JPH08136310A - 流量センサ - Google Patents
流量センサInfo
- Publication number
- JPH08136310A JPH08136310A JP6305393A JP30539394A JPH08136310A JP H08136310 A JPH08136310 A JP H08136310A JP 6305393 A JP6305393 A JP 6305393A JP 30539394 A JP30539394 A JP 30539394A JP H08136310 A JPH08136310 A JP H08136310A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistors
- resistor
- temperature
- resistance value
- rate sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 230000006355 external stress Effects 0.000 abstract description 7
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 6
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 5
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 5
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 5
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 description 3
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 3
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 3
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 3
- 239000009719 polyimide resin Substances 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229910001925 ruthenium oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- WOCIAKWEIIZHES-UHFFFAOYSA-N ruthenium(iv) oxide Chemical compound O=[Ru]=O WOCIAKWEIIZHES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が容易で経済性に優れ、しかも高い測定
精度及び信頼性を有する流量センサを提供する。 【構成】 2つの感温抵抗体RH,RTとともにブリッジ
回路を構成する複数の抵抗器のうち、感温抵抗体RH,
RTが挿入されていない2つのブリッジ回路辺に挿入さ
れる抵抗器R1,R2のそれぞれを、略同一の抵抗値を有
する複数個のディスクリート部品(抵抗器)Reを用い
て構成する。
精度及び信頼性を有する流量センサを提供する。 【構成】 2つの感温抵抗体RH,RTとともにブリッジ
回路を構成する複数の抵抗器のうち、感温抵抗体RH,
RTが挿入されていない2つのブリッジ回路辺に挿入さ
れる抵抗器R1,R2のそれぞれを、略同一の抵抗値を有
する複数個のディスクリート部品(抵抗器)Reを用い
て構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流量センサに関し、詳
しくは、定温度差法又は定温度法を利用する感熱式の流
量センサに関する。
しくは、定温度差法又は定温度法を利用する感熱式の流
量センサに関する。
【0002】
【関連技術及び発明が解決しようとする課題】気体の流
量などを検知するための流量センサの一つに、定温度差
法又は定温度法を利用した流量センサがある。
量などを検知するための流量センサの一つに、定温度差
法又は定温度法を利用した流量センサがある。
【0003】図5に、いわゆる定温度差法による熱式の
流量センサ(この例では風速センサ)の基本回路の一例
を示す。この回路において、ヒータ用抵抗体RHは風が
当たる位置に配設され、風速に対応した放熱により風速
