JPH081966A - 熱記録方法 - Google Patents
熱記録方法Info
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- JPH081966A JPH081966A JP6132966A JP13296694A JPH081966A JP H081966 A JPH081966 A JP H081966A JP 6132966 A JP6132966 A JP 6132966A JP 13296694 A JP13296694 A JP 13296694A JP H081966 A JPH081966 A JP H081966A
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- dye
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、上記従来の問題点に鑑み、昇華性
染料を用いたフルカラー画像を特殊紙にだけでなく、普
通紙に対しても出力できる熱記録装置を提供するもので
ある。また、中間転写媒体に染着層を安定して良好に形
成し、また、中間転写媒体上に形成された染着層が剥が
れることなく、この染着層に昇華性染料像を安定して記
録することができるプロセスの安定した熱記録装置を提
供するものである。 【構成】 中間転写媒体2上に染着層3bを形成し、こ
の染着層3bに昇華性染料19を形成し、その後、転写
ロール13により昇華性染料像19が形成された染着層
3bを記録紙16に熱転写する。また、中間転写媒体2
への染着層3bの形成時、またはこの染着層3bへの昇
華性染料像19の形成時、インクシート3を剥離板8の
位置で急激に剥離する。
染料を用いたフルカラー画像を特殊紙にだけでなく、普
通紙に対しても出力できる熱記録装置を提供するもので
ある。また、中間転写媒体に染着層を安定して良好に形
成し、また、中間転写媒体上に形成された染着層が剥が
れることなく、この染着層に昇華性染料像を安定して記
録することができるプロセスの安定した熱記録装置を提
供するものである。 【構成】 中間転写媒体2上に染着層3bを形成し、こ
の染着層3bに昇華性染料19を形成し、その後、転写
ロール13により昇華性染料像19が形成された染着層
3bを記録紙16に熱転写する。また、中間転写媒体2
への染着層3bの形成時、またはこの染着層3bへの昇
華性染料像19の形成時、インクシート3を剥離板8の
位置で急激に剥離する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、FAX、プリン
タ等に用いられ、電気信号に応じて所望の画像または文
字などを記録紙上に出力するための熱記録方法に関す
る。
タ等に用いられ、電気信号に応じて所望の画像または文
字などを記録紙上に出力するための熱記録方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ等に用いられる記録方式
として、特開平1−275163号公報に示されている
如く、サーマルヘッドと昇華性染料を保持したインクシ
ートを用いた昇華型熱記録方式が実用化されている。
として、特開平1−275163号公報に示されている
如く、サーマルヘッドと昇華性染料を保持したインクシ
ートを用いた昇華型熱記録方式が実用化されている。
【0003】以下、この熱記録方式を用いた従来の熱記
録装置の一例について説明する。図8は従来の昇華性染
料を用いた熱記録装置の構成図である。図8において、
120は合成紙などの厚手の基材上に染着層を設けた記
録紙であり、104は、記録紙120の幅方向に列状に
配列した多数の発熱素子105を有したサーマルヘッド
である。103はインクシートであり、フィルム状基材
103aの上に昇華性染料を含む染料層103cが塗布
されている。サーマルヘッド104はインクシート10
3の染料層103c面を記録紙120と合わせた状態で
プラテン121に押し当てている。
録装置の一例について説明する。図8は従来の昇華性染
料を用いた熱記録装置の構成図である。図8において、
120は合成紙などの厚手の基材上に染着層を設けた記
録紙であり、104は、記録紙120の幅方向に列状に
配列した多数の発熱素子105を有したサーマルヘッド
である。103はインクシートであり、フィルム状基材
103aの上に昇華性染料を含む染料層103cが塗布
されている。サーマルヘッド104はインクシート10
3の染料層103c面を記録紙120と合わせた状態で
プラテン121に押し当てている。
【0004】この状態でプラテン121、記録紙12
0、及びインクシート103をそれぞれ矢印の方向に移
動させながら記録信号にしたがって発熱素子105を発
熱させ、これに対向した部分の染料層103cの昇華性
染料を加熱し、記録紙120の染着層に移行させる。こ
の動作により記録紙120に昇華性染料像119を得る
ことが出来る。さらに、Y、M、Cの3色の昇華性染料
を含む染料層103cを用いれば、高精細なフルカラー
画像を得ることができる。
0、及びインクシート103をそれぞれ矢印の方向に移
動させながら記録信号にしたがって発熱素子105を発
熱させ、これに対向した部分の染料層103cの昇華性
染料を加熱し、記録紙120の染着層に移行させる。こ
の動作により記録紙120に昇華性染料像119を得る
ことが出来る。さらに、Y、M、Cの3色の昇華性染料
を含む染料層103cを用いれば、高精細なフルカラー
画像を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
昇華性染料を用いた記録装置では、記録紙として特殊紙
を使用する必要があり、所望の記録紙に出力することが
不可能である。また、この特殊紙は高価なものであるた
め、ランニングコストが高いという欠点を有していた。
昇華性染料を用いた記録装置では、記録紙として特殊紙
を使用する必要があり、所望の記録紙に出力することが
不可能である。また、この特殊紙は高価なものであるた
め、ランニングコストが高いという欠点を有していた。
【0006】また、中間転写媒体と、染着層を支持した
染着層シートと、染料層を支持した染料層シートと、サ
ーマルヘッドと、転写手段とを使用し、一旦この中間転
写媒体に染着層を形成し、この染着層に昇華性染料像を
形成し、その後、中間転写媒体に記録紙を圧接すること
により記録紙に昇華性染料像が形成された染着層を熱転
写させ出力を得るという方法も考えられる。この方法で
あれば、特殊紙を使用する必要がなく、普通紙に対して
も昇華性染料像を得ることができる。しかしながら、中
間転写媒体上に形成した染着層を記録紙に良好に転写さ
せることのできる中間転写媒体の材質を種々検討したと
ころ、染着層との付着力が小さい材質であった。その場
合、中間転写媒体に染着層を良好に形成することが困難
であるという問題点があり、また、中間転写媒体に形成
した染着層への昇華性染料像の記録時に、この染着層が
中間転写媒体から剥がれることなく昇華性染料像を記録
するこが困難であるという問題点もあった。
染着層シートと、染料層を支持した染料層シートと、サ
ーマルヘッドと、転写手段とを使用し、一旦この中間転
写媒体に染着層を形成し、この染着層に昇華性染料像を
形成し、その後、中間転写媒体に記録紙を圧接すること
により記録紙に昇華性染料像が形成された染着層を熱転
写させ出力を得るという方法も考えられる。この方法で
あれば、特殊紙を使用する必要がなく、普通紙に対して
も昇華性染料像を得ることができる。しかしながら、中
間転写媒体上に形成した染着層を記録紙に良好に転写さ
せることのできる中間転写媒体の材質を種々検討したと
ころ、染着層との付着力が小さい材質であった。その場
合、中間転写媒体に染着層を良好に形成することが困難
であるという問題点があり、また、中間転写媒体に形成
した染着層への昇華性染料像の記録時に、この染着層が
中間転写媒体から剥がれることなく昇華性染料像を記録
するこが困難であるという問題点もあった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、昇華
性染料を用いたフルカラー画像を特殊紙にだけでなく、
普通紙に対しても出力できる熱記録装置を提供するもの
である。また、中間転写媒体に染着層を安定して良好に
形成し、また、中間転写媒体上に形成された染着層が剥
がれることなく、この染着層に昇華性染料像を安定して
記録することができるプロセスの安定した熱記録装置を
提供するものである。
性染料を用いたフルカラー画像を特殊紙にだけでなく、
普通紙に対しても出力できる熱記録装置を提供するもの
である。また、中間転写媒体に染着層を安定して良好に
形成し、また、中間転写媒体上に形成された染着層が剥
がれることなく、この染着層に昇華性染料像を安定して
記録することができるプロセスの安定した熱記録装置を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の熱記録方法は、フィルム状の基材に染着層
を有する染着層シートを染着層形成手段により中間転写
媒体に押圧した状態で加熱し、その後、染着層シートを
介して中間転写媒体に押圧した染着層シート剥離部材の
位置にて染着層シートを中間転写媒体から剥離の曲率が
0.001mm以上3mm以下となるように剥離し中間転写
媒体上に染着層を形成する第1の工程と、フィルム状の
基材に昇華性染料を含む染料層を有する染料層シートを
中間転写媒体上に形成した染着層に接触させるとともに
熱像形成手段にて接触した部分の染料層を選択的に加熱
することにより昇華性染料像を形成する第2の工程と、
中間転写媒体上に形成された染着層をその染着層に形成
された昇華性染料像とともに記録紙に熱転写させる第3
の工程とからなるものである。
めに本発明の熱記録方法は、フィルム状の基材に染着層
を有する染着層シートを染着層形成手段により中間転写
媒体に押圧した状態で加熱し、その後、染着層シートを
介して中間転写媒体に押圧した染着層シート剥離部材の
位置にて染着層シートを中間転写媒体から剥離の曲率が
0.001mm以上3mm以下となるように剥離し中間転写
媒体上に染着層を形成する第1の工程と、フィルム状の
基材に昇華性染料を含む染料層を有する染料層シートを
中間転写媒体上に形成した染着層に接触させるとともに
熱像形成手段にて接触した部分の染料層を選択的に加熱
することにより昇華性染料像を形成する第2の工程と、
中間転写媒体上に形成された染着層をその染着層に形成
された昇華性染料像とともに記録紙に熱転写させる第3
の工程とからなるものである。
【0009】また、フィルム状の基材に昇華性染料を含
む染料層を有する染料層シートを中間転写媒体上に形成
した染着層に接触させるとともに熱像形成手段にて接触
した部分の染料層を選択的に加熱することにより昇華性
染料像を形成し、その後、染料層シートを介して中間転
写媒体に押圧した染料層シート剥離部材の位置にて染料
層シートを中間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm
以上3mm以下となるように剥離するものである。
む染料層を有する染料層シートを中間転写媒体上に形成
した染着層に接触させるとともに熱像形成手段にて接触
した部分の染料層を選択的に加熱することにより昇華性
染料像を形成し、その後、染料層シートを介して中間転
写媒体に押圧した染料層シート剥離部材の位置にて染料
層シートを中間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm
以上3mm以下となるように剥離するものである。
【0010】また、第1の工程において、染着層シート
または染料層シートの中間転写媒体からの剥離角度が、
中間転写媒体の剥離位置における接線方向に対して40
度以上140度以下となるように剥離するものである。
または染料層シートの中間転写媒体からの剥離角度が、
中間転写媒体の剥離位置における接線方向に対して40
度以上140度以下となるように剥離するものである。
【0011】また、染着層シート剥離部材または染料層
シート剥離部材を中間転写媒体に対して離接可能とし、
かつ押圧量規制部材を用いて染着層シート剥離部材また
は染料層シート剥離部材の中間転写媒体に対する押圧量
を規制するものである。
シート剥離部材を中間転写媒体に対して離接可能とし、
かつ押圧量規制部材を用いて染着層シート剥離部材また
は染料層シート剥離部材の中間転写媒体に対する押圧量
を規制するものである。
【0012】また、染着層形成手段と染着層シート剥離
部材、または熱像形成手段と染料層シート剥離部材を中
間転写媒体に対して離接可能とし、染着層形成手段を中
間転写媒体に押圧してから染着層シート剥離部材を中間
転写媒体に押圧するもの、または、熱像形成手段を中間
転写媒体に押圧してから染料層シート剥離手段を中間転
写媒体に押圧するものである。
部材、または熱像形成手段と染料層シート剥離部材を中
間転写媒体に対して離接可能とし、染着層形成手段を中
間転写媒体に押圧してから染着層シート剥離部材を中間
転写媒体に押圧するもの、または、熱像形成手段を中間
転写媒体に押圧してから染料層シート剥離手段を中間転
写媒体に押圧するものである。
【0013】また、染着層シート剥離部材または染料層
シート剥離部材を中間転写媒体に対して離接可能とし、
染着層シートの染着層形成手段により加熱された部分が
染着層シート剥離部材の中間転写媒体への押圧位置を通
過し終わってから染着層シート剥離部材を中間転写媒体
から離間するもの、または染料層シートの熱像形成手段
により加熱された部分が染料層シート剥離部材の中間転
写媒体への押圧位置を通過し終わってから染料層シート
剥離部材を中間転写媒体から離間するものである。
シート剥離部材を中間転写媒体に対して離接可能とし、
染着層シートの染着層形成手段により加熱された部分が
染着層シート剥離部材の中間転写媒体への押圧位置を通
過し終わってから染着層シート剥離部材を中間転写媒体
から離間するもの、または染料層シートの熱像形成手段
により加熱された部分が染料層シート剥離部材の中間転
写媒体への押圧位置を通過し終わってから染料層シート
剥離部材を中間転写媒体から離間するものである。
【0014】好適には、染着層シートと染料層シートと
してフィルム状の基材に染料層と染着層とを面順次に塗
布した形態であるものを用い、かつ熱像形成手段を染着
層形成手段としても用い、かつ染料層シート剥離手段を
染着層シート剥離手段としても用いるものである。ま
た、染着層形成部分は少なくともシリコーンゴムを含ん
で成る中間転写媒体を用いるものである。また、加熱保
温された圧接ロールを記録紙を介して中間転写媒体に押
圧することにより、中間転写媒体上に形成された染着層
を記録紙に熱転写させるものである。
してフィルム状の基材に染料層と染着層とを面順次に塗
布した形態であるものを用い、かつ熱像形成手段を染着
層形成手段としても用い、かつ染料層シート剥離手段を
染着層シート剥離手段としても用いるものである。ま
た、染着層形成部分は少なくともシリコーンゴムを含ん
で成る中間転写媒体を用いるものである。また、加熱保
温された圧接ロールを記録紙を介して中間転写媒体に押
圧することにより、中間転写媒体上に形成された染着層
を記録紙に熱転写させるものである。
【0015】
【作用】本発明は上記したように、中間転写媒体上に染
着層を形成し、この染着層に昇華性染料像を記録し、さ
らに、昇華性染料像が記録された染着層を記録紙に熱転
写させる方式であるため、特殊紙にだけでなく普通紙に
対しても高精細なフルカラー画像を出力することができ
る。
着層を形成し、この染着層に昇華性染料像を記録し、さ
らに、昇華性染料像が記録された染着層を記録紙に熱転
写させる方式であるため、特殊紙にだけでなく普通紙に
対しても高精細なフルカラー画像を出力することができ
る。
【0016】また、染着層シートを介して中間転写媒体
に押圧した染着層シート剥離部材の位置にて染着層シー
トを中間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm以上3
mm以下となるように急激に剥離する方法であるため、剥
離時において、染着層シートの基材と染着層との付着力
を小さくすることができ、染着層を中間転写媒体上に形
成し易くなる。
に押圧した染着層シート剥離部材の位置にて染着層シー
トを中間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm以上3
mm以下となるように急激に剥離する方法であるため、剥
離時において、染着層シートの基材と染着層との付着力
を小さくすることができ、染着層を中間転写媒体上に形
成し易くなる。
【0017】また、中間転写媒体上に形成した染着層へ
の昇華性染料像の形成後、染料層シートを介して中間転
写媒体に押圧した染料層シート剥離部材の位置にて染料
層シートを中間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm
以上3mm以下となるように急激に剥離するものであるた
め、染着層への昇華性染料像の形成後、形成時の熱によ
り染料層シートと染着層との間で付着力が生じるが、染
料層シートの染着層からの剥離時においては、染料層シ
ートと染着層との付着力を小さくすることができ、中間
転写媒体から染着層を剥がれ難くする事ができる。これ
により、プロセスの安定を図ることができる。
の昇華性染料像の形成後、染料層シートを介して中間転
写媒体に押圧した染料層シート剥離部材の位置にて染料
層シートを中間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm
以上3mm以下となるように急激に剥離するものであるた
め、染着層への昇華性染料像の形成後、形成時の熱によ
り染料層シートと染着層との間で付着力が生じるが、染
料層シートの染着層からの剥離時においては、染料層シ
ートと染着層との付着力を小さくすることができ、中間
転写媒体から染着層を剥がれ難くする事ができる。これ
により、プロセスの安定を図ることができる。
