JPH08102009A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドの製造方法Info
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- JPH08102009A JPH08102009A JP23822194A JP23822194A JPH08102009A JP H08102009 A JPH08102009 A JP H08102009A JP 23822194 A JP23822194 A JP 23822194A JP 23822194 A JP23822194 A JP 23822194A JP H08102009 A JPH08102009 A JP H08102009A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気記録媒体との摺接を繰り返す毎に生じが
ちな目づまりを防止するとともに、 磁気記録媒体に対
する当り特性を良好にして出力を向上させて製品の信頼
性の大幅な向上を図る。 【構成】 磁気記録媒体であるビデオテープに対して後
方側で摺接する磁気コア半体となる磁気コアブロック半
体2の研削面3aの一端近傍に磁気ギャップgと平行に
帯状且つ垂直断面形状が略々V字状の溝部16を形成す
る。
ちな目づまりを防止するとともに、 磁気記録媒体に対
する当り特性を良好にして出力を向上させて製品の信頼
性の大幅な向上を図る。 【構成】 磁気記録媒体であるビデオテープに対して後
方側で摺接する磁気コア半体となる磁気コアブロック半
体2の研削面3aの一端近傍に磁気ギャップgと平行に
帯状且つ垂直断面形状が略々V字状の溝部16を形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドの製造方法
に関し、例えばVTR(ビデオテープレコーダ)に搭載
される磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面の加工方法に関
するものである。
に関し、例えばVTR(ビデオテープレコーダ)に搭載
される磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面の加工方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、VTRには、回転ドラムの周面に
磁気ヘッドが設けられてなる回転型磁気ヘッド装置が搭
載されている。この場合、磁気記録媒体であるビデオテ
ープに上記磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面が摺動する
ことにより映像や音声等の記録・再生行うために、使用
を重ねるにつれて必然的に摩耗が生じて当該磁気ヘッド
に目づまりが生じる。
磁気ヘッドが設けられてなる回転型磁気ヘッド装置が搭
載されている。この場合、磁気記録媒体であるビデオテ
ープに上記磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面が摺動する
ことにより映像や音声等の記録・再生行うために、使用
を重ねるにつれて必然的に摩耗が生じて当該磁気ヘッド
に目づまりが生じる。
【0003】そこで、上記目づまりを防止する改善策の
1つとして、図10に示すように、上記磁気ヘッドのヘ
ッドチップの摺動面aの一側端に略々L字状の切欠部1
15を形成することが提案されており、多大な効果を奏
している。
1つとして、図10に示すように、上記磁気ヘッドのヘ
ッドチップの摺動面aの一側端に略々L字状の切欠部1
15を形成することが提案されており、多大な効果を奏
している。
【0004】上述の磁気ヘッドの作製方法としては、先
ず、図11に示すように、フェライト等よりなる2つの
基板にそれぞれトラック幅規制溝111、巻線溝11
2、及びガラス溝113を加工形成して各コアブロック
半体101,102を作製し、これら一対の磁気コアブ
ロック半体101,102をギャップ材を介して突き合
