JPH0822838B2 - 光学活性なカルボアルキル化アミノアルコ−ル - Google Patents
光学活性なカルボアルキル化アミノアルコ−ルInfo
- Publication number
- JPH0822838B2 JPH0822838B2 JP61309880A JP30988086A JPH0822838B2 JP H0822838 B2 JPH0822838 B2 JP H0822838B2 JP 61309880 A JP61309880 A JP 61309880A JP 30988086 A JP30988086 A JP 30988086A JP H0822838 B2 JPH0822838 B2 JP H0822838B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diphenylethanol
- optically active
- amino alcohol
- group
- amino
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な光学活性なカルボアルキル化アミノア
ルコールに関するものである。
ルコールに関するものである。
本発明者らは、不斉合成などの反応試剤として有用な
光学活性物質を見出すべく鋭意検討した結果、本発明を
完成したものである。
光学活性物質を見出すべく鋭意検討した結果、本発明を
完成したものである。
即ち、本発明は、下記一般式(1−1),(1−2)
又は(1−3)で示される光学活性なカルボアルキル化
アミノアルコールに関するものである。
又は(1−3)で示される光学活性なカルボアルキル化
アミノアルコールに関するものである。
(但し、Phはフェニル基を示し、Rは水素原子もしく
は炭素数1乃至10のアルキル基であることを示す。ま
た、Xは‐O-基もしくは‐S-基であることを示し、Zは
金属原子であることを示す。) 次に本発明の構成を説明する。
は炭素数1乃至10のアルキル基であることを示す。ま
た、Xは‐O-基もしくは‐S-基であることを示し、Zは
金属原子であることを示す。) 次に本発明の構成を説明する。
本発明の光学活性なカルボアルキル化アミノアルコー
ルには、例えば次のようなものがある。
ルには、例えば次のようなものがある。
即ち、一般式(1−1)〜(1−3)においてRは水
素原子もしくは炭素数1乃至10のアルキル基である。ま
た、Xは‐O-基もしくは‐S-基であることを示し、Zは
金属原子であることを示している。より具体的には、R
としては水素原子、メチル基、エチル基などが例示され
る。Zで示される金属原子としては、銅、亜鉛、ニッケ
ル、鉄、コバルト、マグネシウム、カルシウム、ナトリ
ウム、カリウム等が例示される。
素原子もしくは炭素数1乃至10のアルキル基である。ま
た、Xは‐O-基もしくは‐S-基であることを示し、Zは
金属原子であることを示している。より具体的には、R
としては水素原子、メチル基、エチル基などが例示され
る。Zで示される金属原子としては、銅、亜鉛、ニッケ
ル、鉄、コバルト、マグネシウム、カルシウム、ナトリ
ウム、カリウム等が例示される。
本発明の光学活性なカルボアルキル化アミノアルコー
ルは、例えば次のような方法により製造することができ
る。
ルは、例えば次のような方法により製造することができ
る。
ひとつは、下記の一般式で示されるエリトロ‐2-アミ
ノ‐1,2-ジフェニルエタノールの光学活性体、即ち(1
S,2R)体(2)または(1R,2S)体(3)、もしくはこ
れらを夫々化学的に変換して得られる下記の一般式で示
されるトレオ‐2-アミノ‐1,2-ジフェニルエタノールの
(1S,2S)体(4)を出発物質とする方法である。
ノ‐1,2-ジフェニルエタノールの光学活性体、即ち(1
