JPH0817835A - バンプ形成方法 - Google Patents
バンプ形成方法Info
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- JPH0817835A JPH0817835A JP6144293A JP14429394A JPH0817835A JP H0817835 A JPH0817835 A JP H0817835A JP 6144293 A JP6144293 A JP 6144293A JP 14429394 A JP14429394 A JP 14429394A JP H0817835 A JPH0817835 A JP H0817835A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- bump
- oxide film
- metal
- bonding
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W72/00—Interconnections or connectors in packages
- H10W72/01—Manufacture or treatment
- H10W72/012—Manufacture or treatment of bump connectors, dummy bumps or thermal bumps
Landscapes
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】バンプ形成の前にパッド表面に薄く形成された
酸化膜を機械的に除去する工程を含むことにより、酸化
膜の影響による不着をなくす。 【構成】酸化膜除去専用ツール1はボンディングツール
7とは別のツールで、先端2には電極パッド幅程度のダ
イヤモンドもしくはサファイア,ルビー等が固定されて
いる。そのツール1の先端2をパッド3の表面に接触さ
せ水平方向に移動させて表面をひっかき表面の自然酸化
膜4の一部を除去した後、酸化膜が除去されたパッド3
にボールバンプ9を形成する。 【効果】パッド表面は金属アルミニウム膜が露出した状
態となっているので、金属と金属の接着力の強い接合と
なり、接着信頼性の良いバンプを形成することができ
る。
酸化膜を機械的に除去する工程を含むことにより、酸化
膜の影響による不着をなくす。 【構成】酸化膜除去専用ツール1はボンディングツール
7とは別のツールで、先端2には電極パッド幅程度のダ
イヤモンドもしくはサファイア,ルビー等が固定されて
いる。そのツール1の先端2をパッド3の表面に接触さ
せ水平方向に移動させて表面をひっかき表面の自然酸化
膜4の一部を除去した後、酸化膜が除去されたパッド3
にボールバンプ9を形成する。 【効果】パッド表面は金属アルミニウム膜が露出した状
態となっているので、金属と金属の接着力の強い接合と
なり、接着信頼性の良いバンプを形成することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバンプ形成方法に関し、
特にLSI(高密度集積回路)チップ又はウェハあるい
は回路基板上の金属バンプ形成法においてパッド表面の
自然酸化膜を機械的に除去した後各パッド表面に金属バ
ンプをボンディングしてバンプを形成する方法に関す
る。
特にLSI(高密度集積回路)チップ又はウェハあるい
は回路基板上の金属バンプ形成法においてパッド表面の
自然酸化膜を機械的に除去した後各パッド表面に金属バ
ンプをボンディングしてバンプを形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のバンプ形成方法の概略について、
まずLSI素子のパッドに金属バンプを形成する方法か
ら説明する。この方法として、半導体ウェハ状態の各パ
ッドに一括して金属バンプを形成する方法と、半導体ウ
ェハから個々のLSIチップをダイミングで切り離し、
個々のLSIチップの状態にしてから、バンプを形成す
る方法とに、二分される。前者の方法としては、例えば
「マイクロエレクトロニクス パッケージング ハンド
ブック(Microelectronics pack
aging Handbook)日経BP社発行の第2
90頁、第291頁、第300頁及び第301頁」に、
述べられている。即ち、半導体ウェハの表面に、形成さ
れたアルミニウム電極は、DCスパッタリングで表面洗
浄がおこなわれ、表面の酸化物やフォトレジスト等が除
去される。ひきつづき、BLM(Ball Limit
ing Metallurgy)と呼ばれるボール制御
金属層が、アルミニウム電極上に蒸着法で形成される。
BLMの例としては、クロム−銅−金(Cr−Cu−A
u)の三層金属が代表的である。このBLMの上に、鉛
−錫(Pb−Sn)のハンダが蒸着される。次に、水素
(H2 )雰囲気炉中で350度Cでリフローすることに
よりPb−Snパッドが溶け、表面張力で球形となった
バンプがBLMを介してアルミニウムパッド上に形成さ
れる。一括形成の他の方法としてメッキによる方法もあ
る。この場合もメッキの前処理としてアルミニウム上に
他のメッキ下地金属を形成する必要がある。
まずLSI素子のパッドに金属バンプを形成する方法か
ら説明する。この方法として、半導体ウェハ状態の各パ
ッドに一括して金属バンプを形成する方法と、半導体ウ
ェハから個々のLSIチップをダイミングで切り離し、
個々のLSIチップの状態にしてから、バンプを形成す
る方法とに、二分される。前者の方法としては、例えば
「マイクロエレクトロニクス パッケージング ハンド
ブック(Microelectronics pack
aging Handbook)日経BP社発行の第2
90頁、第291頁、第300頁及び第301頁」に、
述べられている。即ち、半導体ウェハの表面に、形成さ
れたアルミニウム電極は、DCスパッタリングで表面洗
浄がおこなわれ、表面の酸化物やフォトレジスト等が除
去される。ひきつづき、BLM(Ball Limit
ing Metallurgy)と呼ばれるボール制御
金属層が、アルミニウム電極上に蒸着法で形成される。
BLMの例としては、クロム−銅−金(Cr−Cu−A
u)の三層金属が代表的である。このBLMの上に、鉛
−錫(Pb−Sn)のハンダが蒸着される。次に、水素
(H2 )雰囲気炉中で350度Cでリフローすることに
よりPb−Snパッドが溶け、表面張力で球形となった
