JPH08106981A - ハザード表示装置 - Google Patents

ハザード表示装置

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JPH08106981A
JPH08106981A JP6238277A JP23827794A JPH08106981A JP H08106981 A JPH08106981 A JP H08106981A JP 6238277 A JP6238277 A JP 6238277A JP 23827794 A JP23827794 A JP 23827794A JP H08106981 A JPH08106981 A JP H08106981A
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JP
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inorganic
display
electric field
transparent conductive
transparent
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Application number
JP6238277A
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English (en)
Inventor
Hidenobu Anzai
秀伸 安齊
Kazuya Akashi
一弥 明石
Kazuya Edamura
一弥 枝村
Yasubumi Otsubo
泰文 大坪
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Fujikura Kasei Co Ltd
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Kasei Co Ltd
Fujikura Ltd
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Publication date
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電界配列効果に基づく光機能性流体組成物を
用いて、透過光量を調整し、自動車のウインドウに取り
付けられるハザード表示装置を提供する。 【構成】 自動車のウインドウは、電界配列効果を有す
る誘電体粒子を電気絶縁性媒体19中に含有してなる電
気感応型光機能性流体組成物16と、これを収納し、対
向する2面の少なくとも相対向する一部を透明とした中
空の収納体18とを具備する。この収納体18に、それ
ぞれ透明導電層17を対向配設した表示部40と非表示
部41とを間隔をあけて形成する。表示部40の透明導
電層17を、自動車のピクチャーワードの形状に形成す
る。 【効果】 表示部と非表示部とに通電することで、これ
らを透明とすることができ、表示部のみに通電すること
で、表示部にピクチャーワードを表示させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体組成物を用いた
透過光量の制御機構を有するハザード表示装置に関する
ものであり、特に自動車の駐車、停車等の際に、この自
動車の存在を知らせるハザード表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車産業の発達に伴い、自動車
の故障等の際に、自動車を路上に駐車、停車させる場合
がある。この場合、自動車の存在を他の自動車に知ら
せ、追突、衝突等の危険を防止するために、ハザードラ
ンプの点灯や、三角表示板の設置が行われている。ハザ
ードランプは、自動車の前後4個の方向指示フラッシャ
を同時に点滅させることにより、自動車の存在を知らし
めている。三角表示板は、表面に赤色の蛍光テープが貼
られており、この蛍光テープで光を反射させること等に
より、自動車の存在を知らしめている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たハザードランプを点灯させると、自動車を駐車、停車
させているため、自動車自身の発電能力が発揮できず、
バッテリの消耗が大きいという問題があった。そして、
ハザードランプを点灯させたときに、図20に示すよう
に、自動車の後に別の自動車が駐車し、自動車の後部が
半分隠れる場合、ハザードランプを方向指示の表示と誤
認するおそれがあった。
【0004】また、上述した三角表示板を用いる場合、
この三角表示板を常時自動車に搭載する必要があり、こ
の三角表示板の設置スペースが自動車内に必要になり、
自動車内の内部空間が狭くなるという問題があった。そ
して、この自動車から三角表示板を取り出して路上に設
置する際に、運転手等が路上を歩くため、運転手等に高
い安全性の注意が必要であった。
【0005】ところで本発明者らは、従来全く知られて
いない新規な電界配列性を有する電気感応型光機能性流
体組成物の研究を行っている。この組成物は、例えば電
気絶縁性の媒体中に固体粒子を分散させて得られる流体
であり、これに電界を印加すると固体粒子が誘電分極を
起こし、更に誘電分極に基づく静電引力によって互いに
電場方向に配位連結して整列し、鎖状体構造を示す性質
を持っている。また、固体粒子によっては電気泳動性を
有することにより、電界印加時に電極部分に電気泳動し
て配列配向し、配列塊状構造を示すものもある。
【0006】このように、電界下における粒子の配向配
列を電界配列効果と呼び、そのような性質を有する固体
粒子を電界配列性粒子と呼ぶこととする。また、この電
界配列性粒子を主要構成材として、電気絶縁性媒体中に
分散して得られるのが電気感応型光機能性流体組成物で
ある。そして、本発明者らは、この新規な構造の電気感
応型光機能性流体組成物の研究を進めることにより本発
明に到達した。本発明は、この新規な構造の組成物を用
いて、透過光量を調整し、自動車のウインドウの少なく
とも一部に、この自動車の存在を知らせることができる
ハザード表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、自動車の駐
車、停車等の際に、この自動車の存在を知らせるハザー
ド表示装置であって、自動車のウインドウの少なくとも
一部に、対向する2面の少なくとも相対向する一部を透
明とした中空の収納体を設け、この収納体に、電界配列
性粒子を電気絶縁性媒体中に含有してなる電気感応型光
機能性流体組成物を収納し、前記収納体の相対向する透
明部分に表示部および非表示部を設け、前記非表示部の
相対向する透明部分に非表示部透明導電層をそれぞれ形
成し、前記表示部の相対向する透明部分に表示部透明導
電層をそれぞれ形成し、これら表示部透明導電層を、自
動車の駐車、停車等を表示するピクチャーワードの形状
に形成し、これら非表示部透明導電層と表示部透明導電
層とを、間隔をあけて形成したハザード表示装置によっ
て解決される。
【0008】前記表示部透明導電層を、ほぼ正三角形の
ハザードウォーニングのピクチャーワードの形状に形成
するのが好ましい。また、前記収納体を、複数並設し、
複数のピクチャーワードの形状を表示してもよい。ま
た、前記電界配列性粒子が、有機高分子化合物からなる
芯体と、電界配列効果を有する無機物(以下、電界配列
性無機物と略す)を含む表層とによって形成される無機
・有機複合粒子であることが好ましい。さらに、前記電
界配列性無機物が、無機イオン交換体、シリカゲル、ま
たは電気半導体性無機物、もしくはそれらの混合物であ
ることが好ましい。また、前記表層が、電界配列性無機
物とともに色素粒子を含むものや、前記芯体が、色素を
含むものであってもよい。
【0009】さらに、前記電気絶縁性媒体の動粘度は1
〜3000cStの範囲であり、前記電気絶縁性媒体中
の固体粒子の濃度は0.5〜15重量%の範囲であり、
透明導電層から電気感応型光機能性流体組成物中の固体
粒子に印加される電圧は、0.1〜5.0kV/mmの
範囲であることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明においては、特別な構造の電気感応型光
機能性流体組成物を中空の収納体に満たすととともに、
非表示部透明導電層と表示部透明導電層を形成したの
で、この収納体の透明部分に形成された透明導電層に通
電して電気感応型光機能性流体組成物に電界を印加する
ことで、電気感応型光機能性流体組成物中の無機・有機
複合粒子などの固体粒子が特定の方向に配向する。これ
により、電圧が印加された状態では、固体粒子が鎖状に
配位連結して鎖状体を形成し、この鎖状体が電界方向に
平行して配列するので、その間隙を光が透過し、透明に
見えるようになる。このため、自動車のウインドウは透
明状態となる。
【0011】さらに、これら非表示部透明導電層と表示
部透明導電層とを間隔をあけて形成し、表示部透明導電
層を自動車の駐車、停車等を表示するピクチャーワード
の形状に形成したので、非表示部透明導電層のみに電圧
を印加することにより、非表示部は前記透明状態を維持
するとともに、表示部は不透明な状態になる。すなわ
ち、表示部は、表示部透明導電層に電圧を印加していな
いので、無機・有機複合粒子などの固体粒子が特定の方
向に配向せず、表示部の収納体中に分散している固体粒
子が光を乱反射して、表示部の透明部分が不透明に見え
る。これにより、表示部透明導電層のみが自動車の停車
等のピクチャーワードを表示し、このピクチャーワード
により自動車の駐車、停車等を表示することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明のハザード表示装置の第一の
実施例を示す正面図であり、図2は図1のX−X線に沿
う断面図である。この例のハザード表示装置Aは、自動
車のリアウインドウに形成されている。このハザード表
示装置Aは、図2の断面図に示すように、一対の透明基
板15、15を所定の間隔をあけて平行に配置し、これ
らの間に液体状の電気感応型光機能性流体組成物16を
封入し、透明基板15、15の相対向する内面側に透明
導電層17を被覆して構成されたものである。なお、図
1ではハザード表示装置を自動車のリアウインドウに形
成したが、本願はこれに限るものでなく、自動車のフロ
ントガラス、サイドガラス等のウインドウの一部に形成
してもよい。
【0013】透明基板15、15の外周縁部には、図で
は略すが、シール部材が装着され、透明基板15、15
とシール部材により形成される板状の中空の透明の収納
体18の内部に電気感応型光機能性流体組成物16が封
入されている。また、透明基板15、15の外周縁部に
は、図3及び図4に示すように、透明導電層17…に電
気的に接続された電極部がそれぞれ形成され、各電極部
は電源23にスイッチ24を介して接続されている。
【0014】前記透明基板15、15は、内部に電気感
応型光機能性流体組成物16を収納できるとともに運搬
や設置などに耐える強度を有する必要があるので、各種
のガラス基板、アクリル樹脂などからなる透明樹脂基板
等から構成することが好ましい。なお、透明基板15、
15は全体が透明である必要はなく、光を通過させる部
分のみを透明とした構造としても良い。従って、周縁部
のみを不透明の金属枠、樹脂枠などから構成し、その枠
の内部に透明のガラス基板や樹脂基板を嵌め込んだ構成
にしても良い。また、その形状は特に限定されるもので
はないが、通常は、板状のものが用いられる。
【0015】前記電気感応型光機能性流体組成物16
は、基本的に、電気絶縁性媒体19中に図5に示す構造
の無機・有機複合粒子30が分散されてなるものであ
り、この無機・有機複合粒子30は、有機高分子化合物
からなる芯体31と、この芯体31の表面を覆った電界
配列効果を奏する電界配列性無機物32からなる表層3
3とによって形成されている。
【0016】このような電界配列性無機物32としては
種々のものが知られているが、好ましい例としては多価
金属の水酸化物、ハイドロタルサイト類、多価金属の酸
性塩、ヒドロキシアパタイト、ナシコン型化合物、粘土
鉱物、チタン酸カリウム類、ヘテロポリ酸塩または不溶
性フェロシアン化物からなる無機イオン交換体及びシリ
カゲルと電気半導体性無機物を挙げることができる。こ
のような電界配列性無機物32が有機高分子化合物から
なる芯体31上に表層33を形成するとき、電気感応型
光機能性流体組成物16に電界配列性効果がもたらされ
る。また、上記の無機・有機複合粒子30は、芯体31
と同時に表層33を形成する方法によって製せられたも
のであることが好ましい。
【0017】前記無機・有機複合粒子30の芯体31と
して使用し得る有機高分子化合物の例としては、ポリ
(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸エス
テル−スチレン共重合物、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ニトリルゴム、ブチルゴム、AB
S樹脂、ナイロン、ポリビニルブチレート、アイオノマ
ー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル樹脂、
ポリカーボネート樹脂等の1種または2種以上の混合物
または共重合物を挙げることができる。
【0018】無機・有機複合粒子30の表層33として
使用し得る好ましい電界配列性無機物32は無機イオン
交換体、電気半導体性無機物またはシリカゲルである。
これらはその固体粒子を電気絶縁性媒体19中に分散す
るとき、優れた電界配列効果を現す。無機イオン交換体
の例としては(1)多価金属の水酸化物、(2)ハイド
ロタルサイト類、(3)多価金属の酸性塩、(4)ヒド
ロキシアパタイト、(5)ナシコン型化合物、(6)粘
土鉱物、(7)チタン酸カリウム類、(8)ヘテロポリ
酸塩、及び(9)不溶性フェロシアン化物を挙げること
ができる。
【0019】以下に、それぞれの無機イオン交換体につ
いて詳しく説明する。 (1)多価金属の水酸化物。これらの化合物は、一般式
MOx(OH)y(Mは多価金属であり、xは零以上の数
であり、yは正数である)で表され、例えば、水酸化チ
タン、水酸化ジルコニウム、水酸化ビスマス、水酸化
錫、水酸化鉛、水酸化アルミニウム、水酸化タンタル、
水酸化ニオブ、水酸化モリブデン、水酸化マグネシウ
ム、水酸化マンガン、及び水酸化鉄等である。ここで、
例えば水酸化チタンとは含水酸化チタン(別名メタチタ
ン酸またはβチタン酸、TiO(OH)2)及び水酸化
チタン(別名オルソチタン酸またはαチタン酸、Ti
(OH)4)の双方を含むものであり、他の化合物につ
いても同様である。
【0020】(2)ハイドロタルサイト類。これらの化
合物は、一般式M13Al6(OH)43(CO)3・12H
2O(Mは 二価の金属である)で表され、例えば二価の
金属MがMg、CaまたはNi等である。 (3)多価金属の酸性塩。これらは例えばリン酸チタ
ン、リン酸ジルコニウム、リン酸錫、リン酸セリウム、
リン酸クロム、ヒ酸ジルコニウム、ヒ酸チタン、ヒ酸
錫、ヒ酸セリウム、アンチモン酸チタン、アンチモン酸
錫、アンチモン酸タンタル、アンチモン酸ニオブ、タン
グステン酸ジルコニウム、バナジン酸チタン、モリブデ
ン酸ジルコニウム、セレン酸チタン及びモリブデン酸錫
等である。
【0021】(4)ヒドロキシアパタイト。これらは例
えばカルシウムアパタイト、鉛アパタイト、ストロンチ
