JPH08231931A - 両面粘着テープの製造方法 - Google Patents

両面粘着テープの製造方法

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JPH08231931A
JPH08231931A JP3499595A JP3499595A JPH08231931A JP H08231931 A JPH08231931 A JP H08231931A JP 3499595 A JP3499595 A JP 3499595A JP 3499595 A JP3499595 A JP 3499595A JP H08231931 A JPH08231931 A JP H08231931A
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JP
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sheet
adhesive
japanese paper
sensitive adhesive
pressure
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JP3499595A
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Inventor
Kazuma Sasaki
一磨 佐々木
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速塗工が可能で生産性が高く、再剥離性が
要求される用途に好適な和紙を基材とする両面粘着テー
プの製造方法を提供する。 【構成】 剥離性の下敷きシート10と和紙20とを重
ね合せた後、この和紙20の片面に第1の粘着剤40a
を塗布し乾燥し、この第1の粘着剤面40aに剥離シー
ト60を貼り合せた後、上記下敷きシート10を剥離し
除去することにより、片面粘着シート(20/40a/
60)を得る第1工程(イ)と、剥離性の工程シート8
0の片面に第2の粘着剤40bを塗布し乾燥し、この工
程シート80の粘着剤面と上記和紙20の非粘着剤面と
を貼り合せた後、上記工程シート20を剥離し除去する
ことにより、目的の両面粘着テープ(40b/20/4
0a/60)を得る第2工程(ロ)とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、和紙を基材とする両
面粘着テープの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】和紙は薄くて強度があり適度の伸縮性を
有し、両面粘着テープの基材として用いられている。こ
のような和紙を基材とする両面粘着テープは、各種機器
の部品や銘板の接着、製紙の際の紙の添え継ぎ等のほ
か、印刷版の固定やポスターの接着など再剥離性が要求
される用途にも広く使用されている。
【0003】再剥離性とは、被着体に貼り付けた粘着テ
ープを引き剥すとき、基材を破損ぜずに粘着剤を被着体
に残さないで剥すことのできる性質をいい、このような
性質を有する和紙を基材とする両面粘着テープは、特
に、再使用したい被着体の固定用や接着用として好適で
ある。
【0004】従来、和紙を基材とする両面粘着テープ
は、剥離シート又は工程シートの片面に粘着剤を塗布し
乾燥した後、この剥離シート又は工程シートの粘着剤面
を和紙の両面に貼り合せることにより、和紙の両面に粘
着剤を転写する転写塗工法、或いは和紙を粘着剤溶液中
に浸漬した後これを乾燥し、和紙の両面に粘着剤を含浸
させる浸漬塗工法により製造されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記転写塗工法では、
粘着剤がすでに乾燥した状態で和紙の両面に転写される
ので、和紙中に粘着剤が殆ど含浸されず、和紙と粘着剤
との層間強度が弱く、使用の際に再剥離を行うと、被着
体側に粘着剤の一部が残ることが多く、再剥離性が要求
される用途には問題がある。
【0006】また、上記浸漬塗工法では、和紙が粘着剤
溶液中に浸漬された後に乾燥されるので、和紙中に粘着
剤がよく含浸されるが、浸漬後の粘着剤の乾燥に時間が
かかり高速塗工ができず、生産性が低いという問題があ
る。
