JPH08176353A - 耐傷付き性良好な熱可塑性エラストマー - Google Patents
耐傷付き性良好な熱可塑性エラストマーInfo
- Publication number
- JPH08176353A JPH08176353A JP6318683A JP31868394A JPH08176353A JP H08176353 A JPH08176353 A JP H08176353A JP 6318683 A JP6318683 A JP 6318683A JP 31868394 A JP31868394 A JP 31868394A JP H08176353 A JPH08176353 A JP H08176353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic elastomer
- weight
- scratch resistance
- parts
- silicone oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 スチレン系ゴムもしくはオレフィン系ゴムと
PPが10:90〜90:10重量比と諸成分よりなる
熱可塑性エラストマー100重量部に粘度が10万cs
t以上のシリコーンオイルを1〜15重量部また更に必
要によりパラフィン系オイルを30〜300重量部添加
した熱可塑性エラストマー。 【効果】 本発明によって得られる熱可塑性エラストマ
ーは機械強度を維持したまま、低温衝撃性、表面耐傷付
き性が顕著に改善され、且つ時間の経過とともに表面耐
傷付き性及び、表面の外観を損なわない新規な材料を与
える。
PPが10:90〜90:10重量比と諸成分よりなる
熱可塑性エラストマー100重量部に粘度が10万cs
t以上のシリコーンオイルを1〜15重量部また更に必
要によりパラフィン系オイルを30〜300重量部添加
した熱可塑性エラストマー。 【効果】 本発明によって得られる熱可塑性エラストマ
ーは機械強度を維持したまま、低温衝撃性、表面耐傷付
き性が顕著に改善され、且つ時間の経過とともに表面耐
傷付き性及び、表面の外観を損なわない新規な材料を与
える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性エラストマーの
製造方法に関するものである。更に詳しくは柔軟性に富
み、良好なゴム特性、低温衝撃性、機械強度、成形加工
性に優れ、且つ時間の経過とともに熱可塑性エラストマ
ー表面にブリードが発生することなく、布やツメ等によ
る傷に対して優れた表面耐傷付き性を有した新規な熱可
塑性エラストマーの製造方法に関するものである。
製造方法に関するものである。更に詳しくは柔軟性に富
み、良好なゴム特性、低温衝撃性、機械強度、成形加工
性に優れ、且つ時間の経過とともに熱可塑性エラストマ
ー表面にブリードが発生することなく、布やツメ等によ
る傷に対して優れた表面耐傷付き性を有した新規な熱可
塑性エラストマーの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スチレン系ゴムとPPもしくはオレフィ
ン系ゴムとPPは各々相溶性が良く、古くから用途に応
じた様々な種類のエラストマーが存在した。しかし、こ
れら熱可塑性エラストマーは布やツメ等による表面の耐
傷付き性が悪く、表面耐傷付き性が求められる成形品に
対しては成形後、成形品に塗装を施す等の後処理が必要
であった。またこれら熱可塑性エラストマーの表面耐傷
付き性を向上させるため、熱可塑性エラストマーに高級
脂肪酸(オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ステアリ
ン酸アミド等)を添加しこれら高級脂肪酸を熱可塑性エ
ラストマー表面にブリードさせることにより、耐傷付き
性を向上させる方法があるが、この方法は表面耐傷付き
性付与の効果は大きいが、布等が熱可塑性エラストマー
表面を接触することにより、熱可塑性エラストマー表面
の高級脂肪酸が削り取られ、表面耐傷付き性が大きく損
なわれるという欠点があった。また粘度が10万センチ
スト−クス(以下cstとする)以下のシリコーンオイ
ルを熱可塑性エラストマーに添加することにより表面耐
傷付き性を向上させる方法があるが、この方法では熱可
塑性エラストマーの表面滑り性が充分でないため、表面
耐傷付き性があまり良好でなく且つ、時間の経過ととも
に熱可塑性エラストマー表面にシリコーンオイルがブリ
ードし外観を損ねるという欠点があった。
ン系ゴムとPPは各々相溶性が良く、古くから用途に応
じた様々な種類のエラストマーが存在した。しかし、こ
れら熱可塑性エラストマーは布やツメ等による表面の耐
傷付き性が悪く、表面耐傷付き性が求められる成形品に
対しては成形後、成形品に塗装を施す等の後処理が必要
であった。またこれら熱可塑性エラストマーの表面耐傷
