JPH0797583A - 溶接ワイヤ - Google Patents

溶接ワイヤ

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Publication number
JPH0797583A
JPH0797583A JP24130293A JP24130293A JPH0797583A JP H0797583 A JPH0797583 A JP H0797583A JP 24130293 A JP24130293 A JP 24130293A JP 24130293 A JP24130293 A JP 24130293A JP H0797583 A JPH0797583 A JP H0797583A
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JP
Japan
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weight
oil
welding
wire
mixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP24130293A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Miyake
倫幸 三宅
Hiroki Hirai
宏樹 平井
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接部の内質を落とすことなく、溶接作業性
を総合的に向上する。 【構成】 機械のギヤの潤滑油として用いられる炭化水
素系ナフサソープ減摩剤調合品である特定の鉱物油を、
エステル油に対して10重量%〜35重量%の割合とな
るように混合し、この混合油を0.3〜1.2g/ワイ
ヤ10kgの割合で溶接ワイヤに塗布する。送給抵抗
は、エステル油のみのものや、鉱物油を50重量%混ぜ
たものと比べると平均値で2/3程度に低減され、溶接
電流も安定する。また、ビード形状、アーク音共に良く
なる。特に、鉱物油の混合割合が20重量%の時にこれ
らの改善効果が顕著となる。一方、溶接部の内質は従来
のワイヤによる場合と遜色ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接ワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接ワイヤの表面には、ワイヤの
防錆と溶接時の送給抵抗の低減とを図るため、ワイヤ1
0kgに対して0.3〜1.2gの割合で植物油を塗布
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の溶接ワ
イヤは、送給抵抗の低減が十分でなく、アークが不安定
になり易く、ビード形状が悪いという不具合があった。
また、アーク音も作業者に不快な音質であった。このた
め、特に、半自動溶接時の作業性が悪かった。
【0004】そこで、本発明は、溶接部の内質を落とす
ことなく、溶接作業性を総合的に向上することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の溶接ワイヤは、減摩剤入りの炭化水素系鉱
物油10〜35重量%とその余の植物油とからなる混合
油を、表面に塗布したものである。この混合油における
鉱物油の混合割合は10〜20重量%であることが一層
望ましい。なお、混合油は、一般的に良好とされている
0.3〜1.2g/ワイヤ10kgの割合で塗布すれば
よい。
【0006】ここで、減摩剤入りの炭化水素系鉱物油と
しては、商品名GRPとして市販されている様な、機械
のギヤの潤滑油の強化剤として用いられるものをあげる
ことができる。
【0007】
【作用及び効果】本発明の溶接ワイヤによると、植物油
のみを塗布したものと比較したとき以下の様な作用・効
果を奏する。送給抵抗については、低減もしくは同程度
以上を維持することができる。スパッタ発生量について
は、同程度か又はやや劣ることもあるが、本発明の溶接
ワイヤではアークが安定し、すみ肉溶接での溶接ビード
の余盛厚さが小さくなり、ビード形状が向上する。アー
ク音については、そのトーンが下がり、溶接作業者の不
快感が低下する。
【0008】これらの作用より、溶接性、特に、半自動
溶接における溶接性が向上し、作業者の不快感を低減す
ることができる。この効果は、特に鉱物油の混合量が2
0重量%近傍で最も高く、10重量%以上を混合すると
十分効果が期待できる。なお、アーク音は、35重量%
程度の混合割合を越えると従来品に近づく。また、35
重量%よりも混合割合を増やすと送給抵抗も従来品と変
わりなくなり、50重量%ではかえって悪くなる。この
ことから、鉱物油の混合割合は、35重量%以下がよ
く、コスト等を総合的に考慮すると20重量%以下がよ
り望ましいといえる。
【0009】一方、一般的には、鉱物油を溶接ワイヤに
塗布するとブローホールやピットの発生、スラグ巻き込
みなどの溶接部の内質不良が生じ易いとされているが、
本発明の溶接ワイヤではこれら溶接内質に関する性能
は、植物油のみを塗布したものと変わりない。
【0010】この結果、本発明の溶接ワイヤによれば、
溶接部の内質を悪化させることなく、作業性を向上で
き、ビード形状の良好な溶接を実施することができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明を一層明らかにするために、好
適な実施例を図面と共に説明する。鉱物油として商品名
「GRP(カナダ国パワーアップ社製)」を用い、エス
テル油に対して、0%(比較例1),10%(実施例
1),20%(実施例2),35%(実施例3),50
%(比較例2)の割合(いずれも重量%)となるように
混合し、この混合油を0.3〜1.2g/ワイヤ10k
gの割合で溶接ワイヤに塗布した。
【0012】GRPは、機械のギヤの潤滑油強化剤とし
て用いられる炭化水素系ナフサソープ減摩剤調合品であ
って、ナフサを主成分とし、表1の様な組成になってい
る。
【0013】
【表1】
【0014】ここで、S,P,Clは極圧成分と呼ば
れ、Zn,Moは添加元素である。溶接ワイヤは、表2
の成分組成からなるJIS YGW11鋼製の1.2m
mφのものであり、表面にはCuメッキによる平均0.
4〜0.7μmのメッキ被膜が施されている。
【0015】
【表2】
【0016】次に、この実施例1〜3及び比較例1,2
の溶接ワイヤを用いて、送給抵抗,ビード形状,アーク
音を調べてそれぞれ5段階で評価した。 [送給抵抗]図1に示すような自走台車を用いた自動機
にてそれぞれ同一条件(溶接電流300A,溶接電圧3
2V,溶接速度50cm/min)でビードオン溶接を
し、図示の様に、送給ロール部分に設けたロードセルに
て送給抵抗を計測した。
【0017】送給抵抗は、実施例2において最大2.4
kg,変動幅0.6kg,平均2.0kgであった。一
方、比較例1は最大4.2kg,変動幅1.4kg,平
