JPH08206274A - スキー靴用方向調整具 - Google Patents

スキー靴用方向調整具

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JPH08206274A
JPH08206274A JP7271631A JP27163195A JPH08206274A JP H08206274 A JPH08206274 A JP H08206274A JP 7271631 A JP7271631 A JP 7271631A JP 27163195 A JP27163195 A JP 27163195A JP H08206274 A JPH08206274 A JP H08206274A
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JP
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ski
main body
longitudinal axis
eyelet
respect
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JP7271631A
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English (en)
Inventor
Antonello Marega
マレーガ アントネロ
Edoardo Strickner
ストリクネル エドアルド
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Tecnica SpA
Original Assignee
Tecnica SpA
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings
    • A63C9/003Non-swivel sole plate fixed on the ski

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内反足や外反足などのスキーヤーの足の欠点
を補うことが困難であり、雪や氷で覆われた面に対する
エッジのききを任意に調整し得ない。 【解決手段】 板状をなす本体22と、この本体22を
スキー板26の上面24に固定するための第一の固定手
段と、スキー靴44を固定するためのビンディング42
を本体22に固定するための第二の固定手段とを具え、
第一の固定手段は、スキー板26の上面24に対して平
行な面内で本体22の相対的移動を許容するように、ス
キー板26の上面24から一体的に突設されたピン34
a, 34b, 36, 38a, 38bと、本体22に形成
されてこれらピン34a, 34b,36, 38a, 38
bが摺動自在に係合するアイレット28a, 28b, 3
0,32a, 32bとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキー板の上面
と、このスキー板にスキー靴を固定するためのビンディ
ングとの間に介装されてスキー板に対するスキー靴の固
定位置を調整し得るスキー靴用方向調整具に関する。
【0002】なお、本明細書の記述は、本件特許出願の
優先権の基礎たるイタリア国特許出願TV94A000
118号(1994年10月19日出願)の明細書およ
び図面の記載に基づくものであって、このイタリア国特
許出願を参照することによって、当該イタリア国特許出
願の明細書および図面の記載内容が本明細書の一部分を
構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】スキー活動に伴う種々の動作を行うた
め、スキーヤーが脚の下部から足およびスキー靴および
このスキー靴をスキー板に固定するためのビンディング
(締め具)を介し、スキー板に極めて精密な制御力を伝
達することは、良く知られている。
【0004】これらの制御力は、特に、新たな方向にス
キー板を向けるターンを行う時に、雪や氷で覆われた面
に対してスキー板の内側あるいは外側のエッジをきかせ
ることにより発生し、これによってスキー板の長手方向
の軸線回りおよびスキー板の表面に対して垂直な軸線回
りにそれぞれスキー板を回転させ、そしてスキー板の長
手方向の軸線の向きを変えるようにしている。
【0005】これらの制御力は、比較的はっきりとした
膝の曲げと、必要に応じた腰のひねりと共に、例えば、