【0018】また、染着層シートまたは染料層シートの
中間転写媒体からの剥離角度が、中間転写媒体の剥離位
置における接線方向に対して40度以上140度以下と
なるように深い角度で剥離するものであるため、剥離時
において、染着層シートの基材と染着層との付着力を小
さくすることができ染着層を中間転写媒体上に形成し易
くなる。また、染料層シートと染着層との付着力を小さ
くすることができ、中間転写媒体から染着層を剥がれ難
くする事ができる。
中間転写媒体からの剥離角度が、中間転写媒体の剥離位
置における接線方向に対して40度以上140度以下と
なるように深い角度で剥離するものであるため、剥離時
において、染着層シートの基材と染着層との付着力を小
さくすることができ染着層を中間転写媒体上に形成し易
くなる。また、染料層シートと染着層との付着力を小さ
くすることができ、中間転写媒体から染着層を剥がれ難
くする事ができる。
【0019】また、染着層シート剥離部材または染料層
シート剥離部材の中間転写媒体に対する押圧量が大きい
と、押圧位置での中間転写媒体の変形量も大きくなる。
これに伴い染着層シートまたは染料層シートの押圧位置
での中間転写媒体に対する実質の剥離角度が浅くなって
しまい、染着層シートの基材と染着層との付着力、また
は染着層と染料層シートとの付着力が大きくなってしま
う。本発明では、押圧量規制部材を用いて染着層シート
剥離部材または染料層シート剥離部材の中間転写媒体に
対する押圧量を規制することにより、染着層シートまた
は染料層シートの中間転写媒体に対する剥離角度が浅く
なることがなく、染着層の中間転写媒体への形成を安定
に行え、かつ、昇華性染料像の形成時、中間転写媒体か
ら染着層を剥がれ難くする事ができる。
シート剥離部材の中間転写媒体に対する押圧量が大きい
と、押圧位置での中間転写媒体の変形量も大きくなる。
これに伴い染着層シートまたは染料層シートの押圧位置
での中間転写媒体に対する実質の剥離角度が浅くなって
しまい、染着層シートの基材と染着層との付着力、また
は染着層と染料層シートとの付着力が大きくなってしま
う。本発明では、押圧量規制部材を用いて染着層シート
剥離部材または染料層シート剥離部材の中間転写媒体に
対する押圧量を規制することにより、染着層シートまた
は染料層シートの中間転写媒体に対する剥離角度が浅く
なることがなく、染着層の中間転写媒体への形成を安定
に行え、かつ、昇華性染料像の形成時、中間転写媒体か
ら染着層を剥がれ難くする事ができる。
【0020】また、本発明では、中間転写媒体に対し
て、染着層シートを介して染着層形成手段と染着層シー
ト剥離部材との二つの部材を押圧する。これは、中間転
写媒体に対して染着層シートを2箇所で規制することに
なる。この時、染着層形成手段と染着層シート剥離部材
との中間転写媒体に対する位置精度が非常に良好であれ
ば全く問題はないが、この位置精度が良好でない場合、
染着層形成手段と染着層シート剥離部材とを中間転写媒
体に押圧した場合、染着層シートの走行が不安定となり
染着層シートにしわが発生し易くなる。また、しわが発
生した場合、染着層形成手段通過時に発生したものは最
終画像に影響が大きくでるが、染着層シート剥離部材通
過時に発生したものは最終画像に影響が出難い。また、
染着層シート剥離部材を中間転写媒体に押圧してから染
着層形成手段を中間転写媒体に押圧した場合は、染着層
シート剥離部材の位置にて染着層シートの中間転写媒体
に対する位置が規制されてしまうため、その後に染着層
形成手段を中間転写媒体に押圧すると、染着層シートの
染着層形成手段通過時に染着層シートにしわが生じ易
い。しかしながら、本発明では染着層形成手段を押圧し
てから染着層シート剥離部材を押圧するものであり、染
着層形成手段の位置で染着層シートの中間転写媒体に対
する位置の規制が行えるため、染着層形成手段の通過時
のしわの発生を抑えることができ、最終画像にしわの影
響による画像劣化を抑えることができる。また、同様に
熱像形成手段を中間転写媒体に押圧してから染料層シー
ト剥離部材を中間転写媒体に押圧することにより、最終
画像にしわの影響による画像劣化を抑えることができ
る。
て、染着層シートを介して染着層形成手段と染着層シー
ト剥離部材との二つの部材を押圧する。これは、中間転
写媒体に対して染着層シートを2箇所で規制することに
なる。この時、染着層形成手段と染着層シート剥離部材
との中間転写媒体に対する位置精度が非常に良好であれ
ば全く問題はないが、この位置精度が良好でない場合、
染着層形成手段と染着層シート剥離部材とを中間転写媒
体に押圧した場合、染着層シートの走行が不安定となり
染着層シートにしわが発生し易くなる。また、しわが発
生した場合、染着層形成手段通過時に発生したものは最
終画像に影響が大きくでるが、染着層シート剥離部材通
過時に発生したものは最終画像に影響が出難い。また、
染着層シート剥離部材を中間転写媒体に押圧してから染
着層形成手段を中間転写媒体に押圧した場合は、染着層
シート剥離部材の位置にて染着層シートの中間転写媒体
に対する位置が規制されてしまうため、その後に染着層
形成手段を中間転写媒体に押圧すると、染着層シートの
染着層形成手段通過時に染着層シートにしわが生じ易
い。しかしながら、本発明では染着層形成手段を押圧し
てから染着層シート剥離部材を押圧するものであり、染
着層形成手段の位置で染着層シートの中間転写媒体に対
する位置の規制が行えるため、染着層形成手段の通過時
のしわの発生を抑えることができ、最終画像にしわの影
響による画像劣化を抑えることができる。また、同様に
熱像形成手段を中間転写媒体に押圧してから染料層シー
ト剥離部材を中間転写媒体に押圧することにより、最終
画像にしわの影響による画像劣化を抑えることができ
る。
【0021】また、染着層シート剥離部材、または染料
層シート剥離部材の中間転写媒体からの離間を所望のタ
イミングで行なうことにより、染着層の後端部分まで確
実に中間転写媒体に形成する事ができ、さらに、昇華性
染料像の後端部分まで染着層が中間転写媒体から剥がれ
ることなく良好な画像を形成することができる。
層シート剥離部材の中間転写媒体からの離間を所望のタ
イミングで行なうことにより、染着層の後端部分まで確
実に中間転写媒体に形成する事ができ、さらに、昇華性
染料像の後端部分まで染着層が中間転写媒体から剥がれ
ることなく良好な画像を形成することができる。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例の熱記録装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0023】図1において、1は金属製の第1の中間転
写ドラムであり、その表面には適度な離型性を保持した
シリコーンゴムからなる中間転写媒体2が設けられてお
り、駆動手段(図示せず)により所望の速度で回転され
る。シリコーンゴムの硬度は20度〜70度、膜厚は
0.1mm〜2mmのものが好ましく用いられるが、本
実施例では、鋭意検討の結果、硬度50度、膜厚0.4
mmの(信越化学工業(株)製 KE−1925T)を
用いている。
写ドラムであり、その表面には適度な離型性を保持した
シリコーンゴムからなる中間転写媒体2が設けられてお
り、駆動手段(図示せず)により所望の速度で回転され
る。シリコーンゴムの硬度は20度〜70度、膜厚は
0.1mm〜2mmのものが好ましく用いられるが、本
実施例では、鋭意検討の結果、硬度50度、膜厚0.4
mmの(信越化学工業(株)製 KE−1925T)を
用いている。
【0024】本実施例では中間転写媒体2を適度な離型
性を保持したシリコーンゴムで形成したが、これはシリ
コーンゴムに粘着性材料を保持させたものでも良く、ま
た適度な離型性を保持したものであれば、例えば、フッ
素系高分子材料、シリコーン系高分子材料、さらには、
PET、ポリイミド樹脂でも良い。
性を保持したシリコーンゴムで形成したが、これはシリ
コーンゴムに粘着性材料を保持させたものでも良く、ま
た適度な離型性を保持したものであれば、例えば、フッ
素系高分子材料、シリコーン系高分子材料、さらには、
PET、ポリイミド樹脂でも良い。
【0025】3は、染着層シートと染料層シートとの両
者を組み合わせたインクシートである。このインクシー
ト3の詳細を図2に示す。インクシート3は、膜厚3〜
9μm程度のPETフィルムからなる基材3a上に染着
層3bと染料層3cとを塗布したものであり、染着層3
bとY、M、Cの染料層3cとが面順次に形成されてい
る。染料層3cは、少なくとも昇華性染料と結着材から
構成される。昇華性染料としては分散染料、油溶染料、
塩基性染料等が用いられる。結着材にはポリエステル、
アクリルスチレン樹脂等が用いられる。また、染着層3
bには、ポリビニルブチラール樹脂を用いている。ま
た、基材3aの裏面には耐熱滑性処理を施している。
者を組み合わせたインクシートである。このインクシー
ト3の詳細を図2に示す。インクシート3は、膜厚3〜
9μm程度のPETフィルムからなる基材3a上に染着