ウムアパタイト、カドミウムアパタイト等である。 (5)ナシコン型化合物。これらには例えば(H3O)
Zr2(PO43のようなものが含まれるが、本発明に
おいてはH3OをNaと置換したナシコン型化合物も使
用できる。 (6)粘土鉱物。これらは例えばモンモリロナイト、セ
ピオライト、ベントナイト等であり、特にセピオライト
が好ましい。
【0022】(7)チタン酸カリウム類。これらは一般
式aK2O・bTiO2・nH2O(aは0<a≦1を満
たす正数 であり、bは1≦b≦6を満たす正数であ
り、nは正数である)で表され、例えばK2・TiO2
2H2O、K2O・2TiO2・2H2O、0.5K2O・
TiO2・2H2O、及びK2O・2.5TiO2・2H2
O等である。なお、上記化合物のうち、aまたはbが整
数でない化合物はaまたはbが適当な整数である化合物
を酸処理し、KとHとを置換することによって容易に合
成される。 (8)ヘテロポリ酸塩。これらは一般式H3AE1240
・nH2O(Aはリン、ヒ素、ゲルマニウム、またはケ
イ素であり、Eはモリブデン、タングステン、またはバ
ナジウムであり、nは正数である)で表され、例えばモ
リブドリン酸アンモニウム、及びタングストリン酸アン
モニウムである。 (9)不溶性フェロシアン化物。これらは次の一般式で
表される化合物である。Mb-pxaA[E(CN)6](M
はアルカリ金属または水素イオン、Aは亜鉛、銅、ニッ
ケル、コバルト、マンガン、カドミウム、鉄(III)
またはチタン等の重金属イオン、Eは鉄(II)、鉄
(III)、またはコバルト(II)等であり、bは4
または3であり、aはAの価数であり、pは0〜b/a
の正数である。) これらには例えば、Cs2Zn[Fe(CN)6]及びK
2Co[Fe(CN)6]等の不溶性フェロシアン化合物
が含まれる。
【0023】上記(1)〜(6)の無機イオン交換体は
いずれもOH基を有しており、これらの無機イオン交換
体のイオン交換サイトに存在するイオンの一部または全
部を別のイオンに置換したもの(以下、置換型無機イオ
ン交換体という)も、本発明における無機イオン交換体
に含まれるものである。即ち、前述の無機イオン交換体
をR−M1(M1は、イオン交換サイトのイオン種を表
す)と表すと、R−M1におけるM1の一部または全部
を、下記のイオン交換反応によって、M1とは異なるイ
オン種M2に置換した置換型無機イオン交換体もまた、
本発明における無機イオン交換体である。 xR−M1+yM2→Rx−(M2)y+xM1 (ここでx、yはそれぞれイオン種M2、M1の価数を表
す)。M1はOH基を有する無機イオン交換体の種類に
より異なるが、無機イオン交換体が陽イオン交換性を示
すものでは、一般にM1はH+であり、この場合のM2
アルカリ金属、アルカリ土類金属、多価典型金属、遷移
金属または希土類金属等、H+以外の金属イオンのいず
れか任意のものである。OH基を有する無機イオン交換
体が陰イオン交換性を示すものでは、M1は一般にOH-
であり、その場合M2は例えばI、Cl、SCN、N
2、Br、F、CH3COO、SO4またはCrO4等や
錯イオン等、OH-以外の陰イオン全般の内の任意のも
のである。
【0024】また、高温加熱処理によりOH基を一旦失
ってはいるが、水に浸漬させるなどの操作によって再び
OH基を有するようになる無機イオン交換体について
は、その高温加熱処理後の無機イオン交換体等も本発明
に使用できる無機イオン交換体の一種であり、その具体
例としてはナシコン型化合物、例えば(H3O)Zr
2(PO43の加熱により得られるHZr2(PO43
ハイドロタルサイトの高温加熱処理物(500〜700
℃で加熱処理したもの)等がある。これらの無機イオン
交換体は一種類だけではなく、多種類を同時に表層とし
て用いることもできる。なお、上記の無機イオン交換体
として、多価金属の水酸化物、及び多価金属の酸性塩を
用いることが特に好ましい。
【0025】前記無機・有機複合粒子30の表層33と
して使用し得る他の好ましい電界配列性無機物は、電気
伝導度が、室温にて103〜10-11Ω-1/cmの金属酸
化物、金属水酸化物、金属酸化水酸化物、無機イオン交
換体、またはこれらの少なくともいずれか1種に金属ド
ーピングしたもの、もしくは金属ドーピングの有無に拘
わらず、これらの少なくともいずれか1種を他の支持体
上に電気半導体層として施したもの等である。
【0026】以下に、他の好ましい電界配列性無機物に
ついてさらに詳しく説明する。 (A)金属酸化物:例えばSnO2 、アモルファス型二
酸化チタン(出光石油化学社製)等である。 (B)金属水酸化物:例えば水酸化チタン、水酸化ニオ
ブ等である。ここで水酸化チタンとは、含水酸化チタン
(石原産業社製)、メタチタン酸(別名βチタン酸、T
iO(OH)2 )およびオルソチタン酸(別名αチタン
酸、Ti(OH)4 )を含むものである。 (C)金属酸化水酸化物:この例としては例えばFeO
(OH)(ゲーサイト)等を挙げることができる。
【0027】(D)多価金属の水酸化物:先に(1)で
記載したものと同等である。 (E)ハイドロタルサイト類:先に(2)で記載したも
のと同等である。 (F)多価金属の酸性塩:先に(3)で記載したものと
同等である。 (G)ヒドロキシアパタイト:先に(4)で記載したも
のと同等である。 (H)ナシコン型化合物:先に(5)で記載したものと
同等である。 (I)粘土鉱物:先に(6)で記載したものと同等であ
る。 (J)チタン酸カリウム類:先に(7)で記載したもの
と同等である。 (K)ヘテロポリ酸塩:先に(8)で記載したものと同
等である。 (L)不溶性フェロシアン化物:先に(9)で記載した
ものと同等である。
【0028】(M)金属ドーピング電界配列性無機物:
これは上記電界配列性無機物(A)〜(L)の電気伝導
度を上げるために、アンチモン(Sb)等の金属を電界
配列性無機物にドーピングしたものであって、例として
はアンチモン(Sb)ドーピング酸化錫(SnO2 )等
を挙げることができる。 (N)他の支持体上に電気半導体層として電界配列性無
機物を施したもの:例えば支持体として酸化チタン、シ
リカ、アルミナ、シリカ−アルミナ等の無機物粒子、ま
たはポリエチレン、ポリプロピレン等の有機高分子粒子
を用い、これに電気半導体層としてアンチモン(Sb)
ドーピング酸化錫(SnO2 )を施したもの等を挙げる
ことができる。このように電界配列性無機物が施された
粒子は全体として電界配列性無機物となっている。これ
らの電界配列性無機物は、1種類だけでなく、2種類ま
たはそれ以上を同時に表層として用いることもできる。
【0029】前記の電気感応型光機能性流体組成物16
に用いる電気絶縁性媒体19としては、従来知られてい
る電界配列性流体に使用されているものが全て使用可能
である。例えば、塩化ジフェニル、セバチン酸ブチル、
芳香族ポリカルボン酸高級アルコールエステル、ハロフ
ェニルアルキルエーテル、トランス油、塩化パラフィ
ン、弗素系オイル、またはシリコン系オイルやフルオロ
シリコンオイル等、電気絶縁性及び電気絶縁破壊強度が
高く、化学的に安定でかつ無機・有機複合粒子を安定に
分散させ得るものであればいずれの流体も使用可能であ
り、またそれらの混合物を使用することもできる。
【0030】この電気絶縁性媒体19は、目的に応じて
着色することもできる。着色する場合は、選択された電
気絶縁性媒体19に可溶であってその電気的特性を損な
わない種類と量の油溶性染料または分散性染料を用いる
ことが好ましい。電気絶縁性媒体19には、この他に、
分散剤、界面活性剤、粘度調製剤、酸化防止剤、安定剤
などが含まれていてもよい。
【0031】このような無機・有機複合粒子30は種々
な方法によって製造することができる。例えば、有機高
分子化合物からなる粒子状の芯体31と微粒子状の電界
