JPH081803A - 樹脂成形品の製造方法 - Google Patents
樹脂成形品の製造方法Info
- Publication number
- JPH081803A JPH081803A JP6133398A JP13339894A JPH081803A JP H081803 A JPH081803 A JP H081803A JP 6133398 A JP6133398 A JP 6133398A JP 13339894 A JP13339894 A JP 13339894A JP H081803 A JPH081803 A JP H081803A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- layer
- filler
- glass
- gel coat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 title claims abstract description 168
- 239000011347 resin Substances 0.000 title claims abstract description 168
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 14
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims abstract description 62
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 40
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims abstract description 36
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 26
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 claims description 36
- 238000005507 spraying Methods 0.000 claims description 14
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 5
- 239000007921 spray Substances 0.000 abstract description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 20
- 238000005273 aeration Methods 0.000 abstract 1
- 229920006337 unsaturated polyester resin Polymers 0.000 description 12
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 10
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 10
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 description 8
- QQVIHTHCMHWDBS-UHFFFAOYSA-N isophthalic acid Chemical compound OC(=O)C1=CC=CC(C(O)=O)=C1 QQVIHTHCMHWDBS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 4
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
- 238000009787 hand lay-up Methods 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 2
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 239000002270 dispersing agent Substances 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000011152 fibreglass Substances 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002990 reinforced plastic Substances 0.000 description 1
- 230000009974 thixotropic effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ローラーによる脱泡作業をおこなう必要がな
く、省人化及び生産性の向上を図る。衝撃が加わっても
ゲルコート樹脂層の欠落を発生しないようにする。樹脂
垂れやガラスチョップドストランドなどの補強繊維の飛
散を防止する。 【構成】 成形型の表面にゲルコート樹脂層2を形成す
る。このゲルコート樹脂層2の表面にフィラーと樹脂と
を混合して調製したフィラー混入樹脂を吹き付けて補強
層3を形成する。ガラスチョップドストランドを噴射さ
せると共にガラスチョップドストランドの両側からそれ
ぞれ樹脂を噴射させてこの樹脂とガラスチョップドスト
ランドの混合物を補強層3の表面に吹き付けてガラス繊
維強化層4を形成する。フィラー混入樹脂を構成する樹
脂とガラスチョップドストランドとが空中で混合される
ことがなくなり、フィラー混入樹脂に空気が入るのを防
ぐことができる。
く、省人化及び生産性の向上を図る。衝撃が加わっても
ゲルコート樹脂層の欠落を発生しないようにする。樹脂
垂れやガラスチョップドストランドなどの補強繊維の飛
散を防止する。 【構成】 成形型の表面にゲルコート樹脂層2を形成す
る。このゲルコート樹脂層2の表面にフィラーと樹脂と
を混合して調製したフィラー混入樹脂を吹き付けて補強
層3を形成する。ガラスチョップドストランドを噴射さ
せると共にガラスチョップドストランドの両側からそれ
ぞれ樹脂を噴射させてこの樹脂とガラスチョップドスト
ランドの混合物を補強層3の表面に吹き付けてガラス繊
維強化層4を形成する。フィラー混入樹脂を構成する樹
脂とガラスチョップドストランドとが空中で混合される
ことがなくなり、フィラー混入樹脂に空気が入るのを防
ぐことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽をはじめ、その他
住宅設備の部材として用いられる樹脂成形品の製造方法
に関するものである。
住宅設備の部材として用いられる樹脂成形品の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より住宅設備の部材には多くの樹脂
成形品が用いられているが、浴槽など大きな強度を必要
とするものにはガラス繊維強化プラスチックのような樹
脂成形品が用いられている。このような樹脂成形品を製
造するにあたっては、成形型の表面にゲルコート樹脂層
を形成し、このゲルコート樹脂層の表面にハンドレイア
ップ成形法やスプレーアップ成形法によりガラス繊維強
化層を形成することがおこなわれていた。ハンドレアッ
プ成形法は樹脂を含ませたガラスクロスやガラスマット
を積み重ねていく成形法であり、またスプレーアップ成
形法は図3(a)に示すようなスプレー装置10を用い
て樹脂18とガラスチョップドストランド17とを吹き
付けていく成形法である。スプレー装置10はロボット
ハンドのようなスプレー保持体11に、全周に亘って刃
部12aを設けて円筒状に形成されるカッター12と、
カッター12と外周を近接して配置される円筒状のゴム
ローラー13と、樹脂噴射ノズル14及びチョップ噴射
ノズル15を具備して構成されているものである。この
スプレー装置10は、ガラスロービング16をカッター
12とゴムローラー13の間に導入し、カッター12の
回転によって刃部12aでガラスロービング16を切断
してガラスチョップドストランド17を形成し、このガ
ラスチョップドストランド17をチョップ噴射ノズル1
5から噴射し、これと同時に樹脂噴射ノズル14から樹
脂18を噴射し、スプレー装置10の前方で両者を混合
するようにしたものである。
成形品が用いられているが、浴槽など大きな強度を必要
とするものにはガラス繊維強化プラスチックのような樹
脂成形品が用いられている。このような樹脂成形品を製
造するにあたっては、成形型の表面にゲルコート樹脂層
を形成し、このゲルコート樹脂層の表面にハンドレイア
ップ成形法やスプレーアップ成形法によりガラス繊維強
化層を形成することがおこなわれていた。ハンドレアッ
プ成形法は樹脂を含ませたガラスクロスやガラスマット
を積み重ねていく成形法であり、またスプレーアップ成
形法は図3(a)に示すようなスプレー装置10を用い
て樹脂18とガラスチョップドストランド17とを吹き
付けていく成形法である。スプレー装置10はロボット
ハンドのようなスプレー保持体11に、全周に亘って刃
部12aを設けて円筒状に形成されるカッター12と、
カッター12と外周を近接して配置される円筒状のゴム
ローラー13と、樹脂噴射ノズル14及びチョップ噴射
ノズル15を具備して構成されているものである。この
スプレー装置10は、ガラスロービング16をカッター
12とゴムローラー13の間に導入し、カッター12の
回転によって刃部12aでガラスロービング16を切断
してガラスチョップドストランド17を形成し、このガ
ラスチョップドストランド17をチョップ噴射ノズル1
5から噴射し、これと同時に樹脂噴射ノズル14から樹
脂18を噴射し、スプレー装置10の前方で両者を混合
するようにしたものである。
【0003】しかしこのいずれの成形法においても樹脂
が硬化する前に、図3(b)に示すように、ローラー2
0を用いて成形型21に形成したガラス繊維補強層4に
脱泡作業を施してガラス繊維強化層4に気泡が残存しな
いようにしなければならず、そのため脱泡作業に要する
労力が必要となって省人化及び生産性の向上の妨げとな
るものであった。またこのローラー20を用いての脱泡
作業では完全に気泡を除去することが困難であり、図4
(a)に示すようにゲルコート樹脂層2とガラス繊維強
化層4との間に気泡5が残存してしまい、このため気泡
部分に衝撃が加わると図4(b)に示すようにその部分
におけるゲルコート樹脂層2が欠落して外観を損なった
りすることがあった。そこで最近ではゲルコート樹脂層
2とガラス繊維強化層4との間にゲルコート樹脂層2を
補強する補強層を介在させることが提案されている。
が硬化する前に、図3(b)に示すように、ローラー2
0を用いて成形型21に形成したガラス繊維補強層4に
脱泡作業を施してガラス繊維強化層4に気泡が残存しな
いようにしなければならず、そのため脱泡作業に要する
労力が必要となって省人化及び生産性の向上の妨げとな
るものであった。またこのローラー20を用いての脱泡
作業では完全に気泡を除去することが困難であり、図4
(a)に示すようにゲルコート樹脂層2とガラス繊維強
化層4との間に気泡5が残存してしまい、このため気泡
部分に衝撃が加わると図4(b)に示すようにその部分
におけるゲルコート樹脂層2が欠落して外観を損なった
りすることがあった。そこで最近ではゲルコート樹脂層
2とガラス繊維強化層4との間にゲルコート樹脂層2を
補強する補強層を介在させることが提案されている。
【0004】特開平5−31039号公報には、ゲルコ
ート樹脂層と、低収縮性不飽和ポリエステル樹脂をガラ
ス繊維で補強した第1バック層と、不飽和ポリエステル
樹脂をガラス繊維で補強した第2バック層とから形成さ
れた強化プラスチック浴槽とその製造法が記載してあ
り、上記第1バック層がゲルコート樹脂層を補強する補
強層として形成されている。そしてこの第1バック層は
低収縮性不飽和ポリエステル樹脂を含有しているため
に、熱衝撃による第1バック層の熱収縮を押さえること
ができ、ゲルコート樹脂層にクラックが発生しないよう
にしたものである。
ート樹脂層と、低収縮性不飽和ポリエステル樹脂をガラ
ス繊維で補強した第1バック層と、不飽和ポリエステル
樹脂をガラス繊維で補強した第2バック層とから形成さ
れた強化プラスチック浴槽とその製造法が記載してあ
り、上記第1バック層がゲルコート樹脂層を補強する補
強層として形成されている。そしてこの第1バック層は
低収縮性不飽和ポリエステル樹脂を含有しているため
に、熱衝撃による第1バック層の熱収縮を押さえること
ができ、ゲルコート樹脂層にクラックが発生しないよう
にしたものである。
【0005】また特開平5−301295号公報には、
ゲルコート樹脂層に比較的短い補強繊維と熱硬化性樹脂
とをスプレーアップ成形法により吹き付けて第1のラミ
ネートを形成すると共に、第1のラミネートに比較的長
い補強繊維と熱硬化性樹脂とをスプレーアップ成形法に
より吹き付けて第2のラミネートを形成するようにした
繊維補強樹脂成形品の製造方法が記載してあり、上記第
1のラミネートがゲルコート樹脂層を補強する補強層と
して構成されている。そして比較的短いガラス繊維は樹
脂との馴染みがよく繊維同士の絡みも少ないために、ス
プレーアップ成形法によって形成されたにもかかわら
ず、第1のラミネートに気泡が発生しないようにするこ
とができるようにしたものである。
ゲルコート樹脂層に比較的短い補強繊維と熱硬化性樹脂
とをスプレーアップ成形法により吹き付けて第1のラミ
ネートを形成すると共に、第1のラミネートに比較的長
い補強繊維と熱硬化性樹脂とをスプレーアップ成形法に
より吹き付けて第2のラミネートを形成するようにした
繊維補強樹脂成形品の製造方法が記載してあり、上記第
1のラミネートがゲルコート樹脂層を補強する補強層と
して構成されている。そして比較的短いガラス繊維は樹
脂との馴染みがよく繊維同士の絡みも少ないために、ス
プレーアップ成形法によって形成されたにもかかわら
ず、第1のラミネートに気泡が発生しないようにするこ
とができるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし特開平5−31
039号公報に記載されている第1バック層は、ハンド
レイアップ成形法あるいはスプレーアップ成形法で形成
したものであるために、ローラーを用いての脱泡作業が
必要となるが、既述したようにこの脱泡作業では完全に
気泡を除去することが困難であり、気泡が存在する部分
に衝撃が加わるとゲルコート樹脂層が欠落するという問
題があった。
039号公報に記載されている第1バック層は、ハンド
レイアップ成形法あるいはスプレーアップ成形法で形成
したものであるために、ローラーを用いての脱泡作業が
必要となるが、既述したようにこの脱泡作業では完全に
気泡を除去することが困難であり、気泡が存在する部分
に衝撃が加わるとゲルコート樹脂層が欠落するという問
題があった。
【0007】また特開平5−301295号公報に記載
されているように比較的短い補強繊維で第1のラミネー
トを形成したとしてもスプレーアップ成形法であるかぎ
り、樹脂と補強繊維とは空気中で混合されるようになっ
ており、この空気中での混合で樹脂と補強繊維との間に
空気が入り込むのを避けることは非常に困難であって、
従って第1のラミネートにも気泡が残存する恐れがあ
り、このため気泡が存在する部分に衝撃が加わるとゲル
コート樹脂層が欠落するという問題があった。
されているように比較的短い補強繊維で第1のラミネー
トを形成したとしてもスプレーアップ成形法であるかぎ
り、樹脂と補強繊維とは空気中で混合されるようになっ
ており、この空気中での混合で樹脂と補強繊維との間に
空気が入り込むのを避けることは非常に困難であって、
従って第1のラミネートにも気泡が残存する恐れがあ
り、このため気泡が存在する部分に衝撃が加わるとゲル
コート樹脂層が欠落するという問題があった。
【0008】さらに上記公報に記載されているスプレー
アップ成形法では、スプレーから樹脂とガラス繊維など
の補強繊維を噴射する際に、樹脂垂れや補強繊維の飛散
を防ぐことができなかった。本発明は上記の点に鑑みて
なされたものであり、ローラーによる脱泡作業をおこな
う必要がなく、省人化及び生産性の向上を図ることがで
きる樹脂成形品の製造方法を提供することを目的とする
ものである。また本発明は衝撃が加わってもゲルコート
樹脂層の欠落を発生しないようにすることができる樹脂
成形品の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。さらに本発明は樹脂垂れやガラスチョップドストラ
ンドなどの補強繊維の飛散を防止することができる樹脂
成形品の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
アップ成形法では、スプレーから樹脂とガラス繊維など
の補強繊維を噴射する際に、樹脂垂れや補強繊維の飛散
を防ぐことができなかった。本発明は上記の点に鑑みて
なされたものであり、ローラーによる脱泡作業をおこな
う必要がなく、省人化及び生産性の向上を図ることがで
きる樹脂成形品の製造方法を提供することを目的とする
ものである。また本発明は衝撃が加わってもゲルコート
樹脂層の欠落を発生しないようにすることができる樹脂
成形品の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。さらに本発明は樹脂垂れやガラスチョップドストラ
ンドなどの補強繊維の飛散を防止することができる樹脂
成形品の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂成形品
の製造方法は、成形型の表面にゲルコート樹脂層2を形
成し、このゲルコート樹脂層2の表面にフィラーと樹脂
とを混合して調製したフィラー混入樹脂を吹き付けて補
強層3を形成し、ガラスチョップドストランド17を噴
射させると共にガラスチョップドストランド17の両側
からそれぞれ樹脂18を噴射させてこの樹脂18とガラ
スチョップドストランド17の混合物を補強層3の表面
に吹き付けてガラス繊維強化層4を形成することを特徴
とするものである。
の製造方法は、成形型の表面にゲルコート樹脂層2を形
成し、このゲルコート樹脂層2の表面にフィラーと樹脂
とを混合して調製したフィラー混入樹脂を吹き付けて補
強層3を形成し、ガラスチョップドストランド17を噴
射させると共にガラスチョップドストランド17の両側
からそれぞれ樹脂18を噴射させてこの樹脂18とガラ
スチョップドストランド17の混合物を補強層3の表面
に吹き付けてガラス繊維強化層4を形成することを特徴
とするものである。
【0010】本発明にあって、フィラーとしてカット長
5mm以下のガラスチョップドストランドを1〜5重量
%含有するフィラー混入樹脂を用いることができる。ま
た本発明にあって、ガラス繊維強化層4を構成するガラ
スチョップドストランド17としてカット長8mmと1
6mmのものを混合して用いることができる。
5mm以下のガラスチョップドストランドを1〜5重量
%含有するフィラー混入樹脂を用いることができる。ま
た本発明にあって、ガラス繊維強化層4を構成するガラ
スチョップドストランド17としてカット長8mmと1
6mmのものを混合して用いることができる。
【0011】以下本発明を詳述する。本発明においてゲ
ルコート樹脂層2を形成する樹脂としては、一般に市販
されているゲルコート樹脂を用いることができ、必要に
応じて着色したものを用いてもよい。また本発明におい
て補強層3を形成する樹脂としては、フィラー混入樹脂
を用いることができる。フィラー混入樹脂は不飽和ポリ
エステル樹脂などにガラスチョップドストランドなどを
含有させて調製されるものであり、不飽和ポリエステル
樹脂としては耐熱水性のものを用いるのが好ましく、ま
たガラスチョップドストランドとしてはカット長5mm
以下、好ましくはカット長3mm以下のものを使用する
ことができる。このようにガラスチョップドストランド
としてカット長5mm以下のものを用いることによっ
て、ガラスチョップドストランド同士の絡み合いをなく
すことができると共に不飽和ポリエステル樹脂とガラス
チョップドストランドの馴染みをよくすることができ、
フィラー混入樹脂に空気が存在しにくくすることができ
る。またフィラー混入樹脂を調製する段階でフィラー混
入樹脂内の空気を抜く脱泡作業を施すとより一層効果的
である。
ルコート樹脂層2を形成する樹脂としては、一般に市販
されているゲルコート樹脂を用いることができ、必要に
応じて着色したものを用いてもよい。また本発明におい
て補強層3を形成する樹脂としては、フィラー混入樹脂
を用いることができる。フィラー混入樹脂は不飽和ポリ
エステル樹脂などにガラスチョップドストランドなどを
含有させて調製されるものであり、不飽和ポリエステル
樹脂としては耐熱水性のものを用いるのが好ましく、ま
たガラスチョップドストランドとしてはカット長5mm
以下、好ましくはカット長3mm以下のものを使用する
ことができる。このようにガラスチョップドストランド
としてカット長5mm以下のものを用いることによっ
て、ガラスチョップドストランド同士の絡み合いをなく
すことができると共に不飽和ポリエステル樹脂とガラス
チョップドストランドの馴染みをよくすることができ、
フィラー混入樹脂に空気が存在しにくくすることができ
る。またフィラー混入樹脂を調製する段階でフィラー混
入樹脂内の空気を抜く脱泡作業を施すとより一層効果的
である。
【0012】またガラスチョップドストランドは不飽和
ポリエステル樹脂に1〜5重量%含有させるのがよい。
1重量%未満であれば補強層3の強度を大きくすること
ができず、5重量%を越えるとフィラー混入樹脂の粘度
が大きくなり過ぎてスプレーによる吹き付けがおこなえ
なくなることがある。さらに本発明においてガラス繊維
強化層4を構成する樹脂18としては、補強層3と同様
の不飽和ポリエステル樹脂を用いることができ、またガ
ラスチョップドストランド17としてはカット長8mm
のものと16mmのものを混合して使用することができ
る。カット長8mmのものと16mmのものの混合比率
は2対1が好ましく、このようにカット長8mmのもの
とカット長16mmのもの混合してガラス繊維強化層4
を形成することによって、カット長8mmのものだけで
ガラス繊維強化層4を形成するよりも強度の向上を図る
ことができる。
ポリエステル樹脂に1〜5重量%含有させるのがよい。
1重量%未満であれば補強層3の強度を大きくすること
ができず、5重量%を越えるとフィラー混入樹脂の粘度
が大きくなり過ぎてスプレーによる吹き付けがおこなえ
なくなることがある。さらに本発明においてガラス繊維
強化層4を構成する樹脂18としては、補強層3と同様
の不飽和ポリエステル樹脂を用いることができ、またガ
ラスチョップドストランド17としてはカット長8mm
のものと16mmのものを混合して使用することができ
る。カット長8mmのものと16mmのものの混合比率
は2対1が好ましく、このようにカット長8mmのもの
とカット長16mmのもの混合してガラス繊維強化層4
を形成することによって、カット長8mmのものだけで
ガラス繊維強化層4を形成するよりも強度の向上を図る
ことができる。
【0013】以下本発明の成形工程について説明する。
先ず離型剤などを塗布して離型処理した成形型の表面に
上記ゲルコート樹脂を塗布あるいは吹き付けすることに
よってゲルコート樹脂層2を形成する。ゲルコート樹脂
層2の厚みは0.3mm程度が好ましい。次にゲルコー
ト樹脂層2が硬化した後、ゲルコート樹脂層2の表面に
フィラー混入樹脂をスプレーガンを用いて吹き付け、硬
化させて補強層3を形成する。補強層3の厚みは0.4
mm程度が好ましい。このように補強層3はスプレーガ
ンを用いて吹き付けられるが、従来のスプレーアップ成
形法と異なる点は、スプレーアップ成形法が樹脂とガラ
スチョップドストランドとを別々に噴射して空中で両者
を混合しているのに対し、本発明では予め樹脂とガラス
チョップドストランドとを混合して調製したフィラー混
入樹脂を吹き付ける点にある。そしてこのように予め混
合されたフィラー混入樹脂を吹き付けることによって、
樹脂とガラスチョップドストランドとが空中で混合され
ることがなくなり、フィラー混入樹脂に空気が入るのを
防ぐことができ、従ってローラーによる脱泡作業が必要
でなくなり、且つスプレーで形成したにもかかわらず、
補強層3に気泡が存在しないようにすることができる。
先ず離型剤などを塗布して離型処理した成形型の表面に
上記ゲルコート樹脂を塗布あるいは吹き付けすることに
よってゲルコート樹脂層2を形成する。ゲルコート樹脂
層2の厚みは0.3mm程度が好ましい。次にゲルコー
ト樹脂層2が硬化した後、ゲルコート樹脂層2の表面に
フィラー混入樹脂をスプレーガンを用いて吹き付け、硬
化させて補強層3を形成する。補強層3の厚みは0.4
mm程度が好ましい。このように補強層3はスプレーガ
ンを用いて吹き付けられるが、従来のスプレーアップ成
形法と異なる点は、スプレーアップ成形法が樹脂とガラ
スチョップドストランドとを別々に噴射して空中で両者
を混合しているのに対し、本発明では予め樹脂とガラス
チョップドストランドとを混合して調製したフィラー混
入樹脂を吹き付ける点にある。そしてこのように予め混
合されたフィラー混入樹脂を吹き付けることによって、
樹脂とガラスチョップドストランドとが空中で混合され
ることがなくなり、フィラー混入樹脂に空気が入るのを
防ぐことができ、従ってローラーによる脱泡作業が必要
でなくなり、且つスプレーで形成したにもかかわらず、
補強層3に気泡が存在しないようにすることができる。
【0014】またフィラー混入樹脂は樹脂のみよりも粘
度が高くなるので、成形型の垂直面に吹き付けても樹脂
垂れが発生しないようにすることができ、均一な補強層
3を形成することができる。さらに後述するガラス繊維
強化層4を形成する際にも、補強層3内にフィラーが存
在するために、ガラス繊維強化層4を形成する樹脂18
の樹脂垂れを防止することができ、均一なガラス繊維補
強層4を形成することができる。
度が高くなるので、成形型の垂直面に吹き付けても樹脂
垂れが発生しないようにすることができ、均一な補強層
3を形成することができる。さらに後述するガラス繊維
強化層4を形成する際にも、補強層3内にフィラーが存
在するために、ガラス繊維強化層4を形成する樹脂18
の樹脂垂れを防止することができ、均一なガラス繊維補
強層4を形成することができる。
【0015】次に補強層3が硬化した後、その表面にガ
ラス繊維強化層4を形成する。ガラス繊維強化層4を構
成する樹脂18とガラスチョップドストランド17は図
2に示すようなスプレー装置10を用いて吹き付けられ
る。このスプレー装置10は、ロボットハンドのような
スプレー保持体11に、全周に亘って刃部12aを設け
て円筒状に形成されるカッター12と、カッター12と
外周を近接して配置される円筒状のゴムローラー13
と、樹脂噴射ノズル14及びチョップ噴射ノズル15を
具備して構成されている。樹脂噴射ノズル14はチョッ
プ噴射ノズル15の上下両側に二基設けられていて、樹
脂噴射ノズル14の間にチョップ噴射ノズル15が配置
されている。
ラス繊維強化層4を形成する。ガラス繊維強化層4を構
成する樹脂18とガラスチョップドストランド17は図
2に示すようなスプレー装置10を用いて吹き付けられ
る。このスプレー装置10は、ロボットハンドのような
スプレー保持体11に、全周に亘って刃部12aを設け
て円筒状に形成されるカッター12と、カッター12と
外周を近接して配置される円筒状のゴムローラー13
と、樹脂噴射ノズル14及びチョップ噴射ノズル15を
具備して構成されている。樹脂噴射ノズル14はチョッ
プ噴射ノズル15の上下両側に二基設けられていて、樹
脂噴射ノズル14の間にチョップ噴射ノズル15が配置
されている。
【0016】このスプレー装置10は、ガラスロービン
グ16をカッター12とゴムローラー13の間に導入
し、カッター12の回転によって刃部12aでガラスロ
ービング16を切断してカット長8mmと16mmのガ
ラスチョップドストランド17を形成し、このガラスチ
ョップドストランド17をチョップ噴射ノズル15から
噴射し、これと同時に上下両側の樹脂噴射ノズル14か
ら樹脂18をそれぞれ噴射し、ガラスチョップドストラ
ンド17をこの樹脂18で挟むようにしてスプレー装置
10の前方で両者を混合するようにしたものである。つ
まり本発明のスプレー装置10はガラスチョップドスト
ランド17をこの樹脂18でサンドイッチするようにし
て混合することができるものである(サンドイッチガン
方式)。
グ16をカッター12とゴムローラー13の間に導入
し、カッター12の回転によって刃部12aでガラスロ
ービング16を切断してカット長8mmと16mmのガ
ラスチョップドストランド17を形成し、このガラスチ
ョップドストランド17をチョップ噴射ノズル15から
噴射し、これと同時に上下両側の樹脂噴射ノズル14か
ら樹脂18をそれぞれ噴射し、ガラスチョップドストラ
ンド17をこの樹脂18で挟むようにしてスプレー装置
10の前方で両者を混合するようにしたものである。つ
まり本発明のスプレー装置10はガラスチョップドスト
ランド17をこの樹脂18でサンドイッチするようにし
て混合することができるものである(サンドイッチガン
方式)。
【0017】そしてこのようにガラスチョップドストラ
ンド17を樹脂18で挟むように混合して補強層3の表
面に吹き付けるので、両側の樹脂18でガラスチョップ
ドストランド17が噴出される際に幅広く広がるのを防
止することができると共に、ガラスチョップドストラン
ド17が補強層3の表面で跳ね返っても樹脂18よりも
外側に飛び出すことがなくなって、ガラスチョップドス
トランド17の飛散を防止することができる。
ンド17を樹脂18で挟むように混合して補強層3の表
面に吹き付けるので、両側の樹脂18でガラスチョップ
ドストランド17が噴出される際に幅広く広がるのを防
止することができると共に、ガラスチョップドストラン
ド17が補強層3の表面で跳ね返っても樹脂18よりも
外側に飛び出すことがなくなって、ガラスチョップドス
トランド17の飛散を防止することができる。
【0018】上記成形工程の終了後、成形型を取り外し
て図1に示すような樹脂成形品1を成形することができ
る。この樹脂成形品1においてゲルコート樹脂層2を補
強する補強層3は、樹脂とフィラーとを予め混合して調
製して空気が存在しないフィラー混入樹脂を吹き付けて
形成したので、補強層3には気泡が存在しない。よって
ゲルコート樹脂層2に衝撃が加わったとしても欠落が生
じることがない。また樹脂成形品1においてガラス繊維
強化層4には直径3mm〜5mm程度の気泡5が発生す
ることがある。しかしガラス繊維強化層4とゲルコート
樹脂層2の間には気泡が存在しない補強層3が介在して
いるために、気泡5の部分に衝撃が加わったとしてもゲ
ルコート樹脂層2に欠落が生じることがないものであ
る。
て図1に示すような樹脂成形品1を成形することができ
る。この樹脂成形品1においてゲルコート樹脂層2を補
強する補強層3は、樹脂とフィラーとを予め混合して調
製して空気が存在しないフィラー混入樹脂を吹き付けて
形成したので、補強層3には気泡が存在しない。よって
ゲルコート樹脂層2に衝撃が加わったとしても欠落が生
じることがない。また樹脂成形品1においてガラス繊維
強化層4には直径3mm〜5mm程度の気泡5が発生す
ることがある。しかしガラス繊維強化層4とゲルコート
樹脂層2の間には気泡が存在しない補強層3が介在して
いるために、気泡5の部分に衝撃が加わったとしてもゲ
ルコート樹脂層2に欠落が生じることがないものであ
る。
【0019】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。 (実施例)ゲルコート樹脂層を形成する樹脂としては、
着色したゲルコート樹脂を用いた。補強層を形成するフ
ィラー樹脂混入樹脂としては、粘度4ポイズ/25℃、
揺変性4/25℃のイソフタール酸系の不飽和ポリエス
テル樹脂を100PHR、カット長3mmのガラスチョ
ップドストランドを2PHR、分散剤1PHRを混合し
て調製したものを使用する。ガラス繊維強化層を形成す
る樹脂としては上記イソフタール酸系の不飽和ポリエス
テル樹脂を用い、またガラスチョップドストランドとし
ては、カット長8mmと16mmのものを混合比率が2
対1で使用した。
着色したゲルコート樹脂を用いた。補強層を形成するフ
ィラー樹脂混入樹脂としては、粘度4ポイズ/25℃、
揺変性4/25℃のイソフタール酸系の不飽和ポリエス
テル樹脂を100PHR、カット長3mmのガラスチョ
ップドストランドを2PHR、分散剤1PHRを混合し
て調製したものを使用する。ガラス繊維強化層を形成す
る樹脂としては上記イソフタール酸系の不飽和ポリエス
テル樹脂を用い、またガラスチョップドストランドとし
ては、カット長8mmと16mmのものを混合比率が2
対1で使用した。
【0020】そして離型処理した成形型の表面にゲルコ
ート樹脂を吹き付けて硬化させ、0.3mmのゲルコー
ト樹脂層を形成し、ゲルコート樹脂層の表面にフィラー
混入樹脂を吹き付けて硬化させ、0.4mmの補強層を
形成し、さらに補強層の表面に不飽和ポリエステル樹脂
とガラスチョップドストランドを吹き付けて硬化させ、
ガラス繊維強化層を形成した。
ート樹脂を吹き付けて硬化させ、0.3mmのゲルコー
ト樹脂層を形成し、ゲルコート樹脂層の表面にフィラー
混入樹脂を吹き付けて硬化させ、0.4mmの補強層を
形成し、さらに補強層の表面に不飽和ポリエステル樹脂
とガラスチョップドストランドを吹き付けて硬化させ、
ガラス繊維強化層を形成した。
【0021】ガラス繊維強化層を形成する際に用いられ
る図2に示すスプレー装置としては、東技研社製HLL
−9000型を例示することができ、スプレー条件は樹
脂圧力が80kg/cm2 、樹脂のパターン幅が30c
m、ガラスチョップドストランドのパターン幅が28c
m、ガラスロービングの単位長さ当たりの重量が231
0g/kmである。
る図2に示すスプレー装置としては、東技研社製HLL
−9000型を例示することができ、スプレー条件は樹
脂圧力が80kg/cm2 、樹脂のパターン幅が30c
m、ガラスチョップドストランドのパターン幅が28c
m、ガラスロービングの単位長さ当たりの重量が231
0g/kmである。
【0022】(比較例)ゲルコート樹脂層を形成する樹
脂としては、着色したゲルコート樹脂を用いた。ガラス
繊維強化層を形成する樹脂としてはイソフタール酸系の
不飽和ポリエステル樹脂を用い、またガラスチョップド
ストランドとしては、カット長25mmのものを使用し
た。ガラス繊維強化層を形成する際に用いられるスプレ
ー装置は図3(a)に示す従来型のものである。
脂としては、着色したゲルコート樹脂を用いた。ガラス
繊維強化層を形成する樹脂としてはイソフタール酸系の
不飽和ポリエステル樹脂を用い、またガラスチョップド
ストランドとしては、カット長25mmのものを使用し
た。ガラス繊維強化層を形成する際に用いられるスプレ
ー装置は図3(a)に示す従来型のものである。
【0023】このようにして成形された実施例と比較例
とを比較すると、実施例にはゲルコート樹脂層の裏面に
形成される補強層に気泡の存在がなかったが、比較例に
はゲルコート樹脂層の裏面に形成されるガラス繊維強化
層に気泡が存在した。そして本実施例のものはゲルコー
ト樹脂層に衝撃が加わっても欠落が生じなかったのに対
し、比較例のものはゲルコート樹脂層に衝撃が加わると
欠落が生じた。
とを比較すると、実施例にはゲルコート樹脂層の裏面に
形成される補強層に気泡の存在がなかったが、比較例に
はゲルコート樹脂層の裏面に形成されるガラス繊維強化
層に気泡が存在した。そして本実施例のものはゲルコー
ト樹脂層に衝撃が加わっても欠落が生じなかったのに対
し、比較例のものはゲルコート樹脂層に衝撃が加わると
欠落が生じた。
【0024】
【発明の効果】上記のように本発明は、成形型の表面に
ゲルコート樹脂層を形成し、このゲルコート樹脂層の表
面にフィラーと樹脂とを混合して調製したフィラー混入
樹脂を吹き付けて補強層を形成したので、予め樹脂とフ
ィラーとが混合されたフィラー混入樹脂を吹き付けるこ
とによって、樹脂とフィラーとが空中で混合されること
がなくなり、フィラー混入樹脂に空気が入るのを防ぐこ
とができ、従ってローラーによる脱泡作業が必要でなく
なり、省人化及び生産性の向上を図ることができるもの
である。しかもスプレーで補強層を形成したにもかかわ
らず、補強層に気泡が存在しないようにすることがで
き、衝撃が加わってもゲルコート樹脂層の欠落を発生し
ないようにすることができるものである。そしてこのよ
うにゲルコート樹脂層の欠落を発生しないようにするこ
とで、樹脂成形品の外観が損なわれることがなくなり、
樹脂成形品の不良率が低下するものである。
ゲルコート樹脂層を形成し、このゲルコート樹脂層の表
面にフィラーと樹脂とを混合して調製したフィラー混入
樹脂を吹き付けて補強層を形成したので、予め樹脂とフ
ィラーとが混合されたフィラー混入樹脂を吹き付けるこ
とによって、樹脂とフィラーとが空中で混合されること
がなくなり、フィラー混入樹脂に空気が入るのを防ぐこ
とができ、従ってローラーによる脱泡作業が必要でなく
なり、省人化及び生産性の向上を図ることができるもの
である。しかもスプレーで補強層を形成したにもかかわ
らず、補強層に気泡が存在しないようにすることがで
き、衝撃が加わってもゲルコート樹脂層の欠落を発生し
ないようにすることができるものである。そしてこのよ
うにゲルコート樹脂層の欠落を発生しないようにするこ
とで、樹脂成形品の外観が損なわれることがなくなり、
樹脂成形品の不良率が低下するものである。
【0025】またフィラー混入樹脂は樹脂のみよりも粘
度が高くなるので、成形型の垂直面に吹き付けても樹脂
垂れが発生しないようにすることができ、均一な補強層
を形成することができるものである。さらに後述するガ
ラス繊維強化層を形成する際にも、補強層内にフィラー
が存在するために、フィラーにガラス繊維強化層を形成
する樹脂が引っ掛かって樹脂垂れを防止することがで
き、均一なガラス繊維補強層を形成することができるも
のである。
度が高くなるので、成形型の垂直面に吹き付けても樹脂
垂れが発生しないようにすることができ、均一な補強層
を形成することができるものである。さらに後述するガ
ラス繊維強化層を形成する際にも、補強層内にフィラー
が存在するために、フィラーにガラス繊維強化層を形成
する樹脂が引っ掛かって樹脂垂れを防止することがで
き、均一なガラス繊維補強層を形成することができるも
のである。
【0026】加えてガラスチョップドストランドを噴射
させると共にガラスチョップドストランドの両側からそ
れぞれ樹脂を噴射させてこの樹脂とガラスチョップドス
トランドの混合物を補強層の表面に吹き付けてガラス繊
維強化層を形成したので、両側の樹脂でガラスチョップ
ドストランドが噴出する際に幅広く広がるのを防止する
ことができ、ガラスチョップドストランドの飛散を防止
することができ、無駄になるガラスチョップドストラン
ドがなくなって、材料費のコストダウンが図れるもので
ある。
させると共にガラスチョップドストランドの両側からそ
れぞれ樹脂を噴射させてこの樹脂とガラスチョップドス
トランドの混合物を補強層の表面に吹き付けてガラス繊
維強化層を形成したので、両側の樹脂でガラスチョップ
ドストランドが噴出する際に幅広く広がるのを防止する
ことができ、ガラスチョップドストランドの飛散を防止
することができ、無駄になるガラスチョップドストラン
ドがなくなって、材料費のコストダウンが図れるもので
ある。
【0027】また本発明は、フィラーとしてカット長5
mm以下のガラスチョップドストランドを1〜5重量%
含有するフィラー混入樹脂を用いたので、カット長の短
いガラスチョップドストランドを用いることで、ガラス
チョップドストランド同士の絡み合いをなくすことがで
きると共に樹脂とガラスチョップドストランドの馴染み
をよくすることができ、フィラー混入樹脂に空気が存在
しにくくすることができるものである。またガラスチョ
ップドストランドを樹脂に1〜5重量%含有させたこと
で、補強層の強度を大きくすることができ、またフィラ
ー混入樹脂の粘度が大きくなり過ぎることなく、スプレ
ーによる吹き付けがおこなえるものである。
mm以下のガラスチョップドストランドを1〜5重量%
含有するフィラー混入樹脂を用いたので、カット長の短
いガラスチョップドストランドを用いることで、ガラス
チョップドストランド同士の絡み合いをなくすことがで
きると共に樹脂とガラスチョップドストランドの馴染み
をよくすることができ、フィラー混入樹脂に空気が存在
しにくくすることができるものである。またガラスチョ
ップドストランドを樹脂に1〜5重量%含有させたこと
で、補強層の強度を大きくすることができ、またフィラ
ー混入樹脂の粘度が大きくなり過ぎることなく、スプレ
ーによる吹き付けがおこなえるものである。
【0028】さらに本発明は、ガラス繊維強化層を構成
するガラスチョップドストランドとしてカット長8mm
と16mmのものを混合して用いたので、カット長8m
mのものだけでガラス繊維強化層を形成するよりも強度
の向上を図ることができるものである。
するガラスチョップドストランドとしてカット長8mm
と16mmのものを混合して用いたので、カット長8m
mのものだけでガラス繊維強化層を形成するよりも強度
の向上を図ることができるものである。
【図1】本発明の製造方法で成形した樹脂成形品を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】同上に用いるスプレー装置を示す概略図であ
る。
る。
【図3】(a)は従来から用いられているスプレー装置
を示す概略図、(b)は脱泡作業を示す概略図である。
を示す概略図、(b)は脱泡作業を示す概略図である。
【図4】(a)、(b)は従来の製造方法で成形した樹
脂成形品を示す断面図である。
脂成形品を示す断面図である。
1 樹脂成形品 2 ゲルコート樹脂層 3 補強層 4 ガラス繊維強化層 17 ガラスチョップドストランド 18 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 309:08 B29L 22:00 31:10
Claims (3)
- 【請求項1】 成形型の表面にゲルコート樹脂層を形成
し、このゲルコート樹脂層の表面にフィラーと樹脂とを
混合して調製したフィラー混入樹脂を吹き付けて補強層
を形成し、ガラスチョップドストランドを噴射させると
共にガラスチョップドストランドの両側からそれぞれ樹
脂を噴射させてこの樹脂とガラスチョップドストランド
の混合物を補強層の表面に吹き付けてガラス繊維強化層
を形成することを特徴とする樹脂成形品の製造方法。 - 【請求項2】 フィラーとしてカット長5mm以下のガ
ラスチョップドストランドを1〜5重量%含有するフィ
ラー混入樹脂を用いることを特徴とする請求項1に記載
の樹脂成形品の製造方法。 - 【請求項3】 ガラス繊維強化層を構成するガラスチョ
ップドストランドとしてカット長8mmと16mmのも
のを混合して用いることを特徴とする請求項1又は2に
記載の樹脂成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6133398A JPH081803A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 樹脂成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6133398A JPH081803A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 樹脂成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081803A true JPH081803A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15103819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6133398A Withdrawn JPH081803A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 樹脂成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081803A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN119526786A (zh) * | 2024-11-27 | 2025-02-28 | 湖北谷城县东华机械股份有限公司 | 一种采光板安装架用支架铸造系统及铸造方法 |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP6133398A patent/JPH081803A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN119526786A (zh) * | 2024-11-27 | 2025-02-28 | 湖北谷城县东华机械股份有限公司 | 一种采光板安装架用支架铸造系统及铸造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5248551A (en) | Bumper preform and method of forming same | |
| KR101271454B1 (ko) | 공기혼합분사를 이용한 유리섬유 강화수지 저장탱크의 제조방법 및 그 제조방법에 의해 제조된 유리섬유 강화수지 저장탱크 | |
| CN103140343A (zh) | 纤维增强油灰、用于制备该油灰的设备和方法、由该油灰制造层压制品和其他成品零部件的设备和方法、以及由该油灰制造的层压制品 | |
| JPH081803A (ja) | 樹脂成形品の製造方法 | |
| EP0648594B1 (en) | Device for moulding articles of composite material and process using such a device | |
| JP3342240B2 (ja) | 樹脂成形品の製造方法 | |
| CA1304208C (en) | Resin transfer molding core, preform and process | |
| JPH1034757A (ja) | 繊維強化樹脂成形品及びその製造方法 | |
| JPH05124036A (ja) | 繊維補強樹脂体の製造法 | |
| JPS63309428A (ja) | 繊維強化プラスチック成形品及びその製造方法 | |
| JPH1016070A (ja) | Frp成形品及びその製造方法 | |
| JP3496206B2 (ja) | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 | |
| JP4737822B2 (ja) | ポリウレタンスプレーアップ工法の改良 | |
| JPS60124237A (ja) | 繊維強化プラスチツクス成形品の製造法 | |
| JP3671561B2 (ja) | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 | |
| JPH11179746A (ja) | Smc成型品及び該smc成型品の成型方法 | |
| JPH05301295A (ja) | 繊維強化樹脂成形品の製造方法 | |
| JP2002036264A (ja) | 複層成形品およびその製造方法 | |
| JPH08187787A (ja) | Frp積層品の製造方法 | |
| JPH09131825A (ja) | 繊維強化樹脂成形品およびその製造方法 | |
| JPH08258166A (ja) | 熱硬化性樹脂構造体の製造方法 | |
| JP3360745B2 (ja) | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 | |
| KR200254901Y1 (ko) | 버스용 리어엔진 플랩도어를 위한 성형장치 | |
| JPS6356437A (ja) | 繊維強化合成樹脂成形品の製造方法 | |
| JPS62152821A (ja) | 繊維強化樹脂成形品の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |