JPH0812937A - 被覆用樹脂組成物 - Google Patents

被覆用樹脂組成物

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JPH0812937A
JPH0812937A JP6181699A JP18169994A JPH0812937A JP H0812937 A JPH0812937 A JP H0812937A JP 6181699 A JP6181699 A JP 6181699A JP 18169994 A JP18169994 A JP 18169994A JP H0812937 A JPH0812937 A JP H0812937A
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晋一 荻野
Nobushige Numa
伸茂 奴間
Shinji Tomita
真司 冨田
Hajime Sukejima
肇 祐島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1液型で貯蔵安定性と低温硬化性に優れた被
覆用樹脂組成物を提供する。 【構成】 (a)1分子中にシロキシ基及びアルコキシ
シリル基をそれぞれ少なくとも1個含有する樹脂、
(b)1分子中にイソシアネート基を少なくとも2個含
有する化合物、(c)シロキシ基解離触媒を必須成分と
することを特徴とする被覆用樹脂組成物であり、(d)
1分子中にイソシアネート基及びアルコキシシリル基を
それぞれ少なくとも1個含有する樹脂、(e)1分子中
にシロキシ基を少なくとも2個含有する化合物、(c)
シロキシ基解離触媒を必須成分とすることを特徴とする
被覆用樹脂組成物も包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規にして有用なる被
覆用樹脂組成物に関する。さらに詳細には、シロキシ基
の形で保護されている水酸基とイソシアネート基を含む
硬化系にアルコキシシリル基を導入してなる多成分系の
被覆用樹脂組成物に関する。本発明の樹脂組成物は、特
に、自動車補修用として利用するのに適するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車補修分野においては、常温
硬化性、仕上り性、耐候性などの点から、アクリルポリ
オールと多官能イソシアネート硬化剤との組み合わせに
よりなる2液型塗料が広く用いられている。しかし2液
型では、塗装現場において主剤と硬化剤を配合しなけれ
ばならないために作業性に劣る、硬化剤の配合量の過不
足が塗膜性能に影響する、水酸基の水素結合により基体
樹脂の粘度が高いために希釈溶剤を大量に用いなければ
ならない等の問題点を有している。これらの問題点を解
決するために、従来の水酸基含有ビニル系重合体の代わ
りにシロキシ基含有ビニル系重合体を用いて、これと多
官能イソシアネート硬化剤よりなる1液型の樹脂組成物
とするなどの手法が提案されているが(例えば、特開平
3−250016号、特開平1−96264号等)、か
かる樹脂組成物では常温、低温における硬化性が不充分
であり、速乾性の要求される自動車補修用として実用で
きるものではない。さらに近年、酸性雨による塗膜損傷
が問題となっており耐酸性の改良が求められているが、
上述した水酸基、あるいはシロキシ基含有樹脂と多官能
イソシアネート硬化剤との組み合わせによりなる系で
は、耐酸性が不十分であるのでこうした要求性能を満足
させることが出来なくなってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、1液型で低粘度であり、さらに貯蔵安定
性、低温硬化性、耐酸性に優れた樹脂組成物を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、シロキシ基含
有樹脂あるいはイソシアネート基含有樹脂のどちらかに
アルコキシシリル基を導入してなる樹脂組成物を用いる
ことが極めて有効であることを見出し、本発明を完成さ
せるに至った。すなわち、本発明は、 「1. (a)1分子中にシロキシ基及びアルコキシシ
リル基をそれぞれ少なくとも1個含有する樹脂、(b)
1分子中にイソシアネート基を少なくとも2個含有する
化合物、(c)シロキシ基解離触媒を必須成分とするこ
とを特徴とする被覆用樹脂組成物。 2. 樹脂(a)が、シロキシ基を含有するビニル系単
量体と、アルコキシシリル基含有ビニル系単量体と、こ
れらの単量体と共重合可能なビニル系単量体を共重合し
て得た樹脂である、1項に記載された被覆用樹脂組成
物。 3. 樹脂(a)が、シロキシ基含有ビニル系単量体5
〜99重量%、アルコキシシリル基含有ビニル系単量体
1〜95重量%、その他のビニル系単量体0〜94重量
%を共重合した樹脂である、1項または2項に記載され
た被覆用樹脂組成物。 4. 樹脂(a)が、重量平均分子量1,000〜20
0,000の樹脂である、1項ないし3項のいずれか1
項に記載された被覆用樹脂組成物。 5. 化合物(b)が、1分子中にさらにシロキシ基を
少なくとも1個含有する樹脂である、1項ないし4項の
いずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。 6. 化合物(b)が、イソシアネート基含有ビニル系
単量体と、この単量体と共重合可能なその他のビニル系
単量体とを共重合した樹脂である、1項ないし5項のい
ずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。 7. 化合物(b)が、イソシアネート基含有ビニル系
単量体と、シロキシ基含有ビニル系単量体と、これ等の
単量体と共重合可能なその他のビニル系単量体を共重合
した樹脂である、1項ないし6項のいずれか1項に記載
された被覆用樹脂組成物。 8. 化合物(b)が、イソシアネート基含有ビニル系
単量体5〜99重量%、その他のビニル系単量体1〜9
5重量%、シロキシ基含有ビニル系単量体0〜94重量
%である、1項ないし7項のいずれか1項に記載された
被覆用樹脂組成物。 9. 化合物(b)が、重量平均分子量1,000〜2
00,000の樹脂である、1項ないし8項のいずれか
1項に記載された被覆用樹脂組成物。 10.(d)1分子中にイソシアネート基及びアルコキ
シシリル基をそれぞれ少なくとも1個含有する樹脂、
(e)1分子中にシロキシ基を少なくとも2個含有する
化合物、(c)シロキシ基解離触媒を必須成分とするこ
とを特徴とする被覆用樹脂組成物。 11. 樹脂(d)が、イソシアネート基含有ビニル系
単量体と、アルコキシシリル基含有ビニル系単量体と、
これ等の単量体と共重合可能なその他のビニル系単量体
を共重合した重量平均分子量1,000〜200,00
0の樹脂である、10項に記載された被覆用樹脂組成
物。 12. 樹脂(d)が、イソシアネート基含有ビニル系
単量体5〜99重量%、アルコキシシリル基含有ビニル
系単量体1〜95重量%、その他のビニル系単量体0〜
94重量%を共重合した樹脂である、10項または11
項に記載された被覆用樹脂組成物。 13. 化合物(e)が、1分子中にさらにイソシアネ
ート基を少なくとも1個含有する樹脂である、10項な
いし12項のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成
物。 14. 化合物(e)が、シロキシ基含有ビニル系単量
体と、その他のビニル系単量体を共重合して得た重量平
均分子量1,000〜200,000の樹脂である、1
0項ないし13項のいずれか1項に記載された被覆用樹
脂組成物。 15. 化合物(e)が、シロキシ基含有ビニル系単量
体と、イソシアネート基含有ビニル系単量体と、その他
のビニル系単量体を共重合して得た樹脂である、10項
ないし14項のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組
成物。 16. 化合物(e)が、シロキシ基含有ビニル系単量
体5〜99重量%、その他のビニル系単量体1〜95重
量%、イソシアネート基含有ビニル系単量体0〜94重
量%を共重合した樹脂である、10項ないし15項のい
ずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。 17. 樹脂成分として、さらに1分子中にシロキシ
基、イソシアネート基、アルコキシシリル基の中から選
ばれた1種類の官能基を2個以上含む化合物(f)を1
種以上加えてなる、1項ないし19項のいずれか1項に
記載された被覆用樹脂組成物。 18. 樹脂組成物中のアルコキシシリル基の含有量
が、使用されるアルコキシシリル基を含有するビニル系
単量体と化合物としての組成量で、またシロキシ基の含
有量が使用されるシロキシ基を含有するビニル系単量体
と化合物としての組成量で、樹脂組成物中の固形分に対
し夫々1〜40重量%、5〜60重量%である、1項な
いし17項のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成
物。 19. 樹脂組成物中のイソシアネート基と水酸基が当
量比でNCO/OH=0.5〜2.0である、1項ない
し18項のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成
物。 20. シロキシ基解離触媒が樹脂組成物の固形分に対
し0.01〜10重量%である、10項ないし19項の
いずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。 21. 水分を捕捉する水結合剤を添加した、1項ない
し20項のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成
物。」 に関する。以下本発明について詳細に説明する。
【0005】
【作用】
【0006】本発明において、シロキシ基は下記式
(I) 式(I)
【0007】
【化1】
【0008】(式中、R1、R2及びR3はそれぞれ同
一でも異なっていても良い、炭素数1〜18アルキル
基、フェニル基またはアリル基を表わす)で示されるも
のであり、またアルコキシシリル基は下記式(II) 式(II)
【0009】
【化2】
【0010】(式中、R4は炭素数1〜6のアルキル基
またはフェニル基を、R5は炭素数1〜4のアルキル
基、アルコキシアルキル基を表わし、nは2または3で
ある)で示されるものである。
【0011】本発明において、1分子中に上記シロキシ
基及びアルコキシシリル基をそれぞれ少なくとも1個含
有する樹脂(a)は、通常、これら各反応性官能基をそ
れぞれ有するビニル系単量体とこれらと共重合可能なそ
の他のビニル系単量体とを、ラジカル重合開始剤の存在
下に溶液重合法などの常法によって共重合させることに
より得られる。
【0012】上記シロキシ基含有ビニル系単量体として
代表例を示すと、例えば、トリメチルシロキシエチル
(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシプロピル
(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシブチル(メ
タ)アクリレート、トリエチルシロキシエチル(メタ)
アクリレート、トリエチルシロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、トリエチルシロキシブチル(メタ)アクリ
レート等のトリアルキルシロキシアルキル(メタ)アク
リレート類が挙げられるが、これに限らず水酸基含有ビ
ニル系単量体中の水酸基を公知慣用のシリル化剤でシロ
キシ基に変換した化合物であればいずれも用いることが
出来る。すなわち、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ートにε−カプロラクトンを付加させたもの、ポリオキ
シアルキレングリコール(メタ)アクリレート類をそれ
ぞれトリメチルクロロシラン、t−ブチルジメチルクロ
ロシラン等のシリル化剤でシロキシ基に変換した化合物
等も用いることが出来る。
【0013】アルコキシシリル基含有ビニル系単量体と
して代表例を示すと、例えば、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロ
イルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)
アクリロイルオキシプロピルジメトキシメチルシラン、
γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシ
シラン、スチリルエチルトリメトキシシラン、ビニルト
リス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリアセ
トオキシシラン等が挙げられる。
【0014】上記の反応性官能基を有するビニル系単量
体と共重合可能なその他のビニル系単量体として代表例
を示すと、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン、α−クロロスチレン等のビニル芳香族化
合物;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソ
プロピル(メタ)アクリレート、(n−、i−、t−)
ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリ
レート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n
−オクチル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レート等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1〜2
4のアルキルエステル又はシクロアルキルエステル;メ
トキシブチル(メタ)アクリレート、メトキシエチル
(メタ)アクリレート、エトキシブチル(メタ)アクリ
レート等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数2〜1
8のアルコキシアルキルエステル;パーフルオロブチル
エチル(メタ)アクリレート、パーフルオロイソノニル
エチル(メタ)アクリレート、パーフルオロオクチルエ
チル(メタ)アクリレート等のパーフルオロアルキル
(メタ)アクリレート;CF2=CF2、CHF=CF
2、CH2=CF2、CC1F=CF2等の一般式CX
2=CX2(式中、Xは同一もしくは異なってH、C
I、Br、F、アルキル基又はハロアルキル基を示す。
但し、式中に少なくとも1個のFを含有する。)で表わ
されるフルオロオレフィン;さらに、これらの単量体の
1種および/またはそれ以上の単量体の重合体で、片末
端に共重合性2重結合を有する、いわゆるマクロモノマ
ーも反応性官能基を有するビニル系単量体と共重合可能
な単量体として挙げられる。これらは所望の物性に応じ
て適宜選択して使用出来る。
【0015】上記単量体混合物の溶液重合時に用いる溶
媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等
のアルキルベンゼン誘導体;酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸アミル、酢酸メトキシブチル、アセト酢酸メチ
ル、アセト酢酸エチル、酢酸メチルセロソルブ、セロソ
ルブアセテート、酢酸ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、酢酸カルビトール等の酢酸エステル系溶剤;
ジオキサン、エチレングリコールジエチルエーテル、エ
チレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジエチルエーテル等のエーテル系溶剤;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系溶剤が挙げられ、これらを単独で、又は2種以上混
合して使用出来る。
【0016】ラジカル重合開始剤としては、過酸化ベン
ゾイル、ジt−ブチルハイドロパーオキサイド、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、クミルパーオキサイド、
クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼ
ンハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベン
ゾエート、ラウリルパーオキサイド、アセチルパーオキ
サイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエ
ート等の過酸化物;α,α′−アゾビスイソブチロニト
リル、α,α′−アゾビス−2−メチルブチロニトリ
ル、アゾビスジメチルバレロニトリル、アゾビスシクロ
ヘキサンカルボニトリル等のアゾ化合物が挙げられる。
【0017】上記各単量体の使用割合は、シロキシ基含
有ビニル系単量体5〜99重量%、好ましくは10〜6
0重量%、アルコキシシリル基含有ビニル系単量体1〜
95重量%好ましくは3〜40重量%、及びその他のビ
ニル系単量体0〜94重量%好ましくは0〜87重量%
の範囲内が適当である。
【0018】上記のビニル系単量体、溶媒、重合開始剤
を用いて通常のラジカル溶液重合法に得られる樹脂
(a)は、重量平均分子量1,000〜200,00
0、更には2,000〜100,000の範囲内である
ことが好ましい。重量平均分子量が1,000より小さ
いと満足する乾燥性が得られ難く、また得られる塗膜の
耐候性、耐久性が低下する傾向にある。一方、200,
000より大きいと仕上り外観の低下を引き起こすので
好ましくない。
【0019】本発明において化合物(b)は、1分子中
にイソシアネート基を少なくとも2個含有する化合物又
は樹脂であり、場合によってさらにシロキシ基を少なく
とも1個含有する樹脂であってもよい。上記(b)成分
として用いられる1分子中にイソシアネート基を少なく
とも2個含有する化合物としては、代表例を示すと、例
えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘ
キサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシア
ネート類;水素添加キシリレンジイソシアネートもしく
はイソホロンジイソシアネート等の環状脂肪族ジイソシ
アネート類;トリレンジイソシアネート、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート等の芳香族ジイソシア
ネート類等の有機ジイソシアネートそれ自体、またはこ
れらの各有機ジイソシアネートと多価アルコール、低分
子量ポリエステルあるいは水等との付加物、あるいは上
記した各有機ジイソシアネート同士の環化重合体、更に
はイソシアネート・ビウレット体等が挙げられる。それ
らの代表的な市販品の例としては「バーノックD−75
0、−800、DN−950、−970もしくは15−
455」[以上、大日本インキ化学工業株式会社製
品]、「デスモジュールL、N、HL、IL、もしくは
N3390」[西ドイツ国バイエル社製品]「スミジュ
ールN−3200もしくはN−3500」[住友バイエ
ルウレタン株式会社製品]、「タケネートD−102、
−202、−110Nもしくは123N」[武田薬品工
業株式会社製品]、「コロネートL、HL、EHもしく
は203」[日本ポリウレタン工業株式会社製品]また
は「デュラネート24A−90CX」[旭化成工業株式
会社製品]等がある。
【0020】上記(b)成分として用いられる樹脂は、
通常、イソシアネート基含有ビニル系単量体とこれと共
重合可能なその他のビニル系単量体とを、さらに必要に
応じてシロキシ基含有ビニル系単量体とを、上記樹脂
(a)同様にラジカル重合開始剤の存在下に溶液重合法
などの常法によって共重合させることにより得られる。
【0021】上記イソシアネート基含有ビニル系単量体
としては、代表例を示すと、例えば、イソシアネートエ
チル(メタ)アクリレート、イソシアネートプロピル
(メタ)アクリレート、メターイソプロペニル−α,α
−ジメチルベンジルイソシアネート等が挙げられるが、
これに限らずヒドロキシエチル(メタ)アクリレートな
どの水酸基含有ビニル系単量体とイソホロンジイソシア
ネートなどの多官能イソシアネート化合物の付加物も用
いることが出来る。
【0022】上記イソシアネート基含有ビニル系単量体
と共重合可能なその他のビニル系単量体及びさらに必要
に応じて使用されるシロキシ基含有ビニル系単量体とし
ては、前記樹脂(a)の構成単位で列挙したシロキシ基
含有ビニル系単量体及びその他のビニル系単量体類が使
用出来る。
【0023】上記各単量体の使用割合は、イソシアネー
ト基含有ビニル系単量体5〜99重量%、好ましくは1
0〜60重量%、及びその他のビニル系単量体1〜95
重量%、好ましくは0〜40重量%、さらにシロキシ基
含有ビニル系単量体0〜94重量%、好ましくは0〜8
0重量%の範囲内が適当である。
【0024】上記樹脂(b)は、重量平均分子量1,0
00〜200,000、更には2,000〜100,0
00の範囲内であることが好ましい。重量平均分子量が
1,000より小さいと満足する乾燥性が得られ難く、
また得られる塗膜の耐候性、耐久性が低下する傾向にあ
る。一方、200,000より大きいと仕上り外観の低
下を引き起こすので好ましくない。
【0025】本発明において樹脂(d)は、1分子中に
イソシアネート基及びアルコキシシリル基をそれぞれ少