S,2R)体(2)または(1R,2S)体(3)、もしくはこ
れらを夫々化学的に変換して得られる下記の一般式で示
されるトレオ‐2-アミノ‐1,2-ジフェニルエタノールの
(1S,2S)体(4)を出発物質とする方法である。
(但し、Phはフェニル基を示す。) 即ち、それぞれの光学活性体と、例えばブロモ酢酸エ
チルのごときカルボメチル化剤、クロロプロピオン酸エ
チルなどの置換カルボメチル化剤を用いてアルキル化を
行った後、エステル部分を水酸化ナトリウムまたは水硫
化ナトリウム等でナトリウム塩等の金属塩としたのち、
カルボン酸又はチオカルボン酸とするか、さらに別の金
属塩に変換することができる。
チルのごときカルボメチル化剤、クロロプロピオン酸エ
チルなどの置換カルボメチル化剤を用いてアルキル化を
行った後、エステル部分を水酸化ナトリウムまたは水硫
化ナトリウム等でナトリウム塩等の金属塩としたのち、
カルボン酸又はチオカルボン酸とするか、さらに別の金
属塩に変換することができる。
例えば、(1S,2R)‐2-アミノ‐1,2-ジフェニルエタ
ノールを出発物質として、ブロモ酢酸エチルを反応させ
た後ナトリウム塩とする場合の反応式は次のようにな
る。
ノールを出発物質として、ブロモ酢酸エチルを反応させ
た後ナトリウム塩とする場合の反応式は次のようにな
る。
(但し、Phはフェニル基を示す。) また、出発物質にエリトロ‐2-アミノ‐1,2-ジフェニ
ルエタノール又はこれを化学的に変換して得られるトレ
オ‐2-アミノ‐1,2-ジフェニルエタノールのそれぞれの
ラセミ体を用いて反応を行ったのち光学分割してもよ
い。
ルエタノール又はこれを化学的に変換して得られるトレ
オ‐2-アミノ‐1,2-ジフェニルエタノールのそれぞれの
ラセミ体を用いて反応を行ったのち光学分割してもよ
い。
しかし、この方法に限らず光学活性なトランススチル
ベンオキシドとグリシンのエステル化物またはアラニン
のエステル化物等との開環反応によっても合成できる。
また、トランスまたはシスのラセミスチルベンオキシド
とグリシンやアラニンまたはその誘導体との反応物を光
学分割してもよい。
ベンオキシドとグリシンのエステル化物またはアラニン
のエステル化物等との開環反応によっても合成できる。
また、トランスまたはシスのラセミスチルベンオキシド
とグリシンやアラニンまたはその誘導体との反応物を光
学分割してもよい。
本発明の新規な光学活性物質は、不斉合成などの反応
試剤としても有用であるが、特にラセミ体の光学分割用
分離剤として有用である。
試剤としても有用であるが、特にラセミ体の光学分割用
分離剤として有用である。
即ち、シリカゲルなどの担体に3−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシランなどのシランカップリング剤を
スペーサーとして本発明の新規物質を担持させることに
より、液体クロマトグラフ用分離剤が得られ、光学分割
が困難とされたラセミ体の光学分割もできるようになっ
たのである。
ピルトリメトキシシランなどのシランカップリング剤を
スペーサーとして本発明の新規物質を担持させることに
より、液体クロマトグラフ用分離剤が得られ、光学分割
が困難とされたラセミ体の光学分割もできるようになっ
たのである。
以下、実施例をもって本発明を詳述するが、本発明が
これらの実施例に限定されるものでないことは言うでも
ない。
これらの実施例に限定されるものでないことは言うでも
ない。
合成例1 (1R,2S)‐2-エトキシカルボニルメチルアミノ‐1,2
-ジフェニルエタノールの合成。
-ジフェニルエタノールの合成。
(1R,2S)‐2-アミノ‐1,2-ジフェニルエタノール2.1
0gを30mlの塩化メチレンに溶解し、室温で攪拌する。こ
