JPH08192586A - 印刷板基材の表面を機械的に粗面化する方法およびその方法を実行するためのシリンダーブラシ - Google Patents

印刷板基材の表面を機械的に粗面化する方法およびその方法を実行するためのシリンダーブラシ

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JPH08192586A
JPH08192586A JP7255054A JP25505495A JPH08192586A JP H08192586 A JPH08192586 A JP H08192586A JP 7255054 A JP7255054 A JP 7255054A JP 25505495 A JP25505495 A JP 25505495A JP H08192586 A JPH08192586 A JP H08192586A
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JP7255054A
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Stephan J W Platzer
ステファン、ジェイ.ダブリュ.プラッツァー
Walter Mackert
バルター、マッケルト
Rudolf Neubauer
ルドルフ、ノイバウアー
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Hoechst AG
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N3/00Preparing for use and conserving printing surfaces
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B29/00Machines or devices for polishing surfaces on work by means of tools made of soft or flexible material with or without the application of solid or liquid polishing agents
    • B24B29/005Machines or devices for polishing surfaces on work by means of tools made of soft or flexible material with or without the application of solid or liquid polishing agents using brushes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 著しい配向がなく、非常に均一な中央線平均
値が得られ、シリンダーブラシ材料の摩耗が少ない印刷
板基材表面粗面化法の提供。 【解決手段】 アルミニウムまたはアルミニウム合金を
含んでなる印刷板基材表面の機械的粗面化を、有機繊維
22および金属ワイヤ33の束を有するブラシ列2、3
が表面7上に並んで配置されているシリンダーブラシ1
を使用する湿式ブラシ処理により行なう、印刷板基材の
表面を機械的に粗面化する方法およびその方法を実行す
るためのシリンダーブラシ。湿式ブラシ処理に使用する
懸濁液は水中に5〜80重量%の摩耗性粒子を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、アルミニウムまたはアルミニウ
ム合金を含んでなる印刷板基材の表面を湿式ブラシ処理
により機械的に粗面化する方法およびその方法を実行す
るためのシリンダーブラシに関する。
【0002】感光性印刷板用基材の製造には、基材表面
を粗面化する必要があるが、これは一般的に最初に機械
的に、次いで電解質中で電気化学的に、粗面化すること
により行なわれる。機械的粗面化は、ワイヤブラシ、サ
ンドブラスト、湿式および乾式ブラシ処理技術、ボール
ミリングおよび類似の技術により行なうことができる。
【0003】印刷工程は、実質的に平らな表面を有する
印刷板を使用して行なう。印刷板は、印刷区域では油性
の印刷インクだけを受け入れ、水をはじき、非印刷区域
では反対に水を受け入れ、印刷インクをはじく印刷表面
を与える様に、粗面化および化学処理、すなわち溶液中
における純粋な化学処理または電気化学的処理、により
製造される。印刷工程を実行するには、処理した印刷板
を湿し、印刷インクを塗布する。オフセット印刷では、
印刷板をゴム製のブランケットに押し付け、そのブラン
ケットが印刷インクの付いた印刷画像を印刷すべき紙に
転写するが、直接印刷の場合は、印刷板が紙に直接押し
付けられる。知覚し得る優先方向が無い高品質画像が望
ましい。印刷板の表面が不均質な構造を有する場合、好
ましくない方向が生じることがある。さらに、同じ印刷
板および同じ型の印刷板を使用した場合に、常に一定し
た高品質画像を製造することが望ましい。印刷板表面の
品質が一定していない場合、あるいは印刷板表面が長時
間の印刷中にその表面品質を維持できない場合、再現性
のない画像が生じることがある。
【0004】感光性印刷板は、一般的にアルミニウムま
たはアルミニウム合金を含んでなる、粗面化した基材に
感光層を施すことにより製造される。すでに上に述べた
様に、表面は機械的に、純粋に化学的に、または電気化
学的に、あるいはこれら技術の2または3種類を組み合
わせることにより、粗面化される。粗面化の後には通
常、エッチ処理、陽極酸化および必要に応じて表面を親
水性にする処理を行なう。最後に、粗面化した表面に感
光層を施し、予め増感した印刷板を形成する。写真製版
した印刷板を得るために、この板を化学放射線で像様露
光し、現像し、保存しておき、次いで印刷機械に取り付