スキーヤーの体重移動の如き、補助的な運動や動作によ
っても同時に発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの制御力は、ス
キーヤーの足がとりわけ特別な位置にある場合に発生
し、この足の特別な位置は、足の通常の休息位置と一致
せず、少なくとも部分的に強いられた位置となることは
明らかである。
【0007】スポーツ活動が延びた場合、上述した不自
然な位置に足が存在すると、筋肉疲労をもたらしたり、
少なくとも苦痛となる感覚を引き起こすことはもちろん
である。
【0008】これらの筋肉疲労や苦痛感は、スキーヤー
の足が内反足や、外反足、あるいは偏平足と呼ばれる周
知の欠点の一つによって悪影響を受けた時に、さらに大
きくなる。
【0009】つまり、スキーヤーの足が内反足や外反足
の場合、スキーヤーの足は外側あるいは内側のエッジに
自然にもたれるだけであるのに対し、スキーヤーの足が
偏平足の場合、足の支持に対する順応性をも決定する土
踏まずは、極めて少ないか、あるいは全く存在しない。
【0010】同時に、内反足や外反足のスキーヤーの膝
は、スキー板の軸線に対してずれており、それで適切な
制御の実行を妨げることとなる。
【0011】このような状況の結果、実際問題として、
内反足や外反足のスキーヤーが直立位置にある時、足の
爪先は前方の一点に向けられるか、あるいは逆に広げら
れるため、スキー板を平行あるいは相互に極めて近接さ
せるような位置は、スキー靴を履いたスキーヤーの足を
強制する位置にしばしばもたらすこととなる。
【0012】さらに、これらの欠点は、種々の操作およ
び動作を行う際に、不正確で効率の悪い制御力の伝達を
もたらすこととなる。
【0013】前述の深刻化した状況において、このよう
なことはほとんど苦痛に近い我慢できない状態をもたら
すものであるので、内反足や外反足などの欠点が存在す
る場合、特殊な履物を使用することなく、スキー活動を
達成することは、実際に不可能と言える。
【0014】しかしながら、それ自体、変更が困難な構
造のスキー靴の場合において、内反足や外反足などに応
じた特殊な履物を使用することは、実際に不可能であ
る。
【0015】
【発明の目的】本発明の第一の目的は、スキーヤーが直
立状態において、その膝がスキー板の軸線上に位置する
ようにずらすことにより、足の爪先の収束あるいは広が
りをもたらす内反足や外反足などのスキーヤーの足の欠
点を補うことの可能なスキー靴用方向調整具を提供する
ことにある。
【0016】また、本発明の第二の目的は、雪や氷で覆
われた面に対するエッジのききをより大きいか、あるい
はより少なくすることにより、ターンや移動速度に関し
て明白な結果を伴って、長手方向の軸線回りにスキー板
の迅速な回転を許容するように設計したスキー靴用方向
調整具を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるスキー靴用
方向調整具は、スキー板とスキー靴を着脱自在に固定す
るためのビンディングとの間に介装されるスキー靴用方
向調整具であって、板状をなす本体と、この本体を前記
スキー板の上面に固定するための第一の固定手段と、前
記本体に前記ビンディングを固定するための第二の固定
手段とを具え、前記第一の固定手段は、前記スキー板の
上面に沿って移動可能に前記本体を固定し得るものであ
ることを特徴とする。
【0018】ここで、前記第一の固定手段は、前記スキ
ー板に一体的に形成されて前記スキー板の上面から突出
する複数本のピンと、前記本体に形成されてこれらピン
がそれぞれ摺動自在に係合する複数のアイレットと、こ
れらアイレットを介して前記ピンにそれぞれ着脱自在に
装着される締結手段とを有することが望ましい。この場
合、前記アイレットは、少なくとも前記本体の中央部と
前後両端部とに形成され、スキー板の幅方向に沿って延
びていることが有効である。
【0019】また、前記本体の前記ビンディングが取り
付けられる部分は、スキー板の幅寸法と同じか、あるい
はこの幅寸法よりも狭い幅寸法を有するものであっても
良い。さらに、前記スキー板の上面に沿った前記本体の
移動は、前記スキー板の上面に対して垂直な軸線回りの
回転移動であり、前記垂直な軸線は、前記本体の前後両
端の間にあることが望ましい。同様に、前記スキー板の
上面に沿った前記本体の移動は、前記スキー板の長手方
向の軸線と前記本体の長手方向の軸線とが平行となるよ
うに、前記スキー板の幅方向に沿った平行移動であって
も良く、前記スキー板の上面に沿った前記本体の移動
