JPH0823256B2 - 自動排土ドリリングバケット - Google Patents

自動排土ドリリングバケット

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JPH0823256B2
JPH0823256B2 JP24228591A JP24228591A JPH0823256B2 JP H0823256 B2 JPH0823256 B2 JP H0823256B2 JP 24228591 A JP24228591 A JP 24228591A JP 24228591 A JP24228591 A JP 24228591A JP H0823256 B2 JPH0823256 B2 JP H0823256B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アースドリル工法等に
よって掘削して、土砂を排土する自動排土ドリリングバ
ケットに関する。
【0002】
【従来の技術】土建基礎工事の際に、ドリリングバケッ
トによって地盤を掘削して軸孔を形成し、掘削時の土砂
をこのドリリングバケットに取り込んで地上まで引上げ
て排土するアースドリル工法が知られている。このアー
スドリル工法に用いられるドリリングバケットとして、
例えば図13ないし図15に示すようなものがある(
公平2−59917号公報参照)。図13において、符
号101はケリーバーと連結される駆動軸部材であり、
この駆動軸部材101はバケット本体102の支持フレ
ーム部分102aに設けられた従動部103とスプライ
ン結合されている。また、駆動軸部材101には作動腕
104が設けられており、この作動腕104に当接可能
に当り腕105が対向配設され、この当り腕105はバ
ケット本体102に設けられた作動軸106に一体形成
されている。作動軸106の先端には止め金107が設
けられ、この止め金107はバケット本体102に開閉
自在に取り付けられた底蓋108の受け金部109に着
脱自在に係合している。
【0003】ケリーバによって駆動軸部材101を図中
矢印A方向に回転(正転)させると、バケット本体10
2によって土砂は掘削される。掘削された土砂は底蓋1
08の開孔部よりバケット本体102の内部に掘削され
た土砂を引き上げて排土するには、ケリーバを矢印A方
向と反対方向に回転(逆転)させると、駆動軸部材10
1と従動部103との間に図15に示すように遊び空間
110が設けられているので、作動腕104が図14中
実線位置から鎖線位置へ回転して当り腕105を回動さ
せることになる。作動軸106も同時に回転し、止め金
107が受け金109から外れて底蓋108は開き、中
の土砂は排土される。また、ケリーバによって駆動軸部
材101を図中矢印A方向に回転させて急停止させたと
きも、前記同様に作動してバケット本体101の中の土
砂は排土される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動ドリリングバケットにあっては、駆動軸
部材101を正転させて掘削しているときには、作動腕
104が当り腕105に当接することはないので、作動
軸106を回転させて底蓋108を開かせてしまうこと
はないが、大礫,流木,古い杭,ガラ等の地中障害に遭
遇して回転不能に陥った場合、あるいは地層が軟弱で掘
削した軸孔の壁が張り出してバケット本体102がこの
軸孔内に抑留された場合等には、駆動軸部材101をや
むを得ず逆転する必要もある。そうすると、作動腕10
4が当り腕105に当接して作動軸106を回転させ、
底蓋108を開けてしまうことになる。このように掘削
中の軸孔の中で底蓋108が開いてしまうと、この底蓋
108は軸孔の中でアンカーの働きをしてしまい、バケ
ット本体102を軸孔から引き上げるのが困難になると
いう問題点があった。
【0005】本発明は、駆動軸部材をやむを得ず逆回転
させても、バケットを吊上げた状態で回転させても底蓋
が開いてしまわないような自動排土ドリリングバケット
を提供するのを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明にあっては、ケリーバに連結され回転駆
