JPH08208273A - ガラス複合材料及びガラス複合粉末並びにそれらの製造方法 - Google Patents

ガラス複合材料及びガラス複合粉末並びにそれらの製造方法

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JPH08208273A
JPH08208273A JP7120427A JP12042795A JPH08208273A JP H08208273 A JPH08208273 A JP H08208273A JP 7120427 A JP7120427 A JP 7120427A JP 12042795 A JP12042795 A JP 12042795A JP H08208273 A JPH08208273 A JP H08208273A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造部材に適した高強度高靱性のガラス複合
材料及びその焼結用原料粉末並びにそれらの製造方法を
提供する。 【構成】 酸化物系ガラスをマトリックスとし、扁平状
の延性金属を強化相とすることを特徴とするガラス複合
材料。該複合材料は、延性金属粉末と酸化物系ガラス粉
末を混合することにより、該延性金属粉末を塑性変形さ
せて扁平化させて得られた混合粉末を成形後、200〜
1800℃で焼結することにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、約1000℃以下の温
度域で構造材料部材として安定的に使用されるガラス複
合材料及びその焼結用原料粉末並びにそれらの製造方法
に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ガラスは現在工業材料とし
て広範な分野に使用されているが、強度及び靱性が低い
ことから、その構造部材ヘの利用が阻害されている。こ
のため、機械的特性、特に靱性や強度の向上を目的とし
た複合化が検討されてきている。複合化させる強化材と
しては、セラミックスの粒子やウイスカー(例えば特開
昭63−282131号)及び長繊維(例えば特開昭5
6−169152号)を使用した技術が開示されてい
る。
【0003】上述した技術によれば、いずれにおいても
機械的特性は改善され、実際に論文で報告されている結
果を示すと、ウイスカーを使用した場合では、ボロンシ
リケートガラスマトリックスを各種のSiCウイスカー
で強化(20体積%)した複合材料で、曲げ強度12〜
18kg/mm2 、破壊靱性3.8〜5.5MPam1/2 の値
(Ceram.Eng.Sci.Proc.,7(7-8)(1986)978.)が報告され
ている。長繊維を使用した場合では、LASガラスマト
リックスをSiC繊維で一方向強化(44体積%)した
複合材料で繊維方向では、曲げ強度約65kg/mm2 、破
壊靱性17MPam1/2 の値が報告されているが、繊維と
直角方向の強度を補うため、0゜/90゜の積層したも
のでは、曲げ強度約35kg/mm2 、破壊靱性9MPam
1/2 と大きく低下している(Amer.Ceram.Soc.Bull.,65
(1986)305)。
【0004】これからウイスカー強化では、構造部材と
しての使用を考えると強度、靱性共に不十分である。ま
た、長繊維強化では、繊維方向では優れた値を示してい
るが、強度の低い直角方向の強度を改善するため、積層
パターンを変えると特性は大きく低下する。しかも、実
用部材を考えた場合、応力状態は複雑で形状も複雑であ
るから、一方向材の使用は困難であり、上記の一方向材
の値は実用の際にはあまり参考とならない。さらに、長
繊維は高価であり、複合化プロセスも複雑であるから製
品コストは非常に高いものとなり、一般工業材料として
の使用は困難である。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、前記問題点を解決し、
構造部材に適した高強度高靱性のガラス複合材料及びそ
の焼結用原料粉末並びにそれらの製造方法を提供するも
のである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、酸化
物系ガラスをマトリックスとし、扁平状の延性金属を強
化相とすることにより高強度高靱性のガラス複合材料が
提供される。このような高強度高靱性のガラス複合材料
は、扁平な延性金属粉末表面に酸化物系ガラス粉末が付