は、前記スキー板の幅方向に沿った平行移動と、前記ス
キー板の上面に対して垂直な軸線回りの回転移動とを組
み合わせたものであっても良い。
【0020】従って、内反足や外反足のスキーヤーが自
然な直立状態にある時、左右のスキー板が平行となるよ
うに、スキー靴用方向調整具の本体をスキー板の上面に
対して垂直な軸回りに回転させ、この本体の長手方向の
軸線とスキー板の長手方向の軸線とを交差させ、さらに
スキーヤーの膝がスキー板の軸線の垂直上方に位置する
ように、本体をスキー板の幅方向にずらして第一の固定
手段により本体をスキー板に固定する。
【0021】これにより、スキーヤーの足が自然な状態
において、スキー板は実質的に平行状態となり、スキー
ヤーに疲労あるいは筋肉痛を起こす過渡に強いた位置が
除去される。
【0022】一方、スキー靴用方向調整具の軸線とスキ
ー板の軸線とが平行となるように、スキー靴用方向調整
具の本体をスキー板の幅方向に平行移動することによ
り、この本体を平行移動した側に位置するスキー板のエ
ッジのききが良くなる結果、ターンを行う場合にスキー
板がより迅速に応答するか、あるいはその制御力がより
小さくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明によるスキー靴用方向調整
具の実施形態について、図1〜図20を参照しながら詳
細に説明する。
【0024】本実施形態の平面形状を表す図1に示すよ
うに、前端側Aと後端側Pとを有する部分的に示したス
キー板26の上面24には、スキー靴用方向調整具の主
要部を構成する本体22が取り付けられる。
【0025】本実施形態における本体22は、実質的に
平行六面体の板状をなすが、空気力学および安全性のた
め、必要に応じて隅部をさらに丸めるようにしても良
い。また、この本体22には、スキー板26の上面24
に一体に突設されたピン34a, 34b, 36, 38
a, 38bをそれぞれ摺動可能に収容する3つのグルー
プのアイレット28a, 28b, 30, 32a, 32b
が形成されている。
【0026】各アイレット28a, 28b, 30, 32
a, 32bは長穴状をなし、本体22がスキー板26の
基礎をなす表面24に対して回転移動および/または平
行移動できるように、ピン34a, 34b, 36, 38
a, 38bの直径よりも多少大きめの横幅寸法を有す
る。
【0027】本実施形態では、本体22の前端側および
後端側のアイレット28a, 28b, 32a, 32bを
本体22の長手方向の軸線48に対して左右対称に2つ
ずつ形成したが、それぞれ一つずつ形成するようにして
も良い。また、これら二対のアイレット28a, 28
b, 32a, 32bの間に位置するアイレット30を本
体22の前端側のアイレット28a, 28b側に近づけ
て形成したが、二対のアイレット28a, 28b, 32
a, 32bの間に配置されてあれば良く、さらに別なピ
ンとアイレットとの組を追加して設けることも可能であ
る。
【0028】ここで、スキー板26に対する本体22の
回転状態を表す図2に示すように、スキー板26をその
後端側Pから先端側Aを見た時に、ピン34a, 34b
がそれぞれアイレット28a, 28bの右端側に位置決
めされる一方、ピン38a,38bがアイレット32a,
32bの左端側に位置決めされるように、スキー板2
6に対して本体22を回転するか、あるいはピン34
a, 34bがそれぞれアイレット28a, 28bの左端
側に位置決めされる一方、ピン38a, 38bがアイレ
ット32a, 32bの右端側に位置決めされるように、
スキー板26に対して本体22を回転する。
【0029】スキー板26の表面24に対する本体22
の回転は、スキー板26の表面24に対して垂直かつス
キー板26の長手方向の軸線46を通る垂直な軸線40
を実質的な中心として起こるようにする。このため、垂
直な軸線40から各アイレット28a, 28b, 30,
32a, 32bまでの距離に応じて、各アイレット28
a, 28b, 30, 32a, 32bの長さ(図1中、上
下方向の長さ)を設定することも可能であるが、本実施
形態では、後述する本体22の平行移動を考慮して全て
のアイレット28a, 28b, 30, 32a, 32bの
長さを等しく設定している。このため、スキー板26の
長手方向の軸線46に対する本体22の長手方向の軸線
48とのなす角の最大値、つまり本体22の最大回転角
度は、実質的に二対のアイレット28a, 28b, 32
