JPH0812875A - ポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方法 - Google Patents
ポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方法Info
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- JPH0812875A JPH0812875A JP14736994A JP14736994A JPH0812875A JP H0812875 A JPH0812875 A JP H0812875A JP 14736994 A JP14736994 A JP 14736994A JP 14736994 A JP14736994 A JP 14736994A JP H0812875 A JPH0812875 A JP H0812875A
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Landscapes
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- Polyethers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 実用的な成形温度で成形が可能であり、耐薬
品性の優れる成形品が得られるポリフェニレンオキサイ
ド系成形材料の製造方法であって、かつ、ハロゲン化炭
化水素等の溶媒を使用していない製造方法を提供する。 【構成】 ポリフェニレンオキサイド、ジアリルフタレ
ート類及びパーオキサイドを含有し、ポリフェニレンオ
キサイドとジアリルフタレート類の合計量に対するポリ
フェニレンオキサイドの含有割合が10〜80重量%で
あるポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方法で
あって、ポリフェニレンオキサイドとジアリルフタレー
ト類の混合物をポリフェニレンオキサイドとジアリルフ
タレート類の1相領域において相溶化させることを特徴
としている。
品性の優れる成形品が得られるポリフェニレンオキサイ
ド系成形材料の製造方法であって、かつ、ハロゲン化炭
化水素等の溶媒を使用していない製造方法を提供する。 【構成】 ポリフェニレンオキサイド、ジアリルフタレ
ート類及びパーオキサイドを含有し、ポリフェニレンオ
キサイドとジアリルフタレート類の合計量に対するポリ
フェニレンオキサイドの含有割合が10〜80重量%で
あるポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方法で
あって、ポリフェニレンオキサイドとジアリルフタレー
ト類の混合物をポリフェニレンオキサイドとジアリルフ
タレート類の1相領域において相溶化させることを特徴
としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子部品等の成
形品を製造するのに使用されるポリフェニレンオキサイ
ド系成形材料の製造方法に関する。
形品を製造するのに使用されるポリフェニレンオキサイ
ド系成形材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通信機器等に使用される一部の電子部品
では、電子部品を構成する成形品に対し、高周波領域で
の誘電正接が低いという高周波特性が要求される。そし
て、このような高周波特性を有する樹脂としてポリフェ
ニレンオキサイドが知られている。しかし、ポリフェニ
レンオキサイドは高融点であり、単独では成形が困難で
あるという問題と耐薬品性が劣るという問題があった。
そこで、実用的な成形温度での成形を可能にし、かつ、
耐薬品性等の性能を改善する方法として、ポリフェニレ
ンオキサイドと架橋剤と開始剤を含む樹脂組成物が提案
されている。(特開昭63−264662、特開平3−
265652等)しかし、ポリフェニレンオキサイドの
融点が高いためにポリフェニレンオキサイドと架橋剤と
を単なる乾式混合で均一に混合することは困難であり、
そのため、単なる乾式混合では成形品の耐薬品性等の性
能改善効果が不十分であった。
では、電子部品を構成する成形品に対し、高周波領域で
の誘電正接が低いという高周波特性が要求される。そし
て、このような高周波特性を有する樹脂としてポリフェ
ニレンオキサイドが知られている。しかし、ポリフェニ
レンオキサイドは高融点であり、単独では成形が困難で
あるという問題と耐薬品性が劣るという問題があった。
そこで、実用的な成形温度での成形を可能にし、かつ、
耐薬品性等の性能を改善する方法として、ポリフェニレ
ンオキサイドと架橋剤と開始剤を含む樹脂組成物が提案
されている。(特開昭63−264662、特開平3−
265652等)しかし、ポリフェニレンオキサイドの
融点が高いためにポリフェニレンオキサイドと架橋剤と
