JPH0812647A - 感光性化合物、感光性組成物および水なし平版印刷版原版 - Google Patents

感光性化合物、感光性組成物および水なし平版印刷版原版

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JPH0812647A
JPH0812647A JP14327794A JP14327794A JPH0812647A JP H0812647 A JPH0812647 A JP H0812647A JP 14327794 A JP14327794 A JP 14327794A JP 14327794 A JP14327794 A JP 14327794A JP H0812647 A JPH0812647 A JP H0812647A
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昌宏 小國
Mitsuru Suezawa
満 末沢
Norimasa Ikeda
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、キノンジアジド基を有し、光に対す
る感度が良好であり、かつ柔軟であるため、曲面構造や
ねじれ構造にも良好なパターンを形成できる感光性化合
物である。 【効果】曲面構造やねじれ構造にパターン形成を行う場
合でもひび割れによる欠落が起こらない感光性化合物で
あるため、平面のみならず、凹凸面や曲面にも利用で
き、応用範囲が広がる利点がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光性化合物に関するも
のであり、さらに詳しくは感光性成分としてキノンジア
ジド基を有する感光性化合物に関するものであり、フォ
トレジストや電子線レジストなどのレジスト材料、凸版
や平版などの印刷材料等に用いることができる感光性化
合物に関するものである。とりわけ、筒状の版取り付け
胴に巻き付けて使用する印刷材料に適している。
【0002】
【従来の技術】従来より、レジスト材料や印刷材料等の
パターン形成に用いるキノンジアジド基を有する感光性
化合物が種々提案されている。
【0003】これらの中でも、フェノールノボラック樹
脂の水酸基にキノンジアジド化合物を反応させた感光性
化合物、およびこれらを用いた感光性組成物が特に知ら
れており、広く利用されている。
【0004】しかしながら、フェノールノボラック樹脂
を用いた感光性化合物は該して固くてもろく、曲げやね
じれの力が加わった場合にひび割れを起こすという欠点
を有していた。そのため、曲面構造やねじれ構造にパタ
ーン形成を行う場合、ひび割れによる欠落が起こる問題
があった。特に印刷材料に用いる場合、印刷版は筒状の
版取り付け胴に巻き付けて使用する場合がほとんどであ
るため、ある程度以上の柔軟性が要求される。この点で
フェノールノボラック樹脂を用いた感光性化合物は要求
される柔軟性を有していなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
問題点の解決を図るもので、曲面構造やねじれ構造にパ
ターン形成を行う場合でもひび割れによる欠落等が起こ
らない感光性化合物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる発明の目的は、以
下の感光性化合物によって達成することができる。
【0007】(1)下記一般式(I)で示される構造を
少なくとも1つ含有することを特徴とする感光性化合
物。
【0008】
【化8】 (式中、R1は炭素数1〜100の置換もしくは非置換
の炭化水素基であり、エステル結合、エーテル結合、チ
オエーテル結合、アミド結合、ウレタン結合、ウレア結
合、ケイ素原子、窒素原子を含んでいてもよい。Mはキ
ノンジアジド基を示す。) (2)下記一般式(II)で示される構造を少なくとも
1つ有することを特徴とする感光性化合物。
【0009】
【化9】 (式中、R2は炭素数1〜100の置換もしくは非置換
の炭化水素基であり、エステル結合、エーテル結合、チ
オエーテル結合、アミド結合、ウレタン結合、ウレア結
合、ケイ素原子、窒素原子を含んでいてもよい。Mはキ
ノンジアジド基を示す。) (3)下記一般式(III)で示される構造を少なくと
も1つ有することを特徴とする感光性化合物。
【0010】
【化10】 (式中、R3は炭素数1〜100の置換もしくは非置換
の炭化水素基であり、エステル結合、エーテル結合、チ
オエーテル結合、アミド結合、ウレタン結合、ウレア結
合、ケイ素原子、窒素原子を含んでいてもよい。Mはキ
ノンジアジド基を示す。) (4)下記一般式(IV)で示される構造を少なくとも
1つ有することを特徴とする感光性化合物。
【0011】
【化11】 (式中、R4は炭素数1〜100の置換もしくは非置換
の炭化水素基であり、エステル結合、エーテル結合、チ
オエーテル結合、アミド結合、ウレタン結合、ウレア結
合、ケイ素原子、窒素原子を含んでいてもよい。Mはキ
ノンジアジド基を示す。)
【0012】すなわち、一般式(I)、一般式(I
I)、一般式(III)および一般式(IV)で示され
るような感光性化合物はフェノールノボラック樹脂を用
いた感光性化合物よりも柔軟であり、曲面構造やねじれ
構造等の多様なパターン形成に優れている。
【0013】一般式(I)、一般式(II)、一般式
(III)および一般式(IV)で示される構造におい
て、R1、R2、R3およびR4は、炭素数1〜100
の置換もしくは非置換の炭化水素基であり、エステル結
合、エーテル結合、チオエーテル結合、アミド結合、ウ
レタン結合、ウレア結合、ケイ素原子、窒素原子を含ん
でいてもよい。具体例としては、置換もしくは非置換の
エステル結合、エーテル結合、チオエーテル結合、アミ
ド結合、ウレタン結合、ウレア結合、ケイ素原子、窒素
原子を含んでいてもよいアルキル基、置換もしくは非置
換のエステル結合、エーテル結合、チオエーテル結合、
アミド結合、ウレタン結合、ウレア結合、ケイ素原子、
窒素原子を含んでいてもよいアルケニル基、置換もしく
は非置換のエステル結合、エーテル結合、チオエーテル
結合、アミド結合、ウレタン結合、ウレア結合、ケイ素
原子、窒素原子を含んでいてもよいアリール基などが挙
げられるがこれらに限定されない。感光性化合物全体と
して柔軟である方が有利なので、R1、R2、R3およ
びR4骨格の20%以上が芳香環以外で形成されている
ことが好ましい。
【0014】また、キノンジアジド基としては一般に知
られているものであればどのようなものでもよいが、特
に一般式(V)、一般式(VI)および一般式(VI
I)で示される構造を有するものが好ましい。これらの
構造を有する化合物の具体例としては以下のものが挙げ
られるが、これらに限定されず、他のものでもよい。
【0015】1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4
−スルホニル基,1,2−ナフトキノン−2−ジアジド
−5−スルホニル基,1,2−ナフトキノン−2−ジア
ジド−6−スルホニル基,1,2−ナフトキノン−2−
ジアジド−7−スルホニル基,1,2−ベンゾキノン−
2−ジアジド−4−スルホニル基,1,2−ベンゾキノ
ン−2−ジアジド−5−スルホニル基など。
【0016】本発明の感光性化合物の合成方法として
は、以下の手順に示されるような方法が挙げられるが、
これらに限定されず、他の方法で合成してもよい。
【0017】一価アルコールや多価アルコールにエピ
ハロヒドリンを反応させてエポキシ基含有化合物を得、
この化合物にヒドロキシ安息香酸やアミノフェノールを
反応させてフェノール構造含有化合物を得、この化合物
のフェノール性水酸基の部分にキノンジアジド化合物を
反応させて得られるもの。
【0018】ここで一価アルコールの具体例としては、
メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロ
パノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチ
ル−1−プロパノール、2−メチル−2−プロパノー
ル、1−ヘキサノール、2−ヘキサノール、3−ヘキサ
ノール、2−メチル−1−ペンタノール、3−メチル−
1−ペンタノール、2−メチル−2−ペンタノール、3
−メチル−2−ペンタノール、1−オクタノール、2−
オクタノール、1−デカノール、2−デカノールなどが
挙げられるが、これらに限定されず、他のものでもよ
い。これらの中ではエタノール、1−プロパノール、1
−ブタノール、2−メチル−2−プロパノール、1−ヘ
キサノール、2−メチル−1−ペンタノール、3−メチ
ル−2−ペンタノール、1−オクタノール、1−デカノ
ール、2−デカノールが好ましい。
【0019】また多価アルコールの具体例としては、エ
チレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3
−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチ
ルプロパン−1,3−ジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,5−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジ
オール、1,3−ヘキサンジオール、2−メチルペンタ
ン−1,5−ジオール、3−メチルペンタン−1,5−
ジオール、2,3−ジメチルブタン−1,4−ジオー
ル、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、1,10−デカンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリビニ
ルアルコールなどが挙げられるが、これらに限定され
ず、他のものでもよい。これらの中ではエチレングリコ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジ
オール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジ
オール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコー
ル、テトラプロピレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール、ポリビニルアルコールが特に好まし
い。
【0020】これらの一価アルコールあるいは多価アル
コールの少なくとも一つの水酸基にエピハロヒドリンを
反応させることにより、エポリシ基含有化合物を得るこ
とができる。ここでエピハロヒドリンとしては、エピク
ロロヒドリン、エピブロモヒドリン、エピヨードヒドリ
ンが挙げられる。
【0021】ヒドロキシ安息香酸としては、置換あるい
は非置換の2−ヒドロキシ安息香酸、置換あるいは非置
換の3−ヒドロキシ安息香酸、置換あるいは非置換の4
−ヒドロキシ安息香酸が挙げられる。
【0022】アミノフェノールとしては、置換あるいは
非置換の2−アミノフェノール、置換あるいは非置換の
3−アミノフェノールあるいは置換あるいは非置換の4
−アミノフェノールが挙げられる。
【0023】キノンジアジド化合物としては、一般に知
られているものであればどのようなものでもよいが、特
に一般式(V)、一般式(VI)および一般式(VI
I)で示される構造を有するものが好ましい。これらの
構造を有する化合物の具体例としては以下のものが挙げ
られるが、これらに限定されず、他のものでもよい。
【0024】1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4
−スルホン酸、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−
4−スルホン酸クロリド、1,2−ナフトキノン−2−
ジアジド−4−スルホン酸ブロミド、1,2−ナフトキ
ノン−2−ジアジド−4−スルホン酸ナトリウム、1,
2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸カリ
ウム、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スル
ホン酸、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−ス
ルホン酸クロリド、1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ド−5−スルホン酸ブロミド、1,2−ナフトキノン−
2−ジアジド−5−スルホン酸ナトリウム、1,2−ナ
フトキノン−2−ジアジド−5−スルホン酸カリウム、
1,2−ベンゾキノン−2−ジアジド−4−スルホン
酸、1,2−ベンゾキノン−2−ジアジド−4−スルホ
ン酸クロリド、1,2−ベンゾキノン−2−ジアジド−
4−スルホン酸ブロミド、1,2−ベンゾキノン−2−
ジアジド−4−スルホン酸ナトリウム、1,2−ベンゾ
キノン−2−ジアジド−4−スルホン酸カリウムなど。
【0025】で示したような合成方法、あるいはこれ
以外の方法により、目的とする感光性化合物を得ること
ができる。ここで、で示した化合物の内、ヒドロキシ
安息香酸を用いたものは一般式(I)および一般式(I
I)で示される化合物であり、アミノフェノールを用い
たものは一般式(III)および一般式(IV)で示さ
れる化合物である。
【0026】本発明の感光性化合物は樹脂等と混合し適
当な感光性組成物とすることにより、フォトレジスト、
