JPH08142368A - 熱記録装置 - Google Patents

熱記録装置

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JPH08142368A
JPH08142368A JP6291046A JP29104694A JPH08142368A JP H08142368 A JPH08142368 A JP H08142368A JP 6291046 A JP6291046 A JP 6291046A JP 29104694 A JP29104694 A JP 29104694A JP H08142368 A JPH08142368 A JP H08142368A
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JP
Japan
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dyeing layer
intermediate transfer
transfer medium
layer
dyeing
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Application number
JP6291046A
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English (en)
Inventor
Koji Ikeda
浩二 池田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊紙にだけでなく、普通紙に対しても高品
位な昇華性染料像を出力でき、かつ、染着層の中間転写
媒体への形成が行なわれたかどうかを摩擦力検知手段に
より検出することにより、直接中間転写媒体に昇華性染
料像を記録することを防止する熱記録装置を提供する。 【構成】 中間転写媒体2上に染着層6を形成し、この
染着層6に昇華性染料像24を形成し、その後、圧接ロ
ーラ18により昇華性染料像24が形成された染着層6
を記録紙21に熱転写する。また、染着層6が中間転写
媒体2に形成された場合とされなかった場合とでの、摩
擦ローラ12と中間転写媒体2、染着層6との摩擦力の
差を検知することにより、染着層6が中間転写媒体2に
形成されたかどうかを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、FAX、プリン
タ等に用いられ、電気信号に応じて所望の画像または文
字などを記録紙上に出力するための熱記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ等に用いられる記録方式
として、特開平1−275163号公報に示されている
如く、サーマルヘッドと昇華性染料を保持したインクシ
ートを用いた昇華型熱記録方式が実用化されている。
【0003】以下、この熱記録方式を用いた従来の熱記
録装置の一例について説明する。図7は従来の昇華性染
料を用いた熱記録装置の構成図である。図7において、
121は合成紙などの厚手の基材上に染着層を設けた記
録紙であり、108は、記録紙121の幅方向に列状に
配列した多数の発熱素子109を有したサーマルヘッド
である。103はインクシートであり、フィルム状基材
104の上に昇華性染料を含む染料層107が塗布され
ている。サーマルヘッド108はインクシート103の
染料層107を記録紙121と合わせた状態でプラテン
125に押し当てている。
【0004】この状態でプラテン125、記録紙12
1、及びインクシート103をそれぞれ矢印の方向に移
動させながら記録信号にしたがって発熱素子109を発
熱させ、これに対向した部分の染料層107の昇華性染
料を加熱し、記録紙121の染着層に移行させる。この
動作により記録紙121に昇華性染料像124を得るこ
とが出来る。さらに、Y、M、Cの3色の昇華性染料を
含む染料層107を用いれば、高精細なフルカラー画像
を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
昇華性染料を用いた記録装置では、記録紙として特殊紙
を使用する必要があり、所望の記録紙に出力することが
不可能である。また、この特殊紙は高価なものであるた
め、ランニングコストが高いという欠点を有していた。
【0006】また、中間転写媒体と、染着層を支持した
染着層シートと、染料層を支持した染料層シートと、サ
ーマルヘッドと、転写手段とを使用し、一旦この中間転