なくとも1個含有する樹脂であり、一方(e)は、1分
子中にシロキシ基を少なくとも2個含有する化合物であ
り低分子化合物でも樹脂でもよく、樹脂の場合はさらに
イソシアネート基を少なくとも1個含有する樹脂であっ
てもよい。これらの樹脂は、通常、これら各反応性官能
基をそれぞれ有するビニル系単量体とこれらと共重合可
能なその他のビニル系単量体とを、前記樹脂(a)と同
様にラジカル重合開始剤の存在下に溶液重合法などの常
法によって共重合させることにより得られる。上記各反
応性官能基含有ビニル系単量体及びこれらと共重合可能
なその他のビニル系単量体としては、前記樹脂(a)及
び樹脂(b)の構成単位で列挙した各反応性官能基含有
ビニル系単量体及びその他のビニル系単量体類から適宜
選択して使用出来る。
【0026】樹脂(d)において各単量体の使用割合
は、イソシアネート基含有ビニル系単量体5〜99重量
%、好ましくは10〜60重量%、アルコキシシリル基
含有ビニル系単量体1〜95重量%、好ましくは3〜4
0重量%、及びその他のビニル系単量体0〜94重量
%、好ましくは0〜87重量%の範囲内が適当である。
【0027】一方樹脂(e)において各単量体の使用割
合は、シロキシ基含有ビニル系単量体5〜99重量%、
好ましくは10〜60重量%及びその他のビニル系単量
体1〜95重量%、好ましくは10〜40重量%さらに
イソシアネート基含有ビニル系単量体0〜94重量%、
好ましくは0〜80重量%の範囲内が適当である。
【0028】上記樹脂(d)及び樹脂(e)は、それぞ
れ重量平均分子量1,000〜200,000、さらに
は2,000〜100,000の範囲内であることが好
ましい。重量平均分子量が1,000より小さいと満足
する乾燥性が得られ難く、また得られる塗膜の耐候性、
耐久性が低下する傾向にある。一方、200,000よ
り大きいと仕上り外観の低下を引き起こすので好ましく
ない。
【0029】上記(e)成分として用いられる、1分子
中にシロキシ基を少なくとも2個含有する化合物として
は、1分子中に水酸基を少なくとも2個含有する化合物
の水酸基を公知慣用のシリル化剤でシロキシ基に変換し
た化合物であればいずれも用いることが出来る。それら
の化合物のうち代表的なものとしては、例えば、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,2−ブタン
ジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジ
オール等の2価アルコール類;これらの2価アルコール
類にε−カプロラクトン等のラクトン類を付加したポリ
ラクトンジオール類;グリセリン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール等の3価以上のアルコール
類;これら3価以上のアルコール類にε−カプロラクト
ン等のラクトン類を付加したポリラクトンポリオール類
等をそれぞれトリメチルクロロシラン、t−ブチルジメ
チルクロロシラン等のシリル化剤でシロキシ基に変換し
た化合物等が挙げられる。
【0030】本発明の樹脂成分としては、前記樹脂
(a)及び化合物(b)のみ、あるいは上記樹脂(d)
及び化合物(e)のみでも充分であるが、さらに必要に
応じて、1分子中にシロキシ基、イソシアネート基、ア
ルコキシシリル基の中から選ばれた1種類の官能基をそ
れぞれ2個以上含む化合物(f)の1種以上を前記
(a)及び(b)成分、あるいは上記(d)及び(e)
成分に適宜選択して加えてもよい。
【0031】上記(f)成分として用いられる、1分子
中にイソシアネート基を少なくとも2個含有する化合物
としては低分子化合物でもよく、前記化合物(b)の説
明で列記したイソシアネート化合物や、イソシアネート
基含有ビニル系単量体をスチレン、(メタ)アクリル酸
エステル類等のその他のビニル系単量体と共重合して得
られる樹脂が使用出来る。上記(f)成分として用いら
れる、1分子中にシロキシ基を少なくとも2個含有する
化合物としては、前記化合物(e)の説明で列記した化
合物や、樹脂(a)の説明で列記したシロキシ基含有ビ
ニル系単量体をスチレン、(メタ)アクリル酸エステル
類等のその他のビニル系単量体と共重合して得られる樹
脂が使用出来る。さらに上記(f)成分として用いられ
る、1分子中にアルコキシシリル基を少なくとも2個含
有する化合物としては、前記化合物(a)の説明で列記
したアルコキシシリル基含有ビニル系単量体をスチレ
ン、(メタ)アクリル酸エステル類等のその他のビニル
系単量体と共重合して得られる樹脂が使用出来る。上記
樹脂(a)、(b)、(d)、(e)及び(f)は、ま
た、これら樹脂を分散安定剤とする非水分散型樹脂(N
on aquenous dispersion;NA
D)の型で用いてもよい。上記樹脂(a)及び(b)
の、あるいは樹脂(d)と(e)の配合比(さらに必要
に応じて使用する場合には(f)成分も含む)は、樹脂
組成中に含有せられる反応性官能基の含有量によって適
宜選択することが出来る。
【0032】本発明組成物中のアルコキシシリル基含有
量は、樹脂中に使用されるアルコキシシリル基含有ビニ
ル系単量体及び化合物(f)のアルコキシシリル基含有
化合物としての組成量で樹脂組成物中の全固形分に対し
て1〜40重量%、さらには3〜30重量%の範囲内で
あることが好ましい。1重量%より小さいと低温での硬