を単なる乾式混合で均一に混合することは困難であり、
そのため、単なる乾式混合では成形品の耐薬品性等の性
能改善効果が不十分であった。
【0003】また、ポリフェニレンオキサイドと架橋剤
とを均一に混合する方法として、トリクロロエチレン、
クロロホルム等のハロゲン化炭化水素等の溶媒に溶解
し、次いで溶媒を除去して樹脂組成物(成形材料等)を
得る方法が知られているが、溶媒を除去するためには多
くのエネルギーを要し、また、ハロゲン化炭化水素等の
溶媒を使用することは環境問題の点で問題があり、他の
方法への転換が求められるようになってきている。
とを均一に混合する方法として、トリクロロエチレン、
クロロホルム等のハロゲン化炭化水素等の溶媒に溶解
し、次いで溶媒を除去して樹脂組成物(成形材料等)を
得る方法が知られているが、溶媒を除去するためには多
くのエネルギーを要し、また、ハロゲン化炭化水素等の
溶媒を使用することは環境問題の点で問題があり、他の
方法への転換が求められるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、ハロゲン化炭化水素等
の溶媒を使用することなしに、耐薬品性に優れる成形品
が得られる、ポリフェニレンオキサイドと架橋剤と開始
剤を含む成形材料の製造方法を開発することである。す
なわち、本発明の目的は、実用的な成形温度で成形が可
能であり、耐薬品性の優れる成形品が得られるポリフェ
ニレンオキサイド系成形材料の製造方法であって、か
つ、ハロゲン化炭化水素等の溶媒を使用していない製造
方法を提供することである。
発明が解決しようとする課題は、ハロゲン化炭化水素等
の溶媒を使用することなしに、耐薬品性に優れる成形品
が得られる、ポリフェニレンオキサイドと架橋剤と開始
剤を含む成形材料の製造方法を開発することである。す
なわち、本発明の目的は、実用的な成形温度で成形が可
能であり、耐薬品性の優れる成形品が得られるポリフェ
ニレンオキサイド系成形材料の製造方法であって、か
つ、ハロゲン化炭化水素等の溶媒を使用していない製造
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方法は、ポ
リフェニレンオキサイド、ジアリルフタレート類及びパ
ーオキサイドを含有し、ポリフェニレンオキサイドとジ
アリルフタレート類の合計量に対するポリフェニレンオ
キサイドの含有割合が10〜80重量%であるポリフェ
ニレンオキサイド系成形材料の製造方法であって、ポリ
フェニレンオキサイドとジアリルフタレート類の混合物
をポリフェニレンオキサイドとジアリルフタレート類の
1相領域において相溶化させることを特徴としている。
ポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方法は、ポ
リフェニレンオキサイド、ジアリルフタレート類及びパ
ーオキサイドを含有し、ポリフェニレンオキサイドとジ
アリルフタレート類の合計量に対するポリフェニレンオ
キサイドの含有割合が10〜80重量%であるポリフェ
ニレンオキサイド系成形材料の製造方法であって、ポリ
フェニレンオキサイドとジアリルフタレート類の混合物
をポリフェニレンオキサイドとジアリルフタレート類の
1相領域において相溶化させることを特徴としている。
【0006】本発明の請求項2に係るポリフェニレンオ
キサイド系成形材料の製造方法は、請求項1記載のポリ
フェニレンオキサイド系成形材料の製造方法において、
ジアリルフタレート類がジアリルフタレート及び/また
はジアリルイソフタレートであることを特徴としてい
る。
キサイド系成形材料の製造方法は、請求項1記載のポリ
フェニレンオキサイド系成形材料の製造方法において、
ジアリルフタレート類がジアリルフタレート及び/また
はジアリルイソフタレートであることを特徴としてい
る。
【0007】本発明の請求項3に係るポリフェニレンオ
キサイド系成形材料の製造方法は、請求項1または請求
項2記載のポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造
方法において、ポリフェニレンオキサイドの平均粒子径
が500μm以下であることを特徴としている。
キサイド系成形材料の製造方法は、請求項1または請求
項2記載のポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造
方法において、ポリフェニレンオキサイドの平均粒子径
が500μm以下であることを特徴としている。
【0008】本発明の請求項4に係るポリフェニレンオ
キサイド系成形材料の製造方法は、請求項1、請求項2
または請求項3記載のポリフェニレンオキサイド系成形
材料の製造方法において、パーオキサイドの含有量がジ
アリルフタレート類100重量部に対し0.5〜6重量
部であることを特徴としている。
キサイド系成形材料の製造方法は、請求項1、請求項2
または請求項3記載のポリフェニレンオキサイド系成形
