JPH0815824B2 - オフセット印刷用湿しローラの製造方法 - Google Patents
オフセット印刷用湿しローラの製造方法Info
- Publication number
- JPH0815824B2 JPH0815824B2 JP1176750A JP17675089A JPH0815824B2 JP H0815824 B2 JPH0815824 B2 JP H0815824B2 JP 1176750 A JP1176750 A JP 1176750A JP 17675089 A JP17675089 A JP 17675089A JP H0815824 B2 JPH0815824 B2 JP H0815824B2
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- JP
- Japan
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- glass
- roller
- alumina ceramic
- dampening roller
- water
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オフセット平版印刷機に使用される湿しロ
ーラの製造方法に関する。
ーラの製造方法に関する。
平版表面の水と油脂の反撥作用を利用したオフセット
平版印刷機にはインキ供給装置のほかに、版面に湿し水
を付与する湿しローラが付帯している。湿しローラは、
その機能上、水との濡れ性が良く、ローラ周面にムラな
く一様な水膜が形成されることが必要である。
平版印刷機にはインキ供給装置のほかに、版面に湿し水
を付与する湿しローラが付帯している。湿しローラは、
その機能上、水との濡れ性が良く、ローラ周面にムラな
く一様な水膜が形成されることが必要である。
従来よりその湿しローラとして、胴部周面にクロムめ
っきを施したものが使用されてきた。そのクロムめっき
面は、良好な平滑面を有し、かつ耐摩耗性にもすぐれて
いるが、水に対する濡れ性はあまり良くない(水の接触
角θ:約80°)。
っきを施したものが使用されてきた。そのクロムめっき
面は、良好な平滑面を有し、かつ耐摩耗性にもすぐれて
いるが、水に対する濡れ性はあまり良くない(水の接触
角θ:約80°)。
近時、その濡れ性を改良した湿しローラとして、ロー
ラ胴部の母材表面にアルミナセラミック層を溶射形成
し、表面を研削加工したセラミックローラが提案されて
いる。
ラ胴部の母材表面にアルミナセラミック層を溶射形成
し、表面を研削加工したセラミックローラが提案されて
いる。
アルミナセラミックで被覆された湿しローラの胴部表
面は水に対する良好な濡れ性を有してはいるが、その膜
面は緻密性に乏しく多数の微小ポアが存在しているた
め、有機物や印刷インキ等の異物の付着による汚染がは
げしく、使用中に濡れ性が著しく低下してしまう。溶射
皮膜に代え、焼結品を使用した場合でも、研削加工を加
えて得られる表面粗さは、精々1S程度であって、有機物
や印刷インキの付着・汚染を充分に防止し得る程の滑ら
かさ(例えば、クロムめっきローラ並みの表面粗さ)を
もたせることは不可能である。
面は水に対する良好な濡れ性を有してはいるが、その膜
面は緻密性に乏しく多数の微小ポアが存在しているた
め、有機物や印刷インキ等の異物の付着による汚染がは
げしく、使用中に濡れ性が著しく低下してしまう。溶射
皮膜に代え、焼結品を使用した場合でも、研削加工を加
えて得られる表面粗さは、精々1S程度であって、有機物
や印刷インキの付着・汚染を充分に防止し得る程の滑ら
かさ(例えば、クロムめっきローラ並みの表面粗さ)を
もたせることは不可能である。
このため、ローラ表面を再生するための洗浄処理を頻
繁に行わねばならず、ローラメンテナンスに多大のコス
トと労力を必要とし、かつ印刷能率の低下を余儀なくさ
れるという欠点があり、その実用化が妨げられている。
繁に行わねばならず、ローラメンテナンスに多大のコス
トと労力を必要とし、かつ印刷能率の低下を余儀なくさ
れるという欠点があり、その実用化が妨げられている。
本発明は、湿しローラに関する上記問題点を解決する
ためになされたものである。
ためになされたものである。
本発明のオフセット印刷用湿しローラの製造方法は、 アルミナセラミツクからなる表面を有するローラ胴部
をガラス粉末で被覆し、ガラス粉末を加熱溶融してアル
ミナセラミツク表面の微小ポア内にガラス融液を浸潤さ
せる封孔処理を施し、冷却後その胴部表面を研削加工し
て微小ポアがガラスで封孔されたアルミナセラミックス
からなる胴部表面を形成することを特徴としている。
をガラス粉末で被覆し、ガラス粉末を加熱溶融してアル
ミナセラミツク表面の微小ポア内にガラス融液を浸潤さ
せる封孔処理を施し、冷却後その胴部表面を研削加工し
て微小ポアがガラスで封孔されたアルミナセラミックス
からなる胴部表面を形成することを特徴としている。
ローラ胴部表面をアルミナセラミックとする湿しロー
ラは水に対する良好な濡れ性(水との接触角θ:約35〜
50°)を有しているが、前述のようにその表面は多数の
微小ポアが存在しているため、高度の研削加工を加えて
も、平滑面とすることができない。本発明は、その微小