a, 32bの中間、すなわち垂直な軸線40よりも中間
のアイレット30寄りの本体22の中央部を中心として
本体22を回転した時に得ることができる。
【0030】図3は、スキー板26の長手方向の軸線4
6に対して本体22の長手方向の軸線48が平行となる
ように、スキー板26の幅方向に沿って本体22を平行
移動した場合を例示している。
【0031】スキー靴を取り付けた状態の側面形状を表
す図4に示すように、本体22は、スキー板26と、ス
キー靴44を固定するためのセーフティビンディング4
2、つまりスキー靴44をスキー板26に対して迅速に
着脱するためのものであって、スキーヤーの足に過大な
力が加わった場合、スキー靴44がスキー板26から自
動的に外れるようにした安全締め具との間に介装され
る。
【0032】このセーフティビンディング42は、スキ
ー靴44の長手方向の軸線が、スキー靴用方向調整具の
本体22の長手方向の軸線48と完全に一致するよう
に、本体22に対して図示しない第二の固定手段により
強固に固定される。従って、スキー板26の長手方向の
軸線46とスキー靴44の長手方向の軸線との相対的な
位置は、スキー板26およびスキー靴用方向調整具の本
体22の長手方向の軸線46, 48の相対的な位置と一
致することは明らかである。
【0033】本体22に対してセーフティビンディング
42を取り付けるための第二の固定手段としては、ねじ
などの締結金具を用いた一般的な方法を採用することが
できるが、セーフティビンディング42と、スキー靴4
4およびスキー板26との間の望ましくない干渉を回避
するため、この第二の固定手段としては、スキー板26
に影響を及ぼさないようなものを使用する必要がある。
【0034】図5〜図8は、スキー板26の長手方向の
軸線46が本体22の長手方向の軸線48と一致する通
常の状態を示している。
【0035】特に図7および図8から明らかなよう
に、、本体22がスキー板26の上面24とセーフティ
ビンディング42との間に介装されることから、スキー
靴44がスキー板26の上面24から過渡に持ち上が
り、スキー板26の操作性を損なうことを回避するた
め、本体22の厚みをできるだけ薄くすることが望まし
い。
【0036】この場合、各アイレット28a, 28b,
30, 32a, 32bの中央部にピン34a, 34b,
36, 38a, 38bが位置することは、図6から明ら
かであり、各ピン34a, 34b, 36, 38a, 38
bはスキー板26に一体的に形成され、その上面24か
ら突出状態となっている。
【0037】また、本発明の第一の固定手段としては、
アイレット28a, 28b, 30,32a, 32bを介
してピン34a, 34b, 36, 38a, 38bにそれ
ぞれねじ込まれる小ねじやボルトなどの締結金具を採用
することができる。そして、スキー板26に対する本体
22の望ましい位置を決定した後、この締結金具の頭部
が本体22の表面を押圧するように、締結金具をピン3
4a, 34b, 36,38a, 38bにねじ込むことに
より、ピン34a, 34b, 36, 38a, 38bから
本体22の抜け外れを防止すると同時に、本体22をス
キー板26の上面24に緊密に固定することができる。
【0038】図9〜図12は、左足用のスキー靴用方向
調整具の本体22をスキー板26に対して右方向に平行
移動した状態を示している。
【0039】この場合、スキー板26の長手方向の軸線
46に対し、本体22、つまりスキー靴44の長手方向
の軸線48は、アイレット28a, 28b, 30, 32
a,32bによって許容された最大距離dだけ右側に平
行にオフセットされた状態となっていることが図9から
明らかである。
【0040】また、図11および図12から明らかなよ
うに、左足用のスキー靴用方向調整具の本体22の表面
に垂直な軸線48aをスキー板26の上面24に垂直な
軸線46aに対して右方向にdだけ平行移動すると、ス
キー靴44を履くスキーヤーの左足の膝がスキー板26
の上面24に垂直な軸線46a上にずれ、スキー操作を
安定化のために寄与し得ることが予測できる。
【0041】図9に示すスキー板26がスキーヤーの左
足用のスキー板26である場合、スキー板26の内側に
スキー靴44を平行移動した傾向に対する制御力の結果
として、スキー板26の長手方向の軸線46回りに回転
モーメントが発生し、同じ回転角を得るために通常必要
となる制御力よりも、明らかに小さな制御力で基礎とな
る雪あるいは氷で覆われた層にスキー板26のエッジを
有効に働かせることができる。
