JPH08159370A - 防蝕管継手及びその製造方法 - Google Patents
防蝕管継手及びその製造方法Info
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- JPH08159370A JPH08159370A JP6300623A JP30062394A JPH08159370A JP H08159370 A JPH08159370 A JP H08159370A JP 6300623 A JP6300623 A JP 6300623A JP 30062394 A JP30062394 A JP 30062394A JP H08159370 A JPH08159370 A JP H08159370A
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- Japan
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- pipe
- resin
- screw
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 継手本体の内面に樹脂層を密着し、継手本体
の端部に樹脂製の端管コアを装着した防蝕管継手及びそ
の製造方法を改良する。 【構成】 端管コア10の基端側に鍔部11を形成し、
鍔部11の基端側の端面12に凹部13と凸部14とを
形成し、この鍔部11を樹脂層60に埋め込んだ状態
で、端管コア10と樹脂層60とを一体化する。
の端部に樹脂製の端管コアを装着した防蝕管継手及びそ
の製造方法を改良する。 【構成】 端管コア10の基端側に鍔部11を形成し、
鍔部11の基端側の端面12に凹部13と凸部14とを
形成し、この鍔部11を樹脂層60に埋め込んだ状態
で、端管コア10と樹脂層60とを一体化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、継手本体の内面に樹脂
層を密着し、継手本体の端部に樹脂製の端管コアを装着
した防蝕管継手及びその製造方法に関し、詳しくは、端
管コアを継手本体に確実に装着でき、また樹脂層を破壊
しないようにした防蝕管継手及びその製造方法に関する
ものである。
層を密着し、継手本体の端部に樹脂製の端管コアを装着
した防蝕管継手及びその製造方法に関し、詳しくは、端
管コアを継手本体に確実に装着でき、また樹脂層を破壊
しないようにした防蝕管継手及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】給水管や排水管などには、強靱性を有す
る鋼管の内面に、耐蝕性を有する樹脂層などを固着した
ライニング鋼管が使用されることが多い。このようなラ
イニング管を接続するニップルやエルボ、ソケットのよ
うな管継手も、管本体の内面に樹脂層などを固着して、
強靱性と耐蝕性とを兼ねたものが多く使用されている。
たとえば、特公平3−3112号公報には、ニップル本
体の内面及び両端面に所定厚の樹脂層を一体的に固着し
たニップルが開示されている。このニップルは、ニップ
ル本体に一対のインサート中子を螺着して、ニップル本
体の内面とインサート中子の外面との間に所要の被覆用
空間を形成し、この被覆用空間内にライニング樹脂を注
入することにより、ニップル本体の内面に樹脂層を固着
するものである。
る鋼管の内面に、耐蝕性を有する樹脂層などを固着した
ライニング鋼管が使用されることが多い。このようなラ
イニング管を接続するニップルやエルボ、ソケットのよ
うな管継手も、管本体の内面に樹脂層などを固着して、
強靱性と耐蝕性とを兼ねたものが多く使用されている。
たとえば、特公平3−3112号公報には、ニップル本
体の内面及び両端面に所定厚の樹脂層を一体的に固着し
たニップルが開示されている。このニップルは、ニップ
ル本体に一対のインサート中子を螺着して、ニップル本
体の内面とインサート中子の外面との間に所要の被覆用
空間を形成し、この被覆用空間内にライニング樹脂を注
入することにより、ニップル本体の内面に樹脂層を固着
するものである。
【0003】また、図9に示したエルボ110は、継手
本体111の曲部の内面に凹部112を形成し、この凹
部112内に樹脂層120を固着したものである。継手
本体111の両端部には雌ネジ113が形成され、樹脂
層120にもこの雌ネジ113と連続する樹脂雌ネジ1
22が形成される。このようなエルボ110は、樹脂製
の端管コア130を介してライニング鋼管1が連結され
る。ライニング鋼管1の先端部にはテーパ雄ネジ2が形
成され、内面には樹脂層3が固着される。端管コア13
0の先端部にはエルボ110の雌ネジ113及び樹脂雌
ネジ122と螺合する雄ネジ131が形成される。端管
コア130の後端部134は切欠部135を形成して拡
径し、後端部134が切欠部135によって撓むことが
できるようにされている。端管コア130の外周には環
状突起132やシール止め133が周設される。
本体111の曲部の内面に凹部112を形成し、この凹
部112内に樹脂層120を固着したものである。継手
本体111の両端部には雌ネジ113が形成され、樹脂
層120にもこの雌ネジ113と連続する樹脂雌ネジ1
22が形成される。このようなエルボ110は、樹脂製
の端管コア130を介してライニング鋼管1が連結され
る。ライニング鋼管1の先端部にはテーパ雄ネジ2が形
成され、内面には樹脂層3が固着される。端管コア13
0の先端部にはエルボ110の雌ネジ113及び樹脂雌
ネジ122と螺合する雄ネジ131が形成される。端管
コア130の後端部134は切欠部135を形成して拡
径し、後端部134が切欠部135によって撓むことが
できるようにされている。端管コア130の外周には環
状突起132やシール止め133が周設される。