わせ、ガラス溝113に溶融した融着ガラスを流し込ん
で接合一体化して磁気コアブロック103を作製する。
ず、図11に示すように、フェライト等よりなる2つの
基板にそれぞれトラック幅規制溝111、巻線溝11
2、及びガラス溝113を加工形成して各コアブロック
半体101,102を作製し、これら一対の磁気コアブ
ロック半体101,102をギャップ材を介して突き合
わせ、ガラス溝113に溶融した融着ガラスを流し込ん
で接合一体化して磁気コアブロック103を作製する。
【0005】次に、図12に示すように、この磁気コア
ブロック103を冶具に設置し、円筒研削機を用いて、
当該磁気コアブロック103に揺動を加えながらその研
削面114が略々円筒状となるように円筒研削加工を施
す。
ブロック103を冶具に設置し、円筒研削機を用いて、
当該磁気コアブロック103に揺動を加えながらその研
削面114が略々円筒状となるように円筒研削加工を施
す。
【0006】そして、図13に示すように、円筒研削加
工された研削面114の一端部、ここでは磁気記録媒体
であるビデオテープに対して後方側で摺接する磁気コア
ブロック102の研削面114の一側端に垂直断面形状
が略々L字状となるように磁気ギャップgに平行に帯状
の切欠部115を形成し、続いて巻線材の位置決めを行
うためのガイド溝116を形成し、さらにビデオテープ
に対する当り幅を確保するために当り幅加工を施す。
工された研削面114の一端部、ここでは磁気記録媒体
であるビデオテープに対して後方側で摺接する磁気コア
ブロック102の研削面114の一側端に垂直断面形状
が略々L字状となるように磁気ギャップgに平行に帯状
の切欠部115を形成し、続いて巻線材の位置決めを行
うためのガイド溝116を形成し、さらにビデオテープ
に対する当り幅を確保するために当り幅加工を施す。
【0007】その後、上記図10に示すように、この磁
気コアブロック103を各チップ幅毎に切り出して一対
の磁気コア半体121,122よりなるヘッドチップ1
04を形成する。次いで、このように作製したヘッドチ
ップ104をヘッド基板(ヘッドベース)に接着し固定
し、ヘッドチップ104の上記研削面111にラッピン
グテープを用いてテープラップを施し研磨して磁気記録
媒体摺動面aを形成する。そして、巻線溝112及びガ
イド溝116に極細の銅線を所定数巻回して巻線を施
し、各項目についての検査等の後工程を経て、上記磁気
ヘッドが完成する。
気コアブロック103を各チップ幅毎に切り出して一対
の磁気コア半体121,122よりなるヘッドチップ1
04を形成する。次いで、このように作製したヘッドチ
ップ104をヘッド基板(ヘッドベース)に接着し固定
し、ヘッドチップ104の上記研削面111にラッピン
グテープを用いてテープラップを施し研磨して磁気記録
媒体摺動面aを形成する。そして、巻線溝112及びガ
イド溝116に極細の銅線を所定数巻回して巻線を施
し、各項目についての検査等の後工程を経て、上記磁気
ヘッドが完成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、上記磁
気ヘッドを作製する際には、その研削面114に円筒研
削加工を施すだけでは荒仕上げの状態であって十分な磁
気記録媒体摺動面とはならず、円筒研削加工後にテープ
ラップを施して仕上げを行う必要がある。ところが、上
記ヘッドチップ104には上記切欠部115が形成され
ているために磁気コア半体121,122の各研削面1
14は非対称形状となっている。したがって、テープラ
ップ時に磁気記録媒体摺動面が均一な円筒形状となら
ず、特に切欠部115近傍、すなわち磁気コア半体12
2のエッジ近傍の曲率半径が小さくなる傾向がある。
気ヘッドを作製する際には、その研削面114に円筒研
削加工を施すだけでは荒仕上げの状態であって十分な磁
気記録媒体摺動面とはならず、円筒研削加工後にテープ
ラップを施して仕上げを行う必要がある。ところが、上
記ヘッドチップ104には上記切欠部115が形成され
ているために磁気コア半体121,122の各研削面1
14は非対称形状となっている。したがって、テープラ