れにブロモ酢酸エチル2.00gを塩化メチレン15mlに溶解
した溶液を加え、室温で7日間攪拌を続ける。続いてト
リエチルアミン1.5mlを加えて室温で1日間攪拌する。T
LCで原料の消費を確認した後、塩化メチレンを留去す
る。残渣にベンゼン100mlを加え、1回水洗してトリエ
チルアミン・臭化水素塩を除いた後、飽和食塩水で洗
い、有機層を芒硝で乾燥する。
0gを30mlの塩化メチレンに溶解し、室温で攪拌する。こ
れにブロモ酢酸エチル2.00gを塩化メチレン15mlに溶解
した溶液を加え、室温で7日間攪拌を続ける。続いてト
リエチルアミン1.5mlを加えて室温で1日間攪拌する。T
LCで原料の消費を確認した後、塩化メチレンを留去す
る。残渣にベンゼン100mlを加え、1回水洗してトリエ
チルアミン・臭化水素塩を除いた後、飽和食塩水で洗
い、有機層を芒硝で乾燥する。
ベンゼンを留去すると粗製(1R,2S)‐2-エトキシカ
ルボニルメチルアミノ‐1,2-ジフェニルエタノール2.60
g(88%)が得られ、シリカゲルのTLC(展開媒CH2Cl2/M
eOH=19/1)でほぼ1スポッツトであった。この粗生成
物は後の工程に利用できる。収率2.20g(75%)。
ルボニルメチルアミノ‐1,2-ジフェニルエタノール2.60
g(88%)が得られ、シリカゲルのTLC(展開媒CH2Cl2/M
eOH=19/1)でほぼ1スポッツトであった。この粗生成
物は後の工程に利用できる。収率2.20g(75%)。
この化合物の物性値は次の通りである。
融点;123〜125℃ 比旋光度;〔α〕18 D+2.4°(c1.00,EtOH) 赤外吸収スペクトル(IR)値(KBr); 3180,1745,765,705cm-1 プロトン核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR)値(CDC
l3);δ1.17(t,3H,J=7Hz),2.35(bs,2H),3.16(ps
eudo s,2H),3.98(q,2H,J=7Hz),4.15(d,1H,J=6H
z),4.76(d,1H,J=6Hz),7.20(s,10H)ppm 元素分析値; 計算値(C18H21NO3) C 72.22,H 7.07,N 4.68% 実測値 C 72.43,H 7.11,N 4.47% 合成例2 (1S,2R)‐2-エトキシカルボニルメチルアミノ‐1,2
-ジフェニルエタノールの合成。
l3);δ1.17(t,3H,J=7Hz),2.35(bs,2H),3.16(ps
eudo s,2H),3.98(q,2H,J=7Hz),4.15(d,1H,J=6H
z),4.76(d,1H,J=6Hz),7.20(s,10H)ppm 元素分析値; 計算値(C18H21NO3) C 72.22,H 7.07,N 4.68% 実測値 C 72.43,H 7.11,N 4.47% 合成例2 (1S,2R)‐2-エトキシカルボニルメチルアミノ‐1,2
-ジフェニルエタノールの合成。
(1S,2R)‐2-アミノ‐1,2,ジフェニルエタノール3.1
5gを45mlの塩化メチレンに溶解し、室温で攪拌する。こ
れにブロモ酢酸エチル3.00gを塩化メチレン15mlに溶解
して加え、室温で7日間攪拌を続ける。更にトリエチル
アミン2.3mlを加えて室温で1日間攪拌する。TLCで原料
の消費を確認した後、塩化メチレンを留去する。残渣に
ベンゼン100mlを加え、1回水洗してトリエチルアミン
・臭化水素塩を除いた後、飽和食塩水で洗い、有機層を
芒硝で乾燥する。
5gを45mlの塩化メチレンに溶解し、室温で攪拌する。こ
れにブロモ酢酸エチル3.00gを塩化メチレン15mlに溶解
して加え、室温で7日間攪拌を続ける。更にトリエチル
アミン2.3mlを加えて室温で1日間攪拌する。TLCで原料
の消費を確認した後、塩化メチレンを留去する。残渣に
