JPH0796991B2 - 断熱箱体の製造方法 - Google Patents

断熱箱体の製造方法

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JPH0796991B2
JPH0796991B2 JP63147302A JP14730288A JPH0796991B2 JP H0796991 B2 JPH0796991 B2 JP H0796991B2 JP 63147302 A JP63147302 A JP 63147302A JP 14730288 A JP14730288 A JP 14730288A JP H0796991 B2 JPH0796991 B2 JP H0796991B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明はS・F(Stationary Fixtureの頭文字)発泡方
式を用い、箱体の断熱層となるべき空間の一方の相対向
する区域を通して発泡原液を空間内に(二点)注入して
発泡断熱材層を形成する断熱箱体の製造方法に関する。
従来の技術 S・F発泡方式は、大型の冷蔵庫等の断熱箱体を製造す
るために用いられる方式であり、開口を有する内外両箱
を環状の連結部材でもって相互に接続して開口を形成し
て組み立てた箱体を、開口を上面として外治具上に設置
し、次に内治具にて内箱を押止し、更に外治具側板にて
外箱側壁(開口を上面としたときの4側壁であって、箱
体の4側壁とは必ずしも一致しない)を押止して固定し
た後、内外両箱間に形成される空間内に注入口から発泡
剤を注入して発泡断熱材層を形成するものであり、この
例として特公昭61−35462号公報がある。
発明が解決しようとする課題 前記公報の技術にあっては、発泡剤の充填時に発泡剤成
長の遅速によって必然的に生じてしまう発泡密度の粗状
態の部位と密状態の部位とを、それぞれ冷却時に生じる
微妙な庫内温度分布(中でも庫内における比較的温度が
高い部分及び低い部分)にうまく対応させるものではな
く、発泡密度の不均衡をなくすべく提案されたものであ
る。そして、冷凍用の箱体であれば断熱層の厚みを大と
し、冷蔵用の箱体であれば、断熱層の厚みを小として単
に断熱層の厚みを換えて保冷温度に対応させていた。こ
のため、一庫内において蒸発器と近接する部分例えば強
制対流式の場合の冷気吹出口近辺と、蒸発器の位置する
ところから離れた部分例えば吹出口から最も離れた部分
とではその空気温度が微妙に異なるものであり、特に庫
内照明装置に近接した部分にあっては吹出口部分と数℃
異なることもある。冷凍ショーケースを例にとれば、蒸
発器付近の空気温度は、−30〜−35℃程度で、蛍光灯付
近の空気温度は−20〜−25℃程度であり、両空気温度の
間には5℃以上の差が生じてしまう。このとき、断熱箱
全体の断熱性能を均一化するためには、蒸発器を位置さ
せる部分の断熱層の厚さを他部位より大きくすればよ
い。しかし、箱体の高さが一定であれば、層厚の拡大に
より庫内収容容積が減少してしまい、庫内収容容積を変
えないためには箱体の高さが高くなってしまうという不
具合が生じる。
そこで本発明は、庫内収容容積を確保するとともに庫内
の温度分布を加味したうえで、箱体の断熱性能を温度分
布に対応させて形成した断熱箱体の製造方法を提供する
ことをその課題とする。
〔発明の構成〕
課題を解決するための手段 本発明は、圧縮機等の機械部品を収納するコンデンシン
グユニット部の上方に配設され、内箱、外箱及びその間
の発泡断熱材によって形成される天壁、底壁、前後側壁
及び左右側壁により成る箱状のものであって、前記底壁
上には蒸発器及び蒸発器用送風装置等が収納配設される
冷却室と、前記冷却室上方には商品が収納される商品収
納室とが設けられ、前記前側壁に透明体を配置するため
の開口を有すると共に、前記後側壁には貯蔵品の出入口
を有する断熱箱体の製造方法において、前記外箱の天壁
を形成する天板の前記左右側壁を形成する内箱と外箱の
側板間に位置するところに注入口を形成し、前記前側壁
を形成する外箱の前側板の前記開口の底壁側の周縁と前
記天壁を形成する外箱の天板の前記開口側周縁にそれぞ
れ空気抜き孔を形成し、前記開口を上面、前記出入口を
下面として前記内外両箱を内外両治具で固定し、前記注
入口から前記底壁側に発泡原液を注入して発泡させるよ
うにしたものである。
作用 外箱の天壁を形成する天板の左右側壁を形成する内箱と
外箱の側板間に位置するところに注入口を形成し、開口
