JPH0815797A - ハロゲン化銀写真感光材料及びその製造方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0815797A
JPH0815797A JP6144821A JP14482194A JPH0815797A JP H0815797 A JPH0815797 A JP H0815797A JP 6144821 A JP6144821 A JP 6144821A JP 14482194 A JP14482194 A JP 14482194A JP H0815797 A JPH0815797 A JP H0815797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
magnetic
silver halide
sensitive material
magnetic recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6144821A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kawakami
晃 川上
Kimio Ozawa
公雄 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP6144821A priority Critical patent/JPH0815797A/ja
Publication of JPH0815797A publication Critical patent/JPH0815797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1には、写真感光材料に必要な光学特性に
おいて卓越した透明磁性層を有するハロゲン化銀写真感
光材料並びにその製造方法の提供、第2は磁性体の分散
に優れ、磁気信号の入出力時のエラーの極めて少ない透
明磁性層を有するハロゲン化銀写真感光材料並びにその
製造方法を提供、第3は、多様な支持体の選択を可能な
らしめるべくヘッド当たりの不適切な場合でも、高出力
で、入出力時のエラーの極めて少ない透明磁性層を有す
るハロゲン化銀写真感光材料並びにその製造方法を提供
することにある。 【構成】 支持体上に少なくとも1層以上のハロゲン化
銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
少なくとも一方の面に透明磁性層を有し、かつ該透明磁
性層の配向比が1.2以上であることを特徴とするハロゲ
ン化銀写真感光材料及び前記透明磁性層を形成する際の
配向磁場の強度が50エルステッド以上9000エルステッド
以下であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明磁気記録層を有す
るハロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料に、例えば、
写真感光材料の種類・製造番号、メーカー名、乳剤 No.
等の写真感光材料に関する各種の情報、例えば、撮影日
・時、絞り、露出時間、照明の条件、使用フィルター、
天候、撮影枠の大きさ、撮影機の機種、アナモルフィッ
クレンズの使用等のカメラ撮影時の各種の情報、例え
ば、プリント枚数、フィルターの選択、顧客の色の好
み、トリミング枠の大きさ等のプリント時に必要な各種
の情報、例えば、プリント枚数、フィルターの選択、顧
客の色の好み、トリミング枠の大きさ等のプリント時に
得られた各種の情報、その他顧客情報等を入力しておく
ことは、管理の上からも、また、プリント品質の向上、
プリント作業の効率化の上からも必要である。
【0003】従来の写真感光材料においては、これら全
ての情報を入力することは不可能であって、撮影時に撮
影日・時、絞り、露出時間等の情報を、光学的に入力し
ていたにすぎなかった。しかも、プリント時において
は、上記情報を写真感光材料へ入力することは、その手
段がなく不可能であった。
【0004】磁気記録方式は記録/再生が容易であると
ころから、写真感光材料へ上記各種の情報を入力するた
めに磁気記録方式を使用することが研究され、各種技術
が提案されている。
【0005】例えば、画像部の横の乳剤面またはバック
面に、強磁性体の微粒子を分散したストライプ状の磁気
記録層を設け、音声や撮影時の条件等の情報を記録する
ことが、特開昭50-62627号公報、同49-4503号公報、米
国特許第3,243,376号明細書、同3,220,843号明細書等に
記載され、また、写真感光材料のバック面に、磁性粒子
の量、サイズ等を選択して必要な透明性を得た透明磁気
記録層を設けることが、米国特許第3,782,947号明細
書、同4,279,945号明細書、同4,302,523号明細書等に記
載されている。また、米国特許第4,947,196号明細書、
WO90/04254号には写真フィルムの裏面に磁気記録を
可能とする磁性体を含有した磁気記録層を有するロール
状フィルムと共に磁気ヘッドを有する撮影用カメラが記
載されている。
【0006】これらの磁気記録層を設けることによっ
て、従来困難であった上記各種の情報を写真感光材料中
に記録することが可能となり、さらに、音声や画像信号
をも記録できるという将来性を有している。
【0007】しかしながら、写真感光材料の透明性を有
する磁気記録層については磁気記録を担う素材が一般に
金属、もしくは金属酸化物であるため、透明性を確保し
つつ高出力を得ることが困難であった。即ち、単位体積
あたりの磁性体の重量を増加したり、磁気記録層の厚み
を増したりすると、光学的な透明性が劣化し、写真性能
に少なからず影響を与える。又、充分透明にするために
磁性体の重量を現行のカラーネガフィルム1平方mあた
り、100mg以下にして磁気記録層を形成すると出力信号
が非常に微弱で信号を増幅するための機器が大きくな
り、システムの設計が難しくなる。又磁気記録層の厚み
は10μm以下であるため、磁気記録媒体としての評価、
とりわけ、磁気特性についての計測が困難である。
【0008】このため従来の磁気記録媒体の製法や評価
法では写真感光材料用の透明磁気記録層の最適化や高性
能化を図ることができなかった。又、従来の磁気記録媒
体では磁性層塗設後に配向磁石を用いて、長手に配向さ
せたり、無配向化を試みたりしていることは知られてい
るが、本発明のように塗膜中の磁性体の濃度が非常に希
薄で、しかも磁性層の厚みが薄い場合についての配向度
についての検討は全く、なされていない。
【0009】さらに写真感光材料としての強度上の要請