層3bと染料層3cとを塗布したものであり、染着層3
bとY、M、Cの染料層3cとが面順次に形成されてい
る。染料層3cは、少なくとも昇華性染料と結着材から
構成される。昇華性染料としては分散染料、油溶染料、
塩基性染料等が用いられる。結着材にはポリエステル、
アクリルスチレン樹脂等が用いられる。また、染着層3
bには、ポリビニルブチラール樹脂を用いている。ま
た、基材3aの裏面には耐熱滑性処理を施している。
【0026】4は、サーマルヘッドであり、染着層形成
手段と熱像形成手段とを兼ねたものであり、先端部に
は、通電により発熱する発熱素子5が列状に形成されて
いる。6はサーマルヘッド離接レバーであり、サーマル
ヘッド4を中間転写媒体2に離接可能に支持されてい
る。7はサーマルヘッド4を中間転写媒体2に押圧する
ためのばねである。
手段と熱像形成手段とを兼ねたものであり、先端部に
は、通電により発熱する発熱素子5が列状に形成されて
いる。6はサーマルヘッド離接レバーであり、サーマル
ヘッド4を中間転写媒体2に離接可能に支持されてい
る。7はサーマルヘッド4を中間転写媒体2に押圧する
ためのばねである。
【0027】8は染着層シート剥離部材と染料層シート
剥離部材を兼ねた剥離板であり、剥離板支持部材9にて
中間転写媒体2に離接可能に支持されている。10は剥
離板8を中間転写媒体に押圧するためのばねである。1
1は押圧量規制部材であり、剥離板8の中間転写媒体2
への押圧量を規制するものである。12はインクシート
ガイドロールであり、インクシート3を中間転写媒体2
から鋭角に剥離するためのガイドロールである。
剥離部材を兼ねた剥離板であり、剥離板支持部材9にて
中間転写媒体2に離接可能に支持されている。10は剥
離板8を中間転写媒体に押圧するためのばねである。1
1は押圧量規制部材であり、剥離板8の中間転写媒体2
への押圧量を規制するものである。12はインクシート
ガイドロールであり、インクシート3を中間転写媒体2
から鋭角に剥離するためのガイドロールである。
【0028】13は、転写ロールであり、レバー14と
ばね15により回転自在に支持されかつ記録紙16を介
して中間転写媒体2に所望の圧力で圧接可能に構成され
ている。17はハロゲンランプであり、転写ロール13
を加熱保温する為のものである。18は転写ロール13
の表面温度を検出するサーミスタであり、図示なき温度
制御手段に接続されており、サーミスタ18の検知する
温度にしたがって、ハロゲンランプ17のON、OFF
を行い転写ロール13を所望の温度に制御する。
ばね15により回転自在に支持されかつ記録紙16を介
して中間転写媒体2に所望の圧力で圧接可能に構成され
ている。17はハロゲンランプであり、転写ロール13
を加熱保温する為のものである。18は転写ロール13
の表面温度を検出するサーミスタであり、図示なき温度
制御手段に接続されており、サーミスタ18の検知する
温度にしたがって、ハロゲンランプ17のON、OFF
を行い転写ロール13を所望の温度に制御する。
【0029】また、図6において、19は中間転写媒体
2上に形成された染着層3bに形成された昇華性染料像
である。
2上に形成された染着層3bに形成された昇華性染料像
である。
【0030】次に、以上のように構成された熱記録装置
の動作を図面を参照しながら説明する。
の動作を図面を参照しながら説明する。
【0031】まず、図1において、装置の電源がONに
なると、ハロゲンランプ17が発光する。その後サーミ
スタ18の検知する温度にしたがって、ハロゲンランプ
17の発光、消灯を繰り返すことにより、転写ロール1
3を設定温度に加熱保温することが出来る。転写ロール
13の設定温度は中間転写媒体2の材質、染着層3bの
材質、転写ロール13の中間転写媒体2に対する圧接力
等により異なるが、本実施例では150℃に設定してい
る。
なると、ハロゲンランプ17が発光する。その後サーミ
スタ18の検知する温度にしたがって、ハロゲンランプ
17の発光、消灯を繰り返すことにより、転写ロール1
3を設定温度に加熱保温することが出来る。転写ロール
13の設定温度は中間転写媒体2の材質、染着層3bの
材質、転写ロール13の中間転写媒体2に対する圧接力
等により異なるが、本実施例では150℃に設定してい
る。
【0032】次に、サーマルヘッド4をインクシート3
を介して中間転写ドラム1に圧接させ、かつインクシー
ト3の染着層3bが中間転写媒体2に接触する位置に保
持する。この状態で中間転写ドラム1を図示の矢印の方
向に回転させるとともに、インクシート3を中間転写媒
体2との相対速度がゼロとなるように図示の矢印の方向
に走行させる。中間転写ドラム1の周速は10mm/s
ecに設定している。この時、制御手段(図示せず)に
よりサーマルヘッド4に駆動信号を与え、サーマルヘッ
ド4の先端部にある発熱素子5を発熱させる。ここで図
3に、基材3aと染着層3bとの付着力、中間転写媒体
2と染着層3bとの付着力、染料層3cと染着層3bと
の付着力の温度依存性を示す。付着力は、各媒体と染着
層3bとを接触させた状態で加圧加熱し、その後、JI
S K 6854に準ずる剥離強さで評価した。剥離時
の温度が10℃〜60℃の範囲では、基材3aと染着層
3bとの付着力はほぼ変化なく、また、中間転写媒体2
と染着層3bとの付着力は、温度上昇と共に減少し、さ
らに、染料層3cと染着層3bとの付着力は温度と共に
増大する。よって、サーマルヘッド4の熱により、染着
層3bが加熱され、中間転写媒体2と染着層3bとの付
着力を、染着層3bと基材3aとの付着力よりも大きく
する事が出来ることとなる。
を介して中間転写ドラム1に圧接させ、かつインクシー
ト3の染着層3bが中間転写媒体2に接触する位置に保
持する。この状態で中間転写ドラム1を図示の矢印の方
向に回転させるとともに、インクシート3を中間転写媒
体2との相対速度がゼロとなるように図示の矢印の方向
に走行させる。中間転写ドラム1の周速は10mm/s
ecに設定している。この時、制御手段(図示せず)に
よりサーマルヘッド4に駆動信号を与え、サーマルヘッ
ド4の先端部にある発熱素子5を発熱させる。ここで図
3に、基材3aと染着層3bとの付着力、中間転写媒体
2と染着層3bとの付着力、染料層3cと染着層3bと
の付着力の温度依存性を示す。付着力は、各媒体と染着
層3bとを接触させた状態で加圧加熱し、その後、JI
S K 6854に準ずる剥離強さで評価した。剥離時
の温度が10℃〜60℃の範囲では、基材3aと染着層
3bとの付着力はほぼ変化なく、また、中間転写媒体2
と染着層3bとの付着力は、温度上昇と共に減少し、さ
らに、染料層3cと染着層3bとの付着力は温度と共に
増大する。よって、サーマルヘッド4の熱により、染着
層3bが加熱され、中間転写媒体2と染着層3bとの付
着力を、染着層3bと基材3aとの付着力よりも大きく
する事が出来ることとなる。
【0033】次に、図4を用いて動作の続きを説明す
る。図4はインクシート3の中間転写媒体2からの剥離
の状態を示す部分拡大図である。図4のように、剥離板
8をインクシート3を介して中間転写媒体2に押圧し、
この状態でインクシート3をインクシートガイドローラ
12に沿わせて剥離し、中間転写媒体2上に染着層3b
を形成することができる。中間転写媒体2上へ染着層3
bを形成するには、理論上は中間転写媒体2と染着層3
bとの付着力が、染着層3bと基材3aとの付着力より
も大きければ良い。しかしながら、現実に中間転写媒体
2上に染着層3bを良好に形成するには、中間転写媒体
2と染着層3bとの付着力が、染着層3bと基材3aと
の付着力よりもかなり大きい必要があった。そこで、本
実施例では、インクシート3を中間転写媒体2から急激
に剥離する構成を備えており、具体的には、剥離板8の
曲率の小さい先端部分でインクシート3を中間転写媒体
2から剥離する構成と、インクシートガイドロール12
により、インクシート3を中間転写媒体2から深い角度
で剥離する構成とを備えている。ここで、実験により、
染着層3bの中間転写媒体2上への形成は、インクシー
ト3を中間転写媒体2から急激に剥離する方が容易であ
ることが求められた。また、この現象に関する理論は、
例えば、接着ハンドブック(第2版、日本接着協会編
集)に記載されている。よって、本実施例のように、イ
ンクシート3を中間転写媒体2から急激に剥離すること
により、染着層3bを中間転写媒体2に安定して形成す
ることができることとなる。
る。図4はインクシート3の中間転写媒体2からの剥離
の状態を示す部分拡大図である。図4のように、剥離板
8をインクシート3を介して中間転写媒体2に押圧し、
この状態でインクシート3をインクシートガイドローラ
12に沿わせて剥離し、中間転写媒体2上に染着層3b
を形成することができる。中間転写媒体2上へ染着層3
bを形成するには、理論上は中間転写媒体2と染着層3
bとの付着力が、染着層3bと基材3aとの付着力より
も大きければ良い。しかしながら、現実に中間転写媒体
2上に染着層3bを良好に形成するには、中間転写媒体
2と染着層3bとの付着力が、染着層3bと基材3aと