【0004】このような端管コア130の雄ネジ131
が継手本体111の雌ネジ113に予め螺合され、端管
コア130の後端部134を撓めた状態で、ライニング
鋼管1の先端部が端管コア130の後端部134を外嵌
する。端管コア130の環状突起132がライニング鋼
管1の樹脂層3に食い込んだ状態となって、端管コア1
30とライニング鋼管1とが一体化する。そして、ライ
ニング鋼管1を捩じると、図9の左下に示すように、端
管コア130の雄ネジ131がエルボ110の樹脂雌ネ
ジ122と螺合し、ライニング鋼管1のテーパ雄ネジ2
が継手本体111の雌ネジ113や樹脂雌ネジ122の
開口側と螺合する。
が継手本体111の雌ネジ113に予め螺合され、端管
コア130の後端部134を撓めた状態で、ライニング
鋼管1の先端部が端管コア130の後端部134を外嵌
する。端管コア130の環状突起132がライニング鋼
管1の樹脂層3に食い込んだ状態となって、端管コア1
30とライニング鋼管1とが一体化する。そして、ライ
ニング鋼管1を捩じると、図9の左下に示すように、端
管コア130の雄ネジ131がエルボ110の樹脂雌ネ
ジ122と螺合し、ライニング鋼管1のテーパ雄ネジ2
が継手本体111の雌ネジ113や樹脂雌ネジ122の
開口側と螺合する。
【0005】このようにしてエルボ110とライニング
鋼管1とが連結される。エルボ110の曲部とライニン
グ鋼管1の内面には樹脂層120,3が固着されてお
り、ライニング鋼管1の先端部には樹脂製の端管コア1
30が装着されているため、連結部の内面は樹脂層12
0,3が連続して被覆された状態となり、耐蝕性が発揮
される。
鋼管1とが連結される。エルボ110の曲部とライニン
グ鋼管1の内面には樹脂層120,3が固着されてお
り、ライニング鋼管1の先端部には樹脂製の端管コア1
30が装着されているため、連結部の内面は樹脂層12
0,3が連続して被覆された状態となり、耐蝕性が発揮
される。
【0006】さらに、図10に示したエルボ150は、
継手本体151の曲部の内面に凹部152を形成し、継
手本体の両端部に雌ネジ153を形成し、凹部152樹
脂層160を曲部内に固着したものである。樹脂層16
0は凹部152の深さよりも厚く、樹脂層160の両端
部は継手本体151の雌ネジ153との間に環状溝16
1を形成するように、雌ネジ153の中間位置まで形成
される。したがって、このエルボ150の端部は上記端
管コア130を継手本体151と一体化したものとな
る。環状溝161内にライニング鋼管1が挿入され、継
手本体151の雌ネジ153とライニング鋼管1のテー
パ雄ネジ2とが螺合することにより、エルボ150とラ
イニング鋼管1とが連結される。エルボ150内の樹脂
層160とライニング鋼管1の樹脂層3とが連続するた
め、この連結部は耐蝕性が発揮される。
継手本体151の曲部の内面に凹部152を形成し、継
手本体の両端部に雌ネジ153を形成し、凹部152樹
脂層160を曲部内に固着したものである。樹脂層16
0は凹部152の深さよりも厚く、樹脂層160の両端
部は継手本体151の雌ネジ153との間に環状溝16
1を形成するように、雌ネジ153の中間位置まで形成
される。したがって、このエルボ150の端部は上記端
管コア130を継手本体151と一体化したものとな
る。環状溝161内にライニング鋼管1が挿入され、継
手本体151の雌ネジ153とライニング鋼管1のテー
パ雄ネジ2とが螺合することにより、エルボ150とラ
イニング鋼管1とが連結される。エルボ150内の樹脂
層160とライニング鋼管1の樹脂層3とが連続するた
め、この連結部は耐蝕性が発揮される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図9に示したエル
ボ110は、ライニング鋼管1を捩じることにより、ラ
イニング鋼管1のテーパ雄ネジ2が継手本体111の雌
ネジ113や樹脂雌ネジ122の開口側と螺合し、ライ
ニング鋼管1の先端部に装着した端管コア130の雄ネ
ジ131が樹脂雌ネジ122と螺合するようにしたもの
である。ライニング鋼管1のねじ込み量が多くなると、
テーパ雄ネジ2によって、端管コア130が拡径するた
め、樹脂雌ネジ122との嵌合が甘くなる。
ボ110は、ライニング鋼管1を捩じることにより、ラ
イニング鋼管1のテーパ雄ネジ2が継手本体111の雌
ネジ113や樹脂雌ネジ122の開口側と螺合し、ライ
ニング鋼管1の先端部に装着した端管コア130の雄ネ
ジ131が樹脂雌ネジ122と螺合するようにしたもの
である。ライニング鋼管1のねじ込み量が多くなると、
テーパ雄ネジ2によって、端管コア130が拡径するた
め、樹脂雌ネジ122との嵌合が甘くなる。
【0008】すると、エルボ110とライニング鋼管1
の内部を流れる水が継手本体111とライニング鋼管1
との間に浸透し、ライニング鋼管1の端部が腐食してし
まい、赤水が発生するという不具合が生じる。
の内部を流れる水が継手本体111とライニング鋼管1
との間に浸透し、ライニング鋼管1の端部が腐食してし
まい、赤水が発生するという不具合が生じる。
【0009】また、ライニング鋼管1を捩じることによ
って、端管コア130の雄ネジ131が樹脂雌ネジ12
2と螺合するようにされている。したがって、端管コア
130が実際に樹脂雌ネジ122と螺合しているかどう
かを確認することができない。ライニング鋼管1のねじ
込み量が少なく、端管コア130の雄ネジ131が樹脂
雌ネジ122と螺合していないと、継手本体111の雌
ネジ113が露出したままとなる。すると、エルボ11
0内を流れる水によって、継手本体111が腐食し、赤
水が発生するといった不具合が生じる。
って、端管コア130の雄ネジ131が樹脂雌ネジ12
2と螺合するようにされている。したがって、端管コア
130が実際に樹脂雌ネジ122と螺合しているかどう