から、支持体のベースフィルムはポリエチレンテレフタ
レートや、三酢酸セルロースから、ポリエチレンナフタ
レートあるいは親水基を共重合したポリエステルを、ポ
リエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート
に積層したものへと移行しているが、これらの支持体の
種類によっては磁気記録再生ヘッドへのあたり方が異な
り、信号を適性に読み取ることができなかったり、出力
値の変動が大きかったりすることがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、写真感光材料に必要な光学特性を維持しつつ、長手
方向での磁気記録再生の出力が最大となるような透明磁
性層を有するハロゲン化銀写真感光材料並びにその製造
方法を提供することにある。
【0011】第2の目的は、磁性体の分散に優れ、磁気
信号の入出力時のエラーの極めて少ない透明磁性層を有
するハロゲン化銀写真感光材料並びにその製造方法を提
供することにある。
【0012】第3の目的は、多様な支持体の選択を可能
ならしめるべくヘッド当たりの不適切な場合でも、高出
力で、入出力時のエラーの極めて少ない透明磁性層を有
するハロゲン化銀写真感光材料並びにその製造方法を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成される。
【0014】1)支持体上に少なくとも1層以上のハロ
ゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料にお
いて、少なくとも一方の面に透明磁性層を有し、かつ該
透明磁性層の配向比が1.2以上であることを特徴とする
ハロゲン化銀写真感光材料。
【0015】2)前記透明磁性層を形成する際の配向磁
場の強度が50エルステッド以上9000エルステッド以下で
あることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の製造
方法。
【0016】3)前記透明磁性層を塗布して支持体上に
形成する際に、塗膜の磁性塗料に対する溶剤含有率が10
〜60%の間で配向磁場中を通過させることを特徴とする
ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法。
【0017】以下、本発明を詳細に説明する。
【0018】本発明にいうところの配向比とは、ヘッド
ギャップ0.3μmの磁気ヘッドを用いて、記録波長200μm
の矩形波信号を媒体をヘッド記録方向に対し、100mm/s
ecで走行させたときの同一の入力信号について、媒体へ
の磁気記録を塗布方向(配向方向、即ち長手方向)に対
して行った場合と、塗布に対し横断的な方向(配向に対
し直角方向、即ち幅手方向)に対して行った場合との出
力の比のことである。つまり、長手方向の出力を巾手方
向の出力で除した商のことである。
【0019】磁気記録の原理的な詳細については「磁気
記録技術入門」(横山克哉著、総合電子出版社)に記さ
れている。磁性体の個々の粒子の磁化方向が磁気記録層
中で完全にランダムで異方性がなく、塗膜の膜厚分布や
表面のうねりなどの機械的形状も長手、巾手の両方向で
差がなければ出力は同一となり、配向比は1.0となるこ
とが期待される。
【0020】配向比が、1.2以上であれば、塗膜の単位
面積あたりの磁性粉量が写真フィルムとして充分な画質
を維持したまま、エラーレートの少ない磁気記録再生が
可能である。特に好ましくは、配向比は2.0以上であ
る。
【0021】本発明にいうところの塗膜の磁性塗料に対
する溶剤含有率とは塗布直後の支持体が移送され乾燥ゾ
ーンを通過する途中の任意の点における支持体の単位面
積上の磁性塗膜の重量で、この同じ磁性塗膜から完全に
溶剤を蒸発乾固させた場合の重量で除した値のことであ
る。塗布機によって支持体上に磁性塗料が塗布された瞬
間は、溶剤の揮散が全くないと見なせるので塗料調製時
の溶剤含有率と同じである。また完全に乾いて巻取られ
た段階の塗膜では高沸点の溶剤が5〜100ml/m2程度残
存することがあるが、ほとんど無視できる量なので0%
とする。乾燥ゾーンの途中では溶剤は蒸発し、塗膜中に
存在する溶剤成分の割合ははじめに塗料として組合せた
溶剤成分の構成比とは異なるが塗料調製時の溶剤含有率
と0%の中間になる。この値は、実際に計測しても良い
し、ドライヤーに吹き込む空気量、温度、伝熱係数、混
合溶剤の湿り線図、飽和蒸気圧などから化学工学的に算
出しても良い。
【0022】配向磁場を通過させる際の好ましい溶剤含
有率は10%〜60%であり、更に好ましくは20%から40%
である。塗料調製時に塗布物質を考慮して、塗料の溶剤
含有率は適宜設定する。また、配向磁場を通過させる際
の溶剤含有率が、前記値の範囲内であれば、配向磁場に
おいて磁性体粒子の磁化方向が容易に揃い、かつ、配向
磁場を通過した後も磁性体の流動による磁化方向の不均
一化の影響も少なく、より効果的に磁性層の高性能化が
可能となる。
【0023】本発明における配向磁場の強度は、50エル
ステッド以上9000エルステッド以下であるが、配向磁場
の強度がこの範囲内であれば磁性体を回転させて磁化方
向を揃え、かつ磁性体粒子の凝集が少ないので、エラー
レートの点から好ましい。特に好ましくは、100エルス
テッド以上7000エルステッド以下である。
【0024】本発明における透明とは、透明磁性層(以
下、磁気記録層とも言う)の光学濃度が1.5以下である
ことをいう。光学濃度の測定法はコニカ(製)サクラ濃度
計PDA−65を用い、ブルー光を透過するフィルターを
用いて、436nmの波長の光を塗膜に垂直に入射させ、該
塗膜による光の吸収を算出する方法による。光学濃度
は、写真画像への影響を考えると小さいことが好まし
く、0.2以下、特に好ましくは0.1以下である。
【0025】本発明における単位面積当たりの磁化量と
は写真感光材料1m2当たりの磁化の強さ、即ち、透明磁
性層1m2当たりの磁化の強さのことである。磁化の強さ
は磁化とも呼ばれ詳細な説明及び計測法は「磁気工学の
基礎I」(太田恵造著、共立全書)に記載されている。
本発明においては、東英工業製試料振動型磁束計(VSM-
3)を用いて、一定体積の塗膜の塗布方向に外部磁界100
0oeで一度飽和させた後外部磁界を減少させて0にした
ときの磁束密度(残留磁束密度)を計測して、これを写
真感光材料1m2当たりに含まれる透明磁性層の体積に換
算して求める方法によった。
【0026】透明磁性層の単位面積当たりの磁化量は、
磁気記録の入出力が3×10-2emu以上が好ましい。
【0027】本発明において、透明磁性層の厚みは、0.
01〜20μmが好ましく、より好ましくは0.05〜15μm、さ
らに好ましくは0.1〜10μmである。
【0028】磁気記録層を形成する塗布液には、磁気記
録層に、潤滑性の付与、帯電防止、接着防止、摩擦・磨
粍特性向上等の機能を持たせるために、潤滑剤、帯電防
止剤等種々の添加剤を添加することができる。また、塗
布液には他に、例えば、磁気記録層に柔軟性を与えるた
めに可塑剤を、塗布液中での磁性体の分散を助けるため
に分散剤を、磁気ヘッドの目づまりを防止するために研
磨剤を添加することができる。上記潤滑性の付与、帯電
防止、接着防止、摩擦・磨粍特性向上、磁気ヘッドの目
づまりの防止等の機能は、磁気記録層とは別にこれらの
機能性層を設けて付与させてもよい。例えば帯電防止層
の上に本発明の磁気記録層を設ける場合、その良好な被
膜形成性により均一な薄膜にできるので、従来の透明磁
性層を帯電防止層上に形成する場合よりも、良好な帯電
防止性を得ることができる。必要に応じて磁気記録層に
隣接する保護層を設けて耐傷性を向上させてもよい。ま
た、磁気記録層をストライプ状に設ける場合、この上に
磁性体を含有しない透明なポリマー層を設けて、磁気記
録層による段差をなくしてもよい。この場合、この透明
なポリマー層に上記の各種の機能を持たせてもよい。本
発明のバインダー系は被膜形成性及び強度に優れるため
に磁性粉のみならず上記各種の添加剤をも併用して分散
でき、写真感光材料の構成層を減らすことも可能で、製
造上有利である。
【0029】磁気記録層を設けた後に、この層の上をカ
レンダリング処理して平滑性を向上させ、磁気出力のS
/N比を向上することも可能である。この場合、カレン
ダリング処理を施した後に、ハロゲン化銀写真感光層を
塗布することが好ましい。
【0030】本発明の透明磁性体層に用いられる強磁性
微粉末としては、強磁性酸化鉄微粉末、Coドープの強磁
性酸化鉄微粉末、強磁性二酸化クロム微粉末、強磁性金
属粉末、強磁性合金粉末、バリウムフェライト等が使用
できる。
【0031】本発明で用いられる強磁性粉末は公知の方
法にしたがって製造することができる。
【0032】形状としては針状、米粒状、球状、立方体
状、板状等いずれでもよいが針状、板状が電磁変換特性
上好ましい。結晶子サイズ、非表面積もとくに制限はな
いが、結晶子サイズで400Å以下、SBETで20m2/g
以上が好ましく、30m2/g以上が特に好ましい。強磁性
粉末のpH、表面処理は特に制限なく用いる事ができ
る。好ましいpHの範囲は5〜10である。強磁性酸化鉄
微粉末の場合、2価の鉄/3価の鉄の比に特に制限され
ることなく用いることができる。これらの磁気記録層に
ついては特開昭47-32812号、同53-109604号に記載され
ている。
【0033】磁性粉の好ましい使用量は本発明の場合、
写真感光材料1m2当たり、4×10-4g以上が良い。これ
以下であると、磁気記録の入出力に支障をきたす。また
上限は436nm波長光の光学濃度が1.5以下であればいくら
でもよいが、1m2当たり4gくらいが限界であり、これ
以上多いと写真として実用上、問題が発生する。
【0034】光学的に透明な磁気記録層を形成するに
は、バインダーは、磁性体粉末1重量部に対して1〜20
0重量部用いるのが好ましい。さらに好ましくは、磁性
体粉末1重量部に対して2〜50重量部である。また、溶
剤は塗布が容易に行えるような量で用いられる。
【0035】水系エマルジョンの凝集を防ぐため、pH
調整剤、界面活性剤を添加してもよい。
【0036】支持体上に磁気記録層を設ける方法として
は、イクストルージョンコーター、エアードクターコー
ト、ブレードコート、エアーナイフコート、スクイズコ
ート、含浸コート、リバースロールコート、トランスフ
ァーロールコート、グラビアコート、キスコート、キャ
ストコート、スプレイコート等が利用できる。多条のス
トライプ塗布を行うには、これら塗布ヘッドを多連にす
ればよい。ストライプ塗布の具体的な方法としては、例
えば、特開昭48-25503号公報、同48-25504号公報、同48
-98803号公報、同50-138037号公報、同52-15533号公
報、同51-3208号公報、同51-6239号公報、同51-65606号
公報、同51-140703号公報、特公昭29-4221号公報、米国
特許第3,062,181号明細書、同3,227,165号明細書の記載
を参考にすることができる。
【0037】磁気記録層を支持体上に強固に接着させる
ために、支持体に下塗り層を設けてもよく、また、支持
体を薬品処理、機械的処理、コロナ放電処理、火炎処
理、紫外線処理、高周波処理、グロー放電処理、活性プ
ラズマ処理、レーザー処理、濃酸処理、オゾン酸化処理
等の表面活性化処理をしてもよい。またさらに、これら
表面活性化処理をした後に下塗り層を設けてもよい。
【0038】下塗り層は水系ラテックス系のものが好ま
しい。
【0039】磁気記録層に採用できるバインダーや下引
層に用いるバインダーとしては熱可塑性樹脂、放射線硬
化性樹脂、熱硬化性樹脂、その他の反応型樹脂であっ
て、有機溶媒や水に溶解又は分散したものを単独又は混
合して使用することができる。
【0040】上記熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル-
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、酢酸ビニルとビニルアルコールの共重合体、部分加
水分解した塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル-塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル-アクリロニト
リル共重合体、エチレン-ビニルアルコール共重合体、
塩素化ポリ塩化ビニル、エチレン-塩化ビニル共重合
体、エチレン-酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体
あるいは共重合体、ニトロセルロース、セルロースアセ
テートプロピオネート、セルロースアセテートブチレー
ト樹脂等のセルロース誘導体、マレイン酸および/また
はアクリル酸の共重合体、アクリル酸エステル共重合
