JPH08157274A - フェライトの接合方法 - Google Patents
フェライトの接合方法Info
- Publication number
- JPH08157274A JPH08157274A JP6321454A JP32145494A JPH08157274A JP H08157274 A JPH08157274 A JP H08157274A JP 6321454 A JP6321454 A JP 6321454A JP 32145494 A JP32145494 A JP 32145494A JP H08157274 A JPH08157274 A JP H08157274A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrite
- single crystal
- joining
- polycrystalline
- bonded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単結晶フェライトと多結晶フェライトからな
る接合フェライトの接合面の強度が高く、かつ接合面で
の拡散による乱れに起因するノイズの発生を抑えた高画
質ビデオヘッド用接合フェライトの作製方法を供する。 【構成】 単結晶および多結晶フェライトの鏡面に研磨
された接合面に、リン酸またはリン酸トリメチル、リン
酸トリ−i−プロピル等のリン酸エステルを塗布してか
ら、800〜1200℃で熱間加圧接合を行う。
る接合フェライトの接合面の強度が高く、かつ接合面で
の拡散による乱れに起因するノイズの発生を抑えた高画
質ビデオヘッド用接合フェライトの作製方法を供する。 【構成】 単結晶および多結晶フェライトの鏡面に研磨
された接合面に、リン酸またはリン酸トリメチル、リン
酸トリ−i−プロピル等のリン酸エステルを塗布してか
ら、800〜1200℃で熱間加圧接合を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高画質ビデオヘッド用
フェライトに用いられる単結晶フェライトと多結晶フェ
ライトからなる接合フェライトの、その接合方法に関す
るものである。
フェライトに用いられる単結晶フェライトと多結晶フェ
ライトからなる接合フェライトの、その接合方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、耐摩耗性及び低ノイズ化を実現し
たビデオヘッド用フェライトとして、単結晶フェライト
と多結晶フェライトを、熱拡散によって接合させた接合
フェライトが開発されている。その製造方法は、ブリッ
ジマン法によって作製された単結晶と、一般的な粉末冶
金法(混合、予焼、解砕、成形、焼結の諸工程からな
る)で得られた多結晶フェライトを、その接合面に鏡面
仕上げを施し、鏡面同士を密着させ加圧(圧力:〜2M
Pa)しながら1200〜1300℃に加熱し、接合さ
せるものである。
たビデオヘッド用フェライトとして、単結晶フェライト
と多結晶フェライトを、熱拡散によって接合させた接合
フェライトが開発されている。その製造方法は、ブリッ
ジマン法によって作製された単結晶と、一般的な粉末冶
金法(混合、予焼、解砕、成形、焼結の諸工程からな
る)で得られた多結晶フェライトを、その接合面に鏡面
仕上げを施し、鏡面同士を密着させ加圧(圧力:〜2M
Pa)しながら1200〜1300℃に加熱し、接合さ
せるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
では、熱拡散により接合界面から深さ数μmから数十μ
mにわたって構造的な乱れが生じ、低ノイズ化が図れな
い。また、低温で接合させた場合には界面の乱れはある
程度解消できるものの、接合強度が弱く使用に耐えない
ばかりか、接合不足によるノイズ発生により実用できな
いという欠点があった。
では、熱拡散により接合界面から深さ数μmから数十μ
mにわたって構造的な乱れが生じ、低ノイズ化が図れな
い。また、低温で接合させた場合には界面の乱れはある
程度解消できるものの、接合強度が弱く使用に耐えない
ばかりか、接合不足によるノイズ発生により実用できな
いという欠点があった。
【0004】本発明は上記の欠点を解決し、低ノイズ化
が可能な接合界面の乱れのない、しかも接合強度に優れ
たフェライト単結晶と多結晶の接合方法を提供すること
にある。
が可能な接合界面の乱れのない、しかも接合強度に優れ
たフェライト単結晶と多結晶の接合方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は種々の検討を
行った結果、単結晶フェライト及び多結晶フェライトの
接合面を鏡面仕上げをし、さらにその鏡面上にリン酸又
はリン酸トリメチル(CH3O)3PO、リン酸トリエチ
ル(C2H5O)3PO、リン酸トリ−i−プロピル(C3
H7−i−O)3PO等のリン酸エステルの一種以上を塗
布しながら密着させ800〜1200℃以下の温度で約
1MPaの加圧をしながら加熱することで、界面の乱れ
のない、しかも接合強度の優れたフェライトの接合方法
を見い出したものである。
行った結果、単結晶フェライト及び多結晶フェライトの
接合面を鏡面仕上げをし、さらにその鏡面上にリン酸又
はリン酸トリメチル(CH3O)3PO、リン酸トリエチ