材料の製造方法において、パーオキサイドの含有量がジ
アリルフタレート類100重量部に対し0.5〜6重量
部であることを特徴としている。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用されるポリフェニレンオキサイド(以下PPOと記
す)は一般式が下記式で表される。なお、式中のR
は炭素数1〜3の炭化水素基を表し、各Rは同じであっ
てもよく、異なってもよい。また、式中のnは繰り返
し単位を示す正数である。
使用されるポリフェニレンオキサイド(以下PPOと記
す)は一般式が下記式で表される。なお、式中のR
は炭素数1〜3の炭化水素基を表し、各Rは同じであっ
てもよく、異なってもよい。また、式中のnは繰り返
し単位を示す正数である。
【0010】
【化1】
【0011】上記式で表されるPPOの一例として
は、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンオキ
サイド)があげられる。このようなPPOは、例えば、
USP4059568号明細書に開示されている方法で
合成することができる。
は、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンオキ
サイド)があげられる。このようなPPOは、例えば、
USP4059568号明細書に開示されている方法で
合成することができる。
【0012】本発明で使用するジアリルフタレート類と
しては、具体的にはジアリルフタレート(以下DAPと
記す)やジアリルイソフタレート(以下DAIPと記
す)があげられるが、それらのプレポリマーであっても
よい。
しては、具体的にはジアリルフタレート(以下DAPと
記す)やジアリルイソフタレート(以下DAIPと記
す)があげられるが、それらのプレポリマーであっても
よい。
【0013】本発明では、PPOとジアリルフタレート
類の合計量に対するPPOの含有割合は10〜80重量
%に限定される。この理由は、PPOの含有割合が10
重量%未満では非常にもろい成形品となり、成形品とし
ての形状保持が困難であるという問題があり、また、P
POの含有割合が80重量%を越えると成形品の耐薬品
性が不十分となるという問題が生じるためである。
類の合計量に対するPPOの含有割合は10〜80重量
%に限定される。この理由は、PPOの含有割合が10
重量%未満では非常にもろい成形品となり、成形品とし
ての形状保持が困難であるという問題があり、また、P
POの含有割合が80重量%を越えると成形品の耐薬品
性が不十分となるという問題が生じるためである。
【0014】本発明は、PPOとジアリルフタレート類
の混合物をPPOとジアリルフタレート類の1相領域に
おいて相溶化させる点に特徴がある。すなわち、本発明
者等はPPOとジアリルフタレート類の混合物には相溶
化する1相領域が存在し、この1相領域で相溶化させる
と、溶媒を使用しない方法でも、優れた耐薬品性を有す
る成形品が得られることを見出し、本発明に到ったもの
である。従来、PPOとジアリルフタレート類系の相図
は未解明であり、知見がなかったが、この点を検討した
ところ、互いに相溶化する1相領域が存在することを確
認できた。
の混合物をPPOとジアリルフタレート類の1相領域に
おいて相溶化させる点に特徴がある。すなわち、本発明
者等はPPOとジアリルフタレート類の混合物には相溶
化する1相領域が存在し、この1相領域で相溶化させる
と、溶媒を使用しない方法でも、優れた耐薬品性を有す
る成形品が得られることを見出し、本発明に到ったもの
である。従来、PPOとジアリルフタレート類系の相図
は未解明であり、知見がなかったが、この点を検討した
ところ、互いに相溶化する1相領域が存在することを確
認できた。
【0015】本発明では、短時間でPPOとジアリルフ
タレート類の混合物を相溶化させるには、PPOの平均
粒子径が500μm以下であることが好ましく、また、
PPOの最大粒子径は1.0mm以下であることが好ま
しい。PPOの平均粒子径が500μmを越える場合に
は、相溶化させるのに長時間を要するため、空気雰囲気
中で相溶化させた場合には、樹脂の変色という問題を生
じる場合がある。
タレート類の混合物を相溶化させるには、PPOの平均
粒子径が500μm以下であることが好ましく、また、
PPOの最大粒子径は1.0mm以下であることが好ま
しい。PPOの平均粒子径が500μmを越える場合に
は、相溶化させるのに長時間を要するため、空気雰囲気
中で相溶化させた場合には、樹脂の変色という問題を生
じる場合がある。
【0016】本発明で使用するパーオキサイドは架橋剤
であるジアリルフタレート類の反応を開始させるための
開始剤であって、従来より使用されている任意のものが
使用できるが、高温時に蒸発しにくく、添加する温度に
おいて半減時間が1時間以上、特に5時間以上のものが
好ましい。パーオキサイドとしてはα,α’−ビス(t