付き性を向上させるため、熱可塑性エラストマーに高級
脂肪酸(オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ステアリ
ン酸アミド等)を添加しこれら高級脂肪酸を熱可塑性エ
ラストマー表面にブリードさせることにより、耐傷付き
性を向上させる方法があるが、この方法は表面耐傷付き
性付与の効果は大きいが、布等が熱可塑性エラストマー
表面を接触することにより、熱可塑性エラストマー表面
の高級脂肪酸が削り取られ、表面耐傷付き性が大きく損
なわれるという欠点があった。また粘度が10万センチ
スト−クス(以下cstとする)以下のシリコーンオイ
ルを熱可塑性エラストマーに添加することにより表面耐
傷付き性を向上させる方法があるが、この方法では熱可
塑性エラストマーの表面滑り性が充分でないため、表面
耐傷付き性があまり良好でなく且つ、時間の経過ととも
に熱可塑性エラストマー表面にシリコーンオイルがブリ
ードし外観を損ねるという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる現状
に鑑み鋭意研究を行った結果、機械強度を維持しながら
低温衝撃性及び表面の耐傷付き性を向上させ、且つ時間
の経過とともに表面にブリードを発生させることのない
熱可塑性エラストマーを提供することである。
に鑑み鋭意研究を行った結果、機械強度を維持しながら
低温衝撃性及び表面の耐傷付き性を向上させ、且つ時間
の経過とともに表面にブリードを発生させることのない
熱可塑性エラストマーを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の熱可塑性
エラストマー組成物では困難であった問題を解決するた
めになされたものであり、スチレン系ゴムもしくはオレ
フィン系ゴムとPPが10:90〜90:10重量比と
諸成分よりなる熱可塑性エラストマー100重量部に粘
度が10万cst以上のシリコーンオイルを1〜15重
量部また更に必要によりパラフィン系オイルを30〜3
00重量部添加させることにより、熱可塑性エラストマ
ー表面の滑り性を向上させ且つ、時間の経過とともに熱
可塑性エラストマー表面にシリコーンオイルがブリード
することなく、熱可塑性エラストマー表面の耐傷付き性
向上させるという技術思想のもとに研究を展開し、種々
の研究を進めて本発明を完成するに至ったものである。
エラストマー組成物では困難であった問題を解決するた
めになされたものであり、スチレン系ゴムもしくはオレ
フィン系ゴムとPPが10:90〜90:10重量比と
諸成分よりなる熱可塑性エラストマー100重量部に粘
度が10万cst以上のシリコーンオイルを1〜15重
量部また更に必要によりパラフィン系オイルを30〜3
00重量部添加させることにより、熱可塑性エラストマ
ー表面の滑り性を向上させ且つ、時間の経過とともに熱
可塑性エラストマー表面にシリコーンオイルがブリード
することなく、熱可塑性エラストマー表面の耐傷付き性
向上させるという技術思想のもとに研究を展開し、種々
の研究を進めて本発明を完成するに至ったものである。
【0005】本発明中にあるスチレン系ゴムとしては、
スチレン−ブタジエン共重合体及びその吸い添加物(ラ
ンダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体
など全て含まれる)が挙げられ、より具体的には水添ス
チレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SEBS)、
水添イソプレン−スチレン共重合体(SEP)、水添ス
チレン−イソプレン−スチレン共重合体(SEPS)、
水添スチレン−ブタジエン共重合体(H−SBR)等が
挙げられるが、SEBS、SEPSが特に好ましい。
スチレン−ブタジエン共重合体及びその吸い添加物(ラ
ンダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体
など全て含まれる)が挙げられ、より具体的には水添ス
チレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SEBS)、
水添イソプレン−スチレン共重合体(SEP)、水添ス
チレン−イソプレン−スチレン共重合体(SEPS)、
水添スチレン−ブタジエン共重合体(H−SBR)等が
挙げられるが、SEBS、SEPSが特に好ましい。
【0006】シリコーンオイルは、スチレン系ゴムやオ
レフィン系ゴムまたはPPに比べ表面の滑り性が良いた
め粘度が10万cst以上のシリコーンオイルを添加す
ることによって得られる熱可塑性エラストマーはPP成
分を増加することによって得られるエラストマーより耐
傷付き性が良く、また粘度が10万cst以上あるた
め、熱処理後にシリコーンオイルがブリードして熱可塑
性エラストマーの外観性を損なうことない。また、粘度