【0007】この発明は、上記の問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは高速塗工が可能で
生産性が高く、再剥離性が要求される用途に好適な和紙
を基材とする両面粘着テープの製造方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の両面粘
着テープの製造方法は、剥離性の下敷きシートと和紙と
を重ね合せた後、この和紙の片面に第1の粘着剤を塗布
し乾燥し、この第1の粘着剤面に剥離シートを貼り合せ
た後、上記下敷きシートを剥離し除去する第1工程と、
剥離性の工程シートの片面に第2の粘着剤を塗布し乾燥
し、この工程シートの粘着剤面と上記和紙の非粘着剤面
とを貼り合せた後、上記工程シートを剥離し除去する第
2工程と、からなることを特徴とし、それにより上記の
目的を達成することができる。
【0009】請求項2の発明の両面粘着テープの製造方
法は、上記剥離性の下敷きシートが、剥離剤処理が施さ
れた厚さ100μm 以上のポリエステルシート又は剥離
剤処理が施された厚さ90μm 以上の紙からなることを
特徴とし、それにより上記の目的を達成することができ
る。
【0010】以下、図面を参照しながら、この発明方法
を詳しく説明する。図1はこの発明方法の一実施態様を
示す側面図であり、(イ)は第1工程を示し、(ロ)は
第2工程を示す。
【0011】図1(イ)において、10は剥離性の下敷
きシートであって、例えば、上質紙、クラフト紙、グラ
シン紙、ポリエステル等のフィルムの少なくとも片面に
シリコーン等の剥離剤処理が施されたものが用いられ
る。なお、上記紙又はフィルムに剥離剤処理を施すに際
しては、必要に応じて、上記紙又はフィルムにアンカー
コートやコロナ放電処理などの酸化処理を施すことがで
きる。
【0012】上記剥離性の下敷きシート10の片面(剥
離剤処理面)に、基材となる和紙20が重ね合されて移
送される。和紙としては、従来より両面粘着テープの基
材に用いられている和紙やクレープ加工された和紙が用
いられ、坪量が30〜80g/m2 、厚み50〜100
μm のものが好ましい。この和紙20は薄くて曲がりや
すいが、下敷きシート10に支持されているので円滑に
移送される。なお、下敷きシート10はあとで除去され
再使用される。
【0013】下敷きシート10と和紙20とを重ね合わ
せて移送する際には、下敷きシート10と和紙20との
間に空気が溜まりやすく、後述の剥離シート60と貼り
合わせる際に下敷きシート10に空気溜まりによるしわ
が生じて、下敷きシート10の再使用ができなくなる。
このしわを防止するために、上記剥離性の下敷きシート
10として、剥離剤処理が施された厚さ80μm 以上の
紙又は剥離剤処理が施された厚さ100μm 以上のポリ
エステルシートを用いるのが好ましい。
【0014】また、下敷きシート10と和紙20とが重
ね合される直前乃至直後に、和紙20の表面に溶剤又は
水を塗布することにより、下敷きシート10と和紙20
との密着性を高め、下敷きシート10と和紙20との間
に空気が溜まるのを防止し、下敷きシート10にしわが
発生するのを防止するすることもできる。溶剤又は水を
塗布するための塗布機としては、液体塗布用のグラビヤ
コーター、キスコーター、ナイフコーターや噴霧機が用
いられる。
【0015】和紙20の表面に塗布する溶剤又は水は、
使用する粘着剤の溶液又は分散液に含有されている溶剤
又は水と同じものが好ましい。例えば、粘着剤として、
溶剤型のアクリル系粘着剤を使用する場合は、上記溶剤
として、酢酸エチル、トルエン、メチルイソブチルケト
ン等が使用され、溶剤型のゴム系粘着剤を使用する場合
は、上記溶剤として、トルエン、n−ヘキサン、メチル
アルコール等が使用され、またエマルジョン型の粘着剤
を使用する場合は、主に水が使用される。
【0016】なお、溶剤型のアクリル系粘着剤として
は、架橋剤としてポリイソシアネート類を含有する架橋
性の溶剤型アクリル系粘着剤が用いられることが多い
が、この場合、上記溶剤としてアルコール類や水を用い
ると、上記ポリイソシアネート類が消費され、粘着剤の
性能が低下するため好ましくない。
【0017】そして、剥離性の下敷きシート10と重ね
合された和紙20の片面に、例えばナイフコーターやロ
ールコーター30aにより第1の粘着剤40aが塗布さ
れ、乾燥ボックス50a内で乾燥されて溶剤などが除去