体、アクリロニトリル-スチレン共重合体、塩素化ポリ
エチレン、アクリロニトリル-塩素化ポリエチレン-スチ
レン共重合体、メチルメタクリレート-ブタヂエン-スチ
レン共重合体、アクリル樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエステルポリウレ
タン樹脂、ポリエーテルポリウレタン樹脂、ポリカーボ
ネートポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエー
テル樹脂、ポリアミド樹脂、アミノ樹脂、スチレン-ブ
タジエン樹脂、ブタジエン-アクリロニトリル樹脂等の
ゴム系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂等を挙げ
ることができる。
【0041】上記熱可塑性樹脂は、ガラス転移温度Tg
が−40℃〜180℃、好ましくは−30℃〜150℃であるもの
であり、重量平均分子量は5,000〜300,000であるものが
好ましく、さらに好ましくは、重量平均分子量が10,000
〜200,000のものである。本発明における透明磁性層で
はTgが50℃以上のものと、30℃以下のものを併用す
る。
【0042】ガラス転移温度Tgについては、新実験化
学講座19(高分子化学II)丸善、に詳しく記載されてい
る。
【0043】これらは水系エマルジョン又は水系コロイ
ド溶液として使用することも出来る。これら合成樹脂系
エマルジョンの粒径は5nmから2μmのものを使うこと
が出来る。
【0044】放射線硬化性樹脂とは、電子線、紫外線等
の放射線によって硬化させる樹脂で、無水マレイン酸タ
イプ、ウレタンアクリルタイプ、エーテルアクリルタイ
プ、エポキシアクリルタイプのものが挙げられる。
【0045】また、熱硬化性樹脂、その他の反応型樹脂
としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタ
ン系硬化型樹脂、尿素樹脂、アルキッド樹脂、シリコー
ン系硬化型樹脂等が挙げられる。
【0046】上記列挙の結合剤は、その分子中に極性基
を有していてもよい。極性基としてはエポキシ基、−CO
OM、−OH、−NR2、−NR3X、−SO3M、−OSO3M、−PO
3M2、−OPO3M(Mはそれぞれ水素、アルカリ金属、アン
モニウムを、Xはアミン塩を形成する酸を、Rはそれぞ
れ水素、アルキル基を表す。)が挙げられる。
【0047】この他に本発明に使用できる親水性バイン
ダーとしては、例えば、リサーチ・ディスクロージャー
No.17643、26頁、および同No.18716、651頁に記載され
ている水溶性ポリマー、セルロースエーテル、ラテック
スポリマー、水溶性ポリエステルを挙げることができ
る。
【0048】水溶性ポリマーとしては、前述の他にゼラ
チン、ゼラチン誘導体、カゼイン、寒天、アルギン酸ソ
ーダ、澱粉、ポリビニールアルコール、アクリル酸系共
重合体、無水マレイン酸共重合体等が挙げられ、セルロ
ースエーテルとしては、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
【0049】水溶性ポリマーを使用する場合は硬膜剤を
使用するのが好ましい。使用できる硬膜剤としては、ア
ルデヒド系化合物類、ケトン化合物類、反応性のハロゲ
ンを有する化合物類、反応性のオレフィンを持つ化合物
類、N-メチロール化合物、イソシアナート類、アジリジ
ン化合物類、酸誘導体類、エポキシ化合物類、ハロゲン
カルボキシアルデヒド類、クロム明バン、硫酸ジルコニ
ウム、カルボキシル基活性型硬膜剤等を挙げることがで
きる。硬膜剤は、通常、樹脂固形分に対して0.01〜60重
量%用いられ、好ましくは0.05〜50重量%である。
【0050】本発明の透明磁性層に使用できる潤滑剤と
しては、ポリシロキサン等のシリコーンオイル、ポリエ
チレン、ポリテトラフルオロエチレン等のプラスチック
微粉末、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、パラフィン
ワックス、フルオロカーボン類が挙げられる。具体的に
はこれらは、単独あるいは混合して用いることができ
る。これらの添加量は乾燥塗膜100重量部に対し、0.5〜
20重量部の範囲で用いることができる。水に溶けるか拡
散させることができるものが好ましい。
【0051】本発明の透明磁性層に使用できる研磨剤と
しては、モース硬度が5以上、好ましくは6以上の非磁
性無機粉末が挙げられ、具体的には、酸化物アルミニウ
ム(α-アルミナ、γ-アルミナ、コランダム等)、酸化
クロム(Cr2O3)、酸化鉄(α-Fe2O3)、二酸化珪素、
二酸化チタン等の酸化物、炭化珪素、炭化チタン等の炭
化物、ダイアモンド等の微粉末を挙げることができる。
これらの平均粒径は、0.01〜2.0μmが好ましく、磁性体
粉末100に対して0.5〜300重量部の範囲で添加すること
ができる。
【0052】本発明の透明磁性層に含有せしめられる帯
電防止剤としては、金属酸化物の微粒子が好ましい。例
としては、Nb2O5+Xのような酸素過剰な酸化物、Rh
O2-X,Ir2O3-X等の酸素欠損酸化物、あるいはNi(OH)X
ような不定比水素化物、HfO2,ThO2,ZrO2,CeO2,Zn
O,TiO2,SnO2,Al2O3,In2O3,SiO2,MgO,BaO,Mo
O2,V2O5等、或いはこれらの複合酸化物が好ましく、特
にZnO,TiO2及びSnO2が好ましい。異種原子を含む例とし
ては、例えばZnOに対してAl,In等の添加、TiO2に対し
てはNb,Ta等の添加、又SnO2に対してはSb,Nb,ハロゲ
ン元素等の添加が効果的である。これら異種原子の添加
量は0.01mol%〜25mol%の範囲が好ましいが、0.1mol%
〜15mol%の範囲が特に好ましい。
【0053】また、これらの導電性を有する金属酸化物
粉体の体積抵抗率は107Ωcm以下、特に105Ωcm以下であ
ることが好ましい。また、前記金属酸化物の微粒子が水
溶液中に混合されたゾルを用いても良い。
【0054】この他にカーボンブラック、カーボンブラ
ックグラフトポリマー等の導電性微粉末、アルキレンオ
キサイド系、グリセリン系およびグリシドール系等のノ