けて印刷する。
【0005】すでに上に述べた様に、印刷板用基材の表
面を粗面化する分野では多くの処理方法が公知である
が、これらの幾つかには欠点がある。例えば、ボールミ
リングの場合、基材の縁部は基材中央部の粗さとは異な
った粗さを有するので、基材の幅全体にわたって一様な
粗さを確保するためには、板の縁部を切り取る必要があ
る。ワイヤブラシによるブラシ処理は、粗さがワイヤブ
ラシの回転方向で配向する、という問題を生じる。ワイ
ヤブラシ処理した材料の特性中央線平均値Ra は、基材
ストリップの進行方向で0.25μm、ストリップ走行
方向に対して横方向で0.45μmであるので、互いに
直角な2つの方向間で全体的に50%の差がある。
【0006】基材をサンドブラストする場合、摩耗性の
砂粒子のためにスプレージェットが著しく消耗し、頻繁
に交換しなければならない。電気化学的粗面化では、電
気エネルギー消費量が高く、溶解したアルミニウムイオ
ンを含む酸含有溶液を廃棄する問題がある。純粋に化学
的な粗面化を考える場合、薬品浴中の基材の滞留時間
が、電気化学的粗面化と比較して割合に長い。
【0007】小さな摩耗性粒子が水溶液中に分散してい
る懸濁液で湿式ブラシ処理する場合、ブラシまたは一式
のブラシにより該懸濁液が基材の表面に対して擦り付け
られる。ブラシの剛毛は通常プラスチック、例えばナイ
ロンまたはポリプロピレン、を含んでなり、湿式ブラシ
処理は所望の表面粗さに達するまで行なわれる。この場
合の欠点は、プラスチックの剛毛が著しく摩耗し、基材
の縁部が剛毛を切断するので、縁部区域の剛毛がブラシ
の他の部分よりも著しく短くなることである。次いで、
より幅の広い基材をブラシ処理する場合、これらの縁部
区域では短い剛毛が幅の広い基材ストリップを十分に粗
面化できないので、他の区域と比較して粗面化の程度が
著しく低くなる。
【0008】湿式ブラシ処理でプラスチックブラシの代
わりにワイヤブラシを使用すると、上記の欠点が生じ、
基材表面は、粗さが均一にならず、優先配向が生じる。
基材表面の粗さも、剛毛の摩耗により変動する。
【0009】アルミニウム基材の湿式ブラシ処理は、例
えば米国特許第3,929,591号第4欄第33行か
ら第5欄第8行、および第4,477,317号第2欄
第55行から第3欄第5行に記載されている。
【0010】米国特許第4,714,528号第4欄第
45〜66行は、湿式ブラシ処理に使用するシリンダー
ブラシが記載されている。アルミニウム、またはアルミ
ニウム99重量%および少量のケイ素、鉄、銅、亜鉛、
マンガン、マグネシウム、クロム、鉛、ビスマス、カル
シウム、インジウム、ガリウム、ニッケル、等を含むア
ルミニウム合金を含んでなる基材が、基材表面に対して
ある角度で作用する、高液体圧下にある懸濁液で処理さ
れる。懸濁液は、摩耗性物質の細かく粉砕した粉体を含
み、所望により、さらに酸またはアルカリを含むことが
できる。この懸濁液による粗面化工程に続いてブラシ処
理を行なうが、そのシリンダーブラシはナイロン繊維、
ポリプロピレン繊維、動物の毛、スチールワイヤ、等を
含んでなり、繊維または剛毛は、一様な長さを有し、シ
リンダーブラシの基底部全体に一様に取り付けられてい
る。剛毛または繊維の長さは10〜150mmであり、個
々の繊維またはワイヤの直径は0.1〜1.5mmであ
る。シリンダーブラシは毎分200〜2000回転の速
度で運転される。基材がシリンダーブラシを通過する前
に、摩耗性懸濁液が高液体圧下でスプレーノズルを通し
て基材上に吹き付けられ、シリンダーブラシが基材に押
し付けられ、基材表面が支持ロールとシリンダーブラシ
の間で一定圧で粗面化される。粗面化の後、アルミニウ
ム基材の粗面化された表面は、中央線平均値Ra が0.
3〜約1.2μm、特に0.35〜0.8μm、であ
る。
【0011】本発明の目的は、著しい配向がなく、非常
に均一な中央線平均値が得られ、公知のシリンダーブラ
シと比較してシリンダーブラシ材料の摩耗が非常に僅か
になる様に、印刷板用基材を粗面化する湿式ブラシ処理
方法を改良し、さらに発展させることである。また本発
明の範囲内で、本方法に使用され、一定した中央線平均
値を有すると共に、従来のシリンダーブラシよりも耐用
寿命が長いシリンダーブラシを提供する。
【0012】この目的は、本方法により、摩耗性粒子5
〜80重量%を含む水性懸濁液で湿式ブラシ処理を行な
い、同時に、並んで配置された有機繊維および金属ワイ
ヤを使用することにより、達成される。
【0013】本方法の一実施態様では、有機繊維の金属
ワイヤに対する比率は0.01〜10である。好ましく
は、有機繊維の金属ワイヤに対する比率は0.05〜
5、特に0.1〜1.0、である。
【0014】本方法の別の実施態様では、懸濁液中の粒
子径は1〜500μm、特に20〜50μm、である。
湿式ブラシ処理は、印刷板基材の走行方向で、および走
行方向に対して横方向で機械的に測定した中央線平均値
R(center line average value) a の相互の差が、走行
方向におけるRa に対して14%以下になる様に行な
う。走行方向における中央線平均値Ra は0.32〜
0.47μmであり、走行方向に対して横方向における
中央線平均値Ra は0.35〜0.50μmである。一
般的に、中央線平均値Ra は2方向のそれぞれで0.2
〜0.6μmである。
【0015】本方法の他の実施態様は請求項7および8
に記載する。
【0016】本方法を実行するための、ブラシ列により
占められた表面を有するシリンダーブラシは、ブラシ列
が繊維とワイヤの両方を含むこと、および繊維の材料が
ワイヤの材料と異なることを特徴とする。シリンダーブ
ラシの別の実施態様では、2つの群のブラシ列がシリン
ダー表面全体に配置され、各群のブラシ列が、繊維また
はワイヤの形態の、ある一定の材料を含んでなり、ブラ
シ列が、第一の数の、一方の群のブラシ列、および第二
