JPH08139459A - 多層積層板の製造方法 - Google Patents

多層積層板の製造方法

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JPH08139459A
JPH08139459A JP30165694A JP30165694A JPH08139459A JP H08139459 A JPH08139459 A JP H08139459A JP 30165694 A JP30165694 A JP 30165694A JP 30165694 A JP30165694 A JP 30165694A JP H08139459 A JPH08139459 A JP H08139459A
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multilayer
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Yukio Osada
幸男 長田
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OSADA CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層積層板を製造するに当たって多層積層板
を単独で処理する工程数を減らして経済的に多層積層板
を製造し、またスルーホールの品質を向上することがで
きる。 【構成】 複数の多層積層板10は、その間に同じ面積
のアルミニウム合金の剥離用金属板18を介して積み重
ね、この積重ね体20を加圧加熱し、その後この積重ね
体20の多層積層板10内のプリプレグのはみ出し部分
16Aを切除しつつ積重ね体20の端面を切り揃える。
この積重ね体20は、ドリルで穿孔してスルーホール接
続用の孔を形成した後、複数の多層積層板10を剥離
し、スルホール接続用の孔のメッキ処理と多層積層板1
0の外部導電層のエッチング処理とを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板の如き
多層積層板を製造する方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の多層積層板10は、例えば、図
1に示すように、複数(例えば2枚又は3枚)のコア1
2と外側導電箔14、14’とを相互に絶縁して積層し
て構成されているが、コア12は、所定のパターンの導
電層12Aを有する樹脂含浸されたガラス繊維不織布等
の絶縁板12Bから成り、外部導電箔14、14’は、
コア12に加圧加熱して積層された後、コア12の導電
層12Aと外部導電箔14、14’とが相互にスルーホ
ール接続されるように穿孔され、メッキ処理され、最後
に外部導電箔14、14’を所定のパターンにエッチン
グ処理して形成される。コア12相互の間とコア12と
外部導電箔14、14’との間とは多層のプリプレグ1
6によって相互に絶縁されている。
【0003】従来技術では、多層積層板10を加圧加熱
するために、図12に示すように、これらの複数(例え
ば6枚)の多層積層板10を1〜1.5mm厚のステン
レススチールの剥離用金属板(鏡面板)18’を介して
積み重ねて積重ね体20’を形成し、この積重ね体2
0’を同時に加圧加熱処理している。ステンレススチー
ルの剥離用金属板18’は、図12に示すように、多層
積層板10の面積よりも大きな面積を有して多層積層板
10の縁から符号18’aに示すような鍔の形態を有し
て3cm程度突出するようにして隣り合う多層積層板1
0の間に配置されている。これは、図12に示すよう
に、積重ね体20’を加圧加熱する際に、各多層積層板
10のコア12間又はコア12と外部導電箔14、1
4’との間のプリプレグ16が多層積層板10の端面か
ら溶出して積重ね体20’の端面からはみ出す部分16
Aが隣の多層積層板10に流れ落ちるのを防止するため
である。若し、剥離用金属板18’がこの鍔状の突出部
分18’aを有しないと、各多層積層板10のプリプレ
グ16のはみ出し部分16Aがその直下又はそれより下
方の多層積層板10に沿って流れ落ちて隣り合う多層積
層板10をこのはみ出し部分16Aで相互に強固に接続
するので、これらの多層積層板10の剥離を困難にす
る。
【0004】このように、従来技術では、多層積層板の
加圧加熱処理は同時に行われるが、その後、このプリプ
レグ16のはみ出し部分16Aの切除、穿孔、メッキ及
びエッチング等の処理はすべて各多層積層板10を積重
ね体20’からほぐして独立して行われるので、処理作
業に相当の時間を費やし、従って作業性が低く、不経済
となる欠点があった。
【0005】また、従来技術では、高価なステンレスス
チール製の剥離用金属板18’が用いられているので、
この剥離用金属板18’は、積重ね体20’から各多層
積層板10を相互に剥離した後、汚れを落として再使用