かを確認することができない。ライニング鋼管1のねじ
込み量が少なく、端管コア130の雄ネジ131が樹脂
雌ネジ122と螺合していないと、継手本体111の雌
ネジ113が露出したままとなる。すると、エルボ11
0内を流れる水によって、継手本体111が腐食し、赤
水が発生するといった不具合が生じる。
【0010】さらに、図10に示したエルボ150は、
図9に示した端管コア130を継手本体151の内面に
固着した樹脂層160と一体化したものであり、環状溝
161内の雌ネジ153とライニング鋼管1のテーパ雄
ネジ2とが螺合する。ライニング鋼管1のねじ込み量が
多くなると、テーパ雄ネジ2が縮径する。すると、環状
溝161を形成している樹脂層160に応力が加わり、
その応力によって樹脂層160が破壊されることがあっ
た。樹脂層160が破壊されると、エルボ150内を流
れる水が継手本体151まで浸透し、継手本体151が
腐食することによって赤水が発生するといった不具合が
生じる。
図9に示した端管コア130を継手本体151の内面に
固着した樹脂層160と一体化したものであり、環状溝
161内の雌ネジ153とライニング鋼管1のテーパ雄
ネジ2とが螺合する。ライニング鋼管1のねじ込み量が
多くなると、テーパ雄ネジ2が縮径する。すると、環状
溝161を形成している樹脂層160に応力が加わり、
その応力によって樹脂層160が破壊されることがあっ
た。樹脂層160が破壊されると、エルボ150内を流
れる水が継手本体151まで浸透し、継手本体151が
腐食することによって赤水が発生するといった不具合が
生じる。
【0011】そこで、本発明は端管コアを継手本体に確
実に装着でき、また樹脂層を破壊しないようにした防蝕
管継手及びその製造方法を提供することを目的とする。
実に装着でき、また樹脂層を破壊しないようにした防蝕
管継手及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の手段は、内面に樹脂層を固着した継手本体の端
部に環状溝を形成する端管コアを装着した防蝕管継手に
おいて、端管コアの基端側に鍔部を形成し、鍔部の基端
側の端面に凹部と凸部とを交互に形成し、前記鍔部を樹
脂層に埋設したことを特徴とする防蝕管継手である。
の第1の手段は、内面に樹脂層を固着した継手本体の端
部に環状溝を形成する端管コアを装着した防蝕管継手に
おいて、端管コアの基端側に鍔部を形成し、鍔部の基端
側の端面に凹部と凸部とを交互に形成し、前記鍔部を樹
脂層に埋設したことを特徴とする防蝕管継手である。
【0013】上記目的を達成するための第2の手段は、
内面に樹脂層を固着した継手本体の端部に環状溝を形成
する筒状の端管コアを装着した防蝕管継手において、上
記樹脂層に樹脂雌ネジと凹部又は凸部を形成し、上記端
管コアの基端側に鍔部を形成し、鍔部の外周に樹脂雌ネ
ジと螺合する樹脂雄ネジを形成し、鍔部の基端側の端面
に樹脂層の凹部又は凸部と嵌合する突起又は凹部を形成
したことを特徴とする防蝕管継手である。
内面に樹脂層を固着した継手本体の端部に環状溝を形成
する筒状の端管コアを装着した防蝕管継手において、上
記樹脂層に樹脂雌ネジと凹部又は凸部を形成し、上記端
管コアの基端側に鍔部を形成し、鍔部の外周に樹脂雌ネ
ジと螺合する樹脂雄ネジを形成し、鍔部の基端側の端面
に樹脂層の凹部又は凸部と嵌合する突起又は凹部を形成
したことを特徴とする防蝕管継手である。
【0014】上記目的を達成するための第3の手段は、
内面に樹脂層を固着した継手本体の端部に環状溝を形成
する端管コアを装着した防蝕管継手において、樹脂層に
樹脂雌ネジを形成し、端管コアの基端側に環状溝を介在
させて縮径することができ、かつ前記樹脂雌ネジと螺合
するテーパ雄ネジを形成したことを特徴とする防蝕管継
手である。
内面に樹脂層を固着した継手本体の端部に環状溝を形成
する端管コアを装着した防蝕管継手において、樹脂層に
樹脂雌ネジを形成し、端管コアの基端側に環状溝を介在
させて縮径することができ、かつ前記樹脂雌ネジと螺合
するテーパ雄ネジを形成したことを特徴とする防蝕管継
手である。
【0015】上記目的を達成するための第4の手段は、
継手本体の端部に形成した雌ネジの一部または全部を除
いて、継手本体の内面に樹脂製の端管コアを固着する防
蝕管継手の製造方法において、樹脂雌ネジを形成するネ
ジコアと前記ネジコア内に配置する成形ピンとの間に、
別に成形された内管コア部を挿入し、ネジコアの後端部
を継手本体の雌ネジに螺合し、ネジコアと継手本体との
間に空間を形成し、前記空間内に溶融樹脂を充填し、溶
融樹脂と内管コア部とを一体化させ、継手本体の内面に
端管コアを固着することを特徴とする防蝕管継手の製造
方法である。
継手本体の端部に形成した雌ネジの一部または全部を除
いて、継手本体の内面に樹脂製の端管コアを固着する防
蝕管継手の製造方法において、樹脂雌ネジを形成するネ
ジコアと前記ネジコア内に配置する成形ピンとの間に、
別に成形された内管コア部を挿入し、ネジコアの後端部
を継手本体の雌ネジに螺合し、ネジコアと継手本体との
間に空間を形成し、前記空間内に溶融樹脂を充填し、溶
融樹脂と内管コア部とを一体化させ、継手本体の内面に
端管コアを固着することを特徴とする防蝕管継手の製造
方法である。
【0016】
【作用】上記第1の手段によれば、端管コアの鍔部の基
端側の端面に凹部と凸部とを交互に形成し、前記鍔部を
樹脂層に埋設したことにより、端管コアは凹部と凸部と
によって樹脂層と固く嵌合する。
端側の端面に凹部と凸部とを交互に形成し、前記鍔部を
樹脂層に埋設したことにより、端管コアは凹部と凸部と
によって樹脂層と固く嵌合する。
【0017】上記第2の手段によれば、鍔部の基端側の
端面に形成した突起又は凹部を形成と樹脂層に形成した
凹部または突起とが嵌合することにより、端管コアは樹
脂層と固く嵌合する。
端面に形成した突起又は凹部を形成と樹脂層に形成した
凹部または突起とが嵌合することにより、端管コアは樹
脂層と固く嵌合する。
【0018】上記第3の手段によれば、テーパ雄ネジは
縮径しながら樹脂雌ネジと螺合するため、テーパ雄ネジ
が樹脂雌ネジを押圧し、端管コアと継手本体とは固く嵌
合する。
縮径しながら樹脂雌ネジと螺合するため、テーパ雄ネジ
が樹脂雌ネジを押圧し、端管コアと継手本体とは固く嵌
合する。
【0019】上記第4の手段によれば、ネジコアと継手
本体とによって形成される空間内に溶融樹脂が充填さ
れ、溶融樹脂が凝固したときに、継手本体の内面に、樹
脂雌ネジを形成した樹脂層が固着される。また、溶融樹
脂は別に成形した内管コア部をと一体化するため、樹脂
雌ネジを形成した内側には、内管コア部が固着された状
態となる。
本体とによって形成される空間内に溶融樹脂が充填さ
れ、溶融樹脂が凝固したときに、継手本体の内面に、樹
脂雌ネジを形成した樹脂層が固着される。また、溶融樹
脂は別に成形した内管コア部をと一体化するため、樹脂
雌ネジを形成した内側には、内管コア部が固着された状
態となる。
【0020】
【実施例】本発明に係る実施例を図1ないし図8を参照
して説明する。図1は、本発明に係る実施例1の防蝕管
継手を示す断面図である。図2は、同じく実施例1の端
管コアの斜視図である。図3は、本発明に係る実施例2
の防蝕管継手を示す断面図である。図4は、同じく実施
例2の端管コアの斜視図である。図5は、本発明に係る
実施例3の防蝕管継手を示す断面図である。図6は、同
じく実施例3の端管コアの断面図である。図7は、本発
明に係る実施例4の防蝕管継手の断面図である。図8
は、同じく実施例4の防蝕管継手を製造する際の断面図
である。なお、従来と同一部分は同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
して説明する。図1は、本発明に係る実施例1の防蝕管
継手を示す断面図である。図2は、同じく実施例1の端
管コアの斜視図である。図3は、本発明に係る実施例2
の防蝕管継手を示す断面図である。図4は、同じく実施
例2の端管コアの斜視図である。図5は、本発明に係る
実施例3の防蝕管継手を示す断面図である。図6は、同
じく実施例3の端管コアの断面図である。図7は、本発
明に係る実施例4の防蝕管継手の断面図である。図8
は、同じく実施例4の防蝕管継手を製造する際の断面図
である。なお、従来と同一部分は同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0021】(実施例1) 実施例1は図1に示すよう
に、筒状の端管コア10の基端側に階段状の鍔部11を
形成し、基端側の端面12には、図2に示すような凹部
13と凸部14とを交互に形成したことを特徴とするも
のである。このような端管コア10を継手本体50の端
部54内に装着する。継手本体50の端部54は開口側
に雌ネジ51を形成し、雌ネジ51の奥側に肉厚を薄く
した段差部52を形成する。この段差部52から奥部5
3までの内面に樹脂層60を固着し、段差部52に固着
した樹脂層60の開口側には、雌ネジ51と連続する樹
脂雌ネジ61を形成する。段差部52に固着した樹脂層
60の奥側に、端管コア10の基端側に周設した鍔部1
1を埋め込む。端管コア10の鍔部には、凹部13と凸
部14とが交互に形成されているため、凹部13と凸部
14とが樹脂層60に交互に組み込む状態で埋め込まれ
る。端管コア10の外周と継手本体50の雌ネジ51と
の間には、ライニング鋼管1のテーパ雄ネジ2を嵌入す
る環状溝55が形成されるようにする。
に、筒状の端管コア10の基端側に階段状の鍔部11を
形成し、基端側の端面12には、図2に示すような凹部
13と凸部14とを交互に形成したことを特徴とするも
のである。このような端管コア10を継手本体50の端
部54内に装着する。継手本体50の端部54は開口側
に雌ネジ51を形成し、雌ネジ51の奥側に肉厚を薄く
した段差部52を形成する。この段差部52から奥部5
3までの内面に樹脂層60を固着し、段差部52に固着
した樹脂層60の開口側には、雌ネジ51と連続する樹
脂雌ネジ61を形成する。段差部52に固着した樹脂層
60の奥側に、端管コア10の基端側に周設した鍔部1
1を埋め込む。端管コア10の鍔部には、凹部13と凸
部14とが交互に形成されているため、凹部13と凸部
14とが樹脂層60に交互に組み込む状態で埋め込まれ
る。端管コア10の外周と継手本体50の雌ネジ51と
の間には、ライニング鋼管1のテーパ雄ネジ2を嵌入す
る環状溝55が形成されるようにする。
【0022】環状溝55内にライニング鋼管1の先端部
を嵌入し、継手本体50の雌ネジ51及び樹脂雌ネジ6
1とライニング鋼管1のテーパ雄ネジ2とが螺合する
と、継手本体50とライニング鋼管1とが連結される。
ライニング鋼管1をねじ込んだ場合、樹脂雌ネジ61は
拡径されてライニング鋼管1内面に押圧されるので、樹
脂雌ネジ61はライニング鋼管1に固く嵌合される。
を嵌入し、継手本体50の雌ネジ51及び樹脂雌ネジ6
1とライニング鋼管1のテーパ雄ネジ2とが螺合する
と、継手本体50とライニング鋼管1とが連結される。
ライニング鋼管1をねじ込んだ場合、樹脂雌ネジ61は
拡径されてライニング鋼管1内面に押圧されるので、樹
脂雌ネジ61はライニング鋼管1に固く嵌合される。
【0023】(実施例2) 実施例2は図3に示すよう
に、筒状の端管コア部20の基端側に鍔部21を形成
し、その鍔部21の外周に樹脂テーパ雄ネジ22を形成
し、さらに鍔部21の端面には図4に示すような突起2
3を突設したことを特徴とするものである。突起23の
形状は丸のほか四角や多角形など特定するものではな
い。このような端管コア20を装着する継手本体50の