を上面、貯蔵品の出入口を下面として注入口から側壁側
に発泡原液を注入してまず第1に底壁から発泡させる方
法としたことにより、この底壁側の発泡状態が他部位に
比較して十分なものにしやすく、結果として底壁におけ
る未発泡となる部分を確実に防止し、使用時に最も低温
となる底壁側の熱損失を小さなものにできる。
実施例 以下本発明の実施例を第1図〜第4図を参照して説明す
る。
(1)はベース(4)を介して床置きされた下部のコン
デンシングユニット部(2)と、全面が開口された上部
の小ひ収納部(3)とから成る冷凍ショーケース等の断
熱箱体で、コンデンシングユニット部(2)はその内部
に圧縮機(5)・コンデンサ等が収納され、商品収納部
(3)はそれぞれ前面を開口せる外箱(7)と内箱
(8)との間に発泡断熱材(9)を充填して形成されて
いる。(6)はコンデンシングユニット部(2)の前面
に配設される前カバー、(10)は商品収納部(3)の開
口(36)を閉塞するガラス等の前面透明体、(11)は内
箱(8)と前面透明体(10)により形成される収納室、
(12)は商品収納部(3)の後壁(3D)に形成された貯
蔵品の出入口である。(13)は出入口(12)を閉塞する
断熱扉であり、内外両板間に断熱材を充填して形成され
ており、出入口(12)の周縁後面と断熱扉(13)の前面
との間に気密保持のためのパッキング(14)が介在され
ている。(15)は商品収納部(3)の天壁(3E)にショ
ーケースの幅方向に配設された照明室内に設置する蛍光
灯であり、その下方には断熱性能並びに透光性を有した
複層透明体(16)を配設している。
(17)は収納室(11)の下部に底敷(18)にて区画形成
された冷却室であり、底敷(18)には一方に吹出口(1
9)他方に吸込口(20)を形成し、蒸発器(21)・蒸発
器用送風装置(22)及び除霜ヒータ(23)が配設され、
底部に排水装置(24)を設けている。このとき、冷却室
(17)の底面は排水装置(24)に向かって緩やかに傾斜
させておく。(25)は収納室(11)内に水平に配設され
た商品載置棚である。
次に、商品収納部(3)の内外両箱(8)(7)間への
発泡断熱材(9)の充填について説明する。外箱(7)
はユニット部(2)の天井を兼用する底板(7A)と、底
板周囲から立ち上がる前後左右の4側板(7B)(7C)
(7D)と、左右両側板(7C)(7C)及び後側板(7D)の
夫々に直交する天板(7E)とから成る。また内箱(8)
は外箱(7)同様、底板(8A)と、前後左右の4側板
(8B)(8C)(8D)と、天板(8E)とから成る。尚、両
箱(7)(8)の前側板(7B)(8B)及び後側板(7D)
(8D)には夫々開口及び出入口を形成している。そし
て、内外両箱(7)(8)は連結部材(26)にて開口
(36)及び出入口(12)を形成するように連結されてい
る。また、冷却運転時最も低温の空気に晒される側の壁
(即ち、冷却室(17)の底壁)に対向する壁を構成する
外箱(7)の天板(7E)の左右側端部には一対の注入口
(27)(27)を形成し、照明室に近接した前端部側及び
注入口(27)の近傍には適宜数の空気抜き孔(28)を形
成し、外箱(7)の前側板(7B)の開口に近接した上端
部側に適宜数(箱体の幅に応じて異なる)の空気抜き孔
(29)を形成している。尚、左右側板(7C)(7C)及び
後側板(7D)はコンデンシングユニット部(2)を画成
すべく下方へ延設して各端部に補強材(30)を配設して
いる。そして、連結部材による内外両箱(7)(8)の
組み立てに伴い形成される空間(W)に断熱材を充填さ
せるが、この充填にあたり、まず、箱体の開口(36)が
上面となるように箱体を外治具底板(31A)に設置した
後、冷却室(17)の形状に対応した入れ子(32)及び出
入口(12)に対応した入れ子(33)を入れ、昇降自在に
吊下された内治具(34)を降下して内箱(8)及び連結
部材(26)を固定するとともに、外治具側板(31B)を
起立して外箱(7)を固定する。この後、注入銃(35)
を矢印方向に移動して外治具側板(31B)の透孔(37)
及び外箱(7)の注入口(27)を通して、注入銃(35)
の先端を内外両箱(7)(8)間の空間(W)に介在さ
せ、発泡機(図示せず)からの発泡原液を噴射して箱体
の左右両側下部へ注入する。注入後原液は左右両側板下
部詳しくは外箱(7)底板(7A)に当たり自然落下し、
初期落下点から順にクリーム状から泡状に変化して徐々
に発泡成長する。この成長に伴い両箱(7)(8)の空
