JPH08220779A - 感光塗膜の除去方法 - Google Patents

感光塗膜の除去方法

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JPH08220779A
JPH08220779A JP4613095A JP4613095A JPH08220779A JP H08220779 A JPH08220779 A JP H08220779A JP 4613095 A JP4613095 A JP 4613095A JP 4613095 A JP4613095 A JP 4613095A JP H08220779 A JPH08220779 A JP H08220779A
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JP
Japan
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coating film
photosensitive coating
drum
dimethylacetamide
water
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Pending
Application number
JP4613095A
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English (en)
Inventor
Yasuo Baba
康夫 馬場
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Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周面に感光塗膜を形成した電子写真感光体用
ドラムから、かかる感光塗膜を、アルミニウム短管の表
面を損傷させずに、しかも、再使用が可能な程度に迅
速、かつ完全に除去する。 【構成】 電子写真感光体用ドラムを、5%〜30%の
水を含有しているN,N′−ジメチルアセトアミド希釈
溶液に浸漬して感光塗膜を膨潤せしめた後、水中浸漬に
より冷却凝固処理して除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光塗膜の除去方法、
更に詳しくは、周面に感光塗膜を形成した電子写真感光
体用ドラムから前記感光塗膜を除去する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、電子写真感光体用ドラム
は、アルミニウム短管の外周面に感光塗膜を形成したも
のが広く実用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この感光体用
ドラムは、洗浄等の前処理をしたアルミニウム短管を所
謂、浸漬塗布法、すなわち、例えば、特開平5−142
789号公報に記載の実施例において開示されているよ
うに、かかる短管を、感光物質含有の塗布液中に浸漬し
て、その外周面に感光塗膜を形成する方法により製造さ
れる。
【0004】その為、感光塗膜の厚さが不均一になる、
或いは、外周面以外の不必要な所に余剰の感光塗膜が形
成されてしまう等の問題が生じ易く、表面検査や電気特
性検査等の各種検査により不良品として処分されるもの
が比較的多い。
【0005】そこで、資源の有効利用化の為に、このよ
うな不良品から感光塗膜を除去してアルミニウム短管を
再使用することが検討されるようになり、それに好適な
除去技術が必要となりつつある。
【0006】ところが、従来の除去技術、すなわち、例
えば、特開昭63−315174号公報において開示さ
れている『テトラヒドロフラン(THF)等の有機溶剤
を使用して溶解除去する方法』、或いは、例えば、特開
平5−142789号公報において開示されている『掻
取り部材やブラシ等により物理的に剥離除去する方法』
は共に、アルミニウム短管の再使用が可能な程度に十分
に除去するのが困難であって、かつ、前者は、多量の溶
剤及び長い処理時間が必要され、また、後者も、アルミ
ニウム短管の表面を損傷してしまうといった致命的欠点
を有していた。
【0007】本発明は、このような欠点に鑑み、それを
一挙に解決すべく各方面から鋭意検討の結果、N,N′
−ジメチルアセトアミドの希釈溶液により感光塗膜を膨
潤せしめた後、冷却凝固処理することにより、アルミニ
ウム短管の表面を損傷させずに、しかも、再使用が可能
な程度に迅速、かつ完全に除去することができることを
見い出したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
感光塗膜の除去方法は、周面に感光塗膜を形成した電子
写真感光体用ドラムから前記感光塗膜を除去する方法に