端部54には、実施例1と同様に開口側に雌ネジ51を
形成し、雌ネジ51の奥側に肉厚を薄くした段差部52
を形成する。この段差部52から奥部53へある程度の
弾性を有する樹脂層60を固着する。段差部52に固着
している樹脂層60には、前記雌ネジ51と連続する樹
脂雌ネジ61を形成し、樹脂層60の段差面62には端
管コア20の突起23と嵌合する凹部63を形成する。
端管コア20を継手本体50の雌ネジ51から樹脂層6
0の樹脂雌ネジ61に螺合して、端管コア20が奥まで
ねじ込まれると、端管コア20に突設した突起23が弾
性を有する樹脂層60を窪ませつつ無理やり凹部63と
嵌合し、端管コア20がライニング鋼管1とともに回転
しないようにする。
に、筒状の端管コア部20の基端側に鍔部21を形成
し、その鍔部21の外周に樹脂テーパ雄ネジ22を形成
し、さらに鍔部21の端面には図4に示すような突起2
3を突設したことを特徴とするものである。突起23の
形状は丸のほか四角や多角形など特定するものではな
い。このような端管コア20を装着する継手本体50の
端部54には、実施例1と同様に開口側に雌ネジ51を
形成し、雌ネジ51の奥側に肉厚を薄くした段差部52
を形成する。この段差部52から奥部53へある程度の
弾性を有する樹脂層60を固着する。段差部52に固着
している樹脂層60には、前記雌ネジ51と連続する樹
脂雌ネジ61を形成し、樹脂層60の段差面62には端
管コア20の突起23と嵌合する凹部63を形成する。
端管コア20を継手本体50の雌ネジ51から樹脂層6
0の樹脂雌ネジ61に螺合して、端管コア20が奥まで
ねじ込まれると、端管コア20に突設した突起23が弾
性を有する樹脂層60を窪ませつつ無理やり凹部63と
嵌合し、端管コア20がライニング鋼管1とともに回転
しないようにする。
【0024】端管コア20と継手本体50の雌ネジ51
との間には、ライニング鋼管1のテーパ雄ネジ2を嵌入
する環状溝55が形成される。環状溝55内にライニン
グ鋼管1のテーパ雄ネジ2が嵌入され、ライニング鋼管
1が捩じられてテーパ雄ネジ2が継手本体50の雌ネジ
51と螺合する。ライニング鋼管1のねじ込み量が多く
て、樹脂雌ネジ61が拡径しても、端管コア20の突起
23と樹脂層60の凹部63とが嵌合しているため、端
管コア20と樹脂層60とは密着した状態を維持する。
との間には、ライニング鋼管1のテーパ雄ネジ2を嵌入
する環状溝55が形成される。環状溝55内にライニン
グ鋼管1のテーパ雄ネジ2が嵌入され、ライニング鋼管
1が捩じられてテーパ雄ネジ2が継手本体50の雌ネジ
51と螺合する。ライニング鋼管1のねじ込み量が多く
て、樹脂雌ネジ61が拡径しても、端管コア20の突起
23と樹脂層60の凹部63とが嵌合しているため、端
管コア20と樹脂層60とは密着した状態を維持する。
【0025】なお、端管コア20の端面に円弧状の凹部
を形成し、樹脂層60の段差面62に突起を突設し、端
管コア20を段差部52に固着した樹脂層60と嵌合す
ることもできる。
を形成し、樹脂層60の段差面62に突起を突設し、端
管コア20を段差部52に固着した樹脂層60と嵌合す
ることもできる。
【0026】(実施例3) 実施例3は図5及び図6に
示すように、筒状の端管コア30の基端側に環状溝31
を有するテーパ雄ネジ32を形成したことを特徴とする
ものである。テーパ雄ネジ32は弾性力によって端管コ
ア30の中心軸方向に縮径して撓むことができる。ま
た、端管コア30の内面に1又は数カ所に凸部33を突
設し、この凸部33に係合部材(図示せず)を引っ掛
け、テーパ雄ネジ32を撓ませながら、継手本体50の
雌ネジ51及び樹脂雌ネジ61と螺合しやすいようにす
る方が望ましい。このような端管コア30を装着する継
手本体50の端部54は、実施例1や実施例2と同様
に、開口側に雌ネジ51を形成し、雌ネジ51よりも奥
側に肉厚を薄くした段差部52を形成する。この段差部
52から奥部53に樹脂層60を固着し、段差部52の
部分の樹脂層60には雌ネジ51と連続する樹脂雌ネジ
61を形成する。
示すように、筒状の端管コア30の基端側に環状溝31
を有するテーパ雄ネジ32を形成したことを特徴とする
ものである。テーパ雄ネジ32は弾性力によって端管コ
ア30の中心軸方向に縮径して撓むことができる。ま
た、端管コア30の内面に1又は数カ所に凸部33を突
設し、この凸部33に係合部材(図示せず)を引っ掛
け、テーパ雄ネジ32を撓ませながら、継手本体50の
雌ネジ51及び樹脂雌ネジ61と螺合しやすいようにす
る方が望ましい。このような端管コア30を装着する継
手本体50の端部54は、実施例1や実施例2と同様
に、開口側に雌ネジ51を形成し、雌ネジ51よりも奥
側に肉厚を薄くした段差部52を形成する。この段差部
52から奥部53に樹脂層60を固着し、段差部52の
部分の樹脂層60には雌ネジ51と連続する樹脂雌ネジ
61を形成する。
【0027】樹脂雌ネジ61を有する樹脂層60を固着
した継手本体50に端管コア30をねじ込む。端管コア
30のテーパ雄ネジ32は環状溝31によって中心軸方
向に撓みながらねじ込まれる。端管コア30の端面が奥
までねじ込まれ、樹脂層60の段差面62と接合する
と、テーパ雄ネジ32は樹脂雌ネジ61を押圧する方向
に拡開しようとするため、テーパ雄ネジ32と樹脂雌ネ
ジ61とは強固に一体化する。したがって、ライニング
鋼管1を捩じりながらライニング鋼管1のテーパ雄ネジ
2を継手本体50の雌ネジ51と螺合しても、端管コア
30は捩じられることがない。
した継手本体50に端管コア30をねじ込む。端管コア
30のテーパ雄ネジ32は環状溝31によって中心軸方
向に撓みながらねじ込まれる。端管コア30の端面が奥
までねじ込まれ、樹脂層60の段差面62と接合する
と、テーパ雄ネジ32は樹脂雌ネジ61を押圧する方向
に拡開しようとするため、テーパ雄ネジ32と樹脂雌ネ