着しているガラス複合粉末を出発原料とし、この混合粉
末を成形後、200〜1800℃で焼結することにより
得られる。また、本発明によれば、扁平な延性金属粉末
表面に酸化物系ガラス粉末が付着していることを特徴と
するガラス複合粉末が提供される。このようなガラス複
合粉末は、延性金属粉末と酸化物系ガラス粉末を混合す
ることにより、該延性金属粉末を塑性変形させて扁平化
させることにより得られる。
【0007】本発明のガラス複合材料のマトリックスを
構成する酸化物系ガラスとしては、特に制限はなく、結
晶化ガラス、汎用ガラス等から選ばれる一種又は二種以
上の酸化物系ガラスを用いることができる。具体的に
は、結晶化ガラスとしては、LAS I(Li2O-Al2O3-SiO
2-MgO系)、LASII、III(Li2O-Al2O3-SiO2-MgO-Nb2O
5系)、MAS(MgO-Al2O3-SiO2系)、BMAS(BaO-M
gO-Al2O3-SiO2系)、Ternary mullite(BaO-Al2O3-SiO2
系)、Hexacelsian(BaO-Al2O3-SiO2系)や、Li2O-Al2O
3-SiO2系、Na2O-Al2O3-SiO2系、Na2O-CaO-MgO-SiO2系、
PbO-ZnO-B2O3系、ZnO-B2O3-SiO2系、ZrO2-SiO2系、CaO-
Y2O3-Al2O3-SiO2系、CaO-Al2O3-SiO2系、MgO-CaO-Al2O3
-SiO2系、SiO2-B2O3-Al2O3-MgO-K2O-F系等が挙げられ
る。汎用ガラスとしては、ケイ酸ガラス(SiO2系)、ソ
ーダ石灰ガラス(Na2O-CaO-SiO2系)、カリ石灰ガラス
(K2O-CaO-SiO2系)、ホウケイ酸ガラス(Na2O-B2O3-Si
O2系)、アルミノケイ酸ガラス(Al2O3-MgO-CaO-SiO
2系)、鉛ガラス(K2O-PbO-SiO2系)、バリウムガラス
(BaO-SiO2-B2O3系)等が挙げられる。また、低融点ガ
ラスとして、鉛ケイ酸塩ガラス(PbO-SiO2系、PbO-B2O3
-SiO2系等)、ほう酸塩ガラス(B2O3系、Li2O-B2O3系、
Na2O-B2O3系等)、りん酸塩ガラス(Na2O-P2O5系、B2O3
-P2O5系等)やAl2O3-Li2O-Na2O-K2O-P2O5系等が挙げら
れる。さらに、近年、開発が進められているY2O3-Al2O3
-SiO2系ガラス、オキシナイトライドガラス(La-Si-O-N
系、Ca-Al-Si-O-N系、Y-Al-Si-O-N系、Na-Si-O-N系、Na
-La-Si-O-N系、Mg-Al-Si-O-N系、Si-O-N系、Li-K-Al-Si
-O-N系)や熱膨張率の小さいTiO2-SiO2系、Cu2O-Al2O3-
SiO2系等が挙げられる。
【0008】また、強化相の金属としては、Ti、V、
Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Fe、N
i、Co、Cu、Al、Mg、Zn及びそれらの合金、
ステンレス鋼及び超耐熱合金から選ばれる少なくとも一
種の延性金属が用いられる。マトリックスと金属の組み
合わせは、焼結時に扁平な延性金属の形状が保持される
ように、マトリックスの焼結可能温度より延性金属の融
点が高い組み合わせを選択することが必要である。例え
ば、マトリックスがケイ酸ガラス系やTiO2-SiO2系の場
合には、焼結温度が1600℃以上になるため、それよ
り高い融点を持つ金属であるV、Cr、Zr、Nb、M
o、Hf、Ta、W及びそれらの合金を用いることが好
ましい。また、オキシナイトライドガラスの焼結温度、
及びPbO-ZnO-B2O3系を除く結晶化ガラスの焼結温度と結
晶化温度は、およそ700〜1300℃であるため、さ
らにTi、Fe、Ni、Co及びそれらの合金、ステン
レス鋼、超耐熱合金も使用することができる。さらに、
汎用ガラスでは焼結温度がおよそ600〜1000℃で
あるため、上記の他にCuも使用することができ、PbO-
ZnO-B2O3系結晶化ガラスと低融点ガラスでは焼結温度が
およそ200〜600℃であるため、さらにAl、M
g、Zn及びそれらの合金を使用することができる。
【0009】本発明においては、強化相の形態を扁平状
とすることにより強度及び靱性が向上し、特に靱性にお
いて大きな向上が達成できる。特に、扁平面の最小径を
