硫酸バリウム系、酸
化珪素系、水酸化アルミニウム系等である。
系、縮合アゾ系、アンスラキノン系、ペリノン・ペリレ
ン系、インジゴ・チオインジゴ系、イソインドリノン
系、アゾメチンアゾ系、ジオキサジン系、キナクリドン
系、アニリンブラック系、トリフェニルメタン系及びカ
ーボンブラック等であり、無機顔料系としては、酸化チ
タン系、酸化鉄系、水酸化鉄系、酸化クロム系、スピン
ネル型焼成顔料、クロム酸鉛系、クロム酸バーミリオン
系、紺青系、アルミニウム粉末、ブロンズ粉末等、体質
顔料としては、炭酸カルシウム系、硫酸バリウム系、酸
化珪素系、水酸化アルミニウム系等である。
本発明において、これらの顔料は乾燥した微粉末状の
外、水性濾過ケーキ或いは水性懸濁液の状態でも使用さ
れる。
外、水性濾過ケーキ或いは水性懸濁液の状態でも使用さ
れる。
本発明の顔料の分散方法においては、前記の如きポリエ
ステル化合物を上記の如き顔料100重量部に対し、約1
乃至300重量部、好ましくは約3乃至約150重量部の割合
で使用する。
ステル化合物を上記の如き顔料100重量部に対し、約1
乃至300重量部、好ましくは約3乃至約150重量部の割合
で使用する。
顔料を分散させる分散媒体としては、従来公知の適当な
有機溶剤、油性の塗料用ベヒクル、油性の印刷インキ用
ワニス、油性のコーデング剤用ベヒクル等が挙げられ、
これらの分散媒体は、バインダーとしての熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂、更には可塑剤、架橋剤、触媒等を含
有することができ、この様な分散媒体を使用すれば、分
散体をそのまま塗料や印刷インキ等とすることができ
る。
有機溶剤、油性の塗料用ベヒクル、油性の印刷インキ用
ワニス、油性のコーデング剤用ベヒクル等が挙げられ、
これらの分散媒体は、バインダーとしての熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂、更には可塑剤、架橋剤、触媒等を含
有することができ、この様な分散媒体を使用すれば、分
散体をそのまま塗料や印刷インキ等とすることができ
る。
これらの成分を用いて顔料を分散させる具体的方法は、
いずれの従来公知の方法でもよく、例えば、ボールミ
ル、サンドミル、アトライター、横型連続媒体分散機、
二本ロール、三本ロール、加圧ニーダー、バンバリミキ
サー、エクストルーダー等の従来公知の分散機が挙げら
れる。
いずれの従来公知の方法でもよく、例えば、ボールミ
ル、サンドミル、アトライター、横型連続媒体分散機、
二本ロール、三本ロール、加圧ニーダー、バンバリミキ
サー、エクストルーダー等の従来公知の分散機が挙げら
れる。
特に、顔料として水性濾過ケーキ或いは水性懸濁液の状
態の顔料を使用する場合には、本発明で使用する分散剤
を単独で、好ましくは疎水性の有機溶剤の溶液(これら
の有機溶剤は、印刷インキ用或いは塗料用バインダーを
含有し得る)として顔料に加え、且つ混合する方法(フ
ラッシング)によって、顔料を水相から有機溶剤相に移
行させて顔料を分散させることができる。
態の顔料を使用する場合には、本発明で使用する分散剤
を単独で、好ましくは疎水性の有機溶剤の溶液(これら
の有機溶剤は、印刷インキ用或いは塗料用バインダーを
含有し得る)として顔料に加え、且つ混合する方法(フ
ラッシング)によって、顔料を水相から有機溶剤相に移
行させて顔料を分散させることができる。
本発明の方法によって得られる顔料分散体としては、次
の如き態様を包含する。
の如き態様を包含する。
(1)顔料を高濃度に含有し、印刷インキ、塗料、コー
ティング剤、合成樹脂等の着色剤として有用な組成物。
この態様では顔料の濃度は、20乃至95%であり、本発明
の分散剤の濃度は顔料の1乃至300重量%である。
ティング剤、合成樹脂等の着色剤として有用な組成物。
この態様では顔料の濃度は、20乃至95%であり、本発明
の分散剤の濃度は顔料の1乃至300重量%である。
(2)塗料、分散剤、コーティング剤として必要な溶