配列性無機物32をジェット気流によって搬送し、衝突
させる方法がある。この場合は粒子状の芯体31の表面
に電界配列性無機物32の微粒子が高速度で衝突し、固
着して表層33を形成する。また、別の製法例として、
粒子状の芯体31を気体中に浮遊させておき、電界配列
性無機物の溶液を霧状にしてその表面に噴霧する方法が
ある。この場合はその溶液が芯体31の表面に付着し乾
燥することによって表層33が形成される。
【0032】しかし、無機・有機複合粒子30を製造す
る好ましい製法例は、芯体31と同時に表層33を形成
する方法である。この方法は、例えば、芯体31を形成
する有機高分子化合物のモノマーを重合媒体中で乳化重
合、懸濁重合または分散重合するに際して、微粒子状と
した電界配列性無機物32を上記モノマー中、または重
合媒体中に存在させて行う、というものである。重合媒
体としては水が好ましいが、水と水溶性有機溶媒との混
合物を使用することができ、また有機系の貧溶媒を使用
することもできる。この方法によれば、重合媒体の中で
モノマーが重合して芯体粒子を形成すると同時に、微粒
子状の電界配列性無機物32が芯体31の表面に層状に
配向してこれを被覆し、表層33を形成する。
【0033】乳化重合または懸濁重合によって無機・有
機複合粒子を製造する場合には、モノマーの疎水性の性
質と電界配列性無機物32の親水性の性質を組み合わせ
ることによって、電界配列性無機物32の微粒子の大部
分を芯体粒子の表面に配向させることができる。この芯
体31と表層33との同時形成方法によれば、有機高分
子化合物からなる芯体31粒子の表面に電界配列性無機
物粒子32が緻密かつ強固に接着し、堅牢な無機・有機
複合粒子30が形成される。
【0034】本発明に使用する無機・有機複合粒子30
の形状は必ずしも球形であることを要しないが、粒子状
の芯体31が調節された乳化・懸濁重合方法によって製
造された場合は、得られる無機・有機複合粒子30の形
状はほぼ球形となる。しかも球形状であれば、透過光量
を調節する際に光を全方向に散乱させることができるの
で、不定形のものよりも球形状のものが有利になる。無
機・有機複合粒子30の粒径は特に限定されるものでは
ないが、0.1〜500μm、特に5〜200μm程度
とすることが好ましい。この際の微粒子状の電界配列性
無機物32の粒径は特に限定されるものではないが、好
ましくは0.005〜100μmであり、さらに好まし
くは0.01〜10μmである。
【0035】このような無機・有機複合粒子30におい
て、表層33を形成する電界配列性無機物32と芯体3
1を形成する有機高分子化合物の重量比は特に限定され
るものではないが、(電界配列性無機物):(有機高分
子化合物)比で(1〜60):(99〜40)の範囲、
特に(4〜30):(96〜70)の範囲であることが
好ましい。ここで、電界配列性無機物32の重量比が1
%未満では得られた電気感応型光機能性流体組成物の電
界配列性効果が不充分であり、60%を超えると得られ
た電気感応型光機能性流体組成物16に過大な電流が流
れる。これらの無機・有機複合粒子30の比重は、芯体
31に比較的比重の小さな有機高分子化合物を使用する
ことから、表層33を形成する電界配列性無機物32の
比重と比べて、相対的に小さくすることができる。用い
る有機高分子化合物と電界配列性無機物の種類と比率と
によって、無機・有機複合粒子30の比重は自在に調整
可能であるが、一般的に、用いる電気絶縁性媒体との関
係から比重1.0〜2.0程度に調整される。この場
合、電気絶縁性媒体との比重差が大きいと、媒体中で電
界配列性粒子が重力沈降し、均一分散ができなくなるこ
ともある。
【0036】上記の無機・有機複合粒子30の表層33
または芯体31は色素を含むものであってもよい。表層
33に用いることのできる色素は顔料である。この顔料
は、芯体31上に、上記の方法により電界配列性無機物
32からなる表層33を形成する際、電界配列性無機物
32に混合して用いて、表層33に含ませることが好ま
しい。芯体31に色素を含ませる場合は、一般に合成樹
脂用として知られている染料または顔料のいずれも使用
可能である。この色素は、予め芯体31を形成するモノ
マー中に混合した後にモノマーを重合するか、または芯
体31となる合成樹脂に練り込んで芯体31中に含ませ
ることができる。表層33または芯体31、またはその
双方に色素を含む無機・有機複合粒子30は、これを用
いることによって、得られた電気感応型光機能性流体組
成物16の電圧無負荷時の散乱光を任意の色に着色する
ことができる。
【0037】例えば、水酸化チタンやシリカゲルを混入
することにより白色に着色することができ、青色顔料の
フタロシアニンブルー(大日精化工業株式会社製、シア
ニンブルーS−32)を混入することにより青色に着色
させることができ、黄色顔料のファーストエロー(大日
精化工業株式会社製、NLファーストエロー5G(S)
を混入することにより黄色に着色することができる。さ
らに、電気半導体無機物である黒色四酸化三鉄(Fe3
4)を混入することにより黒色に着色でき、電気半導
体無機物である赤色三酸化二鉄(Fe23)を混入する
ことにより赤色に着色できる。したがって、これらを用
いることにより、各種のピクチャーワードをカラーで表
示することができる。
【0038】上記のような各種の方法、特に芯体31と
表層33を同時に形成する方法によって製造された無機
・有機複合粒子30は一般に、その表層33の全部また
は一部分が有機高分子物質や、製造工程で使用された分
散剤、乳化剤その他の添加物質の薄膜で覆われていて、
電界配列性無機物32微粒子の電界配列性効果が充分に
発揮されないこともある。この不活性物質の薄膜は該粒
子表面を研磨することによって容易に除去し得る。
【0039】この無機・有機複合粒子30表面の研磨
は、種々な方法で行うことができる。例えば、無機・有
機複合粒子30を水などの分散媒体中に分散させて、こ
れを攪拌する方法によって行うことができる。この際、
分散媒体中に砂粒やボールなどの研磨材を混入して無機
・有機複合粒子30と共に攪拌する方法、あるいは研削
砥石を用いて攪拌する方法等によって行うこともでき
る。例えばまた、分散媒体を使用せず、無機・有機複合
粒子30と上記のような研磨材と、研削砥石を用いて乾
式で攪拌して行うこともできる。
【0040】さらに好ましい研磨方法は、無機・有機複
合粒子30をジェット気流等によって気流攪拌する方法
である。これは該粒子自体を相互に気相において激しく
衝突させて研磨する方法であり、他の研磨材を必要とせ
ず、粒子表面から剥離した不活性物質を分級によって容
易に分離し得る点で好ましい方法である。上記のジェッ
ト気流攪拌においては、それに用いられる装置の種類、
攪拌速度、無機・有機複合粒子の材質等により研磨条件
を特定するのが難しいが、一般的には6000rpmの
攪拌速度で0.5〜15分程度ジェット気流攪拌するの
が好ましい。
【0041】本発明に用いる電気感応型光機能性流体組
成物16は上記の無機・有機複合粒子30を、必要なら
分散剤等、他の成分と共に電気絶縁性媒体19中に均一
に攪拌混合して製造することができる。この攪拌機とし
ては、液状分散媒に固体粒子を分散させるために通常使
用されるものがいずれも使用できる。
【0042】次に本発明に係るハザード表示装置に用い
る場合に有効な無機・有機複合粒子濃度と電気絶縁性媒
体19の動粘度と印加電圧について説明する。本発明に
おいて用いる電気感応型光機能性流体組成物16中にお
ける無機・有機複合粒子30の粒子濃度は、特に限定さ
れるものではないが0.5〜15重量%であることが好
ましい。その粒子濃度が0.5重量%未満では充分な透
過光制御効果が得られず、15重量%以上では粒子濃度
が濃すぎて大量の無機・有機複合粒子30が電気感応型