−ブチル−オキシ−m−イソプロピル)ベンゼン(以下
PBPと記す)、ジ−t−ブチルパーオキサイド(以下
PBDと記す)や過酸化ベンゾイル(以下BPOと記
す)等が例示できる。
であるジアリルフタレート類の反応を開始させるための
開始剤であって、従来より使用されている任意のものが
使用できるが、高温時に蒸発しにくく、添加する温度に
おいて半減時間が1時間以上、特に5時間以上のものが
好ましい。パーオキサイドとしてはα,α’−ビス(t
−ブチル−オキシ−m−イソプロピル)ベンゼン(以下
PBPと記す)、ジ−t−ブチルパーオキサイド(以下
PBDと記す)や過酸化ベンゾイル(以下BPOと記
す)等が例示できる。
【0017】本発明におけるパーオキサイドの添加量は
ジアリルフタレート類100重量部に対し0.5〜6重
量部であることが望ましい。0.5重量部未満であると
成形品の耐薬品性に悪影響を及ぼし、6重量部を越える
と成形品が酸化されるためと推定されるが樹脂の変色が
生じやすくなり、それに伴って、成形品の誘電率も高く
なるという問題が生じる。また、本発明におけるパーオ
キサイドの添加のタイミングは、特に限定するものでは
ないが、PPOとジアリルフタレート類の混合物を相溶
化させた後、PPOとジアリルフタレート類の1相領域
内のできるだけ低温度域で添加することが好ましい。
ジアリルフタレート類100重量部に対し0.5〜6重
量部であることが望ましい。0.5重量部未満であると
成形品の耐薬品性に悪影響を及ぼし、6重量部を越える
と成形品が酸化されるためと推定されるが樹脂の変色が
生じやすくなり、それに伴って、成形品の誘電率も高く
なるという問題が生じる。また、本発明におけるパーオ
キサイドの添加のタイミングは、特に限定するものでは
ないが、PPOとジアリルフタレート類の混合物を相溶
化させた後、PPOとジアリルフタレート類の1相領域
内のできるだけ低温度域で添加することが好ましい。
【0018】また、本発明では、本発明の目的を損なわ
ない範囲で他の成分を含有させることができる。特に、
ポリスチレンをPPOと共に使用すると、相溶域が広が
るので、より低温で相溶化させることが可能になり好ま
しい。ただし、ポリスチレンの添加量を増すと共に耐薬
品性が損なわれるので、ポリスチレンの添加量はPP
O、ジアリルフタレート類及びポリスチレンの合計量の
30重量%以下までとするのが好ましい。
ない範囲で他の成分を含有させることができる。特に、
ポリスチレンをPPOと共に使用すると、相溶域が広が
るので、より低温で相溶化させることが可能になり好ま
しい。ただし、ポリスチレンの添加量を増すと共に耐薬
品性が損なわれるので、ポリスチレンの添加量はPP
O、ジアリルフタレート類及びポリスチレンの合計量の
30重量%以下までとするのが好ましい。
【0019】
【作用】PPOとジアリルフタレート類の混合物をPP
Oとジアリルフタレート類の1相領域において相溶化さ
せることは、ハロゲン化炭化水素等の溶媒を使用するこ
となしに、混合物を均一に混合する働きをする。
Oとジアリルフタレート類の1相領域において相溶化さ
せることは、ハロゲン化炭化水素等の溶媒を使用するこ
となしに、混合物を均一に混合する働きをする。
【0020】また、PPOの平均粒子径が500μm以
下であることは、相溶化させるための時間を短縮する働
きをする。
下であることは、相溶化させるための時間を短縮する働
きをする。
【0021】また、パーオキサイドの含有量がジアリル
フタレート類100重量部に対し0.5〜6重量部であ
ることは、ジアリルフタレート類の反応を適切に行なえ
るようにする働きをする。
フタレート類100重量部に対し0.5〜6重量部であ
ることは、ジアリルフタレート類の反応を適切に行なえ
るようにする働きをする。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて
説明する。なお、各実施例及び各比較例では、PPOと
して日本GEプラスチック社製の、Mw /Mn =4.2
であり、Mw が約50,000のものを使用した。 (実施例1)表1に示す配合割合で、PPO(平均粒子
径100μmのもの)とDAPを配合したものを、攪拌
しながら、145℃で30分間保持した。(この温度を
攪拌温度として表1に示す。)PPOとDAPが相溶化
して透明になったのを確認した後、冷却し、表1に示す
パーオキサイドの添加温度である140℃になったとき
に、パーオキサイドとしてPBPをDAP100重量部
に対して2.0重量部の割合で添加し、2分間攪拌し
た。次いで室温まで冷却して成形材料を得た。得られた
成形材料について、均一性を外観の透明性で評価し、透
明性が良好であれば○、透明性がなければ×として表1
にその結果を示した。また、得られた成形材料を用い
て、180℃、10分間金型内で成形して硬化させ、次
いでオーブンで180℃、2時間加熱して10mm×5