間内空気及び発泡ガスを空気抜き孔(28)(29)及び空
気抜き孔(28)(29)に連通する内外両治具(31)(3
4)の通孔(37)(38)から押し出し空間(W)全域に
充填され固化して発泡断熱材(9)となる。発泡終了
後、内外両治具(31)(34)並びに入れ子(32)(33)
を除去することにより、断熱箱体(1)の本体は完成す
る。この後、開口(36)を上面としたまま本体を水平移
動して他の構成部品を取り付ければよい。
係る製造方法によれば、注入口(27)から内外両箱
(7)(8)間の空間(W)の左右両側部即ち断熱箱体
の底壁側に注入された発泡原液は、クリーム状態から徐
々に発泡を開始して泡状となり、空間(W)内部に回
る。ここで箱体(1)の天壁側即ち注入口(27)の位置
する壁側は、発泡開始部分から離れていることと発泡成
長経路途中に成長を妨げる抵抗分即ち出入口(12)が形
成される関係上、底壁側及び前壁側より遅れて泡が上昇
することになり、発泡断熱材(9)の充填密度として
は、冷却運転時比較的低温の空気に一面側が晒されかつ
ユニット部(2)における機器の作動で暖められた空気
に他面側が晒される側の壁即ち箱体(1)の底壁(3A)
側が密状態、比較的高温の空気に晒される側の壁即ち箱
体(1)の天壁(3E)側が粗状態に形成され易くなる。
このため天壁と底壁の厚みを同じくした場合でも、断熱
材の充填密度の若干の差異にて断熱性能を異ならせるこ
とができ、一庫内でも蒸発器・蛍光灯の位置関係等の条
件により空気温度に差異が生じ易いものに対して、その
温度差を考慮して発泡密度の粗密を対応させて断熱箱体
(1)を形成することができるようになる。
〔発明の効果〕
外箱の天壁を形成する天板の左右側壁を形成する内箱と
外箱の側板間に位置するところに注入口を形成し、開口
を上面、貯蔵品を出入口を下面として注入口から側壁側
に発泡原液を注入してまず第1に底壁から発泡させる方
法としたことにより、この底壁側の発泡状態が他部位に
比較して十分なものにしやすく、結果として底壁におけ
る未発泡となる部分を確実に防止し、使用時に最も低温
となる底壁側の熱損失を小さなものにできる。
【図面の簡単な説明】
各図は本発明の一実施例を示し、第1図は発泡状態を説
明する一部切欠状態斜視図、第2図は断熱箱体の正面側
斜視図、第3図は内外両箱を内外両治具により固定した
状態の断面図、第4図断熱箱体の縦断面図である。 (1)……断熱箱体、(2)……コンデンシングユニッ
ト部、(3)……商品収納部、(3A)……底壁、(3E)
……天壁、(7)……外箱、(8)……内箱、(9)…
…発泡断熱材、(11)……収納室、(17)……冷却室、
(21)……蒸発器、(22)……蒸発器用送風機、(27)
……注入口、(28),(29)……空気抜き孔、(31)…
…外治具、(34)……内治具、(32),(33)……入れ
子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機等の機械部品を収納するコンデンシ
    ングユニット部の上方に配設され、内箱、外箱及びその
    間の発泡断熱材によって形成される天壁、底壁、前後側
    壁及び左右側壁により成る箱状のものであって、前記底
    壁上には蒸発器及び蒸発器用送風装置等が収納配設され
    る冷却室と、前記冷却室上方には商品が収納される商品
    収納室とが設けられ、前記前側壁に透明体を配置するた
    めの開口を有すると共に、前記後側壁には貯蔵品の出入
    口を有する断熱箱体の製造方法において、前記外箱の天
    壁を形成する天板の前記左右側壁を形成する内箱と外箱
    の側板間に位置するところに注入口を形成し、前記前側
    壁を形成する外箱の前側板の前記開口の底壁側の周縁と
    前記天壁を形成する外箱の天板の前記開口側周縁にそれ
    ぞれ空気抜き孔を形成し、前記開口を上面、前記出入口
    を下面として前記内外両箱を内外両治具で固定し、前記
    注入口から前記底壁側に発泡原液を注入して発泡させる
    ことを特徴とする断熱箱体の製造方法。
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JPS59200177A (ja) * 1983-04-27 1984-11-13 三洋電機株式会社 断熱箱体の製造方法

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