JPH0821992A - 液晶ディスプレイのブラックマトリクス基板及びその製造方法 - Google Patents

液晶ディスプレイのブラックマトリクス基板及びその製造方法

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JPH0821992A
JPH0821992A JP6180798A JP18079894A JPH0821992A JP H0821992 A JPH0821992 A JP H0821992A JP 6180798 A JP6180798 A JP 6180798A JP 18079894 A JP18079894 A JP 18079894A JP H0821992 A JPH0821992 A JP H0821992A
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light
thin film
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black matrix
film
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JP6180798A
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Tadao Asakura
忠男 朝倉
Koji Asakura
耕治 朝倉
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KOEI KAGAKU KK
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KOEI KAGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な製造工程でありながら、平坦度及び解
像度の向上を図る。 【構成】 ブラックマトリクス基板10は、透光性を呈
するガラス板82に、均一な膜厚を有するゼラチン膜1
2が被着されたものである。ゼラチン膜12のみからな
る透光部12aは透光性を呈し、ゼラチン膜12に銀粒
子が含まれた遮光部12bは遮光性を呈する。ゼラチン
膜12は、透光部12a又は遮光部12bに関係なく極
めて平坦であるので、ゼラチン膜12に積層されるカラ
ーフィルタも極めて平坦になる。したがって、カラーフ
ィルタの色ムラ等を防止できるので、液晶ディスプレイ
の視認性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイに用
いられるカラーフィルタに対して、各画素間の光を吸収
することにより、視認性を高めるためのブラックマトリ
クス基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、この種のブラックマトリクス基
板の第一従来例を示す断面図である。以下、この図面に
基づき説明する。
【0003】ブラックマトリクス基板80は、透光性を
呈する平坦なガラス板82に、一定膜厚のクロム(C
r)84が一定形状に被着されたものである。
【0004】図8は、ブラックマトリクス基板80の製
造方法の各工程を示す断面図である。以下、この図面に
基づき説明する。
【0005】まず、ガラス板82を用意する(図8
(1))。続いて、クロム84を、真空蒸着又はスパッ
タにより、ガラス板82に被着する(図8(2))。続
いて、クロム84の表面にポジ型のフォトレジスト86
を塗布する(図8(3))。そして、ブラックマトリク
スのパターンが描かれたフォトマスク88を用いて、フ
ォトレジスト86を露光する(図8(4))。続いて、
フォトレジスト86を現像液に浸して、フォトレジスト
86の露光された部分86aを除去する(図8
(5))。続いて、クロム84をエッチング液に浸すこ
とにより、フォトレジスト86のない部分のクロム84
がエッチングされて、ブラックマトリクスのパターン通
りにクロム84が残る(図8(6))。最後に、残って
いるフォトレジスト86を除去する(図8(7))。
【0006】ところで、近年、製造工程を第一従来例よ
りも簡略化できる、次の第二従来例が開発されている。
図9は、ブラックマトリクス基板の第二従来例を示す断
面図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0007】ブラックマトリクス基板90は、透光性を
呈する平坦なガラス板82に、遮光性を呈する一定膜厚
の感光性樹脂92が一定形状に被着されたものである。
【0008】図10は、ブラックマトリクス基板90の
製造方法の各工程を示す断面図である。以下、この図面
に基づき説明する。
【0009】まず、ガラス板82を用意する(図10
(1))。続いて、ガラス板82の表面に黒色顔料を含
んだポジ型の感光性樹脂92を塗布する(図10
(2))。そして、ブラックマトリクスのパターンが描
かれたフォトマスク88を用いて、感光性樹脂92を露
光する(図10(3))。最後に、感光性樹脂92を現
像液に浸して、感光性樹脂92の露光された部分92a
を除去する(図10(4))。
【0010】このように、第二従来例は、第一従来例に
比べて、クロム84をガラス板82に被着する工程(図
8(2))、クロム84をエッチングする工程(図8
(6))、残っているフォトレジスト86を除去する工
程(図8(7))等が不要になるとともに、スパッタ装
置又は蒸着装置等の高価な設備も必要としない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来例には、次のような問題があった。
【0012】第一に、ガラス82上のクロム84又は感
光性樹脂92の有無に基づく凹凸により、クロム84又
は感光性樹脂92上に積層するカラーフィルタの平坦度
が低いという問題があった。この問題は、カラーフィ
ルタに色ムラが発生する、カラーフィルタ上に積層さ
れる配向膜に液晶の配向を制御できない領域が発生す
る、等の原因となる。すなわち、カラーフィルタの平坦
度の低さは、液晶ディスプレイにおいて色の不均一とな
って現れる。
【0013】この問題は、第一従来例よりも第二従来例
で顕著になる。感光性樹脂92は、クロム84に比べて
遮光性が劣るため、膜厚を大きくしなければならないか
らである。
【0014】第二に、これらの従来例では、次のよう
に、解像度が低いという問題があった。
【0015】第一従来例では、まず、フォトマスク88
を用いてフォトレジスト86を露光する(図8(4))
ときに一定の解像度が得られる。そして、クロム84を
エッチングする(図8(6))ときに、サイドエッチン
グ等によって、解像度が低下する。
【0016】第二従来例では、感光性樹脂92に黒色顔
料が含まれている。しかも、一定の遮光性を得るために
膜厚を大きくしている。したがって、フォトマスク88
を用いて感光性樹脂92を露光する(図10(3))と
きに、光が黒色顔料に遮られて感光性樹脂92の深部へ
届きにくい。その結果、感光性樹脂92に架橋反応の不
十分な部分が生じるので、解像度が極めて低くなる。
【0017】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、簡単な製造工
程でありながら、カラーフィルタの平坦度を向上でき、
しかも、解像度も向上できる、液晶ディスプレイのブラ
ックマトリクス基板及びその製造方法を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るブラックマ
トリクス基板は、上記目的を達成するためになされたも
のであり、透光性を呈する板状支持体に均一な膜厚を有
する薄膜が被着され、この薄膜には透光性を呈する透光
部と遮光性を呈する遮光部とが形成されたものである。
また、前記透光部は高分子,ゲル状高分子等からなり、
前記遮光部は前記高分子,ゲル状高分子等に遮光性を呈
する粒子が含まれたものからなるものとしてもよい。又
は、前記透光部はゼラチンからなり、前記遮光部は前記
ゼラチンに銀粒子が含まれたものからなるものとしても
よい。さらに、前記薄膜の表面にはこの薄膜を保護する
とともに透光性を呈する保護膜が被着されたものとして
もよい。
【0019】本発明に係るブラックマトリクス基板の製
造方法は、上記目的を達成するためになされたものであ
り、ハロゲン化銀を感光主体として含むゼラチンからな
る薄膜を,透光性を呈する板状支持体に被着する第一の
工程と、この第一の工程で被着された前記薄膜にブラッ
クマトリクスのパターンを露光する第二の工程と、この
第二の工程で露光された前記薄膜を現像する第三の工程
と、この第三の工程で現像された前記薄膜を定着する第
四の工程とを備えたものである。また、前記第一の工程
と前記第二の工程との間に、前記薄膜を保護するととも
に透光性を呈する保護膜を被着する工程を備えたものと
してもよい。或いは、前記第四の工程の次に、前記薄膜
を保護するとともに透光性を呈する保護膜を被着する工
程を備えたものとしてもよい。
【0020】
【作用】均一な膜厚を有する薄膜が、透光性を呈する板
状支持体に被着されている。そして、薄膜には、透光性
を呈する透光部と、遮光性を呈する遮光部とが形成され
ている。したがって、薄膜は透光部又は遮光部に関係な
く極めて平坦であるので、薄膜に積層されるカラーフィ
ルタも極めて平坦になる。また、薄膜に保護膜を被着す
ることにより、薄膜の機械的強度, 化学的強度,熱的強
度等が向上する。
【0021】さらに、ハロゲン化銀を感光主体として含
むゼラチンから薄膜を構成すると、ブラックマトリクス
基板の製造に要する工程は、薄膜の被着,露光,現像及
び定着だけになる。また、薄膜の露光の際に、薄膜の深
部まで光が透過するとともに、そのときに得られる解像
度がそのまま維持される。さらに、薄膜の被着後露光前
に保護膜を被着すると、保護膜は現像及び定着の工程中
も薄膜を保護する。又は、薄膜の定着後に保護膜を被着
すれば、薄膜の現像及び定着を妨げるような素材でも保
護膜として用いられる。
【0022】
【実施例】図1は、本発明に係るブラックマトリクス基
板の第一実施例を示す断面図である。以下、この図面に
基づき説明する。
【0023】ブラックマトリクス基板10は、透光性を
呈する板状支持体としてのガラス板82に、均一な膜厚
を有する薄膜としてのゼラチン膜12が被着されたもの
である。そして、ゼラチン膜12のみからなる透光部1
2aは透光性を呈し、ゼラチン膜12に銀粒子が含まれ
た遮光部12bは遮光性を呈する。
【0024】ガラス板82は、無アルカリガラス、又
は、アルカリ成分の溶出を防止するために表面に無機酸
化物を被着したガラスである。ガラス板82の板厚は、
ガラス板82の面積によって異なるが、例えば0.3 〜1.