ップ時に磁気記録媒体摺動面が均一な円筒形状となら
ず、特に切欠部115近傍、すなわち磁気コア半体12
2のエッジ近傍の曲率半径が小さくなる傾向がある。
【0009】このように、上述の各工程を経て作製され
た上記磁気ヘッドは、その磁気記録媒体摺動面が若干左
右非対称または磁気記録媒体摺動面全体として不完全な
円筒形状となされているために、磁気記録媒体との良好
な接触が保たれず当り特性の低下が生じて、スペーシン
グロスにより出力信号が著しく劣化するという問題があ
る。
た上記磁気ヘッドは、その磁気記録媒体摺動面が若干左
右非対称または磁気記録媒体摺動面全体として不完全な
円筒形状となされているために、磁気記録媒体との良好
な接触が保たれず当り特性の低下が生じて、スペーシン
グロスにより出力信号が著しく劣化するという問題があ
る。
【0010】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、磁気記録媒体との
摺接を繰り返す毎に生じがちな目づまりを防止するため
に磁気記録媒体摺動面の一側端に切欠部が設けられた磁
気ヘッドについて、高精度で均一な前記磁気ヘッドの磁
気記録媒体摺動面の円筒形状を得ることが容易に可能と
なり、この磁気記録媒体摺動面の磁気記録媒体に対する
当り特性を良好にして出力を向上させて製品の信頼性の
大幅な向上を図る磁気ヘッドの製造方法を提供すること
にある。
のであり、その目的とするところは、磁気記録媒体との
摺接を繰り返す毎に生じがちな目づまりを防止するため
に磁気記録媒体摺動面の一側端に切欠部が設けられた磁
気ヘッドについて、高精度で均一な前記磁気ヘッドの磁
気記録媒体摺動面の円筒形状を得ることが容易に可能と
なり、この磁気記録媒体摺動面の磁気記録媒体に対する
当り特性を良好にして出力を向上させて製品の信頼性の
大幅な向上を図る磁気ヘッドの製造方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の対象とするもの
は、磁気記録媒体との摺接を繰り返す毎に生じがちな目
づまりを防止するために磁気記録媒体摺動面の一側端に
切欠部が設けられた磁気ヘッドの製造方法である。
は、磁気記録媒体との摺接を繰り返す毎に生じがちな目
づまりを防止するために磁気記録媒体摺動面の一側端に
切欠部が設けられた磁気ヘッドの製造方法である。
【0012】本発明は、一対の磁気コアブロック半体が
融着されて複数の磁気ギャップが形成された磁気コアブ
ロックの研削面を円筒研削する工程と、磁気記録媒体に
対して後方側で摺接する磁気コアブロック半体の前記研
削面に磁気ギャップと平行に帯状の溝部を形成する工程
と、上記磁気コアブロックを各ヘッドチップに切り出し
て当該ヘッドチップをヘッド基板にチップ接着する工程
と、上記研削面に研磨を施して磁気記録媒体摺動面を形
成する工程と、前記溝部を設けたことによりヘッドチッ
プに形成された側端部を削除して切欠部とする工程とを
経ることにより、上記磁気ヘッドを作製することを特徴
とするものである。
融着されて複数の磁気ギャップが形成された磁気コアブ
ロックの研削面を円筒研削する工程と、磁気記録媒体に
対して後方側で摺接する磁気コアブロック半体の前記研
削面に磁気ギャップと平行に帯状の溝部を形成する工程
と、上記磁気コアブロックを各ヘッドチップに切り出し
て当該ヘッドチップをヘッド基板にチップ接着する工程
と、上記研削面に研磨を施して磁気記録媒体摺動面を形
成する工程と、前記溝部を設けたことによりヘッドチッ
プに形成された側端部を削除して切欠部とする工程とを
経ることにより、上記磁気ヘッドを作製することを特徴
とするものである。
【0013】このとき、磁気コアブロック半体の上記溝
部の垂直断面形状を略々V字状に形成することが望まし
い。また、上記垂直断面形状をスリット状等に形成して
もよい。
部の垂直断面形状を略々V字状に形成することが望まし
い。また、上記垂直断面形状をスリット状等に形成して
もよい。
【0014】
【作用】本発明に係る磁気ヘッドの製造方法において
は、一対の磁気コアブロック半体のうち、磁気記録媒体
