JPH0797580A - 無鉛高オクタン価ガソリン - Google Patents
無鉛高オクタン価ガソリンInfo
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- JPH0797580A JPH0797580A JP26440693A JP26440693A JPH0797580A JP H0797580 A JPH0797580 A JP H0797580A JP 26440693 A JP26440693 A JP 26440693A JP 26440693 A JP26440693 A JP 26440693A JP H0797580 A JPH0797580 A JP H0797580A
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Abstract
時の運転性に優れた無鉛高オクタン価ガソリンの提供。 【構成】 リサーチ法オクタン価が98.0以上、リード蒸
気圧(Rv)が0.40〜0.95kgf/cm2 、密度(於15℃)が
0.735 〜0.755g/cm3 、硫黄分が50質量ppm 以下であっ
て、ガソリン全量中のメチル−t−ブチルエーテル含有
量、炭素数5の炭化水素含有量、炭素数6の炭化水素含
有量、炭素数5のパラフィン系炭化水素含有量が、それ
ぞれ特定な範囲にあるガソリン。
Description
有用なガソリンに関するものであって、さらに詳しくは
特定された量のMTBE並びに炭素数5〜6の炭化水素
を含有し、燃焼に際して窒素酸化物の発生が少ない新規
なガソリンに係る。
動性に問題が生じ、蒸気圧が高すぎると高温運転性に問
題を生じることが知られている。したがって、外気温に
応じて使用するガソリンを選択することが好ましい。わ
が国においては、夏期(5月〜9月)に使用されるガソ
リンは、比較的蒸気圧が低いことが望ましく、一方、冬
期(10月〜4月)に使用されるガソリンは、比較的蒸気
圧が高いことが望ましい。 無鉛ガソリンに関しては、
昭和58年にリサーチ法オクタン価98の無鉛高オクタン価
ガソリンが登場し、昭和62年からはリサーチ法オクタン
価100 の無鉛高オクタン価ガソリンが登場した。しか
し、これらの無鉛高オクタン価ガソリンはメチル−t−
ブチルエーテル(MTBE)を含まないものであり、炭
化水素だけでリサーチ法オクタン価100 を維持する必要
があるため、重質な芳香族炭化水素を比較的多量に含む
ものであった。また、この種のガソリンは優れた加速性
などを保持させる必要から、その蒸留性状や成分の含有
量が細かく規定されていた(特公平3-75595 号など参
照)。一方、MTBEは従来から高オクタン価のガソリ
ン基材として知られており、米国では排出ガス中の一酸
化炭素や炭化水素を減少させるためにMTBEを配合し
たガソリンが注目されている。わが国でもMTBEを配
合したガソリンは、例えば、特公昭50-35524号や同60-1
1958号などに開示され、平成3年からはMTBE配合ガ
ソリンが市販され始めている。
高オクタン価でありながら、沸点から見るとガソリン基
材として比較的軽質な成分に属するため、MTBEの配
合によって高いオクタン価を維持しながらガソリンの軽
質化をはかることができる。ガソリンの軽質化は、一般
に、エンジン冷機時の運転性を向上させるが、MTBE
による軽質化の場合は、必ずしも運転性が向上しないこ
とが報告されている。また、ガソリンにMTBEを配合
することで、排出ガス中のNOxが増加する場合がある
ことも知られている。本発明者らは、このMTBEによ
るNOxの増加を抑制するために、炭素数5以下の炭化
水素の含有量及び炭素数6の炭化水素の含有量を規定し
たガソリンを特願平3-358561号として、蒸留性状や軽質
ナフサの含有量を特定したガソリンを特願平3-358562号
として、先に特許出願した。しかし、本発明者らはより
優れた性能を有するMTBE配合ガソリンを開発すべく
さらに検討を重ねた結果、炭素数5の炭化水素の含有量
及び炭素数6の炭化水素の含有量に加えて、炭素数5の
パラフィン系炭化水素の含有量を詳細に規定すること
で、燃焼に際してのNOx発生量がより一段と少なくす
ることができるばかりでなく、エンジン冷機時の運転性
をさらに向上させることができることを見い出し、本発
明を完成するに至った。本発明は排出ガス中のNOxが
少なく、エンジン冷機時の運転性に優れたMTBE配合
無鉛高オクタン価ガソリンを提供することを目的とす
る。
は、炭化水素とメチル−t−ブチルエーテル(MTB
E)とで構成され、リサーチ法オクタン価が98.0以上、