の数の、別の群のブラシ列を含んでなる反復パターンを
形成する。また、個々のブラシ列が繊維およびワイヤの
混合物を含み、繊維材料がワイヤ材料と異なることも可
能である。
【0017】本発明の他の実施態様では、ある群のブラ
シ列の材料が重合体であり、他の群のブラシ列の材料が
金属である。
【0018】本発明のシリンダーブラシのその他の詳細
は、請求項12および14〜21の特徴から明らかであ
る。
【0019】以下に、図面を参照しながら本発明を詳細
に説明する。
【0020】ブラシ列2および3はシリンダーブラシ1
のシリンダー表面7全体に分布しており、該ブラシ列の
それぞれの第一繊維および第一ワイヤの全面を図1に示
す。個々のブラシ列2または3は、図1を見ている方向
に一列に並んで配置され、図1の平面に対して直角に走
るシリンダーブラシ1の全幅にわたって伸びる、数多く
の繊維またはワイヤを含んでなる。ブラシ列2の群4の
繊維は、図1に示す様に、別の群5のワイヤよりも太い
重合体繊維である。ブラシ列2の重合体は、ポリアミ
ド、ポリアクリロニトリル、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリイミド、ポリオレフィン、ポリプロピレン、ポ
リウレタン、ポリ塩化ビニルおよびセルロース誘導体か
らなる群から選択する。ブラシ列2に好ましい繊維材料
は、ポリアミド、例えばナイロン6、ナイロン6.6、
ナイロン6.10およびナイロン6.12、である。ポ
リアミドの耐摩耗性を増加させるために、ポリアミドに
不活性粒子、例えば炭化ケイ素、を充填する。ブラシ列
3のワイヤの金属は、ステンレス鋼、鋼、アルミニウ
ム、黄銅、青銅、銅、鉄およびこれらの金属の合金から
なる群から選択する。ブラシ列3には、耐摩耗性が高
く、価格が有利であるためにステンレス鋼を使用するの
が好ましい。図1に示す第一実施態様の場合、個々のブ
ラシ列2および3は、重合体繊維だけから、または金属
ワイヤだけから形成されるが、図2に示すシリンダーブ
ラシ7の第二の実施態様はこれとは異なっている。図か
ら明らかな様に、下側のブラシ列8は、金属ワイヤ33
の群12および重合体繊維22の群13を含んでなる。
個々の群12は、例えば2本の金属ワイヤ33を含んで
なり、個々の群13は4本の重合体繊維を含んでなる。
上側ブラシ列9は金属ワイヤ33の群10および重合体
繊維22の群11を含んでなり、個々の群10は2本の
金属ワイヤを、個々の群11は4本の重合体繊維を含ん
でなる。無論、個々の群における金属ワイヤの数または
繊維の数は上記の数より多くても少なくてもよい。単一
のブラシ列だけを図2に示す、ある区分のブラシ列9の
群10および11、およびやはり単一のブラシ列だけを
図2に示す、別の区分のブラシ列8の群12および13
は、そのパターンが一致していても、あるいは図2から
明らかな様に、ジグザグに配置されていてもよい。
【0021】本発明の方法で実質的に粗面化されること
が多い基材シートまたはストリップは、純粋なアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金である。合金は主成分とし
てのアルミニウムおよび少量のケイ素、鉄、銅、亜鉛、
マンガン、マグネシウム、クロム、鉛、ビスマス、カル
シウム、インジウム、ガリウム、ニッケル、等で構成さ
れる。いずれの場合も、アルミニウムの量は98重量%
以上である。アルミニウム基材の厚さは、印刷機械にお
ける平版印刷板のある種の用途に考慮する必要がある破
壊強度、曲げ強度、機械的耐性、伸長、等に応じて、
0.01〜0.5mmの範囲内で選択する。鋼製のシート
またはストリップも使用できるが、それらの重量が比較
的大きく、剛性があるために、頻繁には使用されない。
【0022】懸濁液でブラシ処理する前に、アルミニウ
ム基材の片側または両側を公知の方法により浄化、脱脂
および/または腐食する。これらの方法には、脱脂剤お
よび腐食剤を含む、または含まない、水酸化ナトリウム
を含む溶液で処理する方法がある。これらの混合物は、
薬品、例えばアセトン、メタノール、トリクロロエチレ
ン、等、を含むこともできる。溶液はさらに、工程の一
貫性を支持するために、アルミニウムイオン供給源、例
えばアルミン酸ナトリウム、を飽和点に相当する濃度ま
で含むこともできる。必要な濃度および他の処理条件
は、確立すべき特定の表面粗さによりことなる。この処
理工程は、一般的に5秒間〜5分間持続する。その後、
表面を懸濁液で湿式ブラシ処理する。
【0023】懸濁液は、水および細かく分割した摩耗性
物質の粉体を含んでなる。細かい摩耗性粉体物質は懸濁
液中に5〜80重量%、特に15〜40重量%、の量で
使用する。懸濁液は、必要に応じてさらに酸またはアル
カリを含むことができる。その他の添加剤、例えば増粘
剤、表面処理剤および凝集剤、等、も存在することがで
きる。適当な摩耗材料には、ダイヤモンド屑粉、石英、
フリントストーン、花崗岩、アルミナ、シリカ、ケイソ
ウ土、砂、金剛砂、ケイ酸鉄およびケイ酸アルミニウム
からなる摩耗材、タルク、軽石、コランダム、ドロマイ
ト、酸化マグネシウム、クレー、ジルコニア、鉄、炭化
タングステン、等、またはこれらの物質の2種類以上の
組合せが含まれる。摩耗材の平均粒子径は5〜500μ
m、好ましくは10〜100μm、特に好ましくは20
〜50μm、である。
【0024】摩耗材懸濁液の供給装置は、100〜1
0,000リットル、特に1,000〜5,000リッ
トル、の容量を有する容器を含む。固体粒子の沈降を防
止するために、容器中には懸濁液用の攪拌手段がある。
攪拌装置は、容器中に伸びるプロペラ攪拌機または懸濁
液循環機構でよい。懸濁液の一定した運動により、懸濁
液中の固体の沈殿が防止される。懸濁液はポンプにより
分配器ノズルに輸送される。分配の幅、ストリップ速
度、ブラシ速度、および懸濁液の固体含有量を考慮して