の付着力よりもかなり大きい必要があった。そこで、本
実施例では、インクシート3を中間転写媒体2から急激
に剥離する構成を備えており、具体的には、剥離板8の
曲率の小さい先端部分でインクシート3を中間転写媒体
2から剥離する構成と、インクシートガイドロール12
により、インクシート3を中間転写媒体2から深い角度
で剥離する構成とを備えている。ここで、実験により、
染着層3bの中間転写媒体2上への形成は、インクシー
ト3を中間転写媒体2から急激に剥離する方が容易であ
ることが求められた。また、この現象に関する理論は、
例えば、接着ハンドブック(第2版、日本接着協会編
集)に記載されている。よって、本実施例のように、イ
ンクシート3を中間転写媒体2から急激に剥離すること
により、染着層3bを中間転写媒体2に安定して形成す
ることができることとなる。
【0034】さらに詳細な実験によれば、インクシート
3の中間転写媒体2からの剥離の曲率は3mm以下(剥
離板8の先端部の形状が曲率3mm以下)、また、イン
クシート3の中間転写媒体2からの剥離角度が中間転写
媒体2の接線方向に対して40度〜140度であれば染
着層を中間転写媒体2に対して良好に形成できた。剥離
角度は140度よりもさらに深くても良好に形成可能で
あると考えられるが装置構成の観点からこれ以上深い角
度で剥離するのは困難であると考えている。また、イン
クシート3を中間転写媒体2から浅い角度で剥離した場
合は、インクシート3にかかる張力のうち、基材3aと
染着層3bとを剥離する方向に働く分力が小さくなるた
め、インクシート3を剥離板8の先端部に沿って剥離す
ることが困難となり、染着層3bを中間転写媒体2に形
成し難くなってしまう。この場合、巻取り手段(図示せ
ず)によりインクシート3の張力を大きくすれば、剥離
板8の先端部の形状に沿わせて剥離することも可能であ
るが、インクシート3にしわ等が発生しやすくなるため
好ましくない。よって、インクシート3の剥離角度は深
くする必要がある。
3の中間転写媒体2からの剥離の曲率は3mm以下(剥
離板8の先端部の形状が曲率3mm以下)、また、イン
クシート3の中間転写媒体2からの剥離角度が中間転写
媒体2の接線方向に対して40度〜140度であれば染
着層を中間転写媒体2に対して良好に形成できた。剥離
角度は140度よりもさらに深くても良好に形成可能で
あると考えられるが装置構成の観点からこれ以上深い角
度で剥離するのは困難であると考えている。また、イン
クシート3を中間転写媒体2から浅い角度で剥離した場
合は、インクシート3にかかる張力のうち、基材3aと
染着層3bとを剥離する方向に働く分力が小さくなるた
め、インクシート3を剥離板8の先端部に沿って剥離す
ることが困難となり、染着層3bを中間転写媒体2に形
成し難くなってしまう。この場合、巻取り手段(図示せ
ず)によりインクシート3の張力を大きくすれば、剥離
板8の先端部の形状に沿わせて剥離することも可能であ
るが、インクシート3にしわ等が発生しやすくなるため
好ましくない。よって、インクシート3の剥離角度は深
くする必要がある。
【0035】また、剥離板8の中間転写媒体2への押圧
位置までインクシート3を走行させた後に剥離すること
により、サーマルヘッド4にて加熱された染着層3bが
冷却されてから中間転写媒体2から剥離されることにな
る。これにより、染着層3bと中間転写媒体2との付着
力が高い状態でインクシート3を剥離することができる
ため、よりいっそう染着層3bを中間転写媒体2に形成
しやすくなっている。また、剥離板8に冷却手段を備
え、インクシート3がさらに低温で剥離できる構成も好
ましく用いることができる。
位置までインクシート3を走行させた後に剥離すること
により、サーマルヘッド4にて加熱された染着層3bが
冷却されてから中間転写媒体2から剥離されることにな
る。これにより、染着層3bと中間転写媒体2との付着
力が高い状態でインクシート3を剥離することができる
ため、よりいっそう染着層3bを中間転写媒体2に形成
しやすくなっている。また、剥離板8に冷却手段を備
え、インクシート3がさらに低温で剥離できる構成も好
ましく用いることができる。
【0036】また、本実施例では、剥離板8の中間転写
媒体2への圧接方法に工夫を施している。つまり、押圧
量規制部材11を備え、剥離板8の中間転写媒体2への
押圧量を規制するものである。図5に押圧量規制部材1
1を備えなかった場合のインクシート3の中間転写媒体
2からの剥離部の部分拡大図を示す。図5においては、
押圧量規制部材11を設けていないため、中間転写媒体
2に対する押圧量は、剥離板8を中間転写媒体2に押圧
するばね10の力に依存する。つまり、ばね10の力と
中間転写媒体2の変形による反発力とが釣り合う位置ま
で中間転写媒体2が剥離板8により押圧される。この
時、インクシート3の中間転写媒体2からの実質の剥離
角度はθとなり押圧量が少ない場合に対して浅い角度と
なってしまい中間転写媒体2に対する染着層3bの形成
能力が低下してしまう。よって、中間転写媒体2に対す
る剥離板8の押圧量は少ない方が好ましい。ここで、中
間転写媒体2への押圧量を小さくするために、剥離板8
の中間転写媒体2に対する押圧力を小さくすることが考
えられるが、この押圧力にも下限がある。つまり、イン
クシート3を安定に走行させるためには一定以上の張力
をかける必要があり、また、この張力により剥離板8の
中間転写媒体2に対する押圧状態が変わらないだけの押
圧力を加える必要がある。したがって、中間転写媒体2
に対して剥離板8を所望の押圧力で押圧し、かつ、その
押圧量を少なくするためには、本実施例の様に、ばね1
0で剥離板8を中間転写媒体2に十分な押圧量をもって
押圧し、かつ、押圧量規制部材11で剥離板8の中間転
写媒体2への押圧量を規制する構成が有効である。
媒体2への圧接方法に工夫を施している。つまり、押圧
量規制部材11を備え、剥離板8の中間転写媒体2への
押圧量を規制するものである。図5に押圧量規制部材1
1を備えなかった場合のインクシート3の中間転写媒体
2からの剥離部の部分拡大図を示す。図5においては、
押圧量規制部材11を設けていないため、中間転写媒体
2に対する押圧量は、剥離板8を中間転写媒体2に押圧
するばね10の力に依存する。つまり、ばね10の力と
中間転写媒体2の変形による反発力とが釣り合う位置ま
で中間転写媒体2が剥離板8により押圧される。この
時、インクシート3の中間転写媒体2からの実質の剥離
角度はθとなり押圧量が少ない場合に対して浅い角度と
なってしまい中間転写媒体2に対する染着層3bの形成
能力が低下してしまう。よって、中間転写媒体2に対す
る剥離板8の押圧量は少ない方が好ましい。ここで、中
間転写媒体2への押圧量を小さくするために、剥離板8
の中間転写媒体2に対する押圧力を小さくすることが考
えられるが、この押圧力にも下限がある。つまり、イン
クシート3を安定に走行させるためには一定以上の張力
をかける必要があり、また、この張力により剥離板8の
中間転写媒体2に対する押圧状態が変わらないだけの押
圧力を加える必要がある。したがって、中間転写媒体2
に対して剥離板8を所望の押圧力で押圧し、かつ、その
押圧量を少なくするためには、本実施例の様に、ばね1
0で剥離板8を中間転写媒体2に十分な押圧量をもって
押圧し、かつ、押圧量規制部材11で剥離板8の中間転
写媒体2への押圧量を規制する構成が有効である。
【0037】また、本実施例では、中間転写媒体2に対
して、インクシート3を介してサーマルヘッド4と剥離
板8との二つの部材を押圧する。これは、中間転写媒体
2に対してインクシート3を2箇所で規制することにな
る。この時、サーマルヘッド4と剥離板8との中間転写
媒体2に対する位置精度が非常に良好であれば全く問題
はないが、この位置精度が良好でない場合、サーマルヘ
ッド4と剥離板8とを中間転写媒体2に押圧した場合、
インクシート3の走行が不安定となりインクシート3に
しわが発生し易くなる。また、しわが発生した場合、サ
ーマルヘッド4の通過後に発生したものは最終画像に影
響が大きくでるが、剥離板8の通過時に発生したものは
最終画像に影響が出難い。また、剥離板8を中間転写媒
体2に押圧してからサーマルヘッド4を中間転写媒体2
に押圧した場合は、剥離板8の位置にてインクシート3
の中間転写媒体2に対する位置が規制されてしまうた
め、その後にサーマルヘッド4を中間転写媒体2に押圧
すると、インクシートのサーマルヘッド4の通過時にイ
ンクシート3にしわが生じ易い。しかしながら、本発明
ではサーマルヘッド4を押圧してから剥離板8を押圧す
るものであり、サーマルヘッド4の位置でインクシート
3の中間転写媒体2に対する位置の規制が行えるため、
サーマルヘッド4の通過時のしわの発生を抑えることが
でき、最終画像にしわの影響による画像劣化の発生を抑
えることができる。
して、インクシート3を介してサーマルヘッド4と剥離
板8との二つの部材を押圧する。これは、中間転写媒体
2に対してインクシート3を2箇所で規制することにな