リード蒸気圧(Rv)が0.40〜0.95kgf/cm2 、15℃にお
ける密度が0.735 〜0.755g/cm3 、硫黄分が50質量ppm
(重量ppm )以下である無鉛ガソリンにおいて、MTB
E、炭素数5の炭化水素、炭素数5のパラフィン系炭化
水素及び炭素数6の炭化水素のそれぞれの含有量が、下
記の(1)〜(5)式を満たすことを特徴とする。 (1)3≦V(M)≦15 (2)0.40≦Rv<0.65の場合、17≦V(C5 )≦20 0.65≦Rv≦0.70の場合、18≦V(C5 )≦25 0.70<Rv≦0.95の場合、20≦V(C5 )≦35 (3)15≦V(C6 )≦30 (4)0.55≦V(C5p)/V(C5 )≦0.90 (5)11.5+0.1 ×V(M)≦V(C5p) 式中、V(M)はMTBEの含有量(容量%)を、Rv
はガソリンのリード蒸気圧(kmf/cm2 )を、V(C5 )
は炭素数5の炭化水素の含有量(容量%)を、V
(C6 )は炭素数6の炭化水素の含有量(容量%)を、
V(C5p)は炭素数5のパラフィン系炭化水素の含有量
(容量%)をそれぞれ示す。
などのアルキル鉛化合物を実質的に有しないガソリンを
意味し、たとえ極微量の鉛化合物を含有する場合でも、
その含有量はJIS K 2255「ガソリン中の鉛分試験方法」
の適用区分下限値以下である。 本発明のガソリンのリ
サーチ法オクタン価は98.0以上、より好ましくは99.5以
上、最も好ましくは100.0 以上である。なお、このリサ
ーチ法オクタン価とは、JIS K 2280「オクタン価及びセ
タン価試験方法」により測定されるオクタン価を意味す
るものである。本発明のガソリンのリード蒸気圧(R
v)は0.40〜0.95kgf/cm2 、好ましくは0.55〜0.95kgf/
cm2 、より好ましくは0.55〜0.85kgf/cm2 である。この
リード蒸気圧とは、JIS K 2258「原油及び燃料油蒸気圧
試験法(リード法)」により測定される蒸気圧を意味す
るものであり、リード蒸気圧がこの範囲に達しない場合
は低温始動性に不具合を起こす可能性があり、一方リー
ド蒸気圧がこの範囲を越える場合はベーパーロックなど
により運転性に不具合を生ずる場合があるため、それぞ
れ好ましくない。念のため付言すると、エンジンの低温
始動性などを良好に維持するため、使用するガソリンの
リ−ド蒸気圧は、外気温に応じて調整されるのが通例で
ある。したがって、本発明のガソリンにあっても、これ
を夏期に使用する場合には、そのリ−ド蒸気圧は、0.40
〜0.70kgf/cm2 、好ましくは0.55〜0.70kgf/cm2 、より
好ましくは0.55〜0.68kgf/cm2 、最も好ましくは0.55〜
0.65kgf/cm2 の範囲に調整されていることが望ましく、
一方、冬期では、0.65〜0.95kgf/cm2 、好ましくは0.68
〜0.95kgf/cm2 、より好ましくは0.70〜0.95kgf/cm2 、
最も好ましくは0.70〜0.85kgf/cm2 の範囲に調整されて
いることが望ましい。
0.735 〜0.755g/cm3 、好ましくは0.740 〜0.755g/cm
3 、より好ましくは0.742 〜0.755g/cm3 、さらに好ま
しくは0.745 〜0.755g/cm3 、最も好ましくは0.745 〜
0.750g/cm3 の範囲にある。この密度は、JIS K 2249
「原油及び石油製品の密度試験方法並びに密度・質量・
容量換算表」により測定される密度を意味し、密度がこ
の範囲に達しない場合は燃費の悪化する可能性があり、
一方、密度がこの範囲を越える場合は、加速性の悪化や
点火プラグのくすぶりを生じる可能性があるため、それ
ぞれ好ましくない。 本発明のガソリンの硫黄分は50質
量ppm 以下、好ましくは30質量ppm 以下、より好ましく
は20質量ppm 以下である。この硫黄分とはJIS K 2541
「原油及び石油製品硫黄分試験方法」により測定される
硫黄分を意味しており、硫黄分がこの範囲を越える場合
は、自動車の排出ガス浄化装置の性能に悪影響を及ぼす
場合があるため好ましくない。
について説明すると、本発明のガソリンは、炭化水素と
MTBEとからなり、これに含まれるMTBEの量は、
一般的には3〜15容量%、好ましくは3〜10容量%、よ
り好ましくは4〜7容量%、最も好ましくは4〜6容量
%の範囲にある。MTBEの含有量が上記の一般的範囲
に達しない場合には、MTBEを配合した効果が具現さ
れず、一方、含有量がこの範囲を越える場合には、ガソ
リンの燃費が悪化し、排出ガス中のNOxが著しく増加
する可能性があるため、それぞれ好ましくない。なお、
MTBEは一般的にはイソブチレンとメタノールを反応
させて得られるが、これ以外の方法で製造されたMTB
Eも、本発明のガソリンに配合することができる。本発
明のガソリンにおいて、炭素数5の炭化水素の含有量
(V(C5 )容量%)は、ガソリンのリード蒸気圧(R
vkgf/cm2 )の値によって次のように規定される。 0.40≦Rv<0.65の場合、17≦V(C5 )≦20、好ま
しくは18≦V(C5 )≦20、 0.65≦Rv≦0.70の場合、18≦V(C5 )≦25、好ま
しくは20≦V(C5 )≦25、より好ましくは22≦V(C
5 )≦25、 0.70<Rv≦0.95の場合、20≦V(C5 )≦35、好ま
しくは22≦V(C5 )≦35、より好ましくは24≦V(C
5 )≦30、 リード蒸気圧が〜のいずれの場合にあっても、V
(C5 )がそれぞれの最も広い範囲に達しない場合は、
エンジンを低温で始動させることが難しくなるばかり
か、排気ガス中のNOxを際立って減少させることがで
きないため、好ましくない。一方、V(C5 )がこの範
囲を越える場合は、ガソリンの燃費が悪化し、ベーパー
ロックなどによりエンジンの運転性に不具合を生じる可
能性があるため、好ましくない。
化水素の含有量(V(C6 )容量%)は、15≦V
(C6 )≦30、好ましくは16≦V(C6 )≦30、より好
ましくは17≦V(C6 )≦30の範囲にある。V(C6 )
が上記した最も広い範囲に達しない場合は、エンジンを
低温で始動させる能力に欠け、NOxの発生を抑制する
能力にも欠けるために、また、V(C6 )がこの範囲を
越える場合は、ガソリンの燃費が悪化する可能性がある
ため、それぞれ好ましくない。本発明のガソリンにおい
て、炭素数5の炭化水素の含有量(V(C5 )容量%)
と、炭素数5のパラフィン系炭化水素の含有量(V(C
5p)容量%)の比、すなわち、V(C5p)/V(C5 )
は、一般に0.55〜0.90の範囲にあって、好ましくは0.59
≦V(C5p)/V(C5 )≦0.86、より好ましくは0.
61≦V(C5p)/V(C5 )≦0.86、最も好ましくは0.
61≦V(C5p)/V(C5 )≦0.80の範囲にある。V
(C5p)/V(C5 )が上記の一般的範囲に達しない場
合は、NOxの発生が際立って少ないガソリンを得るこ
とができず、一方、V(C5p)/V(C5 )がこの範囲
を越える場合は、ガソリンのオクタン価が低下する場合
があるため、それぞれ好ましくない。また、本発明のガ
ソリンにおいて、これに含まれる炭素数5のパラフィン
系炭化水素の含有量(V(C5p)容量%)は、同じくこ
れに含まれるMTBEの量をV(M)容量%として、1
1.5+0.1 ×V(M)≦V(C5p)で一般に規定され、
好ましくは12.0+0.1 ×V(M)≦V(C5p)、より好
ましくは12.5+0.1 ×V(M)≦V(C5p)で規定され
る。V(C5p)が上記の一般的範囲に達しない場合は、
NOxの発生が際立って少ないガソリンを得ることがで
きない。
水素の含有量(V(C5 )容量%)、炭素数6の炭化水
素の含有量(V(C6 )容量%)及び炭素数5のパラフ
ィン系炭化水素の含有量(V(C5p)容量%)は、いず
れも以下に示すガスクロマトグラフィー法により定量さ
れる値である。すなわち、カラムにはメチルシリコンの
キャピラリーカラム、キャリアガスにはヘリウム又は窒
素を、検出器には水素イオン化検出器(FID)を用
い、カラム長25〜50m、キャリアガス流量0.5 〜1.5ml/
min 、分割比1:50〜1:250 、注入口温度150 〜250 ℃、
初期カラム温度−10 〜10℃、終期カラム温度200 〜250
℃、検出器温150 〜250 ℃の条件で測定した値である。
化水素には、例えば、n−ペンタン、イソペンタン、ネ
オペンタン、1−ペンテン、2−ペンテン、2−メチル
−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、2−メチル−
2−ブテン、シクロペンタンなどが包含され、炭素数6
の炭化水素には、例えば、n−ヘキサン、2−メチルペ
ンタン、3−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタ
ン、2,3−ジメチルブタン、1−ヘキセン、2−ヘキ
セン、3−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−
メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2
−メチル−2−ペンテン、3−メチル−2−ペンテン、
4−メチル−2−ペンテン、2,3−ジメチル−1−ブ
テン、3,3−ジメチル−1−ブテン、2,3−ジメチ
ル−2−ブテン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタ
ン、シクロヘキセン、1−メチルシクロペンテン、3−
メチルシクロペンテン、4−メチルシクロペンテン、ベ
ンゼンなどが包含される。そして、炭素数5のパラフィ
ン系炭化水素には、n−ペンタン、イソペンタン、ネオ
ペンタンなどが包含される。
蒸留試験方法」によって測定される蒸留性状が次のよう
であることが好ましい。 0.40≦Rv<0.65の場合 30%留出温度 60〜70℃、50%留出温度 85〜95℃、70
%留出温度 113 ℃以上、90%留出温度 160 ℃以下、 0.65≦Rv≦0.70の場合 30%留出温度 57〜67℃、50%留出温度 80〜93℃、70
%留出温度 108 ℃以上、90%留出温度 155 ℃以下、 0.70<Rv≦0.95の場合 30%留出温度 55〜65℃、50%留出温度 77〜90℃、70
%留出温度 105 ℃以上、90%留出温度 150 ℃以下、
本発明のガソリンは、上記の(1)〜(5)式を満足す
る限り、炭素数5及び6の炭化水素以外の炭化水素を、
任意の量で含有することができるが、オレフィン系炭化
水素の含有量は18容量%以下、芳香族系炭化水素の含有
量は42容量%以下とするのが好ましい。オレフィン系炭
化水素の含有量及び芳香族系炭化水素の含有量は、JIS
K 2536の燃料油炭化水素成分試験方法(けい光指示薬吸
着法)によって測定することができる。
TBEと通常のガソリン調合基材を用いて調合すること
ができる。調合基材としては、例えば、接触分解法、水
素化分解法などで得られる分解ガソリン、接触改質法で
得られる改質ガソリン、オレフィンの重合により得られ
る重合ガソリン、イソブタンなどの炭化水素に低級オレ
フィンを付加(アルキル化)することにより得られるア
ルキレート、軽質ナフサ、異性化ガソリン、脱n−パラ
フィン油などを使用することができる外、これら調合基
材を分留して得た留分とか、ブタンとか、芳香族系炭化
水素とかを使用することができる。この場合、炭素数5
の炭化水素及び炭素数6の炭化水素の供給源としては、
例えば、軽質ナフサ、改質ガソリンの軽質留分、分解ガ
ソリンの軽質留分、異性化ガソリンなどが使用され、炭
素数5のパラフィン系炭化水素の供給源としては、例え
ば、軽質ナフサ、改質ガソリンの軽質留分、異性化ガソ
リンなどが主として使用される。典型的なガソリン調合
例を説明すると、本発明のガソリンは、例えば、MTB
E3〜15容量%、軽質ナフサ0〜10容量%、改質ガソリ
ンの軽質留分(沸点:初留点〜120 ℃程度)5〜35容量
%、改質ガソリンの重質留分(沸点:が110 ℃程度〜終
点)15〜45容量%、分解ガソリンの軽質留分(沸点:初
留点〜90℃程度)15〜45容量%、アルキレート0〜25容
量%、ブタン0〜10容量%を調合することよって得るこ
とができる。この場合、各調合基材の個々の配合量を具
体的に決定するに当たっては、最終的に得られる無鉛ガ
ソリンのリサーチ法オクタン価、リード蒸気圧、密度及
び硫黄分が本発明の規定を満足し、しかも、MTBEの
含有量、炭素数5の炭化水素の含有量、炭素数6の炭化
水素の含有量及び炭素数6のパラフィン系炭化水素の含
有量が、前掲した(1)〜(5)式を満足するように、
各調合基材の配合量が上に示した範囲から選択されるこ
とは勿論である。
ノール系、アミン系などの酸化防止剤、シッフ型化合物
やチオアミド型化合物などの金属不活性化剤、有機リン
系化合物などの表面着火防止剤、コハク酸イミド、ポリ
アルキルアミン、ポリエーテルアミンなどの清浄分散
剤、多価アルコール及びそのエーテルなどの氷結防止
剤、有機酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、
高級アルコールの硫酸エステルなどの助燃剤、アニオン
系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤
などの帯電防止剤及びアゾ染料などの着色剤で例示され
る公知の燃料油添加剤を1種又は2種以上を添加するこ
とができる。これらを添加する場合、その合計添加量
は、本発明のガソリン100重量部当り、0.1 重量部以下
とするのが好ましい。また、本発明のガソリンには、必
要に応じてメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、t−ブタノール、エチル−t−ブチルエーテル、メ
