JPH08174237A - 圧接機の鉄筋材握持装置 - Google Patents

圧接機の鉄筋材握持装置

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JPH08174237A
JPH08174237A JP32716094A JP32716094A JPH08174237A JP H08174237 A JPH08174237 A JP H08174237A JP 32716094 A JP32716094 A JP 32716094A JP 32716094 A JP32716094 A JP 32716094A JP H08174237 A JPH08174237 A JP H08174237A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧接・固定した鉄筋材より軽い力で圧接機を外
すことができる圧接機の鉄筋材握持装置を提供する。 【構成】第1の鉄筋材支持用ねじ612と第2の鉄筋材
支持用ねじ512との先端に、鉄筋の移動方向に回動自
在に支持された冠体525を設けたことを特徴とする圧
接機の鉄筋材握持装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート構造物
に用いられる鉄筋などの棒状金属の接合に用いられる圧
接機の鉄筋材握持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート構造物に用いられる
鉄筋などの棒状金属を、複数本、その端面同士を互いに
連結接合する圧接機は既によく知られている(実公平2
−8627号など)。
【0003】図6ないし9において、符号101は従来
の圧接機を示す。圧接機101は、一端に案内スリット
102aが穿設された有底の筒体からなる圧接機本体1
02と、この圧接機本体102に摺動自在に挿嵌された
摺動子103と、圧接機本体102の他端部に固定さ
れ、先端部に固定チャック104cが設けられた固定チ
ャック部材104と、基部105aが摺動子103の一
端に固定され、中間部105bが案内スリット102a
に嵌合され、先端に可動チャック105cが設けられた
可動チャック部材105と、油圧装置106に連結され
る連結部107と、圧接機本体102の内部に設けられ
ていて、摺動子103を所期位置に復帰させるための伸
長性のスプリング109から構成されている。
【0004】固定チャック部材104は、基部104a
が筒体102の下部に固定され、先端部104bには、
固定チャック104cが設けられている。固定チャック
104cは、U字状の凹部110を形成する当接部41
1と、第1の鉄筋材支持用ねじ412が螺合されたチャ
ック部413とにより構成されており、当接部411の
内側面には、鉄筋材を位置決めするための位置決め溝4
14が形成されている。
【0005】可動チャック部材105は、その中間部1
05bを、圧接機本体102の案内スリット102aに
嵌合した状態で、その基部105aが摺動子103に固
定されており、外端部には、可動チャック105cが設
けられている。可動チャック105cは、U字状の凹部
110を形成する当接部111と第2の鉄筋支持用のね
じ112を螺合させた対向部113とにより構成されて
おり、当接部111の内側面には、鉄筋材を位置決めす
るための位置決め溝114が形成されている。可動チャ
ック部材105は、その中間部105bを案内スリット
102aに嵌合した状態で圧接機本体102の軸方向に
移動するようになっている。
【0006】以上のような構成の圧接機は、柱筋と称さ
れる垂直方向に延びる鉄筋の圧接固定や、梁筋と称され
る水平方向に延びる鉄筋の圧接固定に用いられる。
【0007】図8は、柱筋の圧接固定作業の状態を、図
9は、柱筋を挾持し、圧接機を作動させて柱筋を圧接・
固定する状態をそれぞれ示している。まず固定チャック
104cの当接部411に一つの鉄筋材118bの側部
を当接させ、第1の鉄筋材支持用のねじ412を螺合さ
せて、一つの鉄筋材118bを固定チャック部材104
に挾持させる。つぎに、可動チャック105cの当接部
111にもう一つの鉄筋材119bの側部を当接させ、
第2の鉄筋支持用のねじ112を螺合させることによ
り、もう一つの鉄筋材119bを可動チャック部材10
5に挾持させる。そして、摺動子103を圧接機本体1
02の軸方向に移動させて、第1の鉄筋材118bの端
面に第2の鉄筋材119bの端面を当接させる。この状
態で、両鉄筋材の接合部Aをバーナー装置120で加熱
しつつ油圧装置106を作動させて、摺動子103を押
動させて鉄筋材119bを鉄筋材118bに押圧し鉄筋
材119bを鉄筋材118bに圧接固定する。図8にお
いて、符号121は、鉄筋材118aに鉄筋材119a
を圧接して形成された膨出部、通称こぶを示し、118
c,119cは未圧接の鉄筋材をそれぞれ示している。
【0008】鉄筋材118bと鉄筋材119bとを加圧
・圧接するときに、両鉄筋材118b、119bは、図
8の二点鎖線で示すように油圧装置106により互いに
押圧されるながら圧接されるので、接合部Aを境に垂線
を中心に、左右方向に彎曲する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧接機では、鉄
筋材118bは固定チャック104cに第1の鉄筋材支
持用のねじ412を締め付けることにより支持され、鉄
筋材119bは可動チャック部材105に第2の鉄筋支
持用のねじ112の締め付けることにより支持される。
【0010】そのため、鉄筋材118bと鉄筋材119
bは、第1の鉄筋材支持用のねじ412と、第2の鉄筋
支持用のねじ112とを、かなり強力に締め付けない
と、鉄筋材119bと鉄筋材118bとを固定チャック
部材104と可動チャック部材105に支持させること
ができない。そして、圧接を完了して、圧接機を外すと
きには、上記の締め付け時と同様な力で、第1の鉄筋材
支持用のねじ412と第2の鉄筋支持用のねじ112と
の締め付け力を解除しないと圧接機を鉄筋材より外すこ
とが出来ず、作業能率が悪いという問題点がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、有底の筒体
で構成され、その一端に軸方向の案内スリットが穿設さ
れている圧接機本体と、上記圧接機本体の他端部に、上
記案内スリットと同じ方向に突出して設けられ、先端部
に第1の鉄筋材の側部が当接される当接部とこの当接部
の反対に位置するチャック部とにより構成される固定チ
ャックが形成されている固定チャック部材と、上記対向
部に設けられた第1の鉄筋材支持用ねじと、上記圧接機
本体の内部に摺動自在に嵌合した摺動子と、上記摺動子
に基部が固定されていて、中間部が上記案内スリットに
嵌合し、先端に第2の鉄筋材の側部が当接する当接部と
この当接部の反対に位置するチャック部とにより構成さ
れる可動チェックが設けられている可動チェック部材と
上記チャック部に設けられた第2の鉄筋材支持用ねじと
を具備する圧接機において、上記第1の鉄筋材支持用ね
じと第2の鉄筋材支持用ねじとの先端に、上記鉄筋の移
動方向に回動自在に支持された冠体を設けたことを特徴
とする圧接機の鉄筋材握持装置にある。
【0012】
【作用】この発明は第1の鉄筋材支持用ねじと第2の鉄
筋材支持用ねじとの先端に、鉄筋の移動方向に回動自在
に支持された冠体を設けたので、鉄筋材の押圧が解除さ
れて鉄筋材が復帰するときに、それに沿って、冠体が回
動し、第1の鉄筋材支持用ねじと第2の鉄筋材支持用ね
じが緩む。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図5に基づい
て説明する。図1ないし図5において、図6ないし図8
で説明した従来の構成と同じ構成については同一符号を
付してその説明は省略する。
【0014】図1において、可動チャック505cは、
当接部511とこれに対向する第2の鉄筋支持用のねじ
512を螺合させたチャック部513とにより構成され
ている。また、固定チャック604は、当接部611
と、第1の鉄筋材支持用のねじ612を螺合されたチャ
ック部613とにより構成されている。
【0015】第1の鉄筋材支持用のねじ612と、第2
の鉄筋材支持用のねじ512とは、それぞれの取付位置
が異なるだけで、互いの構造は同一であるから、第2の
鉄筋支持用のねじ512を代表してその構造を説明す
る。
【0016】図2ないし5に示すように、第2の鉄筋材
支持用のねじ512の先端部には、球状に抉られた球状
内面520が形成されており、その軸中心部には、軸方
向に穴521が穿設されている。第2の鉄筋材支持用の
ねじ512の先端には、回動冠体525が設けられてい
る。回動冠体525は、上記球状内面520に係合する
球状をした外形526と、二重の円環状先端部527
と、中心部の軸方向に穿設されていて、球面側に向かっ
て先細りに形成された貫通穴528とにより構成されて
いる。第2の鉄筋材支持用のねじ512の先端に、回動
冠体525の外形526が球面内面520に当接するよ
うに配置し、回動冠体525と第2の鉄筋材支持用のね
じ512とを、貫通穴528と穴521とを貫通させ
て、有頭の支持棒529を差し通し、第2の鉄筋材支持
用のねじ512の後端部で、ボルト530でボルト締め
することにより回動冠体525を第2の鉄筋材支持用の
ねじ512の先端に支持させる。
【0017】上記実施例では、有頭の支持棒529を第
2の鉄筋材支持用のねじ512の後端部にボルト530
でボルト締めさせた例を示したが、支持棒529は、第
2の鉄筋材支持用のねじ512の後端部より、支持棒5
29の後部を突出させて、その後部を溶着させて第2の
鉄筋材支持用のねじ512の後端部の外側に固定させて
も良い。
【0018】鉄筋材119bは、位置決め溝514に鉄
筋材119bの側部を当接させ第2の鉄筋材支持用のね
じ512を螺合させることにより、その先端に配置され
た冠体525の先端部527を鉄筋材119bの側部に
当接させられることにより、当接部511と先端部52
7との間で挾持支持される。
【0019】鉄筋材119bは、当接部511と先端部
527との間で挾持支持された状態で、その端面が鉄筋
材118bの端面に当接するように移動され、油圧装置
106により鉄筋材118bに圧接された状態で、接合
部Aをバーナー装置120で加熱され、鉄筋材119b
と鉄筋材118bとが圧接・固定される(図8参照)。
【0020】このとき鉄筋材119bは、鉄筋材118
bに油圧装置106で押圧されるので、接合部Aを境に
垂線を中心に左右方向に彎曲する。この彎曲に沿って、
図5に示すように冠体525は、二点鎖線矢印方向に回
動する。そして、圧接・接合が済むと、油圧装置106
による、鉄筋材119bと鉄筋材118bとの押圧行為
は解除される。
【0021】油圧装置106による、鉄筋材119bと
鉄筋材118bとの押圧行為は解除されると、鉄筋材1
19bと鉄筋材118bとは彎曲した状態から、図5の
実線で示した状態に戻る。これにより、冠体525の先
端部527も実線で示した状態の元の位置に戻る。冠体
525が戻ることにより、第2の鉄筋材支持用のねじ5
12の締め具合は緩和されることになる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、第1の鉄筋支持用のねじと第
2の鉄筋材支持用のねじとの先端に、鉄筋の移動方向に
回動自在に支持された冠体を設けたので、両鉄筋材の復
帰に追随して冠体が回動し、第1の鉄筋支持用のねじと
第2の鉄筋材支持用のねじが緩み、圧接機の取外しを簡
単に行なうことができ、作業能率が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す圧接機の鉄筋材握持装
置の正面図である。
【図2】図1の可動チャックの拡大斜視図である。
【図3】第1の鉄筋支持用のねじの先端部の分解斜視図
である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】第1の鉄筋支持用のねじの支持状態を示す断面
図である。
【図6】従来の圧接機の斜視図である。
【図7】従来の圧接機の一部破断した正面図である。
【図8】従来の圧接機を用いて柱筋の圧接・固定作業を
行っている状態を示す斜視図である。
【図9】従来の圧接機で柱筋を挾持し、その柱筋を圧接
・固定する状態を示す正面図である。
【符号の説明】
102 圧接機本体 103 摺動子 604 固定チャック部材 604c 固定チャック 505 可動チャック部材 505c 可動チャック 612 第1の鉄筋材支持用ねじ 512 第2の鉄筋材支持用ねじ 525 冠体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底の筒体で構成され、その一端に軸方向
    の案内スリットが穿設されている圧接機本体と、 上記圧接機本体の他端部に、上記案内スリットと同じ方
    向に突出して設けられ、先端部に第1の鉄筋材の側部が
    当接される当接部とこの当接部の反対に位置するチャッ
    ク部とにより構成される固定チャックが形成されている
    固定チャック部材と、 上記対向部に設けられた第1の鉄筋材支持用ねじと、 上記圧接機本体の内部に摺動自在に嵌合した摺動子と、 上記摺動子に基部が固定されていて、中間部が上記案内
    スリットに嵌合し、先端に第2の鉄筋材の側部が当接す
    る当接部とこの当接部の反対に位置するチャック部とに
    より構成される可動チェックが設けられている可動チェ
    ック部材と上記チャック部に設けられた第2の鉄筋材支
    持用ねじとを具備する圧接機において、 上記第1の鉄筋材支持用ねじと第2の鉄筋材支持用ねじ
    との先端に、上記鉄筋の移動方向に回動自在に支持され
    た冠体を設けたことを特徴とする圧接機の鉄筋材握持装
    置。
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