ニオン系界面活性剤;高級アルキルアミン類、第4級ア
ンモニウム塩類、ピリジンその他の複素環化合物の塩
類、ホスホニウム又はスルホニウム類等のカチオン系界
面活性剤;カルボン類、リン類、硫酸エステル基、リン
酸エステル基等の酸性基を含むアニオン系界面活性剤;
アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの
硫酸またはリン酸エステル類等の両性界面活性剤等をあ
げることができる。
【0055】本発明のバインダー系はこれらの帯電防止
剤の分散性にも優れるので透明磁性層に良好な導電性を
付与することができる。
【0056】尚、界面活性剤は、ポリマーの置換基とし
て含まれていてもよい。
【0057】本発明の分散、混練、塗布の際に使用する
溶媒としては、任意の比率でアセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イ
ソホロン、テトラヒドロフラン等のケトン系;メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、メチルシクロ
ヘキサノールなどのアルコール系;酢酸メチル、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸イソプロピ
ル、乳酸エチル、酢酸グリコールモノエチルエーテル等
のエステル系;エーテル、グリコールジメチルエーテ
ル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサンなどの
グリコールエーテル系;ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クレゾール、クロルベンゼン、スチレンなどのター
ル系(芳香族炭化水素);メチレンクロライド、エチレ
ンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンク
ロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素、
N,N-ジメチルホルムアルデヒド、ヘキサン、水などが使
用できる。
【0058】本発明において、支持体としては各種のも
のが使用できる。使用できる支持体としては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポ
リエステルのフィルム、セルローストリアセテートフィ
ルム、セルロースジアセテートフィルム、ポリカーボネ
ートフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリオレフィン
フィルム等を挙げることができる。
【0059】ポリエステル支持体としては、特に限定さ
れないが、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸とエチレ
ングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオ
ール等のアルキレングリコール類との縮合ポリマー、例
えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン-2,6
-ジナフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等、あるいはこれらの共重合
体が挙げられる。
【0060】特に、現像処理後の巻きぐせ回復性から特
開平1-244446号公報、同1-291248号公報、同1-298350号
公報、同2-89045号公報、同2-93641号公報、同2-181749
号公報、同2-214852号公報及び特開平2-291135号公報等
に示されるような、含水率の高いポリエステルを用いる
ことが好ましい。
【0061】これらのポリエステルは極性基、その他の
置換基を有していてもよい。
【0062】本発明において、支持体としてはポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが好ま
しい。
【0063】上記ポリエステルは、フィルム支持体の機
械的強度、寸法安定性などを満足させるために面積比で
4〜16倍の範囲で延伸を行うことが好ましい。
【0064】支持体にはマット剤、帯電防止剤、滑剤、
界面活性剤、安定剤、分散剤、可塑剤、紫外線吸収剤、
導電性物質、粘着性付与剤、軟化剤、流動性付与剤、増
粘剤、酸化防止剤等を添加することができる。
【0065】支持体は、最小濃度部の色味のニュートラ
ル化、写真乳剤層を塗設したフィルムに光がエッジから
入射した時に起こるライトパイピング現象(ふちかぶ
り)の防止、ハレーション防止等の目的で染料を含有さ
せることができる。
【0066】染料の種類は特に限定されないが、支持体
としてポリエステルフィルムを用いる場合、製膜工程
上、耐熱性に優れたものが好ましく、例えば、アンスラ
キノン系化学染料等が挙げられる。また、色調として
は、ライトパイピング防止を目的とする場合、一般の感
光材料に見られるようにグレー染色が好ましい。染料は
1種類もしくは2種類以上の染料を混合して用いてもよ
い。三菱化成株式会社製Diaresin、Bayer社製 MACROLEX
等の染料を単独又は適宜混合して用いることで目標を達
成することが可能である。
【0067】本発明の磁気記録層を有する写真感光材料
は、黒白用の感光材料、カラーネガ用の感光材料、カラ
ーペーパー用の感光材料、カラーリバーサル用の感光材
料、映画用の感光材料、X線感光材料、印刷用の感光材
料、マイクロ写真用の感光材料等いずれの感光材料であ
ってもよい。
【0068】
【実施例】以下に、本発明の具体的実施例を述べるが、
本発明の実施の態様はこれらに限定されるものではな
い。
【0069】実施例1 <支持体の作成>まず支持体の原料となるポリエステル
A、B及びCを以下のようにして合成した。
【0070】(ポリエステルA)2,6-ナフタレンジカル
ボン酸ジメチル 100重量部、エチレングリコール60重量
部にエステル交換触媒として酢酸カルシウム水和物 0.1
重量部を添加し、常法に従ってエステル交換反応を行っ
た。
【0071】得られた生成物に、三酸化アンチモン0.05