に対して後方側で摺接する磁気コアブロック半体の研削
面に磁気ギャップと平行に帯状の溝部を形成し、磁気コ
アブロックを各ヘッドチップに切り出して当該ヘッドチ
ップをヘッド基板にチップ接着した後に、ヘッドチップ
の研削面に研磨を施して磁気記録媒体摺動面を形成す
る。この場合、ヘッドチップの研削面にラップを施し研
磨するときには、当該研削面には溝部が形成されている
だけであり、当該ヘッドチップの各磁気コア半体の研削
面は略々対称形状と見なすことができる。したがって、
研削面にラップを施しても研磨に偏りが生じることはな
く、研削面全体に亘り均一に円筒形状に加工される。
は、一対の磁気コアブロック半体のうち、磁気記録媒体
に対して後方側で摺接する磁気コアブロック半体の研削
面に磁気ギャップと平行に帯状の溝部を形成し、磁気コ
アブロックを各ヘッドチップに切り出して当該ヘッドチ
ップをヘッド基板にチップ接着した後に、ヘッドチップ
の研削面に研磨を施して磁気記録媒体摺動面を形成す
る。この場合、ヘッドチップの研削面にラップを施し研
磨するときには、当該研削面には溝部が形成されている
だけであり、当該ヘッドチップの各磁気コア半体の研削
面は略々対称形状と見なすことができる。したがって、
研削面にラップを施しても研磨に偏りが生じることはな
く、研削面全体に亘り均一に円筒形状に加工される。
【0015】そして、ラップを施した後に前記溝部を設
けたことによりヘッドチップに形成された側端部を削除
して切欠部とすることにより、磁気記録媒体との摺動時
に目づまりを起こすことがなく、しかも全体としてほぼ
完全な円筒形状に形成された磁気記録媒体摺動面を有す
る磁気ヘッドが作製されることになる。
けたことによりヘッドチップに形成された側端部を削除
して切欠部とすることにより、磁気記録媒体との摺動時
に目づまりを起こすことがなく、しかも全体としてほぼ
完全な円筒形状に形成された磁気記録媒体摺動面を有す
る磁気ヘッドが作製されることになる。
【0016】このとき、磁気コアブロック半体の上記溝
部の垂直断面形状を略々V字状に形成することにより、
切り出された各ヘッドチップの側端部を削除する際に、
容易且つ確実に所望の切欠部が形成される。
部の垂直断面形状を略々V字状に形成することにより、
切り出された各ヘッドチップの側端部を削除する際に、
容易且つ確実に所望の切欠部が形成される。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る磁気ヘッドの製造方法の
実施例を図面を参照しながら説明する。
実施例を図面を参照しながら説明する。
【0018】本実施例において作製される磁気ヘッド
は、磁気記録媒体である磁気テープとの摺接を繰り返す
毎に生じがちな目づまりを防止するために磁気記録媒体
摺動面の一側端に切欠部が設けられたものである。
は、磁気記録媒体である磁気テープとの摺接を繰り返す
毎に生じがちな目づまりを防止するために磁気記録媒体
摺動面の一側端に切欠部が設けられたものである。
【0019】当該磁気ヘッドのヘッドチップ4は、図1
に示すように、一対の磁気コア半体4a,4bがギャッ
プ材を介して融着ガラスにより接合一体化され磁気ギャ
ップgが形成されて構成されている。このヘッドチップ
4には、トラック幅規制溝11、巻線を施すための巻線
溝12、溶融した融着ガラスを流し込むためのガラス溝
13、巻線材の位置決めを行うためのガイド溝14が設
けられている。
に示すように、一対の磁気コア半体4a,4bがギャッ
プ材を介して融着ガラスにより接合一体化され磁気ギャ
ップgが形成されて構成されている。このヘッドチップ
4には、トラック幅規制溝11、巻線を施すための巻線
溝12、溶融した融着ガラスを流し込むためのガラス溝
13、巻線材の位置決めを行うためのガイド溝14が設
けられている。
【0020】そして特に、磁気コア半体4bには、その
磁気記録媒体摺動面aの一側端に略々L字状の切欠部1
5が形成されている。上記ヘッドチップ4が後述するヘ
ッドベースに設置され磁気ヘッドとされ、VTRにおい
て記録再生時にこのヘッドチップ4の磁気記録媒体摺動
面aにビデオテープが摺動する際には、磁気コア半体4