光機能性流体組成物16の全体に分散することになるの
で、後述の如く電場を印加して無機・有機複合粒子30
・・・を配向制御しても透明感が得られなくなるおそれが
ある。
【0043】次に、本発明において用いる電気絶縁性媒
体19の動粘度は、1〜3000cStの範囲であるこ
とが好ましい。動粘度が1cStより小さいと、分散媒
中に揮発成分が多量に混在し、電気感応型光機能性流体
の貯蔵安定性の面で不足を生じ、動粘度が3000cS
tより大きいと、起泡が抜けにくくなり好ましくない
が、電気絶縁性媒体中に気泡を残留させると、通電時に
起泡内のミクロ領域で部分放電してスパークを引き起こ
し、絶縁劣化するおそれがある。なお、この動粘度の範
囲は、10〜1000cStがより好ましい範囲、10
〜100cStが更に好ましい範囲となる。
【0044】次に、電気感応型光機能性流体組成物16
に印加する電圧として例えば、0.1〜5.0kV/m
mの範囲で任意の電界をかけることができるが、この範
囲よりも大きな電界を印加するようにしても良い。ま
た、この印加電圧の範囲において、0.25〜1.5k
V/mmの範囲とすることがより好ましい。
【0045】次に、図1に示すハザード表示装置Aを使
用して透過光量の制御を行い、所望の表示を得る原理に
ついて説明する。図3は、スイッチ24を開放して透明
導電層17、17に通電していない状態を示すが、この
状態で無機・有機複合粒子30には電界が作用していな
いので電気絶縁性媒体19中においてランダムに浮遊す
ることになる。この状態で収納体18に光を入射する
と、光は無機・有機複合粒子30の存在により種々の方
向に散乱されるので、収納体18は不透明状態となる。
例えば、電界配列性無機物32として水酸化チタン系の
ものを用いた場合は、白濁した色調となる。また、無機
・有機複合粒子の表層33と芯体3のいずれか、または
両方の色素が含有されている場合は、収納体18は、前
記色素によって着色される。ここで、無機・有機複合粒
子30が球形状であれば、光の散乱が全方向になされる
ので、特定の方向に光が収束されたりするおそれが少な
い。
【0046】次に図4に示すようにスイッチ24を閉じ
て透明導電層17、17に通電するならば、無数の無機
・有機複合粒子30を透明導電層17、17の間で透明
導電層17に垂直な方向に鎖状に結合させて鎖状体3
0’構造とすることができると同時に各鎖状体30’を
平行に配向させることができる。即ち、電気絶縁性媒体
19中に分散された無機・有機複合粒子30の割合は前
述した如く10重量%前後以下の量であって全体として
は少ないので、これらが配向して鎖状体30’を構成す
ると、鎖状体30’どうしの間には無機・有機複合粒子
30の直径よりもかなり広い間隔があくことになり、こ
れにより収納体18の厚さ方向に入射された光は、ほと
んど減衰することなく収納体18を通過する。従って収
納体18を透明状態とすることができる。以上の操作に
よって、透明導電層17、17に通電するか否かによっ
て、収納体18を不透明な状態から透明な状態に変化さ
せることができ、これにより所望の表示を得ることがで
きる。
【0047】従って前記構成のハザード表示装置Aを、
各種のピクチャーワードに用いることにより、電源から
の電力のオンオフの切り替えにより容易に不透明な状態
から透明状態に切り換えることができるようになり、ハ
ザードウォーニング等のピクチャーワードを表示させる
ことができる。すなわち、各透明導電層17以外の部分
が透明となり、ピクチャーワードを表示することができ
る。
【0048】ここでは、図1および図2に示すように、
表示する文字部分(表示部40)を不透明にし、透明基
板17、17の内面の前記表示部40を除く部分(非表
示部41)を透明にする。この場合、非表示部41の透
明導電層(非表示部透明導電層17a)を対向して形成
し、この非表示部透明導電層17aに通電する。する
と、非表示部41の誘電体粒子は電界の影響を受けて、
非表示部透明導電層17a、17aの間で非表示部透明
導電層17a、17aに垂直な方向に鎖状に結合させて
鎖状結合体30’とすることができ、前記非表示部41
は透明となる。一方、表示部40の誘電体粒子は、ラン
ダムに浮遊した状態のままであるので、入射光が散乱
し、不透明なままである。よって、透明なガラス板に、
表示部40の文字が表示される。
【0049】また、表示する文字部分(表示部40)を
透明にしたい場合は、透明基板17、17の内面の前記
表示部40に、透明導電層(表示部透明導電層17b)
を対向して形成し、前記表示部透明導電層17bに通電
すればよい。すると、表示部40は電界の影響を受けて
透明となり、非表示部41と表示部40とが透明とな
り、リアウインドウ等を透明に維持することができる。
ここでは、非表示部透明導電層17aと表示部透明導電
層17bとを別個に操作し、これらを別個に表示させる
ために、非表示部透明導電層17aと表示部透明導電層
17bとを間隔をあけて形成されている。
【0050】また、前記ハザード表示装置Aにあって
は、0.1〜5.0kV/mmの電圧で高々数mA/m
2という極めて少ない電流で駆動できるので、10W/
2程度も電力があれば充分に駆動することができ、省
電力構造とすることができる。更に、透明導電層17、
17に通電と同時に、無機・有機複合粒子30を配列で
きるので、充分な応答性を得ることができる。また、電
気感応型光機能性流体組成物16による透過光量制御を
行うならば、特定の周波数の光を吸収することなく全波
長域で均一に透過光量の制御ができるので、光吸収に起
因する発熱などのおそれがなく、エネルギー的に無駄の
ないハザード表示装置ができる。
【0051】更に、一度電界を印加して無機・有機複合
粒子30・・・の配向を行うと、無機・有機複合粒子30・
・・は電圧を切ってもしばらくの間その状態を維持するの
で、印加する電圧は間欠的で良くなり、その分省エネル
ギー駆動ができる。なお、無電界時の無機・有機複合粒
子30の配向状態の維持時間は、無機・有機複合粒子3
0自体またはそれを分散させている電気絶縁性媒体19
の動粘度に応じて適宜調節することができる。即ち、電
気絶縁性媒体19の動粘度を低くすれば維持時間を短縮
することができ、動粘度を高くすれば維持時間を長くす
ることができる。
【0052】前記の実施例においては、電界の印加によ
って無機・有機複合粒子30が1列の鎖状体を形成して
平行に配列する現象について説明したが、無機・有機複
合粒子30の数が1重量%を超えて多くなると、1列の
鎖状体30’ではなく、鎖状体30’が複数列相互に接
合し、図6に示す如くカラムCを構成して配列するよう
になる。
【0053】このカラムCにおいては左右の鎖状体3
0’、30’の無機・有機複合粒子30は1つずつずれ
て互い違いに隣接する。これについて本発明者らは、図
7に示す如く+極部分と−極部分に誘電分極している無
機・有機複合粒子が互い違いに隣接して+極部分と−極
部分とが引き合って配列した方がエネルギー的に安定な
ためであると推定している。
【0054】従って、無機・有機複合粒子30の含有量
が多い場合は、多数のカラムCが電極の間に形成される
ことになり、このカラムCの生成により透過光量を増大
させる機構が作用する。そして、この場合、多量の無機
・有機複合粒子30、…が複数のカラムCにまとまるの
で、隣接するカラムCどうしの間隔は大きくあくことに
なり、透過光量の増大機能は顕著になる。
【0055】ところで、前記無機・有機複合粒子30の
粒径を前述した如く0.1〜500μmの範囲、好まし
くは、5〜200μmの範囲としたのは、本願発明の無
機・有機複合粒子30が機能上、光散乱型粒子あるいは
光反射型粒子であることに起因している。周知の如く可
視光の波長は380〜780nm、即ち、0.38〜0.
