JPH08135501A - エンジン - Google Patents

エンジン

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JPH08135501A
JPH08135501A JP6277786A JP27778694A JPH08135501A JP H08135501 A JPH08135501 A JP H08135501A JP 6277786 A JP6277786 A JP 6277786A JP 27778694 A JP27778694 A JP 27778694A JP H08135501 A JPH08135501 A JP H08135501A
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skirt
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンのシリンダブロックとクランクケー
スとの間にガスケットを挟んで接合組立を行うに当たっ
て、前記三部材が容易に、かつ、迅速に正しく組立がで
きるように、前記三部材に共通する位置決め手段を備
え、特定位置のみに位置決めできる位置決め手段を提供
すること。 【構成】 クランクケース11とシリンダブロック20
との間の接合面13、21にガスケット30を挟持介在
して締付固定するエンジン10において、前記シリンダ
ブロック20に前記接合面21から突出するスカート部
23a、23bを周方向に設けて前記クランクケース1
1のスカート部挿入孔14に嵌合すると共に、前記スカ
ート部23a、23bの外周に一対の凸部24a、24
bを設け、該一対の凸部24a、24bは互いに異形と
する一方、該各々の凸部24a、24bに各々係合する
互いに異形の一対の凹部17a、17b、34a、34
bを前記クランクケース11の前記スカート部挿入孔1
4及び前記ガスケット30にそれぞれ設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型空冷2サイクルガ
ソリンエンジン等のシリンダブロックとクランクケース
との接合部分の組立構造に関し、特に、シリンダブロッ
クとクランクケースとの間にガスケットを介在させて、
前記三部材を接合組立を行う場合の位置決め組立構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンのシリンダブロックとクランク
ケースは、エンジン本体の基礎となる部分で、エンジン
の寿命を左右するものであるから、耐摩耗性、耐腐食性
が良いことが条件であると共に、ダイキャスト等による
鋳造や機械加工が容易でなければならないことから、鋳
鉄もしくはアルミニュム合金等の材料が一般に使用され
ている。
【0003】そして、前記エンジンのシリンダブロック
とクランクケースは、鋳造、機械加工及び組立を容易に
するために、別部材として構成され、組立に当たって、
前記シリンダブロックとクランクケースとの接合面にガ
スケットを介在させて、両部材をボルト等で接合固定し
ている。前記ガスケットは、前記接合面を密着させ気密
を保つと共に、混合気等の漏れを防止するもので、耐圧
性、耐熱性及び適度の圧縮性が要求されるものである。
【0004】また、前記接合面には、シリンダスカート
部挿入孔、掃気通路孔、固定ボルト孔等が多数、かつ、
その位置が左右前後に不揃いに穿設されていると共に、
接合面自身の形状も左右前後で異なる形状をしているの
が普通であるから、前記シリンダブロック、前記クラン
クケース及び前記ガスケットの組立接合に当たっては、
前記左右前後の位置決めを確認しながら前記三部材を組
み立てている。
【0005】この組立における前記三部材の位置決めを
容易にするために、(a)前記シリンダブロックと前記
ガスケットとの位置決め手段を前記接合面部分に設けた
ものが提案されている(実開平6−30459号公
報)。この提案の位置決め手段は、クランクケースのス
カート部挿入孔に嵌合するスカート部をシリンダブロッ
クの接合面から突出させ、該スカート部を前記シリンダ
ブロックの接合面の対向位置に二箇所設けると共に、前
記スカート部の各々の外周に凹部を設ける一方、該凹部
に係合する凸部を前記ガスケットに設け、この凹部と凸
部との係合によって、前記シリンダブロック、前記クラ
ンクケース及び前記ガスケットの組立接合時の前記ガス
ケットの周方向の位置決めを行っている。
【0006】また、(b)前記シリンダブロックとクラ
ンクケースとの位置決め手段を前記接合面部分に設けた
ものも提案されている(実開平6−30457号公
報)。この提案の位置決め手段は、クランクケースのス
カート部挿入孔に嵌合するスカート部をシリンダブロッ
クの接合面から突出させ、前記スカート部を前記シリン
ダブロックの接合面の対向位置に二箇所設けると共に、
二つの前記スカート部の横断面の円弧長さを異なる構成
とし、短い円弧長さのスカート部の両端部に接触する位
置に、前記クランクケースの接合面部からスカート部挿
入孔内に突出する凸部を二つ設け、前記短い円弧長さの
スカート部の両端部と前記凸部との係合によって、前記
シリンダブロック、前記クランクケース及び前記ガスケ
ットの組立接合時の前記シリンダブロックと前記クラン
クケースとの周方向の位置決めを行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案(a)は、前記シリンダブロックと前記ガスケットと
の特定位置での前記凹凸部の係合による位置決めはでき
るが、前記特定位置に対して前記ガスケットを180°
回転した場合、あるいは、前記ガスケットを裏返しにし
た場合にも、前記凹凸部が係合してしまい、特定位置で
の位置決めが正しくなされないという不具合があり、ま
た、前記提案(b)は、前記シリンダブロックとクラン
クケースとの位置決め手段であって、前記ガスケットを
も同時に位置決めできるものではなく、前記ガスケット
の位置決めを行うためには、別途、前記提案(a)等の
位置決め手段を採用する必要があるとの問題があった。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、特に、エンジンのシリン
ダブロックとクランクケースとの間にガスケットを挟ん
で接合組立を行うに当たって、前記三部材が容易に、か
つ、迅速に正確な組立ができるように、前記三部材に共
通する位置決め手段を備えると共に、特定位置のみで組
合せ位置決めできる位置決め手段を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のエンジンは、クランクケースとシリンダブ
ロックとの間の接合面にガスケットを挟持介在して締付
固定し、前記シリンダブロックに前記接合面から突出す
るスカート部を周方向に設けて前記クランクケースのス
カート部挿入孔に嵌合すると共に、前記スカート部の外
周に一対の凸部を設け、該一対の凸部は互いに異形とす
る一方、該各々の凸部に各々係合する互いに異形の一対
の凹部を前記クランクケースの前記スカート部挿入孔及
び前記ガスケットにそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0010】
【作 用】本発明によるエンジンのクランクケースとシ
リンダブロックとの組立構造は、先ず、前記シリンダブ
ロックのスカート部を前記ガスケットの中央空間部には
め込むと共に、前記シリンダブロックの前記スカート部
の外周に設けた互いに異形の一対の凸部に前記ガスケッ
トに設けた互いに異形の一対の該当凹部を各々嵌合させ
て、両部材の位置決めを行う。その後、前記クランクケ
ースのスカート部挿入孔に前記シリンダブロックの前記
スカート部を嵌合する時、前記クランクケースに設けた
互いに異形の凹部に、前記スカート部の互いに異形の該
当凸部を係合させて、接合組立を行う。
【0011】そして、本発明による組立構造のものは、
前記シリンダブロックの前記スカート部に設けた凸部
を、前記クランクケースとガスケットとに設けた凹部の
共通の係合部として兼用できると共に、互いに異形の一
対の凸部と凹部を設けたので、常に前記三部材を特定位
置のみに正しく位置決めできる。
【0012】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明の一実施例
を詳細に説明する。図1は、クランクケース予圧縮式小
型空冷2サイクルガソリンエンジンのクランクケースと
シリンダブロックとの接合組立部分の分解斜視図であ
る。図1において、エンジン10のクランクケース11
は、クランク軸線方向に沿って左右に分割される二つ割
のクランクケース11a、11bとして構成され、該両
クランクケース11a、11bの各々の内部に配置され
た軸受によってクランク軸(図示なし)が回転自在に軸
支されている。前記右クランクケース11aの一側端に
はスタータケース11a1 が一体に設けられており、前
記左クランクケース11bの他側端にはファンケース半
体11b1 が一体に設けられている。前記ファンケース
半体11b1 の内部には冷却ファン(図示なし)が前記
クランク軸に固定されて収納されており、前記ファンケ
ース半体11b1 と組み合うファンカバー(図示なし)
によって覆われている。
【0013】前記クランクケース11の左右接合部分1
1cを含む該クランクケース11の中央部の上面は、シ
リンダブロック20との接合面13とされ、該接合面1
3の中心には、スカート部挿入孔14が穿設されると共
に、該スカート部挿入孔14の両側のクランク軸の軸心
方向には掃気入口溝15、15が設けられている。前記
接合面13の四隅にはシリンダ締付固定ボルト用のネジ
孔16、16…が穿設されている。また、前記スカート
部挿入孔14の前記接合面13を含む前記クランクケー
ス11の左右接合部分11cの上端部には二つの凹部1
7a、17bが直径方向に対向して設けられている。前
記一方の凹部17aの幅Aは、前記他方の凹部17bの
幅Bより小さい幅の凹部とされ、互いにその大きさ
(幅)を異にしている。
【0014】前記クランクケース11の接合面13上に
配置されるガスケット30は、適宜のシートタイプのも
のが用いられ、四隅にシリンダ締付固定ボルト用のボル
ト穴31、31…が設けられている。前記ガスケット3
0の中央部分には、前記クランクケース11の接合面1
3に形成される中央空間部(前記スカート部挿入孔1
4、前記掃気入口溝15及び前記凹部17とで形成され
る空間部)と同一の中央空間部32が形成され、前記掃
気入口溝15に一致する窪み33、33と前記クランク
ケース11の二つの前記凹部17a、17bに各々一致
する凹部34a、34bが設けられている。
【0015】前記ガスケット30を挟持介在して前記ク
ランクケース11に接合されるシリンダブロック20
は、その下部に接合面21を備えている。該接合面21
の中央部には、シリンダボア22が穿設され、該シリン
ダボア22の内部でピストン(図示なし)が摺動するよ
うになっている。前記接合面21から二つに分割された
形のスカート部23a、23bが突出しており、前記ク
ランクケース11の前記スカート部挿入孔14に嵌合す
る構成となっている。前記二つのスカート部23a、2
3bの外周部の中央には、それぞれ凸部24a、24b
が前記シリンダボア22の軸線方向に沿って設けられて
おり、これ等を互いに異形のものとするために、前記一
方の凸部24aの幅Aは、前記シリンダブロック20の
他方の凸部24bの幅Bより小さい幅の凸部とされ、互
いにその大きさを異にしている。前記一方の凸部24a
は前記クランクケース11の一方の凹部17aと前記ガ
スケット30の一方の凹部34aに係合するものであ
り、前記シリンダブロック20の他方の凸部24bは前
記クランクケース11の他方の凹部17bと前記ガスケ
ット30の他方の凹部34bに係合するものである。ま
た、前記シリンダボア22の周囲には前記クランクケー
ス11の掃気入口溝15、15に一致する掃気溝25、
25が設けられているとともに、前記接合面21の四隅
にはシリンダ締付固定ボルト用のボルト穴26、26…
が設けられている。なお、前記シリンダブロック20の
二つの凸部24a、24bの軸線方向突出長さは、前記
ガスケット30の締付代を考慮して、前記クランクケー
ス11の凹部17a、17bの長さ(深さ)より若干短
く設定されている。
【0016】図2の(i)、(ii)、(iii)は、前記
シリンダブロック20、前記ガスケット30、及び前記
クランクケース11の各々の接合面を同一方向から見た
ものとして示したものであり、前記シリンダブロック2
0の狭い幅Aの前記一方の凸部24aには前記ガスケッ
ト30と前記クランクケース11の狭い幅Aの前記一方
の凹部34aと前記一方の凹部17aとが係合するもの
であり、前記シリンダブロック20の広い幅Bの前記他
方の凸部24bには前記ガスケット30と前記クランク
ケース11の広い幅Bの前記他方の凹部34bと前記他
方の凹部17bが係合するものであって、その係合位置
で互いに正しく位置決めできる。そして、前記凸部及び
凹部は、その幅をA幅とB幅とに互いに異なる大きさと
したので、例えば、前記ガスケット30を180°回転
した位置で接合しようとしても、前記凸部と前記凹部を
係合できないことは容易に理解できるであろう。
【0017】次に、本実施例のエンジンの前記クランク
ケースと前記シリンダブロック20との組立工程につい
て説明する。先ず、前記シリンダブロック20の前記ス
カート部23a、23bを前記ガスケット30の前記中
央空間部32にはめ込むと共に、前記シリンダブロック
20の前記スカート部23a23bの外周に設けた二つ
の異なる大きさの前記凸部24a、24bに前記ガスケ
ット30に設けた二つの異なる大きさの該当凹部34
a、34bを各々嵌合させて、両部材の位置決めを行
う。この場合、前記ガスケット30の中央空間部32の
少なくとも一部の寸法を、前記シリンダブロック20の
スカート部23a、23bの外径より若干小さく成形し
て、軽く圧入状態にせしめれば、シリンダ着脱作業中に
前記ガスケットが脱落したりすることがなく、好適であ
る。
【0018】その後、前記クランクケース11の前記ス
カート部挿入孔14に前記シリンダブロック20の前記
スカート部23a、23bを嵌合する時、前記クランク
ケース11に設けた二つの異なる大きさの前記凹部17
a、17bに、前記スカート部23a、23bの二つの
異なる大きさの前記該当凸部24a、24bを係合させ
て、前記クランクケース11と前記シリンダブロック2
0との間の接合面に前記ガスケット30を挟持介在した
状態で位置決めを行い、シリンダ締付固定ボルト(図示
なし)を前記シリンダブロック20と前記ガスケット3
0の前記ボルト穴26、26…、31、31…に挿通し
て、前記クランクケース11の前記ネジ孔16、16…
にねじ込み締付固定する。なお、この組立工程は、上記
方法に限らず、前記クランクケース11の接合面13上
に前記ガスケット30を載置した後、前記シリンダブロ
ック20のスカート部23a、23bを前記ガスケット
30の中央空間部32、及び、前記クランクケース11
の前記スカート部挿入孔14に挿入・嵌合する方法でも
良いことは勿論である。また、前記スカート部23a、
23bに形成した前記凸部24a、24bの前記スカー
ト部挿入孔14への挿入方向先端部を先細状に設けれ
ば、挿入操作が容易となり、好適である。
【0019】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載された本発明の範囲を逸脱すること
なく、設計において種々の変更ができるものである。例
えば、図示例では一対の凸部24a、24b及び凹部1
7a、17b個々の凸部または凹部を互いに異形にせし
めるために、互いのスカート部の周方向に沿った長さ
(幅)を変えているが、一方の形状は図示例と同様に矩
形状シルエットのものとし、他方は、このシルエットか
ら突出する半円形状シルエットのものとする等、適宜の
形状とすることができる。また、前記係合のための凸部
と凹部は、シリンダボアの軸心を通る直径線上に対向状
に配置したが、軸心をずらせて配置することもできるも
のであり、これは、ガスケットを裏返して配置してしま
うような誤組立に対処できる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明に係るエンジンの組立構造は、前記クランクケース1
1、前記ガスケット30及びシリンダブロック20に共
通係合する凹凸部を設けて位置決め手段として用いたも
のであるから、前記クランクケース11に対して前記ガ
スケット30とシリンダブロック20とを同じ位置で、
かつ、同時に位置決めできるので、組立が容易で、誤組
立の防止ができる。また、二組の凹凸部を互いに異形と
したので、その位置確認が容易であると共に、誤った位
置決めをする可能性がなく、特定位置のみでの位置決め
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるエンジンの分解斜視
図。
【図2】図1のエンジンのクランクケース、ガスケッ
ト、及び、シリンダブロックの接合面を示す平面図。
【符号の説明】
10…エンジン 11…クランクケース 13…クランクケースの接合面 14…スカート部挿入孔 17a、17b…クランクケースの凹部 20…シリンダブロック 21…シリンダブロックの接合面 23a、23b…スカート部 24a、24b…シリンダブロックの凸部 30…ガスケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケース11とシリンダブロック
    20との間の接合面13、21にガスケット30を挟持
    介在して締付固定するエンジン10において、前記シリ
    ンダブロック20に前記接合面21から突出するスカー
    ト部23a、23bを周方向に設けて前記クランクケー
    ス11のスカート部挿入孔14に嵌合すると共に、前記
    スカート部23a、23bの外周に一対の凸部24a、
    24bを設け、該一対の凸部24a、24bは互いに異
    形とする一方、該各々の凸部24a、24bに各々係合
    する互いに異形の一対の凹部17a、17b、34a、
    34bを前記クランクケース11の前記スカート部挿入
    孔14及び前記ガスケット30にそれぞれ設けたことを
    特徴とするエンジン。
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