【0042】逆に、従来と同じ制御力を用いた場合、つ
まり、スキー板26の長手方向の軸線46回りのスキー
板26の回転、つまり傾きのため、雪面に対してスキー
板26のエッジの及ぶ範囲がより大きくなる結果、スラ
ロームやターンなどのスキー操作は、より短い時間でも
たらされることとなる。
【0043】換言すれば、スキー靴用方向調整具を図5
に示した中立位置に固定してターンを行った場合と比較
すると、明らかに短時間および短い走行距離で同じター
ンを行うことができる。
【0044】図13および図14は、本体22が距離d
だけスキー板26に対して左側に平行移動した点を除
き、図9および図11に例示した場合と同じ状態を示し
ており、図9および図11に例示した場合と全く同じ効
果が得られる。
【0045】本発明によるスキー靴用方向調整具を使用
する時、左右一対のスキー板26の左右を見分ける必要
があり、例えば刻印やマーカなどを用いてスキー板26
の上面24や本体22の表面に表示しておくことが望ま
しい。
【0046】図15〜図18は、スキー板26の長手方
向の軸線46に対して本体22の長手方向の軸線48を
垂直な軸線40回りに回転させた場合を示しており、こ
の場合、スキー板26の長手方向の軸線46と本体22
の長手方向の軸線48との間には所定角αが形成され
る。
【0047】図15に示したスキー板26は、スキーヤ
ーにとって左側のスキー板26であり、そのスキー靴4
4の前端が外側に向けて配置される。つまり、外反足の
傾向を持つスキーヤーがこのようなレイアウトのスキー
靴用方向調整具に固定したビンディング42にスキー靴
44を固定した場合、このスキーヤーが自然な直立姿勢
を取った時、左右のスキー板26の長手方向の軸線46
は、相互に平行な通常の状態のままとなることを理解す
ることができよう。逆に、スキーヤーにとって左側のス
キー板26を示す図19および図20に示すように、ス
キー靴44の前端が内側に向けて配置されるように、ス
キー靴用方向調整具の本体22をスキー板26に対して
回転して固定した場合、内反足の傾向を持つスキーヤー
がこのようなレイアウトのスキー靴用方向調整具を固定
したスキー板26を使用して自然な直立姿勢を取った
時、左右のスキー板26の長手方向の軸線46は、相互
に平行となる通常の状態のままとなる。
【0048】この場合、スキー板26の長手方向の軸線
46と、本体22の長手方向の軸線48とのなす角α
は、外反足や内反足の傾向を持つスキーヤーの欠点を補
うのに充分な2, 3度をカバーし得るものであることは
言うまでもない。
【0049】
【実施例】本発明によるスキー靴用方向調整具は、屋外
にて行った特定の試験、すなわち、回転および大回転の
如きスキーの専門競技者によって行っている。
【0050】この試験は、雪の状態がそれぞれ異なる同
じ年の別々な時期における氷河にて行われた。
【0051】多数の試験がスキー板に対するスキー靴用
方向調整具の位置を変えて行われ、国際的な経験を持つ
と共に有名な競技選手から選抜した複数のボランティア
が、各試験のために二種類の滑降を行い、これらの走行
時間を計り、スキー板26および本体22の長手方向の
軸線46, 48を合致させた中立位置にスキー靴用方向
調整具の本体22をスキー板26の上面24に固定して
二回滑降した場合と比較した。
【0052】より具体的に言うと、4回の滑降のうち、
最初の滑降および最後の滑降では、スキー靴用方向調整
具を中立位置に設定し、2回目および3回目の滑降で
は、スキー靴用方向調整具の本体22を移動した状態に
設定し、各試験の結果を相対的時間差として秒単位で計
算した。
【0053】通常の回転のためのサーキットは、12門
の旗門を含み、約9秒の通常の降下時間に対し、大回転
のためのサーキットは、10門の旗門を含み、その降下
時間は約17秒である。
【0054】表1は、異なる雪質の二つの異なる氷河に
おいて、勾配が変化する斜面で大回転のための試験走行
を行った結果を示している。
【0055】これらの結果は、スキー靴用方向調整具の
中立位置における場合と、これを所定の状態に移動した
場合とでの相対的時間差にて示している。
【0056】また、表2は、二つの氷河の一方で行われ
た回転の試験結果のデータを示している。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】なお、スキー板26に対する本体22の姿
勢において、「平行」は、スキー板26の長手方向の軸
線46に対して本体22の長手方向の軸線48を平行移
動したことを意味する。また、「前」「後ろ」は、本体
22の前端側および後端側をそれぞれ意味する。例え
ば、「平行外側」は、スキーヤーの左足のスキー板26
の長手方向の軸線46に対し、その本体22の長手方向
の軸線48を左側に平行移動する一方、スキーヤーの右
足のスキー板26の長手方向の軸線46に対し、その本
体22の長手方向の軸線48を右側に平行移動したもの
である。同様に、「前外側」は、スキーヤーの左足のス
キー板26の長手方向の軸線46に対し、その本体22
の前端部が左側にずれるように本体22を回転する一
方、スキーヤーの右足のスキー板26の長手方向の軸線
46に対し、その本体22の前端部が右側にずれるよう
に本体22を回転したものである。
【0060】上の結果から、滑降時間の削減の如きスキ
ー競技にとって極めて重大な長所をもたらすような本発
明によるスキー靴用方向調整具の使用すべき方法が明ら
かである。
【0061】また、スキー活動の形態に応じてスキー靴
用方向調整具の位置を変えることは、有利な結果を生む
場合がある。
【0062】特に、大回転の場合において、スキー靴用
方向調整具の本体22の後端部がスキー板26の内側に
向くように本体22を回転移動したならば、スキー靴用
方向調整具を中立位置にした場合と比較して疑う余地の
ない驚くべき結果が得られることを表1は明瞭に示して
いる。
【0063】同様に、スキー靴用方向調整具の本体22
の先端側がスキー板26の外側に向くように本体22を
回転するか、あるいはスキー靴用方向調整具の本体22
をスキー板26の幅方向外側に向けて平行移動した場合
でも、これと等しい有利な結果を得ることができる。
【0064】表1から、スキー靴用方向調整具の位置調
整のために、走行勾配と雪質との重要性を理解すること
は最終的に可能ではあるが、滑走時間の短縮のためにス
キー板26の上面24に対する本体22の相対位置に関
する傾向は変わらない。
【0065】一方、表2から、通常の回転の試験におい
ては、スキー靴用方向調整具の本体22の前端部がスキ
ー板26の内側を向くように本体22を回転するか、あ
るいはスキー靴用方向調整具の本体22をスキー板26
の幅方向内側に向けて平行移動した場合、そのベストタ
イムが得られることが判った。
【0066】上述した大回転競技と回転競技と相違は、
実質的に異なる走行特性と本質的に関係することは明ら
かである。具体的には、通常の回転の場合においては、
より多くの数の旗門がより困難でより迅速なターンをす
ることを選手に強いるのに対し、大回転の場合において
は、回転の場合よりも旗門の数が少なく、しかも長い滑
走距離を要求するため、実質的に異なる動作を競技選手
に強いるのである。
【0067】特別な場合において、例えば、別の欠点を
補償したり、あるいは特殊な動きを許容することが望ま
しい場合、スキー板26の長手方向の軸線46に対して
反対方向にスキー靴用方向調整具の本体22を回転する
こともまた、可能であることは明らかである。
【0068】本発明は、上述したように好ましいと思わ
れる実施形態について記述したが、その特許請求の範囲
に記載された概念から外れることなく、概念的あるいは
機械的に等価の修正や変形が可能であることは、容易に
理解できよう。
【0069】例えば、スキー板26に対してスキー靴用
方向調整具の本体を固定し、かつスキー板26に対して
本体22の回転および/または平行移動を許容するため
の第一の手段は、例示したピン34a, 34b, 36,
38a, 38bとアイレット28a, 28b, 30, 3
2a, 32bとの組み合わせに対し、異なる形態で実現
することも可能である。
【0070】さらに、望ましい技術的効果および/また
は要求される修正に応じ、本体22の回転とその平行移
動とを組み合わせることもまた可能である。
【0071】
【発明の効果】本発明のスキー靴用方向調整具による
と、スキー板の長手方向の軸線に対してスキー靴の長手
方向の軸線が交差するように、ビンディングが取り付け
られるスキー靴用方向調整具の本体をスキー板の上面に
固定することができるので、内反足や外反足の傾向を持
つスキーヤーが自然な直立状態にあっても、左右のスキ
ー板の長手方向の軸線を相互に平行に揃えることが可能
であり、しかもスキーヤーの膝がスキー板の軸線と揃う
ように設定することもできる。
【0072】また、スキー靴用方向調整具の軸線とスキ
ー板の軸線とが平行となるように、スキー靴用方向調整
具の本体をスキー板の幅方向に平行移動することによ
り、移動した側のスキー板のエッジに作用する制御力を
