JPH08147594A - 歩行者信号灯器用時間表示灯の表示方法 - Google Patents

歩行者信号灯器用時間表示灯の表示方法

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JPH08147594A
JPH08147594A JP28178994A JP28178994A JPH08147594A JP H08147594 A JPH08147594 A JP H08147594A JP 28178994 A JP28178994 A JP 28178994A JP 28178994 A JP28178994 A JP 28178994A JP H08147594 A JPH08147594 A JP H08147594A
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光紘 岡村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示面積を有効に使用して視認性の良い待ち
時間および残り時間を表示できる歩行者信号灯器用時間
表示灯を提供する。 【構成】 表示制御部40の演算処理部42により、灯
色信号PR,PGの点灯時間がそれぞれ個別に計測され
て各表示ステップ時間が算出され、表示部50の赤緑2
色表示可能な各表示器51により、待ち時間は赤および
アンバー色で表示され、残り時間は緑色で表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行者信号灯器用時間
表示灯の表示方法に関し、特に横断歩道に設置されてい
る歩行者信号灯器に併設され、歩行者信号が変化するま
での時間を量的に表示する歩行者信号灯器用時間表示灯
の表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、横断歩道の両端に設置されている
歩行者信号灯器に併設され、歩行者信号が変化するまで
の時間を表示する歩行者信号灯器用時間表示灯(以下、
時間表示灯という)は、図7に示すように、歩行者赤信
号点灯時の待ち時間表示と歩行者青信号点灯時の残り時
間表示とを一緒に表示するものが提案されている(例え
ば、特公平2−22793号公報ほか)。図7におい
て、1は赤色信号灯1Rと青色信号灯1Gとを有する歩
行者信号灯器、2は赤色信号灯1R点灯時の待ち時間を
表示する赤色表示部2Rと青色信号灯1G点灯時の待ち
時間を表示する青色表示部2Gとを有する時間表示灯で
あり、赤色表示部1Rおよび青色表示部1Gは、それぞ
れ層状に配設された複数の赤色表示器および青色表示器
から構成されている。
【0003】今、歩行者信号灯器1の赤色信号灯1Rの
点灯に応じて、時間表示灯2の赤色表示部2Rのすべて
の赤色表示器が点灯するとともに、上から順に各赤色表
示器が滅灯し、赤色信号灯1Rの滅灯と同時にすべての
赤色表示器が滅灯する。続いて、歩行者信号灯器1の青
色信号灯1Gの点灯に応じて、時間表示灯2の青色表示
部2Gのすべての青色表示器が点灯するとともに、上か
ら順に各青色表示器が滅灯し、青色信号灯1Gの滅灯と
同時にすべての青色表示器が滅灯するものとなってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このよう
な従来の歩行者信号灯器用時間表示灯では、赤信号灯1
R点灯時の待ち時間表示のための表示部、すなわち赤色
表示部2Rと、青信号灯1G点灯時の残り時間表示のた
めの表示部、すなわち青色表示部2Gとを設けて、それ
ぞれ個別に表示するものとなっているため、個々の表示
器の使用効率が低く、多数の表示器を備えている割には
各表示部に割り当てられている面積が少なく、限られた
面積でしか時間表示を行えないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、
表示面積を有効に使用してより視認性の良い待ち時間お
よび残り時間を表示できる歩行者信号灯器用時間表示灯
の表示方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による歩行者信号灯器用時間表示灯の
表示方法は、第1および第2の色を個別に表示する複数
の表示器からなる表示部を備え、入力信号から赤色信号