される。粘着剤40aとしては、溶剤型のアクリル系粘
着剤やゴム系粘着剤やエマルジョン型の粘着剤など公知
の粘着剤が用いられるが、和紙に対する含浸性の点から
溶剤型のアクリル系粘着剤が好ましい。
【0018】第1の粘着剤40aは、乾燥後の厚みで7
0〜150g/m2 となるように和紙20の片面に塗布
するのが好ましい。第1の粘着剤40aの厚みが70g
/m 2 以上になるように塗布されると、この粘着剤40
aは和紙20の片面の塗布側から反対側に滲み出すほど
に和紙20に含浸されて粘着剤40aの含浸性が相当に
良好となる。そして、粘着剤40aの厚みが150g/
2 を越えると、和紙20の片面に存在する粘着剤40
aの層が厚くなりすぎて、使用の際に被着体から引き剥
がすと粘着剤40aの凝集破壊により被着体に糊残りが
起こりやすくなる。
【0019】さらに、第1の粘着剤40aの層が形成さ
れた和紙20と、下敷きシート10との重ね合せシート
(40a/20/10)とは、一対の押圧ロール70a
の間に移送され、ここで重ね合せシートの第1の粘着剤
40aの面に剥離シート60がロールの押圧力により貼
り合せられ、その後上記下敷きシート10が剥離され除
去され、こうして和紙20の反対側の非塗布面が表面に
出される。なお、剥離除去された下敷きシート10は、
しわや破れ等の欠陥がない限り繰り返し再使用される。
【0020】剥離シート60としては、例えば、上質
紙、クラフト紙、グラシン紙、ポリエステル等のフィル
ムの両面にシリコーン等の剥離剤処理が施されたものが
用いられる。なお、上記紙又はフィルムに剥離剤処理を
施すに際しては、必要に応じて、上記紙又はフィルムに
アンカーコートやコロナ放電処理などの酸化処理を施す
ことができる。
【0021】上記剥離シート60は最終製品である両面
粘着シートの粘着面を保護するもので、被着体に貼り付
けて使用する際に剥離除去される。この剥離シート60
の剥離力は表裏面で異なる剥離力を示すものが好まし
く、この剥離シート60の剥離力が重い面と上記第1の
粘着剤40aの面とが貼り合せられられるようにするの
が好ましい。
【0022】こうして、第1工程が終了し、この第1工
程により、和紙20と第1の粘着剤40aと剥離シート
60とがこの順で積層された片面粘着シート(20/4
0a/60)が得られる。
【0023】この片面粘着シート(20/40a/6
0)は、通常、図1(イ)に示すように、和紙20の面
を内側にして紙芯などの巻芯に巻き取られるが、巻き取
ることなくそのままシート状に保持して、次の第2工程
へ連続的に移送することもできる。
【0024】他方、図1(ロ)において、剥離性の工程
シート80の片面(剥離剤処理面)に、例えばナイフコ
ーターやロールコーター30bにより第2の粘着剤40
bが塗布され、乾燥ボックス50b内で乾燥されて溶剤
などが除去される。粘着剤40bとしては、溶剤型のア
クリル系粘着剤やゴム系粘着剤やエマルジョン型の粘着
剤など公知の粘着剤が用いられるが、前記第1の粘着剤
40aと同様な溶剤型のアクリル系粘着剤が好ましい。
【0025】第2の粘着剤40bは、乾燥後の厚みで3
0〜60g/m2 となるように工程シート80の片面に
塗布するのが好ましい。第2の粘着剤40bの厚みが3
0g/m2 以上になるように塗布されると、使用の際に
被着体に対する接着力が相当に高くなる。そして、粘着
剤40bの厚みが60g/m2 を越えると、前記第1の
粘着剤40aとの接着力との差が小さくなって、使用の
際に被着体から引き剥がすと、両面粘着テープ自体が被
着体に残りやすくなる。
【0026】剥離性の工程シート80としては、例え
ば、上質紙、クラフト紙、グラシン紙、ポリエステル等
のフィルムの少なくとも片面にシリコーン等の剥離剤処
理が施されたものが用いられる。なお、上記紙又はフィ
ルムに剥離剤処理を施すに際しては、必要に応じて、上
記紙又はフィルムにアンカーコートやコロナ放電処理な
どの酸化処理を施すことができる。
【0027】さらに、第2の粘着剤40bの層が形成さ
れた工程シート80と、前記片面粘着シート(20/4
0a/60)とは、一対の押圧ロール70bの間に移送
され、ここで工程シート80の第2の粘着剤40bの面
に、片面粘着シート(20/40a/60)の和紙20
の面がロールの押圧力により貼り合せられ、その後工程
シート80が剥離され除去される。剥離除去された工程