ポアにガラスを湿潤させ微小ポアを被封することにより
凹凸をなくし、滑らかな表面をもたせている。
ラは水に対する良好な濡れ性(水との接触角θ:約35〜
50°)を有しているが、前述のようにその表面は多数の
微小ポアが存在しているため、高度の研削加工を加えて
も、平滑面とすることができない。本発明は、その微小
ポアにガラスを湿潤させ微小ポアを被封することにより
凹凸をなくし、滑らかな表面をもたせている。
上記胴部表面の微小ポアを被封するガラスは特別のも
のである必要はなく、例えば石英ガラス、あるいはSi
O2,CaO,Al2O3,Na2O等を主構成分とする各種けい酸塩ガ
ラスであってよい。
のである必要はなく、例えば石英ガラス、あるいはSi
O2,CaO,Al2O3,Na2O等を主構成分とする各種けい酸塩ガ
ラスであってよい。
本発明の湿しローラは、アルミナセラミックからなる
表面を有するローラ胴部を、ガラス粉末で被覆し、ガラ
ス粉末を加熱溶融して適当時間保持することによりガラ
ス融液を微小ポア内に湿潤させたのち、冷却し、ついで
その表面を研削加工することにより製造される。また、
上記ガラス粉末の加熱溶融過程で、アルミナセラミック
の微小ポア内に湿潤するガラス融液は微小ポア内面と反
応(ガラス質反応相を生成)し、微小ポアとの一体的密
着状態を形成する。
表面を有するローラ胴部を、ガラス粉末で被覆し、ガラ
ス粉末を加熱溶融して適当時間保持することによりガラ
ス融液を微小ポア内に湿潤させたのち、冷却し、ついで
その表面を研削加工することにより製造される。また、
上記ガラス粉末の加熱溶融過程で、アルミナセラミック
の微小ポア内に湿潤するガラス融液は微小ポア内面と反
応(ガラス質反応相を生成)し、微小ポアとの一体的密
着状態を形成する。
ローラ胴部の表面をなすアルミナセラミックは、適宜
の胴部母材(例えば、鋼製円筒体)に溶射法により形成
したものであってよく、また円筒形状の焼結品であって
よい。
の胴部母材(例えば、鋼製円筒体)に溶射法により形成
したものであってよく、また円筒形状の焼結品であって
よい。
胴部表面のアルミナセラミックに対するガラス湿潤処
理によるガラスの湿潤深さは、概ね数mm(例えば2〜5m
m)であってよい。
理によるガラスの湿潤深さは、概ね数mm(例えば2〜5m
m)であってよい。
ガラス湿潤処理後の研削加工は、代表的には円筒研削
盤上、ダイヤモンド砥石を用いて行われる。研削加工代
は、例えば0.5〜2mm程度であってよい。
盤上、ダイヤモンド砥石を用いて行われる。研削加工代
は、例えば0.5〜2mm程度であってよい。
ローラ胴部のアルミナセラミックの微小ポアがガラス
により被封されることにより、微小ポアによる表面凹凸
が消去され、研削加工により、例えば従来のクロムめっ
きローラと同等ないしそれ以上の滑らかな表面(表面粗
さ:例えば0.3S以下)が与えられる。
により被封されることにより、微小ポアによる表面凹凸
が消去され、研削加工により、例えば従来のクロムめっ
きローラと同等ないしそれ以上の滑らかな表面(表面粗
さ:例えば0.3S以下)が与えられる。
また、ガラスは水との濡れ性が良く(接触角θ=
0)、アルミナセラミック表面の濡れ性を損なうことは
ない。そのローラ胴部表面は水に対する良好な濡れ性
(接触角θ:約30〜40°)を有し、均一な水膜が形成さ
れることにより、版胴表面に対する安定した給水機能を
果たす。
0)、アルミナセラミック表面の濡れ性を損なうことは
ない。そのローラ胴部表面は水に対する良好な濡れ性
(接触角θ:約30〜40°)を有し、均一な水膜が形成さ
れることにより、版胴表面に対する安定した給水機能を
果たす。
更に、アルミナセラミックおよびその微小ポアを被封
するガラスは極めて硬質であることにより、胴部表面は
高耐摩耗性を帯有している。
するガラスは極めて硬質であることにより、胴部表面は
高耐摩耗性を帯有している。
ローラ胴部材 アルミナセラミック焼結円筒体(外径:70mm,胴長:50
0)。空隙率:8.9%。外周面表面粗さ:約1S。
0)。空隙率:8.9%。外周面表面粗さ:約1S。
ガラス粉末 炭酸カルシウム粉末、シリカ粉末、およびアルミナ粉
末の混合物(CaO:Al2O3,SiO2のモル比=1:1:2)をバッ
チ炉中、1600℃で加熱溶融した後、水冷し、その固化物
を粉砕し、粒径1〜10mmのガラス粉末とした。
末の混合物(CaO:Al2O3,SiO2のモル比=1:1:2)をバッ
チ炉中、1600℃で加熱溶融した後、水冷し、その固化物
を粉砕し、粒径1〜10mmのガラス粉末とした。
上記ガラス粉末を耐火物製ベッセルに入れ、ガラス粉
末中にローラ胴部材であるアルミナセラミック焼結円筒
体を埋覆したうえ、1500℃の雰囲気炉内でガラス粉末を
溶融し、1時間を要してガラス融液を湿潤させた。
末中にローラ胴部材であるアルミナセラミック焼結円筒
体を埋覆したうえ、1500℃の雰囲気炉内でガラス粉末を
溶融し、1時間を要してガラス融液を湿潤させた。
ガラス湿潤処理後、円筒研削盤上でダイヤモンド砥石
による研削加工を加えた。
による研削加工を加えた。
得られたローラ胴部の表面性状測定結果を第1表に示
す。比較材は、アルミナセラミック焼結円筒体(ガラス
湿潤処理なし)の表面に上記と同じ研削加工を加えたも
のである。
す。比較材は、アルミナセラミック焼結円筒体(ガラス