灯および青色信号灯の点灯時間をそれぞれ個別に計測
し、各点灯時間をそれぞれの表示ステップ数で除算した
赤色および青色表示ステップ時間を個々に算出し、赤色
信号灯の点灯開始に応じて、赤色信号灯の点灯終了まで
の待ち時間を第1の色にて表示部に表示するとともに、
赤色表示ステップ時間ごとに複数の表示ステップにより
更新表示し、青色信号灯の点灯開始に応じて、青色信号
灯の点灯終了までの残り時間を第2の色にて表示部に表
示するとともに、青色表示ステップ時間ごとに複数の表
示ステップにより更新表示するようにしたものである。
【0006】また、待ち時間を表示する場合には、表示
直前の赤色信号点灯時の点灯時間から算出された赤色表
示ステップ時間に基づいて更新表示し、残り時間を表示
する場合には、表示直前の青色信号点灯時の点灯時間か
ら算出された青色表示ステップ時間に基づいて更新表示
するようにしたものである。また、表示部は、層状に配
置されるとともに、第1および第2の色を個別表示およ
び混色表示する複数の表示器からなり、赤色信号灯の点
灯開始に応じて、すべての表示器を第1の色に点灯する
とともに、その最上段の表示器を混色表示し、赤色表示
ステップ時間ごとに点灯中の表示器のうち最も上段の表
示器を滅灯するとともに、その直下段の表示器を混色表
示することにより待ち時間を表示するようにしたもので
ある。また、入力信号に基づいて青色信号灯が所定時間
以上連続して点灯状態であることが検出された場合に
は、すべての表示器を滅灯するようにしたものである。
【0007】
【作用】したがって、入力信号から個別に計測された赤
色信号灯および青色信号灯の点灯時間から、それぞれの
表示ステップ数で除算した赤色および青色表示ステップ
時間が個々に算出され、赤色信号灯の点灯開始に応じ
て、赤色信号灯の点灯終了までの待ち時間が第1の色に
て表示部に表示されるとともに、赤色表示ステップ時間
ごとに複数の表示ステップにより更新表示され、青色信
号灯の点灯開始に応じて、青色信号灯の点灯終了までの
残り時間が第2の色にて表示部に表示されるとともに、
青色表示ステップ時間ごとに複数の表示ステップにより
更新表示される。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例である歩行者信号灯器用時
間表示灯(以下、時間表示灯という)の構成を示すブロ
ック図であり、特に、歩行者信号灯器への各灯色信号か
ら電源および入力信号を得て動作する時間表示灯を例に
説明する。図1において、1は横断歩道の両端に設置さ
れている歩行者信号灯器であり、1Rは横断不可を示す
赤信号を表示する赤色信号灯、1Gは横断可を示す青信
号を表示する青色信号灯であり、信号制御機(図示せ
ず)から配線5R−5C間に供給されるAC100Vの
灯色信号PR(赤色灯色信号)に応じて赤色信号灯1R
が点灯し、配線5G−5C間に供給されるAC100V
の灯色信号PG(青色灯色信号)に応じて青色信号灯1
Gが点灯するものである。
【0009】10は歩行者信号灯器1に併設され、歩行
者信号が変化するまでの時間を量的に表示する時間表示
灯であり、11,12は信号制御機から供給される灯色
信号PR,PGを遮断する入力開閉器、20は灯色信号
PR,PGから動作電源を生成し各部に供給する電源
部、30は灯色信号PR,PGからこれら信号に同期し
た点灯信号PRS,PGSを生成出力する点灯信号生成
部、50は層状に配置され、赤緑2色を個別表示および
混色表示する複数の表示器51からなる表示部、40は
点灯信号生成部30からの各点灯信号PRS,PGSに
基づいて各表示器51を最上段から順に滅灯制御するこ
とにより赤信号灯1Rが点灯終了するまでの待ち時間お
よび青信号灯1Gが点灯終了するまでの残り時間を量的
に表示させる表示制御部である。
【0010】電源部20において、21,22は各灯色
信号PR,PG(AC100V)をそれぞれ個別に整流
する整流部、23は各整流部21,22からの整流出力
を加算した信号を入力として所定の直流電圧を出力する
電圧変換部、24は電圧変換部23からの出力電圧が低
減した場合に供給するための電圧を蓄積する比較的大き
な容量のコンデンサである。点灯信号生成部30におい
て、31,32は各灯色信号PR,PGをそれぞれ個別
に整流する整流部、33,34は各整流部31,32か
らの整流出力を平滑化することにより直流電圧の点灯信
号PRS,PGSをそれぞれ出力する平滑部である。
【0011】表示制御部40において、41は点灯信号
PRS,PGSが所定時間以上滅灯を示した場合に異常
検出信号を出力する異常検出部、42はマイクロプロセ
ッサからなり、点灯信号PRS,PGSに基づいて歩行
者信号灯器1内の赤色信号灯1Rの点灯時間および青信
号灯1Gの点灯時間を計測し、各表示器51を順に滅灯
する時間間隔、すなわち表示ステップ時間をそれぞれ算
出するとともに、これら表示ステップ時間に基づいて各
表示器51の表示制御を行い、また異常検出信号に応じ
て電源供給開始時の処理へ移行する演算処理部、43は
演算処理部42からの指示に応じて表示部50内の各表
示器51に対して駆動信号を出力する駆動部である。
【0012】図2は、演算処理部における表示制御処理
を示すフローチャートであり、以下、図2を参照して、
本発明の動作について説明する。まず、停電復旧または
入力開閉器11,12の「接」動作に応じて、電源部2
0に灯色信号PRまたはPGからAC100Vが入力さ
れ、整流部21,22のいずれかから整流出力が電圧変
換部23に入力されて、所定の直流電圧が時間表示灯1
0の各部に供給される。
【0013】なお、灯色信号PRとPGとは相補的に供
給されるものであるが、各整流部21,22の出力を加
算して電圧変換部23に入力することにより、いずれか
の灯色信号が常に入力され、安定した電源供給が実現さ
れている。また、灯色信号PGは、赤信号点灯直前に点
滅状態となり、この滅灯期間には灯色信号PRも滅灯状
態であることから入力電源の停止状態となるが、比較的
大きな容量のコンデンサ24を電圧変換部23の出力側
に設けて、各灯色信号の点灯時にコンデンサ24に充電
された電圧を電源として供給することにより、点滅時の
滅灯期間においても安定した電源供給が実現されてい
る。
【0014】一方、灯色信号PR,PGは、点灯信号生
成部30にも供給され、整流部31,32によりそれぞ
れ整流され、さらに平滑部33,34により直流電圧に
平滑化され、灯色信号PR,PGにそれぞれ同期した点
灯信号PRS,PGSとして表示制御部40の演算処理
部42に入力される。これとほぼ同時に、電源部20か
らの電源供給開始に応じて、表示制御部40のマイクロ
プロセッサから構成される演算処理部42が動作を開始
する。
【0015】まず、図2のステップ61において、PR
およびPG表示ステップ時間が初期化され、続くステッ
プ62において、灯色信号PR,PGの点灯時間を計測
するための点灯時間計測処理が並列的処理として起動さ
れる。図3は、点灯時間計測処理を示すフローチャート
であり、以下、図3を参照して点灯時間計測処理につい
て説明する。
【0016】まず、ステップ71において、点灯信号P
GSに基づいて灯色信号PGが点灯状態であるか否かが
検出され、灯色信号PGの点灯状態が検出された場合
(ステップ71:YES)には、ステップ72に移行し
て、点灯信号PRSに基づいて灯色信号PRの立ち上が
り(点灯開始)が検出されるまで待機状態となり(ステ
ップ72:NO)、灯色信号PRの立ち上がりが検出さ
れた場合(ステップ72:YES)には、ステップ73
において、演算処理部42内部のタイマがリセットされ
るとともに起動され、この後、一定期間ごとにカウント
動作を開始する。
【0017】続くステップ74において、点灯信号PR
Sに基づいて灯色信号PRの立ち下がり(点灯終了)が
検出されるまで待機状態となり(ステップ74:N
O)、灯色信号PRの立ち下がり検出(ステップ74:
YES)に応じて、ステップ75でタイマが停止され、
ステップ76において、そのタイマ計数値から灯色信号
PRの立ち上がりから立ち下がりまでの時間、すなわち
PR点灯時間が算出される。
【0018】さらに、ステップ77において、このPR
点灯時間からPR表示ステップ時間が算出される。この
場合、表示ステップとして表示部50の各表示器51を
すべて点灯した後、上から順に滅灯することにより、赤
信号点灯中における待ち時間を量的に表示することか
ら、得られたPR点灯時間を表示ステップ数、ここでは
表示器51の段数「10」で除算することにより表示器
51を順に滅灯する間隔、すなわちPR表示ステップ時