5[mm] 程度である。
【0025】ゼラチン膜12は、一般に銀塩写真に用い
られるものであり、例えば膜厚が4〜7〔μm〕程度で
あり、このとき、光学濃度4.5 以上、解像度 0.5〔μ
m〕以下の性能を有する。遮光部12bは、マトリック
ス状又はストライプ状に形成されている。図示するよう
に、ゼラチン膜12は、透光部12a又は遮光部12b
に関係なく極めて平坦である。
【0026】図2は、本発明に係るブラックマトリクス
基板の第二実施例を示す断面図である。以下、この図面
に基づき説明する。ただし、図1と同一部分は同一符号
を付して重複説明を省略する。
【0027】ブラックマトリクス基板20では、ゼラチ
ン膜12の表面にゼラチン膜12を保護するとともに透
光性を呈する保護膜22が被着されている。保護膜22
としては、ゼラチン等のゲル状高分子、アクリル,ポリ
カーボネイト(PC),ポリメタクリル酸メチル(PM
MA),アクリロニトリル・スチレンコポリマー(A
S),ポリスチレン(PSt),ポリアリレート(PA
r),アクリルジグリコールカーボネート(ADC),
エポキシ等の合成樹脂、又は、シリカ等の無機酸化物が
好ましい。保護膜22の膜厚は、例えば0.1 〜3〔μ
m〕程度である。
【0028】図3は、本発明に係るブラックマトリクス
基板の製造方法の第一実施例における各工程を示す断面
図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0029】まず、ガラス板82を用意する(図3
(1))。続いて、ガラス板82の表面にゼラチン膜1
2を塗布する(図3(2))。ゼラチン膜12の塗布方
法としては、カーテン法,ロールコート法,スピンコー
ト法等がある。カーテン法では、ゼラチンをカーテン状
に流下させながらガラス板82に密着させることにより
ゼラチン膜12を形成する。。ロールコート法では、有
機溶剤を含んだ液状のゼラチンをガラス板82上に滴下
し、ローラでガラス板82上に引き延ばした後、有機溶
剤を蒸発させることによりゼラチン膜12を形成する。
スピンコート法では、有機溶剤を含んだ液状のゼラチン
をガラス板82上に滴下し、スピンコータでガラス板8
2を回転させた後、有機溶剤を蒸発させることによりゼ
ラチン膜12を形成する。続いて、ブラックマトリクス
のパターンが描かれたフォトマスク30を用いて、ゼラ
チン膜12を露光する(図3(3))。ゼラチン膜12
の感光部分12b’では、ハロゲン化銀が化学変化を生
じて、潜像が形成される。続いて、ゼラチン膜12を現
像液に浸すと、感光部分12b’は黒色の銀粒子を生じ
て遮光部12bとなる。現像液は、例えばヒドロキノ
ン,メトール,ピロガロール,アミノフェノール等のベ
ンゼン誘導体を主成分とする溶液である。最後に、ゼラ
チン膜12を定着液に浸すと、非感光部分12a’のハ
ロゲン化銀が定着液中に溶出する。これにより、非感光
部分12a’が透光部12aとなって、ブラックマトリ
クス基板10が完成する(図3(4))。定着液は、例
えば、チオ硫酸ナトリウムを主成分とする溶液である。
【0030】図3(4)に示すように、ゼラチン膜12
は、透光部12a又は遮光部12bに関係なく極めて平
坦になる。また、ゼラチン膜12を露光する際の解像度
がそのまま維持される。なお、現像と定着を同時に行う
一浴現像定着法を用いてもよい。
【0031】図4は、本発明に係るブラックマトリクス
基板の製造方法の第二実施例における各工程を示す断面
図である。ただし、図3と同一工程は省略している。以
下、図4に基づき説明する。
【0032】図4(1)は、図3(2)と同じ工程であ
る。すなわち、本実施例では、ガラス板82の表面にゼ
ラチン膜12を塗布した(図4(1))後、ゼラチン膜
12を保護する保護膜22aを被着する工程(図4
(2))を備えている。保護膜22aの素材は、次工程
の現像及び定着を妨げないものであればどのようなもの
でもよく、例えばゼラチン等のゲル状高分子が好まし