アルミニウム基材ストリップに対するポンプ配送量を調
節する。例えば、分配幅1m、ストリップ速度毎分50
メートル、ブラシ速度毎分500回転および固体含有量
20重量%に対しては、ポンプ配送量を毎分400リッ
トルにする。分配器ノズルは、アルミニウム基材全体に
わたって懸濁液を一様に、特に一様なカーテンの形態で
分配する。ノズルは狭いスロットまたは密集した多数の
穴を有することができる。分配器ノズルに供給する前
に、スロットまたは穴を塞ぐ恐れのある比較的大きな凝
集物を保持するために、懸濁液を濾過する。
【0025】湿式ブラシ処理には、図1および2に関し
て説明したシリンダーブラシ2を1個以上使用する。シ
リンダーブラシは、基材ストリップの進行方向と反対方
向に回転する。シリンダーブラシが基材ストリップと同
じ方向に回転する場合、シリンダーブラシの接線速度は
ストリップの走行速度と異なっていなければならない。
分配器ノズルは、各シリンダーブラシの直前でアルミニ
ウム基材に懸濁液を塗布する。シリンダーブラシは基材
ストリップの片側または両側に存在することができる。
シリンダーブラシが片側に、つまり基材ストリップの上
側にある場合、基材は好ましくは水平に搬送され、シリ
ンダーブラシが基材の両側に配置されている場合は垂直
に搬送される。シリンダーブラシの回転数は、毎分10
0〜5,000回転、好ましくは毎分200から500
回転である。各シリンダーブラシの直径は、0.1〜1
mである。シリンダーブラシの外周とアルミニウム基材
ストリップの、予め決められた時間における接触距離
は、基材の粗さを決定する重要なファクターである。こ
の距離は、シリンダーブラシの前および後のシリンダー
の幾何学的構造、基材ストリップの張力、シリンダーブ
ラシの直径および類似のパラメータにより決定される。
この距離は10〜1,000mm、好ましくは50〜50
0mmである。一般的に、接触距離が大きい場合、必要な
シリンダーブラシの数は少なくなる。
【0026】本発明の主題は、シリンダーブラシが純粋
な金属ワイヤブラシでも、純粋な重合体繊維ブラシでも
なく、有機重合体繊維と金属ワイヤの組合せを含んでな
る群またはブラシ列を有することである。繊維のワイヤ
に対する比率は0.01:1〜10:1、好ましくは
0.05:1〜5:1、特に0.1:1〜1.0:1、
の範囲で選択する。繊維の太さは0.05〜3mm、特に
0.1〜0.5mm、である。ワイヤの太さは一般的に繊
維の太さよりも小さく、0.03〜2mm、好ましくは
0.07mm〜0.3mm、である。繊維およびワイヤの長
さは、シリンダーの表面に固定された後は同じであり、
それらの長さは5〜300mm、好ましくは10〜100
mm、である。繊維および/またはワイヤの束をブラシ列
としてシリンダーに固定する。ブラシ列は繊維およびワ
イヤの適当な混合物を含む。あるいは、列の中には、繊
維だけを含むものと、金属ワイヤだけを含むものがあ
り、その様なブラシ列を図1による実施態様に示す。そ
の様なブラシ列はシリンダーブラシ外周全体に交互に取
り付ける。
【0027】繊維は、ポリアクリロニトリル、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリイミド、ポリオ
レフィン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビ
ニルおよびセルロース誘導体からなる群から選択された
有機重合体を含んでなる。好ましい繊維は脂肪族ポリア
ミド、つまり様々な種類のナイロンである。ナイロン
6、ナイロン6.6、ナイロン6.10およびナイロン
6.12が特に好ましい。重合体繊維は、耐摩耗性を強
化するために、不活性粒子、例えば炭化ケイ素、を充填
することができる。金属ワイヤは、アルミニウム、黄
銅、青銅、銅、鉄およびこれらの金属の合金、ならびに
鋼、特に水性懸濁液中で錆びないステンレス鋼、の様な
金属を含んでなる。
【0028】電気化学的粗面化および/または陽極酸化
したアルミニウム基材ストリップを使用する場合、アル
ミニウム基材から金属ワイヤを通りシリンダーブラシ中
に電流が流れることがある。そのため、各シリンダーブ
ラシは電気的に絶縁し、シリンダーブラシを通る電流を
阻止する。懸濁液による湿式ブラシ処理が完了した後、
過剰の懸濁液を絞り取る、および/または基材の粗面化
された表面から洗い流す。懸濁液の埋め込まれた粒子
は、粗面化したアルミニウム表面をエッチングすること
により除去する。エッチングは、ブラシ処理した表面に
アルカリ溶液を塗布して行なう。好ましいアルカリ溶液
には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、メタケイ酸
ナトリウム、炭酸ナトリウム、アルミン酸ナトリウムお
よびグルコン酸ナトリウムがある。エッチング処理は、
酸、例えばフッ化水素酸、塩酸、硝酸、リン酸および硫
酸、を使用して行なうこともできる。エッチングは、好
ましくは1〜50重量%濃度の溶液で、約0.01〜1
0 g/m2 のアルミニウムが腐食により消失するまで、室
温〜90℃の温度で5〜300秒間行なう。アルカリで
エッチングしたアルミニウム表面は、アルカリに溶解し
ない物質、つまり汚れ、を含んでいることが多い。次い
で、酸性溶液、例えば硝酸、硫酸またはリン酸の水溶
液、で表面を洗浄し、汚れを除去する。
【0029】次いで、懸濁液で湿式ブラシ処理したアル
ミニウム基材表面を電気化学的に粗面化する。電気化学
的粗面化は、酸、例えば硝酸または塩酸、を、添加剤、
例えばホウ酸、過酸化水素、塩化アルミニウムおよび硝
酸アルミニウム、と共に、工程の一貫性を支持し、電解
液の導電性を高めるために、飽和点に相当する濃度まで
含む電解液で行なう。電気化学的粗面化は、2工程、す
なわち硝酸による第一工程、それに続く塩酸による第二
工程、で行なうことができる。通常、硝酸または塩酸