78μmであるので、この程度の波長の光を散乱あるい
は反射させて前記の透過光制御を行うには、前記無機・
有機複合粒子30の粒径を最低でも0.1μm以上、好
ましくは5μm以上とすることが必要になる。
【0056】これに対し、ブラウン運動を起こすような
可視光の波長よりも小さな粒径、例えば、5nm〜数1
0nm(=0.005〜0.02μm)程度の誘電性の超
微粒子を電気絶縁性媒体19中に分散させた場合、電界
によりこの超微粒子を配向させ得ることも考えられる
が、その場合の光透過機構は前記の本願発明の例とは全
く異なり、無電界時に超微粒子が分散して光を完全に透
過させ、電界印加時に超微粒子が配向して光を散乱させ
て減衰することになり、全く異なった挙動を示すことに
なるので好ましくない。
【0057】次に、前記のような超微粒子で誘電性を示
すものとしてTiBaO4の超微粒子を考えることがで
きるが、TiBaO4は、比重が4〜6の範囲の物質で
あり、重いので、仮にTiBaO4粒子を光反射型にす
る目的でその粒径を大きしようとしても、電気絶縁性媒
体19中で媒体との比重差により重力沈降するようにな
り、均一分散させることは到底できない。また、前記T
iBaO4粒子を電気絶縁性媒体19中に均一に分散さ
せるためには、比重の大きな電気絶縁性媒体19が要求
されるが、比重4〜6程度の電気絶縁性媒体は存在しな
い。これに対して本願発明の無機・有機複合粒子30
は、前述したように比重を1.2前後に容易に調整でき
るので、一般に知られる多種類の電気絶縁性媒体を利用
することができる。
【0058】次に、着色性の面から見ると、前記超微粒
子に着色することは困難であり、また、仮に着色できた
としても、粒子径が小さすぎるので、電気絶縁性媒体1
9に分散させた超微粒子の色を知覚可能なように発色さ
せることはできない。従って前記超微粒子を用いた場合
は、電気絶縁性媒体19の色のみを発現させることがで
き、着色パターンは1つのみしか実現できない。例え
ば、赤色透明と赤色不透明との間での変化のみが実現可
能となる。
【0059】これに対して本願発明によれば、媒体を赤
色透明、無機・有機複合粒子を白色とした場合に、白濁
不透明〜赤色透明の変色を実現でき、媒体を無色透明、
無機・有機複合粒子を青色とした場合に、青色不透明〜
無色透明の変色を実現でき、媒体を赤色、無機・有機複
合粒子を青色とした場合に、紫不透明〜赤色透明の変色
を実現でき、媒体を薄青色、粒子を黄色にした場合に黄
緑色不透明〜薄青色透明を実現できる。また、着色する
部分を見ても、無機・有機複合粒子30の芯体31と表
層33と電気絶縁性媒体19のいずれにも着色すること
ができ、着色バリエーションを容易に付けることができ
る。なお、無機・有機複合粒子30の芯体31の表面は
無機物で覆われるが、無機物どうしの隙間から色が漏れ
るので、芯体31に着色した場合の色も電気感応型光機
能性流体の色に有効に反映される。
【0060】また、無機・有機複合粒子30の表層33
に対して着色するには、無機・有機複合粒子30を製造
する場合に用いる無機・有機複合粒子の中に必要数量の
着色無機顔料を混ぜて均一に混合し、これを用いて前述
した方法で無機・有機複合粒子30を製造すれば良い。
このようにして製造した無機・有機複合粒子30は、例
えば、図8に示すように、芯体31の周囲に付着されて
いる無機・有機複合粒子の中の一部が着色無機顔料3
5、…で置換された構造を有するようになる。これによ
って、無機・有機複合粒子に着色することができる。本
願のハザード表示装置は、赤色顔料を有する無機・有機
複合粒子30を用いるのが好ましい。
【0061】なお、前記実施例では、リアウインドウ
に、ほぼ正三角形のハザードウォーニングのピクチャー
ワードを一つ形成したが、図9に示すように、このピク
チャーワードを二つ形成してもよい。この場合、各ピク
チャーワードを自動車の左右の方向指示フラッシャとそ
れぞれ連動させてもよい。
【0062】このように自動車の左右の方向指示フラッ
シャに各ピクチャーワードを連動させることにより、通
常の方向指示フラッシャによるハザード表示と一緒に使
用できる。例えば、高速道路でハザード表示した後に、
電話連絡等でその場を離れる場合等、自動車の追突防止
に役立たせることができる。使用する電力のワット数
は、数ワットであり、一つの方向指示フラッシャが20
ワット程度使用するのと同等である。よって、バッテリ
への負担は問題ないくらい低い。そして、図10に示す
パーキングランプのピクチャーワードように、ハザード
ウォーニング以外のピクチャーワードを形成してもよ
い。
【0063】このようなハザード表示装置によれば、自
動車のウインドウの少なくとも一部に、対向する2面の
少なくとも相対向する一部を透明とした中空の収納体を
設け、この収納体に、電界配列性粒子を電気絶縁性媒体
中に含有してなる電気感応型光機能性流体組成物を収納
し、前記収納体の相対向する透明部分に表示部および非
表示部を設け、前記非表示部の相対向する透明部分に非
表示部透明導電層をそれぞれ形成し、前記表示部の相対
向する透明部分に表示部透明導電層をそれぞれ形成し、
これら表示部透明導電層を、自動車の駐車、停車等を表
示するピクチャーワードの形状に形成し、これら非表示
部透明導電層と表示部透明導電層とを、間隔をあけて形
成したので、これら表示部透明導電層と非表示部透明導
電層とを通電することにより、表示部と非表示部とが透
明となる。また、表示部透明導電層のみに通電すること
により、表示部にピクチャーワードを表示させることが
できる。したがって、ハザードランプを点灯させる場合
に比べ、単に透明導電層に電界を印加するだけなので、
自動車のバッテリの消耗を少なくすることができる。そ
して、ハザードランプと別な箇所の自動車のウインドウ
でピクチャーワードを表示するので、方向指示の役目を
持つハザードランプとの誤認を防止することができる。
【0064】さらに、自動車のウインドウにピクチャー
ワードを表示できるので、三角表示板を自動車に搭載す
る場合に比べ、自動車内の内部空間を有効に利用でき
る。そして、三角表示板を路上に設置する必要がなくな
るので、運転手等の安全性を向上させることができる。
また、本実施例では、自動車のリアウインドウにピクチ
ャーワードを表示させるので、リアウインドウ付近の内
部にバックライトを配置することにより、夜間では、こ
のバックライトを点灯させることにより、ピクチャーワ
ードを表示させることができる。さらに、本実施例で
は、リアウインドウの全面にピクチャワードを表示する
ので、このピクチャーワードの視認性を向上させること
ができる。
【0065】また、本発明のハザード表示装置は、構造
が簡単であり製造単価も液晶を用いた従来装置よりも遥
かに低コストで提供できる。ちなみに、先に説明した電
気感応型光機能性流体組成物は通常の液晶材料よりも単
価において1/10以下できわめて安い。また、液晶を
用いた装置においては、液晶駆動のための種々の制御回
路やLSIを用いる必要があるが、本発明に係るハザー
ド表示装置Aにあっては、先にも説明した通り簡単な構
成で良く、電源まわりの電気回路等も最低スイッチと配
線のみで構成可能である。
【0066】以下、実施例を示し、本発明の効果を明ら
かにする。 「製造例」自動車のリアウインドウとなるガラスの表面
にITO(インジウム錫酸化物)膜からなる透明導電層
を、図1および図2に示すように、表示部透明導電層を
ほぼ正三角形の形状に形成し、非表示部透明導電層を表
示部透明導電層の三角形の周囲と内側とに形成して被覆
した。この透明導電層を被覆した厚さ1.0mmのIT