間が算出される。続く、ステップ78において、このP
R表示ステップ時間が所定の記憶場所に格納されて、P
R点灯時間の計測処理が終了し、ステップ82以降のP
G点灯時間の計測処理に移行する。
【0019】一方、ステップ71で灯色信号PGの点灯
状態が検出されなかった場合(ステップ71:NO)に
は、ステップ81において、点灯信号PRSに基づいて
灯色信号PSが点灯状態であるか否か検出され、点灯状
態が検出されなかった場合(ステップ81:NO)に
は、再びステップ71に戻り、また灯色信号PRの点灯
状態が検出された場合(ステップ81:YES)には、
ステップ82以降のPG点灯時間の計測処理に移行す
る。点灯信号PGの計測処理は、前述のPR点灯時間の
計測処理(ステップ72〜78)と同様であり、点灯信
号PRではなく点灯信号PGの立ち上がりから立ち下が
りまでが計測対象となる。
【0020】まず、ステップ82において、点灯信号P
GSに基づいて灯色信号PGの立ち上がり(点灯開始)
が検出されるまで待機状態となり(ステップ82:N
O)、灯色信号PGの立ち上がりが検出された場合(ス
テップ82:YES)には、ステップ83において、演
算処理部42内部のタイマがリセットされるとともに起
動され、この後、一定期間ごとにカウント動作を開始す
る。
【0021】続くステップ84において、点灯信号PG
Sに基づいて灯色信号PGの立ち下がり(点灯終了)が
検出されるまで待機状態となり(ステップ84:N
O)、灯色信号PGの立ち下がり検出(ステップ84:
YES)に応じて、ステップ85でタイマが停止され、
ステップ86において、そのタイマ計数値から灯色信号
PGの立ち上がりから立ち下がりまでの時間、すなわち
PG点灯時間が算出される。
【0022】さらに、ステップ87において、このPG
点灯時間からPG表示ステップ時間が算出される。この
場合、後述する図6に示すような層状に配設された各表
示器51を全段点灯状態した後、上から順に滅灯するこ
とにより、青信号点灯中における残り時間を量的に表示
することから、得られたPG点灯時間を表示ステップ
数、ここでは表示器51の数「10」で除算することに
より表示器51を順に滅灯する間隔、すなわちPG表示
ステップ時間が算出される。続く、ステップ88におい
て、このPG表示ステップ時間が所定の記憶場所に格納
されて、PG点灯時間の計測処理が終了し、ステップ7
2以降のPR点灯時間の計測処理に移行する。
【0023】一方、図2の表示制御処理では、続くステ
ップ63において、PR表示ステップ時間が有効な値を
示しているか否か検出し、前述のPR点灯時間の計測処
理により有効な表示ステップ時間が得られた場合(ステ
ップ63:YES)には、続くステップ64において、
点灯信号PRSに基づいて灯色信号PRの立ち上がり
(点灯開始)が検出されるまで待機状態となり(ステッ
プ64:NO)、灯色信号PRの立ち上がり検出(ステ
ップ64:YES)に応じてステップ65に移行し、表
示部50の各表示器51に対する待ち時間表示処理が実
施され、待ち時間表示処理終了後、ステップ66以降の
残り時間表示処理に移行する。
【0024】また、ステップ63において、PR表示ス
テップ時間が有効な値を示していない場合(ステップ6
3:NO)には、ステップ66においてPG表示ステッ
プ時間が有効な値を示しているか否かを検出し、有効で
ない場合(ステップ66:NO)には、ステップ63に
戻り、またPG表示ステップ時間が有効な値である場合
(ステップ66:YES)には、続くステップ67にお
いて、点灯信号PGSに基づいて灯色信号PGの立ち上
がり(点灯開始)が検出されるまで待機状態となり(ス
テップ67:NO)、灯色信号PGの立ち上がり検出
(ステップ67:YES)に応じてステップ68に移行
し、表示部50の各表示器51に対する残り時間表示処
理が実施され、残り時間表示処理終了後、ステップ64
以降の待ち時間表示処理に移行する。
【0025】図4は、給電開始時における演算処理部4
2の動作を示す説明図であり、(a)は歩行者信号灯器
1の点灯状態、(b)は時間表示灯10の演算処理部4
2における表示制御処理、(c)は同じく演算処理部4
2における点灯時間計測処理を示しており、PRは赤色
信号灯1Rの点灯、PRは青色信号灯1Gの点灯および
