JPH08161732A - 磁気カード及びその製造方法 - Google Patents
磁気カード及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH08161732A JPH08161732A JP6303418A JP30341894A JPH08161732A JP H08161732 A JPH08161732 A JP H08161732A JP 6303418 A JP6303418 A JP 6303418A JP 30341894 A JP30341894 A JP 30341894A JP H08161732 A JPH08161732 A JP H08161732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- card
- magnetic card
- information
- recorded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カードの偽造防止を有効に図り得ると共に、
従来通りに新規な磁気情報の書き込みを行い得る磁気カ
ードを提供すること。 【構成】 この磁気カードは、面内長手方向に磁気的記
録を行う磁気カードであって、カード面の垂直方向に磁
性粉末の磁化容易方向を配向させた磁性層を有するもの
で、磁性層における磁性粉末の磁性材は一般式Rx Co
100-x (但し、RはYを含む希土類元素のうちのSmを
必須成分とする少なくとも1種であり、xを16.0a
t%≦x≦22.0at%の範囲とする)で表わされる
組成のものとなっている。この磁気カードは、難着磁性
で脱磁が容易な特性を有するため、磁気カードの長手方
向で初期的磁気情報の記録を行い、初期的磁気情報に関
する記録部分の一部を消去することで新たな磁気情報の
記録を行えば従来の磁気カードと同様に使用することが
できると共に、偽造防止を図り得るものとなる。
従来通りに新規な磁気情報の書き込みを行い得る磁気カ
ードを提供すること。 【構成】 この磁気カードは、面内長手方向に磁気的記
録を行う磁気カードであって、カード面の垂直方向に磁
性粉末の磁化容易方向を配向させた磁性層を有するもの
で、磁性層における磁性粉末の磁性材は一般式Rx Co
100-x (但し、RはYを含む希土類元素のうちのSmを
必須成分とする少なくとも1種であり、xを16.0a
t%≦x≦22.0at%の範囲とする)で表わされる
組成のものとなっている。この磁気カードは、難着磁性
で脱磁が容易な特性を有するため、磁気カードの長手方
向で初期的磁気情報の記録を行い、初期的磁気情報に関
する記録部分の一部を消去することで新たな磁気情報の
記録を行えば従来の磁気カードと同様に使用することが
できると共に、偽造防止を図り得るものとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録した所定の磁気情
報を書き換え不能にして偽造防止効果を持った磁気カー
ド及びその製造方法に関する。
報を書き換え不能にして偽造防止効果を持った磁気カー
ド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗車券,テレホンカード,或いは
プリペイドカード等の金券として利用されている磁気カ
ード類は、所定のカード取扱い装置によってカード利用
の毎にカードの磁性層に対して残金等の磁気情報を書き
換え可能に記録して使用できるようになっている。これ
らの金券として利用されている磁気カードには、磁性層
に記録された金額等の磁気情報をマグネティックビュワ
ー等で読み出すことができないように磁性層上に保護層
を設けたり、或いは磁性層を多層にする等の工夫を凝ら
したものがある。又、偽造防止を対策する場合には使用
毎に磁気カードにパンチ孔を穿孔する等の工夫が施され
ている。
プリペイドカード等の金券として利用されている磁気カ
ード類は、所定のカード取扱い装置によってカード利用
の毎にカードの磁性層に対して残金等の磁気情報を書き
換え可能に記録して使用できるようになっている。これ
らの金券として利用されている磁気カードには、磁性層
に記録された金額等の磁気情報をマグネティックビュワ
ー等で読み出すことができないように磁性層上に保護層
を設けたり、或いは磁性層を多層にする等の工夫を凝ら
したものがある。又、偽造防止を対策する場合には使用
毎に磁気カードにパンチ孔を穿孔する等の工夫が施され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、磁気カード
の普及に伴って磁気カードに対して磁気情報を記録・再
生するリーダ・ライタの技術も発達し、磁気カードに記
録した磁気情報を読み取ったり、或いは磁気情報を書き
込むことができるようになったため、従来の磁気カード
では偽造を有効に防止できないという問題が生じてい
る。
の普及に伴って磁気カードに対して磁気情報を記録・再
生するリーダ・ライタの技術も発達し、磁気カードに記
録した磁気情報を読み取ったり、或いは磁気情報を書き
込むことができるようになったため、従来の磁気カード
では偽造を有効に防止できないという問題が生じてい
る。
【0004】具体的に云えば、これらの磁気カードに対
する磁気情報の記録はカードの長手方向で行われてお
り、新しい情報を記録する場合はその都度,旧情報の上
にオーバーライトする形で書き換えられるため、磁気カ
ードに対して磁気情報を記録,再生し得る装置(リーダ
・ライタ)があれば、容易に磁気情報の書き換えを行っ
て偽造することが可能となっている。又、磁気カードに
関する磁性層の保磁力が従来使用されているリーダ・ラ
イタで磁気情報の記録・再生が可能なように2〜3[k
Oe]と低いことから、同様に従来のリーダ・ライタ程
度の装置があれば容易に磁気情報の書き換えが可能とな
ってカードの偽造が容易となる。
する磁気情報の記録はカードの長手方向で行われてお
り、新しい情報を記録する場合はその都度,旧情報の上
にオーバーライトする形で書き換えられるため、磁気カ
ードに対して磁気情報を記録,再生し得る装置(リーダ
・ライタ)があれば、容易に磁気情報の書き換えを行っ
て偽造することが可能となっている。又、磁気カードに
関する磁性層の保磁力が従来使用されているリーダ・ラ
イタで磁気情報の記録・再生が可能なように2〜3[k
Oe]と低いことから、同様に従来のリーダ・ライタ程
度の装置があれば容易に磁気情報の書き換えが可能とな
ってカードの偽造が容易となる。
【0005】即ち、従来の磁気カードにおける問題点
は、磁気カード自体が使用の毎に既存の記録された磁気
情報にオーバーライトする形式で残額,使用額等の新規
な磁気情報を書き込む方式を採用可能な構成となってい
ることにある。
は、磁気カード自体が使用の毎に既存の記録された磁気
情報にオーバーライトする形式で残額,使用額等の新規
な磁気情報を書き込む方式を採用可能な構成となってい
ることにある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、カードの偽造防止
を有効に図り得ると共に、従来通りに新規な磁気情報の
記録を行い得る磁気カード及びその製造方法を提供する
ことにある。
なされたもので、その技術的課題は、カードの偽造防止
を有効に図り得ると共に、従来通りに新規な磁気情報の
記録を行い得る磁気カード及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、面内長
手方向に磁気的記録を行う磁気カードであって、カード
面の垂直方向に磁性粉末の磁化容易方向を配向させて成
る磁性層を有する磁気カードが得られる。この磁気カー
ドにおいて、磁性粉末の磁性材が一般式Rx Co100-x
(但し、RはYを含む希土類元素のうちのSmを必須成
分とする少なくとも1種であり、xを16.0at%≦
x≦22.0at%の範囲とする)で表わされるもので
あることは好ましい。
手方向に磁気的記録を行う磁気カードであって、カード
面の垂直方向に磁性粉末の磁化容易方向を配向させて成
る磁性層を有する磁気カードが得られる。この磁気カー
ドにおいて、磁性粉末の磁性材が一般式Rx Co100-x
(但し、RはYを含む希土類元素のうちのSmを必須成
分とする少なくとも1種であり、xを16.0at%≦
x≦22.0at%の範囲とする)で表わされるもので
あることは好ましい。
【0008】一方、本発明によれば、上記磁気カードの
使用方法であって、磁気カードの長手方向で初期的磁気
情報の記録を行い、該初期的磁気情報に関する記録部分
の一部を消去することで新規な磁気情報の記録を行う磁
気カードの使用方法が得られる。
使用方法であって、磁気カードの長手方向で初期的磁気
情報の記録を行い、該初期的磁気情報に関する記録部分
の一部を消去することで新規な磁気情報の記録を行う磁
気カードの使用方法が得られる。
【0009】更に、本発明によれば、磁性塗料をカード
基体上に塗布して乾燥させることで該カード基体上に磁
性層を形成する磁性層形成工程を含む磁気カードの製造
方法において、磁性層形成工程では磁性塗料をカード基
体上に塗布した後に該カード基体面と垂直方向に1kO
e以上の磁界を印加して該磁性塗料の磁性粉末の磁化容
易方向を該垂直方向に合致させる配向処理を施す磁気カ
ードの製造方法が得られる。この磁気カードの製造方法
において、磁性粉末の磁性材には一般式Rx Co100-x
(但し、RはYを含む希土類元素のうちのSmを必須成
分とする少なくとも1種であり、xを16.0at%≦
x≦22.0at%の範囲とする)で表わされるものを
用いることは好ましい。
基体上に塗布して乾燥させることで該カード基体上に磁
性層を形成する磁性層形成工程を含む磁気カードの製造
方法において、磁性層形成工程では磁性塗料をカード基
体上に塗布した後に該カード基体面と垂直方向に1kO
e以上の磁界を印加して該磁性塗料の磁性粉末の磁化容
易方向を該垂直方向に合致させる配向処理を施す磁気カ
ードの製造方法が得られる。この磁気カードの製造方法
において、磁性粉末の磁性材には一般式Rx Co100-x
(但し、RはYを含む希土類元素のうちのSmを必須成
分とする少なくとも1種であり、xを16.0at%≦
x≦22.0at%の範囲とする)で表わされるものを
用いることは好ましい。
【0010】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の磁気カード及
びその製造方法について、詳細に説明する。
びその製造方法について、詳細に説明する。
【0011】最初に、本発明の磁気カードの基本構成に
ついて簡単に説明する。この磁気カードは、面内長手方
向に磁気的記録を行う磁気カードであって、カード面の
垂直方向に磁性粉末の磁化容易方向を配向させた磁性層
を有する。
ついて簡単に説明する。この磁気カードは、面内長手方
向に磁気的記録を行う磁気カードであって、カード面の
垂直方向に磁性粉末の磁化容易方向を配向させた磁性層
を有する。
【0012】これにより、この磁気カードは、難着磁性
であっても脱磁が容易な特性を有するため、従来の汎用
的なリーダ・ライタを用いた場合には磁気情報を記録す
ることが不可能となるが、消去は可能となって偽造防止
に適するようになる。それ故、この磁気カードの使用方
法としては、磁気カードの長手方向で初期的磁気情報の
記録を行い、その後に順次新しい磁気情報を記録する際
には、初期的磁気情報に関する記録部分の一部を消去す
ることで新規な磁気情報の記録を行えば良い。このよう
に磁気カードを使用すれば、従来の磁気カードと同様に
取り扱うことができる上、一層偽造防止効果に優れたも
のとなる。
であっても脱磁が容易な特性を有するため、従来の汎用
的なリーダ・ライタを用いた場合には磁気情報を記録す
ることが不可能となるが、消去は可能となって偽造防止
に適するようになる。それ故、この磁気カードの使用方
法としては、磁気カードの長手方向で初期的磁気情報の
記録を行い、その後に順次新しい磁気情報を記録する際
には、初期的磁気情報に関する記録部分の一部を消去す
ることで新規な磁気情報の記録を行えば良い。このよう
に磁気カードを使用すれば、従来の磁気カードと同様に
取り扱うことができる上、一層偽造防止効果に優れたも
のとなる。
【0013】ところで、この磁気カードの磁性層におけ
る磁性粉末の磁性材は、一般式RxCo100-x (但し、
RはYを含む希土類元素のうちのSmを必須成分とする
少なくとも1種であり、xを16.0at%≦x≦2
2.0at%の範囲とする)で表わされる組成のもので
あれば良い。ここでの組成に関する限定理由は、xが1
6.0at%未満では垂直磁界の配向を施しても難着磁
性とならず、xが22.0at%超過では磁化が小さく
て記録信号の出力が低下する上、記録後の保磁力が大き
くなって消磁が困難となってしまうからである。
る磁性粉末の磁性材は、一般式RxCo100-x (但し、
RはYを含む希土類元素のうちのSmを必須成分とする
少なくとも1種であり、xを16.0at%≦x≦2
2.0at%の範囲とする)で表わされる組成のもので
あれば良い。ここでの組成に関する限定理由は、xが1
6.0at%未満では垂直磁界の配向を施しても難着磁
性とならず、xが22.0at%超過では磁化が小さく
て記録信号の出力が低下する上、記録後の保磁力が大き
くなって消磁が困難となってしまうからである。
【0014】このような磁気カードを製造するために
は、磁性塗料をカード基体上に塗布して乾燥させること
でカード基体上に磁性層を形成する磁性層形成工程を含
む磁気カードの製造方法において、磁性層形成工程で磁
性塗料をカード基体上に塗布した後にカード基体面と垂
直方向に1kOe以上の磁界を印加して磁性塗料の磁性
粉末の磁化容易方向をカード基体面に対する垂直方向に
合致させる配向処理を施すようにすれば良い。ここで用
いる磁性粉末の磁性材は、上述した一般式Rx Co
100-x のものである。
は、磁性塗料をカード基体上に塗布して乾燥させること
でカード基体上に磁性層を形成する磁性層形成工程を含
む磁気カードの製造方法において、磁性層形成工程で磁
性塗料をカード基体上に塗布した後にカード基体面と垂
直方向に1kOe以上の磁界を印加して磁性塗料の磁性
粉末の磁化容易方向をカード基体面に対する垂直方向に
合致させる配向処理を施すようにすれば良い。ここで用
いる磁性粉末の磁性材は、上述した一般式Rx Co
100-x のものである。
【0015】そこで、以下は磁気カードの製造方法に関
する幾つかの実施例を具体的に説明する。
する幾つかの実施例を具体的に説明する。
【0016】[実施例1]実施例1では、先ず99%以
上の純度のSmとCoとを融解することにより、Sm
17.5Co82.5の組成の合金を作製し、1100℃の温度
でAr雰囲気中24時間均一化処理を施した後、850
℃まで徐冷し、その後に室温まで急冷することによりS
mCo5 化合物を主相とするインゴットを得た。
上の純度のSmとCoとを融解することにより、Sm
17.5Co82.5の組成の合金を作製し、1100℃の温度
でAr雰囲気中24時間均一化処理を施した後、850
℃まで徐冷し、その後に室温まで急冷することによりS
mCo5 化合物を主相とするインゴットを得た。
【0017】次に、このインゴットをディスクミルで粗
粉砕した後、ボールミルを用いて微粉砕して平均粒径2
μmの原料粉末を得た。更に、この原料粉末を用いてS
m17 .5Co82.5磁性粉末40重量部,アクリル系樹脂1
6重量部,塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂29重量
部,溶剤(トルエン)100重量部の割合で混合して磁
性塗料を作製した。
粉砕した後、ボールミルを用いて微粉砕して平均粒径2
μmの原料粉末を得た。更に、この原料粉末を用いてS
m17 .5Co82.5磁性粉末40重量部,アクリル系樹脂1
6重量部,塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂29重量
部,溶剤(トルエン)100重量部の割合で混合して磁
性塗料を作製した。
【0018】引き続き、磁性層形成工程として、磁性塗
料をポリエチレンテレフタレート(PET)から成るカ
ード基体上に厚さが20μmになるように塗布し、次に
塗布面と垂直方向に0〜20.0[kOe]の範囲で磁
界を印加し、磁性塗料の磁性粉末の磁化容易方向をカー
ド基体面に対する垂直方向に合致させる配向処理を施し
た後、磁性塗料を乾燥させることでカード基体上に磁性
層を形成した。
料をポリエチレンテレフタレート(PET)から成るカ
ード基体上に厚さが20μmになるように塗布し、次に
塗布面と垂直方向に0〜20.0[kOe]の範囲で磁
界を印加し、磁性塗料の磁性粉末の磁化容易方向をカー
ド基体面に対する垂直方向に合致させる配向処理を施し
た後、磁性塗料を乾燥させることでカード基体上に磁性
層を形成した。
【0019】そこで、ここで得られた幾つかの磁性層に
おける磁気特性が異なる磁気カードに関し、それらの磁
性層における磁気特性を振動試料型磁力計(V.S.
M)を用いて測定したところ、表1に示すような結果と
なった。
おける磁気特性が異なる磁気カードに関し、それらの磁
性層における磁気特性を振動試料型磁力計(V.S.
M)を用いて測定したところ、表1に示すような結果と
なった。
【0020】
【表1】 表1からは、配向磁場が0,0.5のものでは保磁力が
高く,且つ着磁性が高くて難着磁性とならず、配向磁場
(kOe)が1.0,10.0,20.0のものでは保
磁力が低く,且つ着磁性が低くて難着磁性となることが
判った。
高く,且つ着磁性が高くて難着磁性とならず、配向磁場
(kOe)が1.0,10.0,20.0のものでは保
磁力が低く,且つ着磁性が低くて難着磁性となることが
判った。
【0021】次に、10.0kOeの磁界で配向処理を
施した磁気カードに従来のリーダ・ライタ(記録磁界5
kG)を用いてFM(周波数変調)方式で記録,再生を
行ったところ、記録信号は検出されずに全く記録されて
いないことが判った。又、10.0kGの高記録磁界の
磁気ヘッドを用いて同様にFM方式で記録し、従来のリ
ーダ・ライタで再生したところ、記録信号が検出されて
記録されることが確認できた。更に、この磁気カードに
対して5.0kGの磁界で消磁を行ったところ、その消
磁部分での記録信号は消磁前の30dB以下に減衰する
ことが判った。
施した磁気カードに従来のリーダ・ライタ(記録磁界5
kG)を用いてFM(周波数変調)方式で記録,再生を
行ったところ、記録信号は検出されずに全く記録されて
いないことが判った。又、10.0kGの高記録磁界の
磁気ヘッドを用いて同様にFM方式で記録し、従来のリ
ーダ・ライタで再生したところ、記録信号が検出されて
記録されることが確認できた。更に、この磁気カードに
対して5.0kGの磁界で消磁を行ったところ、その消
磁部分での記録信号は消磁前の30dB以下に減衰する
ことが判った。
【0022】[実施例2]実施例2では、99%以上の
純度のSmとCoとを融解して幾つかの異なる組成の合
金を作製し、1100℃の温度でAr雰囲気中24時間
均一化処理を施した後、850℃まで徐冷し、その後に
室温まで急冷することによりインゴットを得た。次に、
このインゴットをディスクミルで粗粉砕した後、ボール
ミルを用い微粉砕して平均粒径2μmの各組成の原料粉
末を得た。
純度のSmとCoとを融解して幾つかの異なる組成の合
金を作製し、1100℃の温度でAr雰囲気中24時間
均一化処理を施した後、850℃まで徐冷し、その後に
室温まで急冷することによりインゴットを得た。次に、
このインゴットをディスクミルで粗粉砕した後、ボール
ミルを用い微粉砕して平均粒径2μmの各組成の原料粉
末を得た。
【0023】更に、各組成の原料粉末を用いて実施例1
の場合と同様の方法で磁性塗料を作製した後、磁性層形
成工程として、PETから成るカード基体上に厚さ20
μmになるように塗布して、次に塗布面と垂直方向に1
0.0kOeの磁界を印加し、磁性塗料の磁性粉末の磁
化容易方向をカード基体面に対する垂直方向に合致させ
る配向処理を施した後、磁性塗料を乾燥させることでカ
ード基体上に磁性層を形成した。
の場合と同様の方法で磁性塗料を作製した後、磁性層形
成工程として、PETから成るカード基体上に厚さ20
μmになるように塗布して、次に塗布面と垂直方向に1
0.0kOeの磁界を印加し、磁性塗料の磁性粉末の磁
化容易方向をカード基体面に対する垂直方向に合致させ
る配向処理を施した後、磁性塗料を乾燥させることでカ
ード基体上に磁性層を形成した。
【0024】そこで、ここで得られた幾つかの磁性層に
おける磁性材(磁性粉末)の組成が異なる磁気カードに
関し、それらの磁性層における磁気特性をV.S.Mを
用いて測定したところ、表2に示すような結果となっ
た。
おける磁性材(磁性粉末)の組成が異なる磁気カードに
関し、それらの磁性層における磁気特性をV.S.Mを
用いて測定したところ、表2に示すような結果となっ
た。
【0025】
【表2】 表2からは、Sm値が16〜22[at%]の範囲の磁
気カードで難着磁性を示すと共に、保磁力が小さくなる
ことが判る。
気カードで難着磁性を示すと共に、保磁力が小さくなる
ことが判る。
【0026】次に、ここでも各磁気カードに対して従来
のリーダ・ライタ(記録磁界5kG)を用いてFM方式
で記録,再生を行ったところ、Sm値が16.3,1
7.5,19.5,21.6[at%]の範囲の磁性粉
末を用いたカードでは記録信号が検出されずに全く記録
されず、Sm値が15.6at%,22.9at%の磁
性粉末を用いた磁気カードでは記録信号が検出されて記
録されることが判った。又、10.0kGの高記録磁界
の磁気ヘッドを用いて同様にFM方式で記録し、従来の
リーダ・ライタで再生を行ったところ、全ての磁気カー
ドで記録信号が検出されて記録されていると共に、Sm
値が22.9at%の磁気カードでは記録信号の出力が
他のものと比べて1/2以下と低くなることが判った。
更に、各記録済みの磁気カードに対して5kGの磁界で
消磁を行ったところ、Sm値が22.9at%の磁性粉
末を用いた磁気カードを除いてその消磁部分での記録信
号は消磁前の30dB以下に減衰することが判った。
のリーダ・ライタ(記録磁界5kG)を用いてFM方式
で記録,再生を行ったところ、Sm値が16.3,1
7.5,19.5,21.6[at%]の範囲の磁性粉
末を用いたカードでは記録信号が検出されずに全く記録
されず、Sm値が15.6at%,22.9at%の磁
性粉末を用いた磁気カードでは記録信号が検出されて記
録されることが判った。又、10.0kGの高記録磁界
の磁気ヘッドを用いて同様にFM方式で記録し、従来の
リーダ・ライタで再生を行ったところ、全ての磁気カー
ドで記録信号が検出されて記録されていると共に、Sm
値が22.9at%の磁気カードでは記録信号の出力が
他のものと比べて1/2以下と低くなることが判った。
更に、各記録済みの磁気カードに対して5kGの磁界で
消磁を行ったところ、Sm値が22.9at%の磁性粉
末を用いた磁気カードを除いてその消磁部分での記録信
号は消磁前の30dB以下に減衰することが判った。
【0027】以上のことから、Sm値が16〜22[a
t%]の範囲にある磁性粉末を用いた磁気カードに関し
ては、偽造防止の効果に必要な難着磁性及び易脱磁性を
満たす良好な結果が得られることが確認された。
t%]の範囲にある磁性粉末を用いた磁気カードに関し
ては、偽造防止の効果に必要な難着磁性及び易脱磁性を
満たす良好な結果が得られることが確認された。
【0028】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明の磁気カード
によれば、カード面の垂直方向に磁性粉末の磁化容易方
向を配向させた磁性層がカード基体上に設けられた構成
により難着磁性及び易脱磁性を有するため、磁気カード
の長手方向で初期的磁気情報の記録を行い、初期的磁気
情報に関する記録部分の一部を消去することで新たな磁
気情報の記録を行うことでカードの偽造防止を有効に図
り得ると共に、従来通りに新規な磁気情報の書き込みを
行い得るようになる。
によれば、カード面の垂直方向に磁性粉末の磁化容易方
向を配向させた磁性層がカード基体上に設けられた構成
により難着磁性及び易脱磁性を有するため、磁気カード
の長手方向で初期的磁気情報の記録を行い、初期的磁気
情報に関する記録部分の一部を消去することで新たな磁
気情報の記録を行うことでカードの偽造防止を有効に図
り得ると共に、従来通りに新規な磁気情報の書き込みを
行い得るようになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/706 5/842 B 7303−5D H01F 1/047 H01F 1/06 J
Claims (5)
- 【請求項1】 面内長手方向に磁気的記録を行う磁気カ
ードであって、カード面の垂直方向に磁性粉末の磁化容
易方向を配向させた磁性層を有することを特徴とする磁
気カード。 - 【請求項2】 請求項1記載の磁気カードにおいて、前
記磁性粉末の磁性材は、一般式Rx Co100-x (但し、
RはYを含む希土類元素のうちのSmを必須成分とする
少なくとも1種であり、xを16.0at%≦x≦2
2.0at%の範囲とする)で表わされることを特徴と
する磁気カード。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の磁気カードの使用
方法であって、前記磁気カードの長手方向で初期的磁気
情報の記録を行い、該初期的磁気情報に関する記録部分
の一部を消去することで新規な磁気情報の記録を行うも
のとすることを特徴とする磁気カードの使用方法。 - 【請求項4】 磁性塗料をカード基体上に塗布して乾燥
させることで該カード基体上に磁性層を形成する磁性層
形成工程を含む磁気カードの製造方法において、前記磁
性層形成工程では前記磁性塗料を前記カード基体上に塗
布した後に該カード基体面と垂直方向に1kOe以上の
磁界を印加して該磁性塗料の磁性粉末の磁化容易方向を
該垂直方向に合致させる配向処理を施すことを特徴とす
る磁気カードの製造方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の磁気カードの製造方法に
おいて、前記磁性粉末の磁性材には、一般式Rx Co
100-x (但し、RはYを含む希土類元素のうちのSmを
必須成分とする少なくとも1種であり、xを16.0a
t%≦x≦22.0at%の範囲とする)で表わされる
ものを用いることを特徴とする磁気カードの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6303418A JPH08161732A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 磁気カード及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6303418A JPH08161732A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 磁気カード及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08161732A true JPH08161732A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17920787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6303418A Pending JPH08161732A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 磁気カード及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08161732A (ja) |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP6303418A patent/JPH08161732A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH08161732A (ja) | 磁気カード及びその製造方法 | |
| JP3651039B2 (ja) | 磁気記録方法及び磁気カードとその製造方法 | |
| JPS5847531Y2 (ja) | 磁気カ−ド | |
| JP3056864B2 (ja) | 磁気記録体および記録方式 | |
| JPH1041118A (ja) | 磁気記録媒体用磁性粉末、それを用いた磁気カード及びその製造方法 | |
| JPH08161730A (ja) | 磁気カードおよびその製造方法とそれを用いた磁気記録方式 | |
| JPH10269556A (ja) | 磁気記録媒体およびその使用方法 | |
| JPH09134519A (ja) | 多層磁気記録媒体およびその記録再生方法 | |
| JP2000048345A (ja) | ストライプ用磁気テ―プとこれを用いた磁気カ―ドおよびその製造方法 | |
| JPH0869601A (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法と磁気記録方式 | |
| JP2844220B2 (ja) | 磁気カード | |
| JPH1032113A (ja) | 磁気カードとその製造方法 | |
| JPH0825855A (ja) | 磁気カードおよびその製造方法 | |
| JPS5850495Y2 (ja) | 磁気カ−ド | |
| JPH08221887A (ja) | 磁気記録方法及び磁気カードとその製造方法 | |
| JPH08161735A (ja) | 磁気記録方式及び磁気カードとその製造方法 | |
| JPH1027334A (ja) | 磁気カード及びその製造方法 | |
| JPH1031816A (ja) | 磁気カード及び磁気記録方法 | |
| JPH09297917A (ja) | 磁気記録媒体およびその記録再生方法 | |
| JPH09102117A (ja) | 磁気記録媒体およびその記録再生方法、並びにそのための記録再生装置 | |
| JPH11232602A (ja) | 磁気記録媒体とその再生方法 | |
| JPH10144511A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2000030238A (ja) | 磁気記録媒体及び磁性粉末、並びに、転写磁界が記録された磁気記録媒体 | |
| JPH0877685A (ja) | 磁気記録方式及び磁気記録媒体 | |
| JPH0210484B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030924 |