されるが、この汚れ落としの作業が面倒で作業性が低
く、若しこの汚れ落としが不充分であると、この汚れが
後の加熱加圧作業時に多層積層板に打痕を発生し、多層
積層板の品質を低下する欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの課題
は、多層積層板の加圧加熱のみではなく、プリプレグの
はみ出し部分の切除、穿孔処理も積重ね体のまま行って
多層積層板を高い作業性で経済的に製造することができ
る多層積層板の製造方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の課題は、剥離用金属板を再使
用することなく使い捨て、従ってその汚れ落としの作業
を必要とすることがなく、高い作業性で作業することが
でき、また汚れの落とし損ねによって多層積層板に打痕
を残すことがない優れた製品を得ることができる多層積
層板の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、複数のコア層をプリプレグを挟んで積層して構
成された複数の多層積層板を積み重ね、この積重ね体を
加圧加熱した後、各多層積層板を穿孔処理してスルホー
ル接続用の孔を形成する多層積層板の製造方法におい
て、複数の多層積層板はこの多層積層板と同じ面積の剥
離用金属板を挟んで積み重ねられ、この積み重ね体を加
圧加熱した後、積重ね体の端面に形成されるプリプレグ
のはみ出し部分を切除しつつ積重ね体を切り揃え、積重
ね体のまま複数の多層積層板を穿孔処理してスルホール
接続用の孔を形成し、その後複数の多層積層板を相互に
剥離し、各多層積層板のスルホール接続用の孔をメッキ
処理することを特徴とする多層積層板の製造方法を提供
することにある。
【0009】本発明の第2の課題解決手段は、第1の課
題解決手段による多層積層板の製造方法であって、剥離
用金属板は、積重ね体の加圧加熱時に多層積層板相互が
食い込むことなく、且つプリプレグのはみ出し部分を切
除する際に同時に切り取られる程度の硬度を有するアル
ミニウム合金から成っていることを特徴とする多層積層
板の製造方法を提供することにある。
【0010】本発明の第3の課題解決手段は、第1又は
第2の課題解決手段による多層積層板の製造方法であっ
て、積重ね体は、プレスの加圧面に接触する面に温度制
御層を有することを特徴とする多層積層板の製造方法を
提供することにある。
【0011】本発明の第4の課題解決手段は、第1乃至
第3の課題解決手段のいずれかによる多層積層板の製造
方法であって、積重ね体が加圧加熱された後、複数の積
重ね体を積み重ねてプリプレグのはみ出し部分を切除し
つつ複数の積重ね体を同時に切り揃えることを特徴とす
る多層積層板の製造方法を提供することにある。
【0012】
【作用】このように、複数の多層積層板がこの多層積層
板と同じ面積の剥離用金属板を挟んで積み重ねられる
と、この積み重ね体を加圧加熱した後、積重ね体のまま
複数の多層積層板に連続してその端面に形成されるプリ
プレグのはみ出し部分を切除しつつ積重ね体を切り揃
え、また積重ね体のまま穿孔処理するので、単独処理の
工程を低減することができ、従って多層積層板を高い作
業性で経済的に製造することができる。
【0013】また、積重ね体のまま穿孔処理すると、穿
孔処理時に多層積層板に発生する熱が多層積層板間の剥
離用金属板を介して逃がされるので、ドリルが多層積層
板を穿孔する際に発生する切粉が孔壁面に付着するスミ
ア現象を生ずることがなく、孔壁面をきれいに仕上げる
ことができ、従ってその後のメッキ処理によってスルー
ホール接続を確実に行うことができる。
【0014】更に、積重ね体がプレスの加圧面に接触す
る面に温度制御層を有すると、加圧加熱時に積み重ね体
に伝達される熱が制御されるので、多層積層板を最適な
温度特性で加熱することができ、多層積層板の品質を向
上することができる。
【0015】積重ね体は、その加圧加熱後に、他の積重
ね体と共に積み重ねてプリプレグのはみ出し部分を切除
しつつ複数の積重ね体を同時に切り揃えると、多層積層
板を一層高い作業性で製造することができる。
【0016】剥離用金属板は、積重ね体をほぐした後、
使い捨てられるが、この剥離用金属板が安価なアルミニ
ウム合金であるので、経済的である上に汚れ落としを必
要としないので、作業性が向上し、また汚れによる打痕
を生ずることがなく、良質の製品を得ることができる。
【0017】
【実施例】本発明に係る多層積層板の製造方法の一実施
例を図面を参照して詳細にのべると、図2は本発明に係
る多層積層板の製造方法の第1の工程を示し、多層積層
板10の半製品は、図1及び図5に示すように、複数の
コア12と外側導電箔(銅箔)14、14’とを多層の
プリプレグ16によって相互に絶縁して積層して構成さ
れている。コア12は、所定のパターンの導電層12A
を有する樹脂含浸されたガラス繊維不織布等の絶縁板1