湿潤処理なし)の表面に上記と同じ研削加工を加えたも
のである。
第1表 発明例 比較例 表面粗さ :0.2S 1S 水の接触角(θ) :35° 45° 表面硬度(VH) :1350 1350 〔発明の効果〕 本発明のオフセット印刷用湿しローラは、従来のクロ
ムめっきローラ(水の接触角θ:約80°)に比しすぐれ
た濡れ性を有している。しかも、その表面のアルミナセ
ラミックは、微小ポアがガラスで被封されているので平
滑・緻密性にすぐれており、実使用中の有機物や印刷イ
ンキの付着汚染を生じにくく、版胴に対する安定した給
水機能を維持する。また、長期使用により表面の汚染が
生じた場合でも、微小ポアの多数存在する場合のような
洗浄の困難はなく、軽い水洗いにより簡単にしかも完全
に清浄な表面に回復させることができる。従って、ロー
ラメンテナンスの大幅な軽減と印刷能率および印刷品質
の向上等に大きな効果が得られる。
ムめっきローラ(水の接触角θ:約80°)に比しすぐれ
た濡れ性を有している。しかも、その表面のアルミナセ
ラミックは、微小ポアがガラスで被封されているので平
滑・緻密性にすぐれており、実使用中の有機物や印刷イ
ンキの付着汚染を生じにくく、版胴に対する安定した給
水機能を維持する。また、長期使用により表面の汚染が
生じた場合でも、微小ポアの多数存在する場合のような
洗浄の困難はなく、軽い水洗いにより簡単にしかも完全
に清浄な表面に回復させることができる。従って、ロー
ラメンテナンスの大幅な軽減と印刷能率および印刷品質
の向上等に大きな効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−84395(JP,A) 実願昭61−25451号(実開昭62−136353 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)
Claims (1)
- 【請求項1】アルミナセラミツクからなる表面を有する
ローラ胴部をガラス粉末で被覆し、ガラス粉末を加熱溶
融してアルミナセラミツク表面の微小ポア内にガラス融
液を浸潤させる封孔処理を施し、冷却後その胴部表面を
研削加工して微小ポアがガラスで封孔されたアルミナセ
ラミックスからなる胴部表面を形成することを特徴とす
るオフセット印刷用湿しローラの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1176750A JPH0815824B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | オフセット印刷用湿しローラの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1176750A JPH0815824B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | オフセット印刷用湿しローラの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0342290A JPH0342290A (ja) | 1991-02-22 |
| JPH0815824B2 true JPH0815824B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=16019156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1176750A Expired - Lifetime JPH0815824B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | オフセット印刷用湿しローラの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0815824B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0777066B1 (en) | 1995-10-30 | 2001-08-08 | Bando Chemical Industries, Limited | Tension member for belt, method of producing the same and belt including the same |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62136353U (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-27 | ||
| JPH0698851B2 (ja) * | 1988-06-15 | 1994-12-07 | 新日本製鐵株式会社 | 平版印刷機の湿し水給水ローラ |
-
1989
- 1989-07-07 JP JP1176750A patent/JPH0815824B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0342290A (ja) | 1991-02-22 |
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