化性が不充分であり、耐酸性も劣る傾向にある。一方、
40重量%より大きいと硬化塗膜が脆くなる傾向にあ
る。
【0033】本発明組成物中のシロキシ基含有量は、樹
脂中に使用されるシロキシ基含有ビニル系単量体及び化
合物(f)のシロキシ基含有化合物としての組成量で樹
脂組成物中の全固形分に対して5〜60重量%、さらに
は10〜50重量%の範囲内であることが好ましい。1
0重量%より小さいと塗膜の架橋密度が低くなり塗膜物
性が悪くなる傾向にある。一方、50重量%より多くし
てもそれ以上性能の向上は望めない。
【0034】本発明組成物中のシロキシ基は、塗装後に
空気中の水分によって加水分解され、水酸基を生成す
る。よって樹脂組成に使用されるイソシアネート基含有
ビニル系単量体及び化合物(f)のイソシアネート基含
有化合物としての組成量は、全樹脂組成物中のイソシア
ネート基とシロキシ基より生成した水酸基が、当量比で
NCO/OH=0.5〜2.0の範囲となるようにする
ことが好ましい。
【0035】本発明組成物中のシロキシ基は、塗装後に
空気中の水分によって加水分解され、水酸基を生成す
る。この加水分解反応を促進するため本発明においては
シロキシ基解離触媒(c)を必須成分とする。該シロキ
シ基解離触媒(c)として用いられる化合物の代表例を
示すと、例えば、リン酸及びその酸性エステル、亜リン
酸エステル;パラトルエンスルホン酸、ナフタレンジス
ルホン酸等のスルホン酸及びそのアミン塩;トリクロロ
酢酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸及びそのアミン
塩等の酸性化合物等が挙げられる。尚、本発明組成物を
かなり長期に貯蔵する場合には、該触媒を樹脂成分と別
容器に貯蔵することが望ましい。
【0036】上記シロキシ基解離触媒(c)の添加量
は、樹脂組成物の固形分に対して0.01〜10重量
%、さらには0.1〜5重量%の範囲内であることが好
ましい。0.01重量%より少ないと硬化性が低下し、
10重量%より多いと塗膜の耐水性が劣る傾向にある。
本発明組成物は上記記載の樹脂成分及びシロキシ基解離
触媒よりなるが、さらに生成した水酸基とイソシアネー
ト基との反応を促進するためにジブチルスズジラウレー
トの如き有機錫化合物等の公知慣用のウレタン化触媒を
予め添加しておいてもよい。
【0037】また本発明組成物に、シロキシ基の加水分
解を防ぎ長期の貯蔵安定性を確保するために、水分を捕
捉する水結合剤を添加してもよい。水結合剤としてオル
トギ酸トリメチル、オルトギ酸トリエチル、オルトギ酸
トリブチル等のオルトギ酸トリアルキル類;オルト酢酸
トリメチル、オルト酢酸トリエチル、オルト酢酸トリブ
チル等のオルト酢酸トリアルキル類などが使用出来る。
さらに、物性の改善のためにセルロースアセテートブチ
レートなどの繊維素系樹脂やエポキシ樹脂などをブレン
ドして使用してもよい。さらに、必要に応じて、顔料類
(例えばアルミニウムペースト、パール粉、グラファイ
ト、MIOなどのメタリック顔料、酸化チタン、カーボ
ンブラックなどの有機及び無機着色顔料、体質顔料
等)、有機溶剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、表面調整
剤、分散剤等の塗料用添加剤等を含有してもよい。かく
して得られる本発明組成物は、希釈溶剤で塗装粘度に調
整するだけで塗装可能となる1液型の塗料として使用出
来る。
【0038】本発明組成物の塗装方法としてはスプレー
塗り、ハケ塗り、ローラー塗り等の塗料塗装分野で公知
の方法が利用でき、通常、乾燥膜厚10〜80μm程
度、好ましくは20〜50μm程度塗装される。本発明
組成物は、シロキシ基,アルコキシシリル基、イソシア
ネート基を含有する樹脂/化合物よりなる多成分系の組
成物であり、1液型で低粘度、さらに貯蔵安定性、低温
硬化性、耐酸性に優れ、特に自動車補修用塗料分野に非
常に有用な被覆用樹脂組成物である。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 反応性官能基含有樹脂の製造
【0040】製造例1 反応器に温度計、サーモスタット、撹拌機、還流冷却
器、滴下ポンプを備え付け、キシレン60重量部を仕込
み撹拌しながら110℃まで昇温した後、表1に示す単
量体及び重合開始剤の混合物103重量部を110℃に
保ったまま滴下ポンプを利用して3時間かけて一定速度
で滴下した。滴下終了後1時間110℃に保ち、撹拌を
続けた。その後、追加の重合開始剤0.5重量部をキシ
レン5重量部に溶解させたものを1時間かけて一定速度
で滴下し、さらに1時間110℃に保ち反応を終了させ
た。得られたシロキシ基及びアルコキシシリル基含有樹
脂溶液は不揮発分60重量%、ガードナー粘度MNの均
一で透明な溶液であった。また、この樹脂の重量平均分
子量は15,000であった。
【0041】製造例2〜9 製造例1において、単量体及び重合開始剤の混合物、及
び追加の重合開始剤を表1に示す配合とする以外は製造
例1と同様に行い、反応性官能基含有樹脂溶液を得た。
得られた樹脂及び樹脂溶液の性状値を表2に示す。
【0042】
【表1】
【0043】(註)重合開始剤:α,α′−アゾビス−
2−メチルブチロニトリル 追加重合開始剤:α,α′−アゾビス−2−メチルブチ
ロニトリル
【0044】
【表2】
【0045】実施例及び比較例 製造例で得られた反応性官能基含有樹脂溶液及び触媒、