aの磁気記録媒体摺動面aが先に摺接し、その後に磁気
コア半体4の磁気記録媒体摺動面aが摺接する。したが
って、使用を重ねるにつれて磁気記録媒体摺動面aが摩
耗されても、削られたヘッド材料は上記切欠部15から
外部に排除されるために磁気記録媒体摺動面aに残存す
ることなく、上記磁気ヘッドに目づまりが生じることは
ない。
磁気記録媒体摺動面aの一側端に略々L字状の切欠部1
5が形成されている。上記ヘッドチップ4が後述するヘ
ッドベースに設置され磁気ヘッドとされ、VTRにおい
て記録再生時にこのヘッドチップ4の磁気記録媒体摺動
面aにビデオテープが摺動する際には、磁気コア半体4
aの磁気記録媒体摺動面aが先に摺接し、その後に磁気
コア半体4の磁気記録媒体摺動面aが摺接する。したが
って、使用を重ねるにつれて磁気記録媒体摺動面aが摩
耗されても、削られたヘッド材料は上記切欠部15から
外部に排除されるために磁気記録媒体摺動面aに残存す
ることなく、上記磁気ヘッドに目づまりが生じることは
ない。
【0021】上記磁気ヘッドを製造するには、先ず、フ
ェライト等よりなる2つの基板にそれぞれトラック幅規
制溝11,巻線溝12,及びガラス溝13を加工形成し
て各磁気コアブロック半体1,2を作製した後、図2に
示すように、これら一対の磁気コアブロック半体1,2
をギャップ材を介して突き合わせ、ガラス溝13に溶融
した融着ガラスを流し込んで接合一体化して磁気コアブ
ロック3を作製する。
ェライト等よりなる2つの基板にそれぞれトラック幅規
制溝11,巻線溝12,及びガラス溝13を加工形成し
て各磁気コアブロック半体1,2を作製した後、図2に
示すように、これら一対の磁気コアブロック半体1,2
をギャップ材を介して突き合わせ、ガラス溝13に溶融
した融着ガラスを流し込んで接合一体化して磁気コアブ
ロック3を作製する。
【0022】次に、図3に示すように、磁気コアブロッ
ク3上面部の研削面3aに対して磁気ギャップgの位置
が頂点となる円筒形状(R形状)となるように、円筒研
削機を用いて円筒研削を施す。このとき、磁気コアブロ
ック3に所要の揺動を加えながら上記研削面3aを略々
均一な円筒形状に研削する。その後、ガイド溝14を形
成する。
ク3上面部の研削面3aに対して磁気ギャップgの位置
が頂点となる円筒形状(R形状)となるように、円筒研
削機を用いて円筒研削を施す。このとき、磁気コアブロ
ック3に所要の揺動を加えながら上記研削面3aを略々
均一な円筒形状に研削する。その後、ガイド溝14を形
成する。
【0023】そして、図4に示すように、円筒研削加工
された磁気コアブロック3のうち、各コアブロック半体
2側の研削面3aの一端近傍、ここでは磁気記録媒体で
あるビデオテープに対して後方側で摺接する磁気コア半
体となる磁気コアブロック半体2の研削面3aの一端近
傍に磁気ギャップgと平行に帯状の溝部16を形成す
る。この溝部16は垂直断面形状が略々V字状とされ、
所定の鋭角である底角θを有するように形成する。この
とき、当該溝部16を形成したことにより、磁気コアブ
ロック半体2の端部には側端部2aが形成されたことに
なる。続いて、巻線材の位置決めを行うためのガイド溝
14を形成し、さらにビデオテープに対する当り幅を確
保するために当り幅加工を施す。
された磁気コアブロック3のうち、各コアブロック半体
2側の研削面3aの一端近傍、ここでは磁気記録媒体で
あるビデオテープに対して後方側で摺接する磁気コア半
体となる磁気コアブロック半体2の研削面3aの一端近
傍に磁気ギャップgと平行に帯状の溝部16を形成す
る。この溝部16は垂直断面形状が略々V字状とされ、
所定の鋭角である底角θを有するように形成する。この
とき、当該溝部16を形成したことにより、磁気コアブ
ロック半体2の端部には側端部2aが形成されたことに
なる。続いて、巻線材の位置決めを行うためのガイド溝
14を形成し、さらにビデオテープに対する当り幅を確
保するために当り幅加工を施す。
【0024】その後、上記図5に示すように、この磁気
コアブロック3を各チップ幅毎に切り出して一対の磁気
コア半体4a,4bよりなるヘッドチップ4を形成す