電子線レジストなどのレジスト組成物や、凸版や平版な
どの印刷版材用感光性組成物として用いることができ
る。
【0027】レジスト組成物として用いる場合は、該感
光性化合物をノボラック樹脂などと混合すればよい。適
宜の支持体上に該レジスト組成物の塗膜を形成し、紫外
線や電子線などで選択的に露光することにより、パター
ン化することができる。
【0028】印刷版材用感光性組成物として用いる場合
は、該感光性化合物をポリウレタン、ポリアミドなどと
混合すればよい。適宜の支持体上に印刷版材用感光性組
成物からなる塗膜(感光層)を形成することにより印刷
版材が得られ、該印刷版材を紫外線などで選択的に露光
してパターン化することにより、印刷版が得られる。
【0029】本発明の印刷版材用感光性組成物は、特に
水なし平版印刷版の感光層として好適に用いられる。
【0030】以下に水なし平版印刷版原版の構成を説明
する。
【0031】水なし平版印刷版原版は、基板上に少なく
とも感光層およびシリコーンゴム層をこの順に積層して
なるものであり、シリコーンゴム層のインキ反撥性を利
用して湿し水を使用せずに印刷を行うことができる。
【0032】基板としては、通常の水なし平版印刷版で
用いられるもの、あるいは提案されているものであれば
いずれでもよく、例えばアルミニウム、銅、亜鉛、鋼な
どの金属板、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレ
ン、ポリプロピレンなどのプラスチックフィルムあるい
はシート、クロロプレンゴム、NBRのようなゴム弾性
を有する基板、もしくはコート紙などが挙げられるがこ
れらに限定されない。これらの基板の表面に適当な加工
を施し、上層との接着性を向上させることは任意であ
る。これらの内では金属板が好ましく、とりわけ表面を
プレーンあるいは凹凸処理したアルミニウム板が好まし
い。
【0033】これらの基板上にはハレーション防止その
他の目的でさらにプライマ層をコーティングして基板と
して用いることも可能である。プライマ層の構成成分と
しては、例えばエポキシ樹脂、アクリル樹脂、尿素樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレ
ン樹脂、アミド樹脂、メナミン樹脂、ベンゾグアナミン
樹脂、フェノール樹脂、ジアゾ樹脂、ミルクカゼイン、
ゼラチン、大豆タンパク質、アルブミンなどが挙げられ
るが、これらに限定されない。これらの樹脂は単独、あ
るいは二種以上混合して用いることができる。これらの
樹脂に多官能イソシアネートやシランカップリング剤な
どの架橋剤を加えることにより、基板あるいは感光層と
の接着性を向上させることも可能である。また、検版性
の向上その他の目的で必要に応じて染料、顔料、光増感
剤、光発色剤などの添加剤を加えることは任意である。
また、公知の触媒を添加することも任意である。
【0034】プライマー層中の各成分の配合割合につい
ては特に限定されないが、好ましくは上記の樹脂の一種
もしくは二種以上を100重量部、必要に応じて架橋剤
を0〜100重量部、染料あるいは顔料などの添加剤を
0〜100重量部、公知の触媒を0〜10重量部加え、
膜厚0.1〜100μm、より好ましくは0.5〜50
μmで設けることにより得られるものがよい。
【0035】また感光層としては、本発明の感光性化合
物を含有する感光層が挙げられる。このような感光層に
おいては、架橋や変性を行わない場合には、現像により
露光部感光層およびその上のシリコーンゴム層が除去さ
れる。架橋あるいは変性を行った場合には、現像により
露光部感光層が除去されることなく、その上のシリコー
ンゴム層のみが除去される。
【0036】感光層に架橋剤を用いる場合の架橋剤とし
ては、多官能性イソシアネート類、例えば、パラフェニ
レンジイソシアネート、2,4−または2,6−トリレ
ンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイ
ソシアネートもしくはこれらのアダクト体など、あるい
は多官能エポキシ化合物、例えば、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル類、ポリプロピレングリコー
ルジグリシジルエーテル類、ビスフェノールAジグリシ
ジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジル
エーテルなどがあげられるが、これらに限定されない。
これらの熱硬化は感光性化合物の感光性を失わせない範
囲、通常130℃以下で行うことが好ましく、このため
通常触媒などが併用される。
【0037】また感光層に単官能化合物を反応させて変
性して現像液に難溶もしくは不溶にする場合の方法とし
ては、同様に該感光性化合物の活発な基を例えばエステ
ル化、アミド化、ウレタン化することなどが挙げられ
る。感光性化合物の活発な基と反応させる化合物として
は、低分子であっても比較的高分子であってもよいし、
感光性化合物にモノマをグラフト重合させてもよい。
【0038】また、このような水なし平版印刷版に本発
明の感光性化合物を用いる場合、光に対する感度効率を
挙げるため、他の感光性化合物を添加することも可能で
ある。
【0039】他の感光性化合物としては、フェノールホ
ルムアルデヒド樹脂(フェノール、p−tert−ブチ
ルフェノール、p−オクチルフェノール、p−ノニルフ
ェノール、カルダノール、クレゾール、キシレノール、
カテコールおよびピロガロールなどのフェノール類とホ
ルムアルデヒド類とを酸性触媒下に縮合させて得られる
樹脂)にキノンジアジド基を付加した物、レゾール樹脂
(例えば、上記フェノール類とホルムアルデヒド類とを
アルカリ触媒下に縮合させて得られる樹脂)にキノンジ
アジド基を付加した物、レゾルシンベンズアルデヒド縮
合樹脂にキノンジアジド基を付加した物、ピロガロール
アセトン樹脂にキノンジアジド基を付加した物などが挙
げられる。ここでキノンジアジド基としては、1,2−
ベンゾキノン−2−ジアジド−4−スルフォニル基、
1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルフォニ
ル基、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スル
フォニル基などが挙げられるがこれらに限定されない。
【0040】さらに必要であれば、これらの化合物と混
合しえる有機高分子化合物を感光層中に添加することも
可能である。このような有機高分子化合物としては、例
えば次の〜に示す重合体、共重合体を挙げることが
できるが、これらに限定されない。
【0041】アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、アクリロニトリルの重合体、例えばポリアクリル