ジ61とは強固に一体化する。したがって、ライニング
鋼管1を捩じりながらライニング鋼管1のテーパ雄ネジ
2を継手本体50の雌ネジ51と螺合しても、端管コア
30は捩じられることがない。
【0028】(実施例4) 実施例4は図7に示すよう
に、T字形の管継手であるチーの分岐管に、T字形の端
管コア40を一体に成形する防蝕管継手の製造方法に関
するものである。継手本体50の2か所の大径管57,
57と分岐管58の各開口部には雌ネジ51が形成さ
れ、雌ネジ51の奥側には段差部52が形成され、分岐
部分に突出部59が形成される。このような継手本体内
に本実施例における端管コア40を配置する。本実施例
における端管コア40は、2か所の大径管57,57及
び分岐管58の内側に雌ネジ51と連続する樹脂雌ネジ
41を形成し、樹脂雌ネジ41の内側には環状溝44を
介して同軸の内管42,43を配置したものである。内
管42の外周には環状の環状突起45を形成する。
に、T字形の管継手であるチーの分岐管に、T字形の端
管コア40を一体に成形する防蝕管継手の製造方法に関
するものである。継手本体50の2か所の大径管57,
57と分岐管58の各開口部には雌ネジ51が形成さ
れ、雌ネジ51の奥側には段差部52が形成され、分岐
部分に突出部59が形成される。このような継手本体内
に本実施例における端管コア40を配置する。本実施例
における端管コア40は、2か所の大径管57,57及
び分岐管58の内側に雌ネジ51と連続する樹脂雌ネジ
41を形成し、樹脂雌ネジ41の内側には環状溝44を
介して同軸の内管42,43を配置したものである。内
管42の外周には環状の環状突起45を形成する。
【0029】ただし、大径管57内に配置する内管42
は樹脂雌ネジ41と一体成形するが、分岐管58内に配
置する内管43は樹脂雌ネジ41とは別に成形した部材
から一体化する。別に成形する内管43(以下、内管コ
ア部という)は、たとえば実施例1に使用した端管コア
10を使用することもできる。すなわち内管コア部43
は、基端側に階段状の鍔部11を周設し、その鍔部43
aの基端側の端面に凹部と凸部を交互に形成したものと
する。さらに、内管コア部43の外周にも環状の環状突
起43bを形成し、ねじ込まれる管の内径がばらついて
いても、確実に嵌合するようにすることができる。
は樹脂雌ネジ41と一体成形するが、分岐管58内に配
置する内管43は樹脂雌ネジ41とは別に成形した部材
から一体化する。別に成形する内管43(以下、内管コ
ア部という)は、たとえば実施例1に使用した端管コア
10を使用することもできる。すなわち内管コア部43
は、基端側に階段状の鍔部11を周設し、その鍔部43
aの基端側の端面に凹部と凸部を交互に形成したものと
する。さらに、内管コア部43の外周にも環状の環状突
起43bを形成し、ねじ込まれる管の内径がばらついて
いても、確実に嵌合するようにすることができる。
【0030】このような端管コア40は図8に示すよう
な部品を使用して成形する。すなわち、大径管57の雌
ネジ51と螺合する筒状の大ネジコア71と、前記大ネ
ジコア71内に挿入する円柱状の金型ピン72と、雄ネ
ジを形成して分岐管58の雌ネジ51と螺合する有底筒
状の小ネジコア73と、前記小ネジコア73内に空間を
開けて挿入され、かつ内管コア部43を挿入する筒状の
成形ピン74とを使用する。
な部品を使用して成形する。すなわち、大径管57の雌
ネジ51と螺合する筒状の大ネジコア71と、前記大ネ
ジコア71内に挿入する円柱状の金型ピン72と、雄ネ
ジを形成して分岐管58の雌ネジ51と螺合する有底筒
状の小ネジコア73と、前記小ネジコア73内に空間を
開けて挿入され、かつ内管コア部43を挿入する筒状の
成形ピン74とを使用する。
【0031】大ネジコア71は大径管57内に完全に奥
まで挿入されても、大ネジコア71の先端部が継手本体
50の突出部59と当接しないように、大ネジコア71
の外周に雄ネジ71aを形成する。前記大ネジコア71
に挿入する金型ピン72の先端側には縮径部72aを形
成し、縮径部72aの先端縁に分岐管58に挿入する成
形ピン74と係合する窪部72bを形成する。また、金
型ピン72には溶融樹脂が流れる細い溝状のランナー
(図示せず)を形成する。
まで挿入されても、大ネジコア71の先端部が継手本体
50の突出部59と当接しないように、大ネジコア71
の外周に雄ネジ71aを形成する。前記大ネジコア71
に挿入する金型ピン72の先端側には縮径部72aを形
成し、縮径部72aの先端縁に分岐管58に挿入する成
形ピン74と係合する窪部72bを形成する。また、金
型ピン72には溶融樹脂が流れる細い溝状のランナー
(図示せず)を形成する。
【0032】小ネジコア73内に成形ピン74を空間を
開けて挿入し、ボルト76によって小ネジコア73と成
形ピン74とを一体化する。ただし、小ネジコア73と
成形ピン74とは別体ではなく、一体成形したものを使
用することもできる。小ネジコア73と成形ピン74と
の間の空間内に内管コア部43を挿通する。このとき、
小ネジコア73の先端部が成形ピン74に挿入した内管
コア部43の鍔部43aと当接するように、成形ピン7
4を拡径する。また、小ネジコア73を分岐管58に装
着したときに、内管コア部43の鍔部43aが突出部5
9と当接しないように、小ネジコア73の外周に雄ネジ
73aを形成する。
開けて挿入し、ボルト76によって小ネジコア73と成
形ピン74とを一体化する。ただし、小ネジコア73と
成形ピン74とは別体ではなく、一体成形したものを使
用することもできる。小ネジコア73と成形ピン74と
の間の空間内に内管コア部43を挿通する。このとき、
小ネジコア73の先端部が成形ピン74に挿入した内管
コア部43の鍔部43aと当接するように、成形ピン7