おいて、前記電子写真感光体用ドラムを、N,N′−ジ
メチルアセトアミドの希釈溶液に浸漬して感光塗膜を膨
潤せしめた後、冷却凝固処理して除去することを特徴と
するものである。なお、N,N′−ジメチルアセトアミ
ドの希釈溶液は、5%〜30%の水を含有するものが好
ましく、また、冷却凝固処理は、水中浸漬により行うの
が好ましい。
【0009】
【実施例】以下、本発明について、より具体的に述べる
と、本発明においては、外周面若しくは内周面等の周面
に感光塗膜を形成した不良品の電子写真感光体用ドラム
を、最初に、N,N′−ジメチルアセトアミド(DMA
C)の希釈溶液、すなわち、好ましくは、5%〜30%
の水を含有する希釈溶液に浸漬する。
【0010】このように、N,N′−ジメチルアセトア
ミド原液(100%溶液)を用いないで、その希釈溶液
を用いるが、これは、感光塗膜を溶解させずに、そこに
迅速に浸透させて感光塗膜を膨潤(樹脂が液体を吸収し
て体積を増加させる現象)させる為である。なお、N,
N′−ジメチルアセトアミド(DMAC)の希釈溶液の
水含有量が30以上では樹脂が殆ど膨潤せず、また、5
%以下では溶解現象が優先して起り、次工程での凝固、
剥離が十分に行えない。
【0011】また、N,N′−ジメチルアセトアミドの
希釈溶液は、N,N′−ジメチルアセトアミド単独の希
釈溶液が好ましいが、他の有機溶剤、例えば、ハロゲン
化炭化水素、N−メチルピロリドン、N,N′−ジメチ
ルホルムアミド、アルコール類、界面活性剤等が一部含
有されるものであってもよい。これらの含有量は通常、
溶液全体として5%〜30%程度が好ましく、かつ、感
光塗膜の種類(塗布されている樹脂の種類)等に応じて
所定のものが選択される。
【0012】また、かかるドラムを浸漬するN,N′−
ジメチルアセトアミドの希釈溶液の温度は、感光塗膜の
種類(塗布されている樹脂の種類)等によって異なる
が、一般に室温(25℃)から80℃、好ましくは30
℃から60℃に制御される。これは、25℃以下では膨
潤に長い時間が必要となり、また、80℃以上では溶解
現象が生ずるからである。なお、室温(25℃)から8
0℃においては、5分から60分程度の処理時間(浸漬
時間)が必要とされる。
【0013】続いて、感光塗膜を膨潤し得た電子写真感
光体用ドラムを冷却凝固処理する。これは、膨潤した感
光塗膜を、収縮させてアルミニウム短管から遊離せしめ
て剥離し易い状態にする為に行われる。その際、水中浸
漬により行うのが好ましい。
【0014】何故ならば、水中浸漬以外の例えば、放冷
や冷風等による冷却凝固処理では、均一な冷却速度を得
るのが比較的困難であるからである。なお、水中浸漬に
おいては、水道水を用いることができるが、アルミニウ
ム短管の清浄さを保つ為に純水を用いるのが好ましく、
かつ、その水温は5℃から50℃に制御され、少なくと
も5分浸漬すればよい。
【0015】また、膨潤液と凝固処理温度との関係につ
いては、温度差よりむしろ凝固処理温度の方が重要であ
る。凝固工程は、膨潤した樹脂をアルミニウム短管から
剥離させる為に行うが、低温すぎると、処理時間が長く
なることに加えて剥離し難くなる。一方、高温すぎる
と、樹脂の一部がアルミニウム短管に残存し塗膜の均一
除去が困難となる。
【0016】而して、このような、感光塗膜の膨潤処理
及び冷却凝固処理を終えると、アルミニウム短管の周面
から感光塗膜を容易に剥離(例えば、人手若しくはゴム
スクレーパー等で剥離)することができ、従って、アル
ミニウム短管の表面を損傷させずに十分に除去すること
ができる。
【0017】以上、述べたように本発明に係る感光塗膜
の除去方法は、従来方法のように、テトラヒドロフラン
(THF)等の有機溶剤により感光塗膜を溶解させず
に、N,N′−ジメチルアセトアミドの希釈溶液により
膨潤させ、次いで、それを冷却凝固処理してアルミニウ
ム短管から容易に剥離できるようにするものである。
【0018】その為、アルミニウム短管を損傷させずに
再使用が可能な程度に完全に除去することができるの
で、電子写真感光体用ドラムの製造個数の増加に伴って
次第に増加する不良品の有効利用化が図れ、材料費の節
減等において貢献が大である。
【0019】なお、感光塗膜の膨潤処理及び冷却凝固処
理における浸漬は、電子写真感光体用ドラムの全周面
(内外周面及び上下端面)が液と接触する状態に浸漬す
るのが好ましく、これにより、外周面だけでなく、内周
面若しくは上下端面に不必要な余剰の感光塗膜が塗布さ
れている不良品についても、再利用化を図ることがで
き、かつ、浸漬中においては、電子写真感光体用ドラム
を揺動させるのが好ましいが、静止してもよい。
【0020】多数の前記ドラムを収率良く剥離処理する
為には、N,N′−ジメチルアセトアミド(DMAC)
溶液及び凝固液(水)との接触を、その表面の濃度変化