シート80は、しわや破れ等の欠陥がない限り繰り返し
再使用される。
【0028】こうして、第2工程が終了し、この第2工
程により第2の粘着剤40bと和紙20と第1の粘着剤
40aと剥離シート60とがこの順で積層された両面粘
着シート(40b/20/40a/60)が得られる。
【0029】この両面粘着シート(40b/20/40
a/60)は、通常、図1(ロ)に示すように、外側の
第2の粘着剤40bの面を内側にして紙芯などの巻芯に
巻き取られる。そして、通常、従来の両面粘着テープの
製法と同様に、適当な幅のテープ状に裁断され、こうし
て、この発明の両面粘着テープが製造される。
【0030】この両面粘着テープを使用するに際して
は、従来の両面粘着テープと同様に、剥離シート60を
剥離除去し、この両面粘着テープを被着体に貼り付け
る。
【0031】
【作用】請求項1の発明においては、第1工程で、剥離
性の下敷きシートと和紙とを重ね合せて移送するので、
薄くて曲がりやすい和紙を用いても下敷きシートに和紙
が支持されているので円滑に移送され、第1の粘着剤の
塗布がトラブルなく行われ、高速塗工が可能となる。
【0032】また、この和紙の片面に第1の粘着剤の溶
液又は分散液を塗布し乾燥して第1の粘着剤の層を形成
するので、第1の粘着剤は和紙の片面の塗布側から反対
側に滲み出すほどに和紙に良好に含浸され、しかも浸漬
塗工法に比べて短時間で粘着剤の乾燥が可能となる。
【0033】そして、上記第1の粘着剤面に剥離シート
を貼り合せた後、上記下敷きシートを剥離し除去するこ
とにより、和紙の反対側の非塗布面が表面に出され、こ
の和紙の表面に、工程シートの片面に形成された第2の
粘着剤が転写されるので、転写された第2の粘着剤は和
紙の反対側に滲み出す第1の粘着剤と混和する。この場
合も、転写塗工法が採用されるので高速塗工ができる。
【0034】その結果、和紙の両面に形成される第1の
粘着剤と第2の粘着剤とは、いずれも和紙中に含浸され
たような状態となり、和紙と粘着剤との層間強度が向上
する。また、第1の粘着剤の層と第2の粘着剤の層とを
各別に和紙の両面に形成させるので、各粘着剤層の厚み
や粘着性能を自由に変えることができる。
【0035】また、請求項2の発明のように、上記剥離
性の下敷きシートと和紙とを重ね合わせて移送する際
に、この下敷きシートとして、特に、剥離剤処理が施さ
れた厚さ80μm 以上の紙又は剥離剤処理が施された厚
さ100μm 以上のポリエステルシートを用いると、下
敷きシートと和紙との密着性が高まり、何ら特別な装置
を付加することなしに下敷きシートと和紙との間に空気
が溜まるのが防止され、下敷きシートにしわが発生する
のを確実に防止するすることができ、下敷きシートの繰
り返し再使用が可能となる。
【0036】
【実施例】以下、この発明の実施例及び比較例を示す。実施例1 第1工程 剥離性の下敷きシート(ポリラミした上質紙の両面にシ
リコーン処理、厚さ80μm )(SLB−80C:カイ
ト化学社製)と和紙(秤量35g/m2 、厚み65μm
)(DP原紙:大福製紙社製)とを重ね合せた後、こ
の和紙の片面に第1の粘着剤(架橋性の溶剤型アクリル
系粘着剤の45重量%の酢酸エチル溶液)(SK−17
17:綜研化学社製)を塗布し乾燥して、80g/m2
の第1の粘着剤の層を形成した。
【0037】引き続いて、この第1の粘着剤の層が形成
された和紙と下敷きシートとの重ね合せシートの第1の
粘着剤の面に剥離シート(ポリラミした上質紙の両面に
シリコーン処理、厚さ80μm )(SLB−80C:カ
イト化学社製)を押圧ロールの押圧力により貼り合せ、
その後上記下敷きシートを剥離除去し、一旦紙芯に巻き
取って、和紙と第1の粘着剤と剥離シートとがこの順で
積層された片面粘着シートを得た。
【0038】この場合、第1の粘着剤の乾燥は、乾燥ボ
ックス内の温度を入口から出口へ60℃、80℃、90
℃、100℃、110℃に設定した。また、ライン速度
は7m/分が適当であった。
【0039】第2工程 剥離性の工程シート(ポリラミした上質紙の両面にシリ
コーン処理、厚さ80μm )(SLB−80C:カイト
化学社製)の片面に第2の粘着剤(架橋性の溶剤型アク
リル系粘着剤の45重量%の酢酸エチル溶液)(SK−
1717:綜研化学社製)を塗布し乾燥して、60g/
2 の第2の粘着剤の層を形成した。