は、水性電解液中に、1リットルあたり1〜20グラム
の量で存在し、電解液の温度は20〜60℃に維持す
る。電流は、アルミニウム基材、および鉛またはステン
レス鋼製の電極を経由して、0.1〜20cmの距離で印
加する。印加する電流密度は0.1〜200A/dm2 であ
る。電流は直流または、好ましくは、交流、あるいは2
種類の電流の組合せ、である。粗面化時間は1〜300
秒間、特に30秒間未満である。上記変数の好ましい操
作パラメータは、上記の範囲内で選択するか、あるいは
所望によりこれらの範囲内で変えることができる。電気
化学的に粗面化したアルミニウム基材上の過剰の酸を搾
り取る、および/または洗浄してから、次の追加処理を
行なう。
【0030】印刷板の耐用寿命を増加するために、湿式
ブラシ処理し、さらに電気化学的に粗面化したアルミニ
ウム表面を、通常、公知の方法の一つにより陽極酸化す
る。これは、硫酸、リン酸またはシュウ酸を1リットル
あたり200グラムまでの濃度で含む電解液中で、温度
20〜70℃で行なう。陽極酸化は、好ましくは直流で
行ない、10 g/m2 までの、特に0.3〜5 g/m2 の、
酸化物層を形成するために、約60A/dm2 までの電流密
度を印加する。電圧は1〜100ボルトであり、電解液
中の滞留時間は1〜300秒間、特に15秒間、であ
る。陽極酸化に使用する電解液は、工程の一貫性を支持
し、電解液の導電性を高めるために、さらにそれ自体公
知の有効成分、例えば硫酸アルミニウム、を飽和点まで
の濃度で含むことができる。
【0031】陽極酸化層を有する粗面化した表面を有す
るアルミニウム基材は、優れた親水性を有し、感光層で
直接被覆することができる。あるいは、感光層を塗布す
る前に、公知の方法により基材に親水性処理を施すこと
もできる。例えば、アルカリ金属ケイ酸塩を使用してケ
イ酸塩層を、あるいはポリビニルホスホン酸を使用して
重合体層を基材に施すことができる。
【0032】感光層は一般的に光増感剤および樹脂状バ
インダーを含んでなる。感光層はさらに別の成分、例え
ば着色剤、可塑剤、酸安定剤、表面組成物、帯電防止組
成物、UV吸収剤、光学増白剤、不活性充填材、潤滑剤
および残留塗料溶剤を含むことができる。好ましいネガ
型光増感剤は感光性ナフトキノンジアジドである。他の
光増感剤にはアジド、光開裂性化合物および光硬化性化
合物がある。光増感剤の中には、特に酸素の浸透を防止
するための追加被覆を必要とするものがある。樹脂状バ
インダーは、ビニルアセタール重合体、スチレン/無水
マレイン酸共重合体およびフェノール樹脂から選択する
ことができる。好ましくは、感光層中の樹脂状バインダ
ーの量は、30〜95重量%、特に50〜90重量%、
である。感光層は、露光の際の真空発生時間を短縮する
ためにスペーサー層を施すこともできる。光増感剤は感
光層中に5〜70重量%、好ましくは10〜50重量
%、の量で存在する。
【0033】感光層用添加剤は、相容性のある溶剤、例
えばエタノール、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ガンマ−ブチロラクトン、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテルおよびジエチルケトン、と混合するこ
とができる。ブラシ処理したアルミニウム表面は、次い
でその様な溶液で被覆する。感光層は好ましくは乾燥層
重量が0.1〜5 g/m2 、特に0.2〜2 g/m2 、であ
る。感光層は公知の技術により像様露光する。その様な
露光は、真空フレーム条件下でUV光源を使用して行な
うことができる。水銀蒸気放電ランプおよびハロゲン化
金属ランプを使用するのが好ましい。他の放射線源は、
カーボンアークランプ、パルスキセノンランプおよびレ
ーザーである。光吸収フィルターを使用して材料中の光
放射を低下させることができる。露光後、適当な現像剤
を使用して感光層から非画像表面を除去することによ
り、感光層を現像する。露光後に感光層の非画像区域を
十分に除去し、画像区域を残す、あらゆる現像剤を使用
することができる。適当な現像剤組成物は、添加剤、例
えばメタケイ酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ジア
ジド被覆用のリン酸一ナトリウムおよび水中アルキルヒ
ドロキシル、ジアゾニウム塩被覆用の水中n−プロパノ
ールおよびアジド被覆用のベンゼン、を含む溶液を含ん
でなる。印刷板上の現像した画像は、保存処理により保
護する。
【0034】下記の例により本発明を説明するが、これ
らの例は本発明の主題を制限するものではない。繊維数
と金属ワイヤ数の比率に関して、ブラシ列1mm2 上に約
10本の繊維または100本の金属ワイヤを配置できる
ものとする。
【0035】例1 印刷板を製造するために、最大ストリップ幅1.3mお
よび厚さ0.3mmを有するアルミニウム合金1100か
らなる基材を、ストリップ走行速度18m/分で処理す
る。基材ストリップをまず、1リットルあたり約20g
の水酸化ナトリウム、アルミニウムイオンおよび脱脂組
成物を含むアルカリ金属水溶液中で、温度を約65℃に
維持し、滞留時間7秒間で処理することにより洗浄し、
脱脂し、軽くエッチングする。次いで基材ストリップ
を、直径0.6m、幅1.5mおよび回転速度500回
転/分のシリンダーブラシを使用し、懸濁液でブラシ処
理する。シリンダーの幅全体にわたって80ブラシ列を
取り付けてあるが、その中の60ブラシ列は直径0.3
mmのナイロン6.6繊維を含み、残りの20ブラシ列は
直径0.1mmのステンレス鋼ワイヤを含む。ブラシ列
は、ナイロン3列および金属1列からなる群が反復して
配置されている。シリンダーブラシとアルミニウム表面
の接触距離は550mmである。懸濁液は、水中に20重
量%の摩耗性粒子を含んでなる。粒子は、シリカ99.
6重量%、アルミナ0.1重量%、酸化鉄0.02重量
%および他の物質0.2重量%を含んでなる。平均粒子
径は19μmである。懸濁液は3000リットルであ
り、これが一定速度で循環し、毎分200リットルの流
量でシリンダーブラシに輸送される。次いで粗面化され
た基材ストリップを水洗し、絞り、乾燥させ、陽極酸化
し、親水性付与し、再度乾燥させる。陽極酸化は、45
℃で、1リットルあたり150gの濃硫酸(95〜98
重量%)および1リットルあたり約6gの硫酸アルミニ
ウム十八水和物を含む溶液で行なう。直流電流密度は2
6A/dm2 であり、直流電流は間欠的に合計8分間印加
し、2 g/m2 の酸化物層を形成する。ポリビニルホスホ
ン酸2.2重量%を含む水溶液に75℃で浸漬すること
により、陽極酸化した表面に親水性を付与する。繊維数
と金属ワイヤ数の比率は0.3である。これは例3〜9
にも当てはまる。
【0036】シリンダーブラシの毛は湿式ブラシ処理開
始時には長さが40mmである。基材ストリップ250,
000mをブラシ処理した後、毛は摩滅して長さが7mm
になった。湿式ブラシ処理開始時における基材の表面粗
さは、250,000mの基材を通した後の表面粗さと
同等である。中央線平均値Ra はストリップ走行方向で
0.38μm、ストリップ走行方向に対して横方向で
0.42μmであるので、2つの中央線平均値の差は、
ストリップ走行方向における値の約10.5%である。
【0037】比較例A ナイロン6.6のブラシ列だけを含むシリンダーブラシ
を使用して、例1による湿式ブラシ処理を繰り返す。基
材が30,000m通過しただけで、ブラシの毛は7mm
に摩滅した。つまり、このシリンダーブラシの寿命また
は耐用寿命は例1の寿命の1/8 に過ぎない。表面粗さは
例1における表面粗さと同等である、すなわち中央線平
均値Ra 値はストリップ走行方向で0.36μm、スト
リップ走行方向に対して横方向で0.41μmであるの
で、2つの中央線平均値の差は、ストリップ走行方向に
おける中央線平均値の約14%である。
【0038】比較例B 金属ワイヤからなる20ブラシ列を同数の、直径0.5
mmのナイロン6.6繊維からなるブラシ列で置き換え、
例1をシリンダーブラシ1で繰り返す。基材ストリップ
が30,000m通過しただけで、シリンダーブラシの
毛は7mmに摩滅した。この比較例Bでは、シリンダーブ
ラシ1の寿命または耐用寿命は増加していない。表面粗
さは例1による表面粗さと同等である。
【0039】比較例C 直径0.3mmの繊維からなる60ブラシ列を同数の、直
径0.5mmの繊維からなるブラシ列で置き換え、金属ワ
イヤからなる20ブラシ列を同数の、直径0.3mmの繊
維からなるブラシ列で置き換え、例1をシリンダーブラ
シ1で繰り返す。こうして、比較例Bにおけるシリンダ
ーブラシと反対の構造を有するシリンダーブラシが得ら
れる。基材ストリップが40,000m通過した後、シ
リンダーブラシの毛は7mmに摩滅した。この例は、比較
例AおよびBより僅かに改良されているが、例1の結果
には遠く及ばない。この比較例Cにおける中央線平均値
a 値は著しく変化し、ストリップ走行方向で0.68
μm、ストリップ走行方向に対して横方向で0.80μ
mであり、その差は、ストリップ走行方向における粗さ
に対して約17.6%である。
【0040】比較例D すべてのブラシ列がステンレス鋼ワイヤからなるシリン
ダーブラシ1を使用して例1を繰り返す。粗さは乾式ワ
イヤブラシ処理で得られる粗さと同様である、すなわち
深さが小さく、配向している。もう一つの欠点は、ワイ
ヤが、反対方向に移動している基材ストリップのアルミ
ニウム表面に窪みを作るので、より高い引張力が必要に
なることである。
【0041】例2 繊維ブラシ列の数が60ではなく70であり、金属ワイ
ヤブラシ列の数が20ではなく10である、シリンダー
ブラシ1を使用して例1を繰り返す。繊維数の、金属ワ
イヤ数に対する比率は0.7である。表面粗さは例1と
同様である。ブラシの毛は、約150,000mのスト
リップが通過した後、長さ7mmに摩滅した。ブラシ1の
寿命は比較例Aにおける寿命の5倍長い。
【0042】例3 懸濁液の平均粒子径を0.19μmではなく0.11μ
mにして例1を繰り返す。中央線平均値Ra はストリッ
プ走行方向で0.32μm、ストリップ走行方向に対し
て横方向で0.36μmである。
【0043】例4 懸濁液の濃度を20重量%ではなく30重量%にして例
1を繰り返す。中央線平均値Ra はストリップ走行方向
で0.45μm、ストリップ走行方向に対して横方向で
0.51μmである。
【0044】例5 ストリップの走行速度を18m/分の代わりに45m/分に
し、同じ酸化物重量を得るために、ストリップの走行速
度に比例して2.5のファクターで陽極酸化電流を増加
させ、例4を繰り返す。シリンダーブラシ1の毛は、4
00,000mのストリップが通過した後、長さ7mmに
摩滅した。表面粗さは例4よりも僅かに低いが、それで
も均一である。中央線平均値Ra はストリップ走行方向
で0.37μm、ストリップ走行方向に対して横方向で
0.42μmである。
【0045】比較例E すべてのブラシ列をナイロン繊維だけにして例5を繰り
返す。ナイロン製の毛は48,000m通過しただけで
長さが7mmに摩滅した。つまり、シリンダーブラシの耐
用寿命または使用期間が、例5における値の1/8 に低下
している。表面粗さは例4と同様である。
【0046】例6 最大ストリップ幅1.2mおよび厚さ0.4mmを有する
アルミニウム合金3003からなる基材ストリップを、
ストリップ走行速度18m/分で粗面化する。基材ストリ
ップをまず、約5%の金属表面用弱アルカリ性スプレー
脱脂および洗浄組成物を含み、リン酸塩層精製用の特殊
な添加剤を含むアルカリ水溶液で、温度約55℃で処理
する。次いでストリップを、直径0.3m、幅1.5m
のシリンダーブラシ4本を使用し、懸濁液でブラシ処理
する。各シリンダーには40ブラシ列を取り付けてある
が、その中の30ブラシ列は直径0.3mmのナイロン
6.6繊維を含み、残りの10ブラシ列は直径0.1mm
のステンレス鋼ワイヤを含む。ブラシ列は、ナイロン3
列および金属1列からなる群がある間隔で反復して配置
されている。シリンダーブラシとアルミニウム表面の接
触距離は60mmである。懸濁液は、水中に22重量%の
摩耗性粒子を含んでなる。粒子は、シリカ59.7重量
%、アルミナ22.7重量%、および他の摩耗性物質1
6.6重量%からなる。平均粒子径は48μmである。
懸濁液は1200リットルであり、これが連続的に循環
する。粗面化された基材ストリップを水洗し、絞り、乾
