JPH08156685A - リモートコントロールミラーの駆動機構 - Google Patents

リモートコントロールミラーの駆動機構

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JPH08156685A
JPH08156685A JP6303568A JP30356894A JPH08156685A JP H08156685 A JPH08156685 A JP H08156685A JP 6303568 A JP6303568 A JP 6303568A JP 30356894 A JP30356894 A JP 30356894A JP H08156685 A JPH08156685 A JP H08156685A
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clutch
rotor
mirror
remote control
drive
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JP6303568A
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Yoshiro Nagayama
芳郎 永山
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば瞬時作動機能を有する自動車用リモー
トコントロールミラーの駆動機構のように、1個の進退
杆を前,後進させるために2個の駆動モータと、2系統
の伝動系を有し、上記2系統の伝動系の内の一つの伝動
系にクラッチが設けられているものを改良して、上記ク
ラッチが設けられている伝動系の過回転による不具合
(騒音,復元狂い)を解消する。 【構成】 図では隠れているが、クラッチドライブプレ
ート12とロータ14′との間に摩擦クラッチが組み込
まれている。上記クラッチの被動側部材であるロータ1
4′にストッパ突起23を設けるとともに、駆動ユニッ
トハウジング1に円弧状溝1aを設け、該円弧状溝の端
にストッパ面1bを設けてロータ14′の回転可能角度
を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば瞬時作動機構を
備えた自動車のリモートコントロール式ミラーのよう
に、相互に独立に作動する2個のモータをそれぞれの動
力源とする2系統の伝動系を備えたリモートコントロー
ルミラーの駆動機構に関するものである。ただし、本発
明における2系統の伝動系は、その終末部付近において
合流し、1個の被動部材である進退杆を動かすようにな
っている。
【0002】なお、本発明における「2個のモータ・2
系統の伝動系・1個の進退杆」は、リモートコントロー
ルミラーの駆動機構を構成している一つの構成単位を指
している言葉であって、1個のハウジング中に「3個以
上のモータ・3系統以上の伝動系・3個以上のモータ」
を設置しても本発明の技術的範囲から逸脱することには
ならない。
【0003】
【従来の技術】自動車用のリモートコントロールミラー
は一般に、ミラー本体を固着されたミラーホルダが、ケ
ーシングに対して傾動可能に支持されるとともに、これ
を上下に傾動させる駆動機構と、左右に傾動させる駆動
機構との2つの駆動機構を具備している。上記2つの駆
動機構のそれぞれは「1個のモータと、1本の進退杆
と、両者を連結する1系統の伝動系」を有していて、上
記の進退杆が前,後進駆動されることにより、これに連
結されたミラーボデーが傾動せしめられる。しかし、上
記のように1個のモータと1系統の伝動系とによって進
退杆を前,後進駆動させるだけでは不便な場合が有るの
で、2個のモータと2系統の伝動系とによって1個の進
退杆を駆動する構成のリモートコントロールミラーが公
知になっていて、瞬時作動式リモートコントロールミラ
ー等と呼ばれている。瞬時作動式リモートコントロール
ミラーに設けられている2系統の伝動系の内で、片方の
伝動系は比較的緩徐に作動して微調整が可能であって、
視野の調節に用いられる。説明の便宜上、これを調節系
と呼ぶ。前記2系統の伝動系の内の他方の伝動系は比較
的速やかに作動して瞬時的な傾動が可能であり、溝付近
での後退や高速道路への合流などの特殊条件下において
一時的に視野を変更するのに用いられる。説明の便宜
上、これを瞬時作動系と呼ぶ。
【0004】図6は従来例の瞬時作動式リモートコント
ロールミラーの駆動ユニットを示し、上下傾動用の2個
の駆動モータと、2系統の伝動系を構成している伝動歯
車群と、上記2系統の伝動系によって駆動される1個の
進退杆とが現れるように駆動ユニットハウジングの一部
を破断して描いた正面図である。駆動ユニットハウジン
グ1に凹球面座2が形成されており、図7を参照して後
述するようにミラーホルダを傾動可能に支承する。図示
の4は瞬時作動系の駆動モータ、5は調節系の駆動モー
タである。上記2個の駆動用モータは、それぞれ運転者
のスイッチ操作によってリモートコントロールされ、伝
動歯車群6を介して進退杆7を紙面と直角方向に前,後
退させる。図7は上掲の図6に示した従来例の瞬時作動
式リモートコントロールミラーの駆動ユニットの断面側
面図であって、2系統の伝動系が断面に現れるように展
開して描いてある。進退杆7の本体部は筒状をなし、内
側にメネジ7aが形成されるとともに、先端に継手球7
bが一体連設されている。上記の継手球7bはミラーホ
ルダ9に対して回動自在に連結されていて、進退杆7の
進退動によってミラーホルダ9が傾動せしめられ、これ
に固着されたミラー本体8が傾動する。上記ミラーホル
ダ9には凸球面10が形成されており、図6について先
に説明した凹球面座2に嵌合し、球継手を構成して該ミ
ラーホルダを支承する。調節系の駆動モータ5は、伝動
歯車を介して伝動スリーブ11を回転駆動する。この伝
動スリーブ11は前記の進退杆7に対して軸心方向の摺
動可能・軸心まわりの相対的回動不能に係合されてい
て、該伝動スリーブ11の回転によって進退杆7が回転
せしめられる。該進退杆7のメネジ7aはロータ14の
オネジ15に螺合しているので、該進退杆7が回転せし
められるとネジ送りされて前,後進し、ミラーホルダ9
を傾動させる。この作用によってミラー本体8の調節が
行われる。上記のロータ14はクラッチドリブンプレー
ト13に取り付けられていて、瞬時作動系の駆動モータ
4により、クラッチドライブプレート12を介して摩擦
伝動によって回転せしめられるが、このクラッチ機構に
ついては図8を参照して後に詳述する。上記のロータ1
4が停止し、そのオネジ15が静止しているときは、伝
動スリーブ11を介して進退杆7が回されると、先に述
べたように進退杆7がネジ送りされて進退動(図におい
て上下動)するが、前記伝動スリーブ11が停止して進
退杆7の回転が抑止されているときロータ14が回転す
ると、オネジ15がメネジ7aに螺合,回転して進退杆
7をネジ送りで前後進させる。この作用によってミラー
本体8の瞬時作動が行なわれる。次に、クラッチ部分を
説明する。図8は上掲の図7に示された断面図における
ロータおよび該ロータを駆動するクラッチ部分の詳細を
示す拡大断面図である。クラッチドライブプレート12
の周囲には被動歯車16が形成されていて、前記の瞬時
作動系の駆動モータ4によって回転せしめられる。上記
のクラッチドライブプレート12に対してクラッチドリ
ブンプレート13が当接し、クラッチスプリング17に
よって密着圧接せしめられている。上記のクラッチドリ
ブンプレート13に設けられた係合突起13aが、ロー
タ14の係合孔18に嵌合していて、該クラッチドリブ
ンプレート13とロータ14とは回転に関しては一体的
に連動せしめられている。前記のオネジ15は、その中
心線を通る面に沿って切り割られていて、その中に挿入
されたV字状スプリング16が、分割されたオネジ15
を押し開く方向に弾性力を与えている。しかし、上記の
分割されたオネジ15が相互に接近する方向の外力を受
けると、該V字状スプリング16が撓んでオネジ15が
収縮せしめられる。
【0005】図7に示したように、オネジ15に弾性を
持たせ、かつ、ロータ14をクラッチで駆動するように
構成された従来例の装置は、次に述べるような作用をす
るように考えられたものである。すなわち、 a.ミラーホルダ9に外力が作用して(例えば障害物と