を検知する抵抗体として用いられ、温度補償用抵抗体R
Tは気流自体の温度変化による誤差をキャンセルする役
割を担っている。
流量センサ(この例では風速センサ)の基本回路の一例
を示す。この回路において、ヒータ用抵抗体RHは風が
当たる位置に配設され、風速に対応した放熱により風速
を検知する抵抗体として用いられ、温度補償用抵抗体R
Tは気流自体の温度変化による誤差をキャンセルする役
割を担っている。
【0004】ところで、上記のような流量センサにおい
ては、通常、ヒータ用抵抗体RHの発熱による温度上昇
が温度補償用抵抗体RTの100倍程度になるように、
抵抗器R1及びR2,ヒータ用抵抗体RH,温度補償用抵
抗体RTの定数設定が行われる。
ては、通常、ヒータ用抵抗体RHの発熱による温度上昇
が温度補償用抵抗体RTの100倍程度になるように、
抵抗器R1及びR2,ヒータ用抵抗体RH,温度補償用抵
抗体RTの定数設定が行われる。
【0005】そして、ヒータ用抵抗体RH及び温度補償
用抵抗体RTとして、例えば、白金温度センサを用いる
場合、その出力特性は次式で示される。 RH=RH0(1+αTH) RT=RT0(1+αTa)
用抵抗体RTとして、例えば、白金温度センサを用いる
場合、その出力特性は次式で示される。 RH=RH0(1+αTH) RT=RT0(1+αTa)
【0006】但し、RH0,RT0,α,TH,Taはそれぞ
れ次の通りである。 RH0:温度0℃におけるRH RT0:温度0℃におけるRT α :白金温度センサの抵抗温度係数(ppm/℃) TH :RHの温度 Ta :RTの温度
れ次の通りである。 RH0:温度0℃におけるRH RT0:温度0℃におけるRT α :白金温度センサの抵抗温度係数(ppm/℃) TH :RHの温度 Ta :RTの温度
【0007】また、気体の流速をvとすると、図5の基
本回路の出力電圧V0は次式で示される。
本回路の出力電圧V0は次式で示される。
【0008】V0=(R2+RT)・{R1(R1/RH0−R2/R
T0)(A+Bv1/2/α)}1/2/R2 但し、A,Bは定数である。
T0)(A+Bv1/2/α)}1/2/R2 但し、A,Bは定数である。
【0009】したがって、V0は、vの関数であるとと
もに、R1,R2,RT,RT0,RH0の影響を受ける。
もに、R1,R2,RT,RT0,RH0の影響を受ける。
【0010】実験的には、R1,R2,RT,RHの抵抗の
0.5%の変化が、流速(風速)(m/sec)換算で約
20%の出力変動となって表れる。
0.5%の変化が、流速(風速)(m/sec)換算で約
20%の出力変動となって表れる。
【0011】それゆえ、RH,RTとしては、長期安定性
に優れた白金温度センサが用いられることが多い。
に優れた白金温度センサが用いられることが多い。
【0012】また、本願の発明者は、R1,R2をハイブ
リッドICの印刷抵抗として形成し、かつ、シート抵抗
材料及び印刷面をR1とR2で同じとすることにより、R
1とR2の抵抗値に経時変化が生じた場合にも、R1とR2
との間でその変化率が同一になるようにして、出力電圧
(V0)の変動を抑制する方法を提案している。
リッドICの印刷抵抗として形成し、かつ、シート抵抗
材料及び印刷面をR1とR2で同じとすることにより、R
1とR2の抵抗値に経時変化が生じた場合にも、R1とR2
との間でその変化率が同一になるようにして、出力電圧
(V0)の変動を抑制する方法を提案している。
【0013】しかしながら、この方法においては、ハイ
ブリッドICの使用が前提となっており、流量センサを
構成するハイブリッドICの基板は通常、アルミナなど
の熱伝導率の高い材料から形成されているため、熱分離
を行おうとすると、ヒータ用抵抗体RH及び温度補償用
抵抗体RTを別の部材に取り付けることが必要になり、
構成が複雑になるとともに製造コストが増大するという
問題点がある。
ブリッドICの使用が前提となっており、流量センサを
構成するハイブリッドICの基板は通常、アルミナなど
の熱伝導率の高い材料から形成されているため、熱分離
を行おうとすると、ヒータ用抵抗体RH及び温度補償用
抵抗体RTを別の部材に取り付けることが必要になり、
構成が複雑になるとともに製造コストが増大するという
問題点がある。
【0014】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、ヒータ用抵抗体RH及び温度補償用抵抗体RTを別の
部材に取り付けたりする必要がなく、製造が容易で経済
性に優れ、しかも高い測定精度及び信頼性を有する流量