さらにポリイソシアネート化合物(註1)を表3に示す
配合で混合撹拌し、クリヤ塗料を作成した。
【0046】
【表3】
【0047】(註) 解離触媒:リン酸ジイソプロピル
エステル ウレタン化触媒;ジブチルスズラウレート (註1) N−3500……住友バイエルウレタン株式
会社製、不揮発分100%、NCO含有量21.6%、
ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート
型。次に、これらのクリヤ塗料をトルエン/キシレン/
酢酸エチル/酢酸ブチル=50/20/10/20の組
成のシンナーにて、13〜14秒(フォードカップ#4
/25℃)に粘度調整し、室温(20℃)でブリキ板
上、あるいは該ブリキ板に新車用クリヤ塗料を塗装後焼
付乾燥して得た塗板上に、スプレー塗装を行った後得ら
れた試験塗板の性能試験結果を表4に示す。
【0048】
【表4】
【0049】試験法は次の通りである。 (1) 低温硬化性 ブリキ板上に塗装後、水平に20分保った後、温度5
℃、湿度60%RHの恒温恒湿中に1、2、7日静置し
た塗膜のゲル分率を測定した。ゲル分率の測定方法:試
験板上から塗膜を剥がし、5.0gをソックスレー抽出
器に入れ、アセトンを6時間還流させた。抽出前に対す
る抽出後の塗膜の重量保持率をゲル分率とした。 (2) 塗膜硬度 (1)と同様にして作成した塗膜のツーコン硬度をAm
erican Chain & Cable Comp
any製ツーコン硬度計を用いて20℃条件下で測定し
た。数値が大きいほど硬質である。 (3) 耐酸性 新車用クリヤ塗料を塗装後焼付乾燥した塗板上に各実施
例クリヤ塗料を塗装後、60℃で20分焼付、さらに2
0℃で7日間乾燥させた塗板に40%硫酸をスポット
し、85℃で30分間加温した後の塗面の状態を評価し
た。 ○:塗面にほとんど変化がない △:エッチングが発生している ×:著しいエッチングが発生している (4) 促進耐候性 (3)と同様にして作成した塗板をサンシャインウェザ
オメーターにて1000時間試験した後の塗面の変化の
有無を確認した。 ○:塗面にほとんど変化がない ×:塗面に水跡が認められ光沢低下が大きい (5) 耐ガソリン性 (3)と同様にして作成した塗板を水平に固定し、4つ
折りにしたガーゼ(50×50mm)にレギュラータイ
プのガソリンを約5ccしみこませ、塗板上に3分間放
置した。その後、ガーゼを取り除き、ガソリンを別のガ
ーゼで拭きとった後の塗面の状態を評価した。 ○:塗面にほとんど変化がない ×:塗面の光沢低下および軟化が発生している (6) 貯蔵安定性 粘度調整した各試料を作成し、これを室温(20℃)で
7日間密封保存したときの粘度の変化を評価した。 ○:粘度の変化がほとんどない △:多少増粘している ×:著しい増粘、あるいはゲル化を起こしている
【0050】
【発明の効果】本発明は、シロキシ基及びアルコキシシ
リル基を包含する樹脂、あるいはイソシアネート基及び
アルコキシシル基を含有する樹脂を用いる多成分系の樹
脂組成にすることにより、従来のアクリルポリオールと
多官能イソシアネート硬化剤との組み合わせによるなる
2液型、あるいはシロキシ基含有ビニル系重合体と多官
能イソシアネート硬化剤よりなる1液型の樹脂組成物で
は得られなかった、1液型で低粘度、さらに貯蔵安定
性、耐酸性はもとより、特に低温硬化性に優れた被覆用
樹脂組成物を得ることが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 祐島 肇 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)1分子中にシロキシ基及びアルコ
    キシシリル基をそれぞれ少なくとも1個含有する樹脂、
    (b)1分子中にイソシアネート基を少なくとも2個含
    有する化合物、(c)シロキシ基解離触媒を必須成分と
    することを特徴とする被覆用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 樹脂(a)が、シロキシ基を含有するビ
    ニル系単量体と、アルコキシシリル基含有ビニル系単量
    体と、これらの単量体と共重合可能なビニル系単量体を
    共重合して得た樹脂である、請求項1に記載された被覆
    用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 樹脂(a)が、シロキシ基含有ビニル系
    単量体5〜99重量%、アルコキシシリル基含有ビニル
    系単量体1〜95重量%、その他のビニル系単量体0〜
    94重量%を共重合した樹脂である、請求項1または2
    に記載された被覆用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 樹脂(a)が、重量平均分子量1,00
    0〜200,000の樹脂である、請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 化合物(b)が、1分子中にさらにシロ
    キシ基を少なくとも1個含有する樹脂である、請求項1
    ないし4のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成
    物。
  6. 【請求項6】 化合物(b)が、イソシアネート基含有
    ビニル系単量体と、この単量体と共重合可能なその他の