衝突して)、進退杆7に対して過大な前,後進方向の力
が加わると、オネジ15が収縮せしめられてメネジ7a
のネジ山を飛び越えることにより、上記過大な力を緩和
して破損を防止するように作用させる。 b.瞬時作動系の駆動モータ4によってロータ14を回
し、ミラーホルダ9を急速傾動させた場合、該ミラーホ
ルダ9の傾動がストロークエンドに達したとき、クラッ
チを滑らせて無理な力の発生を防止する。瞬時作動系駆
動モータ4の回転を電子的に制御して、傾動ストローク
エンドで該モータの通電を断つことは可能であるが、通
電を断った後の慣性による回転はクラッチを滑らせるこ
とによって吸収しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】回転力が大きくなった
とき、オネジ15がV字形スプリング16を撓ませて収
縮しつつメネジ7aのネジ山を乗り越え始めるトルク
は、諸種の要因が重なり合うので正確な規制が困難であ
る。また、クラッチ部分が滑り始めるトルクについても
諸種の要因の影響を受けるので正確な規制が困難であ
る。さらに、上記のクラッチ部分が伝達し得べき所要の
回転トルクに関しても、正確に算出することは容易でな
い。その理由は、瞬時作動をするために慣性力が大きく
影響すること、および、各部の摩擦抵抗を詳細に算出す
ることが出来ない上に、摩擦係数が必ずしも一定値で安
定していないからである。これらの理由により、瞬時作
動のストロークエンドにおいて、クラッチが滑る前にオ
ネジ15がメネジ7aのネジ山を乗り越えてしまうな
ど、設計的に予期していなかった作動を生じる虞れが有
る。瞬時作動時にネジ山越えを生じると作動騒音を発す
るので商品価値を低下させるのみでなく、瞬時作動状態
(例えば後輪を視野に入れるようにミラーボデーを傾動
させた状態)から通常状態に復帰作動させたとき、ミラ
ー内の反射像視野の調節状態が狂ってしまって正確に復
元しないという不具合を生じる。本発明は上述の事情に
鑑みて為されたものであって、ミラーボデーが過大な外
力を受けたときのメネジ山越えの緩衝機能を妨げること
なく、瞬時作動時におけるオーバーストロークを完全に
クラッチの滑りで吸収し、瞬時作動時にオネジの収縮に
因るネジ山乗り越えを未然に防止し得る、ミラー駆動機
構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに構成した本発明のリモートコントロールミラーの駆
動機構の構成は、ミラー本体を固定されて、傾動可能に
支承されたミラーホルダと、上記のミラーホルダに対し
て球継手を介して連結された進退杆とを有し、かつ、上
記の進退杆を前,後進駆動させてミラーホルダを傾動さ
せる2系統の伝動系を有するとともに、該2系統の伝動
系のそれぞれに駆動モータが設けられていて相互に独立
に作動し得る構造のリモートコントロールミラーの駆動
機構であって、上記2系統の伝動系の内の少なくとも何
れか一方の伝動系の中に摩擦クラッチが設けられている
ものにおいて、上記クラッチの被動側の部材にストッパ
が設けられていて、該被動側部材の回転角度が規制され
ていることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、2つの伝動系の内の片方
の系統の途中にクラッチが設けられ、かつ、該クラッチ
の被動側にストッパが設けられて回転角度が規制されて
いるので、この構成を瞬時作動系に適用すると被動側の
部材であるロータの回転角度が制限される。よって、こ
の回転許容角度を適宜に設定しておくと、被動側のロー
タが所定角度だけ回転したときストッパによって回転を
阻止される。このため、該クラッチの駆動側の部材が慣
性力で回転を続けると、その回転はクラッチの滑りによ
って吸収される。従って、該クラッチの被動側部材、お
よび、それよりも伝動の下流側には慣性回転の影響が及
ぼす、オネジの収縮に因るメネジ山の乗り越えなどの好
ましくない現象が未然に防止される。このため、ネジ山
越えに因る騒音を生じる虞れも無く、また、瞬時作動状
態から通常状態に復帰させたとき視界内の反射像変化を
生じることなく完全に元の調節状態に復元することがで
きる。
【0009】