【0040】引き続いて、この第2の粘着剤の層が形成
された工程シートの第2の粘着剤の面に、前記第1工程
で得られた片面粘着テープの和紙の面を押圧ロールの押
圧力により貼り合せ、その後上記工程シートを剥離除去
し、紙芯に巻き取って、第2の粘着剤と和紙と第1の粘
着剤と剥離シートとがこの順で積層された両面粘着シー
トを得た。最後に、両面粘着シートをテープ状に裁断し
て両面粘着シートを製造した。
【0041】この場合、第2の粘着剤の乾燥は、乾燥ボ
ックス内の温度を入口から出口へ60℃、80℃、90
℃、100℃、110℃に設定した。また、ライン速度
は30m/分が適当であった。
【0042】実施例2 剥離性の下敷きシート(ポリラミした上質紙の両面にシ
リコーン処理)の厚さを50μm に変更したこと以外
は、実施例1と同様に行った。
【0043】実施例3 剥離性の下敷きシート(コロナ放電処理したポリエステ
ルシートの両面にシリコーン処理、厚さ100μm )
(テトロンフィルム:帝人社製)に変更したこと以外
は、実施例1と同様に行った。
【0044】実施例4 剥離性の下敷きシート(コロナ放電処理したポリエステ
ルシートの両面にシリコーン処理、厚さ100μm )
(テトロンフィルム:帝人社製)に変更したこと以外
は、実施例1と同様に行った。
【0045】実施例5 剥離性の下敷きシートと和紙とを重ね合せた直後に、和
紙の表面に溶剤として酢酸エチルをグラビヤコーターで
塗布したこと以外は、実施例2と同様に行った。
【0046】実施例6 剥離性の下敷きシートと和紙を重ね合せた直後に、和紙
の表面に溶剤としてトルエンをグラビヤコーターで塗布
したこと以外は、実施例2と同様に行った。
【0047】実施例7 剥離性の下敷きシートと和紙とを重ね合せた直後に、和
紙の表面に溶剤として酢酸エチルをグラビヤコーターで
塗布したこと以外は、実施例4と同様に行った。
【0048】実施例8 剥離性の下敷きシートと和紙を重ね合せた直後に、和紙
の表面に溶剤としてトルエンをグラビヤコーターで塗布
したこと以外は、実施例4と同様に行った。
【0049】実施例9 第1粘着剤層の厚みを110μm に変更し、第2粘着剤
層の厚みを40μm に変更したこと以外は、実施例1と
同様に行った。
【0050】実施例10 第1粘着剤層の厚みを140μm に変更し、第2粘着剤
層の厚みを30μm に変更したこと以外は、実施例1と
同様に行った。
【0051】実施例11 第1粘着剤層の厚みを100μm に変更し、第2粘着剤
層の厚みを20μm に変更したこと以外は、実施例1と
同様に行った。
【0052】実施例12 第1粘着剤層の厚みを80μm に変更し、第2粘着剤層
の厚みを80μm に変更したこと以外は、実施例1と同
様に行った。
【0053】実施例13 第1粘着剤層の厚みを180μm に変更し、第2粘着剤
層の厚みを60μm に変更したこと以外は、実施例1と
同様に行った。
【0054】比較例1 従来の浸漬塗工法 実施例1で用いた粘着剤と同じ粘着剤(架橋性の溶剤型
アクリル系粘着剤の45重量%の酢酸エチル溶液)に、
実施例1で用いた和紙と同じ和紙を30秒間浸漬したあ
と引き上げ乾燥して、両面で140g/m2 (各片面7
0μm )の粘着剤の層をワンパスで形成し、これを実施
例1で用いた剥離シートと同じ剥離シートと貼り合せ
て、両面粘着テープを製造した。
【0055】この場合、粘着剤の乾燥は、乾燥ボックス
内の温度を入口から出口へ60℃、80℃、90℃、1
00℃、110℃に設定した。また、ライン速度は3m
/分が適当であった。
【0056】比較例2 従来の転写塗工法 実施例1で用いた剥離シートと同じ剥離シートの片面
に、実施例1で用いた粘着剤と同じ第1の粘着剤(架橋
性の溶剤型アクリル系粘着剤の45重量%の酢酸エチル
溶液)を塗布し乾燥して、剥離シート上に80g/m2
の第1の粘着剤の層を形成した。
【0057】同様に、実施例1で用いた剥離シートと同
じ剥離シートの片面に、実施例1で用いた粘着剤と同じ
第2の粘着剤(架橋性の溶剤型アクリル系粘着剤の45
重量%の酢酸エチル溶液)を塗布し乾燥して、剥離シー
ト上に60g/m2 の第2の粘着剤の層を形成した。
【0058】次に、これ等の剥離シートの粘着剤面を、
実施例1で用いた和紙と和紙の両面に貼り合せることに
より、和紙の両面に、それぞれ第1の粘着剤及び第2の
粘着剤を転写して、両面粘着テープを製造した。