重量部、リン酸トリメチルエステル0.03重量部を添加し
た。次いで徐々に昇温、減圧にし、290℃、0.05mmHgの
条件で重合を行ない固有粘度0.60のポリエチレン-2,6-
ナフタレートを得た。
【0072】(ポリエステルB)テレフタル酸ジメチル
100重量部、エチレングリコール65重量部にエステル交
換触媒として酢酸マグネシウム水和物0.05重量部を添加
し、常法に従ってエステル交換反応を行った。得られた
生成物に、5-ナトリウムスルホジ(β-ヒドロキシエチ
ル)イソフタル酸のエチレングリコール溶液(濃度35重
量%)5重量部、三酸化アンチモン0.05重量部、リン酸
トリメチルエステル0.03重量部、イルガノックス1010
(チバ・ガイギー社製)0.2重量部および酢酸ナトリウ
ム0.04重量部を添加した。次いで、徐々に昇温、減圧に
し、280℃、0.5mmHgで重合を行い、固有粘度0.62のポリ
エステルを得た。
【0073】(ポリエステルC)テレフタル酸ジメチル
100重量部、エチレングリコール65重量部にエステル交
換触媒として酢酸マグネシウム水和物0.05重量部を添加
し、常法に従ってエステル交換反応を行った。得られた
生成物に、三酸化アンチモン0.05重量部、リン酸トリメ
チルエステル0.03重量部を添加した。次いで、徐々に昇
温、減圧にし、280℃、0.5mmHgで重合を行い、固有粘度
0.65のポリエステルを得た。
【0074】以上のようにして得られた各々のポリエス
テルを用いて以下のようにして支持体を得た。
【0075】(支持体1)ポリエステルAを用いて、15
0℃で8時間真空乾燥した後、300℃でTダイから層状に
溶融押出し、50℃の冷却ドラム上に静電印加しながら密
着させ、冷却固化させ、未延伸シートを得た。この未延
伸シートをロール式縦延伸機を用いて、135℃で縦方向
に3.3倍延伸した。
【0076】得られた一軸延伸フィルムをテンター式横
延伸機を用いて、第一延伸ゾーン145℃で総横延伸倍率
の50%延伸し、さらに第二延伸ゾーン155℃で総横延伸
倍率3.3倍となるように延伸した。次いで、100℃で2秒
間熱処理し、さらに第一熱固定ゾーン200℃で5秒間熱
固定し、第二熱固定ゾーン240℃で15秒間熱固定した。
次いで、横方向に5%弛緩処理しながら室温まで30秒か
けて徐冷して、厚さ80μmの二軸延伸フィルムを得た。
【0077】(支持体2)ポリエステルBを用いて、15
0℃で8時間真空乾燥した後、285℃でTダイから層状に
溶融押出し、40℃の冷却ドラム上に静電印加しながら密
着させ、冷却固化させ,未延伸シートを得た。この未延
伸シートをロール式縦延伸機を用いて、85℃で縦方向に
3.3倍延伸した。
【0078】得られた一軸延伸フィルムをテンター式横
延伸機を用いて、第一延伸ゾーン95℃で総横延伸倍率の
50%延伸し、さらに第二延伸ゾーン100℃で総横延伸倍
率3.3倍となるように延伸した。次いで、100℃で2秒間
熱処理し、さらに第一熱固定ゾーン200℃で5秒間熱固
定し、第二熱固定ゾーン210℃で15秒間熱固定した。次
いで、横方向に5%弛緩処理しながら室温まで30秒かけ
て徐冷して、厚さ100μmの二軸延伸フィルムを得た。
【0079】(支持体3)ポリエステルBとポリエステ
ルCを用いて、各々150℃で8時間真空乾燥した後、3
台の押出機のうち2台をポリエステルB用に用い、285
℃で溶融押出し、3層の膜厚比がB:C:B=3:4:
3になるようにTダイ内で層状に接合し、40℃の冷却ド
ラム上に静電印加しながら密着させ、冷却固化させ2層
構成の積層未延伸シートを得た。この未延伸シートをロ
ール式縦延伸機を用いて、95℃で縦方向に3.3倍延伸し
た。
【0080】得られた一軸延伸フィルムをテンター式横
延伸機を用いて、第一延伸ゾーン100℃で総横延伸倍率
の50%延伸し、さらに第二延伸ゾーン115℃で総横延伸
倍率3.3倍となるように延伸した。次いで、70℃で2秒
間熱処理し、さらに第一熱固定ゾーン150℃で5秒間熱
固定し、第二熱固定ゾーン230℃で15秒間熱固定した。
次いで、横方向に5%弛緩処理しながら室温まで30秒か
けて徐冷して、厚さ100μmの二軸延伸フィルムを得た。
【0081】(支持体4)ポリエステルCを用いて、常
法により溶融して2軸延伸を行い、厚さ100μmの二軸延
伸フィルムを得た。
【0082】<下引層の塗設>以上のようにして得られ
た支持体の両面に8W/(m2・/min)のコロナ放電処
理を施した後、下記組成の下引層を設けた。
【0083】支持体の一方の面に下記下引塗布液U−
1、U−2を各々0.6μm,0.1μmの乾燥膜厚となるよう
にこの順に塗布し、他方の面に下記下引塗布液U−3を
乾燥膜厚0.6μmとなるように塗布して帯電防止機能を持
つ下引層形成済みの支持体を作成した。
【0084】 〔下引層塗布液U−1〕 ブチルアクリレート/t-ブチルアクリレート/スチレン 270g /2-ヒドロキシアクリレートの共重合体ラテックス液 (重量構成比;30:20:25:25,固形分30%) 化合物(A−1) 0.6g ヘキサメチレン-1,6-ビス(エチレン尿素) 0.8g これらを水で混合希釈して1lに仕上げた。
【0085】 〔下引層塗布液U−2〕 ゼラチン 10g 化合物(A−1) 0.2g 化合物(A−2) 0.2g 化合物(A−3) 0.1g シリカ粒子(平均粒径:3μm) 0.1g これらを水で混合希釈して1lに仕上げた。
【0086】 〔下引層塗布液U−3〕 ブチルアクリレート/スチレン/グリシジルアクリレート 103g の共重合体ラテックス液(重量構成比;40:20:40、固形分30%) 化合物(A−1) 0.3g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素) 0.4g 酸化錫微粉末(平均粒径0.1μm)石原産業製;SN100P 49.3g これらを水中に混合分散し、水で希釈して1lに仕上げ
た。
【0087】使用した化合物A−1〜A−3の構造は、
まとめて下記に示す。
【0088】
【化1】
【0089】<磁性記録層の塗設>表2に示す、前記下
引処理支持体の下引層U−3塗設上に下記組成の磁性塗
料を精密イクストルージョンコーターを用い乾燥膜厚0.