動力を受ける駆動軸部材と、この駆動軸部材に固着され
て一体回転する羽部材と、前記駆動軸部材を摺動可能に
支持しバケット本体に設けられた従動部と、この従動部
に前記羽部材が遊嵌されるように形成され、この羽部材
と係合する上部係合区画および下部係合区画を有し、ま
た上部係合区画と下部係合区画との間に位置するととも
に前記この羽部材がこの上部係合区画または下部係合区
画から移動可能な移動区画をも有する作動空間と、前記
羽部材に当接・回動され一定方向に付勢される当り腕
と、この当り腕が取り付けられ回動されるとバケット本
体の底蓋を開ける作動軸とを備え、前記羽部材を前記
動区画を通して従動部から突出させて前記当り腕と当接
可能とし、前記駆動軸部材を押し下げたときまたは引っ
張り上げたときに前記羽部材が前記作動空間内を移動し
て下部係合区画または上部係合区画と係合し、駆動軸部
材と従動部とを一体回転可能とした構成とするものであ
る。
【0007】
【作用】掘削中にバケット本体が地中障害に遭遇して回
転不能に陥ると、バケット本体を逆転させなければなら
ないが、羽部材が下部係合区画に位置して従動部と係合
していることにより底蓋をロックしたまま逆転させるこ
とができる。次に、バケット本体を軸孔から引き上げ途
中に地盤が軟弱だったりすると、この孔壁が張り出して
バケット本体が中に抑留されたりする。このときには、
羽部材が上部係合区画に位置しているので、駆動軸部材
を正逆回転させて、底蓋をロックさせたままで抑留状態
から脱出させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1ないし図8は本発明に係る自動排土ドリリングバケッ
トの第1実施例を示す図である。
【0009】図1において、符号1は断面略四角形のケ
リーバー(図示せず)が嵌入・係合するソケット1aを
有する駆動軸部材であり、この駆動軸部材1はバケット
本体2の上方側の中央に形成された取付孔2aに嵌入さ
れて取り付けられ、この周側壁の中央には一対の羽部材
3,4が固着されている。また、バケット本体2の上方
側の中央には、駆動軸部材1が回転、摺動可能に遊挿さ
れた従動部5が固着されている。
【0010】図2,図3に示すように主動部5には一対
の羽部材3,4がそれぞれ位置する一対の作動空間6,
7が形成されている。ここで、駆動軸部材1は押し下げ
ると従動部5に対して下方へ摺動するが、羽部材3,4
も下方へ移動する。羽部材3が下方へ移動すると、この
羽部材3が従動部5と係合するように、図3に示すよう
に作動空間6の下方側には下部係合区画8が形成されて
いる。下部係合区画8に位置する羽部材3は第1,第2
ストッパー壁5a,5bと当接しており、このとき駆動
軸部材1が図2中矢印B方向に回転(正転)されても、
あるいはこの逆方向に回転(逆転)されても、従動部5
を即に正・逆回転させる。
【0011】また、駆動軸部材1を引っ張り上げると、
羽部材3も上方へ移動し、羽部材3が従動部5と係合す
るように作動空間6の上方側には上部係合区画9が形成
されている。羽部材3は上部係合区画9に位置するとき
も、第1,第2ストッパー壁5a,5bと当接し、駆動
軸部材1によって同様に従動部5は正・逆回転される。
【0012】作動空間6の下部係合区画8と上部係合
画9の間には、図3および図4に示すように羽部材3が
作動空間6内を矢印B方向と逆方向に移動可能なように
移動区画10が形成され、この移動方向側には収納区画
11が形成されている。なお、作動空間7にも同様に
部係合区画,上部係合区画,移動区画および収納区画が
形成されている。
【0013】作動空間6の収納区画11側には図2に示
すように当り腕13が対向配設され、従動部5の外周壁
より突出した羽部材3の先端は移動区画10を通って収
納区画11へ移動すると当り腕13に当接する。当り腕
13の先端は厚く形成されているので、羽部材3が収納
区画11のどの位置にあっても当り腕13と当接する。
また当り腕13はバケット本体2の側方に回動自在に支
持された作動軸14に固着されている。なお、当り腕1
3は反時計方向の付勢力を常時受けている。作動軸14