剤、バインダー樹脂等も含み、塗料等として有用な組成
物。これらの組成物では顔料の濃度は0.1乃至20重量%
であり、分散剤の濃度は顔料の1乃至300重量%であ
る。
剤、バインダー樹脂等も含み、塗料等として有用な組成
物。これらの組成物では顔料の濃度は0.1乃至20重量%
であり、分散剤の濃度は顔料の1乃至300重量%であ
る。
塗料としては、従来公知の顔料が使用されている塗料が
全て含まれるものであり、例えば、自動車塗料、建築用
塗料、木材用塗料、車両・機器用塗料、家庭塗料、プラ
スチック用塗料、プレコートメタル用塗料、缶用塗料、
船舶用塗料、防食塗料、光硬化塗料、電子線硬化塗料、
静電粉体塗料、ビニルゾル塗料等である。
全て含まれるものであり、例えば、自動車塗料、建築用
塗料、木材用塗料、車両・機器用塗料、家庭塗料、プラ
スチック用塗料、プレコートメタル用塗料、缶用塗料、
船舶用塗料、防食塗料、光硬化塗料、電子線硬化塗料、
静電粉体塗料、ビニルゾル塗料等である。
又、印刷インキとしては従来公知の印刷インキが全て含
まれるものであり、例えば、凸版インキ、平版インキ、
凹版のグラビアインキ、スクリーンインキ、新聞イン
キ、フレキソインキ等である。
まれるものであり、例えば、凸版インキ、平版インキ、
凹版のグラビアインキ、スクリーンインキ、新聞イン
キ、フレキソインキ等である。
以上の如き種々の塗料分散体は、固体状でもよいし、液
状でもよく、液状の場合の媒体としては水或いは水−親
水性有機溶媒混合物、有機溶媒が使用され、有機溶媒と
しては脂肪族系、脂環族系、芳香族系炭化水素、ハロゲ
ン化炭化水素系、エステル系、ケトン系、グリコールエ
ーテル系、アルコール系等が使用され、特に限定される
ものではない。
状でもよく、液状の場合の媒体としては水或いは水−親
水性有機溶媒混合物、有機溶媒が使用され、有機溶媒と
しては脂肪族系、脂環族系、芳香族系炭化水素、ハロゲ
ン化炭化水素系、エステル系、ケトン系、グリコールエ
ーテル系、アルコール系等が使用され、特に限定される
ものではない。
又、塗料用ベヒクル、印刷インキ用ワニス、コーティン
グ剤用ベヒクル等としては、各用途に応じて従来公知の
油性乃至水性系のバインダー材料が使用されるものであ
る。例えば、長油長、中油長、短油長のアルキッド樹
脂、フェノール変性、スチレン化アルキッド等の変性ア
ルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、オイルフリーア
ルキッド樹脂、焼付用アクリル樹脂、アクリルラッカー
樹脂、アクリルポリオール樹脂、ポリエステル樹脂、エ
ポキシ樹脂、ブチル化メラミン樹脂、メチル化メラミン
樹脂、尿素−メラミン樹脂、フェノール樹脂、ロジン変
性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノ
ール変性マレイン酸樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレン
樹脂、スチレンアクリル樹脂、スチレン−ジエン共重合
体、塩化ビニル系共重合体、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニ
ル系共重合体、エチレン酢酸ビニル樹脂、ブチラール樹
脂、石油樹脂、ロジンエステル、マレイン化ロジンエス
テル等の変性樹脂、乾性油、ボイル油等である。
グ剤用ベヒクル等としては、各用途に応じて従来公知の
油性乃至水性系のバインダー材料が使用されるものであ
る。例えば、長油長、中油長、短油長のアルキッド樹
脂、フェノール変性、スチレン化アルキッド等の変性ア
ルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、オイルフリーア
ルキッド樹脂、焼付用アクリル樹脂、アクリルラッカー
樹脂、アクリルポリオール樹脂、ポリエステル樹脂、エ
ポキシ樹脂、ブチル化メラミン樹脂、メチル化メラミン
樹脂、尿素−メラミン樹脂、フェノール樹脂、ロジン変