ベンゼン100mlを加え、1回水洗してトリエチルアミン
・臭化水素塩を除いた後、飽和食塩水で洗い、有機層を
芒硝で乾燥する。
ベンゼンを留去して得られる粗生成物3.41g(77%)
をヘキサン約300mlで再結晶すると精製(1S,2R)‐2-エ
トキシカルボニルメチルアミノ‐1,2,ジフェニルエタノ
ール3.25g(73%)が得られる。
をヘキサン約300mlで再結晶すると精製(1S,2R)‐2-エ
トキシカルボニルメチルアミノ‐1,2,ジフェニルエタノ
ール3.25g(73%)が得られる。
この化合物の物性値は次の通りである。
融点;126.5〜127℃ 比旋光度;〔α〕22 D−2.5°(c 1.01,EtoH) IR、1H‐NMRスペクトル及びRf値は(1R,2S)‐2-アミ
ノ‐1,2,ジフェニルエタノールを出発原料とした場合の
生成物(合成例1)と完全に一致する。
ノ‐1,2,ジフェニルエタノールを出発原料とした場合の
生成物(合成例1)と完全に一致する。
実施例1 (1S,2R)‐2-カルボキシメチルアミノ‐1,2-ジフェ
ニルエタノール・モノナトリウム塩の合成。
ニルエタノール・モノナトリウム塩の合成。
(1S,2R)‐2-エトキシカルボニルメチルアミノ‐1,2
-ジフェニルエタノール2.02gを20mlのメタノールに懸濁
させ、これに1規定の水酸化ナトリウム水溶液6.8mlを
加え、室温で3日間攪拌する。この間に懸濁液は均一透
明溶液となる。その後、メタノール及び水を留去し、70
℃で12時間真空乾燥(約2mmHg)すると、(1S,2R)‐2-
カルボキシメチルアミノ‐1,2-ジフェニルエタノール・
モノナトリウム塩1.92g(97%)が得られる。この粗生
成物はシリカゲルのTLC(展開媒CH2Cl2/MeOH=19/1)で
原点に1スポッツトのみであり、後の工程に利用でき
る。
-ジフェニルエタノール2.02gを20mlのメタノールに懸濁
させ、これに1規定の水酸化ナトリウム水溶液6.8mlを
加え、室温で3日間攪拌する。この間に懸濁液は均一透
明溶液となる。その後、メタノール及び水を留去し、70
℃で12時間真空乾燥(約2mmHg)すると、(1S,2R)‐2-
カルボキシメチルアミノ‐1,2-ジフェニルエタノール・
モノナトリウム塩1.92g(97%)が得られる。この粗生
成物はシリカゲルのTLC(展開媒CH2Cl2/MeOH=19/1)で
原点に1スポッツトのみであり、後の工程に利用でき
る。
この化合物の物性値は次の通りである。
融点;229〜234℃(分解) 比旋光度;〔α〕16 D−3.7°(c 0.76,H2O) IR値(KBr);3280,1600,1415,760,700cm-1 実施例2 (1R,2S)‐2-カルボキシメチルアミノ‐1,2-ジフェ
ニルエタノール・モノナトリウム塩の合成。
ニルエタノール・モノナトリウム塩の合成。
(1R,2S)‐2-エトキシカルボニルメチルアミノ‐1,2
-ジフェニルエタノール2.60gを20mlのメタノールに懸濁
させ、これに1規定の水酸化ナトリウム水溶液8.6mlを
加え、室温で3日間攪拌する。この間に懸濁液は均一透
明溶液となる。その後、メタノール及び水を留去し、70
℃で12時間真空乾燥(約2mmHg)すると、(1R,2S)‐2-
カルボキシメチルアミノ‐1,2-ジフェニルエタノール・
モノナトリウム塩2.47g(97%)が得られる。この粗生
成物はシリカゲルのTLC(展開媒CH2Cl2/MeOH=19/1)で
原点に1スポッツトのみであり、IRスペクトルは(1S,2
R)‐2-エトキシカルボニルメチルアミノ‐1,2-ジフェ
ニルエタノールを出発原料とした場合の生成物と完全に
一致する。
-ジフェニルエタノール2.60gを20mlのメタノールに懸濁
させ、これに1規定の水酸化ナトリウム水溶液8.6mlを