0mm×2mmの平板状の成形品を得た。得られた成形
品をトリクロロエチレン中に、室温で70時間浸漬し、
溶剤による抽出量を求めて、耐薬品性を評価した。この
結果を表1に示した。
説明する。なお、各実施例及び各比較例では、PPOと
して日本GEプラスチック社製の、Mw /Mn =4.2
であり、Mw が約50,000のものを使用した。 (実施例1)表1に示す配合割合で、PPO(平均粒子
径100μmのもの)とDAPを配合したものを、攪拌
しながら、145℃で30分間保持した。(この温度を
攪拌温度として表1に示す。)PPOとDAPが相溶化
して透明になったのを確認した後、冷却し、表1に示す
パーオキサイドの添加温度である140℃になったとき
に、パーオキサイドとしてPBPをDAP100重量部
に対して2.0重量部の割合で添加し、2分間攪拌し
た。次いで室温まで冷却して成形材料を得た。得られた
成形材料について、均一性を外観の透明性で評価し、透
明性が良好であれば○、透明性がなければ×として表1
にその結果を示した。また、得られた成形材料を用い
て、180℃、10分間金型内で成形して硬化させ、次
いでオーブンで180℃、2時間加熱して10mm×5
0mm×2mmの平板状の成形品を得た。得られた成形
品をトリクロロエチレン中に、室温で70時間浸漬し、
溶剤による抽出量を求めて、耐薬品性を評価した。この
結果を表1に示した。
【0023】(実施例2〜5)PPO(平均粒子径10
0μmのもの)とDAPの配合割合、攪拌温度、パーオ
キサイドの添加温度を表1に示す条件にした以外は、実
施例1と同様にして成形材料及び平板状の成形品を得
た。得られた成形材料及び平板状の成形品について、実
施例1と同様の評価を行い、その結果を表1に示した。
なお、実施例2〜5では攪拌温度で30分間保持した後
の状態は透明であり、PPOとDAPが相溶化している
ことが確認された。
0μmのもの)とDAPの配合割合、攪拌温度、パーオ
キサイドの添加温度を表1に示す条件にした以外は、実
施例1と同様にして成形材料及び平板状の成形品を得
た。得られた成形材料及び平板状の成形品について、実
施例1と同様の評価を行い、その結果を表1に示した。
なお、実施例2〜5では攪拌温度で30分間保持した後
の状態は透明であり、PPOとDAPが相溶化している
ことが確認された。
【0024】(比較例1〜3)PPO(平均粒子径10
0μmのもの)とDAPの配合割合、攪拌温度、パーオ
キサイドの添加温度を表2に示す条件にした以外は、実
施例1と同様にして成形材料及び平板状の成形品を得
た。得られた成形材料及び平板状の成形品について、実
施例1と同様の評価を行い、その結果を表2に示した。
なお、比較例1及び比較例2では攪拌温度で30分間保
持した後の状態は不透明であり、相溶化物は得られなか
った。このことは、比較例1及び比較例2の配合割合と
攪拌温度の組合せはPPOとDAPの混合物の1相領域
外であったことを示している。また、比較例3ではPP
Oの原料をそのまま成形材料として用いたため、180
℃、10分間の金型内の成形では溶融せず成形品は得ら
れなかった。この、金型内での加熱終了後、得られたも
のをオーブンで180℃、2時間加熱し、次いで得られ
たPPO単独物の耐薬品性を評価した。この結果を表2
に示した。
0μmのもの)とDAPの配合割合、攪拌温度、パーオ
キサイドの添加温度を表2に示す条件にした以外は、実
施例1と同様にして成形材料及び平板状の成形品を得
た。得られた成形材料及び平板状の成形品について、実
施例1と同様の評価を行い、その結果を表2に示した。
なお、比較例1及び比較例2では攪拌温度で30分間保
持した後の状態は不透明であり、相溶化物は得られなか
った。このことは、比較例1及び比較例2の配合割合と
攪拌温度の組合せはPPOとDAPの混合物の1相領域
外であったことを示している。また、比較例3ではPP
Oの原料をそのまま成形材料として用いたため、180
℃、10分間の金型内の成形では溶融せず成形品は得ら
れなかった。この、金型内での加熱終了後、得られたも
のをオーブンで180℃、2時間加熱し、次いで得られ
たPPO単独物の耐薬品性を評価した。この結果を表2
に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】(実施例6〜11)表3に示す配合割合
で、PPO(平均粒子径は表2に示す)とDAPを配合
したものを、表2に示す攪拌温度で保持し、PPOとD
APが相溶化して透明になるまで攪拌した。この相溶化
するまでの時間を表3に示した。PPOとDAPが相溶
化して透明になった時点で、パーオキサイドとしてPB
PをDAP100重量部に対して2.0重量部の割合で
添加し、2分間攪拌した。次いで室温まで冷却して成形
材料を得た。得られた成形材料について、外観を評価
し、表3にその結果を示した。また、得られた成形材料
を用いて、180℃、10分間金型内で成形して硬化さ