チル−t−アミルエーテル及びエチル−t−アミルエー
テルなどのオクタン価向上剤を添加することもできる。
これらオクタン価向上剤を添加する場合の添加量は、本
発明のガソリン100容量部当り、通常、10容量部%以下
とするのが好ましい。
よりさらに具体的に説明するが、本発明は、これらに何
等限定されるものではない。なお、表1は実施例に用い
た調合材の組成を示す。
0 ℃) 留分B=改質ガソリン軽質留分(沸点:初留点〜105
℃) 留分C=改質ガソリン重質留分(沸点:105 ℃〜終点) 留分D=分解ガソリン軽質留分(沸点:初留点〜90℃)
15容量%、留分C38容量%、留分D26容量%、アルキレ
ート12容量%を配合し、本発明に係る実施例1の無鉛ガ
ソリンを得た。得られた無鉛ガソリンの性状及び組成を
表2に示す。なお、比較のため、MTBEを同量含有す
る比較例1の無鉛ガソリンを調合し、その性状及び組成
も表2に示した。これらの実施例と比較例に示すガソリ
ンを用いて、以下の各種の性能試験を行い、その結果も
表2に併記した。 [排出ガス試験]総排気量2.2 l、燃料噴射式、オート
マチックトランスミッション、三元触媒、酸素センサを
有する乗用車を使用し、10モード排出ガス試験によりN
Oxを測定した。 [冷機状態での加速性試験]総排気量1.8 l、燃料噴射
式、マニュアルトランスミッション、三元触媒、酸素セ
ンサを有する乗用車を使用した。シャシダイナモ上試験
室温度0℃にて、冷機状態からエンジンを始動し、3速
で30→70km/hの全開加速を繰り返し加速所要時間を測定
した。3回〜5回目の加速所要時間の平均値を冷機時の
運転性の指標とした。
出ガス試験及び冷機状態での加速性試験において、いず
れも良好な性能を示している。それに対して比較例1は
V(C5 )、V(C6 )及びV(C5p)の値が本発明の
範囲に達しない場合であるが、排出ガス試験におけるN
Ox濃度及び冷機状態での加速性試験における加速所要
時間とも実施例1より大きく、本発明のガソリンより性
能が劣るものである。
量%、留分C33容量%、留分D31容量%、アルキレート
10容量%を配合し、本発明に係る実施例2の無鉛ガソリ
ンを得た。得られた無鉛ガソリンの性状及び組成を表3
に示す。なお、比較のため、MTBEを同量含有する比
較例2の無鉛ガソリンを調合し、その性状及び組成も表
3に示した。これらの実施例と比較例に示すガソリンを
用いて、以下の各種の性能試験を行い、その結果も表3
に併記した。 [排出ガス試験]総排気量2.0 l、燃料噴射式、マニュ
アルトランスミッション、三元触媒、酸素センサを有す
る乗用車を使用し、10モード排出ガス試験によりNOx
を測定した。 [冷機状態での加速性試験]総排気量2.0 l、燃料噴射
式、マニュアルトランスミッション、三元触媒、酸素セ
ンサを有する乗用車を使用した。シャシダイナモ上試験
室温度0℃にて、冷機状態からエンジンを始動し、3速
で30→70km/hの全開加速を繰り返し加速所要時間を測定
した。3回〜5回目の加速所要時間の平均値を冷機時の
運転性の指標とした。
出ガス試験及び冷機状態での加速性試験において、いず
れも良好な性能を示している。それに対して比較例2は
V(C5 )、V(C6 )、V(C5p)及びV(C5p)/
V(C5 )の値が本発明の範囲に達しない場合である
が、排出ガス試験におけるNOx濃度及び冷機状態での
加速性試験における加速所要時間とも実施例2より大き
く、本発明のガソリンより性能が劣るものである。
%、留分C35容量%、留分D30容量%、アルキレート10
容量%、ブタン2容量%を配合し、本発明に係る実施例
3の無鉛ガソリンを得た。得られた無鉛ガソリンの性状
及び組成を表4に示す。なお、比較のため、MTBEを
同量含有する比較例3及び4の無鉛ガソリンを調合し、
その性状及び組成も表4に示した。これらの実施例と比
較例に示すガソリンを用いて、以下の各種の性能試験を
行い、その結果も表4に併記した。 [排出ガス試験]総排気量2.0 l、燃料噴射式、三元触
媒、酸素センサを有するエンジンを使用した。触媒温度
を350 ℃、エンジン回転数を800rpmに一定とし、吸気負
圧を-550mmHg→-400mmHgと変化させた排出ガス試験にお
いて、排出ガス中NOx濃度の最高値を測定した。 [空燃比応答性試験]総排気量3.0 l、燃料噴射式エン
ジンを使用した。エンジン冷却水温度を40℃、エンジン
潤滑油温度を40℃、エンジン回転数を1200rpm 、吸気負
圧を-400mmHgの条件下で、空燃比18→12になるような信
号を燃料噴射装置に与え、10サイクル中のシリンダー内