【0059】この場合、粘着剤の乾燥は、乾燥ボックス
内の温度を入口から出口へ60℃、80℃、90℃、1
00℃、110℃に設定した。また、ライン速度は30
m/分が適当であった。
【0060】上記各実施例及び各比較例について、生産
性及び再剥離性を評価し、また適宜に粘着性(SP粘着
力と保持力)を評価した。その結果を表1及び表2にま
とめて示す。なお、生産性は各工程のライン速度で評価
し、再剥離性は下記の方法で評価した。また、粘着性
(SP粘着力と保持力)は、JIS Z0237及びZ
1528に基づいてSP粘着力と保持力を測定した。
【0061】両面粘着テープの再剥離性試験 上記各実施例及び各比較例で得られた両面粘着テープを
幅20mm×長さ100mmに切断し、この粘着テープの両
面の粘着剤面に幅20mm×長さ150mm×厚さ0.3mm
のアルミニウム板を重ね合わせ、5 kgのローラーを1
往復させて圧着したあと60℃で1時間エージングし、
その後23℃で2時間放置し、アルミ板をT型に60m
/分の速度で引き剥がし、粘着テープの破壊面を観察し
た(JIS Z0237及びZ1528に準拠)。
【0062】和紙の層間で破壊しないものを5点(再剥
離性が最も優れる)とし、和紙の層間で完全に破壊する
ものを1点(再剥離性が最も劣る)とする5点評価法で
評価した。その結果を表1及び表2に示す。なお、実施
例13ではアルミ板から引き剥がすと第1の粘着剤層が
凝集破壊した。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】上述の通り、この発明の両面粘着テープ
の製造方法によれば、和紙の両面に形成される第1の粘
着剤層と第2の粘着剤層とは、いずれも和紙中に含浸さ
れたような状態となり、従来の転写塗工法に比べて、和
紙と粘着剤との層間強度が向上する。
【0066】また、従来の浸漬塗工法に比べて、粘着剤
の乾燥時間が早く高速塗工が可能で、しかも第1の粘着
剤層と第2粘着剤層の厚みや粘着性能を自由に変えるこ
とができ、上記和紙と粘着剤との層間強度の向上とが相
まって、良好な再剥離性能が得られる。
【0067】したがって、この発明の両面粘着テープの
製造方法によれば、高速塗工が可能で生産性が高く、再
剥離性が要求される用途に好適な和紙を基材とする両面
粘着テープを得ることができる。なお、再剥離性が要求
される用途のみならず、通常の接着や固定にも使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法の一実施態様を示す側面図であ
り、(イ)は第1工程を示し、(ロ)は第2工程を示
す。
【符号の説明】
10 剥離性の下敷きシート 20 和紙 40a 第1の粘着剤 40b 第2の粘着剤 60 剥離シート 80 剥離性の工程シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離性の下敷きシートと和紙とを重ね合
    せた後、この和紙の片面に第1の粘着剤を塗布し乾燥
    し、この第1の粘着剤面に剥離シートを貼り合せた後、
    上記下敷きシートを剥離し除去する第1工程と、 剥離性の工程シートの片面に第2の粘着剤を塗布し乾燥
    し、この工程シートの粘着剤面と上記和紙の非粘着剤面
    とを貼り合せた後、上記工程シートを剥離し除去する第
    2工程と、 からなることを特徴とする両面粘着テープの製造方法。
  2. 【請求項2】 剥離性の下敷きシートが、剥離剤処理が
    施された厚さ100μm 以上のポリエステルシート又は
    剥離剤処理が施された厚さ80μm 以上の紙からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の両面粘着テープの製造方
    法。
JP3499595A 1995-02-23 1995-02-23 両面粘着テープの製造方法 Pending JPH08231931A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002069394A (ja) * 2000-06-13 2002-03-08 Nitto Denko Corp 水分散型粘着シート類およびその製造方法

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