点滅をそれぞれ示している。
【0026】今、時刻T0 に給電が開始された場合、表
示制御処理の開始後、すぐに点灯時間計測処理が起動さ
れ並列的に実行されるとともに、表示制御処理では表示
ステップ時間の計測待ちとなる。点灯時間計測処理で
は、起動後に灯色信号PRの点灯状態が確認され、時刻
T1 における灯色信号PGの立ち上がり(点灯開始)に
応じてPG点灯時間の計測を開始し、時刻T2 における
灯色信号PGの立ち下がり(点灯終了)に応じて点灯時
間の計測が終了し、PG表示ステップ時間tG1が算出さ
れて格納される。
【0027】さらに、時刻T3 における灯色信号PRの
立ち上がり(点灯開始)に応じてPR点灯時間の計測が
開始され、時刻T4 における灯色信号PRの立ち下がり
(点灯終了)に応じて点灯時間の計測が終了し、PR表
示ステップ時間tR1が算出されて格納される。一方、表
示制御処理では、点灯時間計測処理により時刻T2 にお
いて算出されたPG表示ステップ時間tG1が読み出され
て灯色信号PGの立ち上がり検出待ちとなり、時刻T4
における灯色信号PGの立ち上がりに応じてPG表示ス
テップ時間tG1に基づいて残り時間表示処理が開始さ
れ、時刻T5 における灯色信号PGの立ち下がりに応じ
て残り時間表示処理が終了される。
【0028】これと並列して、点灯時間計測処理では、
前述と同様に時刻T4 からPG点灯時間の計測が開始さ
れ時刻T5 に計測が終了して、新たな表示ステップ時間
tG2が算出されて格納され、以降PR時間の計測および
PG点灯時間の計測が交互に繰り返し実施され、PR表
示ステップ時間およびPG表示ステップ時間が更新され
る。一方、表示制御処理では、時刻T4 において点灯時
間計測処理により算出されたPR表示ステップ時間tR1
が読み出されて灯色信号PRの立ち上がり検出待ちとな
り、時刻T6 における灯色信号PRの立ち上がりに応じ
てPR表示ステップ時間tR1に基づいて残り時間表示処
理が開始され、時刻T7 における灯色信号PRの立ち下
がりに応じて残り時間表示処理が終了する。
【0029】以降、点灯時間計測処理により算出された
最新のPR表示ステップ時間およびPG表示ステップ時
間に基づいて待ち時間表示処理および残り時間表示処理
が交互に繰り返し実施される。このように、灯色信号P
RおよひPGの点灯時間を個別に計測し、それぞれのP
R表示ステップ時間およびPG表示ステップ時間を算出
して逐次更新し、これら最新のPRおよびPG表示ステ
ップ時間に基づいて、待ち時間表示および残り時間表示
を行うことにより、正確な時間表示を行うことが可能と
なる。
【0030】図5は、表示部における待ち時間および残
り時間表示を示す説明図である。各表示器51は、赤
(第1の色)および緑(第2の色)のいずれかまたは両
方を点灯する多数の発光ダイオードから構成されてお
り、この場合には最上段の表示器51Uから最下段の表
示器51Lまで10段設けられ、51Tは点灯中の表示
器51のうち最も上段の表示器を示している。歩行者信
号灯器1の青色信号灯1Gの点灯中には、青色信号灯1
Gが点滅するまでの青信号残り時間が量的に表示され、
一方、赤色信号灯1Rの点灯中には、赤色信号灯1Rが
点灯するまでの赤信号待ち時間が量的に表示される。
【0031】まず、時刻T4 (図4の時刻T4 参照)に
おいて、青色信号灯1Gの点灯開始に応じてすべての表
示器51に緑色が点灯され、PG表示ステップ時間tG1
ごとに現在点灯中の最上段の表示器51Tが滅灯され、
時刻T5 における青色信号灯1Gの滅灯(点滅開始)に
応じて全段滅灯となる。また、時刻T6 における赤色信
号灯1Rの点灯開始に応じてすべての表示器51に赤色
が点灯されるとともに、その点灯最上段の表示器51T
については赤緑両色の点灯によるアンバー色(だいだい
色)が点灯される。
【0032】その後、PR表示ステップ時間tR1ごとに
現在点灯中の最上段の表示器51Tが滅灯されるととも
に、その次段、すなわち以後点灯最上段となる表示器5
1Tにアンバー色(だいだい色)が点灯され、時刻T7
における赤色信号灯1Rの滅灯に応じて全段滅灯とな
る。このように、2色表示が可能な表示器51を用い
て、待ち時間表示時には赤色により表示し、残り時間表
示時には緑色により表示することにより、同一の表示器
