JPH0816607A - ベン図を利用したデータベース問合せシステム - Google Patents

ベン図を利用したデータベース問合せシステム

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JPH0816607A
JPH0816607A JP6174705A JP17470594A JPH0816607A JP H0816607 A JPH0816607 A JP H0816607A JP 6174705 A JP6174705 A JP 6174705A JP 17470594 A JP17470594 A JP 17470594A JP H0816607 A JPH0816607 A JP H0816607A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 問合せウィンドウ上のベン図の領域を指示す
るだけで各条件の真偽値を組み合わせた種々の問合せ条
件式でデータベースへの問合せを可能にする。 【構成】 問合せウィンドウ1は問合せ対象に含まれる
すべてのレコードを全体集合とし問合せのために入力装
置2から指定された条件が成立する部分集合を表す閉曲
線を表示するベン図フィールドを持つ。問合せウィンド
ウ制御手段4は問合せウィンドウ1で発生するイベント
に反応して、ベン図表示情報記憶領域3を参照してベン
図フィールドに閉曲線を描画あるいは削除したり、指定
された条件から問合せ条件式を合成してデータベースサ
ーバ5に対して問合せ実行要求を発行したりする。問合
せ結果出力手段7はデータベースサーバ5によりデータ
ベースから検索され問合せ結果格納領域6に格納された
レコードを出力装置8に表示したり印字したりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータベース問合せシス
テムに関し、特にデータベースを検索するためのユーザ
インタフェースを備えた対話型のデータベース問合せシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータベース問合せシス
テムでは、複数指定された条件を、あらかじめ定められ
た論理演算子、例えばandによって結合するか(特開
平2−299069号公報参照)、あるいは結合に使用
する論理演算子を視覚的に選択するか(特開平5−20
4985号公報参照)して1つの問合せ条件式に合成
し、その問合せ条件式でデータベースに問い合わせると
いう方法が用いられていた。また、問合せに使用する条
件を保存しておくことにより絞込みやゆるめの操作を簡
便にした方法(特開平4−273576号公報参照)も
あった。しかし、いずれの方法においても、1つの問合
せ条件式に関する問合せ結果はデータベース中のある1
つの問合せ対象に含まれるすべてのレコードを全体集合
としたときの1つの部分集合に限られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
ベース問合せシステムでは、問合せ条件式を指定するよ
うになっていたので、指定した問合せ条件式を満足する
ただ1つの部分集合しか問い合わせることができず、全
体集合における別の部分集合の内容を問い合わせるため
には問合せ条件式を新たに指定し直さなければならない
という問題点があった。
【0004】例えば、『区分=”食料品”』という問合
せ条件式を否定した『not(区分=”食料品”)』と
いう問合せ条件式で問い合わせる場合、『区分=”食料
品”』という問合せ条件式を『not(区分=”食料
品”)』という問合せ条件式に書き換えた後に問合せを
行わなければならなかった。
【0005】本発明の目的は、上述の点に鑑み、問合せ
ウィンドウ上のベン図フィールドに各条件が成立する部
分集合を表す円を表示してベン図フィールド上の領域を
指示可能とすることにより、ベン図フィールド上の領域
を指示するだけで各条件の真偽値を組み合わせた種々の
問合せ条件式でデータベースへの問合せを行うことがで
きるようにしたベン図を利用したデータベース問合せシ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のベン図を利用し
たデータベース問合せシステムは、データベース中の問
合せ対象から問合せ条件式を満足するレコードを読み出
して問合せ結果記憶領域に格納するデータベースサーバ
を備えるデータベース問合せシステムにおいて、問合せ
対象に含まれるすべてのレコードを全体集合とし問合せ
のために指定された条件が成立する部分集合を表す閉曲
線を表示するベン図フィールドを持つ問合せウィンドウ
と、この問合せウィンドウにテキストを入力したりイベ
ントを発生させたりする入力装置と、条件が成立する部
分集合を表す閉曲線を表示するために必要なベン図表示
情報を記憶するベン図表示情報記憶領域と、前記問合せ
ウィンドウで発生するイベントに反応して前記ベン図表
示情報記憶領域を参照して前記ベン図フィールドに閉曲
線を描画および削除したり指定された条件から問合せ条
件式を合成して前記データベースサーバに対して問合せ
実行要求を発行したりする問合せウィンドウ制御手段
と、前記問合せ結果格納領域のレコードを出力装置に表
示したり印字したりする問合せ結果出力手段とを有す
る。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施例に係るベン図を
利用したデータベース問合せシステムの構成を示すブロ
ック図である。本実施例のベン図を利用したデータベー
ス問合せシステムは、データベース(図示せず)中のあ
る1つの問合せ対象に含まれるすべてのレコードを全体
集合とし問合せのために指定された条件が成立する部分
集合を表す円を表示するベン図フィールド105(図2
参照)を持つ問合せウィンドウ1と、問合せウィンドウ
1にテキストを入力したりイベントを発生させたりする
ためのキーボードやマウス等の入力装置2と、円を表示
するために必要なベン図表示情報を記憶しておくベン図
表示情報記憶領域3と、問合せウィンドウ1で発生する
イベントに反応して表示状態を変更したりデータベース
サーバ5に対して問合せを実行するように要求したりす
る問合せウィンドウ制御手段4と、データベース中の問
合せ対象から問合せ条件式を満足するレコードを読み出
して問合せ結果記憶領域6に格納するデータベースサー
バ5と、問合せ結果記憶領域6のレコードをプリンタや
ディスプレイ等の出力装置8に表示したり印字したりす
る問合せ結果出力手段7とから構成されている。なお、
図1中における破線の矢印は、データベースサーバ5を
利用した情報の流れを示す。
【0009】図2は、図1における問合せウィンドウ1
の構成を示す図である。問合せウィンドウ1は、データ
ベース中の問合せ対象の表名を指定するための表名フィ
ールド101と、問い合わせる条件を指定するための条
件Xフィールド102,条件Yフィールド103および
条件Zフィールド104と、指定された条件が成立する
部分集合を表す円を表示するためのベン図フィールド1
05とから構成されている。表名フィールド101に指
定された表名の表に含まれるすべてのレコードがベン図
フィールド105の全体集合となり、条件Xフィールド
102,条件Yフィールド103および条件Zフィール
ド104を満たす部分集合がベン図フィールド105上
に円で表示される。
【0010】問合せウィンドウ1上の表名フィールド1
01,条件Xフィールド102,条件Yフィールド10
3,条件Zフィールド104およびベン図フィールド1
05には名前が付けられている。この例では、表名フィ
ールド101には”表名”、条件Xフィールド102に
は”条件X”、条件Yフィールド103には”条件
Y”、条件Zフィールド104には”条件Z”、ベン図
フィールド105には”ベン図”という名前が付けられ
ている。
【0011】図3は、図2におけるベン図フィールド1
05を制御するために2次元の座標を割り当てた一例を
示す図である。ベン図フィールド105の左上隅の座標
が(0,0)、左下隅の座標が(0,700)、右上隅
の座標が(1000,0)、右下隅の座標が(100
0,700)に設定されている。これにより、ベン図フ
ィールド105上の点は、{(x,y)|0<=x<=
1000,0<=y<=700}の集合で表現できる。
座標の単位は、ベン図フィールド105上でクリックし
た位置が識別できるものであれば物理的な単位でも論理
的な単位でもよい。
【0012】図4は、図1におけるベン図表示情報記憶
領域3の内容をテーブル形式で詳細に表したものであ
る。ベン図表示情報記憶領域3には、問合せウィンドウ
1における条件Xフィールド102,条件Yフィールド
103および条件Zフィールド104に対して、各条件
フィールドの名前301と、ベン図フィールド105上
に占める領域に関する情報(中心点302および半径3
03)と、その領域の表示色(赤の値304,緑の値3
05および青の値306)とを対応付けたベン図表示情
報が記憶されている。この例では、赤緑青の3原色のそ
れぞれについて、他の色とは独立に0から255までの
数値で色が指定できる装置を利用していることを仮定し
ている。
【0013】ベン図フィールド105上で占める領域
は、図3で説明した2次元の座標系上の中心点302と
半径303とで記憶している。この例では、”条件X”
という名前の付けられているフィールド、すなわち条件
Xフィールド102の条件が成立する部分集合は、ベン
図フィールド105において座標(500,250)を
中心とする半径200の円で表示される。
【0014】表示色については、赤の値304,緑の値
305および青の値306を個別に数値で記憶してお
り、目に見える表示色はこれら3原色を加算混合した色
になる。また、どの条件フィールドにも条件が指定され
ていない状態でのベン図フィールド105の表示色は赤
の値が0、緑の値が0、青の値が0になっている。ベン
図フィールド105上で条件X,条件Yおよび条件Zの
占める領域が重なっている部分に関しては、赤の値30
4,緑の値305および青の値306を加算した値で表
示する。例えば、条件Xと条件Yとが真で条件Zが偽で
ある部分集合の占める領域は、赤の値が255、緑の値
が255、青の値が0で表示される。
【0015】図5は、図1における問合せウィンドウ制
御手段4の詳細を示すブロック図である。問合せウィン
ドウ制御手段4は、問合せウィンドウ1の入出力を制御
するためのウィンドウシステム401と、問合せウィン
ドウ1上のベン図フィールド105の表示状態を制御す
るためのベン図制御手段402と、ベン図フィールド1
05において問合せ要求が発生した場合にデータベース
サーバ5に対して問合せを要求する問合せ要求手段40
3とから構成されている。
【0016】ウィンドウシステム401は、問合せウィ
ンドウ1上の表名フィールド101,条件Xフィールド
102,条件Yフィールド103,条件Zフィールド1
04およびベン図フィールド105に名前でアクセスす
ることができる。また、ウィンドウシステム401は、
問合せウィンドウ1で発生したイベントを選択して指定
された通知先に通知する機能を有している。
【0017】図6を参照すると、ベン図制御手段402
の処理は、条件取得ステップ40201と、ベン図表示
情報取得ステップ40202と、条件空判定ステップ4
0203と、円除去ステップ40204と、円追加ステ
ップ40205とからなる。
【0018】図10を参照すると、問合せ要求手段40
3の処理は、変数空設定ステップ40301と、ロウイ
ンデックス1設定ステップ40302と、条件取得ステ
ップ40303と、条件空判定ステップ40304と、
変数空判定ステップ40305と、文字列”and”連
結ステップ40306と、条件成立座標判定ステップ4
0307と、(条件)連結ステップ40308と、(n
ot(条件))連結ステップ40309と、ロウインデ
ックス1加算ステップ40310と、ロウインデックス
3以上判定ステップ40311と、問合せ要求ステップ
40312とからなる。
【0019】図11は、図10における条件が成立する
座標かどうかを判定する処理(ステップ40307)
を、表示色で判定する方法で実現した場合の流れ図であ
る。この処理は、円表示色2進数変換連結ステップ40
30701と、座標表示色2進数変換連結ステップ40
30702と、2表示色論理積ステップ4030703
と、論理積0判定ステップ4030704とからなる。
【0020】図12は、図10における条件が成立する
座標かどうかを判定する処理(ステップ40307)
を、座標値で判定する方法で実現した場合の流れ図であ
る。この処理は、中心点および半径取得ステップ403
0705と、中心点距離/半径比較ステップ40307
06とからなる。
【0021】次に、このように構成された本実施例のベ
ン図を利用したデータベース問合せシステムの動作につ
いて説明する。
【0022】問合せウィンドウ1の条件Xフィールド1
02の条件が空から空でない状態に変化したか、または
空でない状態から空の状態に変化した場合、問合せウィ
ンドウ制御手段4のウィンドウシステム401は、条件
Xフィールド102の名前”条件X”をベン図制御手段
402に通知する。同様にして、条件Yフィールド10
3および条件Zフィールド104において条件Xフィー
ルド102と同様の変化が発生した場合にも、それぞれ
の名前”条件Y”および”条件Z”がベン図制御手段4
02に通知される。
【0023】ベン図制御手段402は、通知された名前
に従って適切な処理を行った後、必要に応じてベン図フ
ィールド105の表示を更新するようにウィンドウシス
テム401に要求する。
【0024】詳しくは、ベン図制御手段402は、ウィ
ンドウシステム401から通知された名前を利用して問
合せウィンドウ1上の条件フィールドの条件を得る(ス
テップ40201)。例えば、条件Xフィールド102
の条件が変化した場合には、”条件X”という名前がウ
ィンドウシステム401から通知され、この”条件X”
という名前を利用して条件Xフィールド102の条件を
取り出す。
【0025】次に、ベン図制御手段402は、ウィンド
ウシステム401から通知された名前301でベン図表
示情報記憶領域3を検索し、中心点302,半径30
3,赤の値304,緑の値305および青の値306を
得る(ステップ40202)。例えば、”条件X”とい
う名前が通知された場合には、ベン図表示情報記憶領域
3から中心点として(500,250)が、半径として
200が、赤の値として255が、緑の値として0が、
青の値として0が得られる。
【0026】続いて、ベン図制御手段402は、ステッ
プ40201で得た条件フィールドの条件が空であるか
どうかを検査し(ステップ40203)、空である場合
には、ステップ40202で得たベン図表示情報を利用
してベン図フィールド105から条件が成立する部分集
合を表す円を取り除く(ステップ40204)。空でな
い場合には、ベン図制御手段402は、ステップ402
02で得たベン図表示情報を利用してベン図フィールド
105に条件が成立する部分集合を表す円を追加する
(ステップ40205)。
【0027】ベン図フィールド105から条件が成立す
る部分集合を表す円を取り除く動作(ステップ4020
4)と、ベン図フィールド105に条件が成立する部分
集合を表す円を追加する動作(ステップ40205)と
は、次のようにして行う。ステップ40202で得た中
心点をp、半径をr、赤の値をv_red、緑の値をv
_green、青の値をv_blueとする。取り除く
場合には、中心点をp、半径をrとする円内のすべての
点に対して、赤の値からv_redを減算し、緑の値か
らv_greenを減算し、青の値からv_blueを
減算する。逆に、追加する場合には、中心点をp、半径
をrとする円内のすべての点に対して、赤の値にv_r
edを加算し、緑の値にv_greenを加算し、青の
値にv_blueを加算する。
【0028】図7,図8および図9は、ベン図制御手段
402によって問合せウィンドウ1の表示がどのように
変化するかを説明するための図である。図7は、問合せ
ウィンドウ1で条件Xフィールド102だけに条件を指
定した場合の例である。条件Xフィールド102の条件
が空の状態から『区分=”食料品”』に変化した時点
で、問合せウィンドウ1からイベントがウィンドウシス
テム401を通じてベン図制御手段402に通知され、
その結果、ベン図フィールド105には条件Xが成立す
る部分集合を表す円が表示される。
【0029】ベン図フィールド105上の領域は105
01および10502に分割されており、それぞれの領
域が示す集合の表示色は、表1のようになる。
【0030】
【表1】
【0031】図8は、条件Xフィールド102に加えて
条件Yフィールド103にも条件を指定した場合の例で
ある。ベン図フィールド105には条件Xが成立する部
分集合を表す円と条件Yが成立する部分集合を表す円と
が表示され、2つの円によりベン図フィールド105は
10503,10504,10505および10506
という4つの領域に分割されている。これら4つの領域
が示す部分集合の表示色は、表2のようになる。
【0032】
【表2】
【0033】図8の問合せウィンドウ1において、条件
Yフィールド103の条件を空に変更すると、問合せウ
ィンドウ1の状態は図7に戻る。
【0034】図9は、すべての条件フィールドに条件を
指定した例である。ベン図フィールド105には条件
X,条件Yおよび条件Zが成立する部分集合を表す3つ
の円がそれぞれ表示され、ベン図フィールド105は1
0507から10514で示される8つの領域に分割さ
れている。問合せは、ベン図フィールド105上でマウ
スをクリックすることによって実行することができるた
め、この例では8通りの問合せを実行することができ
る。これら8つの領域が示す部分集合の表示色は、表3
のようになる。
【0035】
【表3】
【0036】問合せウィンドウ1のベン図フィールド1
05において、マウスやキーボードによる問合せ要求イ
ベントが発生した場合には、問合せ要求イベントが発生
したベン図フィールド105の座標がウィンドウシステ
ム401によって問合せ要求手段403に通知される。
【0037】問合せ要求手段403は、問合せ要求イベ
ントが発生した座標と、条件Xフィールド102,条件
Yフィールド103および条件Zフィールド104の条
件とにより適切な問合せ条件式を合成する。その後、問
合せ要求手段403は、合成した結果の問合せ条件式と
表名フィールド101の表名とを使用してデータベース
サーバ5に問合せ要求を行う。
【0038】詳しくは、問合せ要求手段403は、まず
問合せ条件式を格納するための変数Qに空を設定する
(ステップ40301)。変数Qが空であることは、問
合せをする条件がまったく指定されていないことを示
し、無条件の問合せになる。次に、問合せ要求手段40
3は、ベン図表示情報記憶領域3に記憶されているベン
図表示情報のロウ(行)を識別するためのロウインデッ
クスに1を設定する(ステップ40302)。
【0039】次に、問合せ要求手段403は、ロウイン
デックスの値を1から3に変化させながら問い合わせる
条件を変数Qに連結していくための繰返し処理を行う。
繰返し処理の中では、問合せ要求手段403は、まずベ
ン図表示情報記憶領域3からロウインデックスに対応し
た名前301を得、その名前301を持つ条件フィール
ドの条件をウィンドウシステム401を通して得る(ス
テップ40303)。例えば、ロウインデックスが1で
ある場合には、ベン図表示情報記憶領域3から名前30
1として”条件X”が得られる。この”条件X”を使用
してウィンドウシステム401から条件Xフィールド1
02の条件を得る。
【0040】続いて、問合せ要求手段403は、条件フ
ィールドの条件が空かどうかを判定し(ステップ403
04)、空である場合には、ロウインデックスに1を加
算し(ステップ40310)、ロウインデックスが3よ
り大きいかどうかを検査した後(ステップ4031
1)、大きくなければ繰返し処理を継続するためにステ
ップ40303に制御を戻す。
【0041】条件フィールドの条件が空でない場合に
は、問合せ要求手段403は、現在の変数Qが空である
かどうかを判定し(ステップ40305)、空でない場
合には、すでに変数Qに何らかの条件が設定されている
ため、文字列”and”を連結し(ステップ4030
6)、変数Qの内容が全体として正しい形式の論理式に
なるようにする。空である場合には、最初の条件である
ため、文字列”and”を連結しない。
【0042】次に、問合せ要求手段403は、ウィンド
ウシステム401から通知された座標が、現在のロウイ
ンデックスに対応付けられている条件が成立する座標で
あるか、成立しない座標であるかを判定し(ステップ4
0307)、成立する座標であれば、変数Qに条件フィ
ールドの”(条件)”を連結し(ステップ4030
8)、成立しない座標であれば、”(not(条
件))”を連結する(ステップ40309)。
【0043】条件が成立する座標であるかどうかを判定
する方法は、2通りある。1つは表示色で行う方法であ
り、他の1つは座標値で行う方法である。これらについ
ては、図11および図12で後ほど詳しく説明する。
【0044】変数Qに条件フィールドの条件を連結した
後、問合せ要求手段403は、ロウインデックスに1を
加算し(ステップ40310)、ロウインデックスが3
より大きいかどうかを検査した後(ステップ4031
1)、大きくなければ繰返し処理を継続するためにステ
ップ40303に制御を戻す。
【0045】ロウインデックスが3より大きくなった時
点で、問合せ要求手段403は、繰返しを終了し(ステ
ップ40311)、表名フィールド101の表名と変数
Q(問合せ条件式)とでデータベースサーバ5に問合せ
を実行するように要求する(ステップ4312)。
【0046】図7の例では、問合せ要求イベントが発生
した領域と、データベースサーバ5に問い合わせる問合
せ条件式との関係は、表4のようになる。
【0047】
【表4】
【0048】図8の例では、問合せ要求イベントが発生
した領域と、データベースサーバ5に問い合わせる問合
せ条件式との関係は、表5のようになる。
【0049】
【表5】
【0050】図9の例では、問合せ要求イベントが発生
した領域と、データベースサーバ5に問い合わせる問合
せ条件式との関係は、表6のようになる。
【0051】
【表6】
【0052】図11は、図10における条件が成立する
座標かどうかを判定する処理(ステップ40307)
を、表示色で判定する方法で実現した場合の流れ図であ
る。図11では、まず条件フィールドの名前301でベ
ン図表示情報記憶領域3を検索し、円の表示色として赤
の値304,緑の値305および青の値306を得、そ
れぞれを1バイトの2進数に変換した後、赤緑青の順序
で連結し3バイトの2進数にする(ステップ40307
01)。通知された座標についても、赤の値,緑の値お
よび青の値を求め、同様にして3バイトの2進数に変換
する(ステップ4030702)。
【0053】次に、得られた2つの2進数のビット毎の
論理積を求め(ステップ4030703)、その結果、
全ビットが0であるかどうかを検査し(ステップ403
0704)、全ビットが0でない場合には条件が成立し
ていると判定し、全ビットが0である場合には条件が成
立していないと判定する。
【0054】図12は、図10における条件が成立する
座標かどうかを判定する処理(ステップ40307)
を、座標値で判定する方法で実現した場合の流れ図であ
る。図12では、まず条件フィールドの名前301でベ
ン図表示情報記憶領域3を検索し、円の中心点302の
座標と半径303とを得る(ステップ403070
5)。次に、通知された座標と中心点302との距離が
半径303以下であるかどうかを検査し(ステップ40
30706)、半径303以下であれば条件は成立して
いると判定し、そうでなければ条件は成立していないと
判定する。
【0055】図13は、データベースサーバ5に問い合
わせる商品マスタという名前の表のレイアウトを示す図
である。商品マスタは、商品名501,区分502,単
価503および在庫504の項目から構成されている。
【0056】問合せ要求手段403からの問合せ要求を
受け取ったデータベースサーバ5は、商品マスタという
表から問合せ条件式を満足するレコードを選択し、問合
せ結果記憶領域6に記憶させる。例えば、図9の領域1
0507をクリックした場合、『(区分=”食料品”)
and(単価<1000)and(在庫>=500)』
という問合せ条件式で問合せが実行され、その結果が、
例えば、図14のように問合せ結果記憶領域6に記憶さ
れる。
【0057】データベースサーバ5は、問合せ結果記憶
領域6にレコードを記憶させた後、記憶させたレコード
数を問合せ要求手段403に通知する。問合せ要求手段
403は、データベースサーバ5から通知されたレコー
ド数と、問合せ結果記憶領域6に格納されているレコー
ドの内容とを、出力装置8に出力するために問合せ結果
出力手段7を起動する。
【0058】図15は、問合せ結果出力手段7によって
出力装置8に出力されたウィンドウの一例を示す図であ
る。このウィンドウは、問合せ結果記憶領域6の内容を
表形式で表示した一覧801と、問合せ要求手段403
から通知されたレコード件数を表示するフィールド80
2と、レコード件数が多い場合に一覧801をスクロー
ルするためのスクロールバー803とから構成されてい
る。この例は、図9の領域10507をクリックした場
合の問合せ結果である。
【0059】図9において、領域10510をクリック
すると、出力装置8のウィンドウは、例えば、図16の
ように変わる。これは、図9の領域10510をクリッ
クすることにより、『(not(区分=”食料品”))
and(単価<1000)and(在庫>=500)』
という問合せ条件式で問合せが実行されるためである。
このようにして、図9上でクリックする場所を変えるこ
とにより、条件フィールドの条件を変えることなく異な
る問合せ条件式で問合せを行うことができる。
【0060】なお、上記実施例では、問合せウィンドウ
1に設けられている条件フィールドを条件Xフィールド
102,条件Yフィールド103および条件Zフィール
ド104の3つとしたが、条件フィールドはn(任意の
正の整数)個設けることができ、2のn乗通りの条件の
組合せで問合せを行うことができる。
【0061】また、上記実施例では、ベン図フィールド
105に条件が成立する部分集合を表す円を表示するよ
うにしたが、条件が成立する部分集合を表す閉曲線はか
ならずしも円である必要はなく、楕円,三角形,四角形
等の他の閉曲線であってもよいことはいうまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、データベ
ースサーバを備えるデータベース問合せシステムにおい
て、問合せウィンドウ,入力装置,ベン図表示情報記憶
領域,問合せウィンドウ制御手段および問合せ結果出力
手段を設け、問合せウィンドウ上のベン図フィールドに
各条件が成立する部分集合を表す円を表示してイベント
の入力を許容するようにしたことにより、n個の条件の
指定で2のn乗通りの条件の組合せの問合せを行うこと
ができるという効果がある。
【0063】また、条件の真偽値はイベントが入力され
たベン図フィールド上の座標によって自動的に判定され
るため、従来の方法のように問合せ条件式自体を書き換
える必要はないので、条件の真偽値を変更しながら検索
する場合には、問合せ要求イベントのベン図フィールド
上の領域を変更するだけで済み、効率の良い問合せがで
きるという効果がある。特に、複数の条件を組み合わせ
て、かつ真偽値を変更しながら問合せをするような場合
には、問合せ条件式を書き換える従来の方法に比べて非
常に効率の良い問合せができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るベン図を利用したデー
タベース問合せシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1中の問合せウィンドウの構成を示す図であ
る。
【図3】図2中のベン図フィールドの座標系を表す図で
ある。
【図4】図1中のベン図表示情報記憶領域の内容をテー
ブル形式で詳細に表した図である。
【図5】図1中の問合せウィンドウ制御手段の詳細を示
すブロック図である。
【図6】図5中のベン図制御手段の処理を説明するため
の流れ図である。
【図7】図1中の問合せウィンドウの表示がベン図制御
手段によってどのように変化するかを説明するための1
番目の図である。
【図8】図1中の問合せウィンドウの表示がベン図制御
手段によってどのように変化するかを説明するための2
番目の図である。
【図9】図1中の問合せウィンドウの表示がベン図制御
手段によってどのように変化するかを説明するための3
番目の図である。
【図10】図5中の問合せ要求手段の処理を説明するた
めの流れ図である。
【図11】図10における条件が成立する座標かどうか
を判定する処理を表示色で判定する方法で実現した場合
の流れ図である。
【図12】図10における条件が成立する座標かどうか
を判定する処理を座標値で判定する方法で実現した場合
の流れ図である。
【図13】図1中のデータベースサーバに問い合わせる
商品マスタという名前の表のレイアウトを示す図であ
る。
【図14】図1における問合せ結果記憶領域の例を示す
図である。
【図15】図1中の問合せ結果出力手段によって出力装
置に出力されたウィンドウの1番目の図である。
【図16】図1中の問合せ結果出力手段によって出力装
置に出力されたウィンドウの2番目の図である。
【符号の説明】
1 問合せウィンドウ 2 入力装置 3 ベン図表示情報記憶領域 4 問合せウィンドウ制御手段 5 データベースサーバ 6 問合せ結果記憶領域 7 問合せ結果出力手段 8 出力装置 101 表名フィールド 102 条件Xフィールド 103 条件Yフィールド 104 条件Zフィールド 105 ベン図フィールド 301 名前 302 中心点 303 半径 304 赤の値 305 緑の値 306 青の値 401 ウィンドウシステム 402 ベン図制御手段 403 問合せ要求手段 501 商品名 502 区分 503 単価 504 在庫 801 一覧 802 フィールド 803 スクロールバー 10501〜10514 領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベース中の問合せ対象から問合せ
    条件式を満足するレコードを読み出して問合せ結果記憶
    領域に格納するデータベースサーバを備えるデータベー
    ス問合せシステムにおいて、 問合せ対象に含まれるすべてのレコードを全体集合とし
    問合せのために指定された条件が成立する部分集合を表
    す閉曲線を表示するベン図フィールドを持つ問合せウィ
    ンドウと、 この問合せウィンドウにテキストを入力したりイベント
    を発生させたりする入力装置と、 条件が成立する部分集合を表す閉曲線を表示するために
    必要なベン図表示情報を記憶するベン図表示情報記憶領
    域と、 前記問合せウィンドウで発生するイベントに反応して前
    記ベン図表示情報記憶領域を参照して前記ベン図フィー
    ルドに閉曲線を描画および削除したり指定された条件か
    ら問合せ条件式を合成して前記データベースサーバに対
    して問合せ実行要求を発行したりする問合せウィンドウ
    制御手段と、 前記問合せ結果格納領域のレコードを出力装置に表示し
    たり印字したりする問合せ結果出力手段とを有すること
    を特徴とするベン図を利用したデータベース問合せシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記問合せウィンドウに、条件を指定す
    る1つ以上の条件フィールドが設けられている請求項1
    記載のベン図を利用したデータベース問合せシステム。
  3. 【請求項3】 前記ベン図表示情報記憶域に前記条件フ
    ィールドに対応して中心点および半径が格納され、前記
    ベン図フィールド上の各条件が成立する部分集合を表す
    閉曲線が円で表示される請求項2記載のベン図を利用し
    たデータベース問合せシステム。
  4. 【請求項4】 前記ベン図表示情報記憶域に前記条件フ
    ィールドに対応して中心点および半径と赤,緑,青の各
    値とが格納され、前記ベン図フィールド上の各条件が成
    立する部分集合を表す閉曲線が円で表示されるとともに
    円で囲まれた領域が色によって識別可能に表示される請
    求項2記載のベン図を利用したデータベース問合せシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記問合せウィンドウに、問合せ対象を
    指定する表名フィールドと、条件を指定する1つ以上の
    条件フィールドとが設けられている請求項1記載のベン
    図を利用したデータベース問合せシステム。
  6. 【請求項6】 前記表名フィールドで指定された表名の
    表に含まれるすべてのレコードが前記ベン図フィールド
    の全体集合となり、前記条件フィールドの各条件が成立
    する部分集合が前記ベン図フィールドに閉曲線として表
    示される請求項5記載のベン図を利用したデータベース
    問合せシステム。
  7. 【請求項7】 前記問合せウィンドウ制御手段が、前記
    問合せウィンドウの入出力を制御するウィンドウシステ
    ムと、前記問合せウィンドウ上のベン図フィールドの表
    示状態を制御するベン図制御手段と、前記ベン図フィー
    ルドにおいて問合せ要求が発生した場合に前記データベ
    ースサーバに対して問合せを要求する問合せ要求手段と
    を備える請求項1記載のベン図を利用したデータベース
    問合せシステム。
  8. 【請求項8】 前記問合せ要求手段が、前記ベン図フィ
    ールド上で発生したイベントの入力座標を取得し、その
    入力座標が含まれる閉曲線に対応する各条件の真偽値を
    論理演算子で連結して問合せ条件式を合成する請求項7
    記載のベン図を利用したデータベース問合せシステム。
  9. 【請求項9】 前記問合せ要求手段が、イベントの入力
    座標が含まれる閉曲線を前記ベン図表示情報記憶領域を
    参照して表示色で判定する請求項8記載のベン図を利用
    したデータベース問合せシステム。
  10. 【請求項10】 前記問合せ要求手段が、イベントの入
    力座標が含まれる閉曲線を前記ベン図表示情報記憶領域
    を参照して座標値で判定する請求項8記載のベン図を利
    用したデータベース問合せシステム。
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