JPH0818496B2 - 乗物用トランスミッションの潤滑油吸入路 - Google Patents
乗物用トランスミッションの潤滑油吸入路Info
- Publication number
- JPH0818496B2 JPH0818496B2 JP32674988A JP32674988A JPH0818496B2 JP H0818496 B2 JPH0818496 B2 JP H0818496B2 JP 32674988 A JP32674988 A JP 32674988A JP 32674988 A JP32674988 A JP 32674988A JP H0818496 B2 JPH0818496 B2 JP H0818496B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- suction passage
- oil
- transmission
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、乗物に搭載されて、トランスミッションケ
ース内の潤滑油の油面が該乗物の姿勢変化に伴なって該
ケースに対し傾斜するトランスミッションにおいて、該
乗物の姿勢変化に影響されることなく、空気を混入せず
に潤滑油を吸入することができる潤滑油吸入路に関する
ものである。
ース内の潤滑油の油面が該乗物の姿勢変化に伴なって該
ケースに対し傾斜するトランスミッションにおいて、該
乗物の姿勢変化に影響されることなく、空気を混入せず
に潤滑油を吸入することができる潤滑油吸入路に関する
ものである。
従来技術 乗物、特に農業用トラクタにおいては、車体前部にエ
ンジンが搭載され、後部にトランスミッションが搭載さ
れ、エンジンの出力軸はプロペラシャフトを介してトラ
ンスミッションの入力軸に連結されており、トランスミ
ッション入力軸に入力されたエンジンの動力は、このト
ランスミッションによって変速されて出力軸より車輪に
伝達されるようになっている。
ンジンが搭載され、後部にトランスミッションが搭載さ
れ、エンジンの出力軸はプロペラシャフトを介してトラ
ンスミッションの入力軸に連結されており、トランスミ
ッション入力軸に入力されたエンジンの動力は、このト
ランスミッションによって変速されて出力軸より車輪に
伝達されるようになっている。
また前記トランスミッションには、軸受等の潤滑を要
する種々の部分が多数存在し、これら各潤滑部に潤滑油
を供給する油圧ポンプがこのトランスミッションに付設
されており、この油圧ポンプから前記各潤滑油に送給さ
れて該潤滑部を潤滑した潤滑油は、ミッションケースの
底部に溜められて、再び前記油圧ポンプに吸入されて再
循環するようになっている。
する種々の部分が多数存在し、これら各潤滑部に潤滑油
を供給する油圧ポンプがこのトランスミッションに付設
されており、この油圧ポンプから前記各潤滑油に送給さ
れて該潤滑部を潤滑した潤滑油は、ミッションケースの
底部に溜められて、再び前記油圧ポンプに吸入されて再
循環するようになっている。
さらにミッションケース内に貯溜した潤滑油を油圧ポ
ンプに吸入し易くするために、通常、ミッションケース
に油溜り部が設けられており、この油溜り部は従来ミッ
ションケースの後部に設けるのが一般的であった。
ンプに吸入し易くするために、通常、ミッションケース
に油溜り部が設けられており、この油溜り部は従来ミッ
ションケースの後部に設けるのが一般的であった。
例えば、実開昭54−99225号公報に記載されている農
用トラクタにおいては、ミッションケースの前端面に油
圧ポンプが取付けられ、このミッションケースの後部に
油溜り部が設けられており、この油溜り部を前記油圧ポ
ンプに接続する給油パイプが、ミッションケース内をそ
の背壁から前壁まで縦通している。
用トラクタにおいては、ミッションケースの前端面に油
圧ポンプが取付けられ、このミッションケースの後部に
油溜り部が設けられており、この油溜り部を前記油圧ポ
ンプに接続する給油パイプが、ミッションケース内をそ
の背壁から前壁まで縦通している。
また実公昭59−16590号公報に記載されたものにおい
ては、油圧ポンプはミッションケース内に設けられてい
るが、油溜り部はやはりミッションケースの後部に設け
られている。
ては、油圧ポンプはミッションケース内に設けられてい
るが、油溜り部はやはりミッションケースの後部に設け
られている。
解決しようとする課題 しかし、前に説明したように油溜り部をミッションケ
ースの後端部に設けたものにおいては、車体の動揺に伴
なってミッションケースが前後に傾斜する時に、油溜り
部内の潤滑油の油面が大きく上下し、特に車体が前方へ
著しく傾斜した場合には、給油パイプの吸入端あるいは
油圧ポンプの吸入口に通ずるオイルフィルターの吸入部
の近くに潤滑油の油面が下降して接近し、吸入潤滑油に
空気が混入し易くなり、また油溜り部と油圧ポンプを接
続する給油パイプあるいは吸入通路が長くなって、吸入
油の流動抵抗が増大し、油圧ポンプを駆動するための動
力損失が大きくなり、さらに油圧ポンプにキャビテーシ
ョンが発生し易くなる。
ースの後端部に設けたものにおいては、車体の動揺に伴
なってミッションケースが前後に傾斜する時に、油溜り
部内の潤滑油の油面が大きく上下し、特に車体が前方へ
著しく傾斜した場合には、給油パイプの吸入端あるいは
油圧ポンプの吸入口に通ずるオイルフィルターの吸入部
の近くに潤滑油の油面が下降して接近し、吸入潤滑油に
空気が混入し易くなり、また油溜り部と油圧ポンプを接
続する給油パイプあるいは吸入通路が長くなって、吸入
油の流動抵抗が増大し、油圧ポンプを駆動するための動
力損失が大きくなり、さらに油圧ポンプにキャビテーシ
ョンが発生し易くなる。
課題を解決するための手段および作用効果 本発明は、このような難点を克服した乗物用トランス
ミッションの改良に係り、乗物の前後方向にトランスミ
ッションケースの長手方向が一致した状態でトランスミ
ッションが乗物に搭載され、該トランスミッションケー
ス内に充填された潤滑油の油面が該乗物の姿勢変化に伴
なって該ケースに対し傾斜するトランスミッションにお
いて、前記ケース内の潤滑油油面のレベルが前記乗物の
姿勢変化と無関係に該ケースに対し変化しないレベル無
変化点より上方に潤滑油ポンプが配置され、該レベル無
変化点より下方に位置した前記ケース底部に該ケースの
長手方向に指向した水平吸入通路が該ケースの底壁なら
びに一側壁および覆壁でもって一体に形成され、前記レ
ベル無変化点より前記ケース底壁に下した垂線が前記水
平吸入通路と交った垂下点から該水平吸入通路の端部迄
の距離が短い側の水平吸入通路一端にて該水平吸入通路
の他端に指向して該水平吸入通路を左右巾方向に2分割
する仕切板が配設され、該仕切板で分割された分割水平
吸入通路の内、前記ケースの巾方向中央寄りの内側分割
水平吸入通路一端は該ケース内に開口されるとともに、
前記分割水平吸入通路の内、前記ケースの一側壁寄りの
外側分割水平吸入通路一端は前記ケースに対し閉塞さ
れ、かつ前記水平吸入通路の他端は前記ケース内に開口
され、前記潤滑油ポンプの吸入口に連通するように前記
ケースの一側壁および覆壁でもって形成された垂直吸入
通路が前記ケースの一側壁より外側分割水平吸入通路に
開口されたを特徴とするものである。
ミッションの改良に係り、乗物の前後方向にトランスミ
ッションケースの長手方向が一致した状態でトランスミ
ッションが乗物に搭載され、該トランスミッションケー
ス内に充填された潤滑油の油面が該乗物の姿勢変化に伴
なって該ケースに対し傾斜するトランスミッションにお
いて、前記ケース内の潤滑油油面のレベルが前記乗物の
姿勢変化と無関係に該ケースに対し変化しないレベル無
変化点より上方に潤滑油ポンプが配置され、該レベル無
変化点より下方に位置した前記ケース底部に該ケースの
長手方向に指向した水平吸入通路が該ケースの底壁なら
びに一側壁および覆壁でもって一体に形成され、前記レ
ベル無変化点より前記ケース底壁に下した垂線が前記水
平吸入通路と交った垂下点から該水平吸入通路の端部迄
の距離が短い側の水平吸入通路一端にて該水平吸入通路
の他端に指向して該水平吸入通路を左右巾方向に2分割
する仕切板が配設され、該仕切板で分割された分割水平
吸入通路の内、前記ケースの巾方向中央寄りの内側分割
水平吸入通路一端は該ケース内に開口されるとともに、
前記分割水平吸入通路の内、前記ケースの一側壁寄りの
外側分割水平吸入通路一端は前記ケースに対し閉塞さ
れ、かつ前記水平吸入通路の他端は前記ケース内に開口
され、前記潤滑油ポンプの吸入口に連通するように前記
ケースの一側壁および覆壁でもって形成された垂直吸入
通路が前記ケースの一側壁より外側分割水平吸入通路に
開口されたを特徴とするものである。
本発明では、乗物の前後方向にトランスミッションケ
ースの長手方向を一致した状態でトランスミッションが
乗物に搭載し、該トランスミッションケース内に充填さ
れた潤滑油の油面が該乗物の姿勢変化に伴なって該ケー
スに対し傾斜するトランスミッションにおいて、前記ケ
ース内の潤滑油油面のレベルが前記乗物の姿勢変化と無
関係に該ケースに対し変化しないレベル無変化点より上
方に潤滑油ポンプを配置し、該レベル無変化点より下方
に位置した前記ケース底部に該ケースの長手方向に指向
した水平吸入通路が該ケースの底壁ならびに一側壁およ
び覆壁でもって一体に形成し、該水平吸入通路の前後両
端を前記ケース内に開口し、前記潤滑油ポンプの吸入口
に連通するように前記ケースの一側壁および覆壁でもっ
て形成した垂直吸入通路を水平吸入通路に開口したた
め、該ケースが水平方向へ指向した状態では、該ケース
内の潤滑油中に開口した前記水平吸入通路の両端より空
気を吸入することなく潤滑油のみが吸入される。
ースの長手方向を一致した状態でトランスミッションが
乗物に搭載し、該トランスミッションケース内に充填さ
れた潤滑油の油面が該乗物の姿勢変化に伴なって該ケー
スに対し傾斜するトランスミッションにおいて、前記ケ
ース内の潤滑油油面のレベルが前記乗物の姿勢変化と無
関係に該ケースに対し変化しないレベル無変化点より上
方に潤滑油ポンプを配置し、該レベル無変化点より下方
に位置した前記ケース底部に該ケースの長手方向に指向
した水平吸入通路が該ケースの底壁ならびに一側壁およ
び覆壁でもって一体に形成し、該水平吸入通路の前後両
端を前記ケース内に開口し、前記潤滑油ポンプの吸入口
に連通するように前記ケースの一側壁および覆壁でもっ
て形成した垂直吸入通路を水平吸入通路に開口したた
め、該ケースが水平方向へ指向した状態では、該ケース
内の潤滑油中に開口した前記水平吸入通路の両端より空
気を吸入することなく潤滑油のみが吸入される。
また本発明においては、乗物の姿勢変化に伴なって前
記トランスミッションケース内の潤滑油油面が該ケース
に対し大きく傾斜した結果、前記水平吸入通路の前後両
端の開口の内、上方に位置した開口が前記ケース内の潤
滑油油面より上方に露出したとしても、下方に位置した
水平吸入通路開口が該ケース内の潤滑油中に浸漬され、
かつ前記垂直吸入通路が水平吸入通路に対して連通した
開口が該ケース内の潤滑油中に浸漬されるので、前記潤
滑油ポンプの吸入通路が大気中に開口されることなく前
記ケース内の潤滑油中に接続され、従って該潤滑油ポン
プは大気中の空気を吸入することなく、前記ケース内の
潤滑油を確実に吸入することができ、前記潤滑油ポンプ
に吸入される吸入潤滑油中への空気混入が未然に阻止さ
れる。
記トランスミッションケース内の潤滑油油面が該ケース
に対し大きく傾斜した結果、前記水平吸入通路の前後両
端の開口の内、上方に位置した開口が前記ケース内の潤
滑油油面より上方に露出したとしても、下方に位置した
水平吸入通路開口が該ケース内の潤滑油中に浸漬され、
かつ前記垂直吸入通路が水平吸入通路に対して連通した
開口が該ケース内の潤滑油中に浸漬されるので、前記潤
滑油ポンプの吸入通路が大気中に開口されることなく前
記ケース内の潤滑油中に接続され、従って該潤滑油ポン
プは大気中の空気を吸入することなく、前記ケース内の
潤滑油を確実に吸入することができ、前記潤滑油ポンプ
に吸入される吸入潤滑油中への空気混入が未然に阻止さ
れる。
さらに本発明では、前記レベル無変化点より前記ケー
ス底壁に下した垂線が前記水平吸入通路と交った垂下点
から該水平吸入通路の端部迄の距離が短い側の水平吸入
通路一端にて該水平吸入通路の他端に指向して該水平吸
入通路を左右巾方向に2分割する仕切板を配設し、該仕
切板で分割された分割水平吸入通路の内、前記ケースの
巾方向中央寄りの内側分割水平吸入通路一端を該ケース
内に開口するとともに、前記分割水平吸入通路の内、前
記ケースの一側壁寄りの外側分割水平吸入通路一端を前
記ケースに対し閉塞し、かつ前記水平吸入通路の他端を
前記ケース内に開口し、前記潤滑油ポンプの吸入口に連
通するように前記ケースの一側壁および覆壁でもって形
成した垂直吸入通路を前記ケースの一側壁より外側分割
水平吸入通路に開口したため、前記レベル無変化点より
前記ケース底壁に下した垂線が前記水平吸の通路と交っ
た垂下点より該水平吸入通路の開口端迄の距離の短い一
端開口から前記潤滑油ポンプ吸入口と連通する垂直吸入
通路下端開口迄の吸入通路長を前記仕切り板でもって迂
回延長して前記垂下点より前記水平吸入通路の開口端迄
の距離の長い他端開口から前記垂直吸入通路下端開口迄
の吸入通路長と略同程度にすることができ、たとえ潤滑
油中に空気が混入したとしても、前記水平吸入通路の開
口から吸入される潤滑油中の空気を分離して、該水平吸
入通路の両端開口(ケースが水平の場合)または高い方
の開口からケース中に排出し、該水平吸入通路の前後い
ずれの開口からでも、同じ程度に除去することができ
る。
ス底壁に下した垂線が前記水平吸入通路と交った垂下点
から該水平吸入通路の端部迄の距離が短い側の水平吸入
通路一端にて該水平吸入通路の他端に指向して該水平吸
入通路を左右巾方向に2分割する仕切板を配設し、該仕
切板で分割された分割水平吸入通路の内、前記ケースの
巾方向中央寄りの内側分割水平吸入通路一端を該ケース
内に開口するとともに、前記分割水平吸入通路の内、前
記ケースの一側壁寄りの外側分割水平吸入通路一端を前
記ケースに対し閉塞し、かつ前記水平吸入通路の他端を
前記ケース内に開口し、前記潤滑油ポンプの吸入口に連
通するように前記ケースの一側壁および覆壁でもって形
成した垂直吸入通路を前記ケースの一側壁より外側分割
水平吸入通路に開口したため、前記レベル無変化点より
前記ケース底壁に下した垂線が前記水平吸の通路と交っ
た垂下点より該水平吸入通路の開口端迄の距離の短い一
端開口から前記潤滑油ポンプ吸入口と連通する垂直吸入
通路下端開口迄の吸入通路長を前記仕切り板でもって迂
回延長して前記垂下点より前記水平吸入通路の開口端迄
の距離の長い他端開口から前記垂直吸入通路下端開口迄
の吸入通路長と略同程度にすることができ、たとえ潤滑
油中に空気が混入したとしても、前記水平吸入通路の開
口から吸入される潤滑油中の空気を分離して、該水平吸
入通路の両端開口(ケースが水平の場合)または高い方
の開口からケース中に排出し、該水平吸入通路の前後い
ずれの開口からでも、同じ程度に除去することができ
る。
このように本発明においては、前記乗物すなわちトラ
ンスミッションケースがどのような姿勢を取っても、潤
滑油ポンプの吸入潤滑油中への空気の混入を未然に阻止
できるので、トランスミッションの各潤滑部への潤滑油
の供給を円滑に実行して、該各潤滑部を確実に潤滑する
ことができ、しかも該トランスミッションに設けられて
いる油圧クラッチを確実に動作させることができる。
ンスミッションケースがどのような姿勢を取っても、潤
滑油ポンプの吸入潤滑油中への空気の混入を未然に阻止
できるので、トランスミッションの各潤滑部への潤滑油
の供給を円滑に実行して、該各潤滑部を確実に潤滑する
ことができ、しかも該トランスミッションに設けられて
いる油圧クラッチを確実に動作させることができる。
しかも本発明では、前記トランスミッションケースの
側壁や隔壁内に潤滑油吸入通路を形成せず、前記ケース
の底壁と一側壁と覆壁とでもって水平吸入通路を形成す
るとともに、該ケースの一側壁と覆壁とでもって垂直吸
入通路を形成したため、これら吸入通路の横断面積を充
分広く取って、吸入潤滑油の吸入抵抗を充分に減少させ
ることができ、従って潤滑油ポンプを駆動するための動
力損失を低下できるとともに、該ポンプでのキャビテー
ションの発生を未然に防止することができる。
側壁や隔壁内に潤滑油吸入通路を形成せず、前記ケース
の底壁と一側壁と覆壁とでもって水平吸入通路を形成す
るとともに、該ケースの一側壁と覆壁とでもって垂直吸
入通路を形成したため、これら吸入通路の横断面積を充
分広く取って、吸入潤滑油の吸入抵抗を充分に減少させ
ることができ、従って潤滑油ポンプを駆動するための動
力損失を低下できるとともに、該ポンプでのキャビテー
ションの発生を未然に防止することができる。
実 施 例 以下、図面に図示された本発明の一実施例について説
明する。
明する。
農用トラクタ1は車体2の前部にエンジン3を備え、
エンジン3の動力は動力伝達軸4を介して変速機10で所
要の変速比に減速されて、前車輪5および後車輪6また
は後車輪6のみに伝達されるようになっている。
エンジン3の動力は動力伝達軸4を介して変速機10で所
要の変速比に減速されて、前車輪5および後車輪6また
は後車輪6のみに伝達されるようになっている。
また変速機10は主変速機11と副変速機12とPTO変速機1
3とよりなり、ミッションケース14はフロントケース15
とリアケース16とコントロールプレート17とよりなり、
フロントケース15はコントロールプレート17を介してリ
アケース16と一体に結合され、このフロントケース15の
前方にクラッチカバー18が装着されるとともに、リアケ
ース16の後方にリアカバー19が装着され、第4図に図示
されるように、リアケース16の上部は開口されている
が、作業機を上下に昇降させる油圧シリンダ7(第1図
参照)で閉塞されるようになっている。
3とよりなり、ミッションケース14はフロントケース15
とリアケース16とコントロールプレート17とよりなり、
フロントケース15はコントロールプレート17を介してリ
アケース16と一体に結合され、このフロントケース15の
前方にクラッチカバー18が装着されるとともに、リアケ
ース16の後方にリアカバー19が装着され、第4図に図示
されるように、リアケース16の上部は開口されている
が、作業機を上下に昇降させる油圧シリンダ7(第1図
参照)で閉塞されるようになっている。
さらに第4図に図示されるように、リアケース16の略
前後中央部は隔壁20でもって前後に仕切られ、フロント
ケース後方底部とリアケース16の前方底部とコントロー
ルプレート17の底部はミッションケース14の他の部分の
底部に比べて低く形成されている。
前後中央部は隔壁20でもって前後に仕切られ、フロント
ケース後方底部とリアケース16の前方底部とコントロー
ルプレート17の底部はミッションケース14の他の部分の
底部に比べて低く形成されている。
さらにまた第4図ないし第6図に図示されるように、
隔壁20より前方のリアケース16の底部およびコントロー
ルプレート17の底部において、その略巾方向中央に前後
方向に指向して上方へ覆壁21が立上がり、それから車体
右方向(第6図では左方)へ略水平に延長されてリアケ
ース16およびコントロールプレート17の右側壁に対し略
一定の間隔が存するように上方へ延長され、この覆壁21
とリアケース16,コントロールプレート17の右側壁とで
もってオイル吸入室22が形成されている。
隔壁20より前方のリアケース16の底部およびコントロー
ルプレート17の底部において、その略巾方向中央に前後
方向に指向して上方へ覆壁21が立上がり、それから車体
右方向(第6図では左方)へ略水平に延長されてリアケ
ース16およびコントロールプレート17の右側壁に対し略
一定の間隔が存するように上方へ延長され、この覆壁21
とリアケース16,コントロールプレート17の右側壁とで
もってオイル吸入室22が形成されている。
またオイル吸入室22の底部において、その車体中央寄
りに位置しリアケース16の隔壁20とコントロールプレー
ト17とに後部オイル吸入口23,前部オイル吸入口24が形
成され、この前部オイル吸入口24の右側縁より後方に向
けオイル吸入室22の前後中央迄仕切板25が張設されてい
る。
りに位置しリアケース16の隔壁20とコントロールプレー
ト17とに後部オイル吸入口23,前部オイル吸入口24が形
成され、この前部オイル吸入口24の右側縁より後方に向
けオイル吸入室22の前後中央迄仕切板25が張設されてい
る。
さらにリアケース16におけるオイル吸入室22の側部後
方とその前方とに、上下左右方向に指向した端壁26と仕
切壁27が隆設され、この仕切壁27でもってオイル吸入室
22の上部は上下に仕切られてオイルフィルター吸入通路
28a,オイルフィルター吐出通路28bが形成され、後方の
オイルフィルター吸入通路28aはその下端にてオイル吸
入室22に連通されるとともに、その上部にてオイルフィ
ルター29の外方吸入室30に連通され、オイルフィルター
29の内方吐出室31は前方のオイルフィルター吐出通路28
bに連通されており、オイルフィルター29は、変速機10
のミッションケース14,フロントケース15,リアケース1
6,コントロールプレート17,クラッチカバー18内の潤滑
油のオイルレベルが農用トラクタ1の傾斜と無関係に一
定のレベルを保持する一定レベル保持点88の略直上右側
に位置するように配置されている。
方とその前方とに、上下左右方向に指向した端壁26と仕
切壁27が隆設され、この仕切壁27でもってオイル吸入室
22の上部は上下に仕切られてオイルフィルター吸入通路
28a,オイルフィルター吐出通路28bが形成され、後方の
オイルフィルター吸入通路28aはその下端にてオイル吸
入室22に連通されるとともに、その上部にてオイルフィ
ルター29の外方吸入室30に連通され、オイルフィルター
29の内方吐出室31は前方のオイルフィルター吐出通路28
bに連通されており、オイルフィルター29は、変速機10
のミッションケース14,フロントケース15,リアケース1
6,コントロールプレート17,クラッチカバー18内の潤滑
油のオイルレベルが農用トラクタ1の傾斜と無関係に一
定のレベルを保持する一定レベル保持点88の略直上右側
に位置するように配置されている。
さらにオイルフィルター吐出通路28bは、適正な高さ
にて油圧シリンダ7へ圧油を供給するための昇降ポンプ
8の昇降油吸入通路32に連通されるとともに、変速油圧
ポンプ9の変速油吸入通路33に連通されている。
にて油圧シリンダ7へ圧油を供給するための昇降ポンプ
8の昇降油吸入通路32に連通されるとともに、変速油圧
ポンプ9の変速油吸入通路33に連通されている。
また主変速機11においては、第2図に図示されるよう
に入力軸44の他にこれと平行に第2軸45,第3軸46,第4
軸47が回転自在に軸支され、入力軸44はギヤ対48a,48b
を介して第2軸45に回転自在に嵌合されているメインク
ラッチ49のクラッチアウタ49aに連結され、メインクラ
ッチ49のクラッチインナ49bは第2軸45に一体に嵌着さ
れ、第2軸45と第3軸46とに3対の油圧クラッチ付ギヤ
対50,51,52が介装されるとともに逆転ギヤ・油圧クラッ
チ付ギヤ対53が介装されており、これら油圧クラッチ付
ギヤ対50,51,52,逆転ギヤ・油圧クラッチ付ギヤ対53の
いずれかを接続状態に設定することにより、主変速機11
は所定の変速比に減速または逆転されるようになってい
る。
に入力軸44の他にこれと平行に第2軸45,第3軸46,第4
軸47が回転自在に軸支され、入力軸44はギヤ対48a,48b
を介して第2軸45に回転自在に嵌合されているメインク
ラッチ49のクラッチアウタ49aに連結され、メインクラ
ッチ49のクラッチインナ49bは第2軸45に一体に嵌着さ
れ、第2軸45と第3軸46とに3対の油圧クラッチ付ギヤ
対50,51,52が介装されるとともに逆転ギヤ・油圧クラッ
チ付ギヤ対53が介装されており、これら油圧クラッチ付
ギヤ対50,51,52,逆転ギヤ・油圧クラッチ付ギヤ対53の
いずれかを接続状態に設定することにより、主変速機11
は所定の変速比に減速または逆転されるようになってい
る。
さらに入力軸44にワンウェイクラッチ54を介して嵌合
されたPTO入力ギヤ55は、第2軸45に遊嵌されているア
イドラギヤ56を介して、第4軸47に遊嵌されている油圧
クラッチ付ギヤ57に噛合されており、油圧クラッチ付ギ
ヤ57を接続状態に設定することにより、第4軸47は回転
駆動されるようになっている。
されたPTO入力ギヤ55は、第2軸45に遊嵌されているア
イドラギヤ56を介して、第4軸47に遊嵌されている油圧
クラッチ付ギヤ57に噛合されており、油圧クラッチ付ギ
ヤ57を接続状態に設定することにより、第4軸47は回転
駆動されるようになっている。
さらにまた第3図に図示されるように、第3軸46は副
変速機12内に延長しており、(実際は別軸ではあるが同
一中心線上にスプライン嵌合されている)、副変速機12
内にては、第3軸46の他に平行に後輪駆動軸58,中間軸5
9,前輪駆動軸60,後部PTO軸61,PTO中間軸62が回転自在に
枢支され、副変速機12内の第3軸46には中速ドライブギ
ヤ63,中間軸ドライブギヤ64が一体に形成されるととも
に高速ドライブギヤ65が一体に嵌着され、かつアイドラ
ギヤ66が回転自在に嵌合されている。
変速機12内に延長しており、(実際は別軸ではあるが同
一中心線上にスプライン嵌合されている)、副変速機12
内にては、第3軸46の他に平行に後輪駆動軸58,中間軸5
9,前輪駆動軸60,後部PTO軸61,PTO中間軸62が回転自在に
枢支され、副変速機12内の第3軸46には中速ドライブギ
ヤ63,中間軸ドライブギヤ64が一体に形成されるととも
に高速ドライブギヤ65が一体に嵌着され、かつアイドラ
ギヤ66が回転自在に嵌合されている。
しかも後輪駆動軸58には高速シフタギヤ67がスプライ
ン嵌合されるとともに、高速ドリブンギヤ68,低速ドリ
ブンギヤ69が回転自在に嵌合され、高速ドリブンギヤ68
は高速ドライブギヤ65に噛合されるとともに、低速ドリ
ブンギヤ69はアイドラギヤ66の小径ギヤ66aに噛合され
ており、高速シフタギヤ67が後方位置I、中央位置II、
前方位置IIIにシフトされると、高速シフタギヤ67は低
速ドリブンギヤ69にスプライン嵌合、中速ドライブギヤ
63に噛合、高速ドリブンギヤ68にスプライン嵌合され、
中立、中速、高速に切換えられるようになっている。
ン嵌合されるとともに、高速ドリブンギヤ68,低速ドリ
ブンギヤ69が回転自在に嵌合され、高速ドリブンギヤ68
は高速ドライブギヤ65に噛合されるとともに、低速ドリ
ブンギヤ69はアイドラギヤ66の小径ギヤ66aに噛合され
ており、高速シフタギヤ67が後方位置I、中央位置II、
前方位置IIIにシフトされると、高速シフタギヤ67は低
速ドリブンギヤ69にスプライン嵌合、中速ドライブギヤ
63に噛合、高速ドリブンギヤ68にスプライン嵌合され、
中立、中速、高速に切換えられるようになっている。
また中間軸59には低速ドリブンギヤ70,低速アイドラ
ギヤ71,前輪アイドラギヤ72が回転自在に嵌合されると
ともに低速シフタギヤ73が低速ドリブンギヤ70にスプラ
イン嵌合されており、低速シフタギヤ73が後方位置A、
中央位置B、前方位置Cにシフトされると、低速シフタ
ギヤ73は低速アイドラギヤ71にスプライン嵌合され、ま
たは低速ドリブンギヤ70のみスプライン嵌合され、ある
いはアイドラギヤ75に噛合され、低速または中立あるい
は超低速に切換えられるようになっている。
ギヤ71,前輪アイドラギヤ72が回転自在に嵌合されると
ともに低速シフタギヤ73が低速ドリブンギヤ70にスプラ
イン嵌合されており、低速シフタギヤ73が後方位置A、
中央位置B、前方位置Cにシフトされると、低速シフタ
ギヤ73は低速アイドラギヤ71にスプライン嵌合され、ま
たは低速ドリブンギヤ70のみスプライン嵌合され、ある
いはアイドラギヤ75に噛合され、低速または中立あるい
は超低速に切換えられるようになっている。
さらに前輪駆動軸60にはドリブンギヤ74,アイドラギ
ヤ75が回転自在に嵌合されるとともに断続シフタ76がス
プライン嵌合されており、断続シフト76が後方または前
方へシフトされると、前輪駆動軸60はドリブンギヤ74に
接続または離脱されるようになっている。
ヤ75が回転自在に嵌合されるとともに断続シフタ76がス
プライン嵌合されており、断続シフト76が後方または前
方へシフトされると、前輪駆動軸60はドリブンギヤ74に
接続または離脱されるようになっている。
なお後輪駆動軸58には前輪ドライブギヤ77がスプライ
ン嵌合され、この前輪ドライブギヤ77は前輪アイドラギ
ヤ72のドリブンギヤ72aに噛合されるとともに、前輪ア
イドラギヤ72のドライブギヤ72bはドリブンギヤ74に噛
合されており、後輪駆動軸58が回転駆動されると、ドリ
ブンギヤ74も回転駆動されるようになっている。
ン嵌合され、この前輪ドライブギヤ77は前輪アイドラギ
ヤ72のドリブンギヤ72aに噛合されるとともに、前輪ア
イドラギヤ72のドライブギヤ72bはドリブンギヤ74に噛
合されており、後輪駆動軸58が回転駆動されると、ドリ
ブンギヤ74も回転駆動されるようになっている。
そして後輪駆動軸58および前輪駆動軸60は図示されな
い差動装置を介して後車輪6および前車輪5にそれぞれ
接続されている。
い差動装置を介して後車輪6および前車輪5にそれぞれ
接続されている。
また第4軸47に後部PTO軸61が同一軸線上に回転自在
に嵌合され、第4軸47の後端にPTOドライブギヤ78が一
体に形成され、後部PTO軸61にPTOシフタギヤ79がスプラ
イン嵌合されるとともにPTOドリブンギヤ80が回転自在
に嵌合されている。
に嵌合され、第4軸47の後端にPTOドライブギヤ78が一
体に形成され、後部PTO軸61にPTOシフタギヤ79がスプラ
イン嵌合されるとともにPTOドリブンギヤ80が回転自在
に嵌合されている。
さらにPTO中間軸62には、PTOドライブギヤ78,PTOシフ
タギヤ79,PTOドリブンギヤ80にそれぞれ噛合しうる中間
ギヤ81,82,83が一体に設けられており、PTOシフタギヤ7
9が最後方位置α、後方位置β、中間位置γ、前方位置
δにそれぞれシフトされると、PTO1速、中立、2速、3
速に切換えられるようになっている。
タギヤ79,PTOドリブンギヤ80にそれぞれ噛合しうる中間
ギヤ81,82,83が一体に設けられており、PTOシフタギヤ7
9が最後方位置α、後方位置β、中間位置γ、前方位置
δにそれぞれシフトされると、PTO1速、中立、2速、3
速に切換えられるようになっている。
さらにまた第4軸47の前端に前部PTOドライブギヤ84
が一体に嵌着され、この第4軸47に隣接して平行へ前方
に指向して前部PTO軸85が回転自在に枢支され、前部PTO
軸85の後端に前部PTOドライブギヤ84と噛合う前部PTOド
リブンギヤ86が回転自在に嵌合され、この前部PTOドリ
ブンギヤ86に係脱自在にスプライン嵌合されるシフタ87
が前部PTO軸85に設けられている。
が一体に嵌着され、この第4軸47に隣接して平行へ前方
に指向して前部PTO軸85が回転自在に枢支され、前部PTO
軸85の後端に前部PTOドライブギヤ84と噛合う前部PTOド
リブンギヤ86が回転自在に嵌合され、この前部PTOドリ
ブンギヤ86に係脱自在にスプライン嵌合されるシフタ87
が前部PTO軸85に設けられている。
そして前記各軸34,35,36,37の軸受部や各種油圧クラ
ッチは、フロントケース15の前壁やリアケース16の隔壁
20やコントロールプレート17に設けられた油路を介し
て、変速油圧ポンプ9からの圧油が供給されるように構
成されている。
ッチは、フロントケース15の前壁やリアケース16の隔壁
20やコントロールプレート17に設けられた油路を介し
て、変速油圧ポンプ9からの圧油が供給されるように構
成されている。
図示の実施例は前記したように構成されているので、
第1図に図示されるように、農用トラクタ1が水平な地
面上に位置した状態では、第4図に図示されるように、
変速機10内の潤滑油の油面89は、該油面89のレベルがト
ラクタ1の姿勢変化と無関係にミッションケース14に対
し変化しないレベル無変化点88を通り、変速機10の長手
方向に平行に保持されており、この潤滑油は、第7図に
図示されるように、後部オイル吸入口23,前部オイル吸
入口24からオイル吸入室22の底部に吸入され、オイル吸
入室22内の上方へ流れてオイルフィルター吸入通路28a
よりオイルフィルター29の外方吸入室30に流入し、オイ
ルフィルター29内で濾過されてから内方吐出室31からオ
イルフィルター吐出通路28bへ流れ、昇降油吸入通路32
を介して昇降油圧ポンプ8に吸入されるとともに、変速
油吸入通路33を介して変速油圧ポンプ9に吸入され、図
示されない油圧制御回路を介して油圧シリンダ7および
変速機10の潤滑部分や油圧クラッチへ供給される。
第1図に図示されるように、農用トラクタ1が水平な地
面上に位置した状態では、第4図に図示されるように、
変速機10内の潤滑油の油面89は、該油面89のレベルがト
ラクタ1の姿勢変化と無関係にミッションケース14に対
し変化しないレベル無変化点88を通り、変速機10の長手
方向に平行に保持されており、この潤滑油は、第7図に
図示されるように、後部オイル吸入口23,前部オイル吸
入口24からオイル吸入室22の底部に吸入され、オイル吸
入室22内の上方へ流れてオイルフィルター吸入通路28a
よりオイルフィルター29の外方吸入室30に流入し、オイ
ルフィルター29内で濾過されてから内方吐出室31からオ
イルフィルター吐出通路28bへ流れ、昇降油吸入通路32
を介して昇降油圧ポンプ8に吸入されるとともに、変速
油吸入通路33を介して変速油圧ポンプ9に吸入され、図
示されない油圧制御回路を介して油圧シリンダ7および
変速機10の潤滑部分や油圧クラッチへ供給される。
次に第8図に図示されるように、農用トラクタ1が前
方へ傾斜した場合、第9図に図示されるように、変速機
10内の潤滑油の油面89は変速機10に対して前方へ傾斜
し、後部オイル吸入口23付近の潤滑油の深さは浅くなる
が、後部オイル吸入口23は前部オイル吸入口24よりもレ
ベル無変化点88の垂直線より離れているため、後部オイ
ル吸入口23が油面89より上方へ露出することがなく、オ
イル吸入室22の底部は後部オイル吸入口23のみならず前
部オイル吸入口24も開口しているので、変速油圧ポンプ
9に吸入される潤滑油の大部分は前部オイル吸入口24よ
りオイル吸入室22内に流入し、深さの浅い後部オイル吸
入口23より潤滑油はそれ程大量に流入せず、その結果、
潤滑油内への空気の混入が未然に防止される。
方へ傾斜した場合、第9図に図示されるように、変速機
10内の潤滑油の油面89は変速機10に対して前方へ傾斜
し、後部オイル吸入口23付近の潤滑油の深さは浅くなる
が、後部オイル吸入口23は前部オイル吸入口24よりもレ
ベル無変化点88の垂直線より離れているため、後部オイ
ル吸入口23が油面89より上方へ露出することがなく、オ
イル吸入室22の底部は後部オイル吸入口23のみならず前
部オイル吸入口24も開口しているので、変速油圧ポンプ
9に吸入される潤滑油の大部分は前部オイル吸入口24よ
りオイル吸入室22内に流入し、深さの浅い後部オイル吸
入口23より潤滑油はそれ程大量に流入せず、その結果、
潤滑油内への空気の混入が未然に防止される。
また第10図に図示されるように、農用トラクタ1が後
方へ傾斜した場合、第11図に図示されるように、変速機
10内の潤滑油の油面89は変速機10に対して後方へ傾斜
し、前部オイル吸入口24付近の潤滑油の深さが浅くなっ
て時によっては、前部オイル吸入口24が油面89より上方
へ露出することがあっても、オイル吸入室22の前方開口
は仕切板25の後端縁25a迄後方へ実質的に後退している
ため、前部オイル吸入口24からの空気の混入が避けら
れ、変速油圧ポンプ9に吸入される潤滑油の大部分は後
部オイル吸入口23よりオイル吸入室22内に流入する。
方へ傾斜した場合、第11図に図示されるように、変速機
10内の潤滑油の油面89は変速機10に対して後方へ傾斜
し、前部オイル吸入口24付近の潤滑油の深さが浅くなっ
て時によっては、前部オイル吸入口24が油面89より上方
へ露出することがあっても、オイル吸入室22の前方開口
は仕切板25の後端縁25a迄後方へ実質的に後退している
ため、前部オイル吸入口24からの空気の混入が避けら
れ、変速油圧ポンプ9に吸入される潤滑油の大部分は後
部オイル吸入口23よりオイル吸入室22内に流入する。
このように農用トラクタ1が前後いずれの方向に傾斜
しても、変速油圧ポンプ9への吸入潤滑油中への空気の
混入が未然に防止され、変速機10の各潤滑部へ潤滑油が
円滑に供給されて、充分な潤滑が行われ、しかも油圧ク
ラッチが確実に動作しうる。
しても、変速油圧ポンプ9への吸入潤滑油中への空気の
混入が未然に防止され、変速機10の各潤滑部へ潤滑油が
円滑に供給されて、充分な潤滑が行われ、しかも油圧ク
ラッチが確実に動作しうる。
さらに変速機10内の底部からオイル吸入室22内には後
部オイル吸入口23,前部オイル吸入口24より潤滑油が吸
入され、オイル吸入室22は広いため、たとえオイルフィ
ルター29および変速油圧ポンプ9が変速機10の底部より
かなり高く位置していても、変速油圧ポンプ9へ吸入さ
れる潤滑油の流動抵抗が少なく、変速油圧ポンプ9の動
力損失は小さく、変速油圧ポンプ9内でのキャビテーシ
ョンの発生が避けられる。
部オイル吸入口23,前部オイル吸入口24より潤滑油が吸
入され、オイル吸入室22は広いため、たとえオイルフィ
ルター29および変速油圧ポンプ9が変速機10の底部より
かなり高く位置していても、変速油圧ポンプ9へ吸入さ
れる潤滑油の流動抵抗が少なく、変速油圧ポンプ9の動
力損失は小さく、変速油圧ポンプ9内でのキャビテーシ
ョンの発生が避けられる。
第1図は本発明に係るトランスミッションの潤滑油吸入
路を備えたトラクタの側面図、第2図は前記トランスミ
ッションの主変速機の縦断側面図、第3図はその副変速
機の縦断側面図、第4図は本発明に係る潤滑油吸入路の
一実施例を図示した縦断側面図、第5図はその要部縦断
平面図、第6図はその一部欠截正面図、第7図はその要
部斜視図、第8図はトラクタの前方傾斜状態を図示した
側面図、第9図はその状態における変速機内の油面の状
態を図示した説明図、第10図はトラクタの後方傾斜状態
を図示した側面図、第11図はその状態における変速機内
の油面の状態を図示した説明図である。 1……トラクタ、2……車体、3……エンジン、4……
動力伝達軸、5……前車輪、6……後車輪、7……運転
座席、8……昇降油圧ポンプ、9……変速油圧ポンプ、
10……変速機、11……主変速機、12……副変速機、13…
…PTO変速機、12……副変速機、13……PTO変速機、14…
…ミッションケース、15……フロントケース、16……リ
アケース、17……コントロールプレート、18……クラッ
チカバー、19……リアカバー、20……隔壁、21……覆
壁、22……オイル吸入室、23……後部オイル吸入口、24
……前部オイル吸入口、25……仕切板、26……仕切壁、
27……オイルフィルター吸入通路、28……オイルフィル
ター吐出通路、29……オイルフィルター、30……外方吸
入室、31……内方吐出室、32……昇降油吸入通路、33…
…変速油吸入通路、34……入力軸、35……第2軸、36…
…第2軸、37……第4軸、38……ギヤ対、39……メイン
クラッチ、40,41,42……油圧クラッチ付ギヤ対、43……
逆軸ギヤ・油圧クラッチ付ギヤ対、44……入力軸、45…
…第2軸、46……第3軸、47……第4軸、48……ギヤ
対、49……メインクラッチ、50,51,52……油圧クラッチ
付ギヤ対、53……逆転ギヤ・油圧クラッチ付ギヤ対、54
……ワンウェイクラッチ、55……PTO入力ギヤ、56……
アイドラギヤ、57……油圧クラッチ付ギヤ、58……後輪
駆動軸、59……中間軸、60……前輪駆動軸、61……後部
PTO軸、62……PTO中間軸、63……中速ドライブギヤ、64
……中間軸ドライブギヤ、65……高速ドライブギヤ、66
……アイドラギヤ、67……高速シフタギヤ、68……高速
ドリブンギヤ、69,70……低速ドリブンギヤ、71……低
速アイドラギヤ、72……前輪アイドラギヤ、73……低速
シフタギヤ、74……ドリブンギヤ、75……アイドラギ
ヤ、76……断続シフタ、77……前輪ドライブギヤ、78…
…PTOドライブギヤ、79……PTOシフタギヤ、80……PTO
ドリブンギヤ、81,82,83……中間ギヤ、84……前部PTO
ドライブギヤ、85……前部PTO軸、86……前部PTOドリブ
ンギヤ、87……シフタ、88……レベル無変化点、89……
油面。
路を備えたトラクタの側面図、第2図は前記トランスミ
ッションの主変速機の縦断側面図、第3図はその副変速
機の縦断側面図、第4図は本発明に係る潤滑油吸入路の
一実施例を図示した縦断側面図、第5図はその要部縦断
平面図、第6図はその一部欠截正面図、第7図はその要
部斜視図、第8図はトラクタの前方傾斜状態を図示した
側面図、第9図はその状態における変速機内の油面の状
態を図示した説明図、第10図はトラクタの後方傾斜状態
を図示した側面図、第11図はその状態における変速機内
の油面の状態を図示した説明図である。 1……トラクタ、2……車体、3……エンジン、4……
動力伝達軸、5……前車輪、6……後車輪、7……運転
座席、8……昇降油圧ポンプ、9……変速油圧ポンプ、
10……変速機、11……主変速機、12……副変速機、13…
…PTO変速機、12……副変速機、13……PTO変速機、14…
…ミッションケース、15……フロントケース、16……リ
アケース、17……コントロールプレート、18……クラッ
チカバー、19……リアカバー、20……隔壁、21……覆
壁、22……オイル吸入室、23……後部オイル吸入口、24
……前部オイル吸入口、25……仕切板、26……仕切壁、
27……オイルフィルター吸入通路、28……オイルフィル
ター吐出通路、29……オイルフィルター、30……外方吸
入室、31……内方吐出室、32……昇降油吸入通路、33…
…変速油吸入通路、34……入力軸、35……第2軸、36…
…第2軸、37……第4軸、38……ギヤ対、39……メイン
クラッチ、40,41,42……油圧クラッチ付ギヤ対、43……
逆軸ギヤ・油圧クラッチ付ギヤ対、44……入力軸、45…
…第2軸、46……第3軸、47……第4軸、48……ギヤ
対、49……メインクラッチ、50,51,52……油圧クラッチ
付ギヤ対、53……逆転ギヤ・油圧クラッチ付ギヤ対、54
……ワンウェイクラッチ、55……PTO入力ギヤ、56……
アイドラギヤ、57……油圧クラッチ付ギヤ、58……後輪
駆動軸、59……中間軸、60……前輪駆動軸、61……後部
PTO軸、62……PTO中間軸、63……中速ドライブギヤ、64
……中間軸ドライブギヤ、65……高速ドライブギヤ、66
……アイドラギヤ、67……高速シフタギヤ、68……高速
ドリブンギヤ、69,70……低速ドリブンギヤ、71……低
速アイドラギヤ、72……前輪アイドラギヤ、73……低速
シフタギヤ、74……ドリブンギヤ、75……アイドラギ
ヤ、76……断続シフタ、77……前輪ドライブギヤ、78…
…PTOドライブギヤ、79……PTOシフタギヤ、80……PTO
ドリブンギヤ、81,82,83……中間ギヤ、84……前部PTO
ドライブギヤ、85……前部PTO軸、86……前部PTOドリブ
ンギヤ、87……シフタ、88……レベル無変化点、89……
油面。
Claims (1)
- 【請求項1】乗物の前後方向にトランスミッションケー
スの長手方向が一致した状態でトランスミッションが乗
物に搭載され、該トランスミッションケース内に充填さ
れた潤滑油の油面が該乗物の姿勢変化に伴なって該ケー
スに対し傾斜するトランスミッションにおいて、 前記ケース内の潤滑油油面のレベルが前記乗物の姿勢変
化と無関係に該ケースに対し変化しないレベル無変化点
より上方に潤滑油ポンプが配置され、該レベル無変化点
より下方に位置した前記ケース底部に該ケースの長手方
向に指向した水平吸入通路が該ケースの底壁ならびに一
側壁および覆壁でもって一体に形成され、前記レベル無
変化点より前記ケース底壁に下した垂線が前記水平吸入
通路と交った垂下点から該水平吸入通路の端部迄の距離
が短い側の水平吸入通路一端にて該水平吸入通路の他端
に指向して該水平吸入通路を左右巾方向に2分割する仕
切板が配設され、該仕切板で分割された分割水平吸入通
路の内、前記ケースの巾方向中央寄りの内側分割水平吸
入通路一端は該ケース内に開口されるとともに、前記分
割水平吸入通路の内、前記ケースの一側壁寄りの外側分
割水平吸入通路一端は前記ケースに対し閉塞され、かつ
前記水平吸入通路の他端は前記ケース内に開口され、前
記潤滑油ポンプの吸入口に連通するように前記ケースの
一側壁および覆壁でもって形成された垂直吸入通路が前
記ケースの一側壁より外側分割水平吸入通路に開口され
たを特徴とする乗物用トランスミッションの潤滑油吸入
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32674988A JPH0818496B2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 乗物用トランスミッションの潤滑油吸入路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32674988A JPH0818496B2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 乗物用トランスミッションの潤滑油吸入路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02171329A JPH02171329A (ja) | 1990-07-03 |
| JPH0818496B2 true JPH0818496B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=18191253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32674988A Expired - Lifetime JPH0818496B2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 乗物用トランスミッションの潤滑油吸入路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0818496B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009103215A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Toyota Motor Corp | オイル吸入装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005098483A (ja) * | 2003-08-28 | 2005-04-14 | Tcm Corp | 伝動装置 |
| JP2006292082A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Tcm Corp | トランスミッションにおける潤滑油供給構造 |
| JP4684133B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2011-05-18 | 本田技研工業株式会社 | パワーユニットが搭載された車両 |
| JP2010180898A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Ntn Corp | オートテンショナ |
| JP5038342B2 (ja) * | 2009-02-18 | 2012-10-03 | 株式会社クボタ | 作業機 |
-
1988
- 1988-12-24 JP JP32674988A patent/JPH0818496B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009103215A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Toyota Motor Corp | オイル吸入装置 |
| US8292036B2 (en) | 2007-10-23 | 2012-10-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Oil suction system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02171329A (ja) | 1990-07-03 |
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