センサを提供することを目的とする。
り、ヒータ用抵抗体RH及び温度補償用抵抗体RTを別の
部材に取り付けたりする必要がなく、製造が容易で経済
性に優れ、しかも高い測定精度及び信頼性を有する流量
センサを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流量センサは、定温度差法又は定温度法を
利用する感熱式の流量センサにおいて、2つの感温抵抗
体とともにブリッジ回路を構成する複数の抵抗器のう
ち、感温抵抗体が挿入されていない2つのブリッジ回路
辺に挿入される抵抗器のそれぞれを、略同一の抵抗値を
有する複数個のディスクリート部品(抵抗器)を用いて
構成したことを特徴としている。
に、本発明の流量センサは、定温度差法又は定温度法を
利用する感熱式の流量センサにおいて、2つの感温抵抗
体とともにブリッジ回路を構成する複数の抵抗器のう
ち、感温抵抗体が挿入されていない2つのブリッジ回路
辺に挿入される抵抗器のそれぞれを、略同一の抵抗値を
有する複数個のディスクリート部品(抵抗器)を用いて
構成したことを特徴としている。
【0016】また、前記2つのブリッジ回路辺に挿入さ
れる抵抗器のそれぞれを構成する、略同一の抵抗値を有
する複数のディスクリート部品(抵抗器)として、同一
製造ロットのディスクリート部品(抵抗器)を使用した
ことを特徴としている。
れる抵抗器のそれぞれを構成する、略同一の抵抗値を有
する複数のディスクリート部品(抵抗器)として、同一
製造ロットのディスクリート部品(抵抗器)を使用した
ことを特徴としている。
【0017】
【作用】2つの感温抵抗体とともにブリッジ回路を構成
する複数の抵抗器のうち、感温抵抗体が挿入されていな
い2つのブリッジ回路辺に挿入される抵抗器(R1,
R2)が、略同一の抵抗値を有するディスクリート部品
(抵抗器)によって構成されているため、基板として熱
伝導率の低いエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミ
ド樹脂などのプラスチック基板を使用することができる
ようになり、熱伝導率の高いアルミナなどからなる基板
を用いたハイブリッドICを使用して流量センサを構成
する場合のように、特にヒータ用抵抗体RH及び温度補
償用抵抗体RTを別の部材に取り付けなくても熱分離を
行うことが可能になる。
する複数の抵抗器のうち、感温抵抗体が挿入されていな
い2つのブリッジ回路辺に挿入される抵抗器(R1,
R2)が、略同一の抵抗値を有するディスクリート部品
(抵抗器)によって構成されているため、基板として熱
伝導率の低いエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミ
ド樹脂などのプラスチック基板を使用することができる
ようになり、熱伝導率の高いアルミナなどからなる基板
を用いたハイブリッドICを使用して流量センサを構成
する場合のように、特にヒータ用抵抗体RH及び温度補
償用抵抗体RTを別の部材に取り付けなくても熱分離を
行うことが可能になる。
【0018】また、2つのブリッジ回路辺に挿入される
抵抗器(R1,R2)のそれぞれを、略同一の抵抗値を有
する複数個のディスクリート部品(抵抗器)によって構
成することにより、所望の抵抗値のR1,R2を形成する
ことが可能になるとともに、各ディスクリート部品(抵
抗器)の抵抗値が略同一で、その温度特性や劣化特性な
どが近似しているため、外部ストレスなどに起因するR
1,R2の変動率をほぼ同一にすることが可能になり、製
造が容易で経済性に優れ、しかも高い測定精度及び信頼
性を有する流量センサを得ることが可能になる。
抵抗器(R1,R2)のそれぞれを、略同一の抵抗値を有
する複数個のディスクリート部品(抵抗器)によって構
成することにより、所望の抵抗値のR1,R2を形成する
ことが可能になるとともに、各ディスクリート部品(抵
抗器)の抵抗値が略同一で、その温度特性や劣化特性な
どが近似しているため、外部ストレスなどに起因するR
1,R2の変動率をほぼ同一にすることが可能になり、製
造が容易で経済性に優れ、しかも高い測定精度及び信頼
性を有する流量センサを得ることが可能になる。
【0019】また、前記2つのブリッジ回路辺に挿入さ
れる抵抗器R1,R2のそれぞれを構成する、略同一の抵
抗値を有する複数のディスクリート部品(抵抗器)とし
て、同一製造ロットのディスクリート部品(抵抗器)を
使用することにより、公称抵抗値はもちろん種々の特性
(例えば、温度特性や劣化特性など)がより近似したも