8μmとなるように塗布し、乾燥ゾーンへ導入した。
【0090】塗布後の磁性塗膜の溶剤含有率の異なる各
搬送地点を表2のように選び、長手配向磁場の強度と通
過滞留時間を表2のように設定して磁性体を配向させた
後、完全に乾燥した。
【0091】 〔磁性塗料M−1〕 コバルト含有ガンマ酸化鉄(平均長軸長0.2μm、短軸長0.02μm) 10重量部 Fe2+/Fe3+=0.3、比表面積35m2/g、Hc 70Ooe ニトロセルロース(旭化成(株)製;セルノバBTH1/2,Tg=150℃)250重量部 カルナウバワックス(No.1 加藤洋行) 25重量部 シクロヘキサノン 700重量部 メチルエチルケトン 1300重量部 トルエン 1300重量部 上記を充分分散した後、フィルターを通過させて磁性塗
料を調製した。得られた塗料の100重量部当たりの溶剤
含有量は92重量部即ち溶剤含有率92%であった。
【0092】<感光材層の塗設>磁気記録層を有する面
と逆の面、即ち、前記下引層U−2の上に25W/(m2
min)のコロナ放電を施した後、下記の写真構成層を順
次形成して、多層カラー写真感光材料を作成した。
【0093】また、以下に示した写真構成層における塗
布量はハロゲン化銀及びコロイド銀については、金属銀
に換算してg/m2単位で表した量を、又、カプラー、添
加剤についてはg/m2単位で表した量を、又増感色素に
ついては同一層内のハロゲン化銀1モル当たりのモル数
で示したものである。
【0094】 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.16 紫外線吸収剤(UV−1) 0.20 高沸点溶媒(OIL−1) 0.16 ゼラチン 1.60 第2層:中間層 化合物(SC−1) 0.14 高沸点溶媒(OIL−2) 0.17 ゼラチン 0.80 第3層:低感度赤感性層 沃臭化銀乳剤A 0.15 沃臭化銀乳剤B 0.35 増感色素(SD−1) 2.0×10-4 増感色素(SD−2) 1.4×10-4 増感色素(SD−3) 1.4×10-5 増感色素(SD−4) 0.7×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.53 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.04 DIR化合物(Di−1) 0.025 高沸点溶媒(OIL−3) 0.48 ゼラチン 1.09 第4層:中感度赤感性層 沃臭化銀乳剤B 0.30 沃臭化銀乳剤C 0.34 増感色素(SD−1) 1.7×10-4 増感色素(SD−2) 0.86×10-4 増感色素(SD−3) 1.15×10-5 増感色素(SD−4) 0.86×10-4 シアンカプラー(C-1) 0.33 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.013 DIR化合物(Di−1) 0.02 高沸点溶媒(OIL−1) 0.16 ゼラチン 0.79 第5層:高感度赤感性層。
【0095】 沃臭化銀乳剤D 0.95 増感色素(SD−1) 1.0×10-4 増感色素(SD−2) 1.0×10-4 増感色素(SD−3) 1.2×10-5 シアンカプラー(C−2) 0.14 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.016 高沸点溶媒(OIL−1) 0.16 ゼラチン 0.79 第6層:中間層 化合物(SC−1) 0.09 高沸点溶媒(OIL−2) 0.11 ゼラチン 0.80 第7層:低感度緑感性層 沃臭化銀乳剤A 0.12 沃臭化銀乳剤B 0.38 増感色素(SD−4) 4.6×10-5 増感色素(SD−5) 4.1×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.14 マゼンタカプラー(M−2) 0.14 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.06 高沸点溶媒(OIL−4) 0.34 ゼラチン 0.70 第8層:中間層 ゼラチン 0.41 第9層:中感度緑感性層 沃臭化銀乳剤B 0.30 沃臭化銀乳剤C 0.34 増感色素(SD−6) 1.2×10-4 増感色素(SD−7) 1.2×10-4 増感色素(SD−8) 1.2×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.04 マゼンタカプラー(M−2) 0.04 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.017 DIR化合物(Di−2) 0.025 DIR化合物(Di−3) 0.002 高沸点溶媒(OIL−4) 0.12 ゼラチン 0.50 第10層:高感度緑感性層。
【0096】 沃臭化銀乳剤D 0.95 増感色素(SD−6) 7.1×10-5 増感色素(SD−7) 7.1×10-5 増感色素(SD−8) 7.1×10-5 マゼンタカプラー(M−1) 0.09 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.011 高沸点溶媒(OIL−4) 0.11 ゼラチン 0.79 第11層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.08 化合物(SC−1) 0.15 高沸点溶媒(OIL−2) 0.19 ゼラチン 1.10 第12層:低感度青感性層 沃臭化銀乳剤A 0.12 沃臭化銀乳剤B 0.24 沃臭化銀乳剤C 0.12 増感色素(SD−9) 6.3×10-5 増感色素(SD−10) 1.0×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.50 イエローカプラー(Y−2) 0.50 DIR化合物(Di−4) 0.04 DIR化合物(Di−5) 0.02 高沸点溶媒(OIL−2) 0.42 ゼラチン 1.40 第13層:高感度青感性層。
【0097】 沃臭化銀乳剤C 0.15 沃臭化銀乳剤E 0.80 増感色素(SD−9) 8.0×10-5 増感色素(SD−11) 3.1×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.12 高沸点溶媒(OIL−2) 0.05 ゼラチン 0.79 第14層:第1保護層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm、沃化銀含有率1.0モル%) 0.40 紫外線吸収剤(UV−1) 0.065 高沸点溶媒(OIL−1) 0.07 高沸点溶媒(OIL−3) 0.07 ゼラチン 0.65 第15層:第2保護層 アルカリ可溶性マット剤(平均粒径2μm) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.04 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.55 尚上記組成物の他に、塗布助剤Su−1、分散助剤Su
−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1、H−2、安定剤ST
−1、かぶり防止剤AF−1、平均分子量:10,000及び
平均分子量:1,100,000の2種のAF−2、及び防腐剤
DI−1を添加した。
【0098】上記試料に用いた乳剤は、下記のとおりで
ある。尚平均粒径は、立方体に換算した粒径で示した。
また、各乳剤は、金・硫黄増感を最適に施した。
【0099】
【表1】
【0100】試料はマルチスライドホッパー型コーター
にて、一回目は第1層から第8層までを、2回目はその
上に第9層から第15層までをそれぞれ同時に塗設した。
特定写真感度はISO420であった。尚試料の作成に用いた
各化合物の構造を以下に示す。
【0101】
【化2】
【0102】
【化3】
【0103】
【化4】
【0104】
【化5】
【0105】
【化6】
【0106】
【化7】
【0107】
【化8】
【0108】
【化9】
【0109】
【化10】
【0110】
【化11】
【0111】〈現像処理〉作製したフィルムベース,写
真感光材料を以下に示す処理過程及び以下に示す組成の
処理液で現像処理を行った。
【0112】 カラー現像 3分15秒 漂 白 6分30秒 水 洗 2分10秒 定 着 4分20秒 水 洗 3分15秒 安 定 1分05秒 各工程に用いた処理液組成は下記の通りであった。