せ、次いでオーブンで180℃、2時間加熱して10m
m×50mm×2mmの平板状の成形品を得た。得られ
た成形品をトリクロロエチレン中に、室温で70時間浸
漬し、溶剤による抽出量を求めて、耐薬品性を評価し
た。この結果も表3に示した。
で、PPO(平均粒子径は表2に示す)とDAPを配合
したものを、表2に示す攪拌温度で保持し、PPOとD
APが相溶化して透明になるまで攪拌した。この相溶化
するまでの時間を表3に示した。PPOとDAPが相溶
化して透明になった時点で、パーオキサイドとしてPB
PをDAP100重量部に対して2.0重量部の割合で
添加し、2分間攪拌した。次いで室温まで冷却して成形
材料を得た。得られた成形材料について、外観を評価
し、表3にその結果を示した。また、得られた成形材料
を用いて、180℃、10分間金型内で成形して硬化さ
せ、次いでオーブンで180℃、2時間加熱して10m
m×50mm×2mmの平板状の成形品を得た。得られ
た成形品をトリクロロエチレン中に、室温で70時間浸
漬し、溶剤による抽出量を求めて、耐薬品性を評価し
た。この結果も表3に示した。
【0028】表3の結果から、短時間でPPOとDAP
の混合物を相溶化させるには、PPOの平均粒子径が5
00μm以下であることが好ましいことが確認された。
PPOの平均粒子径が大きくなると、相溶化させるのに
長時間を要し、空気雰囲気中で相溶化させた場合樹脂が
変色するようになることも確認された。
の混合物を相溶化させるには、PPOの平均粒子径が5
00μm以下であることが好ましいことが確認された。
PPOの平均粒子径が大きくなると、相溶化させるのに
長時間を要し、空気雰囲気中で相溶化させた場合樹脂が
変色するようになることも確認された。
【0029】
【表3】
【0030】(実施例12〜16)表4に示すPPO
(平均粒子径100μmのもの)とDAPの配合割合,
パーオキサイドの種類及びパーオキサイドの添加量とし
た以外は実施例3と同様にして成形材料及び平板状の成
形品を得た。得られた平板状の成形品について、100
kHzにおける誘電率、外観及び耐薬品性を評価し、そ
の結果を表4に示した。なお、実施例3で得られた平板
状の成形品についても同様の評価をし、その結果を表4
に示した。
(平均粒子径100μmのもの)とDAPの配合割合,
パーオキサイドの種類及びパーオキサイドの添加量とし
た以外は実施例3と同様にして成形材料及び平板状の成
形品を得た。得られた平板状の成形品について、100
kHzにおける誘電率、外観及び耐薬品性を評価し、そ
の結果を表4に示した。なお、実施例3で得られた平板
状の成形品についても同様の評価をし、その結果を表4
に示した。
【0031】表4の結果から、パーオキサイドの添加量
がDAP100重量部に対し6重量部を越えると成形品
の変色が生じ、それに伴って、成形品の誘電率も高くな
ることが確認された。
がDAP100重量部に対し6重量部を越えると成形品
の変色が生じ、それに伴って、成形品の誘電率も高くな
ることが確認された。
【0032】
【表4】
【0033】(実施例17〜21)実施例17〜21で
はジアリルフタレート類としてDAIPを使用した。そ
して、PPO(平均粒子径100μmのもの)とDAI
Pの配合割合、攪拌温度、パーオキサイドの添加温度を
表5に示す条件にした以外は、実施例1と同様にして成
形材料及び平板状の成形品を得た。得られた成形材料に
ついて均一性(外観の透明性)について評価した。均一
性(外観の透明性)の評価は、前記の実施例1と同様に
して行った。また、得られた平板状の成形品について
も、実施例1と同様の評価を行い、その結果を表5に示
した。なお、実施例17〜21は表5に示す攪拌温度で
30分間保持した後の状態は透明であり、PPOとDA
IPが相溶化していることが確認された。
はジアリルフタレート類としてDAIPを使用した。そ
して、PPO(平均粒子径100μmのもの)とDAI
Pの配合割合、攪拌温度、パーオキサイドの添加温度を
表5に示す条件にした以外は、実施例1と同様にして成
形材料及び平板状の成形品を得た。得られた成形材料に
ついて均一性(外観の透明性)について評価した。均一
性(外観の透明性)の評価は、前記の実施例1と同様に
して行った。また、得られた平板状の成形品について
も、実施例1と同様の評価を行い、その結果を表5に示
した。なお、実施例17〜21は表5に示す攪拌温度で
30分間保持した後の状態は透明であり、PPOとDA
IPが相溶化していることが確認された。
【0034】表5の結果から、DAIPを用いた場合で
も、実用的な成形温度で成形して、耐薬品性の良好な成
形品が得られることが確認された。
も、実用的な成形温度で成形して、耐薬品性の良好な成
形品が得られることが確認された。
【0035】
【表5】
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1及び請求項2に係るP