性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノ
ール変性マレイン酸樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレン
樹脂、スチレンアクリル樹脂、スチレン−ジエン共重合
体、塩化ビニル系共重合体、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニ
ル系共重合体、エチレン酢酸ビニル樹脂、ブチラール樹
脂、石油樹脂、ロジンエステル、マレイン化ロジンエス
テル等の変性樹脂、乾性油、ボイル油等である。
熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、スチレン
樹脂、アクリロニトリル・スチレン樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル−スチレン樹脂、ポリエステル樹脂であ
る。
樹脂、アクリロニトリル・スチレン樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル−スチレン樹脂、ポリエステル樹脂であ
る。
可塑剤としては、フタル酸エステル、アジピン酸エステ
ル、セバシン酸エステル、ポリエステル可塑剤、エポキ
シ化大豆油等である。
ル、セバシン酸エステル、ポリエステル可塑剤、エポキ
シ化大豆油等である。
又、必要に応じ、顔料の分散に際しては、従来公知の顔
料の分散剤或いはフラッシング剤、例えば、高級脂肪族
第一級、第二級、第三級のモノアミンや高級脂肪族第四
級アンモニウム、高級脂肪族プロピレンジアミン或いは
それらの酢酸塩、高級脂肪族塩等を併用することも本発
明の目的達成を妨げるものではない。
料の分散剤或いはフラッシング剤、例えば、高級脂肪族
第一級、第二級、第三級のモノアミンや高級脂肪族第四
級アンモニウム、高級脂肪族プロピレンジアミン或いは
それらの酢酸塩、高級脂肪族塩等を併用することも本発
明の目的達成を妨げるものではない。
(作用・効果) 本発明で分散剤として使用する脂肪族ヒドロキシカルボ
ン酸の残基と共に炭素数8以上の芳香族環又は複素環の
基が導入されたポリエステル化合物は、塗料、印刷イン
キ、プラスチック着色剤等の色材分野において、従来顔
料の分散剤として使用されていた天然リン脂質のレシチ
ンに見られたが如き酸化や酸敗による変質、腐敗の恐れ
が無く、安定性に優れ、顔料の表面改質や顔料の媒体へ
の分散等に優れた効果を有するものである。
ン酸の残基と共に炭素数8以上の芳香族環又は複素環の
基が導入されたポリエステル化合物は、塗料、印刷イン
キ、プラスチック着色剤等の色材分野において、従来顔
料の分散剤として使用されていた天然リン脂質のレシチ
ンに見られたが如き酸化や酸敗による変質、腐敗の恐れ
が無く、安定性に優れ、顔料の表面改質や顔料の媒体へ
の分散等に優れた効果を有するものである。
本発明で分散剤として使用する脂肪族ヒドロキシカルボ
ン酸の残基と共に炭素数8以上の芳香族環又は複素環の
基が導入されたポリエステル化合物は疎水性の化合物で
あり、且つエステル結合を有していることから、そのエ
ステル結合の電荷的吸引性及び炭素数8以上の芳香族環
又は複素環、更には炭化水素鎖の親油性等の作用により
顔料の表面に吸着して顔料の媒体への湿潤性を向上さ
せ、顔料の媒体への分散性、流動性を良好にするもので
あり、又、顔料の水性濾過ケーキ等をフラッシングする
際のフラッシング剤としても顔料の表面を親油性乃至疎
水性にするものであり、顔料を容易に効率良くフラッシ
ングすることができる。
ン酸の残基と共に炭素数8以上の芳香族環又は複素環の
基が導入されたポリエステル化合物は疎水性の化合物で
あり、且つエステル結合を有していることから、そのエ
ステル結合の電荷的吸引性及び炭素数8以上の芳香族環
又は複素環、更には炭化水素鎖の親油性等の作用により
顔料の表面に吸着して顔料の媒体への湿潤性を向上さ
せ、顔料の媒体への分散性、流動性を良好にするもので