る。この時、サーマルヘッド4と剥離板8との中間転写
媒体2に対する位置精度が非常に良好であれば全く問題
はないが、この位置精度が良好でない場合、サーマルヘ
ッド4と剥離板8とを中間転写媒体2に押圧した場合、
インクシート3の走行が不安定となりインクシート3に
しわが発生し易くなる。また、しわが発生した場合、サ
ーマルヘッド4の通過後に発生したものは最終画像に影
響が大きくでるが、剥離板8の通過時に発生したものは
最終画像に影響が出難い。また、剥離板8を中間転写媒
体2に押圧してからサーマルヘッド4を中間転写媒体2
に押圧した場合は、剥離板8の位置にてインクシート3
の中間転写媒体2に対する位置が規制されてしまうた
め、その後にサーマルヘッド4を中間転写媒体2に押圧
すると、インクシートのサーマルヘッド4の通過時にイ
ンクシート3にしわが生じ易い。しかしながら、本発明
ではサーマルヘッド4を押圧してから剥離板8を押圧す
るものであり、サーマルヘッド4の位置でインクシート
3の中間転写媒体2に対する位置の規制が行えるため、
サーマルヘッド4の通過時のしわの発生を抑えることが
でき、最終画像にしわの影響による画像劣化の発生を抑
えることができる。
【0038】なお、中間転写媒体2への剥離板8の圧接
は、インクシート3のサーマルヘッド4により加熱され
た部分が、剥離板8の中間転写媒体2に対する押圧部を
通過する前に行なう必要があり、さらには、インクシー
ト3のサーマルヘッド4により加熱された部分が、剥離
板8の中間転写媒体2に対する押圧部を通過する直前で
あることが好ましい。
は、インクシート3のサーマルヘッド4により加熱され
た部分が、剥離板8の中間転写媒体2に対する押圧部を
通過する前に行なう必要があり、さらには、インクシー
ト3のサーマルヘッド4により加熱された部分が、剥離
板8の中間転写媒体2に対する押圧部を通過する直前で
あることが好ましい。
【0039】また、本実施例では、剥離板8の中間転写
媒体2からの離間のタイミングにも十分な考慮を図って
いる。つまり、インクシート3のサーマルヘッド4によ
り加熱された部分が剥離板8を通過し終わってから剥離
板8を中間転写媒体2から離間する構成を備えている。
サーマルヘッド4での加熱が終わった後、サーマルヘッ
ド4の離間と同時に剥離板8の離間を行なうと、染着層
3bの中間転写媒体2への形成が完了していない部分が
生じ、染着層3bの後端部の中間転写媒体2への形成不
良が生じる場合がある。しかしながら、本実施例の構成
により、染着層3bの後端部分まで確実に中間転写媒体
2に形成する事ができる。
媒体2からの離間のタイミングにも十分な考慮を図って
いる。つまり、インクシート3のサーマルヘッド4によ
り加熱された部分が剥離板8を通過し終わってから剥離
板8を中間転写媒体2から離間する構成を備えている。
サーマルヘッド4での加熱が終わった後、サーマルヘッ
ド4の離間と同時に剥離板8の離間を行なうと、染着層
3bの中間転写媒体2への形成が完了していない部分が
生じ、染着層3bの後端部の中間転写媒体2への形成不
良が生じる場合がある。しかしながら、本実施例の構成
により、染着層3bの後端部分まで確実に中間転写媒体
2に形成する事ができる。
【0040】次に、中間転写媒体2上に形成した染着層
3bへの昇華性染料像13の形成の動作について図6を
参照して説明する。図6は染着層3bへの昇華性染料像
19の形成動作を示す概略構成図である。
3bへの昇華性染料像13の形成の動作について図6を
参照して説明する。図6は染着層3bへの昇華性染料像
19の形成動作を示す概略構成図である。
【0041】インクシート3の染料層3cのY色の部分
を中間転写媒体2上に形成した染着層3bと接触する位
置に配置し、染着層3bの形成時と同様に中間転写媒体
2とインクシート3とを走行させる。この時、制御手段
(図示せず)によりサーマルヘッド4に駆動信号を与
え、画像パターンに応じてサーマルヘッド4の先端部に
ある発熱素子5を発熱させる。これにより、染料層3c
が加熱され、中間転写媒体2上に形成された染着層3b
に染料層3cの昇華性染料が熱拡散転写する。この時、
染料層3cと中間転写媒体2上に形成された染着層3b
とには、サーマルヘッド4による熱により付着力が生じ
る。
を中間転写媒体2上に形成した染着層3bと接触する位
置に配置し、染着層3bの形成時と同様に中間転写媒体
2とインクシート3とを走行させる。この時、制御手段
(図示せず)によりサーマルヘッド4に駆動信号を与
え、画像パターンに応じてサーマルヘッド4の先端部に
ある発熱素子5を発熱させる。これにより、染料層3c
が加熱され、中間転写媒体2上に形成された染着層3b
に染料層3cの昇華性染料が熱拡散転写する。この時、
染料層3cと中間転写媒体2上に形成された染着層3b
とには、サーマルヘッド4による熱により付着力が生じ
る。
【0042】次に、剥離板8をインクシート3を介して
中間転写媒体2に押圧し、この状態でインクシート3を
インクシートガイドローラ12に沿わせて剥離する。こ
の時、中間転写媒体2と染着層3bとの付着力が染着層
3bと染料層3cとの付着力よりも大きければ、中間転
写媒体2上染着層3bが剥がれることなくインクシート
3を中間転写媒体2から剥離することができる。ここ
で、インクシート3のサーマルヘッド4により加熱され
た部分が、剥離板8の中間転写媒体2に対する押圧部を
通過する前に剥離板8を押圧する必要がある。昇華性染
料像19の形成時の剥離板8の効果は、中間転写媒体2
上への染着層3bの形成時の効果と同様である。
中間転写媒体2に押圧し、この状態でインクシート3を
インクシートガイドローラ12に沿わせて剥離する。こ
の時、中間転写媒体2と染着層3bとの付着力が染着層
3bと染料層3cとの付着力よりも大きければ、中間転
写媒体2上染着層3bが剥がれることなくインクシート
3を中間転写媒体2から剥離することができる。ここ
で、インクシート3のサーマルヘッド4により加熱され
た部分が、剥離板8の中間転写媒体2に対する押圧部を
通過する前に剥離板8を押圧する必要がある。昇華性染
料像19の形成時の剥離板8の効果は、中間転写媒体2
上への染着層3bの形成時の効果と同様である。
【0043】つまり、中間転写媒体2への染着層3bの
形成時は、インクシート3の中間転写媒体2からの剥離
時において、中間転写媒体2と染着層3bとの付着力が
染着層3bと基材3aとの付着力に打ち勝った場合に、
中間転写媒体2に染着層3bが形成できる。中間転写媒
体2上に形成された染着層3bへの昇華性染料像19の
形成時は、インクシート3の中間転写媒体2からの剥離
時において、中間転写媒体2と染着層3bとの付着力
が、染着層3bと染料層3cとの付着力に打ち勝った場
合に、染着層3bが中間転写媒体2から剥がれることな
く、昇華性染料像19を染着層3bに形成することがで
きる。本実施例では、剥離板8を備え、昇華性染料像1
9の形成時においても、インクシート3を中間転写媒体
2から急激に剥離することにより、染着層3bが中間転
写媒体2から剥がれることなく、この染着層3bにY色
の昇華性染料像19が得られることとなる。
形成時は、インクシート3の中間転写媒体2からの剥離
時において、中間転写媒体2と染着層3bとの付着力が
染着層3bと基材3aとの付着力に打ち勝った場合に、
中間転写媒体2に染着層3bが形成できる。中間転写媒
体2上に形成された染着層3bへの昇華性染料像19の
形成時は、インクシート3の中間転写媒体2からの剥離
時において、中間転写媒体2と染着層3bとの付着力
が、染着層3bと染料層3cとの付着力に打ち勝った場
合に、染着層3bが中間転写媒体2から剥がれることな
く、昇華性染料像19を染着層3bに形成することがで
きる。本実施例では、剥離板8を備え、昇華性染料像1
9の形成時においても、インクシート3を中間転写媒体
2から急激に剥離することにより、染着層3bが中間転
写媒体2から剥がれることなく、この染着層3bにY色
の昇華性染料像19が得られることとなる。
【0044】詳細な実験によれば、インクシート3の中
間転写媒体2からの剥離の曲率は3mm以下(剥離板8
の先端部の形状が曲率3mm以下)、また、インクシー
ト3の中間転写媒体2からの剥離角度が中間転写媒体2
の接線方向に対して40度〜140度であれば、中間転
写媒体2上に形成した染着層3bが剥がれることなく、
染着層3bに昇華性染料像19を良好に形成することが
できた。
間転写媒体2からの剥離の曲率は3mm以下(剥離板8
の先端部の形状が曲率3mm以下)、また、インクシー
ト3の中間転写媒体2からの剥離角度が中間転写媒体2
の接線方向に対して40度〜140度であれば、中間転
写媒体2上に形成した染着層3bが剥がれることなく、
染着層3bに昇華性染料像19を良好に形成することが
できた。
【0045】さらに、同様の動作をM、C色の染料層3
cについて行なうことにより、染着層3bにY、M、C
の3色の昇華性染料像19を得ることができる。
cについて行なうことにより、染着層3bにY、M、C
の3色の昇華性染料像19を得ることができる。
【0046】本実施例において、中間転写媒体2上に形
成した染着層3bへの昇華性染料像19の形成時におい
ても、・剥離板8の曲率の小さい先端部分でインクシー
ト3を中間転写媒体2から剥離する動作、・インクシー
トガイドロール12により、インクシート3を中間転写
媒体2から深い角度で剥離する動作、・押圧量規制部材
11により、剥離板8の中間転写媒体2に対する押圧量
を規制する動作、・サーマルヘッド4を押圧してから剥
離板8を押圧する動作、・インクシート3のサーマルヘ
ッド4により加熱された部分が剥離板8を通過し終わっ
てから剥離板8を中間転写媒体2から離間する動作も行
なっている。これら全ての動作は、中間転写媒体2への
染着層3bの形成時と全く同様であり、その効果は、昇
華性染料像19の形成時、中間転写媒体2から染着層3
bを剥がれ難くするものである。
成した染着層3bへの昇華性染料像19の形成時におい
ても、・剥離板8の曲率の小さい先端部分でインクシー
ト3を中間転写媒体2から剥離する動作、・インクシー
トガイドロール12により、インクシート3を中間転写
媒体2から深い角度で剥離する動作、・押圧量規制部材
11により、剥離板8の中間転写媒体2に対する押圧量
を規制する動作、・サーマルヘッド4を押圧してから剥
離板8を押圧する動作、・インクシート3のサーマルヘ
ッド4により加熱された部分が剥離板8を通過し終わっ
てから剥離板8を中間転写媒体2から離間する動作も行
なっている。これら全ての動作は、中間転写媒体2への
染着層3bの形成時と全く同様であり、その効果は、昇
華性染料像19の形成時、中間転写媒体2から染着層3
bを剥がれ難くするものである。
【0047】次に、昇華性染料像19の形成された染着
層3bの記録紙16への転写の動作について図7を参照
して説明する。昇華性染料像19の形成された染着層3
bの記録紙16への転写の動作について図7を参照して
説明する。まず、紙送り手段(図示せず)により記録紙
16を搬送する。この状態で図7に示す様に加熱保温さ
れた転写ロール13を記録紙16を介して中間転写媒体
2に圧接することにより、中間転写媒体2上の昇華性染
料像19の形成された染着層3bを記録紙16に熱転写
することができる。この時、転写ロール13の中間転写
媒体2への圧接力は、線圧2kgf/cmとなるように
構成している。この圧接力であれば、中間転写ドラム1
の周速が10mm/sec、転写ロール13の加熱保温
温度150℃の時に、ベック平滑度3秒、厚み150μ
mの記録紙16に対して染着層3bを良好に転写する事
が出来た。この時、中間転写媒体2は柔軟なシリコーン
ゴムで形成しているため、記録紙16の表面の凹凸にシ
リコーンゴムを倣わすことができる。これにより染着層
3bを記録紙16の凹凸に十分に倣わすことができ、定
着性の良好な出力を得ることができた。
層3bの記録紙16への転写の動作について図7を参照
して説明する。昇華性染料像19の形成された染着層3
bの記録紙16への転写の動作について図7を参照して
説明する。まず、紙送り手段(図示せず)により記録紙
16を搬送する。この状態で図7に示す様に加熱保温さ
れた転写ロール13を記録紙16を介して中間転写媒体
2に圧接することにより、中間転写媒体2上の昇華性染
料像19の形成された染着層3bを記録紙16に熱転写
することができる。この時、転写ロール13の中間転写
媒体2への圧接力は、線圧2kgf/cmとなるように
構成している。この圧接力であれば、中間転写ドラム1
の周速が10mm/sec、転写ロール13の加熱保温
温度150℃の時に、ベック平滑度3秒、厚み150μ
mの記録紙16に対して染着層3bを良好に転写する事
が出来た。この時、中間転写媒体2は柔軟なシリコーン
ゴムで形成しているため、記録紙16の表面の凹凸にシ
リコーンゴムを倣わすことができる。これにより染着層
3bを記録紙16の凹凸に十分に倣わすことができ、定
着性の良好な出力を得ることができた。
【0048】こうして、従来の昇華性染料を用いた熱記
録方法では画像を得ることが出来なかった専用紙以外の
記録紙に対しても高品位なフルカラー画像を得ることが
でき、さらにランニングコストの低減を図ることができ
る。
録方法では画像を得ることが出来なかった専用紙以外の
記録紙に対しても高品位なフルカラー画像を得ることが
でき、さらにランニングコストの低減を図ることができ
る。
【0049】また、本実施例では中間転写ドラム1を用
いたが、これらは、ベルト状の基材に中間転写媒体2を
形成したものでも好ましく用いることができる。
いたが、これらは、ベルト状の基材に中間転写媒体2を
形成したものでも好ましく用いることができる。
【0050】また、本実施例では染着層3bとY、M、
Cの染料層3cとが面順次に形成されたインクシート3
を用いたが、これは、染着層3bとY、M、Cの染料層
3cとが別のシートに形成されたものでもよく、さらに
Y、M、Cの各染料層3cもそれぞれ別のシートに形成
されたものでもよい。
Cの染料層3cとが面順次に形成されたインクシート3
を用いたが、これは、染着層3bとY、M、Cの染料層
3cとが別のシートに形成されたものでもよく、さらに
Y、M、Cの各染料層3cもそれぞれ別のシートに形成
されたものでもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明は上記したように、中間転写媒体
上に染着層を形成し、この染着層に昇華性染料像を記録
し、さらに、昇華性染料像が記録された染着層を記録紙
に熱転写させる方式であるため、特殊紙にだけでなく普
通紙に対しても高精細なフルカラー画像を出力すること
ができる。
上に染着層を形成し、この染着層に昇華性染料像を記録
し、さらに、昇華性染料像が記録された染着層を記録紙
に熱転写させる方式であるため、特殊紙にだけでなく普
通紙に対しても高精細なフルカラー画像を出力すること
ができる。
【0052】また、染着層シートを介して中間転写媒体
に押圧した染着層シート剥離部材の位置にて染着層シー
トを中間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm以上3
mm以下となるように剥離する方法であるため、染着層を
中間転写媒体上に形成し易くなる。
に押圧した染着層シート剥離部材の位置にて染着層シー
トを中間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm以上3
mm以下となるように剥離する方法であるため、染着層を
中間転写媒体上に形成し易くなる。
【0053】また、中間転写媒体上に形成した染着層へ
の昇華性染料像の形成後、染料層シートを介して中間転
写媒体に押圧した染料層シート剥離部材の位置にて染料
層シートを中間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm
以上3mm以下となるように剥離するものであるため、中
間転写媒体から染着層を剥がれ難くする事ができ、プロ
セスの安定を図ることができる。
の昇華性染料像の形成後、染料層シートを介して中間転
写媒体に押圧した染料層シート剥離部材の位置にて染料
層シートを中間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm
以上3mm以下となるように剥離するものであるため、中
間転写媒体から染着層を剥がれ難くする事ができ、プロ
セスの安定を図ることができる。
【0054】また、染着層シートまたは染料層シートの
中間転写媒体からの剥離角度が、中間転写媒体の剥離位
置における接線方向に対して40度以上140度以下と
なるように深い角度で剥離するものであるため、染着層
を中間転写媒体上に形成し易くなり、かつ、中間転写媒
体から染着層を剥がれ難くする事ができる。
中間転写媒体からの剥離角度が、中間転写媒体の剥離位
置における接線方向に対して40度以上140度以下と
なるように深い角度で剥離するものであるため、染着層
を中間転写媒体上に形成し易くなり、かつ、中間転写媒
体から染着層を剥がれ難くする事ができる。
【0055】また、押圧量規制部材を用いて染着層シー
ト剥離部材または染料層シート剥離部材の中間転写媒体
に対する押圧量を規制することにより、染着層の中間転
写媒体への形成を安定に行え、かつ、昇華性染料像の形
成時、中間転写媒体から染着層を剥がれ難くする事がで
きる。
ト剥離部材または染料層シート剥離部材の中間転写媒体
に対する押圧量を規制することにより、染着層の中間転
写媒体への形成を安定に行え、かつ、昇華性染料像の形
成時、中間転写媒体から染着層を剥がれ難くする事がで
きる。
【0056】また、染着層形成手段を押圧してから染着
層シート剥離部材を押圧するものであるため、染着層形
成手段の通過時のしわの発生を抑えることができ、最終
画像にしわの影響による画像劣化の発生を抑えることが
できる。また、同様に熱像形成手段を中間転写媒体に押
圧してから染料層シート剥離部材を中間転写媒体に押圧
することにより、最終画像にしわの影響による画像劣化
の発生を抑えることができる。