PO系成形材料の製造方法によれば、ハロゲン化炭化水
素等の溶媒を使用することなしに、PPOと架橋剤と開
始剤を含む成形材料を製造することができる。そして、
この製造方法によって製造された成形材料によれば、実
用的な成形温度での成形で、耐薬品性の優れる成形品が
得られる。すなわち、この製造方法によれば、環境問題
の点で望ましい方法である、溶媒を除去する工程を必要
としない方法で、優れた性能を有するPPO系成形材料
を製造できるようになる。
PO系成形材料の製造方法によれば、ハロゲン化炭化水
素等の溶媒を使用することなしに、PPOと架橋剤と開
始剤を含む成形材料を製造することができる。そして、
この製造方法によって製造された成形材料によれば、実
用的な成形温度での成形で、耐薬品性の優れる成形品が
得られる。すなわち、この製造方法によれば、環境問題
の点で望ましい方法である、溶媒を除去する工程を必要
としない方法で、優れた性能を有するPPO系成形材料
を製造できるようになる。
【0037】本発明の請求項3に係るPPO系成形材料
の製造方法によれば、PPOの平均粒子径が500μm
以下であることにより、PPOとジアリルフタレート類
の混合物を相溶化させるための時間を短縮することがで
きる。
の製造方法によれば、PPOの平均粒子径が500μm
以下であることにより、PPOとジアリルフタレート類
の混合物を相溶化させるための時間を短縮することがで
きる。
【0038】本発明の請求項4に係るPPO系成形材料
の製造方法によれば、パーオキサイドの含有量がジアリ
ルフタレート類100重量部に対し0.5〜6重量部で
あることにより、ジアリルフタレート類の反応を適切に
行なえるようにすることができる。
の製造方法によれば、パーオキサイドの含有量がジアリ
ルフタレート類100重量部に対し0.5〜6重量部で
あることにより、ジアリルフタレート類の反応を適切に
行なえるようにすることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリフェニレンオキサイド、ジアリルフ
タレート類及びパーオキサイドを含有し、ポリフェニレ
ンオキサイドとジアリルフタレート類の合計量に対する
ポリフェニレンオキサイドの含有割合が10〜80重量
%であるポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方
法であって、ポリフェニレンオキサイドとジアリルフタ
レート類の混合物をポリフェニレンオキサイドとジアリ
ルフタレート類の1相領域において相溶化させることを
特徴とするポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造
方法。 - 【請求項2】 ジアリルフタレート類がジアリルフタレ
ート及び/またはジアリルイソフタレートであることを
特徴とする請求項1記載のポリフェニレンオキサイド系
成形材料の製造方法。 - 【請求項3】 ポリフェニレンオキサイドの平均粒子径
が500μm以下であることを特徴とする請求項1また
は請求項2記載のポリフェニレンオキサイド系成形材料
の製造方法。 - 【請求項4】 パーオキサイドの含有量がジアリルフタ
レート類100重量部に対し0.5〜6重量部であるこ
とを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載
のポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14736994A JPH0812875A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | ポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14736994A JPH0812875A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | ポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0812875A true JPH0812875A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15428675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14736994A Pending JPH0812875A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | ポリフェニレンオキサイド系成形材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0812875A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6197898B1 (en) | 1997-11-18 | 2001-03-06 | General Electric Company | Melt-mixing thermoplastic and epoxy resin above Tg or Tm of thermoplastic with curing agent |