【実施例】次に、図1ないし図5を順次に参照しつつ、
本発明の実施例を説明する。図1は本発明に係るリモー
トコントロールミラーの駆動機構の要部を抽出して描い
た模式的な分解斜視図に、調節系の伝動系統および瞬時
作動系の伝動系統を付記した説明図である。この実施例
は、図6ないし図8に示した従来例の駆動機構に本発明
を適用して改良した1例であって、従来例と同じ符号を
付したものは上記従来例におけると同様ないし類似の構
成部材であるから説明を省略する。ダッシを付して示し
たロータ14′は、前記従来技術におけるロータ14に
対応する部材であるが、本例のロータ14′にはストッ
パとして作用する突起23が設けられている。上記のロ
ータ14′は、クラッチドライブプレート12に対して
クラッチを介して伝動されるが、該クラッチは本図1で
は隠れている。このクラッチの構造は従来例と同様であ
るが、図2を参照して後に詳しく説明する。前記ロータ
14′が図示の軸Zを中心として回転すると、前記のス
トッパ突起23も該軸Zを中心として回転する。上記ス
トッパ突起の回転軌跡に対応せしめて、駆動ユニットの
ハウジング1には円弧状の溝1aが設けられている。こ
の円弧状の溝は360度全周に亙っておらず、溝の端が
ストッパ面1bになっている。本発明を実施する際、ロ
ータ14′の回動角度を規制する手段は必ずしも突起と
円弧状溝との組み合わせに限定されるものではなく、要
するにロータ14′の回動する角度の範囲を所定の値に
制限し得るように構成すれば良い。図2は上掲の図1に
示した実施例におけるクラッチドライブプレートとロー
タ、および両者の間に配設されているクラッチ部分の断
面図であって、従来例における図2に対応する図であ
る。そして図3は上掲の図2に示されている構成部分を
描いた分解斜視図である。ロータ14′はクラッチドラ
イブプレート12に対して相対的に回動可能に組み付け
られており、両者の間にクラッチドリブンプレート13
とクラッチスプリング17とが挟み込まれている。上記
クラッチスプリング17の作用によってクラッチドリブ
ンプレート13はクラッチドライブプレート12に向け
て押圧され、摩擦クラッチとして作用する。上記クラッ
チドリブンプレート13に設けられた係合突起13aが
ロータ14′の係合孔18に係合されていて、クラッチ
ドライブプレート12の回動がロータ14′に伝動され
る。 (図1参照)本実施例における伝動スリーブ11および
進退杆7、並びに、これに付属する構成部分は前掲の図
7に示した従来例と同様の構造であって、進退杆7に形
成された回り止め突起21がスリーブ11の回り止め溝
22に係合していて、該進退杆7とスリーブ11とは相
対的に回動することなくZ軸方向に摺動できる。調節系
駆動モータ5の回転駆動力が被動歯車20を介して伝動
スリーブ11に伝えられると(ロータ14′が静止して
いる場合)進退杆7が軸Z方向にネジ送り作用で前後進
作動せしめられてミラー角度を調節できることは図7に
示した従来例におけると同様である。上記調節系駆動モ
ータ5が停止して伝動スリーブ11が静止している状態
で、瞬時作動系駆動モータ4によって被動歯車19が回
されると、これに伴ってロータ14′が回動し、ネジ送
り作用で進退杆7を軸Z方向に前,後進せしめて瞬時作
動機能を果たすことも、大筋においては図7に示した従
来例におけると同様であるが、本実施例においてはロー
タ14′が所定角度だけ回動したとき、ストッパ突起2
3が溝端のストッパ面に衝接するので、それ以上は回ら
ない。このようにしてストッパが作用した後は前述した
クラッチが強制的に滑らされる。従って伝動系統につい
て上記のクラッチの被動側(いわゆる下流側)に、無理
な力が及ばない。瞬時作動系の伝動が、所定角度だけ回
動したときストッパによって阻止されることの技術的な
意味あいを理解して頂くため、調節系と瞬時作動系との
比較において微調整機能の必要有無を次に説明する。す
なわち、調節系の機能は運転者そのぞれの個人差に合わ
せてミラー角度を調節し、ほぼ水平後方が視野に入るよ
うにするものである。この場合の個人差として座高の高
低,座布団の使用不使用,座位の姿勢など千差万別であ
るから、前記の調節系によるミラー傾動は無段階的に行