のを用いることが可能になり、本発明をさらに実効あら
しめることが可能になる。
れる抵抗器R1,R2のそれぞれを構成する、略同一の抵
抗値を有する複数のディスクリート部品(抵抗器)とし
て、同一製造ロットのディスクリート部品(抵抗器)を
使用することにより、公称抵抗値はもちろん種々の特性
(例えば、温度特性や劣化特性など)がより近似したも
のを用いることが可能になり、本発明をさらに実効あら
しめることが可能になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、本発明の一実施例にかかる流量センサの回
路構成(基本回路)を示す図である。
る。図1は、本発明の一実施例にかかる流量センサの回
路構成(基本回路)を示す図である。
【0021】この実施例の流量センサにおいては、図1
に示すように、ヒータ用抵抗体RH及び温度補償用抵抗
体RTの一方側の接続端子はそれぞれグランド側に接続
されている。
に示すように、ヒータ用抵抗体RH及び温度補償用抵抗
体RTの一方側の接続端子はそれぞれグランド側に接続
されている。
【0022】そして、ヒータ用抵抗体RHの他方側の接
続端子が第1のブリッジ出力平衡端Aとなり、温度補償
用抵抗体RTの他方側の接続端子が第2のブリッジ出力
平衡端Bとなっており、第1のブリッジ出力平衡端Aに
は抵抗器R1が接続され、第2のブリッジ出力平衡端B
には抵抗器R2が接続されて抵抗ブリッジ回路が形成さ
れている。
続端子が第1のブリッジ出力平衡端Aとなり、温度補償
用抵抗体RTの他方側の接続端子が第2のブリッジ出力
平衡端Bとなっており、第1のブリッジ出力平衡端Aに
は抵抗器R1が接続され、第2のブリッジ出力平衡端B
には抵抗器R2が接続されて抵抗ブリッジ回路が形成さ
れている。
【0023】そして、この実施例の流量センサにおい
て、抵抗器R1,R2は、同一製造ロットで、同一の抵抗
値を有する複数のディスクリート部品(この実施例では
チップ抵抗器)Reから構成されており、抵抗器R1は1
0個のディスクリート部品(チップ抵抗器)Reを並列
接続することにより、抵抗器R2は5個のディスクリー
ト部品(チップ抵抗器)Reを直列接続することにより
構成されている(すなわち、R1,R2は、それぞれ、R
1=Re/10,R2=Re・5となっている)。
て、抵抗器R1,R2は、同一製造ロットで、同一の抵抗
値を有する複数のディスクリート部品(この実施例では
チップ抵抗器)Reから構成されており、抵抗器R1は1
0個のディスクリート部品(チップ抵抗器)Reを並列
接続することにより、抵抗器R2は5個のディスクリー
ト部品(チップ抵抗器)Reを直列接続することにより
構成されている(すなわち、R1,R2は、それぞれ、R
1=Re/10,R2=Re・5となっている)。
【0024】なお、抵抗Rb,Rc及び容量Cはそれぞれ
動作安定用の素子であり、特性に直接関係するものでは
ない。
動作安定用の素子であり、特性に直接関係するものでは
ない。
【0025】なお、一例として、図2,3に、市販のデ
ィスクリート部品(チップ抵抗器)の信頼性データを示
す。
ィスクリート部品(チップ抵抗器)の信頼性データを示
す。
【0026】図2は、温度サイクルによる抵抗値の変動
を示す図であり、−55℃×30分間→20℃×15分
間→125℃×30分間の温度サイクルを5サイクル繰
り返した後の抵抗値の変化率を示している(但し、チッ
プ抵抗器の取付基板はガラス−エポキシ樹脂基板であ
る)。
を示す図であり、−55℃×30分間→20℃×15分
間→125℃×30分間の温度サイクルを5サイクル繰
り返した後の抵抗値の変化率を示している(但し、チッ
プ抵抗器の取付基板はガラス−エポキシ樹脂基板であ
る)。
【0027】また、図3は、試験温度65℃、試験湿度
95%RHにおける熱負荷放置1000時間後の抵抗値
の変化率を示している(但し、チップ抵抗器の取付基板
はガラス−エポキシ樹脂基板である)。
95%RHにおける熱負荷放置1000時間後の抵抗値
の変化率を示している(但し、チップ抵抗器の取付基板
はガラス−エポキシ樹脂基板である)。
【0028】図2,3に示すように、外部ストレスによ
る抵抗値の変動の大きさ及び変動の方向(初期値より抵
抗値が大きくなるか小さくなるか)には、いずれも公称
抵抗値によって顕著な相違がある。
る抵抗値の変動の大きさ及び変動の方向(初期値より抵
抗値が大きくなるか小さくなるか)には、いずれも公称
抵抗値によって顕著な相違がある。
【0029】したがって、抵抗器R1,R2を同一抵抗値