で異なる時間を表示でき、表示面積を有効に利用するこ
とができる。また待ち時間表示時には、その点灯最上段
の表示器51Tに視認性の良いアンバー色を点灯するよ
うにしたので、歩行者による残り時間の確認が容易とな
る。
【0033】また、図6は、演算処理部42におけるP
R待ち時間表示処理(図2のステップ65)を示すフロ
ーチャートであり、以下、図6を参照して待ち時間表示
処理について説明する。まず、ステップ91において、
表示部50のすべての表示器51が赤色に点灯されると
ともに、点灯最上段の表示器51T(51U)がアンバ
ー色に点灯され、ステップ92において、演算処理部4
2内部のタイマにPR表示ステップ時間がセットされて
起動され、一定期間ごとにタイマ値が減算される。
【0034】続くステップ93において、タイマ値がゼ
ロとなることを検出することによりタイムアップの待機
状態となり(ステップ93:NO)、タイムアップの検
出(ステップ93:YES)に応じて、ステップ94に
移行して、現在の表示状態として最下段の表示器51L
のみが点灯中であるか否か判断される。ここで、表示器
51Lのみが点灯中でない場合(ステップ94:NO)
には、ステップ95において、現在点灯中の表示器51
のうち最も上位の表示器51Tだけが滅灯されるととも
に、その次段がアンバー色に点灯されて1つの表示ステ
ップが終了してステップ92へ戻るものとなり、これに
より、表示ステップ時間ごとに上から順に表示器51が
滅灯するものとなる。
【0035】また、ステップ94において、表示器51
Lのみが点灯中である場合(ステップ94:YES)に
は、点灯信号PRSに基づいて灯色信号PRの立ち下が
り(点灯終了)を検出する待機状態となり(ステップ9
6:NO)、灯色信号PRの立ち下がり検出(ステップ
96:YES)に応じて、ステップ97に移行して、す
べての表示器51を滅灯して待ち時間表示処理を終了す
る。これにより、感応信号や集中制御信号などにおいて
灯色信号PRの点灯時間が延長された場合でも、その延
長期間すなわち青信号が点灯されるまでの期間中、最下
段の表示器51Lが継続して点灯されるものとなり、歩
行者信号が赤信号から青信号に変化する以前における表
示器51の全段滅灯が防止される。
【0036】なお、ステップ93において、まだタイマ
がタイムアップしていない場合(ステップ93:NO)
には、ステップ98に移行して、点灯信号PRSに基づ
いて灯色信号PRの立ち下がり(点灯終了)を検出する
待機状態となり、立ち下がりが検出されなければ(ステ
ップ98:NO)、再びステップ93に移行する。ま
た、ステップ98において、灯色信号PRの立ち下がり
が検出された場合(ステップ98:YES)には、ステ
ップ97に移行して、すべての表示器51を滅灯して待
ち時間表示処理を終了する。
【0037】これにより、感応信号や集中制御信号など
において灯色信号PRの点灯時間が短縮された場合で
も、灯色信号PRの滅灯状態と同時に残りの表示器51
がすべて滅灯されるものとなり、このように、灯色信号
PRの点灯期間において、表示部50の各表示器51が
上から順に滅灯されて待ち時間が量的に表示されるもの
となり、待ち時間表示処理終了後、図2の表示制御処理
におけるステップ67に戻って、次の残り時間表示処理
が実行される。なお、残り時間表示処理については、表
示色として緑色を使用するとともに、アンバー色による
最上段表示を行わないという点について異なるものの、
前述の待ち時間処理(図6参照)と同様である。
【0038】また、灯色信号PRだけではなく灯色信号
PGの点灯滅灯状態についても検出することにより、異
常発生を検出して対処することが可能となる。表示制御
部40(図1参照)の異常検出部41は、点灯信号PR
S,PRGに基づいて、常時、灯色信号PR,PGがと
もに滅灯状態であるか否かを監視している。正常な歩行
者信号では、運用上、赤青両方の信号が同時に2秒以上
連続して滅灯状態となることはなく、両方の灯色信号P
R,PGが所定時間、例えば2秒以上連続して滅灯状態
であった場合には、異常検出部41から異常検出信号が
出力される。
【0039】これに応じて、演算処理部42はリセット
されて、すべての表示器51を滅灯するとともに、図2
のステップ61からの給電開始時の初期的処理へ移行し
て待機するものとなる。これにより、自装置10、歩行
者信号灯器1、または信号制御機4などの異常、あるい
は停電などを自動的に検出することができるとともに、
連続滅灯に応じて発生しうる電源電圧の低下による不安
定動作を抑制することが可能となる。
【0040】さらに、灯色信号PGの連続点灯時間につ
いて監視することにより、異常発生を検出して対処する
ことが可能となる。正常な歩行者信号では、運用上、青
信号が220秒以上連続して点灯状態となることはな
く、灯色信号PGが所定時間、例えば220秒以上連続
して点灯状態であった場合には、現在表示中の残り時間
表示をすべて滅灯するものとなる。
【0041】これは、例えば図3の点灯時間計測処理の
ステップ84において監視してもよく、この場合には、
タイマ値が220秒に相当する値以上となった場合に異
常と判断して、並列的に実行されている表示制御処理に
より表示されている残り時間表示がすべて滅灯されてP
G残り時間表示処理(ステップ68)が終了されるもの
となる。これにより、自装置10、歩行者信号灯器1、
または信号制御機4などの異常を自動的に検出すること
ができ、青信号点灯の異常延長により意味がなくなった
不要な残り時間表示を停止することが可能となる。
【0042】なお、以上の説明において、特に、歩行者
信号灯器への各灯色信号を電源および制御信号として動
作する時間表示灯を例に説明したが、これに限られるも
のではなく、横断歩道の両端に設置される一対の時間表
示灯の一方により他方を制御する時間表示灯であっても
同様である。この場合には、信号制御機から供給される
歩行者信号灯器の赤色および青色信号灯の点灯状態を示
す制御信号から、前述のような各灯色信号に同期する点
灯信号を生成し、これに基づいて各灯色信号の点灯時間
を計測することにより、図1に示した時間表示灯とは異
なる構成であっても本発明を実施することが可能とな
り、前述の同様の作用効果を得ることが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1お
よび第2の色を個別に表示する複数の表示器からなる表
示部を備え、入力信号から計測された各信号灯の点灯時
間から赤色および青色表示ステップ時間を個々に算出
し、赤色信号灯の点灯開始に応じて、赤色信号灯の点灯
終了までの待ち時間を第1の色にて表示部に表示すると
ともに赤色表示ステップ時間ごとに複数の表示ステップ
により更新表示し、青色信号灯の点灯開始に応じて、青
色信号灯の点灯終了までの残り時間を第2の色にて表示
部に表示するとともに青色表示ステップ時間ごとに複数
の表示ステップにより更新表示するようにしたので、表
示面積を有効に使用してより視認性の良い待ち時間およ
び残り時間を表示することが可能となるとともに、それ
ぞれの点灯時間に一致した待ち時間および残り時間を表
示することが可能となる。
【0044】また、待ち時間を表示する場合には、表示
直前の赤色信号点灯時の点灯時間から算出された赤色表
示ステップ時間に基づいて更新表示し、残り時間を表示
する場合には、表示直前の青色信号点灯時の点灯時間か
ら算出された青色表示ステップ時間に基づいて更新表示
するようにしたので、各点灯時間が変化した場合でも自
動的に追従することが可能となり、より正確な待ち時間
および残り時間を表示することが可能となる。
【0045】また、表示部を、層状に配置されるととも
に第1および第2の色を個別表示および混色表示する複
数の表示器から構成し、赤色信号灯の点灯開始に応じ
て、すべての表示器を第1の色に点灯するとともに、そ
の最上段の表示器を混色表示し、赤色表示ステップ時間
ごとに点灯中の表示器のうち最とも上段の表示器を滅灯
するとともに、その直下段の表示器を混色表示すること
により待ち時間を表示するようにしたので、特に、赤色
信号灯が点灯中である待ち時間表示において、歩行者に
対する視認性を向上することが可能となる。また、入力
信号に基づいて青色信号灯が所定時間以上連続して点灯
状態であることが検出された場合には、すべての表示器
を滅灯するようにしたので、何らかの原因で青色信号灯
の点灯時間が異常延長した場合、不要な残り時間表示を
停止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による歩行者信号灯器用時
間表示灯のブロック図である。