が10万cst以上のシリコーンオイルはガムと呼ばれ
る固体と液体の中間のゴムの様な状態であり、添加する
ことにより結果得られる熱可塑性エラストマーの表面耐
傷付き性のみならず低温衝撃性も大きく向上する。ま
た、この方法によって得られる熱可塑性エラストマーの
表面を布により何度接触させてもシリコーンオイルがふ
き取られることがなく、時間が経過した後に、布により
何度も接触させた後も熱可塑性エラストマー表面の耐傷
付き性が損なわれることはない。ここで使用される粘度
10万cst以上のシリコーンオイルの種類について、
特に限定はなく、特にジメチルシリコーンオイルまたは
メチルフェニルシリコーンオイルが好ましい。粘度が1
0万cst以上のシリコーンオイルは、ガムと呼ばれる
固体と液体の中間のゴムの様な状態であるが、粘度が低
くなるにつれて、液状へと変化する傾向にある。粘度が
10万cstより低い場合、シリコーンオイルそのもの
も液状もしくはそれに近い状態であるため、これを熱可
塑性エラストマーに添加した場合、熱可塑性エラストマ
ー表面に滑り性を充分付与せず、表面耐傷付き性が充分
でないばかりか、時間の経過とともに熱可塑性エラスト
マー表面にブリードが肉眼により観察されるため、外観
的な問題が発生する。また粘度が10万cst以上のシ
リコーンオイルを用いた場合でも熱可塑性エラストマー
100重量部に対し、シリコーンオイルを1重量部より
少なく添加した場合、シリコーンオイルが熱可塑性エラ
ストマー表面に滑り性を充分付与しないため、表面耐傷
付き性が充分発現せず、またシリコーンオイルの添加量
が15重量部より多く添加した場合、シリコーンオイル
が熱可塑性エラストマーと混ざりにくくなり、熱可塑性
エラストマー表面の耐傷付き性は向上するものの、機械
強度は逆に低下してしまうのである。
レフィン系ゴムまたはPPに比べ表面の滑り性が良いた
め粘度が10万cst以上のシリコーンオイルを添加す
ることによって得られる熱可塑性エラストマーはPP成
分を増加することによって得られるエラストマーより耐
傷付き性が良く、また粘度が10万cst以上あるた
め、熱処理後にシリコーンオイルがブリードして熱可塑
性エラストマーの外観性を損なうことない。また、粘度
が10万cst以上のシリコーンオイルはガムと呼ばれ
る固体と液体の中間のゴムの様な状態であり、添加する
ことにより結果得られる熱可塑性エラストマーの表面耐
傷付き性のみならず低温衝撃性も大きく向上する。ま
た、この方法によって得られる熱可塑性エラストマーの
表面を布により何度接触させてもシリコーンオイルがふ
き取られることがなく、時間が経過した後に、布により
何度も接触させた後も熱可塑性エラストマー表面の耐傷
付き性が損なわれることはない。ここで使用される粘度
10万cst以上のシリコーンオイルの種類について、
特に限定はなく、特にジメチルシリコーンオイルまたは
メチルフェニルシリコーンオイルが好ましい。粘度が1
0万cst以上のシリコーンオイルは、ガムと呼ばれる
固体と液体の中間のゴムの様な状態であるが、粘度が低
くなるにつれて、液状へと変化する傾向にある。粘度が
10万cstより低い場合、シリコーンオイルそのもの
も液状もしくはそれに近い状態であるため、これを熱可
塑性エラストマーに添加した場合、熱可塑性エラストマ
ー表面に滑り性を充分付与せず、表面耐傷付き性が充分
でないばかりか、時間の経過とともに熱可塑性エラスト
マー表面にブリードが肉眼により観察されるため、外観
的な問題が発生する。また粘度が10万cst以上のシ
リコーンオイルを用いた場合でも熱可塑性エラストマー
100重量部に対し、シリコーンオイルを1重量部より
少なく添加した場合、シリコーンオイルが熱可塑性エラ
ストマー表面に滑り性を充分付与しないため、表面耐傷
付き性が充分発現せず、またシリコーンオイルの添加量
が15重量部より多く添加した場合、シリコーンオイル
が熱可塑性エラストマーと混ざりにくくなり、熱可塑性
エラストマー表面の耐傷付き性は向上するものの、機械
強度は逆に低下してしまうのである。
【0007】本発明で用いられるパラフィン系オイル
は、得られた熱可塑性エラストマーの硬度を調整し、柔
軟性を与える作用を持ち、必要に応じて添加される。一
般にゴムの軟化、増容、加工性向上に用いられるプロセ
スオイル、又はエクステンダーオイルと呼ばれる鉱物油
系ゴム用軟化剤は芳香族、ナフテン環、パラフィン鎖の
3者が組合わさった混合物であり、パラフィン鎖の炭素
数が全炭素数の50%以上占めるものがパラフィン系と
呼ばれ、ナフテン環炭素数が30〜45%のものがナフ
テン系、芳香族炭素数が30%を越えるものが芳香族系
とされている。本発明で用いられるオイルは上記区分で
パラフィン系のものが好ましく、ナフテン系、芳香族系
のものは分散性、溶解性の点で好ましくない。パラフィ
ン系ゴム用軟化剤の性状は37.5℃における動粘度は
20〜500cst、流動点が−10〜−15℃及び引