酸エチル、ポリアクリル酸ブチル、ポリメタクリル酸メ
チルなど、およびそれらの共重合体。
【0042】未加流ゴム、例えばポリブタジエン、ポ
リイソブチレン、ポリクロロプレン、スチレンブタジエ
ンゴムなど。
【0043】ビニル重合体、例えばポリ酢酸ビニル、
ポリビニルアルコール、ポリブチルブチラールなど、お
よびそれらの共重合体。
【0044】ポリエーテル、例えばポリエチレンオキ
シドなど。
【0045】ポリエステル、例えばフタル酸、イソフ
タル酸、マレイン酸、アジピン酸などとエチレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコールなどの反応物。
【0046】ポリウレタン、例えばトリレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
トなどと1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、のポリエーテルポリオール、で得られるポ
リエステルポリオールなどとの反応生成物。
【0047】エポキシ樹脂 ポリアミド これらの有機高分子化合物を単独、あるいは二種以上用
いることにより、感光層の膜の形態保持性その他を向上
させることが可能である。これらの有機高分子化合物の
中では、、、が特に好ましい。
【0048】更に、キノンジアジド化合物の光反応性向
上その他の目的で、公知の光開始剤あるいは光増感剤を
添加することも可能である。添加する光開始剤あるいは
光増感剤としては、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾ
インイソプロピルエーテル、α、α−ジメトキシ−α−
フェニルアセトフェノンなどのベンゾイン誘導体、ベン
ゾフェノン、フルオレノン、キサントン、チオキサント
ン、N−メチルアクリドン、N−ブチルアクリドン、
4,4´−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、
4,4´−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2
−クロロチオキサントン、2−イソプロピルチオキサン
トン、2,4−ジエチルチオキサントンなどが挙げられ
るが、これらに限定されない。これらの中ではベンゾフ
ェノン類が特に有効である。
【0049】上記の諸成分に加え、必要に応じて染料、
顔料、光発色剤などの添加剤や公知の触媒を加えること
は任意である。
【0050】感光層中の各成分の配合割合については特
に限定されないが、好ましくは本発明の感光性化合物を
1〜100重量部、他の感光性化合物を0〜100重量
部、架橋剤あるいは感光性化合物の活発な基と反応させ
る化合物を0〜10000重量部、有機高分子化合物を
0〜10000重量部、光開始剤あるいは光増感剤を0
〜100重量部、必要に応じて添加剤や公知の触媒など
を各々0〜100重量部加え、膜厚0.1〜100μ
m、好ましくは0.5〜10μmで設けることによって
得られるのがよい。薄すぎると感光層中にハジキを生じ
やすくなり、厚すぎると経済的に不利であるので上記の
範囲が好ましい。
【0051】シリコーンゴム層は、次の〜に示され
るシリコーンゴムが挙げられるが、これらに限定されな
い。
【0052】下記一般式(VIII)で示される分子
量100〜100万、好ましくは1000〜50万の有
機ポリシロキサンを架橋することにより得られるもの。
【0053】
【化12】 (式中、mは2以上の整数、R5、R6は炭素数1〜5
0の置換もしくは非置換のアルキル基、炭素数2〜50
の置換もしくは非置換のアルケニル基、炭素数5〜50
の置換もしくは非置換のアリール基の群から選ばれるす
くなくとも一種であり、それぞれ同一でも異なっていて
もよく、特にメチル基が60%以上のものが好まし
い。) このような有機ポリシロキサンは有機過酸化物を添加し
て熱処理を施すことにより、さらに架橋したシリコーン
ゴムとすることもできる。
【0054】有機ポリシロキサンを架橋する一般的な方
法としては、ケイ素原子に直接結合した加水分解性官能
基含有ケイ素化合物により有機ポリシロキサンを架橋す
る方法が挙げられ、特に末端がシラノール構造を持つ有
機ポリシロキサンとケイ素原子に直接結合したアルコキ
シ基、アシルオキシ基、ケトオキシム基アミド基、アミ
ノオキシ基、アミノ基、アルケニルオキシ基、水素など
の官能基を二個以上有するケイ素化合物との反応により
硬化し、ゴムとすることが通常用いられる方法である。
また、ラジカル開始剤により、有機ポリシロキサンを硬
化させてゴムとすることも可能である。これらの硬化に
おいて、公知の触媒を加えることは任意である。
【0055】下記一般式(IX)で示される基を有す
る有機ポリシロキサンと下記一般式(X)で示される基
を有するポリシロキサン化合物との付加反応により架橋
を行ったもの。
【0056】
【化13】
【化14】 (式中、R7、R8は炭素数1〜50の置換もしくは非
置換のアルキル基、炭素数2〜50の置換もしくは非置
換のアルケニル基、炭素数5〜50の置換もしくは非置
換のアリール基の群から選ばれるすくなくとも一種であ
り、それぞれ同一でも異なっていてもよい。) このようなシリコーンゴムは、多価ハイドロジェン有機
ポリシロキサンと、1分子中に2個以上のエチレン性不
飽和結合を有するポリシロキサン化合物との反応によっ
て得られる。ここで、一般式(IX)の基は分子鎖末
端、中間のいずれにあってもよい。また、一般式(X)
の基も分子鎖末端、中間のいずれにあってもよい。一般
式(IX)の基および一般式(X)の基以外の有機基と
しては、炭素数1〜50の置換もしくは非置換のアルキ
ル基、炭素数2〜50の置換もしくは非置換のアルケニ
ル基、炭素数5〜50の置換もしくは非置換のアリール
基などが挙げられるが、特にメチル基が60%以上のも
のが好ましい。一般式(IX)で示される基を有する有
機ポリシロキサンおよび一般式(X)で示される基を有
するポリシロキサン化合物の分子量はそれぞれ独立して
100〜100万のものが好ましく、1000〜50万
のものがより好ましい。この付加反応において、公知の
触媒を加えることは任意である。
【0057】シリコーンゴム層中の各成分の配合割合に
ついては特に限定されないが、のシリコーンゴム層の
場合は一般式(VIII)で示される有機ポリシロキサ
ンを100重量部、ケイ素原子に直接結合した加水分解
性官能基含有ケイ素化合物を0.1〜100重量部、必
要に応じて公知の触媒を0〜50重量部加えた組成で、
膜厚0.1〜100μm、好ましくは0.5〜30μm
で設けることによって得られるのがよい。また、のシ
リコーンゴム層の場合は一般式(IX)で示される基を
有する有機ポリシロキサンを100重量部、一般式
(X)で示される基を有するポリシロキサン化合物0.
1〜1000重量部、必要に応じて公知の触媒を0〜5
0重量部加えた組成で膜厚0.1〜100μm、好まし
くは0.5〜30μmで設けることによって得られるの
がよい。
【0058】上記のような水なし平版印刷版において、
基板と感光層、感光層とシリコーンゴム層との接着は、
画像再現性、耐刷力などの基本的な版性能にとって非常
に重要であるので、必要に応じて各層間の接着剤層を設
けたり、各層に接着性改良成分を添加したりすることが
可能である。特に感光層とシリコーンゴム層間の接着の
ために、層間に公知のシリコーンプライマやシランカッ
プリンク剤を設けたり、シリコーンゴム層あるいは感光
層にシリコーンプライマやシランカップリング剤を添加
すると効果的である。このような接着剤層を設ける場
合、接着剤層の膜厚については特に限定されないが、
0.05〜100μm、好ましくは0.5〜30μmで
設けることによって得られるのがよい。
【0059】以上説明したようにして構成された水なし
平版印刷版の表面を形成するシリコーンゴム層を保護す
るなどの目的で、シリコーンゴム層の表面にプレーンま
たは凹凸処理した保護フィルムをラミネートまたはプラ
スチックシート状物を塗布または転写して保護層とする
ことも可能である。このような保護フィルムあるいは保
護層の膜厚については特に限定されないが、0.05〜
1000μm、好ましくは0.5〜100μmで設ける
ことによって得られるのがよい。
【0060】以上説明した水なし平版印刷版は、例えば
次のようにして製造されるが、これらに限定されない。
まず基板上に、リバースロールコータ、エアナイフコー
タ、メーヤバーコータなどの通常のコータ、あるいはホ
エラのような回転塗布装置、その他の塗布装置を用い、
必要な場合プライマー層を構成すべき組成物溶液を塗
布、乾燥、必要に応じて熱キュア後、この上に感光層を
構成すべき組成物溶液を塗布、乾燥、必要に応じて熱キ
ュアし、その後必要ならば該感光層上に接着剤層を構成
すべき組成物溶液を塗布、乾燥、必要に応じて熱キュア
し、この上にシリコーンゴム層を構成すべき組成物溶液
を塗布、乾燥、必要に応じて熱キュアし、最後に必要な
らば保護フィルムをラミネータなどを用いてかける。
【0061】このようにして製造された水なし平版印刷
用原版は、例えば光透過性保護フィルムの場合はそのま
ま、あるいは剥いで、光透過性の劣るフィルムの場合は
剥いでから真空密着されたネガフィルムを通して活性光
線で露光される。この露光工程で用いられる光源は、紫
外線を豊富に発生するものであり、水銀灯、カーボンア
ーク灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、タン
グステンランプ、蛍光灯などを用いることができるが、
これらに限定されない。
【0062】次いで、保護フィルムがある時は剥いでか
ら版面を現像液を含んだ現像用パットでこすると露光部
のシリコーンゴム層が除去され、場合によってはその下
の感光層も除去され、インキ受容部となる。
【0063】現像液としては、水なし平版印刷版の現像
液として提案されているものであればどのようなもので
もよく、例えば、水、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水
素類、アルコール類、エーテル類、エステル類およびこ
れらの二種以上を混合したものなどが挙げられるが、こ
れらに限定されない。
【0064】現像方法としては、手による現像でも公知
の現像装置による現像でもよいが、好ましくは前処理部
と現像部、および後処理部がこの順に設けられている現
像装置を用いるのがよい。
【0065】
【実施例】以下、具体的な合成例および実施例を示す
が、本発明はこれらに限定されず、他の合成方法を用い
てもよく、また他の分野の実施に応用してもよい。
【0066】合成例1
【化15】 エチレングリコール30.0g、エピクロロヒドリン9
5g,水酸化ナトリウム40.0g、水200.0gを
混合し、攪拌しながら10時間加熱還流により反応させ
た。反応後、減圧乾燥により水を除去し、濾過により生
成物と副生成物の塩化ナトリウムとを分離した。
【0067】この生成物85.0gと4−ヒドロキシ安
息香酸140.0g、トリエチルベンジルアンモニウム
クロリド2.5g,ジオキサン200gを混合し、攪拌
しながら70℃で8時間反応させた。反応後、水とジエ
チルエーテルを加え、分液ロ−トヲ用いて分液し、有機
層を硫酸ナトリウムにて乾燥した。濾過により硫酸ナト
リウムを除去し、減圧乾燥にて溶媒を除去し、生成物を
得た。
【0068】この生成物20.0gと1,2−ナフトキ
ノン−2−ジアジド−5−スルホン酸クロリド20.0
gとをジオキサン200.0gに溶解させた。次に、炭
酸ナトリウム6.0gを水54.0gに溶解させ、この
炭酸ナトリウム10重量%水溶液を前述のジオキサン溶
液中に10分間かけて滴下した。(この際、ジオキサン
溶液は攪拌を行い、40℃に液温度を保った。)滴下終
了後、40℃に液温度を保ったまま、4時間攪拌しなが
ら反応させた。反応後、水1000.0g中に反応溶液
を注ぎ、生成物を析出させ、10時間放置することによ
り生成物を沈降させた。デカンテーションにより上澄液
を除去し、減圧乾燥を行い、目的とする感光性化合物A
を得た。
【0069】 (IRデータ)3600〜3000cm-1 νOH 2115〜2170cm-1 νN2 1599,1567cm-1 νC=O (NMRデータ) 3.4〜4.1ppm m 14H 7.9 ppm d 2H 7.0 ppm d 4H 8.0 ppm d 4H 7.4 ppm d 2H 8.2 ppm d 2H 7.7 ppm t 2H 8.6 ppm d 2H (分解点)155℃ 合成例2 合成例1において、1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ド−5−スルホン酸クロリド20.0gを1,2−ナフ
トキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸クロリド2
0.0gに変更する以外は全て合成例1と同様の方法を
用いて合成し、目的とする感光性化合物Bを得た。