あり、又、顔料の水性濾過ケーキ等をフラッシングする
際のフラッシング剤としても顔料の表面を親油性乃至疎
水性にするものであり、顔料を容易に効率良くフラッシ
ングすることができる。
(実施例) 次に参考例及び実施例を挙げて更に本発明を具体的に説
明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの無い
限り重量基準である。
明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの無い
限り重量基準である。
参考例1 攪拌機、温度計、水分計つき逆流コンデンサー及び投入
口を有する四ツ口のガラス製反応器及びオイルバスを準
備した。そこへ、無水メチルナジック酸60部、ブチレン
グリコール30部、12−ヒドロキシステアリン酸301部、
2−ナフトキシ酢酸67部及びトルエン153部を仕込み、
攪拌して溶解させた。溶解後、昇温させ、縮合触媒とし
てp−トルエンスルホン酸6.9部を添加した。反応液を1
20℃にてポリエステル化反応を進行させた。溜出水分量
及び反応物の赤外吸収スペクトルによって反応の進行を
調べ、7時間で冷却し反応を終了した。
口を有する四ツ口のガラス製反応器及びオイルバスを準
備した。そこへ、無水メチルナジック酸60部、ブチレン
グリコール30部、12−ヒドロキシステアリン酸301部、
2−ナフトキシ酢酸67部及びトルエン153部を仕込み、
攪拌して溶解させた。溶解後、昇温させ、縮合触媒とし
てp−トルエンスルホン酸6.9部を添加した。反応液を1
20℃にてポリエステル化反応を進行させた。溜出水分量
及び反応物の赤外吸収スペクトルによって反応の進行を
調べ、7時間で冷却し反応を終了した。
次いで、触媒をアルカリで中和し、トルエンを溜去し、
メタノールを加えて中和した触媒を抽出洗浄し、次いで
メタノールを溜去し、次いで10℃以下に冷却した。得ら
れた反応生成物はこはく色の液状物で、赤外吸収スペク
トル及びゲルパーミューションクロマトグラムの分析チ
ャートによって、12−ヒドロキシステアリン酸−メチル
ナジック酸−ブチレングリコール共縮合のポリエステル
の2−ナフトキシ酢酸との反応生成物を主成分とするも
の(分散剤1)であることが確認された。主成分の平均
分子量は1,150乃至1,300であった。
メタノールを加えて中和した触媒を抽出洗浄し、次いで
メタノールを溜去し、次いで10℃以下に冷却した。得ら
れた反応生成物はこはく色の液状物で、赤外吸収スペク
トル及びゲルパーミューションクロマトグラムの分析チ
ャートによって、12−ヒドロキシステアリン酸−メチル
ナジック酸−ブチレングリコール共縮合のポリエステル
の2−ナフトキシ酢酸との反応生成物を主成分とするも
の(分散剤1)であることが確認された。主成分の平均
分子量は1,150乃至1,300であった。
上記参考例1と同様に反応を行ない下記の分散剤を得
た。
た。
分散剤2; 無水メチルナジック酸−ブチレングリコール−12−ヒド
ロキシステアリン酸(モル比1:1:3)の共縮合ポリエス
テルのナフチル−1−酢酸との反応生成物(主成分の平
均分子量;1,150乃至1,300)。
ロキシステアリン酸(モル比1:1:3)の共縮合ポリエス
テルのナフチル−1−酢酸との反応生成物(主成分の平
均分子量;1,150乃至1,300)。
分散剤3; 無水メチルナジック酸−ブチレングリコール−12−ヒド
ロキシステアリン酸(モル比1:1:2)の共縮合ポリエス
テルのテトラエチレングリコール−2−ナフチルエーテ
ルとの反応生成物(主成分の平均分子量;1,000乃至1,15
0)。
ロキシステアリン酸(モル比1:1:2)の共縮合ポリエス
テルのテトラエチレングリコール−2−ナフチルエーテ
ルとの反応生成物(主成分の平均分子量;1,000乃至1,15
0)。
分散剤4; 無水メチルナジック酸−ブチレングリコール−12−ヒド
ロキシステアリン酸(モル比1:1:3)の共縮合ポリエス
テルのジエチレングリコール−2−ナフチルエーテルと