写媒体に染着層を形成し、この染着層に昇華性染料像を
形成し、その後、中間転写媒体に記録紙を圧接すること
により記録紙に昇華性染料像が形成された染着層を熱転
写させ出力を得るという方法も考えられる。この方法で
あれば、特殊紙を使用する必要がなく、普通紙に対して
も昇華性染料像を得ることができる。しかしながら、装
置トラブル等により、中間転写媒体に染着層が形成され
ない場合も起こり得る。この場合、中間転写媒体に直接
昇華性染料像が記録されてしまう。その後、もう一度画
像出力を行なうと、トラブル時に中間転写媒体に移行し
た昇華性染料の一部が、中間転写媒体に形成した染着層
に移行し、前画像の残像が出来てしまう。また、この残
像はかなりの枚数に発生し、大きな問題となってしま
う。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、昇華
性染料を用いたフルカラー画像を特殊紙にだけでなく、
普通紙に対しても出力できる熱記録装置を提供するもの
である。また、中間転写媒体にトラブル等により染着層
が形成されなかった場合に於ても、次の出力に影響を与
えないプロセスの安定した熱記録装置を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の熱記録装置は、中間転写媒体と、フィルム
状の基材に染着層を有する染着層シートと、フィルム状
の基材に昇華性染料を含む染料層を有する染料層シート
と、染着層シートの染着層を中間転写媒体上に形成する
染着層形成手段と、中間転写媒体の染着層が形成される
面の摩擦力を検知する摩擦力検知手段と、染料層シート
の染料層を選択的に加熱して中間転写媒体上に形成され
た染着層に昇華性染料像を形成する熱像形成手段と、中
間転写媒体上に形成された染着層をその上に形成された
昇華性染料像とともに記録紙に熱転写させる転写手段と
を備えたものである。
【0009】また、染着層形成手段により中間転写媒体
に染着層が形成される染着層形成位置を通過した後の染
着層シートの染着層を有していた面の摩擦力を検知する
摩擦力検知手段を備えたものである。
【0010】好適には、染着層シートと染料層シートと
してフィルム状の基材に染料層と染着層とを面順次に塗
布した形態であるものを用い、かつ熱像形成手段がサー
マルヘッドであり、このサーマルヘッドを染着層形成手
段としても用いる。また、染着層形成部分は少なくとも
シリコーンゴムを含んで成る中間転写媒体を用いるもの
である。また、加熱保温された圧接ロールと中間転写媒
体とを記録紙を介して圧接することにより、中間転写媒
体上に形成された染着層を記録紙に熱転写させるもので
ある。
【0011】
【作用】本発明は上記したように、中間転写媒体上に染
着層を形成し、この染着層に昇華性染料像を記録し、さ
らに、昇華性染料像が記録された染着層を記録紙に熱転
写させる方式であるため、特殊紙にだけでなく普通紙に
対しても高精細なフルカラー画像を出力することができ
る。
【0012】また、中間転写媒体の染着層が形成される
面の摩擦力を検知する摩擦力検知手段を備えたものであ
るため、中間転写媒体に染着層が形成された場合とされ
ない場合とでの摩擦力の差を検知する事により、中間転
写媒体に染着層が形成されたかどうかを判断する事が出
来る。したがって、中間転写媒体に直接昇華性染料像を
記録してしまうことを防ぐ事が出来るため、次の出力に
影響を与えないプロセスの安定した熱記録装置を提供す
る事が出来る。
【0013】また、染着層形成手段により中間転写媒体
に染着層が形成される染着層形成位置を通過した後の染
着層シートの染着層を有していた面の摩擦力を検知する
摩擦力検知手段を備えたものであるため、染着層シート
に染着層がある場合とない場合とでの摩擦力の差を検知
する事により、中間転写媒体に染着層が形成されたかど
うかを判断する事が出来る。したがって、中間転写媒体
に直接昇華性染料像を記録してしまうことを防ぐ事が出
来るため、次の出力に影響を与えないプロセスの安定し
た熱記録装置を提供する事が出来る。さらに、中間転写
媒体への染着層の形成が終了した染着層シートの摩擦力
を検知するものであるため、摩擦力検知手段の検知方法
がどのようなものであっても出力画像に全く影響を与え
ない熱記録装置を提供する事が出来る。
【0014】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の熱記録装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0015】図1において、1は金属製の中間転写ドラ