均3.4kgとなり、比較例2は最大3.6kg,変動
幅1.8kg,平均2.8kgとなった。実施例1の平
均値は2.0kg程度であったが、最大値が2.6k
g,変動幅が1.2kgあり、実施例3も同様であっ
た。各実施例ともに、送給抵抗平均値は従来品である比
較例1の2/3に低下している。
【0018】総合的に見ると、実施例2が最も良好であ
り、比較例2が最悪で、ついで比較例1が悪く、他はこ
れらの中間といえる。また、この送給抵抗の計測と同時
に、溶接電流の変動状態も計測した。この結果は、比較
例2の変動幅が最も大きくて280A〜300A(変動
幅20A)となり、実施例2は295A〜300A(変
動幅5A)と最も変動幅が小さく、安定度が高かった。
このことからも、実施例2のアーク安定度が最も高いと
いうことが分かる。
【0019】そこで、最も悪かった比較例2の評価を
「3」とし、最も良かった実施例2の評価を「5」とし
て5段階評価すると、図2の最上段のグラフの様な評価
結果となった。 [ビード形状]次に、同じく図1の自動機を用いてすみ
肉溶接を実施し、図3に示すようなビードを得た。そし
て、それぞれ、のど厚に対しての余盛り厚さR、ビード
の上方への立ち上がり角度θを計測した。その結果、実
施例2において最も余盛り厚さRが小さく、かつビード
立ち上がり角度θも小さかった。これは上述の様にアー
クの安定度が高まったことともよく一致している。総合
的にみて最もビード形状が悪かったのは比較例1であ
り、次に悪かったのは比較例2である。そこで、比較例
1の評価を「2」とし、実施例2の評価を「5」として
5段階評価すると、図2の2段目のグラフの様な評価結
果となった。
【0020】[アーク音]次に、半自動溶接機を用いて
すみ肉溶接を実施し、その際、アーク音の不快度を作業
者に判断させた。アーク音は、比較例1,2ではかなり
トーンが高くて不快度が強く、実施例1,2のトーンが
比較的小さくて不快度が小さかった。そこで、比較例
1,2の評価を「2」とし、実施例1,2の評価を
「4」として5段階評価すると、図2の3段目のグラフ
の様な評価結果となった。
【0021】以上の評価結果を総合判断すると、溶接作
業性及びビード形状からすると実施例2が最も優れてお
り、実施例1,実施例3も従来品である比較例1に比べ
て良くなったと評価することができる。なお、実施例1
〜3のそれぞれについて溶接部の断面を検査し、ブロー
ホールやピットの発生状況、スラグ巻き込みの状況を調
べたが、いずれも溶接品質に影響するような欠陥はな
く、溶接部の内質は良好であることが分かった。
【0022】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲内で種々なる態様にて実現することがで
きることはいうまでもない。例えば、ワイヤ表面に塗布
する潤滑油は0.3〜1.2g/ワイヤ10kgの割合
であれば一般的によいとされており、これに従って塗布
すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の評価に用いた自動機の構成図であ
る。
【図2】 実施例,比較例の評価結果を示した説明図で
ある。
【図3】 実施例2,比較例1のビード形状評価につい
て示した説明図である。
【符号の説明】
R・・・余盛り厚さ、θ・・・ビード立ち上がり角度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 40:32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減摩剤入りの炭化水素系鉱物油10〜3
    5重量%とその余の植物油とからなる混合油を、表面に
    塗布した溶接ワイヤ。
  2. 【請求項2】 前記混合油における鉱物油の混合割合が
    10〜20重量%である請求項1記載の溶接ワイヤ。
JP24130293A 1993-09-28 1993-09-28 溶接ワイヤ Pending JPH0797583A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24130293A JPH0797583A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 溶接ワイヤ

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JP24130293A JPH0797583A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 溶接ワイヤ

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Publication Number Publication Date
JPH0797583A true JPH0797583A (ja) 1995-04-11

Family

ID=17072265

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JP24130293A Pending JPH0797583A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 溶接ワイヤ

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JP (1) JPH0797583A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100650669B1 (ko) * 2005-05-25 2006-11-29 고려용접봉 주식회사 가스실드 아크 용접용 솔리드 와이어
US8901455B2 (en) 2008-06-18 2014-12-02 Lincoln Global, Inc. Welding wire for submerged arc welding
US8952295B2 (en) 2008-06-18 2015-02-10 Lincoln Global, Inc. Welding wire with perovskite coating

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100650669B1 (ko) * 2005-05-25 2006-11-29 고려용접봉 주식회사 가스실드 아크 용접용 솔리드 와이어
US8901455B2 (en) 2008-06-18 2014-12-02 Lincoln Global, Inc. Welding wire for submerged arc welding
US8952295B2 (en) 2008-06-18 2015-02-10 Lincoln Global, Inc. Welding wire with perovskite coating

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