火点が170〜300℃を示す。パラフィン系オイルの
好ましい配合量はゴム成分100重量部に対して30〜
300重量部であり、更に好ましくは30〜250重量
部である。300重量部を越えた配合のものは、軟化剤
のブリードアウトを生じ易く、最終製品に粘着性を生じ
る恐れがあり、機械的性質を低下させる傾向がある。ま
た30重量部未満だと添加する意味がない。
は、得られた熱可塑性エラストマーの硬度を調整し、柔
軟性を与える作用を持ち、必要に応じて添加される。一
般にゴムの軟化、増容、加工性向上に用いられるプロセ
スオイル、又はエクステンダーオイルと呼ばれる鉱物油
系ゴム用軟化剤は芳香族、ナフテン環、パラフィン鎖の
3者が組合わさった混合物であり、パラフィン鎖の炭素
数が全炭素数の50%以上占めるものがパラフィン系と
呼ばれ、ナフテン環炭素数が30〜45%のものがナフ
テン系、芳香族炭素数が30%を越えるものが芳香族系
とされている。本発明で用いられるオイルは上記区分で
パラフィン系のものが好ましく、ナフテン系、芳香族系
のものは分散性、溶解性の点で好ましくない。パラフィ
ン系ゴム用軟化剤の性状は37.5℃における動粘度は
20〜500cst、流動点が−10〜−15℃及び引
火点が170〜300℃を示す。パラフィン系オイルの
好ましい配合量はゴム成分100重量部に対して30〜
300重量部であり、更に好ましくは30〜250重量
部である。300重量部を越えた配合のものは、軟化剤
のブリードアウトを生じ易く、最終製品に粘着性を生じ
る恐れがあり、機械的性質を低下させる傾向がある。ま
た30重量部未満だと添加する意味がない。
【0008】上記の成分の他に、本発明の組成物は更に
必要に応じて、充填材、造核剤、外滑剤、内滑剤、ヒン
ダードアミン系光安定剤、ヒンダードフェノール系酸化
防止剤、着色剤、難燃剤、各種フィラーを添加しても良
い。本発明の組成物を製造する方法としては、通常の樹
脂組成物、ゴム組成物の製造に用いられる一般的な全て
の方法を採用できる。基本的には機械的溶融混練方法で
あり、これらには単軸押出機、二軸押出機、バンバリー
ミキサー、各種ニーダー、ブラベンダー、ロール等が用
いられる。この際、各成分の添加順序には制限がなくい
ずれの添加順序にて混練しても良い、またシリコーンオ
イルは混練時の作業性を向上のため、予めPP等のオレ
フィン系樹脂とブレンドしたマスターバッチを用いても
良い。ここで得られた熱可塑性エラストマーは一般に使
用される熱可塑性エラストマーは一般に使用される熱可
塑性樹脂成形機を用いて成形することが可能であって、
射出成形、押出成形、カレンダー成形、ブロー成形等の
各種の成形方法が適用可能である。
必要に応じて、充填材、造核剤、外滑剤、内滑剤、ヒン
ダードアミン系光安定剤、ヒンダードフェノール系酸化
防止剤、着色剤、難燃剤、各種フィラーを添加しても良
い。本発明の組成物を製造する方法としては、通常の樹
脂組成物、ゴム組成物の製造に用いられる一般的な全て
の方法を採用できる。基本的には機械的溶融混練方法で
あり、これらには単軸押出機、二軸押出機、バンバリー
ミキサー、各種ニーダー、ブラベンダー、ロール等が用
いられる。この際、各成分の添加順序には制限がなくい
ずれの添加順序にて混練しても良い、またシリコーンオ
イルは混練時の作業性を向上のため、予めPP等のオレ
フィン系樹脂とブレンドしたマスターバッチを用いても
良い。ここで得られた熱可塑性エラストマーは一般に使
用される熱可塑性エラストマーは一般に使用される熱可
塑性樹脂成形機を用いて成形することが可能であって、
射出成形、押出成形、カレンダー成形、ブロー成形等の
各種の成形方法が適用可能である。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。以下に示す実施例及び比較例において配合した各
成分は以下の通りである。 <成分a1>日本合成ゴム製エチレン−プロピレンゴム
EP07P[プロピレン含量:27重量% ムーニ粘
度ML 1+4(100℃):70] 〈成分a2〉日本合成ゴム製スチレン−ブタジエン共重
合体ゴム JSR 1503[スチレン含量:23.5
重量% ムーニ粘度ML 1+4(100℃):75] 〈成分b〉住友化学製ポリプロピレン樹脂 W501
[MFR(230℃×2.16kg)=8.0g/10
分 熱変形温度:115℃] 〈成分c〉出光興産製プロセスオイル PW−90[パ
ラフィン系プロセスオイル、動粘度:95.54cst
(40℃)、11.25cst(100℃)、平均分子
量539、環分析値:CA=0%、CN=29.0%、C
P=71.0%] 〈成分d1〉信越化学製シリコーンオイル KF96H
−10万[ストレ−トシリコーンオイル、粘度10万c
st(25℃)比重0.977(25℃)屈折率1.4
03(25℃)流動点−50℃以下] 〈成分d2〉信越化学製シリコーンオイル KF96H
−1万[ストレ−トシリコーンオイル、粘度1万cst
(25℃)比重0.975(25℃)屈折率1.403
(25℃)流動点−50℃以下] 上記の成分(a)〜(d)成分を加圧ニーダーを用い
て、170〜180℃の温度で混練し、造粒することに
より熱可塑性エラストマー組成物を得た。この組成物に
ついて射出成形を行い、以下の諸物性の評価を行い、実
施例1〜6については表1に示し、比較例1〜7につい
ては表2に示した。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。以下に示す実施例及び比較例において配合した各
成分は以下の通りである。 <成分a1>日本合成ゴム製エチレン−プロピレンゴム
EP07P[プロピレン含量:27重量% ムーニ粘
度ML 1+4(100℃):70] 〈成分a2〉日本合成ゴム製スチレン−ブタジエン共重
合体ゴム JSR 1503[スチレン含量:23.5
重量% ムーニ粘度ML 1+4(100℃):75] 〈成分b〉住友化学製ポリプロピレン樹脂 W501
[MFR(230℃×2.16kg)=8.0g/10
分 熱変形温度:115℃] 〈成分c〉出光興産製プロセスオイル PW−90[パ
ラフィン系プロセスオイル、動粘度:95.54cst
(40℃)、11.25cst(100℃)、平均分子
量539、環分析値:CA=0%、CN=29.0%、C
P=71.0%] 〈成分d1〉信越化学製シリコーンオイル KF96H
−10万[ストレ−トシリコーンオイル、粘度10万c
st(25℃)比重0.977(25℃)屈折率1.4
03(25℃)流動点−50℃以下] 〈成分d2〉信越化学製シリコーンオイル KF96H
−1万[ストレ−トシリコーンオイル、粘度1万cst
(25℃)比重0.975(25℃)屈折率1.403
(25℃)流動点−50℃以下] 上記の成分(a)〜(d)成分を加圧ニーダーを用い
て、170〜180℃の温度で混練し、造粒することに
より熱可塑性エラストマー組成物を得た。この組成物に
ついて射出成形を行い、以下の諸物性の評価を行い、実
施例1〜6については表1に示し、比較例1〜7につい
ては表2に示した。
【0010】(1)引張強度及び伸び JIS K6301、3号ダンベル (2)硬度 JIS K6301 Aタイプ (3)低温衝撃性 75×75×1mmの試験片を−60℃のドライアイス
−メタノール溶液に10分間浸漬後、デュポン式落球衝
撃試験を行い、試験後亀裂が生じなかった場合は○、亀
裂が生じたものは×とした。[試験条件 錘り重量:5
00g 先端球R:3/16 落下高さ:1m]) (4)表面耐傷付き性試験 150×150×2mmプレスシートを作成しプレスシ−トを作
成した。HEIDON社製学振式摩耗試験機HEIDON-14DRにカ
ナキン3号布を摩耗治具にセットしプレスシート表面に
摩耗治具を乗せ、垂直荷重100g、移動速度100mm
/min、移動距離50mmにて1回ずつ、測定を行い、測
定部分を目視にて観察し、摩耗の跡が完全に観察された
場合を×、跡がやや観察された場合を△、跡が全く観察
されなかった場合を○とした。また学振式摩耗試験機に
HEIDON社製アナライジングレコーダーHEIDON-3655E-99
に接続し、動摩擦力も測定した。 (5)外観 各サンプルを台の上に各々重ならない様に乗せ、2カ月
間23℃の状態にて保存した後、サンプル表面の外観を
外観にて観察し、表面にブリードが発生した場合を×、
少し発生した場合を△、全く発生しない場合を○とし
た。 (6)外観を評価した後更にまた(1)と(4)と同様
の試験を行った。
−メタノール溶液に10分間浸漬後、デュポン式落球衝
撃試験を行い、試験後亀裂が生じなかった場合は○、亀
裂が生じたものは×とした。[試験条件 錘り重量:5
00g 先端球R:3/16 落下高さ:1m]) (4)表面耐傷付き性試験 150×150×2mmプレスシートを作成しプレスシ−トを作
成した。HEIDON社製学振式摩耗試験機HEIDON-14DRにカ
ナキン3号布を摩耗治具にセットしプレスシート表面に
摩耗治具を乗せ、垂直荷重100g、移動速度100mm
/min、移動距離50mmにて1回ずつ、測定を行い、測
定部分を目視にて観察し、摩耗の跡が完全に観察された
場合を×、跡がやや観察された場合を△、跡が全く観察
されなかった場合を○とした。また学振式摩耗試験機に
HEIDON社製アナライジングレコーダーHEIDON-3655E-99
に接続し、動摩擦力も測定した。 (5)外観 各サンプルを台の上に各々重ならない様に乗せ、2カ月
間23℃の状態にて保存した後、サンプル表面の外観を
外観にて観察し、表面にブリードが発生した場合を×、
少し発生した場合を△、全く発生しない場合を○とし
た。 (6)外観を評価した後更にまた(1)と(4)と同様
の試験を行った。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【発明の効果】本発明によって得られる熱可塑性エラス
トマーは機械強度を維持したまま、低温衝撃性、表面耐
傷付き性が顕著に改善され、且つ時間の経過とともに表
面耐傷付き性及び、表面の外観を損なわない新規な材料
を与えるものである。
トマーは機械強度を維持したまま、低温衝撃性、表面耐
傷付き性が顕著に改善され、且つ時間の経過とともに表
面耐傷付き性及び、表面の外観を損なわない新規な材料
を与えるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 53/02 LMA //(C08L 23/00 83:04) (C08L 25/04 83:04)
Claims (2)
- 【請求項1】 スチレン系もしくはオレフィン系ゴム成
分10〜90重量%とポリプロピレン(以下PPとす
る)成分90〜10重量%、その他フィラ−、プロセス
オイル等諸成分よりなる熱可塑性エラストマー100重
量部に対し、粘度(JIS Z8803、25℃)が1
0万センチスト−クス以上であるシリコーンオイルを1
〜15重量部添加することを特徴とする耐傷付き性良好
な熱可塑性エラストマー。 - 【請求項2】 スチレン系もしくはオレフィン系ゴム成
分10〜90重量%とポリプロピレン(以下PPとす
る)成分90〜10重量%、その他フィラ−、プロセス
オイル等諸成分よりなる熱可塑性エラストマー100重
量部に対し、粘度(JIS Z8803、25℃)が1
0万センチスト−クス以上であるシリコーンオイル1〜
15重量部及びパラフィン系オイル30〜300重量部
添加することを特徴とする耐傷付き性良好な熱可塑性エ
ラストマー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6318683A JPH08176353A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 耐傷付き性良好な熱可塑性エラストマー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6318683A JPH08176353A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 耐傷付き性良好な熱可塑性エラストマー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08176353A true JPH08176353A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18101862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6318683A Pending JPH08176353A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 耐傷付き性良好な熱可塑性エラストマー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08176353A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003512267A (ja) * | 1999-10-25 | 2003-04-02 | テレンス、エドワード、ウェストン | 弾性シールを有するスナップ動作閉止材 |
| JP2006503970A (ja) * | 2002-10-22 | 2006-02-02 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 耐引掻耐擦傷性軟質エチレンエラストマー組成物 |
| CN101676327B (zh) | 2008-09-17 | 2011-11-30 | 东莞市卡帝德塑化科技有限公司 | 用于与聚丙烯材料射粘的热塑性弹性体 |
| WO2021153183A1 (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-05 | Mcppイノベーション合同会社 | 熱可塑性エラストマー組成物及びそれよりなる成形体 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP6318683A patent/JPH08176353A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003512267A (ja) * | 1999-10-25 | 2003-04-02 | テレンス、エドワード、ウェストン | 弾性シールを有するスナップ動作閉止材 |
| JP2006503970A (ja) * | 2002-10-22 | 2006-02-02 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 耐引掻耐擦傷性軟質エチレンエラストマー組成物 |
| JP4769576B2 (ja) * | 2002-10-22 | 2011-09-07 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 耐引掻耐擦傷性軟質エチレンエラストマー組成物 |
| CN101676327B (zh) | 2008-09-17 | 2011-11-30 | 东莞市卡帝德塑化科技有限公司 | 用于与聚丙烯材料射粘的热塑性弹性体 |
| WO2021153183A1 (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-05 | Mcppイノベーション合同会社 | 熱可塑性エラストマー組成物及びそれよりなる成形体 |
| JPWO2021153183A1 (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-05 | ||
| US12466942B2 (en) | 2020-01-30 | 2025-11-11 | Mcpp Innovation Llc | Thermoplastic elastomer composition and molded articles thereof |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5185662B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPS6114248A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP5882828B2 (ja) | ゴム用添加剤およびそれを配合してなるゴム組成物 | |
| JP2006503152A (ja) | 表面耐久性を高めた工学的ポリオレフィン材料 | |
| EP0733676B1 (en) | Thermoplastic elastomer composition | |
| JP5456264B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH0618974B2 (ja) | ソフトバンパ−用樹脂組成物 | |
| JPH08176353A (ja) | 耐傷付き性良好な熱可塑性エラストマー | |
| US6410623B1 (en) | Thermoplastic elastomer resin composition | |
| JP3503352B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JP4001279B2 (ja) | ガスケット用樹脂組成物およびそれを用いた医療用器具 | |
| JP2989136B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| CA1327662C (en) | Thermoplastic elastomer composition and process for producing same | |
| JPH05140384A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JP2002173576A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPS6128548A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP2002348433A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JP2000273252A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH05171002A (ja) | 傷付き性の優れたエラストマー組成物 | |
| JP2000063618A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH0674367B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー成形体 | |
| TWI845760B (zh) | 滑動零件用聚醯胺樹脂組成物、以及滑動零件 | |
| JP2001200118A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH05171004A (ja) | 傷付き性の改良されたエラストマー組成物 | |
| JP2618360B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 |