が無いように行うことが重要である。この為、浸漬及び
凝固工程では、単に静止状態で行ってもその効果はある
が、揺動した方が収率として若干向上する。
【0021】[実施例1]…直径が30mm、長さが3
00mmのアルミニウム短管の外周面に感光塗膜を形成
した電子写真感光体用ドラムを、N,N′−ジメチルア
セトアミド希釈溶液(N,N′−ジメチルアセトアミド
を80%、水を20%含有)中に10分間、浸漬した。
なお、この液は50℃に制御した。次いで、それを液中
から取り出して、40℃の純水中に3分間、浸漬してか
ら取り出した。
【0022】その結果、作業員が手で感光塗膜を容易に
剥離することができたと共に剥離されたアルミニウム短
管の外周面に感光塗膜が全く残存しておらず、しかも、
くもり、染み、ピンホール及び傷が見当らなかった。な
お、このようなことを10回試みたが、いずれも同様で
あった。
【0023】[実施例2]…水を7%含有のN,N′−
ジメチルアセトアミド希釈溶液を用いたこと以外の条件
は実施例1と同一条件で行ったところ、実施例1と同程
度の除去効果が得られた。
【0024】[実施例3]…水を10%含有のN,N′
−ジメチルアセトアミド希釈溶液を用いたこと以外の条
件は実施例1と同一条件で行ったところ、実施例1と同
程度の除去効果が得られた。
【0025】[実施例4]…水を25%含有のN,N′
−ジメチルアセトアミド希釈溶液を用いたこと以外の条
件は実施例1と同一条件で行ったところ、実施例1と同
程度の除去効果が得られた。
【0026】[実施例5]…水を28%含有のN,N′
−ジメチルアセトアミド希釈溶液を用いたこと以外の条
件は実施例1と同一条件で行ったところ、実施例1と同
程度の除去効果が得られた。
【0027】[実施例6]…N,N′−ジメチルアセト
アミドを60%、N−メチルピロリドン10%、水を3
0%含有の希釈溶液を用いたこと以外の条件は実施例1
と同一条件で行ったところ、実施例1と同程度の除去効
果が得られた。
【0028】[比較例1]…70℃に加熱したN,N′
−ジメチルアセトアミド原液(100%液)に、直径が
30mm、長さが300mmのアルミニウム短管の外周
面に感光塗膜を形成した電子写真感光体用ドラムを浸漬
し、溶解を促進する為に、かかる溶液を攪拌した。1時
間処理後、ほぼ溶解除去し得たが、それを、他の新しい
N,N′−ジメチルアセトアミド原液(100%液)に
浸漬、水洗した後、表面を500倍のマイクロスコープ
で調べたところ、くもりが認められると共に感光塗膜の
微量残存が認められた。なお、このようなことを10回
試みた結果、最後においては液汚れにより、ほとんど除
去効果が発揮されなかった。
【0029】[比較例2]…水を3%含有のN,N′−
ジメチルアセトアミド希釈溶液を用いたこと以外の条件
は実施例1と同一条件で行ったところ、塗膜樹脂の剥離
性は良好であったが、感光塗膜の残存、くもり及び染み
が認められた。
【0030】[比較例3]…水を35%含有のN,N′
−ジメチルアセトアミド希釈溶液を用いたこと以外の条
件は実施例1と同一条件で行ったところ、塗膜樹脂の剥
離性が不良であったと共に感光塗膜が若干残存し、しか
も、染みが認められた。
【0031】
【発明の効果】上述の如く、本発明によると、周面に感
光塗膜を形成した電子写真感光体用ドラムから、かかる
感光塗膜を、アルミニウム短管の表面を損傷させずに、
しかも、再使用が可能な程度に迅速、かつ完全に除去す
ることができ、電子写真感光体用ドラムの製造個数の増
加に伴って次第に増加する不良品の有効利用化が図れ、
材料費の節減等において貢献することができる感光塗膜
の除去方法を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に感光塗膜を形成した電子写真感光
    体用ドラムから前記感光塗膜を除去する方法において、
    前記電子写真感光体用ドラムを、N,N′−ジメチルア
    セトアミドの希釈溶液に浸漬して感光塗膜を膨潤せしめ
    た後、冷却凝固処理して除去することを特徴とする感光
    塗膜の除去方法。
  2. 【請求項2】 N,N′−ジメチルアセトアミドの希釈
    溶液が5%〜30%の水を含有していることを特徴とす
    る請求項1に記載の感光塗膜の除去方法。
  3. 【請求項3】 冷却凝固処理を水中浸漬により行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の感光塗膜の除去方法。
JP4613095A 1995-02-10 1995-02-10 感光塗膜の除去方法 Pending JPH08220779A (ja)

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