Oガラスを2枚用意し、2枚のガラスを各々の透明導電
層どうしを向き合わせた状態で2mmの間隔で平行に対
向させ、周縁部を樹脂製のシール部材でシールした。次
にシール部材の一部に注入孔を形成しておき、ここから
液状の電気感応型光機能性流体組成物を注入し、注入後
に注入孔を塞いで図1に示す構成の透過光量制御装置を
完成させた。
【0067】ここで用いた電気感応型光機能性流体組成
物の製造工程を以下に説明する。まず、水酸化チタン
(一般名;含水酸化チタン、石原産業株式会社製、C−
II)、アクリル酸ブチル、1,3−ブチレングリコー
ルジメタクリレート及び重合開始剤の混合物を、第三リ
ン酸カルシウムを分散安定化剤として含有する水中に分
散し、60℃で1時間攪拌下に懸濁重合を行った。得ら
れた生成物を濾過、酸洗浄し、さらに水洗後、乾燥して
無機・有機複合粒子を得た。
【0068】上記で得られた無機・有機複合粒子をジェ
ット気流攪拌機(株式会社奈良機械製作所製ハイブリダ
イザー)を用いてジェット気流攪拌し、表面研磨してな
る無機・有機複合粒子を得た。このものの比重は1.1
57、平均粒径は13.7μmであった。前記無機・有
機複合粒子を、種々の動粘度のシリコーン油(東芝シリ
コーン株式会社製、TSF451シリーズ)中に、その
含有率が種々の重量%となるように均一に分散し、シリ
コーン油の動粘度が一定で種々の粒子濃度の流体組成物
と、粒子濃度が一定で種々の動粘度のシリコーン油を電
気絶縁性媒体とした電気感応型光機能性流体組成物を得
た。
【0069】前記種々の電気感応型光機能性流体組成物
を用いて行った透過光制御実験の結果を図11〜図15
に示す。実験は、透明の収納体に入射した光の強度と収
納体を通過した光の強度をそれぞれ光センサで検出し、
それぞれを比較した結果を増加光としてdBm表示する
ことで行った。この場合、3.2dBmの増加が生じる
と光パワーで2.09倍の増加を意味し、4.2dBmの
増加が生じると光パワーで2.63倍の増加を意味す
る。
【0070】図11はシリコーン油(ベースオイル)の
動粘度が10cStの場合において、無機・有機複合粒
子濃度と印加電界をパラメータにとった際の増加光を測
定した結果を示す。同様に図12はシリコーン油の動粘
度が50cStの場合の同様な試験結果、図13はシリ
コーン油の動粘度が100cStの場合の同様な試験結
果を示す。図11〜図13に示す結果から、0.5〜1
5重量%の無機・有機複合粒子濃度においては、0.2
5〜1.5kV/mmの範囲で印加電界を大きくする方
が増加光のdBm値が増加している。従って本発明を実
施することで透過光量の制御を行えることが実証でき
た。次に、無機・有機複合粒子濃度が1.0重量%では
印加電界を3kV/mmとしても増加光の割合は少な
い。よって、無機・有機複合粒子濃度を2.5重量%以
上とすることが好ましいことが判明した。
【0071】次に図14と図15は、無機・有機複合粒
子濃度を5.0重量%に固定した場合において、シリコ
ーン油の動粘度と印加電界をパラメータにとって増加光
を測定した試験の結果と、同様な試験で無機・有機複合
粒子濃度を7.5重量%とした場合の試験結果を示して
いる。図14と図15に示す結果から、いずれの動粘度
のシリコーン油においても0.5〜 3kV/mmの範囲
で印加電界を大きくする方が増加光のdBm値が増加し
ていることが判明した。従って本発明を実施することで
透過光量の制御を行えることが実証できるとともに、印
加電界は0.25〜1.5kV/mmの範囲内で大きい方
がより大きな増加光とすることができることが判明し
た。
【0072】また、図16は、動粘度10cStのシリ
コーン油に7重量%の無機・有機複合粒子を分散させた
電気感応型光機能性流体組成物を用いた場合において、
電極への通電時間と透過光量の変化割合の関係を示すも
のである。透過光量の測定は、EA組成物を満たした透
明ガラス収納体の上方の光源から光を投入し、収納体の
下方に光センサを設置し、この光センサが受けた光パワ
ーを分析したものである。この図から明らかなように、
通電開始とほぼ同時に、又は測定開始約1秒後に通電を
始めて、それと同時に透過光量が増大し始め、3〜4秒
で透過光量が最大になって安定することが明らかであ
る。
【0073】図17は、動粘度10cStのシリコーン
油に対し、青色に着色した無機・有機複合粒子を4重量
%添加した電気感応型光機能性流体組成物を用いて透過
光量測定を行った場合の透過光量の周波数依存性を示
す。無機・有機複合粒子の着色は、無機・有機複合粒子
を製造する際にその表層を構成するEA無機物の20重
量%を青色顔料に置換することで行った。図において、
E=0kVで示される曲線は、無電界時の透過光量を示
し、E=2kVで示される曲線は、2kVの電位を電極
に印加した際の透過光量を示す。
【0074】図17の両曲線の比較により明らかなよう
に、無電界時に波長の短い青色系の光を多く透過させた
青色系の電気感応型光機能性流体組成物が、電界付加時
に広い波長域で広く光を透過させるように変化してお
り、青色から無色透明に変化したことが明らかである。
【0075】図18は、青色の染料を0.1重量%添加
したジメチルシリコン油の電気絶縁性媒体を用い、この
電気絶縁性媒体のみ(無機・有機複合粒子を含まないも
の)の透過光量測定を行った場合の透過光量の周波数依
存性を説明するためのものである。なお、この電気絶縁
性媒体は肉眼では薄い青色に見える媒体である。図18
において、光源スペクトルと媒体スペクトルを比較して
明らかなように、短波長の青色を示すスペクトル以外の
部分で光の吸収がなされていることが明らかであり、こ
のことから電気絶縁性媒体は青色を多く透過しているの
で、電気絶縁性媒体が青色になっていることが明らかで
ある。
【0076】図19は、青色の染料を0.1重量%添加
したジメチルシリコン油を電気絶縁性媒体に用い、それ
に対して黄色に着色した無機・有機複合粒子を5重量%
分散させて電気感応型光機能性流体組成物を形成し、こ
れを用いて透過光量測定を行った場合の透過光量の周波
数依存性を説明するためのものである。無機・有機複合
粒子を着色する際に用いた手段は前記の例と同等であ
り、今回は黄色の顔料を用いた。図19は光源スペクト
ルとE=0kV/mmの場合の透過光スペクトルとE=
1kV/mmの場合の透過光スペクトルをそれぞれ示
す。この図から、無電界時に青色と黄色の混合色の黄緑
色不透明であったものが、電界印加時に無色透明に近い
青色透明状態に変化したことがわかる。以上のことか
ら、本発明によれば、種々のバリエーションの色を電気
感応型光機能性流体組成物に付けることができ、その色
をそれとは異なった色の透明状態または同じ色の透明状
態あるいは無色透明状態に変更できることが明らかにな
った。」
【0077】次に表1と表2は、動粘度50cStのシ
リコーン油(ベースオイル)を用い、無機・有機複合粒
子の濃度を5.0重量%とした場合に得られた増加光に
ついて、透過光の波長毎に調査した結果を示す。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】表1と表2に示す結果から、本発明に係る
ハザード表示装置を用いて透過光量の制御を行う場合、
400〜1100nmの広い波長域において均一な増加
光が得られており、本発明により、広範な光波長域にお
いて均一の透過光量の調節ができることが明らかになっ
た。なお、通常、可視光の波長域は480〜780nm
とされているので、可視光の波長のほぼ全域と、それよ
りも波長の長い赤外線領域において、本発明の装置は均