d、厚さをtとしたときにd/t≧3であることが好ま
しい。d/tが3未満の場合には、クラックが金属粒子
とマトリックスとの界面を進行しやすくなるため金属相
の塑性変形を十分に利用できなくなるので好ましくな
い。厚さtは0.5μm以上であることが望ましい。こ
れより小さくなると塑性変形による効果が発揮されな
い。dの範囲としては特に制限はないが、d/t≧3の
関係を満足していることが好ましい。
【0010】ガラス複合材料における強化相の体積率は
2〜60%、特に10〜50%であることが好ましい。
強化相の体積率が2%よりも少ない場合には、金属の塑
性変形量が相対的に少なすぎるために強度及び靱性の向
上が十分でなく、また、強化相の体積率が60%よりも
多くなると、複合体の硬度が下がり、耐熱性も低下する
ため実用的でない。
【0011】本発明のガラス複合材料は、以下の方法で
製造される。まず、扁平な延性金属粉末表面に酸化物系
ガラス粉末が付着しているガラス複合粉末を製造する。
このような複合粉末は、延性金属粉末と酸化物系ガラス
粉末を混合することにより、該延性金属粉末を塑性変形
させて扁平化させることにより製造できる。酸化物系ガ
ラス粉末の粒度は、特に制限はないが、50μm以下の
ものが望ましい。また、延性金属粉末の粒子径は、扁平
化を容易に促進するために1〜200μm、特に3〜1
00μmの範囲が好ましい。延性金属粉末の粒子径が1
μmよりも小さいと、微粒のため扁平化させることがで
きない。また、200μmよりも大きくなると、粗粒の
ため焼結を困難にし、またガラス粉末との分離が激しく
なるため、均一混合が困難となる。延性金属粉末と酸化
物系ガラス粉末の混合割合は、混合粉末における延性金
属粉末の体積率が2〜60%、特に10〜50%である
ことが好ましい。
【0012】延性金属粉末と酸化物系ガラス粉末の混合
方法については、特に制限はなく湿式及び乾式のいずれ
も採用できる。湿式混合の場合の溶媒としてはエ夕ノー
ル、メ夕ノール等が一般に使用される。混合装置につい
ては、ボールミル、振動ミル、アトライター、遊星型ボ
ールミル等を用いることができる。延性金属粉末は、混
合時のボール等の混合媒体による機械的混合により球状
から扁平状へと変形が進む。したがって、混合条件の制
御により扁平化の程度を制御することができる。一般
に、混合時間、回転数等の条件により変形量は変わって
くるので、扁平化の形状がd/t≧3を満足するように
混合条件を制御することが望ましい。さらに、この混合
過程で、扁平化した延性金属粉末の表面に酸化物系ガラ
ス粉末が付着するため、焼結過程で延性金属同士が接
触、造粒することを防止することができる。なお、延性
金属粉末と酸化物系ガラス粉末の混合割合によっては、
金属表面に付着しないガラス粉末も共存することは言う
までもない。また、使用する延性金属粉末の粒度によっ
ては、混合後も未変形の粒子が残るが、扁平化した粒子
が適当量あれば、発明の効果は得られる。また、上記の
扁平な延性金属粉末表面に酸化物系ガラス粉末が付着し
ているガラス複合粉末は、予め延性金属粉末を圧延加工
等により扁平化させ、これと酸化物系ガラス粉末を混合
することによっても製造することができるが、混合と扁
平化を同時に行う前述の方法が工程の簡略化と均−混合
の面で有利である。
【0013】次に、得られた混合粉末を所望の形状に成
形した後、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下また
は真空中で200〜1800℃で焼結する。焼結方法と
しては、公知の焼結方法を用いることができる。例え
ば、CIP成形や射出成形した成形体を常圧焼結や真空
焼結さらにHIPで高密度化するプロセスでは、扁平化
した粒子は3次元にランダムに配向するが、ホットプレ
ス等の一軸加圧方法により成形を行うと、扁平化した粒
子はプレス方向と垂直方向に2次元に配向するので、焼
結体の特牲(特に靱性)に異方性を持たせることもでき
る。また、押し出し法やロール成形などにより、長尺の
形状に成形することもできる。さらに、鋳造法、好まし
くは加圧鋳造法により直接複雑形状の成形をすることも
できる。また、焼結は、200〜1800℃の温度範囲
で行うことができるが、扁平な延性金属の形状が保持さ
れるように延性金属の融点より低い温度で行えるよう
に、前記したガラス粉末と延性金属を選択することが必
要である。
【0014】
【作用】本発明によれば、強化相が扁平状の金属粒子で
あるので、球状粒子を用いた場合に発生するクラックが
粒子とマトリックスの界面を進行する現象を抑制するこ
とができ、したがって金属粒子の塑性変形による靱性向
上を十分に利用することができる。また、クラックが粒
子とマトリックスの界面を進行する場合でも異形である
ため、クラックは偏向し、高靱性化に寄与でき、さらに
強度も向上させることができるため、構造部材に適用で
きるガラス複合材料が提供できる。また、前述したよう
に強化相を2次元に配向させれば、配向方向と垂直方向
の靱性をさらに向上させることができる。さらに、強化
相の形態は、原料粉末である延性金属粉末と酸化物系ガ
ラス粉末の混合中の変形を利用して扁平化が達成できる
ため、強化相の形状の制御が容易であり、追加の製造プ
ロセスを必要とせず、複合化によるコスト増を抑えるこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明をさ
らに具体的に説明する。 実施例1 MAS(MgO-Al2O3-SiO2系)粉末(粒径20μm以下)
と粒径53〜10μmのMo粉末(M−60;昭和電工
製)を体積率が80:20となるように秤量した。これ
らの混合粉末をエ夕ノール溶媒中、窒化珪素ボールを用
いてボールミル混合を行った。図1及び図2にボールミ
ル後の混合粉末の外観の走査型電子顕微鏡像と断面組織
の光学顕微鏡像を示す。これらより、添加した粒径53
〜10μmMo粉末がボールミル混合により扁平化し、
さらにガラス粉末が表面に付着していることがわかる。
【0016】この混合粉末を黒鉛のモールドにいれ、ホ
ットプレスにより、1000℃、100kg/cm2 の圧力
でアルゴン中、1時間保持して焼結を行った。図3に得
られた複合材料のプレス方向と平行方向の断面組織の光
学顕微鏡像を示す。強化相は2次元に配向し、d/t≧
3を満たして扁平化していることがわかる。この複合材
料から3×4×40の試験片を加工し、3点曲げ試験に
より曲げ強度を、SEVNB法により破壊靱性を測定し
たところ、曲げ強度35kg/mm2 、破壊靱性7MPam
1/2 という高い値が得られた。
【0017】比較例1 MAS(MgO-Al2O3-SiO2系)粉末(粒径20μm以下)
のみを実施例1と同様の方法で焼結した。得られたガラ
ス単相の焼結体は、曲げ強度10kg/mm2 、破壊靱性
1.1MPam1/2 であり、本発明の効果が顕著であるこ
とがわかる。
【0018】実施例2 実施例1と同じ組成の混合粉末で、混合条件を変え、d
/tを変化させたものを用い、実施例1と同じ条件で焼
結を行った。得られた複合材料の破壊靱性を測定した結
果を図4に示す。これより破壊靱性はd/t≧3で大き
な値を示しており、d/tが1.5以下では破壊靱性
3.5MPam1/2 と靱性の向上効果は小さいことがわか
る。
【0019】実施例3 LAS I(Li2O-Al2O3-SiO2-MgO系)粉末(粒径20μ
m以下)と粒径45〜5μmのTa粉末(M−40;昭
和電工製)を体積率が70:30となるように秤量し、
これらの混合粉末をエ夕ノール溶媒中、窒化珪素ボール
を用いてボールミル混合を行った。この混合粉末を用い
て実施例1と同様にして焼結を行った。得られた複合材
料の曲げ強度と破壊靱性を実施例1と同様の方法で測定
したところ、曲げ強度45kg/mm2 、破壊靱性9MPam
1/2 という高い値が得られた。
【0020】実施例4 LASIII(Li2O-Al2O3-SiO2-MgO-Nb2O5系)粉末(粒径
20μm以下)と粒径45μm以下のNb粉末(石津製
薬製)を体積率が70:30となるように秤量し、これ
らの混合粉末をエ夕ノール溶媒中、窒化珪素ボールを用
いてボールミル混合を行った。この混合粉末を用いて実
施例1と同様にして焼結を行った。得られた複合材料の
曲げ強度と破壊靱性を実施例1と同様の方法で測定した
ところ、曲げ強度47kg/mm2 、破壊靱性8.8MPam
1/2 という高い値が得られた。
【0021】実施例5 ソーダ石灰ガラス(Na2O-CaO-SiO2系)粉末(粒径45
μm以下)と粒径45〜10μmのNi合金(Ni17
Cr6Al10.6Y,MA−90;昭和電工製)を体
積率が70:30となるように秤量し、これらの混合粉
末をエ夕ノール溶媒中、窒化珪素ボールを用いてボール
ミル混合を行った。この混合粉末を黒鉛のモールドにい
れ、ホットプレスにより、700℃、100kg/cm2