4を拡径する。また、小ネジコア73を分岐管58に装
着したときに、内管コア部43の鍔部43aが突出部5
9と当接しないように、小ネジコア73の外周に雄ネジ
73aを形成する。
【0033】以上のような部品によって、端管コア40
は次のようにして成形する。すなわち、まず、小ネジコ
ア73と成形ピン74との間の空間内に内管コア部43
を挿通した小ネジコア73を分岐管58の雌ネジ51に
螺合する。他方、2か所の大径管57,57の雌ネジ5
1,51にはそれぞれ円筒状の大ネジコア71,71を
螺合する。そして、それぞれの大ネジコア71,71内
にそれぞれの金型ピン72,72を挿入する。2本の金
型ピン72,72が接合すると、成形ピン74の先端部
が金型ピン72,72の窪部72b,72bと係合す
る。このとき、継手本体50内は、突出部59が内管コ
ア部43の鍔部43aや大ネジコア71の先端部と当接
しない空間Sが作られる。
は次のようにして成形する。すなわち、まず、小ネジコ
ア73と成形ピン74との間の空間内に内管コア部43
を挿通した小ネジコア73を分岐管58の雌ネジ51に
螺合する。他方、2か所の大径管57,57の雌ネジ5
1,51にはそれぞれ円筒状の大ネジコア71,71を
螺合する。そして、それぞれの大ネジコア71,71内
にそれぞれの金型ピン72,72を挿入する。2本の金
型ピン72,72が接合すると、成形ピン74の先端部
が金型ピン72,72の窪部72b,72bと係合す
る。このとき、継手本体50内は、突出部59が内管コ
ア部43の鍔部43aや大ネジコア71の先端部と当接
しない空間Sが作られる。
【0034】以上のようにしてセッティングが完了する
と、金型ピン72のランナーから耐蝕性に優れる塩化ビ
ニルなどの溶融樹脂を空間S内に注入する。内管コア部
43の鍔部43aと小ネジコア73の先端部とが当接し
ているため、溶融樹脂は内管コア部43の外周を除いた
空間S内に充填される。そして、溶融樹脂が冷却されて
凝固すると、大ネジコア71、小ネジコア73、成形ピ
ン74、それに射出成形ピンを継手本体50から外す。
すると、分岐管58内に内管コア部43の外周に間隔を
開けて樹脂ネジ41が形成され、大径管57内に樹脂雌
ネジ41と内管42が形成され、継手本体50内に端管
コア40を固着した防蝕管継手が完成する。内管コア部
43は別に成形したものであるが、内管コア部43の鍔
部11に形成した凹部と凸部が溶融樹脂に食い込んだ状
態で樹脂雌ネジ41一体化するため、異種の材料であっ
ても端管コア40は強固に接合する。
と、金型ピン72のランナーから耐蝕性に優れる塩化ビ
ニルなどの溶融樹脂を空間S内に注入する。内管コア部
43の鍔部43aと小ネジコア73の先端部とが当接し
ているため、溶融樹脂は内管コア部43の外周を除いた
空間S内に充填される。そして、溶融樹脂が冷却されて
凝固すると、大ネジコア71、小ネジコア73、成形ピ
ン74、それに射出成形ピンを継手本体50から外す。
すると、分岐管58内に内管コア部43の外周に間隔を
開けて樹脂ネジ41が形成され、大径管57内に樹脂雌
ネジ41と内管42が形成され、継手本体50内に端管
コア40を固着した防蝕管継手が完成する。内管コア部
43は別に成形したものであるが、内管コア部43の鍔
部11に形成した凹部と凸部が溶融樹脂に食い込んだ状
態で樹脂雌ネジ41一体化するため、異種の材料であっ
ても端管コア40は強固に接合する。
【0035】以上の4つの実施例で使用する端管コア1
0,20,30,40は、種々の熱可塑性樹脂によって
射出成形する。ただし、高い応力に対して耐性のある架
橋ポリエチレンやポリエチレン樹脂を使用すると、劣化
しにくい防蝕継手を製作することができる。
0,20,30,40は、種々の熱可塑性樹脂によって
射出成形する。ただし、高い応力に対して耐性のある架
橋ポリエチレンやポリエチレン樹脂を使用すると、劣化
しにくい防蝕継手を製作することができる。
【0036】実施例1ないし実施例3におていも、実施
例4において説明したようなネジコアや金型ピンを使用
して、継手本体50の内面に樹脂層60を固着する。実
施例1と実施例2では金型ピンを端管コア10,20に
挿入し、鍔部11,21が継手本体50の段差部51の
奥側に接合した状態で、樹脂層60に埋め込まれるよう
にする。したがって、端管コア10,20の鍔部11,
21の外径は、継手本体50の雌ネジ51の内径よりも
小さくする。
例4において説明したようなネジコアや金型ピンを使用
して、継手本体50の内面に樹脂層60を固着する。実
施例1と実施例2では金型ピンを端管コア10,20に
挿入し、鍔部11,21が継手本体50の段差部51の
奥側に接合した状態で、樹脂層60に埋め込まれるよう
にする。したがって、端管コア10,20の鍔部11,
21の外径は、継手本体50の雌ネジ51の内径よりも
小さくする。
【0037】本発明は上記実施例に限定することなく、
本発明の要旨内において設計変更することができる。た
とえば端管コアの外周に形成する環状突起は、実施例4
だけでなく、実施例1や実施例2、実施例3においても
形成することができる。また管継手のネジは、いずれも
管用テーパネジを例示したが、もちろん他の管用ネジあ
るいはそれ以外の規格のネジであっても良い。実施例4
における防蝕管継手の製造方法は、実施例1や、実施例
2、実施例3の防蝕管継手を製造する際にも適用するこ
とができる。
本発明の要旨内において設計変更することができる。た
とえば端管コアの外周に形成する環状突起は、実施例4
だけでなく、実施例1や実施例2、実施例3においても
形成することができる。また管継手のネジは、いずれも
管用テーパネジを例示したが、もちろん他の管用ネジあ
るいはそれ以外の規格のネジであっても良い。実施例4
における防蝕管継手の製造方法は、実施例1や、実施例
2、実施例3の防蝕管継手を製造する際にも適用するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、端管コアの鍔部又はテ
ーパ雄ネジによって継手本体の内面に固着した樹脂層と
強固に一体化するため、ライニング鋼管のねじ込み量が
多くても、端管コアが破壊されることがなく、またライ
ニング鋼管のねじ込み量が少なくても、継手本体に樹脂
層を固着していない雄ネジが露出することもない。した
がって、継手本体に樹脂層を固着していない部分に水が
浸透することがなく、赤水の発生を防止することができ
る。そのため、製品の信頼性を高めることができる。
ーパ雄ネジによって継手本体の内面に固着した樹脂層と
強固に一体化するため、ライニング鋼管のねじ込み量が
多くても、端管コアが破壊されることがなく、またライ
ニング鋼管のねじ込み量が少なくても、継手本体に樹脂
層を固着していない雄ネジが露出することもない。した
がって、継手本体に樹脂層を固着していない部分に水が
浸透することがなく、赤水の発生を防止することができ
る。そのため、製品の信頼性を高めることができる。
【図1】本発明に係る実施例1の防蝕管継手を示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明に係る実施例1の端管コアの斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明に係る実施例2の防蝕管継手を示す断面
図である。
図である。
【図4】本発明に係る実施例2の端管コアの斜視図であ
る。
る。
【図5】本発明に係る実施例3の防蝕管継手を示す断面
図である。
図である。
【図6】本発明に係る実施例3の端管コアの断面図であ
る。
る。
【図7】本発明に係る実施例4の防蝕管継手の断面図で
ある。
ある。
【図8】本発明に係る実施例4の防蝕管継手を製造する
際の断面図である。
際の断面図である。
【図9】従来の防蝕管継手を示す断面図である。
【図10】従来の別の防蝕管継手を示す断面図である。
1 ライニング鋼管 2 テーパ雄ネジ 10,20,30,40 端管コア 11,21 鍔部 13 凹部 14 凸部 22 樹脂雄ネジ 23 突起 31 環状溝 32 テーパ雄ネジ 41 樹脂雄ネジ 42 内管 43 内管(内管コア部) 44 環状溝 55 環状溝 71 大ネジコア 72 金型ピン 73 小ネジコア 74 成形ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 43/00 // B29L 31:24
Claims (4)
- 【請求項1】 内面に樹脂層を固着した継手本体の端部
に環状溝を形成する端管コアを装着した防蝕管継手にお
いて、端管コアの基端側に鍔部を形成し、鍔部の基端側
の端面に凹部と凸部とを交互に形成し、前記鍔部を樹脂
層に埋設したことを特徴とする防蝕管継手。 - 【請求項2】 内面に樹脂層を固着した継手本体の端部
に環状溝を形成する筒状の端管コアを装着した防蝕管継
手において、上記樹脂層に樹脂雌ネジと凹部又は凸部を
形成し、上記端管コアの基端側に鍔部を形成し、鍔部の
外周に樹脂雌ネジと螺合する樹脂雄ネジを形成し、鍔部
の基端側の端面に樹脂層の凹部又は凸部と嵌合する突起
又は凹部を形成したことを特徴とする防蝕管継手。 - 【請求項3】 内面に樹脂層を固着した継手本体の端部
に環状溝を形成する端管コアを装着した防蝕管継手にお
いて、樹脂層に樹脂雌ネジを形成し、端管コアの基端側
に環状溝を介在させて縮径することができ、かつ前記樹
脂雌ネジと螺合するテーパ雄ネジを形成したことを特徴
とする防蝕管継手。 - 【請求項4】 継手本体の端部に形成した雌ネジの一部
または全部を除いて、継手本体の内面に樹脂製の端管コ
アを固着する防蝕管継手の製造方法において、樹脂雌ネ
ジを形成するネジコアと前記ネジコア内に配置する成形
ピンとの間に、別に成形された内管コア部を挿入し、ネ
ジコアの後端部を継手本体の雌ネジに螺合し、ネジコア
と継手本体との間に空間を形成し、前記空間内に溶融樹
脂を充填し、溶融樹脂と内管コア部とを一体化させ、継
手本体の内面に端管コアを固着することを特徴とする防
蝕管継手の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6300623A JPH08159370A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 防蝕管継手及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6300623A JPH08159370A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 防蝕管継手及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08159370A true JPH08159370A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17887095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6300623A Withdrawn JPH08159370A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 防蝕管継手及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08159370A (ja) |
-
1994
- 1994-12-05 JP JP6300623A patent/JPH08159370A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040319 |