の反応生成物(主成分の平均分子量;1,200乃至1,35
0)。
ロキシステアリン酸(モル比1:1:3)の共縮合ポリエス
テルのジエチレングリコール−2−ナフチルエーテルと
の反応生成物(主成分の平均分子量;1,200乃至1,35
0)。
分散剤5; 無水メチルナジック酸−ブチレングリコール−12−ヒド
ロキシステアリン酸(モル比1:1:2)の共縮合ポリエス
テルのジプロピレングリコール−2−ナフチルエーテル
との反応生成物(主成分の平均分子量;950乃至1,10
0)。
ロキシステアリン酸(モル比1:1:2)の共縮合ポリエス
テルのジプロピレングリコール−2−ナフチルエーテル
との反応生成物(主成分の平均分子量;950乃至1,10
0)。
分散剤6; 無水メチルナジック酸−ブチレングリコール−12−ヒド
ロキシステアリン酸(モル比1:1:3)の共縮合ポリエス
テルのナフタレン−1,8−ジカルボン酸との反応生成物
(主成分の平均分子量;1,150乃至1,300)。
ロキシステアリン酸(モル比1:1:3)の共縮合ポリエス
テルのナフタレン−1,8−ジカルボン酸との反応生成物
(主成分の平均分子量;1,150乃至1,300)。
分散剤7; 無水メチルナジック酸−ブチレングリコール−12−ヒド
ロキシステアリン酸(モル比1:1:1)の共縮合ポリエス
テルのテトラエチレングリコール−2−ナフチルエーテ
ルとの反応生成物(主成分の平均分子量;750乃至90
0)。
ロキシステアリン酸(モル比1:1:1)の共縮合ポリエス
テルのテトラエチレングリコール−2−ナフチルエーテ
ルとの反応生成物(主成分の平均分子量;750乃至90
0)。
分散剤8; 無水メチルナジック酸−ブチレングリコール−リシノー
ル酸(モル比1:1:3)の共縮合ポリエステルの2−ナフ
トキシ酢酸との反応生成物(主成分の平均分子量;1,150
乃至1,300)。
ル酸(モル比1:1:3)の共縮合ポリエステルの2−ナフ
トキシ酢酸との反応生成物(主成分の平均分子量;1,150
乃至1,300)。
分散剤9; 無水メチルナジック酸−ブチレングリコール−リシノー
ル酸(モル比1:1:3)の共縮合ポリエステルテトラエチ
レングリコール−2−ナフチルエーテルとの反応生成物
(主成分の平均分子量;1,250乃至1,450)。
ル酸(モル比1:1:3)の共縮合ポリエステルテトラエチ
レングリコール−2−ナフチルエーテルとの反応生成物
(主成分の平均分子量;1,250乃至1,450)。
分散剤10; ヘキサハイドロ無水フタル酸−ブチレングリコール−12
−ヒドロキシステアリン酸(モル比2:2:2)の共縮合ポ
リエステルのテトラエチレングリコール−2−ナフチル
エーテルとの反応生成物(主成分の平均分子量;1,200乃
至1,350)。
−ヒドロキシステアリン酸(モル比2:2:2)の共縮合ポ
リエステルのテトラエチレングリコール−2−ナフチル
エーテルとの反応生成物(主成分の平均分子量;1,200乃
至1,350)。
分散剤11; 無水フタル酸−ブチレングリコール−12−ヒドロキシス
テアリン酸(モル比2:2:2)の共縮合ポリエステルのテ
トラエチレングリコール−2−ナフチルエーテルとの反
応生成物(主成分の平均分子量;1,200乃至1,350)。
テアリン酸(モル比2:2:2)の共縮合ポリエステルのテ
トラエチレングリコール−2−ナフチルエーテルとの反
応生成物(主成分の平均分子量;1,200乃至1,350)。
分散剤12; 12−ヒドロキシステアリン酸の自己縮合ポリエステルの
テトラエチレングリコール−2−ナフチルエーテルとの
反応生成物(主成分の平均分子量;1,550乃至1,750)。
テトラエチレングリコール−2−ナフチルエーテルとの
反応生成物(主成分の平均分子量;1,550乃至1,750)。
分散剤13; 12−ヒドロキシステアリン酸の自己縮合ポリエステルの
ペンタエチレングリコール−2−ナフチルエーテルとの
反応生成物(主成分の平均分子量;1,600乃至1,800)。
ペンタエチレングリコール−2−ナフチルエーテルとの
反応生成物(主成分の平均分子量;1,600乃至1,800)。
分散剤14; リシノレイン酸の自己縮合ポリエステルのテトラエチレ
ングリコール−2−ナフチルエーテルとの反応生成物
(主成分の平均分子量;1,550乃至1,750)。
ングリコール−2−ナフチルエーテルとの反応生成物
(主成分の平均分子量;1,550乃至1,750)。
分散剤15; リシノレイン酸の自己縮合ポリエステルのテトラエチレ
ングリコール−2−ナフチルエーテルとの反応生成物
(主成分の平均分子量;800乃至900)。
ングリコール−2−ナフチルエーテルとの反応生成物
(主成分の平均分子量;800乃至900)。
実施例1 銅フタロシアニンブルー顔料(C.I.ピグメントブルー15
−3)の水性濾過ケーキ(顔料含有率42%)238部をフ
ラッシャーに仕込み、40部の分散剤1を石油系インキソ
ルベント38.5部に溶解して添加し、常法に従いながら混
練し、フラッシングを行なった。このフラッシングにお
いては容易にケーキ中の水分が遊離し、銅フタロシアニ
ンブルー顔料は油性の該分散剤相に移行した。
−3)の水性濾過ケーキ(顔料含有率42%)238部をフ
ラッシャーに仕込み、40部の分散剤1を石油系インキソ
ルベント38.5部に溶解して添加し、常法に従いながら混
練し、フラッシングを行なった。このフラッシングにお
いては容易にケーキ中の水分が遊離し、銅フタロシアニ
ンブルー顔料は油性の該分散剤相に移行した。
更に水分を完全に除去し、銅フタロシアニンブルー顔料
を含むフラッシドカラーが得られた。上記で得られた銅
フタロシアニンブルー顔料を含むフラッシドカラーを用
いてオフセット平版印刷インキを調製した。
を含むフラッシドカラーが得られた。上記で得られた銅
フタロシアニンブルー顔料を含むフラッシドカラーを用
いてオフセット平版印刷インキを調製した。
上記の銅フタロシアニンブルー顔料のフラッシドカラー
(顔料分56%) 34.8部 オフセット平版インキ用調合ワニス 63.0部 5%コバルトドライヤー 0.2部 8%マンガンドライヤー 1.0部インキソルベント 1.0部 合 計 100部 上記において、オフセット平版インキ用調合ワニスは下
記の配合のものである。
(顔料分56%) 34.8部 オフセット平版インキ用調合ワニス 63.0部 5%コバルトドライヤー 0.2部 8%マンガンドライヤー 1.0部インキソルベント 1.0部 合 計 100部 上記において、オフセット平版インキ用調合ワニスは下
記の配合のものである。
ロジン変性フェノール樹脂 35 部 乾性油 25 部 乾性油変性イソフタル酸アルキッド 10 部 インキソルベント 29.5部アルミニウムキレート 0.5部 合 計 100部 上記で得たインキを使用してオフセット印刷機にて上質
紙に印刷し、鮮明な藍色の印刷物を得た。
紙に印刷し、鮮明な藍色の印刷物を得た。
又、前記の銅フタロシアニンブルー顔料の水性濾過ケー
キに代えて、ジスアゾイエロー顔料(C.I.ピグメントイ
エロー12)の水性濾過ケーキ(顔料含有率27%)、ブリ
リアントカーミン6B顔料(C.I.ピグメントレッド57−
1)の水性濾過ケーキ(顔料含有率25%)を用いて上記
と同様に操作してフラッシドカラーを作り、次いで各々
黄色及び紅色のオフセット平版インキを調製した。
キに代えて、ジスアゾイエロー顔料(C.I.ピグメントイ
エロー12)の水性濾過ケーキ(顔料含有率27%)、ブリ
リアントカーミン6B顔料(C.I.ピグメントレッド57−
1)の水性濾過ケーキ(顔料含有率25%)を用いて上記
と同様に操作してフラッシドカラーを作り、次いで各々
黄色及び紅色のオフセット平版インキを調製した。
同様にしてレーキレッドC顔料(C.I.ピグメントレッド
53−1)の水性濾過ケーキからフラッシドカラーを得、
オフセット平版用金赤インキを得た。又、銅フタロシア
ニングリーン顔料(C.I.ピグメントグリーン7)の水性
濾過ケーキからフラッシドカラーを得、オフセット平版
用草インキを得た。
