JPH08201947A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH08201947A
JPH08201947A JP1398195A JP1398195A JPH08201947A JP H08201947 A JPH08201947 A JP H08201947A JP 1398195 A JP1398195 A JP 1398195A JP 1398195 A JP1398195 A JP 1398195A JP H08201947 A JPH08201947 A JP H08201947A
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light
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Yasuo Taima
恭雄 當間
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 迅速処理においても高感度であり、しかも残
色が少ないハロゲン化銀写真感光材料の提供。 【構成】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン
化銀乳剤層と非感光性親水性コロイド層を有するハロゲ
ン化銀写真感光材料において、該感光性ハロゲン化銀乳
剤層の少なくとも1層に塩化銀含有率50モル%以上のハ
ロゲン化銀粒子を含有し、かつ該ハロゲン化銀乳剤層及
び/又は非感光性親水性コロイド層に200〜400nmの波長
領域中の吸光度が1.0未満である親水性ポリマーを含有
することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料により
達成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高感度で迅速処理が可能
なハロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハロゲン化銀写真感光材料(以
下、単に感光材料ともいう)、特に医療用レントゲン感
光材料においては、高感度、高画質と併せて迅速処理性
が強く要求されており、迅速処理では処理時間が短縮さ
れるために、現像性、定着性が良いことが必要となる。
感光材料中のハロゲン化銀粒子に塩化銀粒子を用いるこ
とにより現像性が良くなるということが知られている
が、塩化銀は臭化銀あるいは沃化銀に比べ感度が低いと
いう欠点がある。
【0003】感光材料では、ハロゲン化銀粒子の融合も
しくは凝集を防ぐための解膠剤及びバインダーの両方の
性質を有する素材を含んでいることが必要である。この
ような素材として種々の親水性コロイドが有用であるこ
とが知られている。例えばアルカリ処理されたゼラチン
または酸処理されたゼラチン及びゼラチン誘導体が好ま
しく用いられている。
【0004】しかしながら、ゼラチンは窒素及び硫黄を
含有しているために紫外光特に300nm未満の波長の光を
吸収する。ハロゲン化銀は200〜400nmの波長に感光性を
有するため、ゼラチンによる光吸収によってハロゲン化
銀粒子に到達する紫外光が減少してしまい、その結果、
感度の低下を引き起こしており、さらに残色が多いとい
う問題がある。したがってこの様なゼラチンのもつ欠点
がなく、かつゼラチンと同様にバインダーとしての性能
をもつ化合物が切望されている。
【0005】特開平6-194765号には200〜400nmの波長領
域中の吸光度が1.0未満の水溶性澱粉を解膠剤として使
用し、ハロゲン化銀粒子を沈殿せしめる方法について示
されているが、ハロゲン化銀写真感光材料としての有効
な使用法については明示されておらず、未だ上記問題に
ついて有効な方法が見いだされていないのが現状であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題に対
して、本発明の課題は、迅速処理においても高感度であ
り、しかも残色が少ないハロゲン化銀写真感光材料を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、支
持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層と
非感光性親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写真感