い。保護膜22aの被着方法は、前述したカーテン法,
ロールコート法,スピンコート法等による。また、保護
膜22aは、現像及び定着の工程並びにカラーフィルタ
を積層する工程において、ゼラチン膜12の損傷又は化
学変化等を防ぐ働きをする。
【0033】図5は、本発明に係るブラックマトリクス
基板の製造方法の第三実施例における各工程を示す断面
図である。ただし、図3と同一工程は省略している。以
下、図5に基づき説明する。
【0034】図5(1)は、図3(4)と同じ工程であ
る。すなわち、本実施例では、ゼラチン膜12を定着し
た後(図5(1))、ゼラチン膜12を保護する保護膜
22bを被着する工程(図5(2))を備えている。保
護膜22bは、保護膜22aのような制限はないので、
素材の選択の幅がより広い。例えば、SiO2 ,Si3
4 ,ZrO2 ,Al2 3 ,GeO2 −SiO2 等が
好ましい。これらは、ゾル−ゲル法によって形成するこ
とが好ましい。ゾル−ゲル法によれば、他の方法に比べ
てかなり低温で形成できるからである。また、アクリル
等の合成樹脂でもよく、これらは前述したカーテン法,
ロールコート法,スピンコート法等により被着する。保
護膜22bは、カラーフィルタを積層する工程におい
て、ゼラチン膜12の損傷又は化学変化等を防ぐ働きを
する。
【0035】なお、上記実施例において、板状支持体
は、ガラス板82に限定されるものではなく、例えばプ
ラスチック板又はプラスチックフィルム等でもよい。
【0036】薄膜は、ゼラチン膜12に限定されるもの
ではなく、例えば、カゼイン,グリュー,可溶性コラー
ゲン等の蛋白質、又は、ポリビニルアルコール,ビニル
アルコール−ビニルピロリドン共重合体,ポリスチレ
ン,ポリケトン等の合成樹脂でもよい。
【0037】ゼラチン膜12等の薄膜に含まれる感光主
体は、ハロゲン化銀に限定されるものではなく、いわゆ
る非銀塩写真感光材料でもよい。非銀塩写真感光材料と
しては、例えば、CBr4 ,CHI3 等の感光性有機ポ
リハロゲン化合物とアニリン,ジフェニルアミン等のア
ミン類との混合物、シュウ酸鉄カリウム、コバルト錯
塩、ヨウ化鉛、ヨウ化第一水銀等がある。
【0038】また、薄膜の素材は、前述した高分子及び
ゲル状高分子にのみ限定されるものではない。例えば、
何も分散させていない単なる樹脂,又は金属等でもよ
い。すなわち、本発明に係るブラックマトリクス基板に
は、例えば次のようなものも含まれる。金属膜からな
る遮光部をガラス基板の一部に被着し、この金属膜と同
じ厚みの樹脂膜からなる透光部をガラス基板の残部に被
着したもの。熱分解により遮光性から透光性に変わる
ワックスの微粒子を含ませた高分子膜をガラス基板全体
に被着し、この高分子膜を所定のパターンに加熱するこ
とにより透光部を形成したもの。
【0039】図6は、図3の製造方法により製造した図
1のブラックマトリクス基板(以下、「本発明」とい
う。)について、第二従来例及び第一従来例と比較した
結果を示す図表である。以下、図1,図3及び図7乃至
図10に基づき説明する。
【0040】膜質は、本発明が「ゼラチン」+「銀粒
子」、第二従来例が「感光性樹脂」+「黒色顔料」、第
一従来例が「クロム」である。
【0041】膜厚〔μm〕は、本発明が「4.8 」、第二
従来例が「1.2 」、第一従来例が「0.12」である。
【0042】平坦度とは、膜の有無に基づく凹凸の段差
〔μm〕と定義する。したがって、平坦度は、本発明が
本質的に「0」、第二,第一従来例が膜厚と同じ「1.2
」,「0.12」である。
【0043】光学濃度は、本発明が「4.5 」以上、第二
従来例が「2.3 」、第一従来例が「4」以上である。第
二従来例では、光学濃度を向上させるために、膜厚を大
きくすれば平坦度が低下し、黒色顔料を増加すれば解像
度が低下する。これに対して、本発明では、膜厚を大き
くしても原則として平坦度及び解像度が変化しないの
で、光学濃度をより向上できる。
【0044】解像度〔μm〕は、本発明が「0.5 」以
下、第二従来例が「20」、第一従来例が「2ー3 」であ
る。第二従来例では、フォトマスク88を用いて感光性
樹脂92を露光する(図10(3))ときに、光が黒色
顔料に遮られて感光性樹脂92の深部へ届きにくいの
で、解像度が極めて低い。これに対して、本発明では、
フォトマスク30を用いてゼラチン膜12を露光する
(図3(3))ときには、まだ黒色の銀粒子を生じてい
ない。したがって、光がゼラチン膜12の深部にまで十
分に届くことにより、解像度が極めて高い。また、第一
従来例では、フォトマスク88を用いてフォトレジスト
86を露光する(図8(4))ときに得られた解像度
が、クロム84をエッチングする(図8(6))ときに
低下する。これに対して、本発明では、フォトマスク3
0を用いてゼラチン膜12を露光する(図3(3))と
きに得られる解像度が、そのまま維持される。すなわ
ち、本発明では、第一従来例におけるエッチング工程
(図8(6))がない分だけ、確実に解像度が向上する
ことになる。
【0045】製造工程は、本発明及び第二従来例が「簡
単」、第一従来例が「複雑」である。なぜなら、本発明
及び第二従来例は、第一従来例に比べて、クロム84を
ガラス板82に被着する工程(図8(2))、クロム8
4をエッチングする工程(図8(6))、残っているフ
ォトレジスト86を除去する工程(図8(7))等が不
要になるとともに、スパッタ装置等の高価な設備も必要
としないからである。
【0046】なお、図6には示していないが、ガラス面
における反射率〔%〕は、第二従来例が「0.5 」、第一
従来例が「50」である。第一従来例は、金属光沢を有す
るため高反射率となっており、液晶ディスプレイの視認
性を低下させている。本発明は、黒色の銀粒子によっ
て、第二従来例と同等の低反射率になると考えられる。
【0047】このように、本発明は従来にない優れた性
能を有する。なお、本発明に関する数値例は、半導体製
造等で用いられる銀塩写真の一般的な値とおおよそ同じ
である。また、第二従来例及び第一従来例の数値例は、
例えば日経マイクロデバイス1994年4月号P.59表2に記
載されているものである。
【0048】
【発明の効果】本発明に係るブラックマトリクス基板に
よれば、透光部と遮光部とを有する薄膜が透光性を呈す
る板状支持体に被着されているので、薄膜は透光部又は
遮光部に関係なく極めて平坦である。したがって、薄膜
に積層されるカラーフィルタも極めて平坦にでき、液晶
ディスプレイにおける色の均一性を向上できる。また、
薄膜に保護膜を被着することにより、薄膜の機械的強
度, 化学的強度,熱的強度等を向上でき、歩留り及び信
頼性を向上できる。
【0049】さらに、ハロゲン化銀を感光主体として含
むゼラチンから薄膜を構成すると、薄膜の被着,露光,
現像及び定着だけの工程で、簡単にブラックマトリクス
基板を製造できる。また、薄膜の露光の際に、薄膜の深
部まで光が透過するとともに、そのときに得られる解像
度がそのまま維持されるので、高解像度が達成できる。
さらに、薄膜の被着後露光前に、薄膜に保護膜を被着す
ると、薄膜の現像及び定着の工程においても、薄膜の損
傷又は化学変化等を防ぐことができる。又は、薄膜の定
着後に、薄膜に保護膜を被着すると、薄膜の現像及び定
着を妨げるような素材でも保護膜に用いることができる
ので、薄膜の保護をより強化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラックマトリクス基板の第一実
施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係るブラックマトリクス基板の第二実
施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係るブラックマトリクス基板の製造方
法の第一実施例を示す断面図であり、図3(1)から図
3(4)の順に各工程が進行する。
【図4】本発明に係るブラックマトリクス基板の製造方
法の第二実施例を示す断面図であり、図4(1)から図
4(2)の順に各工程が進行する。
【図5】本発明に係るブラックマトリクス基板の製造方
法の第三実施例を示す断面図であり、図5(1)から図
5(2)の順に各工程が進行する。
【図6】図3の製造方法により製造した図1のブラック
マトリクス基板について、第二従来例及び第一従来例と
比較した結果を示す図表である。
【図7】ブラックマトリクス基板の第一従来例を示す断
面図である。
【図8】第一従来例のブラックマトリクス基板の製造方
法であり、図8(1)から図8(7)の順に各工程が進
行する。
【図9】ブラックマトリクス基板の第二従来例を示す断
面図である。
【図10】第二従来例のブラックマトリクス基板の製造
方法であり、図10(1)から図10(4)の順に各工
程が進行する。
【符号の説明】
10,20 ブラックマトリクス基板 12 ゼラチン膜(薄膜) 12a 透光部 12b 遮光部 22,22a,22b 保護膜 82 ガラス板(板状支持体)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性を呈する板状支持体に均一な膜厚
    を有する薄膜が被着され、この薄膜には透光性を呈する
    透光部と遮光性を呈する遮光部とが形成されたことを特
    徴とする、液晶ディスプレイのブラックマトリクス基
    板。
  2. 【請求項2】 前記透光部は高分子からなり、前記遮光
    部は前記高分子に遮光性を呈する粒子が含まれたものか
    らなることを特徴とする、請求項1記載の液晶ディスプ
    レイのブラックマトリクス基板。
  3. 【請求項3】 前記透光部はゲル状高分子からなり、前
    記遮光部は前記ゲル状高分子に遮光性を呈する粒子が含
    まれたものからなることを特徴とする、請求項1記載の
    液晶ディスプレイのブラックマトリクス基板。
  4. 【請求項4】 前記透光部はゼラチンからなり、前記遮
    光部は前記ゼラチンに銀粒子が含まれたものからなるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の液晶ディスプレイのブ
    ラックマトリクス基板。
  5. 【請求項5】 前記薄膜の表面にはこの薄膜を保護する
    とともに透光性を呈する保護膜が被着されたことを特徴
    とする、請求項1,2,3又は4記載の液晶ディスプレ
    イのブラックマトリクス基板。
  6. 【請求項6】 ハロゲン化銀を感光主体として含むゼラ
    チンからなる薄膜を,透光性を呈する板状支持体に被着
    する第一の工程と、この第一の工程で被着された前記薄
    膜にブラックマトリクスのパターンを露光する第二の工
    程と、この第二の工程で露光された前記薄膜を現像する
    第三の工程と、この第三の工程で現像された前記薄膜を
    定着する第四の工程とを備えたことを特徴とする、液晶
    ディスプレイのブラックマトリクス基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第一の工程と前記第二の工程との間
    に、前記薄膜を保護するとともに透光性を呈する保護膜
    を被着する工程を備えたことを特徴とする、請求項6記
    載の液晶ディスプレイのブラックマトリクス基板の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記第四の工程の次に、前記薄膜を保護
    するとともに透光性を呈する保護膜を被着する工程を備
    えたことを特徴とする、請求項6記載の液晶ディスプレ
    イのブラックマトリクス基板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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