【0070】 (IRデータ)3600〜3000cm-1 νOH 2115〜2170cm-1 νN2 1599,1567cm-1 νC=O (NMRデータ) 3.4〜4.1ppm m 14H 7.9 ppm d 2H 7.0 ppm d 4H 8.0 ppm d 4H 7.3 ppm t 2H 8.4 ppm d 2H 7.7 ppm t 2H 8.5 ppm d 2H (分解点)157℃ 合成例3 合成例1において、1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ド−5−スルホン酸クロリド20.0gを1,2−ベン
ゾキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸クロリド1
5.0gに変更する以外は全て合成例1と同様の方法を
用いて合成し、目的とする感光性化合物Cを得た。
【0071】 (IRデータ)3600〜3000cm-1 νOH 2115〜2170cm-1 νN2 1599,1567cm-1 νC=O (NMRデータ) 3.4〜4.1ppm m 14H 7.7 ppm d 2H 7.0 ppm t 4H 7.9 ppm d 2H 7.3 ppm d 2H 8.0 ppm t 4H (分解点)157℃ 合成例4 合成例1において、4−ヒドロキシ安息香酸140.0
gを2−ヒドロキシ安息香酸140.0gに変更する以
外は全て合成例1と同様の方法を用いて合成し、目的と
する感光性化合物Dを得た。
【0072】 (IRデータ)3600〜3000cm-1 νOH 2115〜2170cm-1 νN2 1599,1567cm-1 νC=O (NMRデータ) 3.4〜4.1ppm m 14H 7.7 ppm t 2H 7.2 ppm d 2H 7.9 ppm d 2H 7.4 ppm d 2H 8.0 ppm d 2H 7.5 ppm t 2H 8.2 ppm d 2H 7.6 ppm t 2H 8.6 ppm d 2H (分解点)152℃ 合成例5 合成例1において、4−ヒドロキシ安息香酸140.0
gを4−アミノフェノール125.0gに変更する以外
は全て合成例1と同様の方法を用いて合成し、目的とす
る感光性化合物Eを得た。
【0073】 (IRデータ)3600〜3000cm-1 νOH、νNH 2115〜2170cm-1 νN2 1599,1567cm-1 νC=O (NMRデータ) 3.4〜4.0ppm m 14H 7.8 ppm d 4H 4.0〜4.1ppm s 2H 7.9 ppm d 2H 6.9 ppm d 4H 8.2 ppm d 2H 7.4 ppm d 2H 8.6 ppm d 2H 7.7 ppm t 2H (分解点)155℃ 合成例6 合成例1において、4−ヒドロキシ安息香酸140.0
gを2−アミノフェノール125.0gに変更する以外
は全て合成例1と同様の方法を用いて合成し、目的とす
る感光性化合物Fを得た。
【0074】 (IRデータ)3600〜3000cm-1 νOH,νNH 2115〜2170cm-1 νN2 1599,1567cm-1 νC=O (NMRデータ) 3.4〜4.0ppm m 14H 7.7 ppm t 2H 4.0〜4.1ppm s 2H 7.9 ppm d 2H 7.2 ppm d 2H 8.0 ppm d 2H 7.4 ppm d 2H 8.2 ppm d 2H 7.5 ppm t 2H 8.6 ppm d 2H 7.6 ppm t 2H (分解点)152℃ 合成例7 合成例1において、エチレングリコール30.0gをグ
リセリン30.0gに変更する以外は全て合成例1と同
様の方法を用いて合成し、目的とする感光性化合物Gを
得た。
【0075】 (IRデータ)3600〜3000cm-1 νOH 2115〜2170cm-1 νN2 1599,1567cm-1 νC=O (NMRデータ) 3.5〜3.9ppm m 20H 7.9 ppm d 3H 7.0 ppm d 6H 8.0 ppm d 6H 7.4 ppm d 3H 8.2 ppm d 3H 7.7 ppm t 3H 8.6 ppm d 3H (分解点)155℃ 合成例8 合成例1において、エチレングリコール30.0gをト
リメチロールプロパン25.0gに変更する以外は全て
合成例1と同様の方法を用いて合成し、目的とする感光
性化合物Hを得た。
【0076】 (IRデータ)3600〜3000cm-1 νOH 2115〜2170cm-1 νN2 1599,1567cm-1 νC=O (NMRデータ) 0.9 ppm t 3H 7.7 ppm t 3H 1.2 ppm q 2H 7.9 ppm d 3H 3.5〜3.9ppm m 21H 8.0 ppm d 6H 7.0 ppm d 6H 8.2 ppm d 3H 7.4 ppm d 3H 8.6 ppm d 3H (分解点)153℃ 合成例9 合成例5において、エチレングリコール30.0gをグ
リセリン30.0gに変更する以外は全て合成例5と同
様の方法を用いて合成し、目的とする感光性化合物Iを
得た。
【0077】 (IRデータ)3600〜3000cm-1 νOH、νNH 2115〜2170cm-1 νN2 1599,1567cm-1 νC=O (NMRデータ) 3.5〜3.9ppm m 20H 7.8 ppm d 6H 4.0〜4.1ppm s 3H 7.9 ppm d 3H 6.9 ppm d 6H 8.2 ppm d 3H 7.4 ppm d 3H 8.6 ppm d 3H 7.7 ppm t 3H (分解点)155℃ 合成例10 合成例5において、エチレングリコール30.0gをト
リメチロールプロパン25.0gに変更する以外は全て
合成例5と同様の方法を用いて合成し、目的とする感光
性化合物Jを得た。
【0078】 (IRデータ)3600〜3000cm-1 νOH、νNH 2115〜2170cm-1 νN2 1599,1567cm-1 νC=O (NMRデータ) 0.9 ppm t 3H 7.7 ppm t 3H 1.2 ppm q 2H 7.8 ppm d 6H 3.5〜3.9ppm m 21H 7.9 ppm d 3H 4.0〜4.1ppm s 3H 8.2 ppm d 3H 6.9 ppm d 6H 8.6 ppm d 3H 7.4 ppm d 3H (分解点)155℃ 実施例1 合成例1で合成した感光性化合物Aを1.0gと、1,
3−クレゾール30重量%、1,4−クレゾール40重
量%、2,5−キシレノール30重量%およびホルマリ
ンより合成したノボラック樹脂1.0gをエチルセロソ
ルブアセテート4.0gに溶解し、0.2μのミリポア
フィルタで濾過してポジ型レジスト塗布液を作った。表