【0113】 カラー現像液 ジエチレントリアミン五酢酸 1.0g 1-ヒドロキシエチリデン-1,1-ジホスホン酸 2.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g 炭酸カリウム 30.0g 臭化カリウム 1.4g 沃化カリウム 1.3mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4g 4-(N-エチル-N-β-ヒドロキシエチルアミノ) -2-メチルアニリン硫酸塩 4.5g 水を加えて 1.0l pH 10.0 漂白液 エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 硝酸アンモニウム 10.0g 水を加えて 1.0l pH 6.0 定着液 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 1.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g チオ硫酸アンモニウム(70%) 175.0mg 重亜硫酸ナトリウム 4.6g 水を加えて 1.0l pH 6.6 安定液 ホルマリン(40%) 2.0mg ポリオキシエチレン-p-モノノニルフェニルエーテル (平均重合度10) 0.3g 水を加えて 1.0l 得られた試料について、以下のように評価し、結果を表
2に示す。
【0114】〈磁気記録出力エラー(エラーレート)の
評価〉W/O90-04205号に開示された信号入力方式で、
バック層から現像前に一度だけ磁気入力した写真フィル
ムを、現像処理後磁気ヘッドで500回出力操作をし、そ
のエラーした回数を示した。尚エラーとは、1回目の出
力値を100%とし、それに対して70%未満の場合のこと
である。
【0115】〈磁気記録出力評価〉特開平5-281605号に
開示された磁気記録再生装置を用いて、特定の入力信号
に対する出力を計測した。媒体の塗布配向方向に沿って
磁気ヘッドを通過させた場合と、塗布配向方向を直角に
横切るように磁気ヘッドを通過させた場合の出力の比率
を配向比として算出した。
【0116】
【表2】
【0117】表2の実施例1〜16から、比較例1〜12に
比べ、配向比が1.2以上であればエラーレートの少な
い、良好な磁気記録が可能となることが解る。又、配向
強度が50エルステッド以上9000エルステッド以下であれ
ば、更にエラーレートが低下し、高出力の磁気記録が可
能となる。又、実施例7及び17〜23から、比較例7及び
13〜15に比べ、配向比を上げて高出力化すると、支持体
によるエラーレート差の少ない磁気記録が達成されるこ
とが解る。
【0118】更に、従来の顔料濃度の高い磁気記録媒体
と異なり、本発明の透明磁性層用磁気塗料は塗液の溶剤
含有率が60%を超える領域が配向磁場処理を行うと磁性
体が凝集し、エラーレートが増加することが明らかにな
った。又溶剤含有率が10%未満の条件での配向磁場は配
向比に全く影響を与えず高出力化ができないため、エラ
ーレートが増加した。
【0119】なお、本発明の写真感光材料は写真的に透
明で鮮鋭性、粒状性が優れ、実用上全く問題のないこと
を確認した。
【0120】
【発明の効果】実施例にて実証した如く、本発明によれ
ば、写真感光材料に必要な光学特性において卓越した透
明磁性層を有するハロゲン化銀写真感光材料及びその製
造方法が得られた。又、磁性体の分散に優れ、磁気信号
の入出力時のエラーの極めて少ない透明磁性層を有する
ハロゲン化銀写真感光材料並びにその製造方法が得ら
れ、更に多様な支持体の選択を可能ならしめるべくヘッ
ド当たりの不適切な場合でも、高出力で、入出力時のエ
ラーの極めて少ない透明磁性層を有するハロゲン化銀写
真感光材料並びにその製造方法が得られた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層以上のハロゲ
    ン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料におい
    て、少なくとも一方の面に透明磁性層を有し、かつ該透
    明磁性層の配向比が1.2以上であることを特徴とするハ
    ロゲン化銀写真感光材料。
  2. 【請求項2】 前記透明磁性層を形成する際の配向磁場
    の強度が50エルステッド以上9000エルステッド以下であ
    ることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記透明磁性層を塗布して支持体上に形
    成する際に、塗膜の磁性塗料に対する溶剤含有率が10〜
    60%の間で配向磁場中を通過させることを特徴とするハ
    ロゲン化銀写真感光材料の製造方法。
JP6144821A 1994-06-27 1994-06-27 ハロゲン化銀写真感光材料及びその製造方法 Pending JPH0815797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6144821A JPH0815797A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 ハロゲン化銀写真感光材料及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6144821A JPH0815797A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 ハロゲン化銀写真感光材料及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0815797A true JPH0815797A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15371244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6144821A Pending JPH0815797A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 ハロゲン化銀写真感光材料及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0815797A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5459021A (en) Silver halide photographic light-sensitive material
JP3416824B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0815797A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及びその製造方法
JP3385484B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH09204638A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JPH07181612A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0777757A (ja) 透明磁気記録層を有する写真感光材料
JP3448718B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH07181613A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH07191423A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH07281351A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH08334859A (ja) 透明磁気記録層を有するハロゲン化銀写真感光材料
JPH07152100A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0777761A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH07281357A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH1145437A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH07281353A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0777762A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH07281352A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料およびその生産方法
JPH07281354A (ja) 写真用支持体およびハロゲン化銀写真感光材料
JPH09259420A (ja) 磁気記録媒体
JPH0926639A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0777776A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH07168315A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH07128766A (ja) 透明磁気記録層を有する写真感光材料及びその製造方法