を有するディスクリート部品(例えばチップ抵抗器)か
ら構成することにより、外部ストレスによって抵抗値の
変動が生じても、変動の大きさ及び方向がR1とR2でほ
ぼ同一となるため、ブリッジの2つの中間電位点を受け
る差動増幅器の同相成分除去(CMR)作用により、流
量センサとしての出力変動を極めて低く抑えることがで
きる。
を有するディスクリート部品(例えばチップ抵抗器)か
ら構成することにより、外部ストレスによって抵抗値の
変動が生じても、変動の大きさ及び方向がR1とR2でほ
ぼ同一となるため、ブリッジの2つの中間電位点を受け
る差動増幅器の同相成分除去(CMR)作用により、流
量センサとしての出力変動を極めて低く抑えることがで
きる。
【0030】実験によれば、本発明の実施例にかかる流
量センサにおいては、抵抗器R1,R2をそれぞれの公称
抵抗値を示すそれぞれ単一の抵抗器(特性選別された抵
抗器)で構成した場合(すなわち従来の流量センサ)に
比べて、−20〜80℃,1000サイクルの熱衝撃試
験後の出力変動を1/10以下とすることができた。
量センサにおいては、抵抗器R1,R2をそれぞれの公称
抵抗値を示すそれぞれ単一の抵抗器(特性選別された抵
抗器)で構成した場合(すなわち従来の流量センサ)に
比べて、−20〜80℃,1000サイクルの熱衝撃試
験後の出力変動を1/10以下とすることができた。
【0031】なお、ディスクリート部品(抵抗器)とし
ては、例えば、酸化ルテニウム系金属被膜チップ抵抗器
などの汎用品を用いることが可能であり、さらに他のタ
イプの抵抗器を用いることも可能である。
ては、例えば、酸化ルテニウム系金属被膜チップ抵抗器
などの汎用品を用いることが可能であり、さらに他のタ
イプの抵抗器を用いることも可能である。
【0032】また、本発明によることなく、R1及びR2
用の抵抗器として、それぞれ特性のそろった単一の抵抗
器を選別して使用した場合にはそのコストが非常に大き
くなり、製品の価格を押し上げる要因となるが、本発明
の流量センサにおいては、安価な汎用のディスクリート
部品(抵抗器)が用いられており、それを複数個組み合
わせることによって所望のR1及びR2を構成することが
できるため、従来の流量センサに比べてはるかに経済的
である。
用の抵抗器として、それぞれ特性のそろった単一の抵抗
器を選別して使用した場合にはそのコストが非常に大き
くなり、製品の価格を押し上げる要因となるが、本発明
の流量センサにおいては、安価な汎用のディスクリート
部品(抵抗器)が用いられており、それを複数個組み合
わせることによって所望のR1及びR2を構成することが
できるため、従来の流量センサに比べてはるかに経済的
である。
【0033】なお、表1に、抵抗器R1,R2を同一抵抗
値の複数のチップ抵抗器Reから構成することにより、
R1,R2の抵抗値の変動率が同一になる様子を示す。但
し、表1において、ΔReは外部ストレスによるチップ
抵抗器Reの抵抗値の変動の大きさを示す。
値の複数のチップ抵抗器Reから構成することにより、
R1,R2の抵抗値の変動率が同一になる様子を示す。但
し、表1において、ΔReは外部ストレスによるチップ
抵抗器Reの抵抗値の変動の大きさを示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1に示すように、同一抵抗値の複数のチ
ップ抵抗器Reから抵抗器R1,R2を構成することによ
り、各チップ抵抗器Reの抵抗値が変動した場合にも、
R1,R2の変動率を同一とすることが可能になり、ブリ
ッジ回路の出力変動を極めて低く抑えることが可能にな
る。
ップ抵抗器Reから抵抗器R1,R2を構成することによ
り、各チップ抵抗器Reの抵抗値が変動した場合にも、
R1,R2の変動率を同一とすることが可能になり、ブリ
ッジ回路の出力変動を極めて低く抑えることが可能にな
る。
【0036】以上、本発明の流量センサにおいては、外
部ストレスによるR1,R2の変動が流量センサの出力変
動とならないことについて説明したが、流量センサの温
度特性に関しても同様のことがいえる。図4は、市販の
ディスクリート部品(チップ抵抗器)の抵抗温度係数を
示す図であるが、この図4より明らかなように、周囲温
度による抵抗値変動率は公称抵抗値によって顕著な相違
が認められる。したがって、R1,R2を抵抗値変動率の
ばらつきの少ない同一抵抗値の抵抗器によって構成する
ことにより、流量センサとしての温度特性を飛躍的に向
上させることが可能になる。
部ストレスによるR1,R2の変動が流量センサの出力変
動とならないことについて説明したが、流量センサの温