2Bから成っている。コア12は、例えば0.15mm
の厚みを有し、また外部導電箔14、14’の厚みは、
18μmであり、コア12の間及びコア12と外部導電
箔14、14’との間に配置される多層のプリプレグ1
6の厚みは、0.2mmであり、各多層積層板10の加
圧加熱前の厚み(半製品の厚み)は、0.8mmであ
る。また、この多層積層板10の面積は、例えば、4
0.64cm×55.88cmである。
【0018】本発明の方法は、図2に示すように、複数
の半製品多層積層板10を積み重ね、この積重ね体20
を熱プレス24内に入れて加圧加熱するが、この際、積
重ね体20は、図3乃至図5に示すように、複数の多層
積層板10の間にこの多層積層板10と同じ面積の剥離
用金属板18を挟んで多層積層板10を積み重ねて形成
されている。従って、この剥離用金属板18は、多層積
層板10の端面から突出することがない。この剥離用金
属板18は、積重ね体20の加圧加熱時に多層積層板1
0が相互に食い込むことがなく、且つプリプレグ16の
はみ出し部分16Aを切除する際に同時に切り取られる
ことができる程度の硬度を有するアルミニウム合金、例
えばH−19の硬度を有し、厚みが0.254mm程度
のアルミニウム合金から成っているのが好ましい。多層
積層板10の積重ね枚数は、例えば10枚とする。これ
らの多層積層板10は、コア12の導電パターンを回避
するように貫通する整列ピン23によって相互に整列し
て積み重ねられる。この整列ピン23は、図示のよう
に、すべての多層積層板10を貫通してもよいし、隣り
合う多層積層板10毎に貫通してもよい。尚、この積重
ね体20は、実際には、その上下にスチール製の7mm
程度の厚みの締め付け板22、22’を有し、この締め
付け板22、22’を含めて締め付けピン26によって
一体に締め付けられている。締め付け板22、22’と
上下の多層積層板10との間にも剥離用金属板18が介
在されている。この積重ね体20の加圧加熱工程は、真
空雰囲気で行ってもよいし、大気圧雰囲気で行ってもよ
いが、各多層積層板10内の揮発成分を強制的に除去し
ボイドを避けるためには真空雰囲気で行うのが好まし
い。多層積層板10のボイドが少ないと、層間剥離を減
少し、その品質を向上するのに役立つ。
【0019】熱プレス24内では積重ね体20には当初
は3.51Kg/cm2 の圧力がかけられてプリプレグ
16をゲル化し、その後積重ね体20が121℃の温度
まで上昇したとき、14.06Kg/cm2 まで圧力を
上昇する。積重ね体20の温度が176℃まで上昇した
とき、この温度を約45分間維持して積重ね体20を硬
化する。このようにして、積重ね体20の各多層積層板
10は、剥離用金属板18を挟んで同時に加圧加熱され
て硬化される。剥離用金属板18は、各多層積層板10
の回路の凹凸が表面に出て来るのを阻止して多層積層板
10の表面を平坦にするのに役立つ。即ち、剥離用金属
板18は、各多層積層板10の表面に打痕を生ずるのを
防止する機能を有する。
【0020】このようにして、加圧加熱されて硬化され
た多層積層板10の積重ね体22は、図6及び図7に示
すように、加圧加熱時に、各多層積層板10内のプリプ
レグ16が溶け出してはみ出し部分16Aが形成される
が、本発明の方法では、アルミニウム合金板の剥離用金
属板18は、各多層積層板10と同じ面積を有していて
多層積層板10から突出していないので、プリプレグ1
6の溶け出してはみ出した部分16Aは下方の多層積層
板10に跨がって流れ落ちる(図6(A)(B)参照及
び図7)。
【0021】このようにして一体に加圧加熱された積重
ね体20は、次いで、図8(A)に示すように、積重ね
体20から上下の締め付け板22、22’と締め付けピ
ン26とを取り外した後、積重ね体20のままプリプレ
グ16のはみ出し部分16Aを切除するように積重ね体
20をルータ28にかけてその端面を切り揃える。この
際、プリプレグ16のはみ出し部分16を切除すると同
時に積重ね体20の端面を部分的に切断する。従って、
積重ね体20の端面は、図8(B)に示すように、プリ
プレグ16のはみ出し部分16と共に剥離用金属板18
の縁が切り揃えられて積重ね体20の端面に露出する。
これは、その後の多層積層板10の相互の剥離を容易に
するが、積重ね体20はそのまま次の工程に送られる。
尚、図8(A)乃至(C)において各多層積層板10相
互の間の剥離用金属板18は、黒塗の太い線で示されて
いる。図8では僅かに4層の多層積層板10が示されて
いるだけであるが、この積重ね層の数は任意に設定する
ことができる。
【0022】その後、図8(B)(C)に示すように、
積重ね体20は、そのままドリル装置に入れられて複数
の多層積層板10を同時に穿孔してスルーホール接続用
の孔10aを形成する。尚、整列ピン23は、多層積層
板10の相互を整列状態を維持するので、この同時穿孔
によって、多層積層板10の穿孔位置がずれることがな
い。また、この際、図9(A)に示すように、図示しな
いドリルが積重ね体20の各多層積層板10の間の剥離
用金属板18を横切って切り込まれるので、ドリルの切
り込み中に発生する熱は、この剥離用金属板18を介し
て積重ね体20の端面まで伝達されて外気に逃され、従
って各多層積層板10に形成された孔10aに熱がこも
ることがなく、ドリルの切粉(樹脂粉)がこの孔10a
に付着することがない。若し、この孔10aにドリルの
切粉が付着すると、この切粉がコア12の導電層12A
(図1、図5及び図7参照)の孔壁面を覆うスミア現象
を生ずるので、スルーホールの機能を損なう虞が生ず
る。多層積層板10の孔10aに切粉が付着していなけ
れば、このようなスルーホールの機能を損なうことがな
い。
【0023】その後、積重ね体20の止めピン26を取
り外して複数の多層積層板10を相互に剥離する。この
際、剥離用金属板18が隣り合う多層積層板10を相互
に容易に剥離し易いようにしているので、これらの多層
積層板10を容易に剥離することができる。従って、そ
の後、各多層積層板10をメッキ処理及びエッチング処
理して完成された多層積層板が製造される。図9(B)
に示すように、多層積層板10のコア12の導電層12
A相互及びこれらの導電層12Aと外部導電層14、1
4’とを電気的に接続するスルーホール導電層13は、
このメッキ処理によって形成される。また、外部導電層
14、14’は、エッチング処理によって所定の回路パ
ターンに成形される。
【0024】積重ね体20内の加圧加熱時の温度分布
は、多層積層板10の完成品の品質に影響を与える。複
数の多層積層板10を積み重ねると、プレス24の上下
の加圧加熱面から積重ね体20内の中央の多層積層板1
0が所定の温度に加熱されるまでに時間がかかる。上記
実施例で、最高温度176℃を約45分間維持するのは
このためであるが、積重ね体20を急激に加熱すると、
中央よりも上下に位置する多層積層板10が過熱される
ので、これを防止するために時間−温度上昇特性は、緩
やかであることが好ましい。
【0025】図10において、曲線Aは、従来のステン
レススチールの剥離用金属板を用いた場合の時間−温度
上昇特性を示し、これは温度の立ち上がりが遅く、多層
積層板10内の温度分布が悪くなるので好ましくない。
図10において、曲線Bは、本発明の実施例で用いられ
たアルミニウム合金の剥離用金属板を用いた場合の時間
−温度上昇特性を示し、アルミニウム合金はステンレス
スチールよりも熱伝導特性が良好であるため、温度の立
ち上がりが速く、多層積層板10内の内部温度が速く均
一な温度に上昇するので、好ましい温度上昇特性であ
る。尚、図11に示すように、プレスの加圧面に接触す
る積重ね体20の上下の剥離用金属板18の外面にクラ
フトペーパの如き温度制御層25を有すると、この温度
特性を図10の曲線Cに示すように曲線Bよりも幾分緩
やかにして積重ね体20の温度分布を良好に制御するこ
とができるので好ましい。
【0026】尚、上記実施例では、プレス24に入れら
れて加圧加熱された積重ね体20毎にプリプレグ16の
はみ出し部分16Aを切除していたが、積重ね体20が
加圧加熱された後、複数の積重ね体20を積み重ねてこ
れらの積重ね体20のプリプレグ16のはみ出し部分1
6Aを切除しつつこれらの積重ね体20を同時に切り揃
えてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、複数の
多層積層板がこの多層積層板と同じ面積の剥離用金属板
を挟んで積み重ねられ、この積み重ね体を加圧加熱した
後、積重ね体のまま複数の多層積層板に連続してその端
面に形成されるプリプレグのはみ出し部分を切除しつつ
切り揃え、また積重ね体のまま穿孔処理するので、積重
ね体の加熱後、多層積層板を分離する従来技術に比べて
単独処理の工程を低減することができ、従って多層積層
板を高い作業性で経済的に製造することができる。
【0028】また、積重ね体のまま穿孔処理すると、穿
孔処理時に多層積層板に発生する熱が多層積層板間の剥
離用金属板を介して逃がされるので、ドリルが多層積層
板を穿孔する際に発生する切粉が孔壁面に付着するスミ
ア現象を生ずることがなく、孔壁面をきれいに仕上げる
ことができ、従ってその後のメッキ処理によって形成さ
れるスルーホールの機能を低下することがなく、良質の
多層積層板を製造することができる。
【0029】更に、積重ね体がプレスの加圧面に接触す
る面に温度制御層を有すると、加圧加熱時に積み重ね体
の内部に伝達される熱が制御されるので、多層積層板を
最適な温度特性で緩やかに加熱することができ、多層積
層板の品質を向上することができる。
【0030】積重ね体は、その加圧加熱後に、他の積重
ね体と共に積み重ねてプリプレグのはみ出し部分を切除
しつつ切り揃える作業を同時に行うと、多層積層板を一
層高い作業性で製造することができる。