なわれることが必要である(少なくとも多段階でなけれ
ばならない)。これに比して瞬時作動系は、上記調節系
が調節済の状態を基準として、これよりも所定角度だけ
急速にミラーを傾け、暫時保持した後に上記の調節済状
態へ急速に復元させるものである。従って、この瞬時作
動の基本は2段階の切換操作であって、微操作(ファイ
ンコントロール)は必要としないし、また微調整してい
る暇も無い。このように、本質的に所定角度の回転によ
って所定角度のミラー傾動を行なわせるのが瞬時作動方
式のミラー角度制御である。この場合、電気回路によっ
て所定回転数だけモータを回転させた後、自動的に通電
を断つという制御は可能であるが、実際問題として回転
する部材の慣性により、通電を断った後も伝動系の回転
が継続される。本発明は、上記の慣性による回転に相当
する部分をストッパで阻止し、クラッチで吸収するもの
である。ちなみに、本実施例におけるミラーの瞬時作動
の所要時間は設計的に0.4秒に設定されていて、瞬時
作動系駆動モータ4が0.4秒間回るとミラーは所定角
度だけ傾動し、これと同時にモータの通電が断たれる。
しかも、これだけでは、通電遮断後に約0.1秒間の慣
性回転を生じ、先に述べたような不具合(発明が解決し
ようととする課題の項参照)を生じるので、0.4秒に
相当する回転角度でストッパを作用させ、慣性回転をク
ラッチで吸収するのである。本実施例に係る駆動機構を
備えたリモートコントロールミラーにおいて、ミラーホ
ルダが外部障害物に衝突したときの作動について、前掲
の図7(従来例)を援用して説明すると(進退杆7およ
びオネジ15については、本実施例と従来例とは同様な
いし類似の構成であって)、進退杆7に図の上下方向の
過大な力が加えられると、オネジ15が収縮方向に撓ま
され、メネジ7aのネジ山を乗り越えて緩衝機能を果た
す。しかし、ロータ14(実施例においては14′)の
過回転によってオネジ15がネジ山越えをすることは無
い(ストッパで過回転を阻止されるから)。従って瞬時
作動時にネジ山越えに因る騒音を発せず、正確な復元作
動が可能になる(もし仮にネジ山越えをしたならば、原
状に復元できない)。次に、図4および同5を併せて参
照して、前記と異なる実施例を説明する。図4は本発明
に係るリモートコントロールミラー駆動機構の第2の実
施例を示す分解斜視図であって、前記実施例における図
1に対応する図である。そして、図5は上掲の図4に示
された第2の実施例の構成部分の内、ロータおよびクラ
ッチドライブプレート、並びに、これらの間に配置され
たクラッチ用部材を描いた分解斜視図である。この第2
の実施例(図4,図5)が前記実施例(図1〜図3)に
比して異なるところは、二つ割り形の弾性的に収縮可能
なオネジ15に代えて多条ネジ(2条ネジ若しくは3条
ネジなど)25を設けたことである。これに伴って進退
杆7″の中にも多条のメネジ(図4において隠れてい
る)が形成される。多条ネジは普通ネジに比してピッチ
が大きく、従ってリード角が大きいので、(図4参照)
Z軸方向の過大な力を受けると、クラッチを滑らせてロ
ータ14″が回転し、進退杆7′のZ軸方向変位を許容
して緩衝機能を果たす。
【0010】
【発明の効果】本発明を適用すると、2つの伝動系の内
の片方の系統の途中にクラッチが設けられ、かつ、該ク
ラッチの被動側にストッパが設けられて回転角度が規制
されているので、この構成を瞬時作動系に適用すると被
動側の部材であるロータの回転角度が制限される。よっ
て、この回転許容角度を適宜に設定しておくと、被動側
のロータが所定角度だけ回転したときストッパによって
回転を阻止される。このため、該クラッチの駆動側の部
材が慣性力で回転を続けると、その回転はクラッチの滑
りによって吸収される。従って、該クラッチの被動側部
材、および、それよりも伝動の下流側には慣性回転の影
響が及ぼす、オネジの収縮に因るメネジ山の乗り越えな
どの好ましくない現象が未然に防止される。このため、
ネジ山越えに因る騒音を生じる虞れも無く、また、瞬時
作動状態から通常状態に復帰させたとき視界内の反射像
変化を生じること無く完全に元の調節状態に復元するこ
とができるという優れた実用的効果を奏し、交通の安
全、および自動車関連産業の発達に貢献するところ多大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリモートコントロールミラーの駆
動機構の要部を抽出して描いた模式的な分解斜視図に、
調節系の伝動系統および瞬時作動系の伝動系統を付記し
た説明図である。
【図2】上掲の図1に示した実施例におけるクラッチド
ライブプレートとロータ、および両者の間に配設されて
いるクラッチ部分の断面図であって、従来例における図
2対応する図である。
【図3】上掲の図2に示されている構成部分を描いた分
解斜視図である。
【図4】本発明に係るリモートコントロールミラー駆動
機構の第2の実施例を示す分解斜視図であって、前記実
施例における図1に対応する図である。
【図5】上掲の図4に示された第2の実施例の構成部分
の内、ロータおよびクラッチドライブプレート、並び
に、これらの間に配置されたクラッチ用部材を描いた分
解斜視図である。
【図6】従来例の瞬時作動式リモートコントロールミラ
ーの駆動ユニットを示し、上下傾動用の2個の駆動モー
タと、2系統の伝動系を構成している伝動歯車群と、上
記2系統の伝動系によって駆動される1個の進退杆とが
現れるように駆動ユニットハウジングの一部を破断して
描いた正面図である。
【図7】上掲の図6に示した従来例の瞬時作動式リモー
トコントロールミラーの駆動ユニットの断面側面図であ
って、2系統の伝動系が断面に現れるように展開して描
いてある。
【図8】上掲の図7に示された断面図におけるロータお
よび該ロータを駆動するクラッチ部分の詳細を示す拡大
断面図である。
【符号の説明】
1…駆動ユニットハウジング、1a…円弧状溝、1b…
溝端ストッパ面、2…凹球面座、4…瞬時作動系駆動モ
ータ、5…調節系駆動モータ、6…伝動歯車群、7,
7′…進退杆、7a…メネジ、7b…継手球、8…ミラ
ー本体、9…ミラーホルダ、10…凸球面、11…伝動
スリーブ、12…クラッチドライブプレート、13…ク
ラッチドリブンプレート、13a…係合突起、14,1
4′,14″…ロータ、15…オネジ、16…V字状ス
プリング、17…クラッチスプリング、18…係合孔、
19,20…被動歯車、21…回り止め突起、22…回
り止め溝、23…ストッパ突起。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラー本体を固定されて、傾動可能に支
    承されたミラーホルダと、上記のミラーホルダに対して
    球継手を介して連結された進退杆とを有し、 かつ、上記の進退杆を前,後進駆動させてミラーホルダ
    を傾動させる2系統の伝動系を有するとともに、該2系
    統の伝動系のそれぞれに駆動モータが設けられていて相
    互に独立に作動し得る構造のリモートコントロールミラ
    ーの駆動機構であって、上記2系統の伝動系の内の少な
    くとも何れか一方の伝動系の中に摩擦クラッチが設けら
    れているものにおいて、 上記クラッチの被動側の部材にストッパが設けられてい
    て、該被動側部材の回転角度が規制されていることを特
    徴とする、リモートコントロールミラーの駆動機構。
JP6303568A 1994-12-07 1994-12-07 リモートコントロールミラーの駆動機構 Pending JPH08156685A (ja)

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JP2013052825A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Ichikoh Ind Ltd 車両用ドアミラー装置

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JP2007038761A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Murakami Corp 電動ミラー制御装置
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