混合気の実際の空燃比変化を測定した。この結果より燃
料噴射量変化に対するシリンダー内混合気空燃比の変化
率を空燃比応答性として、冷機時の運転性の指標として
評価した。
出ガス試験及び空燃比応答性試験において、いずれも良
好な性能を示している。それに対して比較例3はV(C
5 )の値のみが本発明の範囲に達しない場合であるが、
排出ガス試験におけるNOx濃度及び空燃比応答性試験
における空燃比応答性とも実施例より劣っている。また
比較例4はV(C5p)/V(C5 )の値のみが本発明の
範囲に達しない場合であるが、空燃比応答性には優れる
ものの、排出ガス試験におけるNOx濃度が極めて大き
く、比較例のいずれの無鉛ガソリンも本発明のガソリン
より性能が劣るものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 炭化水素とメチル−t−ブチルエーテル
(MTBE)とで構成され、リサーチ法オクタン価が9
8.0以上、リード蒸気圧が(Rv)0.40〜0.95kgf/c
m2 、15℃における密度が0.735 〜0.755g/cm3 、硫黄
分が50質量ppm 以下である無鉛ガソリンにおいて、MT
BE、炭素数5の炭化水素、炭素数5のパラフィン系炭
化水素及び炭素数6の炭素水素の含有量が、下記の
(1)〜(5)式を満たすことを特徴とする前記の無鉛
ガソリン。 (1)3≦V(M)≦15 (2)0.40≦Rv<0.65の場合、17≦V(C5 )≦20 0.65≦Rv≦0.70の場合、18≦V(C5 )≦25 0.70<Rv≦0.95の場合、20≦V(C5 )≦35 (3)15≦V(C6 )≦30 (4)0.55≦V(C5p)/V(C5 )≦0.90 (5)11.5+0.1 ×V(M)≦V(C5p) 式中、V(M)はMTBEの含有量(容量%)を、Rv
はガソリンのリード蒸気圧(kmf/cm2 )を、V(C5 )
は炭素数5の炭化水素の含有量(容量%)を、V
(C6 )は炭素数6の炭化水素の含有量(容量%)を、
V(C5p)は炭素数5のパラフィン系炭化水素の含有量
(容量%)をそれぞれ示す。
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| JP5264406A JP3067934B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 無鉛高オクタン価ガソリン |
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|---|---|---|---|
| JP5264406A JP3067934B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 無鉛高オクタン価ガソリン |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH0797580A true JPH0797580A (ja) | 1995-04-11 |
| JP3067934B2 JP3067934B2 (ja) | 2000-07-24 |
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| JP (1) | JP3067934B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007063353A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Japan Energy Corp | ガソリン組成物とその製造方法 |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP5264406A patent/JP3067934B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007063353A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Japan Energy Corp | ガソリン組成物とその製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
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| JP3067934B2 (ja) | 2000-07-24 |
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