度特性に関しても同様のことがいえる。図4は、市販の
ディスクリート部品(チップ抵抗器)の抵抗温度係数を
示す図であるが、この図4より明らかなように、周囲温
度による抵抗値変動率は公称抵抗値によって顕著な相違
が認められる。したがって、R1,R2を抵抗値変動率の
ばらつきの少ない同一抵抗値の抵抗器によって構成する
ことにより、流量センサとしての温度特性を飛躍的に向
上させることが可能になる。
【0037】なお、従来の流量センサにおいては、0〜
60℃にて±20%の精度保証が限界であったが、本発
明の流量センサにおいては、その精度を±5%にまで向
上させることが可能であり、そのことは実験によっても
確認されている。
60℃にて±20%の精度保証が限界であったが、本発
明の流量センサにおいては、その精度を±5%にまで向
上させることが可能であり、そのことは実験によっても
確認されている。
【0038】さらに、上記実施例では、同一抵抗値のチ
ップ抵抗器中でも、より温度特性や劣化特性のばらつき
の少ない同一製造ロットの抵抗器を用いるようにしてい
るので、本発明をより実効あらしめることが可能になっ
ている。
ップ抵抗器中でも、より温度特性や劣化特性のばらつき
の少ない同一製造ロットの抵抗器を用いるようにしてい
るので、本発明をより実効あらしめることが可能になっ
ている。
【0039】なお、上記実施例では、ディスクリート部
品(抵抗器)として、チップ抵抗器を用いた場合につい
て説明したが、ディスクリート部品(抵抗器)として
は、チップ抵抗器にかぎらず、種々のディスクリート部
品を用いることが可能であり、その場合にも上記実施例
と同様の効果を得ることができる。
品(抵抗器)として、チップ抵抗器を用いた場合につい
て説明したが、ディスクリート部品(抵抗器)として
は、チップ抵抗器にかぎらず、種々のディスクリート部
品を用いることが可能であり、その場合にも上記実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0040】本発明は、さらにその他の点においても上
記実施例に限定されるものではなく、感温抵抗体の具体
的な構成、基本回路の構成などに関し、発明の要旨の範
囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能で
ある。
記実施例に限定されるものではなく、感温抵抗体の具体
的な構成、基本回路の構成などに関し、発明の要旨の範
囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能で
ある。
【0041】
【発明の効果】上述のように、本発明の流量センサは、
2つの感温抵抗体とともにブリッジ回路を構成する複数
の抵抗器のうち、感温抵抗体が挿入されていない2つの
ブリッジ回路辺に挿入される抵抗器のそれぞれを、略同
一の抵抗値を有する複数個のディスクリート部品(抵抗
器)を用いて構成しているので、基板として熱伝導率の
低いエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂な
どのプラスチック基板を使用することができるようにな
り、熱伝導率の高いアルミナなどからなる基板を用いた
ハイブリッドICを使用して流量センサを構成した場合
のように、熱分離を行うために、ヒータ用抵抗体RHや
温度補償用抵抗体RTなどの感温抵抗体を別の部材に取
り付けたりする必要がなくなり、流量センサ全体として
の構造や製造工程を簡略化することができる。
2つの感温抵抗体とともにブリッジ回路を構成する複数
の抵抗器のうち、感温抵抗体が挿入されていない2つの
ブリッジ回路辺に挿入される抵抗器のそれぞれを、略同
一の抵抗値を有する複数個のディスクリート部品(抵抗
器)を用いて構成しているので、基板として熱伝導率の
低いエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂な
どのプラスチック基板を使用することができるようにな
り、熱伝導率の高いアルミナなどからなる基板を用いた
ハイブリッドICを使用して流量センサを構成した場合
のように、熱分離を行うために、ヒータ用抵抗体RHや
温度補償用抵抗体RTなどの感温抵抗体を別の部材に取
り付けたりする必要がなくなり、流量センサ全体として
の構造や製造工程を簡略化することができる。
【0042】また、2つのブリッジ回路辺に挿入される
抵抗器(R1,R2)のそれぞれを、略同一の抵抗値を有
する複数個のディスクリート部品(抵抗器)によって構
成することにより、所望の抵抗値のR1,R2を形成する
ことが可能になるとともに、各ディスクリート部品(抵
抗器)の抵抗値が略同一で、その温度特性や劣化特性な
どが近似しているため、外部ストレスなどに起因するR
1,R2の変動率をほぼ同一にすることが可能になり、製
造が容易で経済性に優れ、しかも高い測定精度及び信頼
性を有する流量センサを得ることが可能になる。
抵抗器(R1,R2)のそれぞれを、略同一の抵抗値を有
する複数個のディスクリート部品(抵抗器)によって構
成することにより、所望の抵抗値のR1,R2を形成する
ことが可能になるとともに、各ディスクリート部品(抵
抗器)の抵抗値が略同一で、その温度特性や劣化特性な
どが近似しているため、外部ストレスなどに起因するR
1,R2の変動率をほぼ同一にすることが可能になり、製
造が容易で経済性に優れ、しかも高い測定精度及び信頼
性を有する流量センサを得ることが可能になる。
【0043】また、2つのブリッジ回路辺に挿入される
抵抗器R1,R2のそれぞれを構成する、略同一の抵抗値
を有する複数のディスクリート部品(抵抗器)として、
同一製造ロットのディスクリート部品(抵抗器)を使用
することにより、公称抵抗値はもちろん種々の特性(例
えば、温度特性や劣化特性など)がより近似したものを
用いることが可能になり、本発明をさらに実効あらしめ
ることができる。
抵抗器R1,R2のそれぞれを構成する、略同一の抵抗値
を有する複数のディスクリート部品(抵抗器)として、
同一製造ロットのディスクリート部品(抵抗器)を使用
することにより、公称抵抗値はもちろん種々の特性(例
えば、温度特性や劣化特性など)がより近似したものを
用いることが可能になり、本発明をさらに実効あらしめ
ることができる。
【0044】すなわち、本発明によれば、従来は、印刷
抵抗又は特性選別された抵抗器を用いることによってし
か実現できなかったブリッジ回路を構成する抵抗器を汎
用ディスクリート部品(抵抗器)により構成することが
可能になる。
抵抗又は特性選別された抵抗器を用いることによってし
か実現できなかったブリッジ回路を構成する抵抗器を汎
用ディスクリート部品(抵抗器)により構成することが
可能になる。
【0045】したがって、例えば、量産工程に置いて、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などか
らなるプラスチック基板に感温抵抗体、制御回路を構成
するOPアンプ、トランジスタ、抵抗器、コンデンサな
どを実装するだけで、高精度、高信頼性の感熱式流量計
を実現することができる。
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などか
らなるプラスチック基板に感温抵抗体、制御回路を構成
するOPアンプ、トランジスタ、抵抗器、コンデンサな
どを実装するだけで、高精度、高信頼性の感熱式流量計
を実現することができる。
【図1】本発明の一実施例にかかる流量センサの回路構
成(基本回路)を示す図である。
成(基本回路)を示す図である。
【図2】市販のディスクリート部品(チップ抵抗器)
の、−55℃×30分間→20℃×15分間→125℃
×30分間の温度サイクルを5サイクル繰り返した後の
抵抗値の変化率を示す図である。
の、−55℃×30分間→20℃×15分間→125℃
×30分間の温度サイクルを5サイクル繰り返した後の
抵抗値の変化率を示す図である。
【図3】市販のディスクリート部品(チップ抵抗器)
の、試験温度65℃、試験湿度95%RHでの熱負荷放
置1000時間後の抵抗値の変化率を示す図である。
の、試験温度65℃、試験湿度95%RHでの熱負荷放
置1000時間後の抵抗値の変化率を示す図である。
【図4】市販のディスクリート部品(抵抗器)の抵抗温
度係数を示す図である。
度係数を示す図である。
【図5】従来の流量センサの回路構成を示す図である。
RH ヒータ用抵抗体 RT 温度補償用抵抗体 R1,R2 抵抗器 Re ディスクリート部品(チップ抵抗器) Rb,Rc 抵抗
Claims (2)
- 【請求項1】 定温度差法又は定温度法を利用する感熱
式の流量センサにおいて、 2つの感温抵抗体とともにブリッジ回路を構成する複数
の抵抗器のうち、感温抵抗体が挿入されていない2つの
ブリッジ回路辺に挿入される抵抗器のそれぞれを、略同
一の抵抗値を有する複数個のディスクリート部品(抵抗
器)を用いて構成したことを特徴とする流量センサ。 - 【請求項2】 前記2つのブリッジ回路辺に挿入される
抵抗器のそれぞれを構成する、略同一の抵抗値を有する