燥させ、陽極酸化し、親水性付与し、再度乾燥させる。
陽極酸化は、40℃で、1リットルあたり190gの濃
硫酸(95〜98重量%)および1リットルあたり約1
0gの硫酸アルミニウム十八水和物を含む溶液で行な
う。直流電流を印加し、0.5 g/m2 の酸化物層を形成
する。ポリビニルホスホン酸2%を含む水溶液に72℃
で浸漬することにより、陽極酸化した表面に親水性を付
与する。
【0047】シリンダーブラシ上の毛は粗面化工程の開
始時には長さが40mmである。約百万メートルの基材ス
トリップを粗面化した後でも、毛の長さはまだ7mmあ
る。処理開始時における基材の表面粗さは、百万メート
ルの基材ストリップを粗面化した後の表面粗さと同様で
ある。中央線平均値Ra はストリップ走行方向で0.3
2μm、ストリップ走行方向に対して横方向で0.35
μmである。
【0048】比較例F すべてのブラシ列をナイロン6.6繊維にして例6を繰
り返す。ブラシの毛はストリップが200,000m通
過しただけで長さが7mmに摩滅した。つまり、シリンダ
ーブラシの寿命が5のファクターで低下している。表面
粗さ平均値Raはストリップ走行方向で0.31μm、
ストリップ走行方向に対して横方向で0.35μmであ
る。
【0049】比較例G 例4を繰り返すが、4個のシリンダーブラシすべてに混
合ブラシ列を使用する代わりに、第一のシリンダーブラ
シには金属ワイヤ列だけを取り付け、他の3個のシリン
ダーブラシにはナイロン繊維のみを取り付ける。表面の
粗さは例6の場合よりも高度に配向している。ナイロン
製の毛は、基材ストリップが200,000m通過した
だけで長さが7mmに摩滅した。
【0050】比較例H 最初の3本のシリンダーブラシにナイロン繊維だけを取
り付け、最後のシリンダーブラシには金属ワイヤだけを
取り付けて例6を繰り返す。表面の粗さは例6および比
較例Gの場合よりも高度に配向し、中央線平均値Ra
ストリップ走行方向で0.28μm、ストリップ走行方
向に対して横方向で0.38μmである。ナイロン製の
毛は、比較例Gと同程度に摩滅した。
【0051】例7 例6を繰り返すが、ストリップの両側を粗面化する。片
側の粗面化に4本のシリンダーブラシを使用し、反対側
の粗面化にさらに4本のシリンダーブラシを使用する。
8本のシリンダーブラシすべてにおいて、ナイロン繊維
の金属ワイヤに対する比率は、例6と同様に3:1であ
る。混合毛は例6と同程度に摩滅した。
【0052】例8 例1のアルミニウムストリップに、下記のポジ型感光層
を施し、次いで150℃で乾燥させ、乾燥重量2 g/m2
を得る。このストリップを切断して予め増感した印刷板
を得る。感光層の組成は下記の通りである。 4.116重量%の、米国特許第4,407,926号
に記載されている、ビス(3−ベンゾイル−4,5,6
−トリヒドロキシフェニル)−メタンと1,2−ナフト
キノン−2−ジアジド−5−スルホン酸のエステル 3.900重量%のノボラック樹脂 0.021重量%の油溶性黄色染料(イエローGGN) 10.334重量%のシクロヘキサン 75.856重量%のエチレングリコールモノメチルエ
ーテル 適当なノボラック樹脂は、例えばHoechst 社から市販の
Alnovol PN 429である。
【0053】得られた、予め増感した板を、ハロゲン化
金属ランプを使用し、線刻ポジフィルムを通して露光す
る。次いでこの板を下記の現像剤で3.5分間現像す
る。この現像剤により、露光した表面が除去される。次
いで板にインクを塗布し、保存剤で処理する。この処理
した板をオフセット印刷機械にかけ、100,000部
を超える良好な画像品質の印刷物を得た。現像剤は、例
えば下記の組成を有する。 92.3重量%の水 3.96重量%のメタケイ酸ナトリウム五水和物 3.40重量%のリン酸二ナトリウム十水和物 0.34重量%のリン酸一ナトリウム一水和物
【0054】例9 例6のアルミニウムストリップに、下記のネガ型感光層
を施し、125℃で乾燥させ、乾燥重量0.7 g/m2
得る。 4.116重量%の、米国特許第3,839,392号
に記載されている、スルホン酸メシチレンとして沈殿す
る、硫酸3−メトキシ−4−ジアゾジフェニルアミンと
4,4´−ビスメトキシメチルジフェニルエーテルの重
縮合物 3.900重量%の、米国特許第4,808,508号
に記載されている、アセタール基76.6重量%、水酸
基9.8重量%およびアセテート基 13.6重量%を含む、ポリビニルアセタール/ポリビ
ニルアルコール/ポリ酢酸ビニル樹脂 0.288重量%のリン酸(85%) 0.021重量%の4−フェニルアゾジフェニルアミン 5.555重量%の、着色顔料6.43重量%、および
ポリビニルアセタール/ポリビニルアルコール/ポリ酢
酸ビニル樹脂(アセタール基76.6重量%、水酸基
9.8重量%およびアセテート基13.6重量%を含
む)5.47重量%を、ガンマ−ブチロラクトンおよび
プロピレングリコールモノメチルエーテル(1:1)に
入れた分散液 10.334重量%のガンマ−ブチロラクトン 75.856重量%のプロピレングリコールモノメチル
エーテル プロピレングリコールモノメチルエーテルは、例えば米
国Dow Chemical社から市販の製品である。
【0055】この予め増感した板を線刻ネガフィルムを
通して露光し、非露光部分を除去する下記の現像剤で現
像する。現像された板は、60,000部を超える印刷
でも良好な画像品質を有する。現像剤の組成は、 89.264重量%の水 0.2269重量%のリン酸一ナトリウム 2.230重量%のリン酸三ナトリウム 8.237重量%のテトラデシル硫酸ナトリウム である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリンダーブラシの、第一の実施態様
の断面図である。
【図2】本発明のシリンダーブラシの、第二の実施態様
の縦断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルドルフ、ノイバウアー ドイツ連邦共和国エストリッヒ‐ビンケ ル、アドルフ‐コルピング‐シュトラー セ、28

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムまたはアルミニウム合金を含
    んでなる印刷板基材の表面を湿式ブラシ処理により機械
    的に粗面化する方法であって、摩耗性粒子5〜80重量
    %の水性懸濁液で湿式ブラシ処理を行ない、同時に、並
    んで配置された有機繊維および金属ワイヤを使用するこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】有機繊維の金属ワイヤに対する比率が0.
    01:1〜10:1である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】有機繊維の金属ワイヤに対する比率が0.
    05:1〜5:1、特に0.1:1〜1.0:1、であ
    る、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】懸濁液中の粒子径が1〜500μm、特に
    20〜50μm、である、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】印刷板基材の走行方向で、および走行方向
    に対して横方向で機械的に測定した中央線平均値Ra
    相互の差が、走行方向におけるRa に対して14%以下
    である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】走行方向における中央線平均値Ra が0.
    32〜0.47μmであり、走行方向に対して横方向に
    おける中央線平均値Ra が0.35〜0.50μmであ
    る、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】懸濁液中の粒子が、シリカ49〜99.6
    重量%、アルミナ0.1〜23.7重量%および他の摩
    耗性物質0.2〜16.6重量%からなる、請求項4に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】有機繊維として重合体、特にポリアミド、
    が使用され、金属ワイヤとしてステンレス鋼が使用され
    る、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法
    を実行するための、ブラシ列により占められた表面を有
    するシリンダーブラシであって、ブラシ列(2、3、
    8、9)が繊維およびワイヤを含み、繊維の材料がワイ
    ヤの材料と異なることを特徴とするシリンダーブラシ。
  10. 【請求項10】2つの群(4、5)のブラシ列(2、
    3)がシリンダー表面全体に配置され、各群のブラシ列
    が、繊維またはワイヤの形態の、ある一定の材料を含ん
    でなり、ブラシ列が、第一の数の、一方の群(4)のブ
    ラシ列(2)、および第二の数の、別の群(5)のブラ
    シ列(3)を含んでなる反復パターンを形成する、請求
    項9に記載のシリンダーブラシ。
  11. 【請求項11】個々のブラシ列(8または9)が繊維
    (22)およびワイヤ(33)の混合物を含み、繊維材
    料がワイヤ材料と異なる、請求項9に記載のシリンダー
    ブラシ。
  12. 【請求項12】ブラシ列(8、9)が金属ワイヤ(3
    3)および繊維(22)の群(10、11または12、
    13)を含んでなり、一方のブラシ列(9)の群(1
    0、11)が、他方のブラシ列(8)の群(12、1
    3)に対して、それらのパターンにおいて、一致してい
    るか、あるいはジグザグに配置されている、請求項9に
    記載のシリンダーブラシ。
  13. 【請求項13】一方の群(4)のブラシ列(2)の材料
    が重合体であり、他方の群(5)のブラシ列(3)の材
    料が金属である、請求項10に記載のシリンダーブラ
    シ。
  14. 【請求項14】重合体が、ポリアミド、ポリアクリロニ
    トリル、ポリエステル、ポリエチレン、ポリイミド、ポ
    リオレフィン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩
    化ビニルおよびセルロース誘導体からなる群から選択さ
    れる、請求項13に記載のシリンダーブラシ。
  15. 【請求項15】金属が、ステンレス鋼、アルミニウム、
    黄銅、青銅、銅、鋼、鉄およびこれらの金属の合金から
    なる群から選択される、請求項13に記載のシリンダー
    ブラシ。
  16. 【請求項16】一方の群のブラシ列(2)がポリアミ
    ド、例えばナイロン6、ナイロン6.6、ナイロン6.
    10およびナイロン6.12、を含んでなり、他方の群
    のブラシ列(3)がステンレス鋼を含んでなる、請求項
    10に記載のシリンダーブラシ。
  17. 【請求項17】ポリアミドを含んでなるブラシ列(2)
    の繊維に不活性粒子、例えば炭化ケイ素、が充填されて
    いる、請求項16に記載のシリンダーブラシ。
  18. 【請求項18】それぞれ異なったブラシ列(2、3)を
    形成する、重合体繊維の金属ワイヤに対する比率が0.
    01:1〜10:1である、請求項13に記載のシリン
    ダーブラシ。
  19. 【請求項19】重合体繊維の金属ワイヤに対する比率が
    0.05:1〜5:1である、請求項18に記載のシリ
    ンダーブラシ。
  20. 【請求項20】重合体繊維の金属ワイヤに対する比率が
    0.1:1〜1.0:1である、請求項18に記載のシ
    リンダーブラシ。
  21. 【請求項21】繊維の太さが0.05〜3mm、特に0.
    1〜0.5mmであり、ワイヤの太さが0.03〜2mm、
    特に0.07〜0.3mmである、請求項9に記載のシリ
    ンダーブラシ。
  22. 【請求項22】ブラシ列(2、3)の長さが等しく、前
    記長さが5〜300mm、特に10〜100mmである、請
    求項9に記載のシリンダーブラシ。
JP7255054A 1994-09-30 1995-10-02 印刷板基材の表面を機械的に粗面化する方法およびその方法を実行するためのシリンダーブラシ Pending JPH08192586A (ja)

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