    ビニル系単量体とを共重合した樹脂である、請求項1な
    いし5のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 化合物(b)が、イソシアネート基含有
    ビニル系単量体と、シロキシ基含有ビニル系単量体と、
    これ等の単量体と共重合可能なその他のビニル系単量体
    を共重合した樹脂である、請求項1ないし6のいずれか
    1項に記載された被覆用樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 化合物(b)が、イソシアネート基含有
    ビニル系単量体5〜99重量%、その他のビニル系単量
    体1〜95重量%、シロキシ基含有ビニル系単量体0〜
    94重量%である、請求項1ないし7のいずれか1項に
    記載された被覆用樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 化合物(b)が、重量平均分子量1,0
    00〜200,000の樹脂である、請求項1ないし8
    のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 (d)1分子中にイソシアネート基及
    びアルコキシシリル基をそれぞれ少なくとも1個含有す
    る樹脂、(e)1分子中にシロキシ基を少なくとも2個
    含有する化合物、(c)シロキシ基解離触媒を必須成分
    とすることを特徴とする被覆用樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 樹脂(d)が、イソシアネート基含有
    ビニル系単量体と、アルコキシシリル基含有ビニル系単
    量体と、これ等の単量体と共重合可能なその他のビニル
    系単量体を共重合した重量平均分子量1,000〜20
    0,000の樹脂である、請求項10に記載された被覆
    用樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 樹脂(d)が、イソシアネート基含有
    ビニル系単量体5〜99重量%、アルコキシシリル基含
    有ビニル系単量体1〜95重量%、その他のビニル系単
    量体0〜94重量%を共重合した樹脂である、請求項1
    0または11に記載された被覆用樹脂組成物。
  13. 【請求項13】 化合物(e)が、1分子中にさらにイ
    ソシアネート基を少なくとも1個含有する樹脂である、
    請求項10ないし12のいずれか1項に記載された被覆
    用樹脂組成物。
  14. 【請求項14】 化合物(e)が、シロキシ基含有ビニ
    ル系単量体と、その他のビニル系単量体を共重合して得
    た重量平均分子量1,000〜200,000の樹脂で
    ある、請求項10ないし13のいずれか1項に記載され
    た被覆用樹脂組成物。
  15. 【請求項15】 化合物(e)が、シロキシ基含有ビニ
    ル系単量体と、イソシアネート基含有ビニル系単量体
    と、その他のビニル系単量体を共重合して得た樹脂であ
    る、請求項10ないし14のいずれか1項に記載された
    被覆用樹脂組成物。
  16. 【請求項16】 化合物(e)が、シロキシ基含有ビニ
    ル系単量体5〜99重量%、その他のビニル系単量体1
    〜95重量%、イソシアネート基含有ビニル系単量体0
    〜94重量%を共重合した樹脂である、請求項10ない
    し15のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。
  17. 【請求項17】 樹脂成分として、さらに1分子中にシ
    ロキシ基、イソシアネート基、アルコキシシリル基の中
    から選ばれた1種類の官能基を2個以上含む化合物
    (f)を1種以上加えてなる、請求項1ないし19のい
    ずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。
  18. 【請求項18】 樹脂組成物中のアルコキシシリル基の
    含有量が、使用されるアルコキシシリル基を含有するビ
    ニル系単量体と化合物としての組成量で、またシロキシ
    基の含有量が使用されるシロキシ基を含有するビニル系
    単量体と化合物としての組成量で、樹脂組成物中の固形
    分に対し夫々1〜40重量%、5〜60重量%である、
    請求項1ないし17のいずれか1項に記載された被覆用
    樹脂組成物。
  19. 【請求項19】 樹脂組成物中のイソシアネート基と水
    酸基が当量比でNCO/OH=0.5〜2.0である、
    請求項1ないし18のいずれか1項に記載された被覆用
    樹脂組成物。
  20. 【請求項20】 シロキシ基解離触媒が樹脂組成物の固
    形分に対し0.01〜10重量%である、請求項10な
    いし19のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成
    物。
  21. 【請求項21】 水分を捕捉する水結合剤を添加した、
    請求項1ないし20のいずれか1項に記載された被覆用
    樹脂組成物。
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