【図2】 演算処理部における表示制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 演算処理部における点灯時間計測処理を示す
フローチャートである。
【図4】 給電開始時における演算処理部の動作を示す
説明図である。
【図5】 表示部および各時間表示を示す説明図であ
る。
【図6】 演算処理部における待ち時間表示処理を示す
フローチャートである。
【図7】 従来の歩行者信号灯器用時間表示灯を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…歩行者信号灯器、1R…赤色信号灯、1G…青色信
号灯、5R,5G,5C…配線、10…歩行者信号灯器
用時間表示灯、11,12…入力開閉器、20…電源
部、21,22…整流部、23…電圧変換部、24…コ
ンデンサ、30…点灯信号生成部、31,32…整流
部、33,34…平滑部、40…表示制御部、41…異
常検出部、42…演算処理部、43…駆動部、50…表
示部、51…表示器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤色信号灯および青色信号灯を有する歩
    行者信号灯器に併設され、前記各信号灯の点灯状態を示
    す入力信号に基づいて、量的変化を示す複数の表示ステ
    ップにより歩行者信号が変化するまでの時間を更新表示
    する歩行者信号灯器用時間表示灯において、 第1および第2の色を個別に表示する複数の表示器から
    なる表示部を備え、 前記入力信号から前記赤色信号灯および青色信号灯の点
    灯時間をそれぞれ個別に計測し、 前記各点灯時間をそれぞれの表示ステップ数で除算した
    赤色および青色表示ステップ時間を個々に算出し、 前記赤色信号灯の点灯開始に応じて、前記赤色信号灯の
    点灯終了までの待ち時間を前記第1の色にて前記表示部
    に表示するとともに、前記赤色表示ステップ時間ごとに
    複数の表示ステップにより更新表示し、 前記青色信号灯の点灯開始に応じて、前記青色信号灯の
    点灯終了までの残り時間を前記第2の色にて前記表示部
    に表示するとともに、前記青色表示ステップ時間ごとに
    複数の表示ステップにより更新表示するようにしたこと
    を特徴とする歩行者信号灯器用時間表示灯の表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の歩行者信号灯器用時間表
    示灯の表示方法において、 前記待ち時間を表示する場合には、表示直前の前記赤色
    信号点灯時の点灯時間から算出された赤色表示ステップ
    時間に基づいて更新表示し、 前記残り時間を表示する場合には、表示直前の前記青色
    信号点灯時の点灯時間から算出された青色表示ステップ
    時間に基づいて更新表示するようにしたことを特徴とす
    る歩行者信号灯器用時間表示灯の表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の歩行者信号灯器用時間表
    示灯の表示方法において、 前記表示部は、層状に配置されるとともに、前記第1お
    よび第2の色を個別表示まおよび混色表示する複数の表
    示器からなり、 前記赤色信号灯の点灯開始に応じて、すべての表示器を
    前記第1の色に点灯するとともに、その最上段の表示器
    を混色表示し、 前記赤色表示ステップ時間ごとに点灯中の表示器のうち
    最とも上段の表示器を滅灯するとともに、その直下段の
    表示器を混色表示することにより待ち時間を表示するよ
    うにしたことを特徴とする歩行者信号灯器用時間表示灯
    の表示方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の歩行者信号灯器用時間表
    示灯の表示方法において、 前記入力信号に基づいて前記青色信号灯が所定時間以上
    連続して点灯状態であることが検出された場合には、す
    べての表示器を滅灯するようにしたことを特徴とする歩
    行者信号灯器用時間表示灯の表示方法。
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