バンプがBLMを介してアルミニウムパッド上に形成さ
れる。一括形成の他の方法としてメッキによる方法もあ
る。この場合もメッキの前処理としてアルミニウム上に
他のメッキ下地金属を形成する必要がある。
【0003】後者の方法としては、金属ワイヤでボール
を形成し、これをLSIチップのアルミニウムパッド上
にボールボンディングして、バンプを形成するボールバ
ンプ法が代表的である。通常のワイヤボンディングは、
アルミニウムパッド上にボールボンディングした後、ワ
イヤを切らずにそのままループ状にこのワイヤを張り、
基板上のパッドにウェッジボンディングする。これに対
し、ボールバンプ法は、アルミニウムパッド上にボール
ボンディングした後、ワイヤを切って、バンプ形状に形
成する。しかし、アルミニウムパッドに対する接合のメ
カニズムは通常のワイヤボンディングと共通する。参考
文献としては、前述の「マイクロエレクトロニクス・パ
ッケージング・ハンドブック」の第312頁、第313
頁等が挙げられる。ここに述べられているように、金ワ
イヤをパッドに接合させるためには、超音波振動、また
は300度C乃至400度Cの高温と圧力、もしくはこ
の双方の技術をボールを介してアルミニウムパッドに加
えることにより、アルミニウム表面酸化物を除去して、
金とアルミニウムとの金属溶接接合を得ている。
を形成し、これをLSIチップのアルミニウムパッド上
にボールボンディングして、バンプを形成するボールバ
ンプ法が代表的である。通常のワイヤボンディングは、
アルミニウムパッド上にボールボンディングした後、ワ
イヤを切らずにそのままループ状にこのワイヤを張り、
基板上のパッドにウェッジボンディングする。これに対
し、ボールバンプ法は、アルミニウムパッド上にボール
ボンディングした後、ワイヤを切って、バンプ形状に形
成する。しかし、アルミニウムパッドに対する接合のメ
カニズムは通常のワイヤボンディングと共通する。参考
文献としては、前述の「マイクロエレクトロニクス・パ
ッケージング・ハンドブック」の第312頁、第313
頁等が挙げられる。ここに述べられているように、金ワ
イヤをパッドに接合させるためには、超音波振動、また
は300度C乃至400度Cの高温と圧力、もしくはこ
の双方の技術をボールを介してアルミニウムパッドに加
えることにより、アルミニウム表面酸化物を除去して、
金とアルミニウムとの金属溶接接合を得ている。
【0004】このメカニズムについては、「ハイブリッ
ヅ(HYBRIDS),1987,Vol.3,No.
3,国際ハイブリッドマイクロエレクトロニクス協会日
本本部発行」の第6頁,第7頁にも詳述されている。即
ち、金ワイヤボールが、300度C乃至350度Cに加
熱され、70g乃至100gの圧力でアルミニウムパッ
ド上に加圧されると、金ボールはアルミニウム薄膜上で
塑性変形する。金ボールの塑性変形により、ボール表面
に生成したすべり線の凹凸がアルミニウム上に刻印さ
れ、接合界面に微細なしわ状の凹凸が形成され、これに
あわせてアルミニウム面にも凹凸が生じアルミニウム表
面の酸化皮膜が破壊され、いくばくか清浄面があらわれ
る。そして、この表面で、AuとAlの拡散,反応が生
じ、接合が形成される。
ヅ(HYBRIDS),1987,Vol.3,No.
3,国際ハイブリッドマイクロエレクトロニクス協会日
本本部発行」の第6頁,第7頁にも詳述されている。即
ち、金ワイヤボールが、300度C乃至350度Cに加
熱され、70g乃至100gの圧力でアルミニウムパッ
ド上に加圧されると、金ボールはアルミニウム薄膜上で
塑性変形する。金ボールの塑性変形により、ボール表面
に生成したすべり線の凹凸がアルミニウム上に刻印さ
れ、接合界面に微細なしわ状の凹凸が形成され、これに
あわせてアルミニウム面にも凹凸が生じアルミニウム表
面の酸化皮膜が破壊され、いくばくか清浄面があらわれ
る。そして、この表面で、AuとAlの拡散,反応が生
じ、接合が形成される。
【0005】超音波接合法は、金ボールに超音波振動を
印加し、ボールを塑性変形させるとともに、金ボールの
アルミニウムパッド表面での摩擦・すべりにより、アル
ミニウム酸化皮膜を破るメカニズムを利用している。こ
の接合法は、常温での接合が可能である。
印加し、ボールを塑性変形させるとともに、金ボールの
アルミニウムパッド表面での摩擦・すべりにより、アル
ミニウム酸化皮膜を破るメカニズムを利用している。こ
の接合法は、常温での接合が可能である。
【0006】アルミニウムパッドの酸化膜を除去する他
の方法として、プラズマエッチングや化学エッチング等
を利用する方法がある(特開昭63−289941号公
報)。この方法によれば、アルミニウムパッドにAuワ
イヤボンディングを行なう前処理として、自然酸化膜や
汚れ等を除去するために、プラズマエッチングやフッ酸
等の化学エッチングを用いるものである。このあと、通
常のワイヤボンディングをおこなうことにより、ボンデ
ィング性が良くなり、信頼性が向上すると記載されてい
る。
の方法として、プラズマエッチングや化学エッチング等
を利用する方法がある(特開昭63−289941号公
報)。この方法によれば、アルミニウムパッドにAuワ
イヤボンディングを行なう前処理として、自然酸化膜や
汚れ等を除去するために、プラズマエッチングやフッ酸
等の化学エッチングを用いるものである。このあと、通
常のワイヤボンディングをおこなうことにより、ボンデ
ィング性が良くなり、信頼性が向上すると記載されてい
る。
【0007】次に回路基板上のパッドに金属バンプを形
成する方法について述べる。回路基板のパッドに金属バ
ンプを形成する方法も、基板上のパッドに一括してバン
プを形成する方法と、各パッド毎に1点づつバンプを形
成する方法との2つに大別される。
成する方法について述べる。回路基板のパッドに金属バ
ンプを形成する方法も、基板上のパッドに一括してバン
プを形成する方法と、各パッド毎に1点づつバンプを形
成する方法との2つに大別される。
【0008】一括バンプ形成法としては、LSIウェハ
と同様にメッキや蒸着スパッタリング法により、ハンダ
バンプや金属バンプ等を形成するものがある。この場
合、メッキ前処理として化学的処理により、パッド表面
の酸化皮膜を除去したり、蒸着,スパッタリング前処理
としてプラズマエッチングや逆スパッタリング等によ
り、表面酸化膜を除去する。一括バンプ形成法の他の例
として、ハンダペーストによる印刷リフロー工法があ
る。ハンダペーストを所定のパッドの位置に印刷し、次
にリフローによりハンダバンプを形成する。この場合の
パッド上の表面酸化膜は、ハンダペースト中に含まれる
フラックスの化学的反応により除去される。
と同様にメッキや蒸着スパッタリング法により、ハンダ
バンプや金属バンプ等を形成するものがある。この場
合、メッキ前処理として化学的処理により、パッド表面
の酸化皮膜を除去したり、蒸着,スパッタリング前処理
としてプラズマエッチングや逆スパッタリング等によ
り、表面酸化膜を除去する。一括バンプ形成法の他の例
として、ハンダペーストによる印刷リフロー工法があ
る。ハンダペーストを所定のパッドの位置に印刷し、次
にリフローによりハンダバンプを形成する。この場合の
パッド上の表面酸化膜は、ハンダペースト中に含まれる
フラックスの化学的反応により除去される。
【0009】回路基板上の各パッドに1点づつバンプを
形成する方法としては、従来技術としては、あまり報告
例がないが基本的にはLSIパッド上の形成方法が流用
できると考えられる。
形成する方法としては、従来技術としては、あまり報告
例がないが基本的にはLSIパッド上の形成方法が流用
できると考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】LSI素子のパッド又
は回路基板のパッドに、半導体ウェハ状態で一括してバ
ンプを形成する方法には、以下のような問題がある。メ
ッキで金属バンプを形成する場合は、金属酸化膜上に直
接メッキを形成することは不可能なので、この酸化膜を
化学エッチング除去する必要がある。特に、LSI素子
のアルミニウムパッドの場合は、アルミニウム金属に直
接他の金属を安定的にメッキすることは困難であるた
め、他の金属を蒸着やスパッタリング等で形成した後、
メッキする手法が必要となる。蒸着やスパッタリング等
で金属バンプを形成する場合もプラズマエッチングや逆
スパッタリングなどの前処理が必須である。さらに、パ
ッドのみに、蒸着、スパッタリング金属を形成するため
には、マスクが必要になる。
は回路基板のパッドに、半導体ウェハ状態で一括してバ
ンプを形成する方法には、以下のような問題がある。メ
ッキで金属バンプを形成する場合は、金属酸化膜上に直
接メッキを形成することは不可能なので、この酸化膜を
化学エッチング除去する必要がある。特に、LSI素子
のアルミニウムパッドの場合は、アルミニウム金属に直
接他の金属を安定的にメッキすることは困難であるた
め、他の金属を蒸着やスパッタリング等で形成した後、
メッキする手法が必要となる。蒸着やスパッタリング等
で金属バンプを形成する場合もプラズマエッチングや逆
スパッタリングなどの前処理が必須である。さらに、パ
ッドのみに、蒸着、スパッタリング金属を形成するため
には、マスクが必要になる。
【0011】いずれにしても一括処理法では、バンプ形
成前の処理として、化学エッチング装置(廃水処理が必
要となる)、プラズマエッチング装置や、スパッタリン
グ装置等の前処理装置が必要になること、さらにアルミ
ニウムパッドに対しては、メッキ下地金属層、蒸着前処
理金属層が必要となり、構成が複雑になるなどの問題が
あった。
成前の処理として、化学エッチング装置(廃水処理が必
要となる)、プラズマエッチング装置や、スパッタリン
グ装置等の前処理装置が必要になること、さらにアルミ
ニウムパッドに対しては、メッキ下地金属層、蒸着前処
理金属層が必要となり、構成が複雑になるなどの問題が
あった。
【0012】次にLSI素子の個々のパッドもしくは回
路基板上の個々のパッドに金属バンプを形成する方法に
は、以下のような問題がある。ワイヤボンディング方法
によるボールボンディング法でLSIのアルミニウムパ
ッド上にバンプを形成するには、超音波法、熱圧着法、
及び両者を併用したサーモソニック法がある。これらの
手法により、基本的にはアルミニウムの表面酸化膜を打
ち破り、AuホールとAlとの接合を得ることができ
る。しかし、ボールボンディング法で形成できるバンプ
の大きさは、ワイヤの直径からほぼ決ってしまい、例え
ば実用的な25μmφワイヤでは80μm直径がほぼ下
限である。即ち、直径80μmφ以下の微小バンプを形
成するには従来のボールボンディング法は適していな
い。これは、超音波、荷重や熱などを加えることによ
り、ボールの塑性変形を引きおこし、これによってパッ
ド金属の酸化膜を破っているのでこの塑性変形時に、ボ
ール径が大きくなってしまうからである。さらに、ボー
ル径が小さくなると酸化膜を破る程度の超音波エネル
ギ、圧力、熱エネルギを加えると、パッドはがれや、パ
ッド下クラック等が生じるという問題もある。これらの
エネルギを小さくすると、ボンディング強度の弱いプア
ーボンディングがおこってしまう。これをさけるため
に、プラズマエッチングや化学エッチング等を工程内に
入れたりすると、高価な装置や余分の工程が必要とな
り、コスト的に高いものになってしまう。
路基板上の個々のパッドに金属バンプを形成する方法に
は、以下のような問題がある。ワイヤボンディング方法
によるボールボンディング法でLSIのアルミニウムパ
ッド上にバンプを形成するには、超音波法、熱圧着法、
及び両者を併用したサーモソニック法がある。これらの
手法により、基本的にはアルミニウムの表面酸化膜を打
ち破り、AuホールとAlとの接合を得ることができ
る。しかし、ボールボンディング法で形成できるバンプ
の大きさは、ワイヤの直径からほぼ決ってしまい、例え
ば実用的な25μmφワイヤでは80μm直径がほぼ下
限である。即ち、直径80μmφ以下の微小バンプを形
成するには従来のボールボンディング法は適していな
い。これは、超音波、荷重や熱などを加えることによ
り、ボールの塑性変形を引きおこし、これによってパッ
ド金属の酸化膜を破っているのでこの塑性変形時に、ボ
ール径が大きくなってしまうからである。さらに、ボー
ル径が小さくなると酸化膜を破る程度の超音波エネル
ギ、圧力、熱エネルギを加えると、パッドはがれや、パ
ッド下クラック等が生じるという問題もある。これらの
エネルギを小さくすると、ボンディング強度の弱いプア
ーボンディングがおこってしまう。これをさけるため
に、プラズマエッチングや化学エッチング等を工程内に
入れたりすると、高価な装置や余分の工程が必要とな
り、コスト的に高いものになってしまう。
【0013】回路基板上のパッドに1点づつ金属バンプ
を形成する方法の問題点も、LSIチップ上のパッドと
共通する。特に回路基板が一般的なプリント基板の場合
は、パッドの密着力が熱により大幅に劣化するため、従
来のワイヤボンディングによるボールバンプ技術の適用
は非常に困難である。
を形成する方法の問題点も、LSIチップ上のパッドと
共通する。特に回路基板が一般的なプリント基板の場合
は、パッドの密着力が熱により大幅に劣化するため、従
来のワイヤボンディングによるボールバンプ技術の適用
は非常に困難である。
【0014】以上のような従来の問題点を解決すべく、
本発明は次の課題を掲げる。 (1)金属バンプを形成する前に、表面の酸化膜を化学
エッチングする必要がないようにする。 (2)プラズマエッチングや逆スパッタリング等の前処
理が必要とならないようにする。 (3)マスクが不要とする。 (4)直径80μmφ以下の微小バンプまでも容易に形
成できるようにする。 (5)パッドはがれやパッド下のクラック等が発生しな
いようにする。 (6)高価な設備を用意したり、特に工程を追加する必
要がないようにする。 (7)パッドの密着力が低下しないようにする。 (8)製造方法が簡単で信頼性が向上し、コスト的に高
くならないようにする。
本発明は次の課題を掲げる。 (1)金属バンプを形成する前に、表面の酸化膜を化学
エッチングする必要がないようにする。 (2)プラズマエッチングや逆スパッタリング等の前処
理が必要とならないようにする。 (3)マスクが不要とする。 (4)直径80μmφ以下の微小バンプまでも容易に形
成できるようにする。 (5)パッドはがれやパッド下のクラック等が発生しな
いようにする。 (6)高価な設備を用意したり、特に工程を追加する必
要がないようにする。 (7)パッドの密着力が低下しないようにする。 (8)製造方法が簡単で信頼性が向上し、コスト的に高
くならないようにする。
【0015】(9)排水処理装置を追加する必要がない
ようにする。
ようにする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、半導体
素子又は回路基板の主表面に形成された電極パッドに金
属バンプを接合させるバンプ形成方法において、前記電
極パッドの主表面の酸化膜を部分的に機械的手段で除去
する第1の工程と、前記第1の工程で酸化膜が部分的に
除去された電極パッドの主表面に、前記金属バンプを接
合させる第2の工程とを備えることと、前記第1,第2
の工程が不活性雰囲気中又は還元雰囲気中で処理される
こととを特徴とする。
素子又は回路基板の主表面に形成された電極パッドに金
属バンプを接合させるバンプ形成方法において、前記電
極パッドの主表面の酸化膜を部分的に機械的手段で除去
する第1の工程と、前記第1の工程で酸化膜が部分的に
除去された電極パッドの主表面に、前記金属バンプを接
合させる第2の工程とを備えることと、前記第1,第2
の工程が不活性雰囲気中又は還元雰囲気中で処理される
こととを特徴とする。
【0017】
【実施例】図1(a)乃至図1(f)は本発明の第1の
実施例のバンプ形成方法を工程順に示した断面図又は斜
視図である。
実施例のバンプ形成方法を工程順に示した断面図又は斜
視図である。
【0018】図1(a)乃至(f)において、この実施
例では、パッド3主表面の酸化膜4の除去とボンディン
グとを一つの工程で行い、この工程は、不活性ガス(N
2 ,Ar等)雰囲気中、又は還元(H2 )雰囲気中で行
われ、自然(大気)雰囲気や酸化されるような雰囲気中
では行われない。
例では、パッド3主表面の酸化膜4の除去とボンディン
グとを一つの工程で行い、この工程は、不活性ガス(N
2 ,Ar等)雰囲気中、又は還元(H2 )雰囲気中で行
われ、自然(大気)雰囲気や酸化されるような雰囲気中
では行われない。
【0019】この実施例では、まず図1(a)に示すよ
うに、酸化膜除去ツール1がボンディングツールとは別
の専用ツールとして用意され、この先端2には、パッド
3との接触面が平坦で電極パッド幅程度のダイヤモン
ド,サファイア、又はルビー等が固定されている。除去
ツール1は、先端2をパッド3に押し当てた際に、ツー
ル自体が変形しないように充分に強度を持ったものであ
り、大きくても支障はない。
うに、酸化膜除去ツール1がボンディングツールとは別
の専用ツールとして用意され、この先端2には、パッド
3との接触面が平坦で電極パッド幅程度のダイヤモン
ド,サファイア、又はルビー等が固定されている。除去
ツール1は、先端2をパッド3に押し当てた際に、ツー
ル自体が変形しないように充分に強度を持ったものであ
り、大きくても支障はない。
【0020】次に、図1(b)に示すように、半導体素
子例えば半導体チップ5をボンディングステージ(図示
せず)の上に配置し、除去ツール1の先端2を半導体チ
ップ5の主表面の一つの電極(ボンディング)パッド3
の上に位置させ、次に先端2をパッド3の表面に軽く接
触させ、半導体チップ5の主表面と平行な方向でかつ左
又は右の一軸方向40に、ツール1を移動させる。
子例えば半導体チップ5をボンディングステージ(図示
せず)の上に配置し、除去ツール1の先端2を半導体チ
ップ5の主表面の一つの電極(ボンディング)パッド3
の上に位置させ、次に先端2をパッド3の表面に軽く接
触させ、半導体チップ5の主表面と平行な方向でかつ左
又は右の一軸方向40に、ツール1を移動させる。
【0021】図1(c)に示すように、先端2がパッド
3の主表面をひっかくような状態で削除しながら移動
し、主表面の金属酸化膜4が部分的に除去される。
3の主表面をひっかくような状態で削除しながら移動
し、主表面の金属酸化膜4が部分的に除去される。
【0022】ここで、アルミニウムからなるパッド3上
のアルミニウム酸化膜4の厚さは、約5nm乃至10n
mであり、表面にツール1を一定圧力で押しあて水平方
向に移動させることにより、アルミニウム表面の結晶面
にズレの塑性変形を引きおこし、清浄なアルミニウム表
面を露出させることができる。露出が終了すると、除去
ツール2の先端をパッド3から引き上げる。次の工程
で、ボンディングツールをパッドの位置に移動させ、ボ
ールバンプ方法で、以下の通り、金属バンプを形成す
る。
のアルミニウム酸化膜4の厚さは、約5nm乃至10n
mであり、表面にツール1を一定圧力で押しあて水平方
向に移動させることにより、アルミニウム表面の結晶面
にズレの塑性変形を引きおこし、清浄なアルミニウム表
面を露出させることができる。露出が終了すると、除去
ツール2の先端をパッド3から引き上げる。次の工程
で、ボンディングツールをパッドの位置に移動させ、ボ
ールバンプ方法で、以下の通り、金属バンプを形成す
る。
【0023】まず、ボールバンプ方法において金属ボー
ルを形成する工程を示す図1(d)において、キャピラ
リ7が半導体チップ5の主表面のアルミニウムからなる
パッド3の上方に配置される。このキャピラリ7には中
央に開孔があり、この開孔を貫通する金属ワイヤ6の先
端は、ヒータ(図示せず)でスパークさせて球状とな
し、金属ボール8を形成させている。
ルを形成する工程を示す図1(d)において、キャピラ
リ7が半導体チップ5の主表面のアルミニウムからなる
パッド3の上方に配置される。このキャピラリ7には中
央に開孔があり、この開孔を貫通する金属ワイヤ6の先
端は、ヒータ(図示せず)でスパークさせて球状とな
し、金属ボール8を形成させている。
【0024】この後、図1(e)に示すようにステージ
(図示せず)上で半導体チップ5の電極パッド3にキャ
ピラリ7で前記金属ボール8を押圧してこのボール8を
変形させ、金属ボール8を電極パッド3に接合させる。
最後に、キャピラリ7を動かして金属ワイヤ6を破断さ
せ、図1(f)のように電極パッド3上に金属突起9を
形成する。金属ワイヤ6としては、金,金合金,Pd,
Al,Cuなどを用いることができる。パッド3の表面
はすでに酸化膜が除去され、清浄な金属アルミニウムが
露出しているので、ボール9の金属とアルミニウムパッ
ド3間の高い接着力の接合を得ることができる。尚、こ
の実施例は、半導体チップ5が半導体ウェハの状態でも
行える。削除された酸化膜の粉末が発生した場合は、適
宜吹き付け・吸引により除去することが好ましい。尚、
前記電極パッド3の表面に形成される自然酸化膜4は、
大気又は酸化雰囲気中だけでなく、不活性雰囲気中で
も、残留酸化ガスがあれば薄く形成されることがある。
(図示せず)上で半導体チップ5の電極パッド3にキャ
ピラリ7で前記金属ボール8を押圧してこのボール8を
変形させ、金属ボール8を電極パッド3に接合させる。
最後に、キャピラリ7を動かして金属ワイヤ6を破断さ
せ、図1(f)のように電極パッド3上に金属突起9を
形成する。金属ワイヤ6としては、金,金合金,Pd,
Al,Cuなどを用いることができる。パッド3の表面
はすでに酸化膜が除去され、清浄な金属アルミニウムが
露出しているので、ボール9の金属とアルミニウムパッ
ド3間の高い接着力の接合を得ることができる。尚、こ
の実施例は、半導体チップ5が半導体ウェハの状態でも
行える。削除された酸化膜の粉末が発生した場合は、適
宜吹き付け・吸引により除去することが好ましい。尚、
前記電極パッド3の表面に形成される自然酸化膜4は、
大気又は酸化雰囲気中だけでなく、不活性雰囲気中で
も、残留酸化ガスがあれば薄く形成されることがある。
【0025】図2(a)乃至図2(f)は本発明の第2
の実施例のバンプ形成方法を工程順に示した断面図又は
斜視図である。
の実施例のバンプ形成方法を工程順に示した断面図又は
斜視図である。
【0026】図2(a)乃至(f)において、この実施
例では、半導体チップの酸化膜除去からボンディングま
での全工程は、不活性ガス(N2 ,Ar等)雰囲気中,
又は還元(H2 )雰囲気中で行われる。
例では、半導体チップの酸化膜除去からボンディングま
での全工程は、不活性ガス(N2 ,Ar等)雰囲気中,
又は還元(H2 )雰囲気中で行われる。
【0027】この実施例では、まず図2(a)に示すよ
うに、まず先端22を有するツール21が用意され、こ
のツール21は酸化膜を除去するための専用のツール
で、超音波振動を吸収しないように十分な強度をもった
ものであり、またその先端22には電極パッド幅程度の
ダイヤモンドもしくはサファイア,ルビー等が固定され
ている。ここで、ツール先端22の接触表面は、細かな
凹凸が形成されている。ツール先端22の直径は80μ
mφであり、細かな凹凸のくぼみの径は、1μm乃至1
0μmφの範囲であることが好ましい。図2(b),
(c)に示すように、除去ツール21の先端22を半導
体チップ25のボンディングパッド23の主表面に接触
させる。ここで、図2(c)に示すように除去ツール2
1に超音波をかけてパッド23の主表面の金属酸化膜2
4の一部を超音波の振動摩擦によって除去する。この超
音波の振動は、半導体チップ25の主表面に対して左右
の方向41の往復運動が好ましい。図2(b),(c)
の工程でパッド表面の酸化膜が除去されたチップ23
は、上記雰囲気中でバンプ形成の工程へ送り、酸化膜2
4が除去され金属アルミニウム膜が露出した状態の電極
パッド23に、以下に示す打ち抜き方法で金属テープを
打ち抜き、バンプを形成する。
うに、まず先端22を有するツール21が用意され、こ
のツール21は酸化膜を除去するための専用のツール
で、超音波振動を吸収しないように十分な強度をもった
ものであり、またその先端22には電極パッド幅程度の
ダイヤモンドもしくはサファイア,ルビー等が固定され
ている。ここで、ツール先端22の接触表面は、細かな
凹凸が形成されている。ツール先端22の直径は80μ
mφであり、細かな凹凸のくぼみの径は、1μm乃至1
0μmφの範囲であることが好ましい。図2(b),
(c)に示すように、除去ツール21の先端22を半導
体チップ25のボンディングパッド23の主表面に接触
させる。ここで、図2(c)に示すように除去ツール2
1に超音波をかけてパッド23の主表面の金属酸化膜2
4の一部を超音波の振動摩擦によって除去する。この超
音波の振動は、半導体チップ25の主表面に対して左右
の方向41の往復運動が好ましい。図2(b),(c)
の工程でパッド表面の酸化膜が除去されたチップ23
は、上記雰囲気中でバンプ形成の工程へ送り、酸化膜2
4が除去され金属アルミニウム膜が露出した状態の電極
パッド23に、以下に示す打ち抜き方法で金属テープを
打ち抜き、バンプを形成する。
【0028】この打ち抜き方法について、図2(d)乃
至(f)を用いて説明する。図2(d)において、半導
体素子25の主裏面のボンディングパッド23上に、加
圧ツール(ポンチ)26が挿入される開孔を有するダイ
ス28が用意され、このダイス28上に金属テープ27
が載置される。まず、半導体チップ25のボンディング
パッド23上にダイス28の孔位置を合わせる。金属テ
ープ27は、ダイス28の上に置かれている。テープ2
7の両端は図示していない治見で張力がかけられてお
り、このテープ27は打ち抜かれる時に移動しない程度
に強く張られている。次に図2(e)に示すように、上
から加圧ツール26が下がり、金属テープ27をダイス
28との間で打ち抜き、そのまま半導体素子25上のボ
ンディングパッド23に押しつける。加圧ツール26の
直径は、ダイス28の孔よりもやや径を小さくして、金
属テープ27の打ち抜きを容易している。この実施例で
は、ダイス28の孔のサイズが50μmφ、加圧ツール
26の直径は45μmφである。この場合は、金属テー
プの厚さは30μmであることが好ましい。打ち抜かれ
た金属テープ28′は、バンプ状となってアルミニウム
パッド23の上に押しつけられる。このパッド23の表
面は、すでに上記工程で金属酸化膜が除かされおり、金
属テープ28′もAuやPd等の酸化膜のできにくい金
属のため、図2(f)に示すようにバンプ29とパッド
23とは、互いに押しつけられるだけで、強い接着力を
得ることができ、高い信頼性の接合を得ることができ
る。この実施例では、金属テープ27として、Au,P
dの場合を述べたが少なくともパッド23と接する面が
Au,Pdであればよいので、Cu,Ni、又はハンダ
に、下表面をAuメッキもしくはPdメッキしてなる多
層膜でもかまわない。この打ち抜き方法で、バンプ29
を形成すればポンチとダイス径でバンプ径がきまり、ま
た押しつける力も適宜コントロールすることができるの
で、80μmφ以下の微小なバンプでも容易に形成でき
る。
至(f)を用いて説明する。図2(d)において、半導
体素子25の主裏面のボンディングパッド23上に、加
圧ツール(ポンチ)26が挿入される開孔を有するダイ
ス28が用意され、このダイス28上に金属テープ27
が載置される。まず、半導体チップ25のボンディング
パッド23上にダイス28の孔位置を合わせる。金属テ
ープ27は、ダイス28の上に置かれている。テープ2
7の両端は図示していない治見で張力がかけられてお
り、このテープ27は打ち抜かれる時に移動しない程度
に強く張られている。次に図2(e)に示すように、上
から加圧ツール26が下がり、金属テープ27をダイス
28との間で打ち抜き、そのまま半導体素子25上のボ
ンディングパッド23に押しつける。加圧ツール26の
直径は、ダイス28の孔よりもやや径を小さくして、金
属テープ27の打ち抜きを容易している。この実施例で
は、ダイス28の孔のサイズが50μmφ、加圧ツール
26の直径は45μmφである。この場合は、金属テー
プの厚さは30μmであることが好ましい。打ち抜かれ
た金属テープ28′は、バンプ状となってアルミニウム
パッド23の上に押しつけられる。このパッド23の表
面は、すでに上記工程で金属酸化膜が除かされおり、金
属テープ28′もAuやPd等の酸化膜のできにくい金
属のため、図2(f)に示すようにバンプ29とパッド
23とは、互いに押しつけられるだけで、強い接着力を
得ることができ、高い信頼性の接合を得ることができ
る。この実施例では、金属テープ27として、Au,P
dの場合を述べたが少なくともパッド23と接する面が
Au,Pdであればよいので、Cu,Ni、又はハンダ
に、下表面をAuメッキもしくはPdメッキしてなる多
層膜でもかまわない。この打ち抜き方法で、バンプ29
を形成すればポンチとダイス径でバンプ径がきまり、ま
た押しつける力も適宜コントロールすることができるの
で、80μmφ以下の微小なバンプでも容易に形成でき
る。
【0029】尚、上記第1の実施例において、図1
(a)乃至(c)の工程に替えて、上記第2の実施例を
示す図2(a)乃至(c)の工程が用いられてもよい
し、また図1(d)乃至(f)の工程に替えて、図2
(d)乃至(f)の工程が用いられてもよい。
(a)乃至(c)の工程に替えて、上記第2の実施例を
示す図2(a)乃至(c)の工程が用いられてもよい
し、また図1(d)乃至(f)の工程に替えて、図2
(d)乃至(f)の工程が用いられてもよい。
【0030】上記第2の実施例において、図2(a)乃
至(c)の工程に替えて、図1(a)乃至(c)の工程
が用いられてもよいし、図2(d)乃至(f)の工程に
替えて、図1(d)乃至(f)の工程が用いられてもよ
い。
至(c)の工程に替えて、図1(a)乃至(c)の工程
が用いられてもよいし、図2(d)乃至(f)の工程に
替えて、図1(d)乃至(f)の工程が用いられてもよ
い。
【0031】図3(a),(b)は本発明の第3の実施
例のバンプ形成方法の一部を示すそれぞれ断面図、斜視
図である。この実施例の全工程も、上記第1,第2の実
施例と共通の雰囲気中で行われる。
例のバンプ形成方法の一部を示すそれぞれ断面図、斜視
図である。この実施例の全工程も、上記第1,第2の実
施例と共通の雰囲気中で行われる。
【0032】図3(a),(b)において、この実施例
では、ツール31は酸化膜を除去するための専用のツー
ルで、軸に対する回転運動にも十分対応する強度をもっ
たものを用意し、またその先端32には電極パッド幅程
度のダイヤモンドもしくはサファイア,ルビー等が固定
されている。まず、除去ツールの先端32を回路基板3
5の一つの電極パッド33に位置合わせし、電極パッド
33の主表面に接触させる。次に矢印方向42のように
ツール先端32に軸に対する回転を加え、パッド33の
主表面の金属酸化膜34の一部を回転摩擦により除去す
る。ここで、パッド33の金属としては、Cuメッキ、
ハンダメッキ、Snメッキ、又はPdメッキなどが好ま
しく、金属組成や、バンプ形成前の熱履歴の差などか
ら、表面の酸化膜の厚さはかなり異なってくる。ツール
31の回転数及び接触時間は、この酸化膜組成と厚さと
で最適条件を決めるべきである。例えば、ハンダメッキ
に対しては、10rpm乃至100rpmの回転数で、
0.1秒乃至1秒の接触時間で充分である。
では、ツール31は酸化膜を除去するための専用のツー
ルで、軸に対する回転運動にも十分対応する強度をもっ
たものを用意し、またその先端32には電極パッド幅程
度のダイヤモンドもしくはサファイア,ルビー等が固定
されている。まず、除去ツールの先端32を回路基板3
5の一つの電極パッド33に位置合わせし、電極パッド
33の主表面に接触させる。次に矢印方向42のように
ツール先端32に軸に対する回転を加え、パッド33の
主表面の金属酸化膜34の一部を回転摩擦により除去す
る。ここで、パッド33の金属としては、Cuメッキ、
ハンダメッキ、Snメッキ、又はPdメッキなどが好ま
しく、金属組成や、バンプ形成前の熱履歴の差などか
ら、表面の酸化膜の厚さはかなり異なってくる。ツール
31の回転数及び接触時間は、この酸化膜組成と厚さと
で最適条件を決めるべきである。例えば、ハンダメッキ
に対しては、10rpm乃至100rpmの回転数で、
0.1秒乃至1秒の接触時間で充分である。
【0033】尚、第3の実施例の先端32の、パッド3
3との接触面は平坦になっており、ツール31の回転方
向は、矢印方向42と逆の回転であってもよい。
3との接触面は平坦になっており、ツール31の回転方
向は、矢印方向42と逆の回転であってもよい。
【0034】パッド33表面の酸化膜34が除去された
後、直ちに、このパッド上に、ボールボンディング方法
もしくは打ち抜き方法でバンプが形成される。このボー
ルボンディング方法を採用する場合は、上記第1の実施
例で示した図1(d)乃至(f)と共通した工程であ
り、打ち抜き方法を採用する場合には上記第2の実施例
で示した図2(d)乃至(f)と共通した工程であるた
め、その説明と図示は省略する。
後、直ちに、このパッド上に、ボールボンディング方法
もしくは打ち抜き方法でバンプが形成される。このボー
ルボンディング方法を採用する場合は、上記第1の実施
例で示した図1(d)乃至(f)と共通した工程であ
り、打ち抜き方法を採用する場合には上記第2の実施例
で示した図2(d)乃至(f)と共通した工程であるた
め、その説明と図示は省略する。
【0035】従来、回路基板がプリント基板の場合、ボ
ールバンプ方法でバンプを形成する時は超音波や熱が加
わり、打ち抜き方法でバンプを形成する場合は圧力と熱
が加わるため、どちらもパッドの密着力を劣化させ、実
用上適用できないという問題点があった。しかしながら
上記第1,第2,第3の実施例を用いればパッドの主表
面の酸化膜をあらかじめ機械的に除去してあるので、金
属バンプとパッドとは弱い圧力で接触させるだけで強い
接合を得ることができるようになった。即ち上記特に第
3の実施例に示したように、プリント板上のパッドに対
してもボールバンプ方法や打ち抜き方法等でバンプを形
成することが可能になった。
ールバンプ方法でバンプを形成する時は超音波や熱が加
わり、打ち抜き方法でバンプを形成する場合は圧力と熱
が加わるため、どちらもパッドの密着力を劣化させ、実
用上適用できないという問題点があった。しかしながら
上記第1,第2,第3の実施例を用いればパッドの主表
面の酸化膜をあらかじめ機械的に除去してあるので、金
属バンプとパッドとは弱い圧力で接触させるだけで強い
接合を得ることができるようになった。即ち上記特に第
3の実施例に示したように、プリント板上のパッドに対
してもボールバンプ方法や打ち抜き方法等でバンプを形
成することが可能になった。
【0036】第3の実施例では、回路基板のパッドに対
し、回転摩擦力で酸化膜を除去する手法を述べている
が、上記第1の実施例の引っかき法や上記第2の実施例
の超音波法(プリント板に対しては弱い超音波であるこ
とが必要だが)にも適用することができる。
し、回転摩擦力で酸化膜を除去する手法を述べている
が、上記第1の実施例の引っかき法や上記第2の実施例
の超音波法(プリント板に対しては弱い超音波であるこ
とが必要だが)にも適用することができる。
【0037】以上、本発明の実施例のバンプ形成方法
は、不活性雰囲気、又は還元雰囲気中で行い、ボンディ
ングする直前にパッド表面の自然酸化膜を種々の方法で
除去し、この酸化膜除去はボンディング用のツールとは
別の専用のツールを使って行い、酸化膜除去からボンデ
ィングまでを一連の作業として同一雰囲気中で行う。
は、不活性雰囲気、又は還元雰囲気中で行い、ボンディ
ングする直前にパッド表面の自然酸化膜を種々の方法で
除去し、この酸化膜除去はボンディング用のツールとは
別の専用のツールを使って行い、酸化膜除去からボンデ
ィングまでを一連の作業として同一雰囲気中で行う。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、酸
化膜除去からバンプ形成までの一連の作業を、不活性雰
囲気中もしくは還元雰囲気中で行い、酸化膜の影響によ
る不着をなくすこと等により、信頼性の高い接合を行う
ことができるから、上記課題が達成される。
化膜除去からバンプ形成までの一連の作業を、不活性雰
囲気中もしくは還元雰囲気中で行い、酸化膜の影響によ
る不着をなくすこと等により、信頼性の高い接合を行う
ことができるから、上記課題が達成される。
【0039】また本発明では、ボールバンプ方法でボー
ルボンディング時の超音波をなくすか、又は極めて弱く
することができ、また熱や圧力も小さくすることができ
るから、パッドに対するダメージを小さくすることがで
きるという効果があり、また形成するポールバンプの塑
性変形量を小さくして、微小なバンプを形成することが
できるという効果がある。
ルボンディング時の超音波をなくすか、又は極めて弱く
することができ、また熱や圧力も小さくすることができ
るから、パッドに対するダメージを小さくすることがで
きるという効果があり、また形成するポールバンプの塑
性変形量を小さくして、微小なバンプを形成することが
できるという効果がある。
【0040】さらに本発明では、打ち抜き方法でも、バ
ンプを形成することができ、微小なバンプ形成が可能と
なるという効果もあり、特に機械的な手段で金属酸化膜
を除去するため、装置が簡単で低コストで信頼性の高い
接合を得ることができるという効果もある。
ンプを形成することができ、微小なバンプ形成が可能と
なるという効果もあり、特に機械的な手段で金属酸化膜
を除去するため、装置が簡単で低コストで信頼性の高い
接合を得ることができるという効果もある。
【図1】(a)及び(b)、(c)、(d)乃至(f)
は、本発明の第1の実施例のバンプ形成方法を工程順に
示すそれぞれ断面図、斜視図、断面図である。
は、本発明の第1の実施例のバンプ形成方法を工程順に
示すそれぞれ断面図、斜視図、断面図である。
【図2】(a)及び(b)、(c)、(d)乃至(f)
は、本発明の第2の実施例のバンプ形成方法を工程順に
示すそれぞれ断面図、斜視図、断面図である。
は、本発明の第2の実施例のバンプ形成方法を工程順に
示すそれぞれ断面図、斜視図、断面図である。
【図3】(a)、(b)は、本発明の第3の実施例のバ
ンプ形成方法の一部を工程順に示すそれぞれ断面図、斜
視図である。
ンプ形成方法の一部を工程順に示すそれぞれ断面図、斜
視図である。
1,21,31 酸化膜除去専用ツール 2,22,32 ダイヤモンドもしくはサファイア,
ルビー等の先端 3,23,33 ボンディグパッドもしくは電極パッ
ド 4,24,34 パッド表面上の酸化膜 5,25 LSIチップ 35 回路基板 6 ワイヤ 7 キャビラリ 8 金属ボール 9 バンプ 26 加圧ツール(ポンチ) 27 金属テープ 28 ダイス
ルビー等の先端 3,23,33 ボンディグパッドもしくは電極パッ
ド 4,24,34 パッド表面上の酸化膜 5,25 LSIチップ 35 回路基板 6 ワイヤ 7 キャビラリ 8 金属ボール 9 バンプ 26 加圧ツール(ポンチ) 27 金属テープ 28 ダイス
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体素子又は回路基板の主表面に形成
された電極パッドに金属バンプを接合させるバンプ形成
方法において、前記電極パッドの主表面の酸化膜を部分
的に機械的手段で除去する第1の工程と、前記第1の工
程で酸化膜が部分的に除去された電極パッドの主表面
に、前記金属バンプを接合させる第2の工程とを備える
ことと、前記第1,第2の工程が不活性雰囲気中又は還
元雰囲気中で処理されることとを特徴とするバンプ形成
方法。 - 【請求項2】 前記第1の工程で使用される機械的手段
として、前記第2の工程で使用される接合させる手段と
は別の専用ツールが用いられる請求項1記載のバンプ形
成方法。 - 【請求項3】 前記第1の工程の機械的手段として、超
音波振動で酸化膜を除去する手段が用いられる請求項1
記載のバンプ形成方法。 - 【請求項4】 前記第1の工程の機械的手段として、電
極パッドの主表面に当接させた状態で回転させる先端を
備えた手段が用いられる請求項1記載のバンプ形成方
法。 - 【請求項5】 前記第2の工程が、金属テープを所定の
大きさに打ち抜き、この打ち抜き部分をそのまま電極パ
ッドの主表面に押しつけて金属バンプとする工程である
請求項1記載のバンプ形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6144293A JP2595901B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | バンプ形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6144293A JP2595901B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | バンプ形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0817835A true JPH0817835A (ja) | 1996-01-19 |
| JP2595901B2 JP2595901B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=15358706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6144293A Expired - Lifetime JP2595901B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | バンプ形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595901B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4174926A1 (en) * | 2021-11-01 | 2023-05-03 | Lightricity Ltd | Bonding methods |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4911469A (ja) * | 1972-05-30 | 1974-01-31 | ||
| JPH04101426A (ja) * | 1990-08-21 | 1992-04-02 | Nec Corp | 金属突起物の形成方法 |
| JPH04146624A (ja) * | 1990-10-09 | 1992-05-20 | Seiko Epson Corp | 半導体装置の電極の製造方法 |
| JPH04237133A (ja) * | 1991-01-22 | 1992-08-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子チップ部品の金属バンプ形成方法 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP6144293A patent/JP2595901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4911469A (ja) * | 1972-05-30 | 1974-01-31 | ||
| JPH04101426A (ja) * | 1990-08-21 | 1992-04-02 | Nec Corp | 金属突起物の形成方法 |
| JPH04146624A (ja) * | 1990-10-09 | 1992-05-20 | Seiko Epson Corp | 半導体装置の電極の製造方法 |
| JPH04237133A (ja) * | 1991-01-22 | 1992-08-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子チップ部品の金属バンプ形成方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4174926A1 (en) * | 2021-11-01 | 2023-05-03 | Lightricity Ltd | Bonding methods |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2595901B2 (ja) | 1997-04-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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