一な透過光制御性能を有することが明らかになった。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、収
納体に収納した電気感応型光機能性流体組成物に電界を
印加することで固体粒子を配向させることができ、これ
により収納体の透明部分を透過する光の量を制御できる
ので、通電制御するのみの操作で所望の表示を得ること
ができる。すなわち、表示部透明導電層と非表示部透明
導電層とを間隔をあけて形成し、表示部透明導電層を自
動車の駐車、停車等を表示するピクチャーワードの形状
に形成したので、表示部透明導電層と非表示部透明導電
層とに通電することにより、これらを透明にすることが
できるとともに、表示部透明導電層のみに通電すること
により、表示部にピクチャーワードを表示させることが
できる。このピクチャーワードを表示させることによ
り、自動車の駐車、停車の際に、この自動車の存在を知
らせることができる。
【0082】このため、ハザードランプを点灯させる場
合に比べ、単に透明導電層に電界を印加するだけなの
で、自動車のバッテリの消耗を少なくすることができ
る。そして、ハザードランプと別な箇所の自動車のウイ
ンドウでピクチャーワードを表示するので、方向指示の
役目を持つハザードランプとの誤認を防止することがで
きる。さらに、自動車のウインドウにピクチャーワード
を表示できるので、三角表示板を自動車に搭載する場合
に比べ、自動車内の内部空間を有効に利用できる。そし
て、三角表示板を路上に設置する必要がなくなるので、
運転手等の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係るハザード表示装置の一
実施例を示す正面図である。
【図2】 図2は、図1の断面図である。
【図3】 図1に示すハザード表示装置の透明導電層に
対する非通電状態における無機・有機複合粒子の分散状
態を示す説明図である。
【図4】 図1に示す透過光量制御装置の透明導電層に
対する通電状態における無機・有機複合粒子の配向状態
を示す説明図である。
【図5】 図5は、本発明で用いられる無機・有機複合
粒子の一例を示す断面図である。
【図6】 図6は、鎖状体がカラムを構成した状態を示
す説明図である。
【図7】 図7は、図6に示す無機・有機複合粒子の誘
電分極を示す説明図である。
【図8】 図8は、無機・有機複合粒子の着色状態を示
す説明図である。
【図9】 図9は、図1の別のピクチャーワードの正面
図である。
【図10】 図10は、図1の変形例である。
【図11】 実施例の装置において、10cStの動粘
度の電気絶縁性媒体を用いた場合の光透過性を粒子濃度
と印加電圧をパラメータにとって示した図である。
【図12】 実施例の装置において、50cStの動粘
度の電気絶縁性媒体を用いた場合の光透過性を粒子濃度
と印加電圧をパラメータにとって示した図である。
【図13】 実施例の装置において、100cStの動
粘度の電気絶縁性媒体を用いた場合の光透過性を粒子濃
度と印加電圧をパラメータにとって示した図である。
【図14】 実施例の装置において、粒子濃度5.0重
量%の無機・有機複合粒子を用いた場合の光透過性を印
加電圧と電気絶縁性媒体の動粘度をパラメータにとって
示した図である。
【図15】 実施例の装置において、粒子濃度7.5重
量%の無機・有機複合粒子を用いた場合の光透過性を印
加電圧と電気絶縁性媒体の動粘度をパラメータにとって
示した図である。
【図16】 実施例の装置において、動粘度10cSt
のシリコーン油に7重量%の無機・有機複合粒子を分散
させた電気感応型光機能性流体組成物を用い、電極への
通電時間と透過光量の変化割合の関係を示す図である。
【図17】 実施例の装置において、動粘度10cSt
のシリコーン油に対し、青色に着色した無機・有機複合
粒子を4重量%添加した電気感応型光機能性流体組成物
を用いて透過光量測定を行った場合の透過光量の周波数
依存性を示す図である。
【図18】 実施例の装置において、青色の染料を0.
1重量%添加したジメチルシリコン油の電気絶縁性媒体
を用い、これのみの透過光量測定を行った場合の透過光
量の周波数依存性を説明する説明図である。
【図19】 実施例の装置において、青色の染料を0.
1重量%添加したジメチルシリコン油を電気絶縁性媒体
に用い、それに対して黄色に着色した無機・有機複合粒
子を5重量%分散させて電気感応型光機能性流体組成物
を形成し、これを用いて透過光量測定を行った場合の透
過光量の周波数依存性を説明する図である。
【図20】 従来のハザードランプの点灯を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
15・・・透明基板、16・・・電気感応型光機能性流体組成
物、17・・・透明導電層、17a…表示部透明導電層、
17b…非表示部透明導電層、18・・・収納体、19・・・
電気絶縁性媒体、20・・・シール部材、21・・・電極部、
30・・・無機・有機複合粒子、31・・・芯体、32・・・無
機・有機複合粒子、33・・・表層、40…表示部、41
…非表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 枝村 一弥 東京都港区芝公園2丁目6番15号 藤倉化 成株式会社本社事務所内 (72)発明者 大坪 泰文 千葉県千葉市稲毛区小仲台9丁目21番1号 206

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の駐車、停車等の際に、この自動
    車の存在を知らせるハザード表示装置であって、自動車
    のウインドウの少なくとも一部に、対向する2面の少な
    くとも相対向する一部を透明とした中空の収納体を設
    け、この収納体に、電界配列性粒子を電気絶縁性媒体中
    に含有してなる電気感応型光機能性流体組成物を収納
    し、 前記収納体の相対向する透明部分に表示部および非表示
    部を設け、 前記非表示部の相対向する透明部分に非表示部透明導電
    層をそれぞれ形成し、 前記表示部の相対向する透明部分に表示部透明導電層を
    それぞれ形成し、これら表示部透明導電層を、自動車の
    駐車、停車等を表示するピクチャーワードの形状に形成
    し、 これら非表示部透明導電層と表示部透明導電層とを、間
    隔をあけて形成したことを特徴とするハザード表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記表示部透明導電層は、ほぼ正三角形
    のハザードウォーニングのピクチャーワードの形状に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のハザード
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記電界配列性粒子が、有機高分子化合
    物からなる芯体と、電界配列効果を有する無機物を含む
    表層とによって形成される無機・有機複合粒子であるこ
    とを特徴とする請求項1〜2のいずれか一つに記載のハ
    ザード表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表層、芯体、電気絶縁性媒体の少な
    くとも一つには、色素が含まれていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一つに記載のハザード表示装
    置。
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