の下端側には図5に示すように止め金15が取り付けら
れ、この止め金15は図6および図7に示すように受け
金部16の止め孔16aに嵌入・係合している。受け金
部16はねじれた形の案内部分16bを有するとともに
バケット本体2の下側に開閉(揺動)自在に取り付けら
れた底蓋17に設けられている。作動軸14、止め金1
5および受け金部16は底蓋17をバケット本体2にロ
ックするロック機構を構成している。なお、止め金15
は作動軸14が回動されると受け金部16から外れ、底
蓋17はバケット本体2から開放可能となる。
【0014】地盤に軸孔を掘削するために、ケリーバー
によって駆動軸部材1を押し下げると、駆動軸部材1が
従動部5内を摺動して羽部材3は図8に示すように作動
空間6の下部係合区画8へと移動し(図8中実線で示
す)、この羽部材3は従動部5と係合する。ここで、羽
部材4も同様に作用するので羽部材3についてのみ説明
する。駆動軸部材1を正転させると、バケット本体2は
正転され、土砂は掘削されて内部へ取り込まれる。この
掘削中にバケット本体2が前記地中障害に遭遇して回転
不能に陥ると、バケット本体2を逆転させなければなら
ないが、前記したように羽部材3が従動部5と係合して
いることにより逆転させることができる。このとき、羽
部材3は下部係合区画8に位置しているので、移動区画
10から収納区画11へ移動して当り腕13を回動させ
るようなことはなく、底蓋17はロックされたままであ
る。
【0015】次に、バケット本体2に土砂が取り込まれ
て満杯になると、バケット本体2を軸孔から引き上げて
排土するために駆動軸部材1を引っ張り上げる。そうす
ると、羽部材3は上部係合区画9へ移動し(図8中一点
直線で示す)、同様に従動部5と係合する。バケット本
体2を軸孔から引き上げ途中に地盤が柔軟だったりする
と、この孔壁が引っ張り出してバケット本体2が中に抑
留されたりする。このときには、駆動軸部材1を正逆回
転させて、抑留状態から脱出させることとする。このと
きにも、同様に羽部材3が当り腕13を回動させるよう
なことはなく、底蓋17はロックされたままである。
【0016】バケット本体2が軸孔から取り出される
と、このバケット本体2を地上やダンプカーの荷台等に
ソフトランディングさせる。駆動軸部材1を緩かに逆回
転させて引き上げると、羽部材3は下部係合区画8から
移動区画10を通って収納区画11へと移動する(図8
中二点鎖線で示す)。このとき、羽部材3は当り腕13
に当接してこれを図2中時計方向に回動させ、作動軸1
4を介して止め金15を受け金部16との係合から外
し、底蓋7のロック状態を解除させる。引き続き引き上
げると、底蓋7は開き、バケット本体2内の土砂は排出
される。
【0017】次に、底蓋7を閉じるときは、バケット本
体2を地上やダンプカーの荷台等にソフトランディング
すると、羽部材3は図8中破線位置から二点鎖線位置へ
移動する。引き続き、駆動軸部材1を右回転させると羽
部材3は移動区画10を通って下部、上部係合区画8,
9方向に移動し、当り腕13は、バネに引張られて、二
点鎖線の位置から実線の位置に戻されて、止め金15は
受け金部16に掛かって、底蓋17をロックする。この
時、底蓋17とバケット本体2との間に土砂等が挟まっ
た時は、羽部材3は前記方向に移動しても止め金15は
回動しなくて、ロックされず、バケット本体2を吊上げ
ると底蓋17が開いてしまう。その時は、再度バケット
本体2を下降させると、案内部分16bの斜面に添って
止め金15は受け金部16の止め孔16aの位置に回動
して、ロックする。ロックが不完全な時は、バケット本
体2を引きあげると底蓋17は開き、その時止め金15
は、掛かった位置にスプリングによって強制されるの
で、案内部分16bがないときは、この位置で底蓋17
を閉めるためにバケット本体2をソフトランディングさ
せても、止め金15と、受け金部16の止め孔16aの
位置が違うので、止め金15の結合は出来ない。結合す
るためには、前記方向と逆へ再度羽部材3を移動させ
て、ソフトランディングさせねばならず、操作は煩雑で
ある。しかし、案内部分16bによって、羽部材3を回
転させて止め金15の位置を合わせる操作を不用にし、