面を酸化処理し、300℃、2分間の加熱処理により熱
歪みを持たせた0.20mmアルミ板上にこの塗布液を
スピンコーティングし、90℃、30分プリペーグして
1.0μmの塗膜を得た。これにコダック(株)製マス
クアライナーMA−10を用いて感度(残膜率0となる
最小露光時間の逆数で示す。)を求めた。現像は東京応
化(株)製NMD−3を用い20℃、1分間行った。解
像力のテストは凸版印刷(株)の解像力テストパターン
を用い上記のマスクアライナーを使用して行った。
【0079】また、未露光部の現像前の膜厚に対する現
像後の膜厚の百分率を残膜率と定義し、未露光部の現像
後の膜べりの程度を表す尺度とする。
【0080】更に、電子顕微鏡にてパターンの断面形状
を観察した。
【0081】結果は表1に示す通りであり、良好な解像
力を示し、パターン形状も良好であった。
【0082】実施例2〜10 実施例1において、感光性化合物AをB〜Iに変更した
以外は全て実施例1と同様の評価を行った。結果は表1
に示す通りであり、良好な解像力を示し、パターン形状
も良好であった。
【0083】比較例1 実施例1において、感光性化合物Aを以下の化合物に変
更した以外は全て実施例1と同様の評価を行った。
【0084】1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4
スルホン酸とフェノールホルムアルデヒドノボラック樹
脂(住友デュレズ製“スミライトレジン”PR5062
2)の部分エステル(元素分析法によるエステル化度5
0%) 結果は表1に示す通りであり、解像力が劣っており、パ
ターン形状も良くなかった。
【0085】
【表1】 実施例11 厚さ0.3mmの脱脂したアルミ板に下記プライマー組
成物を塗布し、100℃、5分間加熱処理して、乾燥後
の膜厚15μmのプライマー層を形成した。
【0086】 (a)“バイロン”UR−8300(東洋紡(株)製);ポリエステルポリウレ タン,メチルエチルケトン/トルエンの1/1混合溶媒30重量%溶液) 333重量部 (b)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 60重量部 (c)2,4−ジエチルチオキサントン 6重量部 (d)4−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル 6重量部 (e)“タイペーク”TTO−55(A)(石原産業(株)製;超微粒子酸化チ タン) 15重量部 (f)プロピレングリコールモノメチルエーテル 700重量部 その後、3kW超高圧水銀灯を用いて、0.6J/cm
2 の全面露光を20秒間、窒素下で行って硬化させた。
【0087】この上に、下記の感光液を塗布し、110
℃、30秒間加熱処理し、乾燥後の膜厚1.5μmの感
光層を形成した。
【0088】 (a)合成例1で合成した感光性化合物A 74重量部 (b)1,6−ヘキサンジイソシアネート 17重量部 (c)2−ヒドロキシエチルメタクリレート/N−(4−ヒドロキシフェニル) メタクリルアミドのモル比30/70の共重合樹脂 31重量部 (d)N−メチルアクリドン 3.2重量部 (e)2,4−ジエチルチオキサントン 3.2重量部 (f)乳酸 1重量部 (g)ジメチル錫ジラウレート 0.6重量部 (h)ジオキサン 770重量部 この感光層の上に、下記のシリコーンゴム組成物を塗布
し、95℃、10分間加熱処理し、乾燥後の膜厚2μm
のシリコーンゴム層を形成した。
【0089】 (a)両末端ビニル構造ポリジメチルシロキサン(重合度約700) 15.5重量部 (b)両末端シラノール構造ポリジメチルシロキサン(重合度約8000) 2重量部 (c)両末端メチル基構造ポリジメチルシロキサン(重合度約50) 2重量部 (d)1−トリメトキシシリルプロパン 0.1重量部 (e)オレフィン−白金酸 0.2重量部 (f)テトラシクロ(メチルビニル)シロキサン 0.2重量部 (g)“アイソパー”G(エッソ化学(株)製) 90重量部 このようにして設けたシリコーンゴム層の表面に厚さ6
μmの片面マット化二軸延伸ポリプロピレンフィルムを
マット化されていない面がシリコーンゴム層と接するよ
うにラミネートし、水なし平版印刷用原版を得た。
【0090】この水なし平版印刷用原版にメタルハライ
ドランプ(岩崎電気(株)製“アイドルフィン”200
0)を用い、UVメーター(オーク製作所製“ライトメ
ジャータイプUV−402A”)で25mJ/cm2
露光を行った。上記のようにして得られた印刷用原版に
150線/インチの網点画像を持つネガフィルムを真空
密着し、上記のメタルハライドランプを用い、240m
J/cm2 の露光を行った。
【0091】露光後、保護フィルムを剥離し、室温28
℃、湿度60%の条件で、TWL−860K(東レ
(株)製水なし平版印刷用原版の現像装置)を用いて現
像を行った。ここで、前処理液としては、以下の組成を
有する液を用いた。
【0092】 (a)フェニルプロピレングリコール 0.03重量部 (b)プロピレングリコール 1.2重量部 (c)4−(1,1−ジメチルエチル)安息香酸 0.3重量部 (d)水酸化カリウム(50%) 1.5重量部 (e)ポリエチレンオキシドノニルエーテル 0.01重量部 (f)ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム 0.3重量部 (g)ケイ酸カリウム(二酸化ケイ素:26%,酸化カリウム:13.5%) 1.3重量部 (h)亜硫酸カリウム 2.7重量部 (i)50%グルコン酸 0.6重量部 (j)トリエタノールアミン 0.6重量部 (k)モノエタノールアミン 0.6重量部 (l)水 53重量部 現像液としては、水を用いた。染色液としては、以下の
組成を有する液を用いた。
【0093】 (a)“ソルフィット”(クラレイソプレン化学(株A)製) 20重量部 (b)“レオドール TW−0120”(花王(株)製;界面活性剤) 0.5重量部 (c)ベンジルアルコール 5重量部 (d)ビクトリアピュアブルーBOH(保土ケ谷化学(株)製;染料) 1.0重量部 (e)水 100重量部 この印刷版を商業オフ輪印刷機(“LITHOPIA”
三菱重工(株)製)に取り付け、大日本インキ化学工業
(株)製“ドライオカラー”墨、藍、紅、黄インキを用
いて、650r.p.m..のスピードで上質紙に印刷
を行い、耐刷テストを行った。結果は表2の通りであ