圧力でアルゴン中、1時間保持して焼結を行った。得ら
れた複合材料の曲げ強度と破壊靱性を実施例1と同様の
方法で測定したところ、曲げ強度35kg/mm2 、破壊靱
性8.3MPam1/2 という高い値が得られた。
【0022】実施例6 ケイ酸ガラス(SiO2系)粉末(粒径20μm以下)と粒
径45μm以下のNb粉末(石津製薬製)を体積率が6
0:40となるように秤量し、これらの混合粉末をエ夕
ノール溶媒中、窒化珪素ボールを用いてボールミル混合
を行った。この混合粉末を黒鉛のモールドにいれ、ホッ
トプレスにより、1600℃、100kg/cm2 の圧力で
アルゴン中、1時間保持して焼結を行った。得られた複
合材料の曲げ強度と破壊靱性を実施例1と同様の方法で
測定したところ、曲げ強度38kg/mm2 、破壊靱性9.
2MPam1/2 という高い値が得られた。
【0023】実施例7 アルミノケイ酸ガラス(Al2O3-MgO-CaO-SiO2系)粉末
(粒径45μm以下)と粒径45μm以下のステンレス
(SUS316L)粉末(山陽特殊製鋼製)を体積率が
70:30となるように秤量し、これらの混合粉末をエ
夕ノール溶媒中、窒化珪素ボールを用いてボールミル混
合を行った。この混合粉末を黒鉛のモールドにいれ、ホ
ットプレスにより、950℃、100kg/cm2 の圧力で
アルゴン中、1時間保持して焼結を行った。得られた複
合材料の曲げ強度と破壊靱性を実施例1と同様の方法で
測定したところ、曲げ強度32kg/mm2 、破壊靱性7.
5MPam1/2 という高い値が得られた。
【0024】実施例8 低融点ガラス(Al2O3-Li2O-Na2O-K2O-P2O5系)粉末(粒
径45μm以下)と粒径90〜38μmのAl粉末(ス
ルザーサーフェイステックジャパン製)を体積率が8
0:20となるように秤量し、これらの混合粉末をエ夕
ノール溶媒中、窒化珪素ボールを用いてボールミル混合
を行った。この混合粉末を黒鉛のモールドにいれ、ホッ
トプレスにより、400℃、100kg/cm2 の圧力でア
ルゴン中、1時間保持して焼結を行った。得られた複合
材料の曲げ強度と破壊靱性を実施例1と同様の方法で測
定したところ、曲げ強度25kg/mm2 、破壊靱性6.3
MPam1/2 という高い値が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施例1のボールミル後の
混合粉末の粒子構造を表す図面に代える走査型電子顕微
鏡写真である。
【図2】 図2は、本発明の実施例1のボールミル後の
混合粉末の粒子構造を表す図面に代える光学顕微鏡写真
である。
【図3】 図3は、本発明の実施例1で得られた複合材
料のガラス材料の組織を表す図面に代える光学顕微鏡写
真である。
【図4】 図4は、本発明の実施例2で得られた複合材
料の破壊靱性を測定した結果を表す図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神徳 泰彦 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化物系ガラスをマトリックスとし、扁
    平状の延性金属を強化相とすることを特徴とするガラス
    複合材料。
  2. 【請求項2】 扁平な延性金属粉末表面に酸化物系ガラ
    ス粉末が付着しているガラス複合粉末を出発原料とし、
    この混合粉末を成形後、200〜1800℃で焼結する
    ことを特徴とする請求項1記載のガラス複合材料の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 扁平な延性金属粉末表面に酸化物系ガラ
    ス粉末が付着していることを特徴とするガラス複合粉
    末。
  4. 【請求項4】 延性金属粉末と酸化物系ガラス粉末を混
    合することにより、該延性金属粉末を塑性変形させて扁
    平化させることを特徴とする請求項3記載のガラス複合
    粉末の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017019685A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 国立大学法人島根大学 電気抵抗材料およびその製造方法

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