る。次いで、図6に示すように、このように作製したヘ
ッドチップ4をヘッド基板(ヘッドベース)5に接着し
固定し、ヘッドチップ4の上記研削面3aに所定のラッ
ピングテープを用いてテープラップを施し研磨して磁気
記録媒体摺動面aを形成する。
コアブロック3を各チップ幅毎に切り出して一対の磁気
コア半体4a,4bよりなるヘッドチップ4を形成す
る。次いで、図6に示すように、このように作製したヘ
ッドチップ4をヘッド基板(ヘッドベース)5に接着し
固定し、ヘッドチップ4の上記研削面3aに所定のラッ
ピングテープを用いてテープラップを施し研磨して磁気
記録媒体摺動面aを形成する。
【0025】そして、図7に示すように、磁気コア半体
ブロック2が切り出されて形成された磁気コア半体4b
の側端部2aを所定の治具を用いて削除して、磁気コア
半体4bの一側端に略々L字状の切欠部15を形成す
る。
ブロック2が切り出されて形成された磁気コア半体4b
の側端部2aを所定の治具を用いて削除して、磁気コア
半体4bの一側端に略々L字状の切欠部15を形成す
る。
【0026】その後、図8に示すように、このヘッドベ
ース5に固定されたヘッドチップ4の巻線溝12及びガ
イド溝14に極細の銅線を所定数巻回して巻線を施し、
各項目についての検査等の後工程を経て、上記磁気ヘッ
ドが完成する。そして、このヘッドチップ4が設置され
たヘッド基板5を回転ドラムに搭載して回転型磁気ヘッ
ド装置とする。
ース5に固定されたヘッドチップ4の巻線溝12及びガ
イド溝14に極細の銅線を所定数巻回して巻線を施し、
各項目についての検査等の後工程を経て、上記磁気ヘッ
ドが完成する。そして、このヘッドチップ4が設置され
たヘッド基板5を回転ドラムに搭載して回転型磁気ヘッ
ド装置とする。
【0027】上記のように、本実施例においては、一対
の磁気コアブロック半体1,2のうち、ビデオテープに
対して後方側で摺接する磁気コアブロック半体2の研削
面3aに磁気ギャップgと平行に帯状の溝部16を形成
し、磁気コアブロック3を各ヘッドチップ4に切り出し
て当該ヘッドチップ4をヘッド基板にチップ接着した後
に、ヘッドチップ4の研削面3aに研磨を施して磁気記
録媒体摺動面aを形成する。この場合、ヘッドチップの
研削面3aにラップを施し研磨するときには、当該研削
面3aには溝部16が形成されているだけであり、当該
ヘッドチップ4の各磁気コア半体4a,4bの研削面3
aは略々対称形状と見なすことができる。したがって、
研削面3aにラップを施しても研磨に偏りが生じること
はなく、研削面3a全体に亘り均一に円筒形状に加工さ
れる。
の磁気コアブロック半体1,2のうち、ビデオテープに
対して後方側で摺接する磁気コアブロック半体2の研削
面3aに磁気ギャップgと平行に帯状の溝部16を形成
し、磁気コアブロック3を各ヘッドチップ4に切り出し
て当該ヘッドチップ4をヘッド基板にチップ接着した後
に、ヘッドチップ4の研削面3aに研磨を施して磁気記
録媒体摺動面aを形成する。この場合、ヘッドチップの
研削面3aにラップを施し研磨するときには、当該研削
面3aには溝部16が形成されているだけであり、当該
ヘッドチップ4の各磁気コア半体4a,4bの研削面3
aは略々対称形状と見なすことができる。したがって、
研削面3aにラップを施しても研磨に偏りが生じること
はなく、研削面3a全体に亘り均一に円筒形状に加工さ
れる。
【0028】そして、ラップを施した後に上記ヘッドチ
ップ4の溝部16を有する磁気コア半体4bに設けられ
た前記溝部16により形成された側端部2aを所定の治
具を用いて押圧することにより削除して切欠部15とす
ることにより、ビデオテープとの摺動時に目づまりを起
こすことがなく、しかも全体としてほぼ完全な円筒形状
に形成された磁気記録媒体摺動面aを有する磁気ヘッド
が作製されることになる。
ップ4の溝部16を有する磁気コア半体4bに設けられ
た前記溝部16により形成された側端部2aを所定の治
具を用いて押圧することにより削除して切欠部15とす
ることにより、ビデオテープとの摺動時に目づまりを起
こすことがなく、しかも全体としてほぼ完全な円筒形状
に形成された磁気記録媒体摺動面aを有する磁気ヘッド
が作製されることになる。
【0029】このとき、磁気コアブロック半体の上記溝
部16の垂直断面形状を略々V字状に形成することによ
り、切り出された各ヘッドチップの側端部2aを削除す
る際に、容易且つ確実に所望の切欠部15が形成され
る。
部16の垂直断面形状を略々V字状に形成することによ
り、切り出された各ヘッドチップの側端部2aを削除す
る際に、容易且つ確実に所望の切欠部15が形成され
る。
【0030】ここで、1つの実験例について説明する。
この実験は、上記実施例において作製した磁気ヘッド
(サンプルA)と、この磁気ヘッドに対する比較例とし
て上記の従来の製造方法により作製された磁気ヘッド
(サンプルB)とを用いて、各磁気記録媒体摺動面aの
形状について調べたものである。
この実験は、上記実施例において作製した磁気ヘッド
(サンプルA)と、この磁気ヘッドに対する比較例とし
て上記の従来の製造方法により作製された磁気ヘッド
(サンプルB)とを用いて、各磁気記録媒体摺動面aの
形状について調べたものである。
【0031】この実験においては、図9に示すように、
各磁気記録媒体摺動面aについて、磁気ギャップgにお
ける曲率半径をR0、切欠部を有しない側の磁気コア半
体について磁気ギャップgから100μm離間した位置
の曲率半径をR1、切欠部を有する側の磁気コア半体に
ついて磁気ギャップgから100μm離間した位置の曲
率半径をR2とした。実験結果を以下の表1に示す。な
お、この表1においては、所定数の各サンプルを用いて
実験を行い、その平均値をM、分散値をσ、最小値をm
inして示す。
各磁気記録媒体摺動面aについて、磁気ギャップgにお
ける曲率半径をR0、切欠部を有しない側の磁気コア半
体について磁気ギャップgから100μm離間した位置
の曲率半径をR1、切欠部を有する側の磁気コア半体に
ついて磁気ギャップgから100μm離間した位置の曲
率半径をR2とした。実験結果を以下の表1に示す。な
お、この表1においては、所定数の各サンプルを用いて
実験を行い、その平均値をM、分散値をσ、最小値をm
inして示す。
【0032】
【表1】
【0033】この結果から明かなように、サンプルBに
ついては、R1とR2とで2mmも差が生じたのに対し
て、サンプルAについては、R1とR2の差は0.3m
m程度であり、殆ど無視し得る程度の値であった。ま
た、サンプルAでは、サンプルBと比較してその分散値
σ、すなわちバラツキが半分程に減少した。さらに、磁
気記録媒体摺動面aの摩耗度については、サンプルA
は、サンプルBと比較して30%程改善された結果を示
した。
ついては、R1とR2とで2mmも差が生じたのに対し
て、サンプルAについては、R1とR2の差は0.3m
m程度であり、殆ど無視し得る程度の値であった。ま
た、サンプルAでは、サンプルBと比較してその分散値
σ、すなわちバラツキが半分程に減少した。さらに、磁
気記録媒体摺動面aの摩耗度については、サンプルA
は、サンプルBと比較して30%程改善された結果を示
した。
【0034】
【発明の効果】上記の説明からも明かなように、本発明
に係る磁気ヘッドの製造方法によれば、磁気記録媒体と
の摺接を繰り返す毎に生じがちな目づまりを防止すると
ともに、高精度で均一な前記磁気ヘッドの磁気記録媒体
摺動面の円筒形状を得ることが容易に可能となり、この
磁気記録媒体摺動面の磁気記録媒体に対する当り特性を
良好にして出力を向上させて製品の信頼性の大幅な向上
を図ることができる。
に係る磁気ヘッドの製造方法によれば、磁気記録媒体と
の摺接を繰り返す毎に生じがちな目づまりを防止すると
ともに、高精度で均一な前記磁気ヘッドの磁気記録媒体
摺動面の円筒形状を得ることが容易に可能となり、この
磁気記録媒体摺動面の磁気記録媒体に対する当り特性を
良好にして出力を向上させて製品の信頼性の大幅な向上
を図ることができる。
【図1】本実施例において作製された磁気ヘッドのヘッ
ドチップを模式的に示す斜視図である。
ドチップを模式的に示す斜視図である。
【図2】各コアブロック半体が接合一体化されて作製さ
れた磁気コアブロックを模式的に示す斜視図である。
れた磁気コアブロックを模式的に示す斜視図である。
【図3】磁気コアブロック上面部の研削面に対して円筒
研削が施された様子を模式的に示す斜視図である。
研削が施された様子を模式的に示す斜視図である。
【図4】上記研削面に帯状の溝部等が形成された様子を
模式的に示す斜視図である。
模式的に示す斜視図である。
【図5】切り出された各ヘッドチップを模式的に示す斜
視図である。
視図である。
【図6】ヘッドチップがヘッド基板に接着固定された様
子を模式的に示す側面図である。
子を模式的に示す側面図である。
【図7】磁気コア半体の一側端に切欠部が形成された様
子を模式的に示す側面図である。
子を模式的に示す側面図である。
【図8】ヘッドチップに巻線等が施された様子を模式的
に示す斜視図である。
に示す斜視図である。
【図9】磁気記録媒体摺動面の各曲率半径を示す模式図
である。
である。
【図10】摺動面の一側端に切欠部が形成されたヘッド
チップを示す斜視図である。
チップを示す斜視図である。
【図11】各コアブロック半体が接合一体化されて作製
された磁気コアブロックを模式的に示す斜視図である。
された磁気コアブロックを模式的に示す斜視図である。
【図12】磁気コアブロック上面部の研削面に対して円
筒研削が施された様子を模式的に示す斜視図である。
筒研削が施された様子を模式的に示す斜視図である。
【図13】磁気コアブロック上面部の研削面に垂直断面
形状が略々L字状となるように磁気ギャップに平行に帯
状の切欠部が形成された様子を模式的に示す斜視図であ
る。
形状が略々L字状となるように磁気ギャップに平行に帯
状の切欠部が形成された様子を模式的に示す斜視図であ
る。
1,2 磁気コアブロック半体 3 磁気コアブロック 3a 研削面 4 ヘッドチップ 4a,4b 磁気コア半体 15 切欠部 16 溝部
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の磁気コアブロック半体が融着され
て複数の磁気ギャップが形成された磁気コアブロックの
研削面を円筒研削する工程と、 磁気記録媒体に対して後方側で摺接する磁気コアブロッ
ク半体の前記研削面に磁気ギャップと平行に帯状の溝部
を形成する工程と、 上記磁気コアブロックを各ヘッドチップに切り出して当
該ヘッドチップをヘッド基板にチップ接着する工程と、 上記研削面に研磨を施して磁気記録媒体摺動面を形成す
る工程と、前記溝部を設けたことによりヘッドチップに
形成された側端部を削除して切欠部とする工程とを有す
ることを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】 溝部の垂直断面形状が略々V字状である
ことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23822194A JPH08102009A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23822194A JPH08102009A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08102009A true JPH08102009A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17026955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23822194A Pending JPH08102009A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08102009A (ja) |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23822194A patent/JPH08102009A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030902 |