大きくすることが可能となり、雪あるいは氷で覆われた
面に対するエッジのききを必要に応じて大きくしたり、
あるいは小さくしたりすることができる。
【0073】この結果、ターンなどのスキー操作を容易
かつ迅速に行うことが可能であり、特に競技活動あるい
は極めて過酷なスキー滑走路でスキーをするような場合
において、スキーヤーにとって最適な位置にスキー靴を
ずらすことにより、最も望ましい結果を容易に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスキー靴用方向調整具の一実施形
態の概略形状を表す平面図である。
【図2】図1に示したスキー靴用方向調整具の本体をス
キー板に対して回転した場合の状態を表す平面図であ
る。
【図3】図1に示したスキー靴用方向調整具の本体をス
キー板に対して平行移動した場合の状態を表す平面図で
ある。
【図4】スキー靴を装着した状態の外観を表す側面図で
ある。
【図5】スキー靴用方向調整具の本体とスキー板とをこ
れらの長手方向の軸線が一致するように位置決めしてス
キー靴を装着した状態の平面図である。
【図6】図5に示す状態におけるスキー靴用方向調整具
の本体とスキー板のピンとの位置関係を表す平面図であ
る。
【図7】図5中の矢視VII 側から見た正面図である。
【図8】図5中の矢視VIII側から見た背面図である。
【図9】スキー靴用方向調整具の本体をスキー板の幅方
向に平行移動してスキー靴を装着した状態の平面図であ
る。
【図10】図9に示す状態におけるスキー靴用方向調整
具の本体とスキー板のピンとの位置関係を表す平面図で
ある。
【図11】図9に示した実施形態における正面図であ
る。
【図12】図9に示した実施形態における背面図であ
る。
【図13】スキー靴用方向調整具の本体を図9の場合と
逆にスキー板の幅方向に平行移動してスキー靴を装着し
た状態の平面図である。
【図14】図13に示した実施形態における正面図であ
る。
【図15】スキー板に対してスキー靴用方向調整具の本
体を回転移動してスキー靴を装着した状態の平面図であ
る。
【図16】図15に示す状態におけるスキー靴用方向調
整具の本体とスキー板のピンとの位置関係を表す平面図
である。
【図17】図15に示した実施形態における正面図であ
る。
【図18】図15に示した実施形態における背面図であ
る。
【図19】スキー板に対してスキー靴用方向調整具の本
体を図15の場合と逆に回転移動してスキー靴を装着し
た状態の平面図である。
【図20】図19に示した実施形態における正面図であ
る。
【符号の説明】
22 スキー靴用方向調整具の本体 24 上面 26 スキー板 28a, 28b, 30, 32a, 32b アイレット 34a, 34b, 36, 38a, 38b ピン 40 スキー板の長手方向の軸線を通る垂直な軸線 42 セーフティビンディング 44 スキー靴 46 スキー板の長手方向の軸線 46a スキー板の上面に垂直な軸線 48 本体の長手方向の軸線 48a 本体の表面に垂直な軸線 A スキー板の前端側 P スキー板の後端側 d スキー板の長手方向の軸線と本体の長手方向の軸線
との距離 α スキー板の長手方向の軸線と本体の長手方向の軸線
とのなす角

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状をなす本体と、 この本体をスキー板の上面に固定するための第一の固定
    手段と、 スキー靴を固定するためのビンディングを前記本体に固
    定するための第二の固定手段とを具え、前記第一の固定
    手段は、前記スキー板の上面に対して平行な面内で前記
    本体の相対的移動を許容するように形成されていること
    を特徴とするスキー靴用方向調整具。
  2. 【請求項2】 前記第一の固定手段は、前記本体に形成
    されてその長手方向の軸線に対しほぼ対称な位置で前記
    本体の前後両端部に配置された二対のアイレットと、前
    記スキー板の上面に一体に設けられて前記二対のアイレ
    ットとそれぞれ係合する二対のピンと、前記スキー板の
    上面に一体に設けられたピンと係合すると共に前記本体
    に形成されて長手方向の軸線に対称に跨がる第三のアイ
    レットと、これらアイレットに対して前記ピンを固定お
    よび固定解除するための手段とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載のスキー靴用方向調整具。