光材料において、該感光性ハロゲン化銀乳剤層の少なく
とも1層に塩化銀含有率50モル%以上のハロゲン化銀粒
子を含有し、かつ該ハロゲン化銀乳剤層及び/又は非感
光性親水性コロイド層に200〜400nmの波長領域中の吸光
度が1.0未満である親水性ポリマーを含有することを特
徴とするハロゲン化銀写真感光材料により達成される。
【0008】以下、本発明について詳述する。
【0009】本発明で用いられる親水性ポリマーは、解
膠剤及び/又はバインダーとしての性質をもち、従来、
用いられているゼラチンの一部または全量と交換が可能
な化合物であり、さらに200〜400nmの波長領域中で1.0
未満の吸光度であることが必要である。本発明における
吸光度は2g/lの濃度の溶液を厚さ1cmの透過路を通して
200〜400nmの波長の光を連続的に変化させて測定した時
の値で表される。
【0010】本発明において用いられる親水性ポリマー
としては澱粉、セルロース、デキストリン、デキストラ
ン等の多糖類及びその誘導体が挙げられる。水溶性澱
粉、特にジャガ芋澱粉が好ましく使用される。ジャガ芋
澱粉は入手が容易でありかつ安価であるために好まし
い。本発明においてこれらの親水性ポリマーはハロゲン
化銀粒子の調製中の解膠剤として使用されても、また乳
剤を塗布する際にバインダーとして使用されてもよい。
【0011】本発明に係るハロゲン化銀乳剤層のハロゲ
ン化銀粒子は、正常晶粒子即ち、立方体、8面体、14面
体のようなすべて等方的に成長したもの、或は球形のよ
うな多面的な結晶型のもの、又は面欠陥を有した双晶か
らなるもの或はそれらの混合型又は複合型であってもよ
いが、平板状のハロゲン化銀粒子が好ましく用いられ
る。
【0012】本発明に係る平板状ハロゲン化銀乳剤は、
粒子直径/厚さ(アスペクト比と呼ぶ)の平均値(平均
アスペクト比と呼ぶ)が3以上であり、好ましくは3〜
20で、特に好ましくは3〜10である。
【0013】本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀乳
剤は、全投影面積の50%以上、より好ましくは70%以上
が塩化銀含有率50モル%以上の塩化銀、塩臭化銀、塩沃
化銀又は塩沃臭化銀からなることが好ましい。
【0014】ハロゲン化銀の結晶構造は、均一組成であ
っても内部と外部が異なったハロゲン化銀組成からなる
コア/シェル構造を有するものであってもよい。
【0015】本発明に係るハロゲン化銀乳剤の平均沃化
銀含有率及び平均塩化銀含有率は、添加するハロゲン化
物水溶液の組成、すなわち臭化物と沃化物及び塩化物の
比をかえることによりコントロールすることができる。
またハロゲン化銀粒子の製造時に必要に応じてアンモニ
ア、チオエーテル、チオ尿素等のハロゲン化銀溶剤を用
いることができる。
【0016】乳剤は可溶性塩類を除去するためにヌーデ
ル水洗法、フロキュレーション沈降法などの水洗法が用
いられる。好ましい水洗法としては例えば特公昭35-160
86号記載のスルホ基を含む芳香族炭化水素系アルデヒド
樹脂を用いる方法、又は特開昭63-158644号記載の凝集高
分子剤例示G3、G8などを用いる方法が特に好ましい
脱塩法として挙げられる。
【0017】本発明に係る乳剤の化学熟成温度は、任意
に決められるが好ましくは20〜90℃の範囲で、特に好ま
しくは30〜80℃、さらに好ましくは35〜70℃である。
【0018】本発明に係る乳剤はセレン化合物によりセ
レン増感されてもよい。
【0019】本発明で用いられるセレン増感剤は、従来
公知のセレン化合物を用いることができる。セレン増感
は通常、不安定型セレン化合物及び/又は非不安定型セ
レン化合物をハロゲン化銀乳剤に添加して、高温、好ま
しくは40℃以上で乳剤を一定時間撹拌することにより行
われる。不安定型セレン化合物としては例えば特公昭44
-15748号、特公昭43-13489号などに記載の化合物を用い
ることが好ましい。具体的な不安定セレン化合物として
は、イソセレノシアネート類(例えばアリルイソセレノ
シアネートの如き脂肪族イソセレノシアネート類)、セ
レノ尿素類、セレノケトン類、セレノアミド類、セレノ
カルボン酸類(例えば2-セレノプロピオン酸、2-セレノ
酪酸)、セレノエステル類、ジアシルセレニド類(例え
ばビス(3-クロロ-2,6-ジメトキシベンゾイル)セレニ