53−1)の水性濾過ケーキからフラッシドカラーを得、
オフセット平版用金赤インキを得た。又、銅フタロシア
ニングリーン顔料(C.I.ピグメントグリーン7)の水性
濾過ケーキからフラッシドカラーを得、オフセット平版
用草インキを得た。
それぞれフラッシングにおいては水の分離が容易であ
り、顔料の優れた油相への移行を示し、インキの調製が
容易であり、これらのインキを用いたオフセット平版印
刷においては鮮明で優れた印刷物が得られた。
り、顔料の優れた油相への移行を示し、インキの調製が
容易であり、これらのインキを用いたオフセット平版印
刷においては鮮明で優れた印刷物が得られた。
又、上記において使用した分散剤1に代えて分散剤2乃
至分散剤15を使用し、上記と同様優れた効果が得られ
た。
至分散剤15を使用し、上記と同様優れた効果が得られ
た。
実施例2 カーボンブラック顔料 20部 分散剤1 10部オフセット平版インキ用調合ワニス 65部 合 計 95部 の配合にて三本ロールでカーボンブラック顔料を混練及
び分散した。カーボンブラック顔料はワニス中に非常に
良く分散した。
び分散した。カーボンブラック顔料はワニス中に非常に
良く分散した。
上記で得たカーボンブラック顔料のワニス分散物95 部 5%コバルトドライヤー 0.2部 8%マンガンドライヤー 1.0部インキソルベント 3.8部 合 計 100部 にて充分均一に混合及び混練し、カーボンブラックイン
キを得た。これを用いてオフセット印刷機にて印刷し、
黒度の高い墨色の印刷物を得た。又、上記において使用
した分散剤1に代えて分散剤2乃至分散剤15使用し上記
と同様優れた効果が得られた。
キを得た。これを用いてオフセット印刷機にて印刷し、
黒度の高い墨色の印刷物を得た。又、上記において使用
した分散剤1に代えて分散剤2乃至分散剤15使用し上記
と同様優れた効果が得られた。
又、実施例で得られた黄色インキ、紅色インキ及び藍色
インキに、上記で得た黒インキを加えて、オフセット平
版用プロセス黄インキ、プロセス紅インキ、プロセス藍
インキ、プロセス墨インキとして四色プロセス印刷を行
ない、鮮明で美麗な多色刷り印刷物が得られた。
インキに、上記で得た黒インキを加えて、オフセット平
版用プロセス黄インキ、プロセス紅インキ、プロセス藍
インキ、プロセス墨インキとして四色プロセス印刷を行
ない、鮮明で美麗な多色刷り印刷物が得られた。
実施例3 実施例1で得られた銅フタロシアニンブルー顔料のフラ
ッシドカラー(顔料分56%) 9.6部 ルチル型チタン白 2.0部 速乾性スチレン化アルキッド樹脂 72.6部 キシロール 6.6部 ミネラルスピリット 8.8部 6%ナフテン酸コバルト 0.3部皮張り防止剤 0.1部 合 計 100部 の処方にて充分均一に混合・分散し、機械、車輛等の金
属材料用の常温乾燥型の青色の速乾エナメルを得た。塗
布したところ鮮明で美麗な塗装が行なわれた。又、上記
において使用した分散剤1に代えて分散剤2乃至分散剤
15を使用し、以下上記と同様にして優れた効果が得られ
た。
ッシドカラー(顔料分56%) 9.6部 ルチル型チタン白 2.0部 速乾性スチレン化アルキッド樹脂 72.6部 キシロール 6.6部 ミネラルスピリット 8.8部 6%ナフテン酸コバルト 0.3部皮張り防止剤 0.1部 合 計 100部 の処方にて充分均一に混合・分散し、機械、車輛等の金
属材料用の常温乾燥型の青色の速乾エナメルを得た。塗
布したところ鮮明で美麗な塗装が行なわれた。又、上記
において使用した分散剤1に代えて分散剤2乃至分散剤
15を使用し、以下上記と同様にして優れた効果が得られ
た。
次に、実施例1の銅フタロシアニンブルー顔料に代え
て、ジスアゾイエロー(C.I.ピグメントイエロー14)、
4−アミノフタルイミドをジアゾ化してアセトアセトア
ニライドとカップリングしたファーストイエロー系顔
料、ウオッチングレッド(C.I.ピグメントレッド48)、
カーミンFB(C.I.ピグメントレッド3)の顔料の水性濾
過ケーキを使用して実施例1と同様にしてフラッシング
を行ない各々の顔料のフラッシドカラーを得た。
て、ジスアゾイエロー(C.I.ピグメントイエロー14)、
4−アミノフタルイミドをジアゾ化してアセトアセトア
ニライドとカップリングしたファーストイエロー系顔
料、ウオッチングレッド(C.I.ピグメントレッド48)、
カーミンFB(C.I.ピグメントレッド3)の顔料の水性濾
過ケーキを使用して実施例1と同様にしてフラッシング
を行ない各々の顔料のフラッシドカラーを得た。
これらは上記塗料の組成において銅フタロシアニン顔料
に代えて使用し、各々の色の塗料が得られ、鮮明で美麗
な塗布板が得られた。
に代えて使用し、各々の色の塗料が得られ、鮮明で美麗
な塗布板が得られた。
実施例4 銅フタロシアニンブルー顔料(C.I.ピグメントブルー15
−3)の乾燥粉砕顔料 10部 分散剤1 5部 キシロール 11部 ブタノール 4部 合 計 30部 にて連続式横型媒体分散機にて分散させ、銅フタロシア
ニンブルー顔料のキシロールブタノール混合溶媒の分散
液が得られた。
−3)の乾燥粉砕顔料 10部 分散剤1 5部 キシロール 11部 ブタノール 4部 合 計 30部 にて連続式横型媒体分散機にて分散させ、銅フタロシア
ニンブルー顔料のキシロールブタノール混合溶媒の分散
液が得られた。
次いで以下の処方で塗料を調製した。
上記で得た銅フタロシアニンブルー及び分散剤1を含む
溶剤分散液 3 部 ルチル型チタン白 14 部 熱可塑性アクリル樹脂 70 部 トルオール 6.8部 キシロール 3.2部 ブタノール 2.2部セロソルブ 0.8部 合 計 100部 これを自動車用アクリルラッカーエナメルとして使用し
て塗布し、鮮明で美麗な塗装が得られた。
溶剤分散液 3 部 ルチル型チタン白 14 部 熱可塑性アクリル樹脂 70 部 トルオール 6.8部 キシロール 3.2部 ブタノール 2.2部セロソルブ 0.8部 合 計 100部 これを自動車用アクリルラッカーエナメルとして使用し
て塗布し、鮮明で美麗な塗装が得られた。
又、上記において使用した分散剤1に代えて分散剤2乃
至15を使用し、上記と同様に優れた塗料が得られた。
至15を使用し、上記と同様に優れた塗料が得られた。
フロントページの続き (72)発明者 滝沢 稔 埼玉県越谷市大字大房1006−4 (72)発明者 篠田 孝光 千葉県柏市松ヶ崎1170−41 (72)発明者 堀口 正二郎 埼玉県大宮市片柳2135 (56)参考文献 特開 昭60−252622(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】顔料を分散媒体中に分散剤を用いて分散さ
せるに際し、分散剤として分子中に、脂肪族ヒドロキシ
カルボン酸の残基と炭素数8以上の芳香族環又は複素環
の基を含有し、エステル結合を主結合とするポリエステ
ル化合物を使用することを特徴とする顔料の分散方法。 - 【請求項2】炭素数8以上の芳香族環又は複素環の基
が、ビフェニル、ナフタレン、フルオレン、アンスラセ
ン、アセナフテン、クマリン、キノリン又はカルバゾー
ルから誘導される基である特許請求の範囲第(1)項に
記載の顔料の分散方法。 - 【請求項3】炭素数8以上の芳香族環又は複素環が、モ
ノ−又はポリアルコール、モノ−又はポリフェノール、
モノ−又はポリカルボン酸或いはそれらの二種以上の基
を有する化合物或いはそれらの誘導体によって導入され
ている特許請求の範囲第(1)項に記載の顔料の分散方
法。 - 【請求項4】脂肪族ヒドロキシカルボン酸の残基が、リ
シノレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ヒマシ油
脂肪酸、水添ヒマシ油脂肪酸、デルタ−ヒドロキシ吉草
酸又はε−ヒドロキシカプロン酸或いはそれらの誘導体
によって導入されている特許請求の範囲第(1)項に記
載の顔料の分散方法。
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