  3. 【請求項3】 前記ビンディングが取り付けられる前記
    本体の部分は、前記スキー板の幅と同じか、あるいはこ
    れよりも狭い幅を有することを特徴とする請求項1に記
    載のスキー靴用方向調整具。
  4. 【請求項4】 前記相対的移動は、好ましい大きさの調
    整可能な角度が前記本体の長手方向の軸線と前記スキー
    板の長手方向の軸線との間に形成されるように、前記ス
    キー板の上面に対する前記本体の回転であることを特徴
    とする請求項1に記載のスキー靴用方向調整具。
  5. 【請求項5】 前記本体の回転は、前記本体および前記
    スキー板の前記長手方向の軸線とそれぞれ交差すると共
    に前記スキー板の上面に対して直角な軸線回りに行わ
    れ、この直角な軸線と前記本体との交点は、前記第三の
    アイレットと前記本体の後端部に位置する前記アイレッ
    トとの間に位置していることを特徴とする請求項2また
    は請求項4に記載のスキー靴用方向調整具。
  6. 【請求項6】 前記本体の回転の最大幅は、前記アイレ
    ットの延長によって調整されることを特徴とする請求項
    4に記載したスキー靴用方向調整具。
  7. 【請求項7】 前記相対的移動は、前記本体の長手方向
    の軸線が前記スキー板の長手方向の軸線に対して平行と
    なるように、前記本体の調整可能な平行移動であり、前
    記本体の最大移動幅は、前記アイレットの延長によって
    調整されることを特徴とする請求項1に記載したスキー
    靴用方向調整具。
  8. 【請求項8】 前記相対的移動は、好ましい大きさの調
    整可能な角度が前記本体の長手方向の軸線と前記スキー
    板の長手方向の軸線との間に形成されるように、前記ス
    キー板の上面に対する前記本体の回転と、前記スキー板
    の上面に対して前記本体の調整可能な平行移動との組み
    合わせであることを特徴とする請求項1に記載のスキー
    靴用方向調整具。
  9. 【請求項9】 前記アイレットは、前記スキー板の上面
    に対する前記本体の回転を許容するように、前記ピンの
    直径よりもわずかに大きな幅寸法を有することを特徴と
    する請求項2に記載のスキー靴用方向調整具。
JP7271631A 1994-10-19 1995-10-19 スキー靴用方向調整具 Pending JPH08206274A (ja)

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ITTV940118A IT1274650B (it) 1994-10-19 1994-10-19 Piastra direzionale o di assetto degli scarponi per sci.
IT94A000118 1994-10-19

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Publication Number Publication Date
JPH08206274A true JPH08206274A (ja) 1996-08-13

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ID=11419530

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JP7271631A Pending JPH08206274A (ja) 1994-10-19 1995-10-19 スキー靴用方向調整具

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US (1) US5765852A (ja)
EP (1) EP0707872A1 (ja)
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Also Published As

Publication number Publication date
ITTV940118A0 (it) 1994-10-19
US5765852A (en) 1998-06-16
ITTV940118A1 (it) 1996-04-19
IT1274650B (it) 1997-07-18
EP0707872A1 (en) 1996-04-24

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