ド)、セレノホスフェート類、ホスフィンセレニド類、
コロイド状金属セレンなどがあげられる。
【0020】本発明で用いられる非不安定型セレン化合
物としては例えば特公昭46-4553号、特公昭52-34492号
及び特公昭52-34491号に記載の化合物が用いられる。非
不安定型セレン化合物としては例えば亜セレン酸、セレ
ノシアン化カリウム、セレナゾール類、セレナゾール類
の四級塩、ジアリールセレニド、ジアリールジセレニ
ド、ジアルキルセレニド、ジアルキルジセレニド、2-セ
レナゾリジンジオン、2-セレノオキサゾリジンジオンお
よびこれらの誘導体等があげられる。
【0021】これらのセレン増感剤は水またはメタノー
ル、エタノールなどの有機溶媒の単独または混合溶媒に
溶解し、化学増感時に添加され、好ましくは化学増感開
始前に添加される。
【0022】本発明のハロゲン化銀乳剤は増感色素で分
光増感される。本発明に使用できる増感色素としては、
シアニン、メロシアニン又はコンプレックスシアニン、
コンプレックスメロシアニン、スチリル、ヘミシアニン
などの通常用いられる増感色素のいずれでもよい。
【0023】本発明に使用することができる増感色素と
しては、例えば米国特許3,522,052号、同3,619,197号、
同3,713,828号、同3,615,643号、同3,615,632号、同3,6
17,293号、同3,628,964号、同3,703,377号、同3,666,48
0号、同3,667,960号、同3,679,428号、同3,672,897号、
同3,769,026号、同3,769,026号、同3,556,800号、同3,6
15,613号、同3,615,635号、同3,615,638号、同3,705,80
9号、同3,632,349号、同3,677,65号、同3,770,440号、
同3,770,449号、同3,769,025号、同3,745,014号、同3,7
13,828号、同3,567,458号、同3,625,698号、同2,526,63
2号、同2,503,776号、特開昭48-76525号、ベルギー特許
691,807号などの明細書に記載されているものが挙げら
れる。
【0024】増感色素の添加量は色素の種類、分光増感
の目的あるいは乳剤組成によって一様ではないがハロゲ
ン化銀1モル当たり1×10-4モル〜1×10-3モルの範囲
でよく、好ましくは2×10-4モル〜8×10-4モルであ
る。増感色素の添加時期は親粒子の成長工程終了後から
化学増感工程終了前までの任意の時期でよい。色素は親
水性溶媒例えばメタノール、エタノールなどに溶解、あ
るいは固体のまま水に分散して添加することができる。
【0025】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、物理熟成又は化学熟成前後の工程で各種
の写真用添加剤を用いることができる。このような工程
で使用できる化合物としては、例えばリサーチディスク
ロージャー(RD)17643号、(RD)18716号(1979年11月)及び
(RD)308119号(1989年12月)に記載されている各種の化合
物が挙げられる。これら3つの(RD)に記載されている
化合物の種類と記載箇所を下記に掲げる。
【0026】 添加剤 RD-17643 RD-18716 RD-308119 頁 分類 頁 分類 頁 分類 化学増感剤 23 III 648 右上 996 III 増感色素 23 IV 648〜649 996〜8 IVA 減感色素 23 IV 998 IVB 染料 25〜26 VIII 649〜650 1003 VIII 現像促進剤 29 XXI 648 右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649 右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 界面活性剤 26〜7 XI 650 右 1005〜6 XI 帯電防止剤 27 XII 650 右 1006〜7 XIII 可塑剤 27 XII 650 右 1006 XII スベリ剤 27 XII マット剤 28 XVI 650 右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1009〜4 XXII 支持体 28 XVII 1009 XVII 本発明の感光材料に用いられる支持体としては上記のR
Dに記載されているものが挙げられるが、適当な支持体
としてはプラスチックなどで、支持体表面は塗布層の接
着性をよくするために下引層を設けたり、コロナ放電や
紫外線照射などが施されてもよい。そしてこのように処
理された支持体上の両面に本発明に係る乳剤を塗布する
ことができる。
【0027】本発明の感光材料には、他に必要に応じて
アンチハレーション層、中間層、フィルター層などを設
けることができる。
【0028】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の処理
は、例えば前記(RD)-17643のXX〜XXI,29〜30頁、或い
は同308119のXX〜XXI,1011〜1012頁に記載されている
ような処理液による処理がなされてよい。
【0029】白黒写真処理剤における処理剤としては、
ジヒドロキシベンゼン類(例えば、ハイドロキノン)、
3-ピラゾリドン類(例えば、1-フェニル-3-ピラゾリド
ン)、アミノフェノール類(例えば、N-メチル-アミノ
フェノール)などを単独若しくは組み合わせて用いるこ
とができる。なお、現像液には公知の、例えば保恒剤、
アルカリ剤、pH緩衝剤、カブリ防止剤、硬膜剤、現像
促進剤、界面活性剤、消泡剤、色調剤、硬水軟化剤、溶
解助剤、粘性付与剤などを必要に応じて用いてもよい。
【0030】定着液にはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩な
どの定着剤が用いられる。さらに硬膜剤として水溶性ア
ルミニウム塩、例えば硫酸アルミニウム或いはカリ明礬
などを含んでもよい。その他保恒剤、pH調整剤、硬水
軟化剤などを含んでもよい。
【0031】本発明において全処理時間(Dry to Dry)
が60秒以下、より好ましくは40秒以下の超迅速処理をす
ることができる。本発明における“現像工程時間”又は
“現像時間”とは、処理する感光材料の先端が自動現像
機(以下、自現機という)の現像タンク液に浸漬してか
ら次の定着液に浸漬するまでの時間、“定着時間”と
は、定着タンク液に浸漬してから次の水洗タンク液(安
定液)に浸漬するまでの時間、“水洗時間”とは、水洗
タンク液に浸漬している時間をいう。また、“乾燥時
間”とは、通常自動現像機には35〜100℃、好ましくは4
0〜80℃の熱風が吹き付けられる乾燥ゾーンが設置され
ており、その乾燥ゾーンに入っている時間をいう。
【0032】本発明の現像処理では、現像時間が15秒以
下、好ましくは10秒以内である。現像温度は25〜50℃が
好ましく、30〜40℃がより好ましい。定着温度及び時間
は20〜50℃で2〜12秒が好ましく、30〜40℃で2〜10秒
がより好ましい。水洗または安定浴温度及び時間は0〜
50℃で2〜15秒が好ましく、15〜40℃で2〜8秒がより
好ましい。本発明の方法によれば、現像、定着及び水洗
(又は安定化)された感光材料は水洗水を絞り切るスク
イズローラーを経て乾燥される。乾燥は40〜100℃で行
われ、乾燥時間は環境温度によって適宜変えられるが、
通常は3秒〜12秒でよく、特に好ましくは40〜80℃で3
〜8秒であり、好ましくは遠赤外線ヒーターを使用する
ことである。
【0033】本発明の感光材料においては、ハロゲン化
銀乳剤層及びその他の親水性コロイド層は種々の塗布方
法により支持体上に塗布することができる。スライドホ
ッパー塗布法、カーテン塗布法、押し出し塗布法など、
詳しくはリサーチディスクロージャー176号(Research D
isclosure)27〜28頁の「Coating Procedure」の項に記
載されている方法を用いることができる。
【0034】その他、本発明の実施に際しては公知の各
種写真技術を用いることができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例にて具体的に説明す
る。尚、当然のことながら本発明は以下に述べる実施例
に限定されるものではない。
【0036】実施例1 (塩化銀乳剤の調製) EM−1(純塩化銀平板状粒子)の調製 <溶液A> 高メチオニンゼラチン(ゼラチン1g当たりメチオニン9.7mM含有) 90g CaCl2・H2O 440g 蒸留水で 6000mlとする <溶液B> 硝酸銀 1017g 蒸留水で 1800mlにする 40℃において、特公昭58-58288号、同58-58289号に示さ
れる混合撹拌機を用いて、溶液AのpHを5.1に調整し、
溶液Bの29mlを4分間を要して添加し、次に添加速度を
さらに55分間かけて直線的に加速(開始時から終了まで
9.32倍)し、その間に溶液Bの全量を添加した。溶液B
の添加開始後、4、16、36分後にアデニン37mM含有溶液
30mlを添加した。10分後に3MのCaCl2溶液3.78gを添
加した。アデニン溶液とCaCl2溶液の添加中は溶液Bの
流入を1分間停止し、添加物を均一に混合した。この間
のpHをNaOHまたはHNO3の添加により一定になるように
制御した。添加終了後、過剰な塩類を除去するため、デ
モール(花王アトラス社製造)水溶液及び硫酸マグネシ
ウム水溶液を用いて沈澱脱塩を行い、オセインゼラチン
及び/又はジャガ芋澱粉を計92.2g(塗布試料中のゼラ
チン、ジャガ芋澱粉の量が表1に示す割合になるように
する)を含む水溶液を加え2500mlとして、撹拌再分散
し、EM−1とした。
【0037】EM−1の粒子約3000個を電子顕微鏡によ
り観察・測定し形状を分析したところ、平均粒子直径2.1
μm、平均粒子厚さ0.23μm、球相当粒径0.93μm、変動
係数が18%であった。
【0038】EM−2(塩臭化銀AgBr0.10Cl0.90平板状
粒子)の調製 <溶液A> 高メチオニンゼラチン(ゼラチン1g当たりメチオニン59.7mM) 103g 4,5,6-トリアミノピリミジン 343g NaCl 246g NaBr 48g 蒸留水で 6000mlとする <溶液B> 硝酸銀 793g 蒸留水で 2000mlとする 40℃において、特公昭58-58288号、同58-58289号に示さ
れる混合撹拌機中の溶液AのpHを5.6に調整し、溶液B
の6mlを1分間かけて添加した。次に添加速度をさらに
55分間かけて直線的に加速(開始時から終了時まで9.8
倍)し、その間に溶液Bの全量を添加した。溶液Bの添
加開始後、1、5、18分後にゼラチン溶液411mlを添加
した。5分後と18分後に4MのNaCl溶液1371g及び20mM
の4,5,6-トリアミノピリミジン溶液343gを添加した。
上記材料の添加中、銀の流入を1分間停止し、添加物を
均一に混合した。この間のpHをNaOHまたはHNO3の添加
により一定になるように制御した。添加終了後EM−1
と同様に沈殿脱塩を行い、オセインゼラチン及び/又は
ジャガ芋澱粉を含む水溶液を加え、撹拌再分散した。
【0039】EM−2の粒子約3000個を電子顕微鏡によ
り観察・測定し形状を分析したところ、平均粒子直径1.8
μm、平均粒子厚さ0.12μm、球相当粒径0.67μm、変動
係数が18%であった。
【0040】EM−3(塩臭化銀AgBr0.50Cl0.50平板状
粒子)の調製 混合器にNaBrをさらに192g加えた以外はEM−2と同
様に調製した。
【0041】EM−3の粒子約3000個を電子顕微鏡によ
り観察・測定し形状を分析したところ、平均粒子直径2.0
μm、平均粒子厚さ0.13μm、球相当粒径0.74μm、変動
係数が18%であった。
【0042】次に、得られた乳剤を以下の方法で化学増
感を施した。
【0043】EM−1〜EM−3を50℃にした後、下記
増感色素(A)、(B)を銀1モル当たりそれぞれ200m
g、14mg添加し、その10分後に化学増感剤として、チオ
シアン酸アンモニウム60mg、塩化金酸1.45mg及びチオ硫
酸ナトリウム3.3mg添加し、化学熟成を行った。尚、化
学熟成終了後、4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テト
ラザインデン(TAI)3×10-2モルで安定化した。乳剤
EM−1〜EM−3を得た。
【0044】増感色素(A):5,5′-ジクロロ-9-エチ
ル-3,3′-ジ-(3-スルホプロピル)オキサカルボシアニン
ナトリウム塩無水物 増感色素(B):5,5′-ジブトキシカルボニル-1、1′-
ジエチル-3,3′-ジ-(4-スルホブチル)ベンゾイミダゾロ
カルボシアニンナトリウム塩無水物 (試料の作成)それぞれの乳剤には下記の各種添加剤を
加えた。添加量はハロゲン化銀1モル当たりの量で示
す。
【0045】 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 10mg 1-トリメチロールプロパン 14g t-ブチル-カテコール 68mg ポリビニルピロリドン(分子量10,000) 850mg スチレン-無水マレイン酸供重合体 2.0g ニトロフェニル-トリフェニルホスホニウムクロリド 50mg 1,3-ジヒドロキシベンゼン-4-スルホン酸アンモニウム 1.7g 1,1-ジメチロール-1-ブロム-1-ニトロメタン 6.2mg nCOCHCH(OH)CHN(CHCOOH)
700mg
【0046】
【化1】
【0047】また保護層液に用いた添加剤は次のとおり
である。添加量はゼラチン又は澱粉1g当たりの量で示
す。
【0048】 平均粒径5μmのポリメチルメタクリレートからなるマット剤 21mg 平均粒径3μmのポリメチルメタクリレートからなるマット剤 28mg グリオキザール
50mg
【0049】
【化2】
【0050】以上の塗布液を、厚さ180μmの下引き処理
済みのブルーに着色したポリエチレンテレフタレートフ
ィルムベース上に、両面に均一に塗布、乾燥して表1に
示す試料を作成した。
【0051】なお、塗布銀量は、片面当たり2.0g/
m2、ゼラチン、ジャガ芋澱粉は片面当たり表1に示す量
になるように全試料について調整を行った。
【0052】(センシトメトリーの評価)得られた試料
をX線写真用蛍光増感紙KO−250(コニカ(株)製)で
挟み、ペネトロメーターB型(コニカメディカル(株)
製)を介してX線照射後SRX-503自動現像機を用いてSR-
DF処理液(いずれもコニカ(株)製)にて全処理時間25秒
で行った。SRX-503自動現像機を以下の処理時間になる
ように改造し、処理液の補充量を現像液、定着液ともに21
0ml/m2及び170ml/m2で処理した。
【0053】現像時間:8秒 定着時間:6.3秒
水洗時間:3.4秒 水洗-乾燥間(スクイズ):2秒 乾燥時間:
5.3秒 全処理時間:25秒 (感度)感度は試料1が最低濃度+0.1の濃度を得るの
に必要なX線露光量の逆数を100とした時の相対値で示
した。
【0054】(残色の評価)未露光の試料について、セ
ンシトメトリーの評価を同様の処理で行い、目視で残色
汚染を以下の5段階で評価した。
【0055】5:汚染なし 4:僅かに汚染あり 3:汚染はややあるが実用可 2:汚染やや多く実用の限界 1:汚染多く実用不可 結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】表1の結果から、本発明の試料は、高感
度、でかつ残色汚染が少なく良好な結果が得られること
がわかる。
【0058】実施例2 ジャガ芋澱粉及び酸処理ゼラチンのスペクトルの比較を
行った。
【0059】2g/lの酸処理ゼラチン溶液及び2g/
lのジャガ芋澱粉溶液の200〜400nmの波長での吸光度を
測定した。ジャガ芋澱粉溶液はこの範囲では殆ど吸収を
示さなかったが、ゼラチン溶液は250nm未満で大きな吸
収を示した。図1はこれらの波長に対する吸光度を表す
グラフである。
【0060】これによりゼラチンに比較してジャガ芋澱
粉の200〜400nmでの吸収が少なく、ハロゲン化銀の波長
領域における吸収による感度低下に対する影響が少ない
ことが明らかである。
【0061】
【発明の効果】本発明により、迅速処理においても高感
度であり、しかも残色が少ないハロゲン化銀写真感光材
料を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゼラチン及び澱粉の波長−吸光度を示すグラフ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤層と非感光性親水性コロイド層を有するハ
    ロゲン化銀写真感光材料において、該感光性ハロゲン化
    銀乳剤層の少なくとも1層に塩化銀含有率50モル%以上
    のハロゲン化銀粒子を含有し、かつ該ハロゲン化銀乳剤
    層及び/又は非感光性親水性コロイド層に200〜400nmの
    波長領域中の吸光度が1.0未満である親水性ポリマーを
    含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
JP1398195A 1995-01-31 1995-01-31 ハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH08201947A (ja)

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