取扱いを簡略にしている。
【0018】次に、本発明に係る自動ドリリングバケッ
トの第2実施例を図9ないし図12に示して説明する。
第1実施例と同一部材に同一符号を付してその説明は省
略する。本実施例は、バケット本体2が大きい場合であ
る。底蓋17をバケット本体12にロックするロック機
構は、やはり底蓋17の周縁側に設ける必要があるの
で、当り腕13と作動軸14とを連結ロッド21、補助
腕22によって連結したものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、作
動空間に、駆動軸部材を押し下げたときまたは引っ張り
上げたときに羽部材が方向または上方向にそれぞれ移
動して従動部と係合する下部係合区画および上部係合
画を形成し、またこの下部係合区画と上部係合区画との
間に羽部材が当り腕に当接するように移動する移動区画
を形成したので掘削中にバケット本体が地中障害に遭遇
して回転不能に陥ると、バケット本体を逆転させなけれ
ばならないが、羽部材が下部係合区画に位置して従動部
と係合していることにより底蓋をロックしたまま逆転さ
せることができる。次に、バケット本体を軸孔から引き
上げ途中に地盤が軟弱だったりすると、この孔壁が張り
出してバケット本体が中に抑留されたりする。このとき
には、駆動軸部材を正逆回転させて、底蓋をロックさせ
たままで抑留状態から脱出させることができる。このよ
うに、バケット本体によって掘削中や引き上げ途中に、
駆動軸部材をやむを得ず逆回転させても底蓋が開くよう
なことはないので、底蓋が軸孔の中でアンカーの働をす
るのを防止することができ、バケット本体を軸孔から容
易に引き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動ドリリングバケットの第1実
施例を示す縦断面図
【図2】同横断面図
【図3】図2中C矢視図
【図4】図2中D矢視図
【図5】図1中E部分拡大断面図
【図6】図5中F矢視図
【図7】(a)受け金部の正面図(b)同平面図
【図8】従動部の展開図
【図9】この第2実施例の縦断面図
【図10】同横断面図
【図11】図10中H−H線矢視図
【図12】図10中I−I線断面図
【図13】従来の自動ドリリングバケットの縦断面図
【図14】同平面図
【図15】この駆動軸部材と従動部の連結状態を示す断
面図
【符号の説明】
1…駆動軸部材、2…バケット本体、3,4…羽部材、
5…従動部、6,7…作動空間、8…下部係合区画、9
上部係合区画、10…移動区画、13…当り腕、14
…作動軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケリーバに連結され回転駆動力を受ける
    駆動軸部材と、この駆動軸部材に固着されて一体回転す
    る羽部材と、前記駆動軸部材を摺動可能に支持しバケッ
    ト本体に設けられた従動部と、この従動部に前記羽部材
    が遊嵌されるように形成され、この羽部材と係合する上
    部係合区画および下部係合区画を有し、また上部係合区
    画と下部係合区画との間に位置するとともに前記この羽
    部材がこの上部係合区画または下部係合区画から移動可
    能な移動区画をも有する作動空間と、前記羽部材に当接
    ・回動され一定方向に付勢される当り腕と、この当り腕
    が取り付けられ回動されるとバケット本体の底蓋を開け
    る作動軸とを備え、前記羽部材を前記移動区画を通して
    従動部から突出させて前記当り腕と当接可能とし、前記
    駆動軸部材を押し下げたときまたは引っ張り上げたとき
    に前記羽部材が前記作動空間内を移動して下部係合区画
    または上部係合区画と係合し、駆動軸部材と従動部とを
    一体回転可能としたことを特徴とする自動排土ドリリン
    グバケット。
JP24228591A 1991-09-24 1991-09-24 自動排土ドリリングバケット Expired - Fee Related JPH0823256B2 (ja)

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