り、印刷終了後に印刷版を検査したが、印刷版の損傷は
軽度であり、引き続き印刷を行うことが可能であった。
【0094】実施例12〜20 実施例11において、感光層に用いた感光性化合物Aを
B〜Iに変更した以外は全て実施例11と同様にして水
なし平版を作製し、実施例11と同様の耐刷テストを行
った。結果は表2の通りであり、印刷終了後に印刷版を
検査したが、印刷版の損傷は軽度であり、引き続き印刷
を行うことが可能であった。
【0095】比較例2 実施例11において、感光層に用いた感光性化合物Aを
以下の化合物に変更した以外は全て実施例11と同様に
して水なし平版を作製し、実施例11と同様の耐刷テス
トを行った。
【0096】1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5
スルホン酸とフェノールホルムアルデヒドノボラック樹
脂(住友デュレズ製“スミライトレジン”PR5062
2)の部分エステル(元素分析法によるエステル化度3
0%) 結果は表2の通りであり、印刷終了後に印刷版を検査し
たところ、印刷版の損傷が激しく、引き続き印刷を行う
ことは不可能であった。
【0097】
【表2】
【0098】
【発明の効果】本発明の感光性化合物は上記のような特
徴を有しているので、曲面構造やねじれ構造にパターン
形成を行う場合でもひび割れによる欠落が起こらない感
光性化合物である。そのため、例えば感光性組成物にし
た場合、平面のみならず、凹凸面や曲面にも利用でき、
応用範囲が広がる利点がある。例えば、水なし平版印刷
版原版の感光層として用いた場合、筒状の版取り付け胴
に巻き付けて使用しても、ひび割れや欠落は起こらな
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/022 H05K 3/00 F 3/06 H

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で示される構造を少なく
    とも1つ含有することを特徴とする感光性化合物。 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜100の置換もしくは非置換
    の炭化水素基であり、エステル結合、エーテル結合、チ
    オエーテル結合、アミド結合、ウレタン結合、ウレア結
    合、ケイ素原子、窒素原子を含んでいてもよい。Mはキ
    ノンジアジド基を示す。)
  2. 【請求項2】下記一般式(II)で示される構造を少な
    くとも1つ有することを特徴とする感光性化合物。 【化2】 (式中、R2は炭素数1〜100の置換もしくは非置換
    の炭化水素基であり、エステル結合、エーテル結合、チ
    オエーテル結合、アミド結合、ウレタン結合、ウレア結
    合、ケイ素原子、窒素原子を含んでいてもよい。Mはキ
    ノンジアジド基を示す。)
  3. 【請求項3】下記一般式(III)で示される構造を少
    なくとも1つ有することを特徴とする感光性化合物。 【化3】 (式中、R3は炭素数1〜100の置換もしくは非置換
    の炭化水素基であり、エステル結合、エーテル結合、チ
    オエーテル結合、アミド結合、ウレタン結合、ウレア結
    合、ケイ素原子、窒素原子を含んでいてもよい。Mはキ
    ノンジアジド基を示す。)
  4. 【請求項4】下記一般式(IV)で示される構造を少な
    くとも1つ有することを特徴とする感光性化合物。 【化4】 (式中、R4は炭素数1〜100の置換もしくは非置換
    の炭化水素基であり、エステル結合、エーテル結合、チ
    オエーテル結合、アミド結合、ウレタン結合、ウレア結
    合、ケイ素原子、窒素原子を含んでいてもよい。Mはキ
    ノンジアジド基を示す。)
  5. 【請求項5】R1骨格の炭素数の20%以上が芳香環以
    外で形成されていることを特徴とする請求項1記載の感
    光性化合物。
  6. 【請求項6】R2骨格の炭素数の20%以上が芳香環以
    外で形成されていることを特徴とする請求項2記載の感
    光性化合物。
  7. 【請求項7】R3骨格の炭素数の20%以上が芳香環以
    外で形成されていることを特徴とする請求項3記載の感
    光性化合物。
  8. 【請求項8】R4骨格の炭素数の20%以上が芳香環以
    外で形成されていることを特徴とする請求項4記載の感
    光性化合物。
  9. 【請求項9】キノンジアジド基が下記一般式(V)で示
    される構造を有することを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれかに記載の感光性化合物。 【化5】
  10. 【請求項10】キノンジアジド基が下記一般式(VI)
    で示される構造を有することを特徴とする請求項1〜8
    のいずれかに記載の感光性化合物。 【化6】
  11. 【請求項11】キノンジアジド基が下記一般式(VI
    I)で示される構造を有することを特徴とする請求項1
    〜8のいずれかに記載の感光性化合物。 【化7】
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載の感光
    性化合物を含有することを特徴とする感光性組成物。
  13. 【請求項13】印刷版材用感光性組成物であることを特
    徴とする請求項12記載の感光性組成物。
  14. 【請求項14】レジスト組成物であることを特徴とする
    請求項12記載の感光性組成物。
  15. 【請求項15】基板上に少なくとも感光層およびシリコ
    ーンゴム層をこの順に積層してなる水なし平版印刷版原
    版において、該感光層が請求項13記載の感光性組成物
    からなることを特徴とする水なし平版印刷版原版。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1573785A4 (en) * 2002-10-08 2010-11-10 Brewer Science Inc LOWER ANTIREFLEX COATINGS DERIVED FROM CORE MOLECULES MULTIPLE EPOXY MOOETOUTS

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