ムであり、その表面には適度な離型性を保持したシリコ
ーンゴムからなる中間転写媒体2が設けられており、駆
動手段(図示せず)により所望の速度で回転される。シ
リコーンゴムの硬度は20度〜70度、膜厚は0.1m
m〜2mmのものが好ましく用いられるが、本実施例で
は、硬度50度、膜厚0.4mmのものを用いている。
【0016】本実施例では中間転写媒体2を適度な離型
性を保持したシリコーンゴムで形成したが、これはシリ
コーンゴムに粘着性材料を保持させたものでも良く、ま
た適度な離型性を保持したものであれば、例えば、フッ
素系高分子材料、シリコーン系高分子材料、さらには、
PET、ポリイミド樹脂でも良い。
【0017】3は、染着層シートと染料層シートとの両
者を組み合わせたインクシートである。このインクシー
ト3の詳細を図2に示す。インクシート3は、膜厚3〜
9μm程度のPETフィルムからなる基材4上に離型層
5、染着層6、染料層7とを塗布したものである。離型
層5は、シリコーン系高分子材料からなり、基材4上に
薄く形成したものであり、この離型層5上に染着層6を
積層している。離型層5は必ずしも必要ではないが、離
型層5があれば、離型層5と染着層6との付着力が小さ
いことにより染着層6を中間転写媒体2に安定して形成
することができる。染着層6には、ポリビニルブチラー
ル樹脂を用いている。インクシート3は、染着層6と
Y、M、Cの染料層7とが面順次に形成されている。染
料層7は、少なくとも昇華性染料と結着材から構成され
る。昇華性染料としては分散染料、油溶染料、塩基性染
料等が用いられる。結着材にはポリエステル、アクリル
スチレン樹脂等が用いられる。また、基材4の裏面には
耐熱滑性処理を施している。
【0018】8は、サーマルヘッドであり、染着層形成
手段と熱像形成手段とを兼ねたものであり、先端部に
は、通電により発熱する発熱素子9が列状に形成されて
いる。10はサーマルヘッド離接レバーであり、サーマ
ルヘッド8を中間転写媒体2に離接可能に支持されてい
る。11はサーマルヘッド8を中間転写媒体2に押圧す
るためのばねである。
【0019】12は摩擦ロールであり、レバー13によ
り回転自在に支持されており、また、ばね14により所
望の押圧力で中間転写媒体2に押圧されている。摩擦ロ
ール12の中間転写媒体2に接する面はフッ素樹脂で形
成されている。15は摩擦ロール12に取りつけられた
摩擦ロール回転検出ピンである。16は摩擦ロール12
の回転を抑制するばねである。また、17は摩擦ロール
12の回転を検出するスイッチであり、摩擦ロール回転
検出ピン15によりON・OFFされる。これら摩擦ロ
ール12、レバー13、ばね14、摩擦ロール回転検出
ピン15、ばね16、スイッチ17にて、摩擦力検知手
段を構成している。
【0020】18は、転写ロールであり、レバー19と
ばね20により回転自在に支持されかつ記録紙21を介
して中間転写媒体2に所望の圧力で圧接可能に構成され
ている。22はハロゲンランプであり、転写ロール18
を加熱保温する為のものである。23は転写ロール18
の表面温度を検出するサーミスタであり、図示なき温度
制御手段に接続されており、サーミスタ23の検知する
温度にしたがって、ハロゲンランプ22のON、OFF
を行い転写ロール18を所望の温度に制御する。
【0021】また、図3において、24は中間転写媒体
2上に形成された染着層6に形成された昇華性染料像で
ある。
【0022】次に、以上のように構成された熱記録装置
の動作を図面を参照しながら説明する。
【0023】まず、図1において、装置の電源がONに
なると、ハロゲンランプ22が発光する。その後サーミ
スタ23の検知する温度にしたがって、ハロゲンランプ
22の発光、消灯を繰り返すことにより、転写ロール1
8を設定温度に加熱保温することが出来る。転写ロール
18の設定温度は中間転写媒体2の材質、染着層6の材
質、転写ロール18の中間転写媒体2に対する圧接力等
により異なるが、本実施例では150℃に設定してい
る。
【0024】次に、サーマルヘッド8をインクシート3
を介して中間転写ドラム1に圧接させ、かつインクシー
ト3の染着層6が中間転写媒体2に接触する位置に保持
する。この状態で中間転写ドラム1を図示の矢印の方向
に回転させるとともに、インクシート3を中間転写媒体
2との相対速度がゼロとなるように図示の矢印の方向に
走行させる。中間転写ドラム1の周速は10mm/se
cに設定している。この時、制御手段(図示せず)によ
りサーマルヘッド8に駆動信号を与え、サーマルヘッド
8の先端部にある発熱素子9を発熱させる。この熱によ
り、中間転写媒体2と染着層6との付着力を、染着層6
と離型層5との付着力よりも大きくする事が出来る。よ
って、中間転写媒体2上にインクシート3の染着層6を
形成することができる。本実施例では、染着層6の形成
時、サーマルヘッド8を発熱させたが、中間転写媒体2
と染着層6との付着力が常温においても十分にある場合
は、必ずしも発熱させる必要はない。
【0025】次に、中間転写媒体2に形成された染着層
6への昇華性染料像の形成動作について図3を用いて説
明する。図3において、インクシート3の染料層7のY
色の部分を中間転写媒体2に形成した染着層6と接触す
る位置に配置し、染着層6の形成時と同様に中間転写媒
体2とインクシート3を走行させる。この時、制御手段
(図示せず)によりサーマルヘッド8に駆動信号を与
え、画像パターンに応じてサーマルヘッド8の発熱素子
9を発熱させる。これにより、染料層7が加熱され、中
間転写媒体2上に形成された染着層6に染料層7の昇華
性染料が熱拡散転写し、染着層6にY色の昇華性染料像
24が得られる。さらに、同様の動作をM、C色の染料
層7について行なうことにより、染着層6にY、M、C
の3色の昇華性染料像24を得ることができる。
【0026】次に、図1、図4を用いて、摩擦力検知手
段の動作について説明する。図1では、染着層6が中間
転写媒体2に形成されているため、摩擦ロール12は、
染着層6を介して中間転写媒体2に押圧されている。こ
の状態で摩擦ロール12にかかる力は、中間転写媒体2
上の染着層6との摩擦力とばね16による力である。染
着層6の材質は滑性の高いポリビニルブチラールであ
り、また、摩擦ロール12の表面も滑性の高いフッ素樹
脂で形成している。したがって、摩擦ロール12と染着
層6との摩擦係数は非常に小さく、摩擦ロール12が中
間転写媒体2に形成された染着層6に押圧された場合は
図のような位置で摩擦ロール12が保持される。つま
り、中間転写媒体2に染着層6が形成された場合はスイ
ッチ17は開いた状態となる。次に、図4を用いて説明
を続ける。図4は、トラブル等で中間転写媒体2に染着
層6が形成できなかった状態を示したものである。中間
転写媒体2に染着層6が形成されなかった場合は、中間
転写媒体2に直接昇華性染料像が記録されてしまう。そ
の後、もう一度画像出力を行なうと、トラブル時に中間
転写媒体に移行した昇華性染料の一部が、中間転写媒体
2に形成した染着層6に移行し、前画像の残像が出来て
しまう。また、この残像はかなりの枚数に発生し、大き
な問題となってしまう。したがって、中間転写媒体2に
染着層6が形成されなかった場合は、形成されなかった
事を検知して、直接中間転写媒体2に昇華性染料像を記
録することを防止することが非常に重要である。中間転
写媒体2に染着層6が形成できなかった場合は、摩擦ロ
ール12は中間転写媒体2に直接押圧される。中間転写
媒体2はシリコーンゴムで形成されており、この材質は
滑性が非常に低い材質である。このシリコーンゴムに摩
擦ロール12が直接押圧された場合は、摩擦ロール12
にかかる摩擦力は非常に大きくなる。したがって、摩擦
ロール12と中間転写媒体2とが直接押圧された場合は
図4の位置で摩擦ロール12が保持される。つまり、中
間転写媒体2に染着層6が形成されていない場合は、ス
イッチ17は閉じた状態となる。したがって、スイッチ
17が閉じた状態か開いた状態かで中間転写媒体2に染
着層6が形成されたかどうかを検知することができ、こ
れにより中間転写媒体2に直接昇華性染料像を記録する
ことを防止することができる。なお、中間転写媒体2に
染着層6が形成できなかった場合は、もう一度染着層6
の形成動作から始めなければならないことは言うまでも
ない。また、染着層6の形成の有無を良好に検出するた
めには、ばね14、ばね16のばね力の設定に十分考慮
しなければならない。
【0027】次に、昇華性染料像24の形成された染着
層6の記録紙21への転写の動作について図5を参照し
て説明する。まず、紙送り手段(図示せず)により記録
紙21を搬送する。この状態で図5に示す様に加熱保温
された転写ロール18を記録紙21を介して中間転写媒
体2に圧接することにより、中間転写媒体2上の昇華性
染料像24の形成された染着層6を記録紙21に熱転写
することができる。この時、転写ロール18の中間転写
媒体2への圧接力は、線圧2kgf/cmとなるように
構成している。この圧接力であれば、中間転写ドラム1
の周速が10mm/sec、転写ロール18の加熱保温
温度150℃の時に、ベック平滑度3秒、厚み150μ
mの記録紙21に対して染着層6を良好に転写する事が
出来た。この時、中間転写媒体2は柔軟なシリコーンゴ
ムで形成しているため、記録紙21の表面の凹凸にシリ
コーンゴムを倣わすことができる。これにより染着層6
を記録紙21の凹凸に十分に倣わすことができ、定着性
の良好な出力を得ることができた。
【0028】こうして、従来の昇華性染料を用いた熱記
録方法では画像を得ることが出来なかった特殊紙以外の
記録紙に対しても高品位なフルカラー画像を得ることが
でき、これによりランニングコストの低減を図ることが
できる。また、摩擦力検知手段を備えることにより、中
間転写媒体2への染着層6の形成の有無を検知すること
ができ、中間転写媒体2に直接昇華性染料像の形成を行
うのを防止することができる。
【0029】また、本実施例では中間転写ドラム1を用
いたが、これらは、ベルト状の基材に中間転写媒体2を
形成したものでも好ましく用いることができる。
【0030】また、本実施例では染着層6とY、M、C
の染料層7とが面順次に形成されたインクシート3を用
いたが、これは、染着層6とY、M、Cの染料層7とが
別のシートに形成されたものでもよく、さらにY、M、
Cの各染料層7もそれぞれ別のシートに形成されたもの
でもよい。
【0031】以下本発明の第2の実施例の熱記録装置に
ついて、図6を参照しながら説明する。
【0032】第1の実施例と異なるのは、摩擦力検知手
段(摩擦ロール12、レバー13、ばね14、摩擦ロー
ル回転検出ピン15、ばね16、スイッチ17)の位置
であり、第1の実施例では、摩擦ロール12を中間転写
媒体2に押圧したが、本実施例では、サーマルヘッド8
と中間転写媒体2とのニップ通過後のインクシート3の
染着層6が形成されている面に押圧している。特に本実
施例では、摩擦ロール12のインクシート3への押圧力
に対する反力を何等特別な部材なしで得られるように、
図6の位置に押圧している。その他は、第1の実施例と
全く同様である。
【0033】次に、動作について説明する。動作につい
ても、摩擦力検知手段の動作以外は第1の実施例と全く
同様である。図6では、摩擦ロール12は中間転写媒体
2へ染着層6の形成が完了した後のインクシート3に押
圧されており、つまり離型層5に押圧されている。離型
層5の材質はシリコーン系高分子であり、滑性の低い材
質である。よって、離型層5と摩擦ロール12との摩擦
力は大きく、スイッチ17は閉じた状態となる。これに
対し、染着層6が中間転写媒体2に形成できなかった場
合は、摩擦ロール12は染着層6に押圧される事にな
る。染着層6は滑性の高い材質で形成されており、摩擦
ロール12との摩擦力は小さく、スイッチ17は開いた
状態となる。したがって、スイッチ17が開いた状態か
閉じた状態かを検知することにより、中間転写媒体2に
染着層6が形成できたがどうかを検知することができ、
中間転写媒体2に直接昇華性染料像を形成することを防
止することができる。また、本実施例では、使用後のイ
ンクシート3にて中間転写媒体2への染着層6の形成の
有無を判断するものであるため、摩擦ロール12の表面
性、ばね14による摩擦ロール12の押圧力がどのよう
なものであっても出力画像に全く影響を与えない熱記録
装置を提供する事が出来る。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、中間転写媒体上
に染着層を形成し、この染着層に昇華性染料像を記録
し、さらに、昇華性染料像が記録された染着層を記録紙
に熱転写させる方式であるため、特殊紙にだけでなく普
通紙に対しても高精細なフルカラー画像を出力すること
ができる。
【0035】また、中間転写媒体の染着層が形成される
面の摩擦力を検知する摩擦力検知手段を備えたものであ
るため、中間転写媒体に染着層が形成された場合とされ
ない場合とでの摩擦力の差を検知する事により、中間転
写媒体に染着層が形成されたかどうかを判断する事が出
来る。したがって、中間転写媒体に直接昇華性染料像を
記録してしまうことを防ぐ事が出来るため、次の出力に
影響を与えないプロセスの安定した熱記録装置を提供す
る事が出来る。
【0036】また、染着層形成手段により中間転写媒体
に染着層が形成される染着層形成位置を通過した後の染
着層シートの染着層を有していた面の摩擦力を検知する
摩擦力検知手段を備えたものであるため、染着層シート
に染着層がある場合とない場合とでの摩擦力の差を検知
する事により、中間転写媒体に染着層が形成されたかど
うかを判断する事が出来る。したがって、中間転写媒体
に直接昇華性染料像を記録してしまうことを防ぐ事が出
来るため、次の出力に影響を与えないプロセスの安定し
た熱記録装置を提供する事が出来る。さらに、中間転写
媒体への染着層の形成の終了した染着層シートの摩擦力
を検知するものであるため、摩擦力検知手段の検知方法
がどのようなものであっても出力画像に全く影響を与え
ない熱記録装置を提供する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における熱記録装置の概
略構成図
【図2】同実施例におけるインクシートの詳細図
【図3】同実施例における昇華性染料像の形成動作を示
す図
【図4】同実施例における染着層が形成されなかった場
合の摩擦力検知手段の動作を示す図
【図5】同実施例における染着層の記録紙への転写の動
作を示す図
【図6】本発明の第2の実施例における熱記録装置の概
略構成図
【図7】従来の熱記録装置の概略構成図
【符号の説明】
2 中間転写媒体 3 インクシート(染着層シート及び染料層シートを兼
ねたもの) 4 基材 5 離型層 6 染着層 7 染料層 8 サーマルヘッド(昇華記録手段と染着層形成手段と
を兼ねたもの) 9 発熱素子 12 摩擦ロール(12〜17にて摩擦力検知手段を構
成する) 13 レバー 14 ばね 15 摩擦ロール回転検出ピン 16 ばね 17 スイッチ 18 転写ロール 22 ハロゲンランプ 24 昇華性染料像

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間転写媒体と、フィルム状の基材に染着
    層を有する染着層シートと、フィルム状の基材に昇華性
    染料を含む染料層を有する染料層シートと、前記染着層
    シートの染着層を前記中間転写媒体上に形成する染着層
    形成手段と、前記中間転写媒体の前記染着層シートの染
    着層が形成される面の摩擦力を検知する摩擦力検知手段
    と、前記染料層シートの染料層を選択的に加熱して前記
    中間転写媒体上に形成された染着層に昇華性染料像を形
    成する熱像形成手段と、前記中間転写媒体上に形成され
    た染着層を染着層上に形成された昇華性染料像とともに
    記録紙に熱転写させる転写手段とを備え、前記摩擦力検
    知手段により検知した摩擦力の値により前記中間転写媒
    体に前記染着層シートの染着層が形成されたかどうかを
    判断することを特徴とする熱記録装置。
  2. 【請求項2】中間転写媒体と、フィルム状の基材に染着
    層を有する染着層シートと、フィルム状の基材に昇華性
    染料を含む染料層を有する染料層シートと、前記染着層
    シートの染着層を前記中間転写媒体上に形成する染着層
    形成手段と、前記染着層形成手段により前記中間転写媒
    体に染着層が形成される染着層形成位置を通過した後の
    前記染着層シートの染着層を有していた面の摩擦力を検
    知する摩擦力検知手段と、前記染料層シートの染料層を
    選択的に加熱して前記中間転写媒体上に形成された染着
    層に昇華性染料像を形成する熱像形成手段と、前記中間
    転写媒体上に形成された染着層をその上に形成された昇
    華性染料像とともに記録紙に熱転写させる転写手段とを
    備え、前記摩擦力検知手段により検知した摩擦力の値に
    より前記中間転写媒体に前記染着層シートの染着層が形
    成されたかどうかを判断することを特徴とする熱記録装
    置。
  3. 【請求項3】熱像形成手段はサーマルヘッドであること
    を特徴とする請求項1または2記載の熱記録装置。
  4. 【請求項4】熱像形成手段が染着層形成手段を兼ね、か
    つ染着層シートと染料層シートとがフィルム状の基材に
    染着層と染料層とを面順次に塗布した形態であることを
    特徴とする請求項3記載の熱記録装置。
  5. 【請求項5】転写手段が、所望の温度に加熱保温する手
    段を備えた圧接ロールからなることを特徴とする請求項
    1または2のいずれかに記載の熱記録装置。
  6. 【請求項6】染着層形成部分は少なくともシリコーンゴ
    ムを含んで成る中間転写媒体であることを特徴とする請
    求項1または2のいずれかに記載の熱記録装置。
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