| WO2002077103A1 (en) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | General Electric Company | Poly(arylene ether)-containing thermoset composition in powder form, method for the preparation thereof, and articles derived therefrom |
| WO2002077102A1 (en) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | General Electric Company | Abrasive-filled thermoset composition and its preparation, and abrasive-filled articles and their preparation |
| JP2023012356A (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-25 | 太陽ホールディングス株式会社 | ポリフェニレンエーテルを含む硬化性組成物、ドライフィルム、硬化物、および電子部品 |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP14736994A patent/JPH0812875A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6197898B1 (en) | 1997-11-18 | 2001-03-06 | General Electric Company | Melt-mixing thermoplastic and epoxy resin above Tg or Tm of thermoplastic with curing agent |
| WO2002077103A1 (en) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | General Electric Company | Poly(arylene ether)-containing thermoset composition in powder form, method for the preparation thereof, and articles derived therefrom |
| WO2002077102A1 (en) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | General Electric Company | Abrasive-filled thermoset composition and its preparation, and abrasive-filled articles and their preparation |
| US6593391B2 (en) | 2001-03-27 | 2003-07-15 | General Electric Company | Abrasive-filled thermoset composition and its preparation, and abrasive-filled articles and their preparation |
| CN100363425C (zh) * | 2001-03-27 | 2008-01-23 | 通用电气公司 | 粉末形式的含聚亚芳基醚的热固性组合物、其制备方法以及由其制得的制品 |
| KR100823359B1 (ko) * | 2001-03-27 | 2008-04-17 | 제너럴 일렉트릭 캄파니 | 연마제가 충진된 열경화성 조성물 및 이의 제조 방법, 및연마제가 충진된 제품 및 이의 제조 방법 |
| CN100398606C (zh) * | 2001-03-27 | 2008-07-02 | 通用电气公司 | 填有磨料的热固性组合物及其制备方法和填有磨料的制品及其制备方法 |
| JP2023012356A (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-25 | 太陽ホールディングス株式会社 | ポリフェニレンエーテルを含む硬化性組成物、ドライフィルム、硬化物、および電子部品 |
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