層シート剥離部材を押圧するものであるため、染着層形
成手段の通過時のしわの発生を抑えることができ、最終
画像にしわの影響による画像劣化の発生を抑えることが
できる。また、同様に熱像形成手段を中間転写媒体に押
圧してから染料層シート剥離部材を中間転写媒体に押圧
することにより、最終画像にしわの影響による画像劣化
の発生を抑えることができる。
【0057】また、染着層シート剥離部材、または染料
層シート剥離部材の中間転写媒体からの離間を所望のタ
イミングで行なうことにより、染着層の後端部分まで確
実に中間転写媒体に形成する事ができ、さらに、昇華性
染料像の後端部分まで染着層が中間転写媒体から剥がれ
ることなく良好な画像を形成することができる。
層シート剥離部材の中間転写媒体からの離間を所望のタ
イミングで行なうことにより、染着層の後端部分まで確
実に中間転写媒体に形成する事ができ、さらに、昇華性
染料像の後端部分まで染着層が中間転写媒体から剥がれ
ることなく良好な画像を形成することができる。
【図1】本発明の一実施例における熱記録録装置の概略
構成図
構成図
【図2】同実施例におけるインクシートの斜視図
【図3】同実施例における染着層と各種媒体との付着力
の温度依存性を示すグラフ
の温度依存性を示すグラフ
【図4】同実施例におけるインクシートの中間転写媒体
からの剥離状態を示す部分拡大図
からの剥離状態を示す部分拡大図
【図5】同実施例における押圧量規制部材を備えていな
い場合のインクシートの中間転写媒体からの剥離状態を
示す部分拡大図
い場合のインクシートの中間転写媒体からの剥離状態を
示す部分拡大図
【図6】同実施例における染着層への昇華性染料像の形
成動作を示す概略構成図
成動作を示す概略構成図
【図7】同実施例における昇華性染料像の形成された染
着層の記録紙への転写動作を示す概略構成図
着層の記録紙への転写動作を示す概略構成図
【図8】従来の熱記録装置の概略構成図
1 中間転写ドラム 2 中間転写媒体 3 インクシート(染着層シートと染料層シートを組み
合わせたもの) 4 サーマルヘッド(染着層形成手段と熱像形成手段を
兼ねたもの) 5 発熱素子 6 サーマルヘッド離接レバー 8 剥離板(染着層シート剥離部材と染料層シート剥離
部材を兼ねたもの) 9 剥離板支持部材 10 ばね 11 押圧量規制部材 12 インクシートガイドロール 13 転写ロール 14 レバー 16 記録紙 17 ハロゲンランプ 19 昇華性染料像
合わせたもの) 4 サーマルヘッド(染着層形成手段と熱像形成手段を
兼ねたもの) 5 発熱素子 6 サーマルヘッド離接レバー 8 剥離板(染着層シート剥離部材と染料層シート剥離
部材を兼ねたもの) 9 剥離板支持部材 10 ばね 11 押圧量規制部材 12 インクシートガイドロール 13 転写ロール 14 レバー 16 記録紙 17 ハロゲンランプ 19 昇華性染料像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7267−2H B41M 5/26 101 J
Claims (9)
- 【請求項1】フィルム状の基材に染着層を有する染着層
シートを染着層形成手段により中間転写媒体に押圧した
状態で加熱し、その後、前記染着層シートを介して前記
中間転写媒体に押圧した染着層シート剥離部材の位置に
て前記染着層シートを前記中間転写媒体から剥離の曲率
が0.001mm以上3mm以下となるように剥離し前記中
間転写媒体上に染着層を形成する第1の工程と、フィル
ム状の基材に昇華性染料を含む染料層を有する染料層シ
ートを前記中間転写媒体上に形成した染着層に接触させ
るとともに熱像形成手段にて接触した部分の染料層を選
択的に加熱することにより染着層に昇華性染料像を形成
する第2の工程と、前記中間転写媒体上に形成された染
着層をその染着層に形成された昇華性染料像とともに記
録紙に熱転写させる第3の工程とからなることを特徴と
する熱記録方法。 - 【請求項2】フィルム状の基材に染着層を有する染着層
シートを染着層形成手段により中間転写媒体に押圧した
状態で加熱し、その後、前記染着層シートを前記中間転
写媒体から剥離することにより前記中間転写媒体上に染
着層を形成する第1の工程と、フィルム状の基材に昇華
性染料を含む染料層を有する染料層シートを前記中間転
写媒体上に形成した染着層に接触させるとともに熱像形
成手段にて接触した部分の染料層を選択的に加熱するこ
とにより染着層に昇華性染料像を形成し、その後、前記
染料層シートを介して前記中間転写媒体に押圧した染料
層シート剥離部材の位置にて前記染料層シートを前記中
間転写媒体から剥離の曲率が0.001mm以上3mm以下
となるように剥離する第2の工程と、前記中間転写媒体
上に形成された染着層をその染着層に形成された昇華性
染料像とともに記録紙に熱転写させる第3の工程とから
なることを特徴とする熱記録方法。 - 【請求項3】染着層シートと染料層シートとして、フィ
ルム状の基材に染着層と染料層とを面順次に塗布した形
態であるものを用い、かつ熱像形成手段を染着層形成手
段としても用い、かつ染料層シート剥離手段を染着層シ
ート剥離手段としても用いることを特徴とする請求項2
記載の熱記録方法。 - 【請求項4】第1の工程において、染着層シートまたは
染料層シートの中間転写媒体からの剥離角度が、前記中
間転写媒体の剥離位置における接線方向に対して40度
以上140度以下となるように剥離することを特徴とす
る請求項1また2のいずれかに記載の熱記録方法。 - 【請求項5】染着層シート剥離部材または染料層シート
剥離部材を中間転写媒体に対して離接可能とし、かつ押
圧量規制部材を用いて前記染着層シート剥離部材または
前記染料層シート剥離部材の前記中間転写媒体に対する
押圧量を規制することを特徴とする請求項1また2のい
ずれかに記載の熱記録方法。 - 【請求項6】染着層形成手段と染着層シート剥離部材、
または熱像形成手段と染料層シート剥離部材を中間転写
媒体に対して離接可能とし、前記染着層形成手段を前記
中間転写媒体に押圧してから前記染着層シート剥離部材
を前記中間転写媒体に押圧すること、または、前記熱像
形成手段を前記中間転写媒体に押圧してから前記染料層
シート剥離手段を前記中間転写媒体に押圧することを特
徴とする請求項1また2のいずれかに記載の熱記録方
法。 - 【請求項7】染着層シート剥離部材または染料層シート
剥離部材を中間転写媒体に対して離接可能とし、染着層
シートの染着層形成手段により加熱された部分が前記染
着層シート剥離部材の前記中間転写媒体への押圧位置を
通過し終わってから前記染着層シート剥離部材を前記中
間転写媒体から離間すること、または前記染料層シート
の熱像形成手段により加熱された部分が前記染料層シー
ト剥離部材の前記中間転写媒体への押圧位置を通過し終
わってから前記染料層シート剥離部材を前記中間転写媒
体から離間することを特徴とする請求項1また2のいず
れかに記載の熱記録方法。 - 【請求項8】染着層形成部分は少なくともシリコーンゴ
ムを含んで成る中間転写媒体を用いることを特徴とする
請求項1また2のいずれかに記載の熱記録方法。 - 【請求項9】第3の工程において、加熱保温された圧接
ロールを記録紙を介して中間転写媒体に押圧することに
より、前記中間転写媒体上に形成された染着層を記録紙
に熱転写させることを特徴とする請求項1また2のいず
れかに記載の熱記録方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6132966A JPH081966A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 熱記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6132966A JPH081966A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 熱記録方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081966A true JPH081966A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15093671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6132966A Pending JPH081966A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 熱記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081966A (ja) |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP6132966A patent/JPH081966A/ja active Pending
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