【0031】剥離用金属板は、積重ね体をほぐした後、
使い捨てられるが、この剥離用金属板が安価なアルミニ
ウム合金であるため、経済的である上に汚れ落としを必
要としないので、作業性が向上し、また汚れによる打痕
を生ずることがなく、良質の製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多層積層板の半製品の概略断面図である。
【図2】本発明に係る多層積層板の製造方法の加圧加熱
工程の概略正面図である。
【図3】複数の多層積層板の積重ね体の一部を示し、同
図(A)はその一部を破断して示す正面図、同図(B)
はその平面図である。
【図4】図3の積重ね体の一部の詳細を示す断面図であ
る。
【図5】1つの多層積層板の一部の拡大断面図である。
【図6】積重ね体の加圧加熱後の状態を示し、同図
(A)はその一部を破断して示す正面図、同図(B)は
平面図である。
【図7】積重ね体の最上部の多層積層板の加圧加熱後の
状態の一部の拡大断面図である。
【図8】積重ね体の加圧加熱後の処理の一部を示し、同
図(A)はプリプレグのはみ出し部分を切除しつつ積重
ね体を切り揃える状態の斜視図、同図(B)は上下の剥
離用金属板を取り外す状態の斜視図、同図(C)は切り
揃え後の積重ね体の斜視図である。
【図9】多層積層板にスルーホール用孔を形成する状態
を示し、同図(A)は積重ね体に孔を形成している状態
の断面図、同図(B)は1つの多層積層板にスルーホー
ルを形成した状態の断面図である。
【図10】積重ね体の加圧加熱時の温度上昇特性の曲線
図である。
【図11】積重ね体の上下に温度制御層を有する他の実
施例の正面図である。
【図12】従来技術の積重ね体の加圧加熱状態を示し、
同図(A)はその一部を破断した正面図、同図(B)は
その平面図である。
【符号の説明】
10 多層積層板 10a 孔 12 コア 12A 導電層 12B 絶縁板 13 スルーホール導電層 14 外部導電層 14’ 外部導電層 16 プリプレグ 18 剥離用金属板 20 積重ね体 22 締め付け板 22’ 締め付け板 23 整列ピン 24 プレス 25 温度制御層 26 締め付けピン 28 ルータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコアをプリプレグを挟んで積層し
    て構成された複数の多層積層板を積み重ね、この積重ね
    体を加圧加熱した後、各多層積層板を穿孔処理してスル
    ホール接続用の孔を形成する多層積層板の製造方法にお
    いて、前記複数の多層積層板は前記多層積層板と同じ面
    積の剥離用金属板を挟んで積み重ねられ、前記積み重ね
    体を加圧加熱した後、前記積重ね体の端面に形成される
    プリプレグのはみ出し部分を切除しつつ前記積重ね体を
    切り揃え、前記積重ね体のまま前記複数の多層積層板を
    穿孔処理して前記スルーホール接続用の孔を形成し、そ
    の後前記複数の多層積層板を相互に剥離し、前記多層積
    層板のスルーホール接続用の孔をメッキ処理することを
    特徴とする多層積層板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多層積層板の製造方法
    であって、前記剥離用金属板は、前記積重ね体の加圧加
    熱時に前記多層積層板相互が食い込むことがなく、且つ
    前記プリプレグのはみ出し部分を切除する際に同時に切
    り取られる程度の硬度を有するアルミニウム合金から成
    っていることを特徴とする多層積層板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の多層積層
    板の製造方法であって、前記積重ね体は、プレスの加圧
    面に接触する面に温度制御層を有することを特徴とする
    多層積層板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の多層積層板の製造方法であって、前記積重ね体が加圧
    加熱された後、複数の積重ね体を積み重ねて前記プリプ
    レグのはみ出し部分を切除しつつ前記複数の積重ね体を
    同時に切り揃えることを特徴とする多層積層板の製造方
    法。
JP30165694A 1994-11-11 1994-11-11 多層積層板の製造方法 Withdrawn JPH08139459A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6905750B2 (en) 1998-06-22 2005-06-14 Target Technology Company, Llc Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium

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