加え、室温で3日間攪拌する。この間に懸濁液は均一透
明溶液となる。その後、メタノール及び水を留去し、70
℃で12時間真空乾燥(約2mmHg)すると、(1R,2S)‐2-
カルボキシメチルアミノ‐1,2-ジフェニルエタノール・
モノナトリウム塩2.47g(97%)が得られる。この粗生
成物はシリカゲルのTLC(展開媒CH2Cl2/MeOH=19/1)で
原点に1スポッツトのみであり、IRスペクトルは(1S,2
R)‐2-エトキシカルボニルメチルアミノ‐1,2-ジフェ
ニルエタノールを出発原料とした場合の生成物と完全に
一致する。
この化合物の物性値は次の通りである。
融点;231〜235℃(分解) 比旋光度;〔α〕17 D+3.8°(c 0.83,H2O) 合成例3 (1S,2S)‐2-エトキシカルボニルメチルアミノ‐1,2
-ジフェニルエタノールの合成。
-ジフェニルエタノールの合成。
(1S,2S)‐2-アミノ‐1,2-ジフェニルエタノール526
mgを10mlの塩化メチレンに溶解し、室温で攪拌する。こ
れにブロモ酢酸エチル412mgを塩化メチレン3mlに溶解し
加え、室温で5日間攪拌する。続いてトリエチルアミン
0.4mlを加えてさらに室温で1日攪拌する。TLCで原料の
消費を確認した後、塩化メチレンを留去する。残渣にベ
ンゼン100mlを加え、1回水洗してトリエチルアミン・
臭化水素塩を除いた後、飽和食塩水で洗い、有機層を芒
硝で乾燥する。
mgを10mlの塩化メチレンに溶解し、室温で攪拌する。こ
れにブロモ酢酸エチル412mgを塩化メチレン3mlに溶解し
加え、室温で5日間攪拌する。続いてトリエチルアミン
0.4mlを加えてさらに室温で1日攪拌する。TLCで原料の
消費を確認した後、塩化メチレンを留去する。残渣にベ
ンゼン100mlを加え、1回水洗してトリエチルアミン・
臭化水素塩を除いた後、飽和食塩水で洗い、有機層を芒
硝で乾燥する。
ベンゼンを留去して得られる粗生成物はシリカゲルの
TLC(展開媒CH2Cl2/MeOH=19/1)で2成分(Rf=0.57及
び0.50)であり、これをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーによって分離すると、精製(1S,2S)‐2-エトキ
シカルボニルメチルアミノ‐1,2-ジフェニルエタノール
614mg(83%)が油状物質として得られる。
TLC(展開媒CH2Cl2/MeOH=19/1)で2成分(Rf=0.57及
び0.50)であり、これをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーによって分離すると、精製(1S,2S)‐2-エトキ
シカルボニルメチルアミノ‐1,2-ジフェニルエタノール
614mg(83%)が油状物質として得られる。
この化合物の物性値は次の通りである。
比旋光度;〔α〕17 D−33.8°(c1.03,MeOH) IR値(neat);3350,1740,1205,765,705cm-1 1H−NMR値
(CDCl3); δ1.20(t,3H,J=7Hz),3.02(bs,2H),3.66(d,1H,J
=8Hz),4.07(q,2H,J=7Hz),4.59(d,1H,J=8Hz),7.
05(s,10H)ppm 元素分析値; 計算値(C18H21NO3) C 72.22,H 7.07,N 4.68% 実測値 C 72.48,H 7.21,N 4.42% 実施例3 (1S,2S)‐2-カルボキシメチルアミノ‐1,2-ジフェ
ニルエタノール・モノナトリウム塩の合成。
(CDCl3); δ1.20(t,3H,J=7Hz),3.02(bs,2H),3.66(d,1H,J
=8Hz),4.07(q,2H,J=7Hz),4.59(d,1H,J=8Hz),7.
05(s,10H)ppm 元素分析値; 計算値(C18H21NO3) C 72.22,H 7.07,N 4.68% 実測値 C 72.48,H 7.21,N 4.42% 実施例3 (1S,2S)‐2-カルボキシメチルアミノ‐1,2-ジフェ
ニルエタノール・モノナトリウム塩の合成。
(1S,2S)‐2-エトキシカルボニルメチルアミノ‐1,2
-ジフェニルエタノール450mgをメタノール10mlに溶解
し、攪拌しながら1規定の水酸化ナトリウム水溶液1.6m
lを加え、室温で12時間攪拌する。その後、メタノール
及び水を留去し、70℃で12時間真空乾燥(約2mmHg)す
ると、(1S,2S)‐2-カルボキシメチルアミノ‐1,2-ジ
フェニルエタノール・モノナトリウム塩421mg(96%)
が得られる。この粗生成物はシリカゲルのTLC(展開媒C
H2Cl2/MeOH=19/1)で原点に1スポッツトのみであり、
後の工程に利用できる。
-ジフェニルエタノール450mgをメタノール10mlに溶解
し、攪拌しながら1規定の水酸化ナトリウム水溶液1.6m
lを加え、室温で12時間攪拌する。その後、メタノール
及び水を留去し、70℃で12時間真空乾燥(約2mmHg)す
ると、(1S,2S)‐2-カルボキシメチルアミノ‐1,2-ジ
フェニルエタノール・モノナトリウム塩421mg(96%)
が得られる。この粗生成物はシリカゲルのTLC(展開媒C
H2Cl2/MeOH=19/1)で原点に1スポッツトのみであり、
後の工程に利用できる。
この化合物の物性値は次の通りである。
融点;222〜225℃(分解) 比旋光度;〔α〕18 D−43.3°(c 1.06,MeOH) IR値(KBr);3305,1590,1415,770,700cm-1 応用例1 実施例2で得られた(1R,2S)‐2-カルボキシメチル
アミノ‐1,2-ジフェニルエタノール・モノナトリウム塩
とグリシドキシプロピルシラン処理したシリカゲルとの
反応。
アミノ‐1,2-ジフェニルエタノール・モノナトリウム塩
とグリシドキシプロピルシラン処理したシリカゲルとの
反応。
モノナトリウム塩をメタノール(99.5%)20mlに溶解
し、グリシドキシプロピルシラン処理をおこなったシリ
カゲル[Lichrosorb Si100.10μm(E.Merck)]7.0gを
加えて、7日間室温で放置する。シリカゲルを濾過し、
メタノールで洗った後、硫酸銅水溶液中に移し銅塩とす
る。得られた物質の構造式はつぎのようなものと推定さ
れる。
し、グリシドキシプロピルシラン処理をおこなったシリ
カゲル[Lichrosorb Si100.10μm(E.Merck)]7.0gを
加えて、7日間室温で放置する。シリカゲルを濾過し、
メタノールで洗った後、硫酸銅水溶液中に移し銅塩とす
る。得られた物質の構造式はつぎのようなものと推定さ
れる。
(但し、Phはフェニル基を示し、Yはシリカゲルを表
す、また、mおよびnはその合計が3になる整数であ
る。) 以上のようにして得られた分離剤を用い、種々のラセ
ミ体の光学分割を行った。即ち、上記分離剤を高速液体
クロマトグラフィー用ステンレスカラム(25cm×0.46cm
φ)に充填し、0.25mMの硫酸銅水溶液を溶媒として流速
毎分1.0ml(30℃)で種々のラセミ体の光学分割を行
い、表−1の如き良好な結果を得た。
す、また、mおよびnはその合計が3になる整数であ
る。) 以上のようにして得られた分離剤を用い、種々のラセ
ミ体の光学分割を行った。即ち、上記分離剤を高速液体
クロマトグラフィー用ステンレスカラム(25cm×0.46cm
φ)に充填し、0.25mMの硫酸銅水溶液を溶媒として流速
毎分1.0ml(30℃)で種々のラセミ体の光学分割を行
い、表−1の如き良好な結果を得た。
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式(1−1),(1−2)又は
(1−3)で示される光学活性なカルボアルキル化アミ
ノアルコール。 (但し、Phはフェニル基を示し、Rは水素原子もしくは
炭素数1乃至10のアルキル基であることを示す。また、
Xは‐O-基もしくは‐S-基であることを示し、Zは金属
原子であることを示す。)
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60-293884 | 1985-12-27 | ||
| JP29388485 | 1985-12-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62228046A JPS62228046A (ja) | 1987-10-06 |
| JPH0822838B2 true JPH0822838B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=17800397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61309880A Expired - Lifetime JPH0822838B2 (ja) | 1985-12-27 | 1986-12-26 | 光学活性なカルボアルキル化アミノアルコ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0822838B2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-26 JP JP61309880A patent/JPH0822838B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 「CanadianJournalofChemistry」45(25),p.2865−2877,1967 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62228046A (ja) | 1987-10-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6323834A (ja) | マロン酸誘導体 | |
| US10322996B2 (en) | Method for producing N-retinoylcysteic acid alkyl ester | |
| JPH0822838B2 (ja) | 光学活性なカルボアルキル化アミノアルコ−ル | |
| JP3855295B2 (ja) | ビスオキサゾリン類の製造方法 | |
| JPH04308550A (ja) | ジオールのアルコールへの立体選択的変換方法 | |
| CN102731389B (zh) | 一种(r)/(s)-6,6’-二羟基-5,5’-双喹啉的合成方法 | |
| JPH0720917B2 (ja) | 含窒素ペルフルオロカルボン酸の光学活性体及びその製造方法 | |
| JPH0399084A (ja) | マロンアミド誘導体金属錯体及び芳香族化合物用分離剤 | |
| EP0068979A1 (fr) | Procédé de préparation de dérivés des (thiényl-2)- et (thiényl-3)-2 éthylamines et produits ainsi obtenus | |
| CA2261843A1 (fr) | Derives du thienylcyclohexane pour la synthese de thienylcyclohexyles | |
| US4416828A (en) | Process for the resolution of the racemate S-(carboxymethyl)-(RS)-cysteine (A) | |
| JPS63258448A (ja) | 光学活性なn−カルボアルキル化アミノアルコ−ル | |
| JP3778521B2 (ja) | シクロプロペノンアセタール誘導体の製造法 | |
| JP2003238500A (ja) | 含フッ素3級アミン化合物及び含フッ素4級アンモニウム塩の製造方法 | |
| JP3503994B2 (ja) | N−モノ−t−ブチルオキシカルボニルアルキレンジアミンの精製法 | |
| JP4064645B2 (ja) | 多置換シクロアルケン類の新規製造法 | |
| JPS5940153B2 (ja) | シンキチカンサレタ グリシツドサンユウドウタイ ノ セイゾウホウ | |
| JPH0434534B2 (ja) | ||
| JP2008189672A (ja) | 液晶用第4級トリフルオロメチルシクロヘキサン誘導体 | |
| JPH06172300A (ja) | 3−含硫基置換−2−ベンジルプロピオン酸類の製造法、その中間体及びその製造法 | |
| JPH10279564A (ja) | 光学活性なグアニジン誘導体 | |
| JPH0788313B2 (ja) | 分離剤 | |
| JPH0584302B2 (ja) | ||
| JPH07113001B2 (ja) | 4−〔4−(4′−tert. ブチルフェニル)−2−ヒドロキシブトキシ〕安息香酸の純粋な鏡像異性体およびそのアルキルエステルの製造方法 | |
| JPS6248636A (ja) | 分離剤 |