複数のディスクリート部品(抵抗器)として、同一製造
ロットのディスクリート部品(抵抗器)を使用したこと
を特徴とする請求項1記載の流量センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6305393A JPH08136310A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 流量センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6305393A JPH08136310A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 流量センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08136310A true JPH08136310A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17944587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6305393A Withdrawn JPH08136310A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 流量センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08136310A (ja) |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP6305393A patent/JPH08136310A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3399953B2 (ja) | 圧力センサ | |
| US20070295084A1 (en) | Humidity sensor capable of self-regulating temperature compensation and manufacturing method thereof | |
| US5241850A (en) | Sensor with programmable temperature compensation | |
| JPH038482B2 (ja) | ||
| JPH02238365A (ja) | フローセンサ用の温度補償回路 | |
| JPS59230166A (ja) | 周囲温度補償装置 | |
| JP2002116105A (ja) | 物理量検出装置 | |
| CN100472182C (zh) | 流量测量装置 | |
| JPH10281897A (ja) | 半導体圧力検出装置 | |
| EP1677089B1 (en) | Integrated pressure sensor and method of manufacture | |
| US6279394B1 (en) | Mass air flow meter | |
| CN115183918A (zh) | 一种适用于mems压力传感器的带温补电桥平衡结构 | |
| JPH0618540A (ja) | 風速センサ | |
| JP2934538B2 (ja) | トランスジューサ回路とその製造方法 | |
| JP2006284301A (ja) | 温度検出装置 | |
| JPH08226862A (ja) | センサおよび該センサにおける測定範囲変動を温度補償する方法 | |
| JP2000241202A (ja) | センサ装置 | |
| US12411049B2 (en) | Temperature coefficient of offset compensation for resistance bridge | |
| JPH07270442A (ja) | 風速センサ | |
| JP2610736B2 (ja) | 半導体圧力センサの増幅補償回路 | |
| JPH11118567A (ja) | フローセンサ | |
| JP2000214030A (ja) | 圧力センサ回路 | |
| JP2732751B2 (ja) | 湿度検出回路 | |
| JPH0627127A (ja) | 風速センサ | |
| CN117405281A (zh) | 电阻电桥偏移补偿的温度系数 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |