JPH08190204A - シリル化用感光性組成物及び微細パターン形成方法 - Google Patents
シリル化用感光性組成物及び微細パターン形成方法Info
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- JPH08190204A JPH08190204A JP7155820A JP15582095A JPH08190204A JP H08190204 A JPH08190204 A JP H08190204A JP 7155820 A JP7155820 A JP 7155820A JP 15582095 A JP15582095 A JP 15582095A JP H08190204 A JPH08190204 A JP H08190204A
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】酸素プラズマ耐性に優れたシリル化用の感光性
組成物及び微細パターン形成方法を提供する。 【構成】光塩基発生剤を含むレジスト膜2を形成した
後、エキシマレーザ光4で露光して塩基発生領域2Aを
形成する。次でシリル化用蒸気5で処理してシリル化領
域2Bを形成したのち酸素プラズマでエッチングする。
組成物及び微細パターン形成方法を提供する。 【構成】光塩基発生剤を含むレジスト膜2を形成した
後、エキシマレーザ光4で露光して塩基発生領域2Aを
形成する。次でシリル化用蒸気5で処理してシリル化領
域2Bを形成したのち酸素プラズマでエッチングする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造プロセ
スにおけるフォトリソグラフィー工程に関し、特にシリ
ル化法に用いる感光性組成物及び感光性組成物(以下レ
ジストと記す)を用いた微細パターン形成方法に関す
る。
スにおけるフォトリソグラフィー工程に関し、特にシリ
ル化法に用いる感光性組成物及び感光性組成物(以下レ
ジストと記す)を用いた微細パターン形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスを始めとする微細
加工を必要とする各種電子デバイスの分野では、デバイ
スの高密度化、高集積化の要求がますます高まってお
り、これらの要求を満たすにはパターンの微細化が必須
となってきている。そして半導体デバイス製造工程で、
微細パターン形成に重要な役割を果たしているのがフォ
トリソグラフィー工程である。更に、フォトリソグラフ
ィー工程においては、半導体デバイスの微細化に伴い、
レジストパターンを精度良く基板に転写する方法が求め
られ、従来のウェットエッチングに変わり、ガスプラズ
マ等を用いたドライエッチングが用いられるようになり
つつある。特に、酸素プラズマを用いてレジストパター
ンを転写する方法においては、耐酸素プラズマ性の高い
珪素化合物を選択的にレジスト膜表面に導入する単層シ
リル化法が盛んに検討されている。
加工を必要とする各種電子デバイスの分野では、デバイ
スの高密度化、高集積化の要求がますます高まってお
り、これらの要求を満たすにはパターンの微細化が必須
となってきている。そして半導体デバイス製造工程で、
微細パターン形成に重要な役割を果たしているのがフォ
トリソグラフィー工程である。更に、フォトリソグラフ
ィー工程においては、半導体デバイスの微細化に伴い、
レジストパターンを精度良く基板に転写する方法が求め
られ、従来のウェットエッチングに変わり、ガスプラズ
マ等を用いたドライエッチングが用いられるようになり
つつある。特に、酸素プラズマを用いてレジストパター
ンを転写する方法においては、耐酸素プラズマ性の高い
珪素化合物を選択的にレジスト膜表面に導入する単層シ
リル化法が盛んに検討されている。
【0003】従来の単層シリル化法は、パターン露光後
に光照射部または未照射部のレジスト膜表面を選択的に
シリル化し、その後、酸素プラズマによりドライ現像を
行い、パターニングするものである。露光部を選択的に
シリル化する方法としては、例えば、ジャーナル・オブ
・バキューム・サイエンス・アンド・テクノロジー(J
ournal of Vacuume Scince
& Technolgy)B、9巻、6号、3399頁
〜3405頁(1991年)に記載されているKi−H
o BaikらのDESIRE(Diffusion
Enhanced Silylation Resis
t)プロセスがある。DESIREプロセスとは、パタ
ーン露光し、ベーク後、レジスト膜をシリル化剤(例え
ば、ヘキサメチルジシラザン)を用いてシリル化を行
い、その後、酸素プラズマでドライ現像を行いパターン
を形成するものである。この時、露光部ではシリル化に
より、樹脂(例えば、ノボラック樹脂)のヒドロキシ基
(−OH基)とシリル化剤が反応して、シリルエーテル
〔−OSi(CH3 )3 〕が形成されるため、酸素プラ
ズマに対するエッチング耐性が向上する。一方、未露光
部では、露光後のベーク処理により、感光剤(例えば、
ナフトキノンジアジド基を含む感光剤)と樹脂との架橋
反応が起こるため、シリル化反応が起こらない。その結
果、露光部と未露光部で酸素プラズマによるエッチング
速度の差が生じ、ネガパターン形成が可能となる。
に光照射部または未照射部のレジスト膜表面を選択的に
シリル化し、その後、酸素プラズマによりドライ現像を
行い、パターニングするものである。露光部を選択的に
シリル化する方法としては、例えば、ジャーナル・オブ
・バキューム・サイエンス・アンド・テクノロジー(J
ournal of Vacuume Scince
& Technolgy)B、9巻、6号、3399頁
〜3405頁(1991年)に記載されているKi−H
o BaikらのDESIRE(Diffusion
Enhanced Silylation Resis
t)プロセスがある。DESIREプロセスとは、パタ
ーン露光し、ベーク後、レジスト膜をシリル化剤(例え
ば、ヘキサメチルジシラザン)を用いてシリル化を行
い、その後、酸素プラズマでドライ現像を行いパターン
を形成するものである。この時、露光部ではシリル化に
より、樹脂(例えば、ノボラック樹脂)のヒドロキシ基
(−OH基)とシリル化剤が反応して、シリルエーテル
〔−OSi(CH3 )3 〕が形成されるため、酸素プラ
ズマに対するエッチング耐性が向上する。一方、未露光
部では、露光後のベーク処理により、感光剤(例えば、
ナフトキノンジアジド基を含む感光剤)と樹脂との架橋
反応が起こるため、シリル化反応が起こらない。その結
果、露光部と未露光部で酸素プラズマによるエッチング
速度の差が生じ、ネガパターン形成が可能となる。
【0004】また、未露光部を選択的にシリル化する方
法としては、例えば、樹脂と光酸発生剤、および酸の作
用により樹脂と架橋反応を起こす架橋剤とから成るレジ
ストを用いることを特徴とする、特開平4−28704
7号公報に記載されている藤野らの方法がある。この方
法では、パターン露光、ベーク、シリル化、酸素プラズ
マによるドライ現像と、上記記載の方法と工程は同様で
あるが、この方法では、露光部は、露光により発生した
酸の作用により樹脂と架橋剤が架橋反応を起こすため、
シリル化剤がレジスト膜中に拡散できず、シリル化反応
がおこらない。一方、未露光部では、そのような架橋反
応が起こらないので、シリル化される。その結果、露光
部と未露光部でエッチング速度の差が生じ、ポジパター
ン形成が可能となる。
法としては、例えば、樹脂と光酸発生剤、および酸の作
用により樹脂と架橋反応を起こす架橋剤とから成るレジ
ストを用いることを特徴とする、特開平4−28704
7号公報に記載されている藤野らの方法がある。この方
法では、パターン露光、ベーク、シリル化、酸素プラズ
マによるドライ現像と、上記記載の方法と工程は同様で
あるが、この方法では、露光部は、露光により発生した
酸の作用により樹脂と架橋剤が架橋反応を起こすため、
シリル化剤がレジスト膜中に拡散できず、シリル化反応
がおこらない。一方、未露光部では、そのような架橋反
応が起こらないので、シリル化される。その結果、露光
部と未露光部でエッチング速度の差が生じ、ポジパター
ン形成が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の単層シ
リル化法に用いられるレジストは、シリル化剤と反応で
きるヒドロキシル基が、樹脂(例えば、ノボラック樹
脂、ポリビニルフェノール)1ユニット当たり1つしか
ない。このため、レジストに導入されるシリル基の濃度
が低く、酸素プラズマに対するエッチング耐性が十分で
はない。更に、従来の単層シリル化法では、実際にはシ
リル化させたくない領域にもシリル化反応が進むためシ
リル化のコントラストが低下する。さらに、従来の単層
シリル化法では、現在シリル化に利用されているシリル
化剤が、ヘキサメチルジシラザン、ジメチルシリルジメ
チルシラン、テトラメチルジシラザン、N,N−ジメチ
ルアミノトリメチルシラン、1,1,3,3,5,5−
ヘキサメチルシクロトリシラザン等、シリル化によっ
て、樹脂(例えば、ノボラック樹脂、ポリビニルフェノ
ール)のヒドロキシル基1つに対し、珪素原子が1つし
か導入できない化合物のみである。
リル化法に用いられるレジストは、シリル化剤と反応で
きるヒドロキシル基が、樹脂(例えば、ノボラック樹
脂、ポリビニルフェノール)1ユニット当たり1つしか
ない。このため、レジストに導入されるシリル基の濃度
が低く、酸素プラズマに対するエッチング耐性が十分で
はない。更に、従来の単層シリル化法では、実際にはシ
リル化させたくない領域にもシリル化反応が進むためシ
リル化のコントラストが低下する。さらに、従来の単層
シリル化法では、現在シリル化に利用されているシリル
化剤が、ヘキサメチルジシラザン、ジメチルシリルジメ
チルシラン、テトラメチルジシラザン、N,N−ジメチ
ルアミノトリメチルシラン、1,1,3,3,5,5−
ヘキサメチルシクロトリシラザン等、シリル化によっ
て、樹脂(例えば、ノボラック樹脂、ポリビニルフェノ
ール)のヒドロキシル基1つに対し、珪素原子が1つし
か導入できない化合物のみである。
【0006】このため、レジストに導入される珪素原子
の濃度が低く、酸素プラズマに対するエッチング耐性が
十分ではない。その結果、酸素プラズマによるエッチン
グ後、微細パターンでの形状の劣化が特に激しく、レジ
ストパターンの寸法制御が困難となる。このことから、
単層レジストのシリル化法においては、より高濃度、高
選択的にシリル化領域を形成し、シリル化層のエッチン
グ耐性やシリル化のコントラストを向上させる方法が求
められている。そこでこの分野での技術的課題は、高濃
度、および高選択的にシリル化しうる感光性組成物、お
よびその方法の開発である。
の濃度が低く、酸素プラズマに対するエッチング耐性が
十分ではない。その結果、酸素プラズマによるエッチン
グ後、微細パターンでの形状の劣化が特に激しく、レジ
ストパターンの寸法制御が困難となる。このことから、
単層レジストのシリル化法においては、より高濃度、高
選択的にシリル化領域を形成し、シリル化層のエッチン
グ耐性やシリル化のコントラストを向上させる方法が求
められている。そこでこの分野での技術的課題は、高濃
度、および高選択的にシリル化しうる感光性組成物、お
よびその方法の開発である。
【0007】本発明の目的は、導入される珪素原子の濃
度がより高く、しかも酸素プラズマ耐性に優れ、高選択
的にシリル化しうる感光性組成物および微細パターン形
成方法を提供することにある。
度がより高く、しかも酸素プラズマ耐性に優れ、高選択
的にシリル化しうる感光性組成物および微細パターン形
成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究の結
果、上記の課題は、シリル化用のレジストを被加工基板
上に塗布し、プリベーク後露光し、次にシリル化剤を用
いて液相、または気相でシリル化を行いシリル化領域を
形成し、さらにこのシリル化領域をマスクとしてレジス
ト層をガスプラズマによりエッチングする微細パターン
形成方法において、前記レジスト中にシリル化を促進す
る化合物を含有させるか、またはシリル化剤として多官
能性シリル化剤を使用するか、またはシリル化剤として
分子中に珪素原子を複数有するシリル化剤を使用するこ
とを特徴とする微細パターン形成方法により解決される
ことを見いだし本発明にいたった。
果、上記の課題は、シリル化用のレジストを被加工基板
上に塗布し、プリベーク後露光し、次にシリル化剤を用
いて液相、または気相でシリル化を行いシリル化領域を
形成し、さらにこのシリル化領域をマスクとしてレジス
ト層をガスプラズマによりエッチングする微細パターン
形成方法において、前記レジスト中にシリル化を促進す
る化合物を含有させるか、またはシリル化剤として多官
能性シリル化剤を使用するか、またはシリル化剤として
分子中に珪素原子を複数有するシリル化剤を使用するこ
とを特徴とする微細パターン形成方法により解決される
ことを見いだし本発明にいたった。
【0009】本発明に用いられる分子内に2つ以上のヒ
ドロキシ基を有する化合物としては、2,2′−ジヒド
ロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,
3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4′
−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′
−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2′,4′−ジヒ
ドロキシアセトフェノン、2′,5′−ジヒドロキシア
セトフェノン、2′,6′−ジヒドロキシアセトフェノ
ン、3′,5′−ジヒドロキシアセトフェノン、2′,
3,4′−トリヒドロキシアセトフェノン、カテコー
ル、1,2,4−ベンゼントリオール等が上げられる
が、これらの例に限定されるものではない。そしてこれ
らの化合物は、図4に示すように、例えば2,2′,
4,4′,テトラヒドロキシベンゾフェノンの分子内に
あるヒドロキシ基とシリル化剤としてのジメチルシリル
ジメチルアミンが反応する。このため、これら化合物を
含まない感光性組成物に比べ、レジストに導入されるシ
リル基の濃度が増加し、その結果、エッチング耐性が向
上する。
ドロキシ基を有する化合物としては、2,2′−ジヒド
ロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,
3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4′
−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′
−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2′,4′−ジヒ
ドロキシアセトフェノン、2′,5′−ジヒドロキシア
セトフェノン、2′,6′−ジヒドロキシアセトフェノ
ン、3′,5′−ジヒドロキシアセトフェノン、2′,
3,4′−トリヒドロキシアセトフェノン、カテコー
ル、1,2,4−ベンゼントリオール等が上げられる
が、これらの例に限定されるものではない。そしてこれ
らの化合物は、図4に示すように、例えば2,2′,
4,4′,テトラヒドロキシベンゾフェノンの分子内に
あるヒドロキシ基とシリル化剤としてのジメチルシリル
ジメチルアミンが反応する。このため、これら化合物を
含まない感光性組成物に比べ、レジストに導入されるシ
リル基の濃度が増加し、その結果、エッチング耐性が向
上する。
【0010】また本発明に用いられる光塩基発生剤とし
ては、例えば下記一般式(1)で表される化合物が利用
される。
ては、例えば下記一般式(1)で表される化合物が利用
される。
【0011】
【0012】(但し、R1 は水素又はニトロ基、R2 は
水素又はアリール基、R3 、R4 は炭素数1〜6の直鎖
状、分岐状、又は環状アルキル基を表す。
水素又はアリール基、R3 、R4 は炭素数1〜6の直鎖
状、分岐状、又は環状アルキル基を表す。
【0013】一般式(1)で表される光塩基発生剤は、
例えばジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエティ(Journal of the Ame
rican Chemical Society)11
3巻、4304−4313(1991年)に記載されて
いるジェームス(James)らの方法に準じて合成さ
れる。本発明に利用できる光塩基発生剤としては、
[[(2−ニトロベンジル)オキシ]カルボニル]シク
ロヘキルアミン、[[(2,6−ジニトロベンジル)オ
キシ]カルボニル]シクロヘキルアミン、N−[[(2
−ニトロフェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニ
ル]シクロヘキルアミン、N−[[(2,6−ジニトロ
フェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニル]シクロ
ヘキルアミン、N−[[(2−ニトロフェニル)−1−
(2′−ニトロフェニル)メトキシ]カルボニル]シク
ロヘキルアミン、N−[[(2,6−ジニトロフェニ
ル)−1−(2′6′−ジニトロフェニル)メトキシ]
カルボニル]シクロヘキルアミン等が挙げられるが、こ
れらの例に限定されるものではない。これらの光塩基発
生剤から発生したアミン類は、レジストをシリル化剤で
処理した際、樹脂のヒドロキシ基とシリル化剤の反応を
促進する働きがある。このため露光部は、光塩基発生剤
を含有しない感光性組成物に比べ、よりシリル化が促進
され、シリル化のコントラストが向上し、より微細なパ
ターン形成が可能となる。
例えばジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエティ(Journal of the Ame
rican Chemical Society)11
3巻、4304−4313(1991年)に記載されて
いるジェームス(James)らの方法に準じて合成さ
れる。本発明に利用できる光塩基発生剤としては、
[[(2−ニトロベンジル)オキシ]カルボニル]シク
ロヘキルアミン、[[(2,6−ジニトロベンジル)オ
キシ]カルボニル]シクロヘキルアミン、N−[[(2
−ニトロフェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニ
ル]シクロヘキルアミン、N−[[(2,6−ジニトロ
フェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニル]シクロ
ヘキルアミン、N−[[(2−ニトロフェニル)−1−
(2′−ニトロフェニル)メトキシ]カルボニル]シク
ロヘキルアミン、N−[[(2,6−ジニトロフェニ
ル)−1−(2′6′−ジニトロフェニル)メトキシ]
カルボニル]シクロヘキルアミン等が挙げられるが、こ
れらの例に限定されるものではない。これらの光塩基発
生剤から発生したアミン類は、レジストをシリル化剤で
処理した際、樹脂のヒドロキシ基とシリル化剤の反応を
促進する働きがある。このため露光部は、光塩基発生剤
を含有しない感光性組成物に比べ、よりシリル化が促進
され、シリル化のコントラストが向上し、より微細なパ
ターン形成が可能となる。
【0014】そして、分子内に2つ以上のヒドロキシル
基を有する化合物、かつ/或いは、光塩基発生剤を、露
光部のみシリル化させるレジスト材料、例えばノボラッ
ク系レジスト(ノボラック樹脂+キノンジアジド基を有
する感光剤+溶剤)に、樹脂に対してそれぞれ0.1〜
10重量%(より望ましくは0.5〜7重量%)、1〜
40重量%(より望ましくは5〜30重量%)添加する
ことにより、本発明の感光性組成物(レジスト)は調整
される。このようにして得られた感光性組成物を被加工
基板上に回転塗布し、露光、ベーク後、シリル化剤を用
いて気相、または液相でシリル化を行い、露光部のみ選
択的にシリル化する。
基を有する化合物、かつ/或いは、光塩基発生剤を、露
光部のみシリル化させるレジスト材料、例えばノボラッ
ク系レジスト(ノボラック樹脂+キノンジアジド基を有
する感光剤+溶剤)に、樹脂に対してそれぞれ0.1〜
10重量%(より望ましくは0.5〜7重量%)、1〜
40重量%(より望ましくは5〜30重量%)添加する
ことにより、本発明の感光性組成物(レジスト)は調整
される。このようにして得られた感光性組成物を被加工
基板上に回転塗布し、露光、ベーク後、シリル化剤を用
いて気相、または液相でシリル化を行い、露光部のみ選
択的にシリル化する。
【0015】また、分子内に2つ以上のヒドロキシル基
を有する化合物を、露光部に架橋反応が起る為未露光部
のみシリル化できるレジスト材料、例えばポリビニルフ
ェノール(以下PVPと記す)と溶剤からなる混合物
に、PVPに対して1〜40重量%(より望ましくは5
〜30重量%)添加することにより、本発明の感光性組
成物(レジスト)は調製される。このようにして得られ
た感光性組成物を被加工基板上に回転塗布し、露光後、
シリル化剤を用いて気相、または液相でシリル化を行
い、未露光部のみ選択的にシリル化する。
を有する化合物を、露光部に架橋反応が起る為未露光部
のみシリル化できるレジスト材料、例えばポリビニルフ
ェノール(以下PVPと記す)と溶剤からなる混合物
に、PVPに対して1〜40重量%(より望ましくは5
〜30重量%)添加することにより、本発明の感光性組
成物(レジスト)は調製される。このようにして得られ
た感光性組成物を被加工基板上に回転塗布し、露光後、
シリル化剤を用いて気相、または液相でシリル化を行
い、未露光部のみ選択的にシリル化する。
【0016】この時シリル化に用いられるシリル化剤と
しては、Siを含む有機化合物が使用でき、例えば気相
シリル化の場合、ヘキサメチルジシラザン、ジメチルシ
リルジメチルアミン、テトラメチルジシラザン、N,N
−ジメチルアミノトリメチルシラン等が利用できる。ま
た液相シリル化の場合、ビス(ジメチルアミノ)メチル
シラン、ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン、1,
1,3,3,5,5−ヘキサメチルシクロトリシラザン
等が利用できる。
しては、Siを含む有機化合物が使用でき、例えば気相
シリル化の場合、ヘキサメチルジシラザン、ジメチルシ
リルジメチルアミン、テトラメチルジシラザン、N,N
−ジメチルアミノトリメチルシラン等が利用できる。ま
た液相シリル化の場合、ビス(ジメチルアミノ)メチル
シラン、ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン、1,
1,3,3,5,5−ヘキサメチルシクロトリシラザン
等が利用できる。
【0017】次にシリル化したレジスト膜を酸素プラズ
マによりエッチングを行う。その結果、分子内に2つ以
上のヒドロキシル基を有する化合物、かつ/或いは、光
塩基発生剤を含有しないものに比べ、シリル化層のエッ
チング耐性が優れ、またパターン形状が良好であること
を確認した。従って、分子内に2つ以上のヒドロキシル
基を有する化合物、かつ/或いは、光塩基発生剤を含有
する本発明の感光性組成物(レジスト)は、シリル化用
感光性組成物として有効である。
マによりエッチングを行う。その結果、分子内に2つ以
上のヒドロキシル基を有する化合物、かつ/或いは、光
塩基発生剤を含有しないものに比べ、シリル化層のエッ
チング耐性が優れ、またパターン形状が良好であること
を確認した。従って、分子内に2つ以上のヒドロキシル
基を有する化合物、かつ/或いは、光塩基発生剤を含有
する本発明の感光性組成物(レジスト)は、シリル化用
感光性組成物として有効である。
【0018】また、レジスト膜を水蒸気に曝す工程を行
った後、レジスト膜を多官能性のシリル化剤で処理する
シリル化方法、或いはレジスト膜を多官能性のシリル化
剤(例えばSi(NR)x :x≧2)で処理した後、さ
らにシラノール化合物で処理するシリル化方法に用いら
れる多官能性のシリ化剤及びシラノール化合物として
は、ビス(ジメチルアミノ)メチルシラン、ビス(ジメ
チルアミノ)ジメチルシラン、ビス(ジエチルアミノ)
ジメチルシラン、メチルトリス(ジメチルアミノ)シラ
ン、トリメチルシラノール、トリエチルシラノール等が
利用できる。そして、レジスト膜を多官能性のシリル化
剤で処理するシリル化方法では、図5に示すように、樹
脂(パラビニルフェノール)とシリル化剤が反応した
後、膜中に存在する水(H2 O)と反応し、更にシリル
化剤との反応が起こり、その結果、樹脂1ユニットあた
り、複数個の珪素原子が導入されるため、レジストに導
入されるシリル基の濃度が増大し、その結果、エッチン
グ耐性が向上する。また、レジストを多官能性のシリル
化剤で処理した後、さらにシラノール化合物で処理する
シリル化方法では、図6に示すように、樹脂とシリル化
剤との反応後、更にシラノール化合物との反応により、
樹脂1ユニットあたり2個の珪素原子が導入されるた
め、レジストに導入されるシリル基の濃度が増大し、そ
の結果、エッチング耐性が向上する。
った後、レジスト膜を多官能性のシリル化剤で処理する
シリル化方法、或いはレジスト膜を多官能性のシリル化
剤(例えばSi(NR)x :x≧2)で処理した後、さ
らにシラノール化合物で処理するシリル化方法に用いら
れる多官能性のシリ化剤及びシラノール化合物として
は、ビス(ジメチルアミノ)メチルシラン、ビス(ジメ
チルアミノ)ジメチルシラン、ビス(ジエチルアミノ)
ジメチルシラン、メチルトリス(ジメチルアミノ)シラ
ン、トリメチルシラノール、トリエチルシラノール等が
利用できる。そして、レジスト膜を多官能性のシリル化
剤で処理するシリル化方法では、図5に示すように、樹
脂(パラビニルフェノール)とシリル化剤が反応した
後、膜中に存在する水(H2 O)と反応し、更にシリル
化剤との反応が起こり、その結果、樹脂1ユニットあた
り、複数個の珪素原子が導入されるため、レジストに導
入されるシリル基の濃度が増大し、その結果、エッチン
グ耐性が向上する。また、レジストを多官能性のシリル
化剤で処理した後、さらにシラノール化合物で処理する
シリル化方法では、図6に示すように、樹脂とシリル化
剤との反応後、更にシラノール化合物との反応により、
樹脂1ユニットあたり2個の珪素原子が導入されるた
め、レジストに導入されるシリル基の濃度が増大し、そ
の結果、エッチング耐性が向上する。
【0019】そして次に、シリル化したレジスト膜を酸
素プラズマによりエッチングを行う。その結果、レジス
ト膜を水蒸気に曝す工程を行った後、このレジスト膜を
多官能性のシリル化剤で処理するシリル化方法、或いは
レジスト膜を多官能性のシリル化剤で処理した後、さら
にシラノール化合物で処理するレジスト膜のシリル化方
法は、従来のレジスト膜をシリル化剤で一度処理するだ
けの方法に比べ、シリル化層のエッチング耐性が優れ、
またパターン形状が良好であることを確認した。このこ
とからレジスト膜を水蒸気に曝す工程を行った後、レジ
スト膜を多官能性のシリル化剤で処理するシリル化方
法、或いはレジストを多官能性のシリル化剤で処理した
後、さらにシラノール化合物で処理するレジスト膜のシ
リル化方法は、微細パターン形成方法におけるレジスト
膜のシリル化方法として有効である。
素プラズマによりエッチングを行う。その結果、レジス
ト膜を水蒸気に曝す工程を行った後、このレジスト膜を
多官能性のシリル化剤で処理するシリル化方法、或いは
レジスト膜を多官能性のシリル化剤で処理した後、さら
にシラノール化合物で処理するレジスト膜のシリル化方
法は、従来のレジスト膜をシリル化剤で一度処理するだ
けの方法に比べ、シリル化層のエッチング耐性が優れ、
またパターン形状が良好であることを確認した。このこ
とからレジスト膜を水蒸気に曝す工程を行った後、レジ
スト膜を多官能性のシリル化剤で処理するシリル化方
法、或いはレジストを多官能性のシリル化剤で処理した
後、さらにシラノール化合物で処理するレジスト膜のシ
リル化方法は、微細パターン形成方法におけるレジスト
膜のシリル化方法として有効である。
【0020】また、本発明に用いられるシリル化剤とし
て分子中に珪素原子を複数有するシリル化剤は、例えば
一般式(2)で表されるシリル化剤が利用される。
て分子中に珪素原子を複数有するシリル化剤は、例えば
一般式(2)で表されるシリル化剤が利用される。
【0021】
【0022】(但し、Meはメチル基、R1 は水素原子
またはメチル基、R2 はメチル基またはエチル基を表
す。) 一般式(2)で表されるシリル化剤は、例えば以下のよ
うにして合成される。即ち一般式(3)で表される珪素
化合物と等モルの一般式(4)で表されるシラノール化
合物を無溶媒中、室温、または加熱下で反応させること
により合成される。
またはメチル基、R2 はメチル基またはエチル基を表
す。) 一般式(2)で表されるシリル化剤は、例えば以下のよ
うにして合成される。即ち一般式(3)で表される珪素
化合物と等モルの一般式(4)で表されるシラノール化
合物を無溶媒中、室温、または加熱下で反応させること
により合成される。
【0023】
【0024】(但し、R1 は水素原子、またはメチル基
を表す。)
を表す。)
【0025】
【0026】(但し、R2 はメチル基またはエチル基を
表す。) 本発明に利用できる分子中に珪素原子を複数有するシリ
ル化剤としては、1−ジメチルアミノ−1,3,3,3
−テトラメチルジシロキサン、1−ジメチルアミノ−
1,1,3,3,3−ペンタメチルジシロキサン、1−
ジメチルアミノ−1−メチル−3,3,3−トリエチル
ジシロキサン、1−ジメチルアミノ−1,1−ジメチル
−3,3,3−テトラエチルジシロキサン等が挙げられ
るが、これらの例に限定されるものではない。
表す。) 本発明に利用できる分子中に珪素原子を複数有するシリ
ル化剤としては、1−ジメチルアミノ−1,3,3,3
−テトラメチルジシロキサン、1−ジメチルアミノ−
1,1,3,3,3−ペンタメチルジシロキサン、1−
ジメチルアミノ−1−メチル−3,3,3−トリエチル
ジシロキサン、1−ジメチルアミノ−1,1−ジメチル
−3,3,3−テトラエチルジシロキサン等が挙げられ
るが、これらの例に限定されるものではない。
【0027】これらの分子内に珪素原子を複数有するシ
リル化剤を用いたシリル化によって形成されたシリル化
層は、従来の分子内に珪素原子を1つしか持たないシリ
ル化剤により形成されたシリル化層に比べ、エッチング
耐性が優れ、またパターン形状が良好であることを確認
した。従って、分子内に珪素原子を複数有するシリル化
剤を用いたシリル化方法は微細パターンの形成に有効で
ある。
リル化剤を用いたシリル化によって形成されたシリル化
層は、従来の分子内に珪素原子を1つしか持たないシリ
ル化剤により形成されたシリル化層に比べ、エッチング
耐性が優れ、またパターン形状が良好であることを確認
した。従って、分子内に珪素原子を複数有するシリル化
剤を用いたシリル化方法は微細パターンの形成に有効で
ある。
【0028】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるもの
ではない。
るが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるもの
ではない。
【0029】(実施例1)図1(a)〜(d)は本発明
の実施例1を説明するための半導体チップの断面図であ
る。まずノボラック樹脂(m−クレゾールノボラック、
重量平均分子量MW=6500)20g、1,2−ナフ
トキノンジアジド−4−スルホン酸エステル4g、光塩
基発生剤として[[(2,6−ジニトロベンジル)オキ
シ]カルボニル]シクロヘキルアミン1gを乳酸エチル
75gに溶解し、さらに0.2μm孔メンブレンフィル
ターでろ過し、レジスト溶液を調製した。得られた溶液
を図1(a)に示すように、シリコン基板1上に回転塗
布し、ホットプレート上で90℃、60秒ベークを行
い、厚さ1.0μmのレジスト膜2を形成した。
の実施例1を説明するための半導体チップの断面図であ
る。まずノボラック樹脂(m−クレゾールノボラック、
重量平均分子量MW=6500)20g、1,2−ナフ
トキノンジアジド−4−スルホン酸エステル4g、光塩
基発生剤として[[(2,6−ジニトロベンジル)オキ
シ]カルボニル]シクロヘキルアミン1gを乳酸エチル
75gに溶解し、さらに0.2μm孔メンブレンフィル
ターでろ過し、レジスト溶液を調製した。得られた溶液
を図1(a)に示すように、シリコン基板1上に回転塗
布し、ホットプレート上で90℃、60秒ベークを行
い、厚さ1.0μmのレジスト膜2を形成した。
【0030】次に図1(b)に示すように、このレジス
ト膜2にKrFエキシマレーザを露光光源として、Kr
Fエキシマステッパ(開口数=0.50)を用いレーザ
光4で露光した。この露光により塩基発生領域2Aが形
成される。次に図1(c)に示すように、170℃で2
分間ベークし、更にレジスト膜を100℃に加熱しなが
ら、圧力20Torrのジメチルシリルジメチルアミン
蒸気5中に1分間さらし、露光領域のレジストをシリル
化しシリル化領域2Bを形成した。
ト膜2にKrFエキシマレーザを露光光源として、Kr
Fエキシマステッパ(開口数=0.50)を用いレーザ
光4で露光した。この露光により塩基発生領域2Aが形
成される。次に図1(c)に示すように、170℃で2
分間ベークし、更にレジスト膜を100℃に加熱しなが
ら、圧力20Torrのジメチルシリルジメチルアミン
蒸気5中に1分間さらし、露光領域のレジストをシリル
化しシリル化領域2Bを形成した。
【0031】次に図1(d)に示すように酸素を用いる
電子サイクロトン共鳴エッチング法(O2 −ECR)を
用いPower=50W,圧力=5mTorr,温度=
−50℃,時間=90秒の条件によりシリル化領域2B
をマスクとしてエッチングを行った結果、0.22μm
L/S(ラインアンドスペース)の矩形パターンが得ら
れた。
電子サイクロトン共鳴エッチング法(O2 −ECR)を
用いPower=50W,圧力=5mTorr,温度=
−50℃,時間=90秒の条件によりシリル化領域2B
をマスクとしてエッチングを行った結果、0.22μm
L/S(ラインアンドスペース)の矩形パターンが得ら
れた。
【0032】なお、上記実施例1では、光塩基発生剤に
[[(2,6−ジニトロベンジル)オキシ]カルボニ
ル]シクロヘキルアミンを用いたが、N−[[(2,6
−ジニトロフェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニ
ル]シクロヘキルアミンを用いても、上記実施例と同様
の効果が得られる。
[[(2,6−ジニトロベンジル)オキシ]カルボニ
ル]シクロヘキルアミンを用いたが、N−[[(2,6
−ジニトロフェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニ
ル]シクロヘキルアミンを用いても、上記実施例と同様
の効果が得られる。
【0033】(実施例2)実施例1と同様にして、シリ
コン基板上にレジスト膜2を作成し、露光、ベークを行
う。次に露光したレジスト膜をビス(ジメチルアミノ)
ジメチルシラン10%、キシレン87%、N−メチル−
2−ピロリドン3%からなる混合溶液に室温で90秒間
浸漬し、次いでレジスト膜をキシレンでリンスすること
により露光領域を選択的にシリル化した。その後、O2
−ECR(Powur=50W、圧力5mTorr、温
度=−50℃、時間=90秒)によりエッチングを行っ
た結果、0.22μmL/Sの矩形パターンが得られ
た。
コン基板上にレジスト膜2を作成し、露光、ベークを行
う。次に露光したレジスト膜をビス(ジメチルアミノ)
ジメチルシラン10%、キシレン87%、N−メチル−
2−ピロリドン3%からなる混合溶液に室温で90秒間
浸漬し、次いでレジスト膜をキシレンでリンスすること
により露光領域を選択的にシリル化した。その後、O2
−ECR(Powur=50W、圧力5mTorr、温
度=−50℃、時間=90秒)によりエッチングを行っ
た結果、0.22μmL/Sの矩形パターンが得られ
た。
【0034】(比較例1)比較例1として、実施例1に
おいて光塩基発生剤としての[[(2,6−ジニトロベ
ンジル)オキシ]カルボニル]シクロヘキルアミンを含
有しないレジスト溶液を調製し、実施例1と同様にして
レジストパターンを形成した。その結果、0.25μm
L/Sまでしか解像しなかった。
おいて光塩基発生剤としての[[(2,6−ジニトロベ
ンジル)オキシ]カルボニル]シクロヘキルアミンを含
有しないレジスト溶液を調製し、実施例1と同様にして
レジストパターンを形成した。その結果、0.25μm
L/Sまでしか解像しなかった。
【0035】(実施例3)ノボラック樹脂(m−クレゾ
ールノボラック、MW=6500)20g、1,2−ナ
フトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル4g、
[[(2,6−ジニトロベンジル)オキシ]カルボニ
ル]シクロヘキルアミン1g、分子内に2つ以上のヒド
ロキシ基を有する化合物として2,2′,4,4′−テ
トラヒドロキシベンゾフェノン4gを乳酸エチル71g
に溶解し、さらに0.2μm孔メンブレンフィルターで
ろ過し、レジスト溶液を調製した。得られた溶液を実施
例1と同様にシリコン基板上に回転塗布し、ホットプレ
ート上で90℃、60秒ベークを行い、厚さ1.0μm
のレジスト膜を形成した。
ールノボラック、MW=6500)20g、1,2−ナ
フトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル4g、
[[(2,6−ジニトロベンジル)オキシ]カルボニ
ル]シクロヘキルアミン1g、分子内に2つ以上のヒド
ロキシ基を有する化合物として2,2′,4,4′−テ
トラヒドロキシベンゾフェノン4gを乳酸エチル71g
に溶解し、さらに0.2μm孔メンブレンフィルターで
ろ過し、レジスト溶液を調製した。得られた溶液を実施
例1と同様にシリコン基板上に回転塗布し、ホットプレ
ート上で90℃、60秒ベークを行い、厚さ1.0μm
のレジスト膜を形成した。
【0036】このようにして作成した膜にKrFエキシ
マレーザを露光光源として、KrFエキシマステッパ
(開口数=0.50)を用いて露光した。露光後、17
0℃で2分間ベークし、更にレジスト膜を100℃に加
熱しながら、圧力20Torrのジメチルシリルジメチ
ルアミン蒸気中に1分間さらし、露光領域のレジストを
シリル化した。その後、O2 −ECR(Power=5
0W、圧力=5mTorr、温度=−50℃、時間=9
0秒)によりエッチングを行った結果、0.20μmL
/Sの矩形パターンが得られた。
マレーザを露光光源として、KrFエキシマステッパ
(開口数=0.50)を用いて露光した。露光後、17
0℃で2分間ベークし、更にレジスト膜を100℃に加
熱しながら、圧力20Torrのジメチルシリルジメチ
ルアミン蒸気中に1分間さらし、露光領域のレジストを
シリル化した。その後、O2 −ECR(Power=5
0W、圧力=5mTorr、温度=−50℃、時間=9
0秒)によりエッチングを行った結果、0.20μmL
/Sの矩形パターンが得られた。
【0037】なお、上記実施例3では、分子内に2つ以
上のヒドロキシ基を有する化合物に2,2′,4,4′
−テトラヒドロキシベンゾフェノンを用いたが、2,
3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンを用いても同様
の効果が得られる。
上のヒドロキシ基を有する化合物に2,2′,4,4′
−テトラヒドロキシベンゾフェノンを用いたが、2,
3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンを用いても同様
の効果が得られる。
【0038】(実施例4)実施例3と同様にして、レジ
スト膜を作成し、露光、ベークを行う。次に露光したレ
ジスト膜をビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン10
%、キシレン87%、N−メチル−2−ピロリドン3%
からなる混合溶液に室温で90秒間浸漬し、次いでレジ
スト膜をキシレンでリンスすることにより露光領域を選
択的にシリル化した。その後、O2 −ECR(Powe
r=50W、圧力=5mTorr、温度=−50℃、時
間=90秒)によりエッチングを行った結果、0.20
μmL/Sの矩形パターンが得られた。
スト膜を作成し、露光、ベークを行う。次に露光したレ
ジスト膜をビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン10
%、キシレン87%、N−メチル−2−ピロリドン3%
からなる混合溶液に室温で90秒間浸漬し、次いでレジ
スト膜をキシレンでリンスすることにより露光領域を選
択的にシリル化した。その後、O2 −ECR(Powe
r=50W、圧力=5mTorr、温度=−50℃、時
間=90秒)によりエッチングを行った結果、0.20
μmL/Sの矩形パターンが得られた。
【0039】(実施例5)ポリビニルフェノール(MW
=34000)20g、分子内に2つ以上のヒドロキシ
基を有する化合物として2,2′,4,4′−テトラヒ
ドロキシベンゾフェノン5gを乳酸エチル75gに溶解
し、さらに0.2μm孔メンブレンフィルターでろ過
し、レジスト溶液を調製した。得られた溶液をシリコン
基板上に回転塗布し、ホットプレート上で100℃、6
0秒ベークを行い、厚さ0.7μmのレジスト膜を形成
した。このようにして作成した膜を100℃に加熱しな
がら、圧力10Torrのジメチルシリルジメチルアミ
ン蒸気中に、1分間さらし、レジスト膜を全面シリル化
した。
=34000)20g、分子内に2つ以上のヒドロキシ
基を有する化合物として2,2′,4,4′−テトラヒ
ドロキシベンゾフェノン5gを乳酸エチル75gに溶解
し、さらに0.2μm孔メンブレンフィルターでろ過
し、レジスト溶液を調製した。得られた溶液をシリコン
基板上に回転塗布し、ホットプレート上で100℃、6
0秒ベークを行い、厚さ0.7μmのレジスト膜を形成
した。このようにして作成した膜を100℃に加熱しな
がら、圧力10Torrのジメチルシリルジメチルアミ
ン蒸気中に、1分間さらし、レジスト膜を全面シリル化
した。
【0040】その後、O2 −ECR(Power=50
W、圧力=5mTorr、温度=−50℃)によりエッ
チングを行った。その結果、レジスト膜を全てエッチン
グするのに600秒を要した。比較例として、2,
2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフノンを含ま
ないレジスト溶液を調製し、同様の条件で、製膜、エッ
チングを行った。その結果、レジスト膜を全てエッチン
グするのに要した時間は400秒であった。このことか
ら、本実施例5の感光性組成物(レジスト)は、酸素プ
ラズマに対する耐性が優れていることが明らかとなっ
た。
W、圧力=5mTorr、温度=−50℃)によりエッ
チングを行った。その結果、レジスト膜を全てエッチン
グするのに600秒を要した。比較例として、2,
2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフノンを含ま
ないレジスト溶液を調製し、同様の条件で、製膜、エッ
チングを行った。その結果、レジスト膜を全てエッチン
グするのに要した時間は400秒であった。このことか
ら、本実施例5の感光性組成物(レジスト)は、酸素プ
ラズマに対する耐性が優れていることが明らかとなっ
た。
【0041】尚、分子内に2つ以上のヒドロキシ基を有
する化合物として、2,3,4′−トリヒドロキシベン
ゾフェノンを用いても同様の効果が得られた。
する化合物として、2,3,4′−トリヒドロキシベン
ゾフェノンを用いても同様の効果が得られた。
【0042】(実施例6)図2(a)〜(d)は本発明
の実施例6を説明する為の半導体チップの断面図であ
る。まず、ポリビニルフェノール(MW=34000)
20g、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾ
フェノン5gを乳酸エチル75gに溶解し、さらに0.
2μm孔メンブレンフィルターでろ化し、レジスト溶液
を調製した。得られた溶液を図2(a)に示すように、
シリコン基板1上に回転塗布し、ホットプレート上で1
00℃、60秒ベークを行い、厚さ0.7μmのレジス
ト膜12を形成した。
の実施例6を説明する為の半導体チップの断面図であ
る。まず、ポリビニルフェノール(MW=34000)
20g、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾ
フェノン5gを乳酸エチル75gに溶解し、さらに0.
2μm孔メンブレンフィルターでろ化し、レジスト溶液
を調製した。得られた溶液を図2(a)に示すように、
シリコン基板1上に回転塗布し、ホットプレート上で1
00℃、60秒ベークを行い、厚さ0.7μmのレジス
ト膜12を形成した。
【0043】次に図2(b)に示すように、レジスト膜
12にArFエキシマレーザを露光光源として、密着露
光すると露光部に樹脂の架橋領域12Aが形成される。
次に図2(c)に示すように、レジスト膜を100℃に
加熱しながら、圧力10Torrのジメチルシリルジメ
チルアミン蒸気中に1分間さらし、未露光領域のレジス
ト膜12の表面にシリル化領域12Bを形成した。次に
図2(d)に示すように、O2 −ECR(Power=
50W、圧力=5mTorr、温度−50℃、時間=9
0秒)によりエッチングを行った結果、0.18μmL
/Sの矩形パターンが得られた。
12にArFエキシマレーザを露光光源として、密着露
光すると露光部に樹脂の架橋領域12Aが形成される。
次に図2(c)に示すように、レジスト膜を100℃に
加熱しながら、圧力10Torrのジメチルシリルジメ
チルアミン蒸気中に1分間さらし、未露光領域のレジス
ト膜12の表面にシリル化領域12Bを形成した。次に
図2(d)に示すように、O2 −ECR(Power=
50W、圧力=5mTorr、温度−50℃、時間=9
0秒)によりエッチングを行った結果、0.18μmL
/Sの矩形パターンが得られた。
【0044】(実施例7)実施例6と同様にレジスト膜
12を製膜し、密着露光した後、レジスト膜12をビス
(ジメチルアミノ)ジメチルシラン10%、キシレン8
7%、N−メチルピロリドン3%からなる混合溶液に室
温で90秒間浸漬し、次いでレジスト膜をキシレンでリ
ンスすることにより未露光領域を選択的にシリル化し
た。その後、O2 −ECR(Power=50W、圧力
=5mTorr、温度=−50℃、時間=90秒)によ
りエッチングを行った結果、0.19μmL/Sの矩形
パターンが得られた。
12を製膜し、密着露光した後、レジスト膜12をビス
(ジメチルアミノ)ジメチルシラン10%、キシレン8
7%、N−メチルピロリドン3%からなる混合溶液に室
温で90秒間浸漬し、次いでレジスト膜をキシレンでリ
ンスすることにより未露光領域を選択的にシリル化し
た。その後、O2 −ECR(Power=50W、圧力
=5mTorr、温度=−50℃、時間=90秒)によ
りエッチングを行った結果、0.19μmL/Sの矩形
パターンが得られた。
【0045】(比較例2)比較例2として、実施例6に
おいて2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノンを含有しないレジスト溶液を調製し、実施例6と
同様にしてレジストパターンを形成した。その結果、
0.23μmL/Sまでしか解像しなかった。
おいて2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノンを含有しないレジスト溶液を調製し、実施例6と
同様にしてレジストパターンを形成した。その結果、
0.23μmL/Sまでしか解像しなかった。
【0046】(実施例8)ポリビニルフェノール(MW
=34000)20gを乳酸エチル80gに溶解し、さ
らに0.2μm孔メンブレンフィルターでろ過し、レジ
スト溶液を調製した。得られた溶液をシリコン基板上に
回転塗布しホットプレート上で100℃、60秒ベーク
を行い、厚さ0.7μmのレジスト膜を形成した。次に
レジスト膜を水蒸気に30秒曝し、その後多官能性シリ
ル化剤としてビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン1
0%、キシレン87%、N−メチルピロリドン3%から
なる混合溶液に室温で90秒間浸漬し、次いでレジスト
膜をキシレンでリンスすることによりレジスト膜をシリ
ル化した。その後、O2 −ECR(Power=50
W、圧力=5mTorr、温度=−50℃)によりエッ
チングを行った。その結果、レジスト膜を全てエッチン
グするのに530秒を要した。実施例5に示したよう
に、水蒸気処理をしない場合は、エッチングに要した時
間は400秒であったことから、本実施例8の感光性組
成物(レジスト)は、酸素プラズマに対する耐性が優れ
ていることが明らかとなった。
=34000)20gを乳酸エチル80gに溶解し、さ
らに0.2μm孔メンブレンフィルターでろ過し、レジ
スト溶液を調製した。得られた溶液をシリコン基板上に
回転塗布しホットプレート上で100℃、60秒ベーク
を行い、厚さ0.7μmのレジスト膜を形成した。次に
レジスト膜を水蒸気に30秒曝し、その後多官能性シリ
ル化剤としてビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン1
0%、キシレン87%、N−メチルピロリドン3%から
なる混合溶液に室温で90秒間浸漬し、次いでレジスト
膜をキシレンでリンスすることによりレジスト膜をシリ
ル化した。その後、O2 −ECR(Power=50
W、圧力=5mTorr、温度=−50℃)によりエッ
チングを行った。その結果、レジスト膜を全てエッチン
グするのに530秒を要した。実施例5に示したよう
に、水蒸気処理をしない場合は、エッチングに要した時
間は400秒であったことから、本実施例8の感光性組
成物(レジスト)は、酸素プラズマに対する耐性が優れ
ていることが明らかとなった。
【0047】(実施例9)実施例8と同様の方法で、厚
さ0.7μmのレジスト膜を形成した。そして作成した
レジスト膜にArFエキシマレーザを露光光源として、
密着露光した。次にレジスト膜を水蒸気に30秒曝し、
その後ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン10%、
キシレン87%、N−メチルピロリドン3%からなる混
合溶液に室温で90秒間浸漬し、次いでレジスト膜をキ
シレンでリンスすることによりレジスト膜をシリル化し
た。その後、O2 −ECR(Power=50W、圧力
=5mTorr、温度=−50℃)によりエッチングを
行った。その結果、0.19μmL/Sの矩形パターン
が得られた。
さ0.7μmのレジスト膜を形成した。そして作成した
レジスト膜にArFエキシマレーザを露光光源として、
密着露光した。次にレジスト膜を水蒸気に30秒曝し、
その後ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン10%、
キシレン87%、N−メチルピロリドン3%からなる混
合溶液に室温で90秒間浸漬し、次いでレジスト膜をキ
シレンでリンスすることによりレジスト膜をシリル化し
た。その後、O2 −ECR(Power=50W、圧力
=5mTorr、温度=−50℃)によりエッチングを
行った。その結果、0.19μmL/Sの矩形パターン
が得られた。
【0048】(実施例10)実施例8と同様の方法で、
厚さ0.7μmのレジスト膜を形成した。次にレジスト
膜をビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン10%、キ
シレン87%、N−メチルピロリドン3%からなる混合
溶液に室温で90秒間浸漬し、次いでレジスト膜をキシ
レンでリンスし、その後、トリメチルシラノール20
%、N−メチルピロリドン4%、キシレン76%からな
る混合溶液に室温で60秒間浸漬し、更にキシレンでリ
ンスし、レジスト膜をシリル化した。その後、O2 −E
CR(Power=50W、圧力=5mTorr、温度
=−50℃)によりエッチングを行った。その結果、レ
ジスト膜を全てエッチングするのに500秒を要した。
実施例5に示したように、シラノール化合物の処理をし
ない場合は、エッチングに要した時間は400秒であっ
たことから、実施例10の感光性組成物(レジスト)
は、酸素プラズマに対する耐性が優れていることが明ら
かとなった。
厚さ0.7μmのレジスト膜を形成した。次にレジスト
膜をビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン10%、キ
シレン87%、N−メチルピロリドン3%からなる混合
溶液に室温で90秒間浸漬し、次いでレジスト膜をキシ
レンでリンスし、その後、トリメチルシラノール20
%、N−メチルピロリドン4%、キシレン76%からな
る混合溶液に室温で60秒間浸漬し、更にキシレンでリ
ンスし、レジスト膜をシリル化した。その後、O2 −E
CR(Power=50W、圧力=5mTorr、温度
=−50℃)によりエッチングを行った。その結果、レ
ジスト膜を全てエッチングするのに500秒を要した。
実施例5に示したように、シラノール化合物の処理をし
ない場合は、エッチングに要した時間は400秒であっ
たことから、実施例10の感光性組成物(レジスト)
は、酸素プラズマに対する耐性が優れていることが明ら
かとなった。
【0049】(合成例1)1−ジメチルアミノ−1,
3,3,3−テトラメチルジシロキサンの合成を次のよ
うにして行った。
3,3,3−テトラメチルジシロキサンの合成を次のよ
うにして行った。
【0050】温度計、滴下ロート、還流管を付けた10
0ml三口フラスコに、ビス(ジメチルアミノ)メチル
シラン25g(0.19mol)を加えて氷冷する。そ
こにトリメチルシラノール17g(0.19mol)を
滴下ロートからゆっくり滴下した。滴下終了後、氷水浴
中で1時間反応させた。その後、混合物を減圧下蒸留す
ることにより1−ジメチルアミノ−1,3,3,3−テ
トラメチルジシロキサンを16.7g(収率50%)を
得た。この物質のbpは34〜35℃(25mmH
g),IR(cm-1)は2950(νC−H)、215
0(νSi−H)、1060(νSi−O−Si)、1
255(νSi−Me)であった。
0ml三口フラスコに、ビス(ジメチルアミノ)メチル
シラン25g(0.19mol)を加えて氷冷する。そ
こにトリメチルシラノール17g(0.19mol)を
滴下ロートからゆっくり滴下した。滴下終了後、氷水浴
中で1時間反応させた。その後、混合物を減圧下蒸留す
ることにより1−ジメチルアミノ−1,3,3,3−テ
トラメチルジシロキサンを16.7g(収率50%)を
得た。この物質のbpは34〜35℃(25mmH
g),IR(cm-1)は2950(νC−H)、215
0(νSi−H)、1060(νSi−O−Si)、1
255(νSi−Me)であった。
【0051】(実施例11)ポリビニルフェノール(M
W−34000)20gを乳酸エチル85gに溶解し、
さらに0.2μm孔メンブレンフィルターでろ過し、レ
ジスト溶液を調製した。得られた溶液をシリコン基板上
に回転塗布し、ホットプレート上で100℃、60秒ベ
ークを行い、厚さ0.7μmのレジスト膜を形成した。
このようにして作成したレジスト膜のFTIRスペクト
ルを測定した。次にレジスト膜を、合成例1で得た1−
ジメチルアミノ−1,3,3,3−テトラメチルジシロ
キサン10%、キシレン87%、N−メチルピロリドン
3%からなる混合溶液に室温で120秒間浸漬し、次い
でキシレンでリンスすることにより膜を全面シリル化し
た。そしてシリル化後のFTIRスペクトルを測定し
た。その時のFTIR差スペクトルを図3に示す。図3
から、シリル化後、Si−O−Si結合に由来する10
68cm-1の吸収が増大していた。この結果から、1−
ジメチルアミノ−1,3,3,3−テトラメチルジシロ
キサンを用いたシリル化では、樹脂(ポリビニルフェノ
ール)のヒドロキシル基1つに対し、複数個の珪素原子
が導入されていることが明らかとなった。
W−34000)20gを乳酸エチル85gに溶解し、
さらに0.2μm孔メンブレンフィルターでろ過し、レ
ジスト溶液を調製した。得られた溶液をシリコン基板上
に回転塗布し、ホットプレート上で100℃、60秒ベ
ークを行い、厚さ0.7μmのレジスト膜を形成した。
このようにして作成したレジスト膜のFTIRスペクト
ルを測定した。次にレジスト膜を、合成例1で得た1−
ジメチルアミノ−1,3,3,3−テトラメチルジシロ
キサン10%、キシレン87%、N−メチルピロリドン
3%からなる混合溶液に室温で120秒間浸漬し、次い
でキシレンでリンスすることにより膜を全面シリル化し
た。そしてシリル化後のFTIRスペクトルを測定し
た。その時のFTIR差スペクトルを図3に示す。図3
から、シリル化後、Si−O−Si結合に由来する10
68cm-1の吸収が増大していた。この結果から、1−
ジメチルアミノ−1,3,3,3−テトラメチルジシロ
キサンを用いたシリル化では、樹脂(ポリビニルフェノ
ール)のヒドロキシル基1つに対し、複数個の珪素原子
が導入されていることが明らかとなった。
【0052】(比較例3)比較例3として、実施例11
と同様にして、但しレジスト膜のシリル化を100℃に
加熱しながら、10Torrのジメチルシリルジメチル
アミン蒸気に、2分間曝すことにより行った。その結
果、FTIR差スペクトルにおいて、Si−O−Si結
合に由来する吸収がなかった。このことからジメチルシ
リルジメチルアミンを用いたシリル化では、樹脂のヒド
ロキシル基1つに対し、1個の珪素原子しか導入されて
いないことが明らかであった。
と同様にして、但しレジスト膜のシリル化を100℃に
加熱しながら、10Torrのジメチルシリルジメチル
アミン蒸気に、2分間曝すことにより行った。その結
果、FTIR差スペクトルにおいて、Si−O−Si結
合に由来する吸収がなかった。このことからジメチルシ
リルジメチルアミンを用いたシリル化では、樹脂のヒド
ロキシル基1つに対し、1個の珪素原子しか導入されて
いないことが明らかであった。
【0053】(実施例12)実施例11と同様にして、
レジスト膜をシリル化した。次に、日新ハイボルテージ
(株)製後方散乱測定装置AN−2500(入射イオ
ン:4 He+ 、入射エネルギー:2MeV、ビーム電
流:1nA)を用いてラザフォード後方散乱分析(以下
RBSと略す)を行い、シリル化層のSi濃度を測定し
た。その結果を表1に示す。
レジスト膜をシリル化した。次に、日新ハイボルテージ
(株)製後方散乱測定装置AN−2500(入射イオ
ン:4 He+ 、入射エネルギー:2MeV、ビーム電
流:1nA)を用いてラザフォード後方散乱分析(以下
RBSと略す)を行い、シリル化層のSi濃度を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0054】(比較例4)比較例4として、レジスト膜
を100℃に加熱しながら、10Torrのジメチルシ
リルジメチルアミン蒸気に、2分間曝してシリル化した
レジスト膜のRBSも行った。その結果を表1に示す。
を100℃に加熱しながら、10Torrのジメチルシ
リルジメチルアミン蒸気に、2分間曝してシリル化した
レジスト膜のRBSも行った。その結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】これらの結果から、1−ジメチルアミノ−
1,3,3,3−テトラメチルジシロキサンを用いたシ
リル化では、従来の方法に比べて、シリル化された領域
のSi濃度が高いことが明らかとなった。
1,3,3,3−テトラメチルジシロキサンを用いたシ
リル化では、従来の方法に比べて、シリル化された領域
のSi濃度が高いことが明らかとなった。
【0057】(実施例13)ポリビニルフェノール(M
W=34000)20gを乳酸エチル85gに溶解し、
さらに0.2μm孔メンブレンフィルターでろ過し、レ
ジスト溶液を調製した。得られた溶液をシリコン基板上
に回転塗布し、ホットプレート上で100℃、60秒ベ
ークを行い、厚さ0.7μmのレジスト膜を形成した。
このようにして作成した膜にArFエキシマレーザを露
光光源として、密着露光した。露光後、レジスト膜を、
1−ジメチルアミノ−1,3,3,3−テトラメチルジ
シロキサン10%、キシレン87%、N−メチルピロリ
ドン3%からなる混合溶液に室温で120秒間浸漬し、
次いでレジスト膜をキシレンでリンスし、未露光領域の
レジストをシリル化した。その後、O2 −ECR(Po
wer=50W、圧力=5mTorr、温度=−50
℃、時間=90秒)によりエッチングを行った結果、
0.18μmL/Sの矩形パターンが得られた。
W=34000)20gを乳酸エチル85gに溶解し、
さらに0.2μm孔メンブレンフィルターでろ過し、レ
ジスト溶液を調製した。得られた溶液をシリコン基板上
に回転塗布し、ホットプレート上で100℃、60秒ベ
ークを行い、厚さ0.7μmのレジスト膜を形成した。
このようにして作成した膜にArFエキシマレーザを露
光光源として、密着露光した。露光後、レジスト膜を、
1−ジメチルアミノ−1,3,3,3−テトラメチルジ
シロキサン10%、キシレン87%、N−メチルピロリ
ドン3%からなる混合溶液に室温で120秒間浸漬し、
次いでレジスト膜をキシレンでリンスし、未露光領域の
レジストをシリル化した。その後、O2 −ECR(Po
wer=50W、圧力=5mTorr、温度=−50
℃、時間=90秒)によりエッチングを行った結果、
0.18μmL/Sの矩形パターンが得られた。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、分子内に2つ以上
のヒドロキシル基を有する化合物、かつ/或いは、光塩
基発生剤を含む本発明の感光性組成物は、シリル化後の
シリル化層の酸素プラズマに対する耐性が優れ、また微
細パターン形成能が優れており、シリル化用感光性組成
物として有効である。また、レジスト膜を水蒸気に曝す
工程を行った後、レジスト膜を多官能性のシリル化剤で
処理するシリル化方法、或いはレジスト膜を多官能性の
シリル化剤で処理した後、さらにシラノール化合物で処
理するシリル化方法、或いは分子内に珪素原子を複数有
するシリル化剤を用いたシリル化方法は、シリル化後の
シリル化層の酸素プラズマ耐性が優れており、レジスト
膜の微細パターン形成方法として有効である。
のヒドロキシル基を有する化合物、かつ/或いは、光塩
基発生剤を含む本発明の感光性組成物は、シリル化後の
シリル化層の酸素プラズマに対する耐性が優れ、また微
細パターン形成能が優れており、シリル化用感光性組成
物として有効である。また、レジスト膜を水蒸気に曝す
工程を行った後、レジスト膜を多官能性のシリル化剤で
処理するシリル化方法、或いはレジスト膜を多官能性の
シリル化剤で処理した後、さらにシラノール化合物で処
理するシリル化方法、或いは分子内に珪素原子を複数有
するシリル化剤を用いたシリル化方法は、シリル化後の
シリル化層の酸素プラズマ耐性が優れており、レジスト
膜の微細パターン形成方法として有効である。
【図1】本発明の実施例1を説明する為の半導体チップ
の断面図。
の断面図。
【図2】本発明の実施例6を説明する為の半導体チップ
の断面図。
の断面図。
【図3】本発明の実施例11におけるレジスト膜のFT
IR差スペクトルを示す図。
IR差スペクトルを示す図。
【図4】実施例に用いられる分子内に2つ以上のヒドロ
キシル基を有する化合物とシリル化剤との反応を示す
図。
キシル基を有する化合物とシリル化剤との反応を示す
図。
【図5】レジスト膜を水蒸気に曝した後、多官能性のシ
リル化剤で処理するシリル化方法における樹脂とシリル
化剤の反応を示す図。
リル化剤で処理するシリル化方法における樹脂とシリル
化剤の反応を示す図。
【図6】レジスト膜を多官能性のシリル化剤で処理した
後、さらシラノール化合物で処理するシリル化方法にお
ける樹脂とシリル化剤、及びシラノール化合物の反応を
示す図。
後、さらシラノール化合物で処理するシリル化方法にお
ける樹脂とシリル化剤、及びシラノール化合物の反応を
示す図。
1 シリコン基板 2,12 レジスト膜 2A 塩基発生領域 2B,12B シリル化領域 3 マスク 4 KrFエキシマレーザ光 5 シリル化用蒸気 12A 樹脂の架橋領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027 21/3065 H01L 21/302 H
Claims (9)
- 【請求項1】 シリル化用の感光性組成物を被加工基板
上に塗布し、プリベーク後露光し、つぎにシリル化剤を
用いて液相、又は気相でシリル化を行いシリル化領域を
形成し、さらに該シリル化領域をマスクとして前記感光
性組成物層をガスプラズマによりエッチングする微細パ
ターン形成方法において、前記感光性組成物中にシリル
化を促進する化合物を含有させるか、又は前記シリル化
剤として多官能性のシリル化剤を使用するか、又は前記
シリル化剤として分子中に珪素原子を複数有するシリル
化剤を使用することを特徴とする微細パターン形成方
法。 - 【請求項2】 シリル化を促進する化合物が、分子内に
2つ以上のヒドロキシル基を有する化合物である請求項
1記載の微細パターン形成方法。 - 【請求項3】 シリル化を促進する化合物であって分子
内に2つ以上のヒドロキシ基を有する化合物を含むこと
を特徴とするシリル化用感光性組成物。 - 【請求項4】 シリル化を促進する化合物が、露光によ
り塩基を発生する光塩基発生剤である請求項1記載の微
細パターン形成方法。 - 【請求項5】 シリル化を促進する化合物が、一般式
(1)で表され露光により塩基を発生する光塩基発生剤
である請求項1記載の微細パターン形成方法。 (但し、R1 は水素又はニトロ基、R2 は水素又はアリ
ール基、R3 ,R4 は炭素数1〜6の直鎖状、分岐上、
または環状アルキル基を表す。) - 【請求項6】 シリル化を促進する化合物であって、露
光により塩基を発生する化合物を含むことを特徴とする
シリル化用感光性組成物。 - 【請求項7】 シリル化する工程が感光性組成物層を水
蒸気に曝す工程と該感光性組成物層を多官能性のシリル
化剤で処理する工程とを含む請求項1記載の微細パター
ン形成方法。 - 【請求項8】 シリル化する工程が感光性組成物層を多
官能性のシリル化剤で処理する工程と、該感光性組成物
層をシラノール化合物で処理する工程とを含む請求項1
記載の微細パターン形成方法。 - 【請求項9】 分子中に珪素原子を複数有するシリル化
剤が、一般式(2)で表されるシリル化剤である請求項
1記載の微細パターン形成方法。 (但し、Meはメチル基、R1 は水素原子またはメチル
基、R2 はメチル基またはエチル基を表す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7155820A JP2705646B2 (ja) | 1994-11-11 | 1995-06-22 | 微細パターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-277458 | 1994-11-11 | ||
| JP27745894 | 1994-11-11 | ||
| JP7155820A JP2705646B2 (ja) | 1994-11-11 | 1995-06-22 | 微細パターン形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08190204A true JPH08190204A (ja) | 1996-07-23 |
| JP2705646B2 JP2705646B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=26483731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7155820A Expired - Fee Related JP2705646B2 (ja) | 1994-11-11 | 1995-06-22 | 微細パターン形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2705646B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6475904B2 (en) * | 1998-12-03 | 2002-11-05 | Advanced Micro Devices, Inc. | Interconnect structure with silicon containing alicyclic polymers and low-k dielectric materials and method of making same with single and dual damascene techniques |
| CN101452225B (zh) | 2007-12-07 | 2011-12-07 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 光刻胶掩模图形的显影方法 |
| WO2017115601A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 富士フイルム株式会社 | 処理液、パターン形成方法、及び電子デバイスの製造方法 |
Citations (9)
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|---|---|---|---|---|
| JPS62297837A (ja) * | 1986-06-10 | 1987-12-25 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | 熱安定性の高い多層レジスト・マスクの形成方法 |
| JPS6378540A (ja) * | 1986-09-17 | 1988-04-08 | ブリューワ サイエンス インコーポレイテッド | 付着促進剤及び集積回路基板の処理方法 |
| JPH025060A (ja) * | 1988-02-22 | 1990-01-09 | Ucb Sa | レジストパターンを得る方法 |
| JPH02127645A (ja) * | 1988-11-08 | 1990-05-16 | Fujitsu Ltd | ポジ型パターンの形成方法 |
| JPH02187766A (ja) * | 1989-01-14 | 1990-07-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | レジストパターンの形成方法 |
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| JPH06148887A (ja) * | 1991-01-28 | 1994-05-27 | Oki Electric Ind Co Ltd | 感光性樹脂組成物 |
| JPH06273936A (ja) * | 1993-03-19 | 1994-09-30 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂組成物およびこれを使用したパターン形成方法 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP7155820A patent/JP2705646B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6475904B2 (en) * | 1998-12-03 | 2002-11-05 | Advanced Micro Devices, Inc. | Interconnect structure with silicon containing alicyclic polymers and low-k dielectric materials and method of making same with single and dual damascene techniques |
| CN101452225B (zh) | 2007-12-07 | 2011-12-07 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 光刻胶掩模图形的显影方法 |
| WO2017115601A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 富士フイルム株式会社 | 処理液、パターン形成方法、及び電子デバイスの製造方法 |
| JPWO2017115601A1 (ja) * | 2015-12-28 | 2018-09-06 | 富士フイルム株式会社 | 処理液、パターン形成方法、及び電子デバイスの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2705646B2 (ja) | 1998-01-28 |
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