ル(C2H5O)3PO、リン酸トリ−i−プロピル(C3
H7−i−O)3PO等のリン酸エステルの一種以上を塗
布しながら密着させ800〜1200℃以下の温度で約
1MPaの加圧をしながら加熱することで、界面の乱れ
のない、しかも接合強度の優れたフェライトの接合方法
を見い出したものである。
【0006】
【作用】フェライト同士を接合させる場合に、フェライ
ト粒子同士(この場合は単結晶と多結晶のフェライト)
では、熱拡散による粒成長が充分に進行しうる温度(1
200℃以上)でなければ充分な接合強度が得られな
い。しかし、この場合は逆に粒成長進行による界面の乱
れが著しい。
ト粒子同士(この場合は単結晶と多結晶のフェライト)
では、熱拡散による粒成長が充分に進行しうる温度(1
200℃以上)でなければ充分な接合強度が得られな
い。しかし、この場合は逆に粒成長進行による界面の乱
れが著しい。
【0007】また、フェライトの単結晶および多結晶を
接合させるもう一つの方法として、いわゆる粒界層をそ
の界面に形成させ接合させる方法がある。この場合はい
かに低温で、すなわち粒成長を伴わずに粒界層を形成せ
しめるかが重要となる。
接合させるもう一つの方法として、いわゆる粒界層をそ
の界面に形成させ接合させる方法がある。この場合はい
かに低温で、すなわち粒成長を伴わずに粒界層を形成せ
しめるかが重要となる。
【0008】本発明者は種々の検討を行った結果、リン
を含む粒界層(他にSiO2、CaOを含む)が低温に
おいて形成されることを見い出し本発明に至ったもので
ある。
を含む粒界層(他にSiO2、CaOを含む)が低温に
おいて形成されることを見い出し本発明に至ったもので
ある。
【0009】一般に接合に使用される多結晶体のフェラ
イトは、微粒化と組織制御、高電気抵抗化のためにSi
O2、およびCaOを添加し、SiO2−CaOを粒界層
とする多結晶体が用いられる。
イトは、微粒化と組織制御、高電気抵抗化のためにSi
O2、およびCaOを添加し、SiO2−CaOを粒界層
とする多結晶体が用いられる。
【0010】そこで、多結晶体と単結晶体の接合部にリ
ン酸、リン酸エステルを塗布し加熱することで、2者の
界面にP2O5−SiO2−CaOの粒界層が比較的低温
で形成される。このため従来のSiO2−CaOのみの
場合に比べ低温での接合が可能となり、しかもP2O5−
SiO2−CaOより成る粒界層は、そのメカニズムの
詳細は不明であるが、1200℃以下では粒成長をほと
んどおこさせないため、界面の乱れもほとんどなく、低
ノイズ化が図れ、しかも高接合強度が得られるものであ
る。
ン酸、リン酸エステルを塗布し加熱することで、2者の
界面にP2O5−SiO2−CaOの粒界層が比較的低温
で形成される。このため従来のSiO2−CaOのみの
場合に比べ低温での接合が可能となり、しかもP2O5−
SiO2−CaOより成る粒界層は、そのメカニズムの
詳細は不明であるが、1200℃以下では粒成長をほと
んどおこさせないため、界面の乱れもほとんどなく、低
ノイズ化が図れ、しかも高接合強度が得られるものであ
る。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を以下に詳細に説明する。
【0012】(実施例1)54.5Fe2O3−22.7M
nO−22.8ZnO(mol%)より成るMn−Zn
フェライト単結晶をブリッジマン法により得た。また同
一組成の主成分組成及び0.015SiO2−0.03C
aO(wt%)の副成分を含有する多結晶Mn−Znフ
ェライトを混合、予焼、解砕、造粒、成形、焼結の各工
程を経ることにより得た。
nO−22.8ZnO(mol%)より成るMn−Zn
フェライト単結晶をブリッジマン法により得た。また同
一組成の主成分組成及び0.015SiO2−0.03C
aO(wt%)の副成分を含有する多結晶Mn−Znフ
ェライトを混合、予焼、解砕、造粒、成形、焼結の各工
程を経ることにより得た。
【0013】これら試料を接合面を鏡面とした20×1
0×2(mm)の板状試料を作製した。次にこれら材料
の鏡面部にリン酸、リン酸トリメチル、リン酸トリ−i
−プロピルの各々を塗布し、密着させ1MPaの圧力を
かけN2中1100℃で加熱し接合させた。
0×2(mm)の板状試料を作製した。次にこれら材料
の鏡面部にリン酸、リン酸トリメチル、リン酸トリ−i
−プロピルの各々を塗布し、密着させ1MPaの圧力を
かけN2中1100℃で加熱し接合させた。
【0014】また比較例として上記単結晶と多結晶体と
を鏡面部に何も塗布せず同一条件下で加熱し接合を試み
た。また、1350℃で加熱した試料も作製した。表1
にこれら試料の4点曲げ強度試験結果を示す。
を鏡面部に何も塗布せず同一条件下で加熱し接合を試み
た。また、1350℃で加熱した試料も作製した。表1
にこれら試料の4点曲げ強度試験結果を示す。
【0015】 −:計測不可
【0016】本発明による試料は、いずれも比較材の1
350℃加熱試料と同等の強度を得た。また比較例の1
100℃で加熱したものは接合不可で強度は計測できな
かった。また、これら試料の断面組織を観察したとこ
ろ、比較例の1350℃熱処理品は、拡散による粒成長
が著しく接合部が20〜30μmほどうねっており、接
合面が不明確で判別できないのに対し、本発明品は2〜
3μmほどのうねりを生じているのみで粒成長は観察さ
れなかった。
350℃加熱試料と同等の強度を得た。また比較例の1
100℃で加熱したものは接合不可で強度は計測できな
かった。また、これら試料の断面組織を観察したとこ
ろ、比較例の1350℃熱処理品は、拡散による粒成長
が著しく接合部が20〜30μmほどうねっており、接
合面が不明確で判別できないのに対し、本発明品は2〜
3μmほどのうねりを生じているのみで粒成長は観察さ
れなかった。
【0017】(実施例2)実施例1で得られた、接合部
を鏡面仕上げとした多結晶及び単結晶フェライトの20
×10×2(mm)の板状試料の鏡面部にリン酸を塗布
し、密着させた後、1MPaの加圧下、700〜135
0℃N2中で加熱した。
を鏡面仕上げとした多結晶及び単結晶フェライトの20
×10×2(mm)の板状試料の鏡面部にリン酸を塗布
し、密着させた後、1MPaの加圧下、700〜135
0℃N2中で加熱した。
【0018】表2にこれら試料の4点曲げ試験の強度を
示す。また比較材としてはリン酸を塗布せず上記と同一
条件で加熱した試料を用いた。
示す。また比較材としてはリン酸を塗布せず上記と同一
条件で加熱した試料を用いた。
【0019】 −:計測不可 (単位:MPa)
【0020】本発明品では、800℃以上の温度で、比
較例に比べ充分に高いかあるいは同等の強度を示してい
る。しかし、本発明においても各試料の断面組織を観察
したところ、1200℃を越えた領域では、拡散による
粒成長が著しく界面が20〜30μmほどうねった状態
となっていた。したがって、本発明の製造方法における
接合時の加熱温度は800〜1200℃が最適である。
較例に比べ充分に高いかあるいは同等の強度を示してい
る。しかし、本発明においても各試料の断面組織を観察
したところ、1200℃を越えた領域では、拡散による
粒成長が著しく界面が20〜30μmほどうねった状態
となっていた。したがって、本発明の製造方法における
接合時の加熱温度は800〜1200℃が最適である。
【0021】
【発明の効果】以上述べた如く、高画質のビデオヘッド
用フェライトの接合方法において、その界面にリン酸、
又はリン酸トリメチル、リン酸トリ−i−プロピル等の
リン酸エステルを塗布してから熱間加圧接合をせしめる
ことで、従来よりも低温での接合が可能となり、強度が
高くしかも接合界面での拡散による乱れを著しく低減で
きノイズを押さえたヘッドを提供することが可能とな
る。
用フェライトの接合方法において、その界面にリン酸、
又はリン酸トリメチル、リン酸トリ−i−プロピル等の
リン酸エステルを塗布してから熱間加圧接合をせしめる
ことで、従来よりも低温での接合が可能となり、強度が
高くしかも接合界面での拡散による乱れを著しく低減で
きノイズを押さえたヘッドを提供することが可能とな
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 単結晶Mn−Znフェライトと多結晶M
n−Znフェライトからなる接合フェライトを作製する
際に、単結晶フェライトと多結晶フェライトの接合界面
にリン酸を塗布し、800〜1200℃の温度で加熱す
ることを特徴とするフェライトの接合方法。 - 【請求項2】 単結晶Mn−Znフェライトと多結晶M
n−Znフェライトからなる接合フェライトを作製する
際に、単結晶フェライトと多結晶フェライトの接合界面
にリン酸エステルの一種以上を塗布し、800〜120
0℃の温度で加熱することを特徴とするフェライトの接
合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6321454A JPH08157274A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | フェライトの接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6321454A JPH08157274A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | フェライトの接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08157274A true JPH08157274A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18132749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6321454A Pending JPH08157274A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | フェライトの接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08157274A (ja) |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP6321454A patent/JPH08157274A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040729 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041214 |