JPH082358Y2 - 多段引出しキャビネットにおける引出しの施解錠装置 - Google Patents

多段引出しキャビネットにおける引出しの施解錠装置

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JPH082358Y2
JPH082358Y2 JP1989062943U JP6294389U JPH082358Y2 JP H082358 Y2 JPH082358 Y2 JP H082358Y2 JP 1989062943 U JP1989062943 U JP 1989062943U JP 6294389 U JP6294389 U JP 6294389U JP H082358 Y2 JPH082358 Y2 JP H082358Y2
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locking
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正一 海野
芳次 落合
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複数の引出しを上下に配列した多段引出し
キャビネットにおける施解錠装置に関する。
[従来の技術] 従来の多段引出しキャビネットにおいては、各引出し
は、別々の鍵で施解錠されるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] そのため、引出しと同数の鍵が必要となり、その保管
管理が面倒である。
本考案は、通常の日時業務においては、多数の引出し
の施解錠を、電気的に遠隔制御及び一括制御しうるよう
にしたものであり、かつ電源やその他の電気部分の故障
により、電動施解錠装置が解錠不能になった際の、緊急
用の手動式解錠をも備える電動式施解錠装置を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案によると、複数の引出し(2)を上下方向に配
列した多段引出しキャビネット(1)において、各引出
し(2)の側板(4)の外側より突出させた係止片
(6)と、キャビネット(1)における不動部分に中央
部が回動軸(7)をもって枢着され、回動に伴って、前
端が前記係止片(6)に係合離脱しうるようになってい
る前後に長い掛鈎片(8)と、キャビネット(1)内
に、下に移動しうるように設けられ、かつ掛鈎片(8)
の後端が、ピン(12)をもって枢着されている垂直杆
(11)と、一端がキャビネット(1)の不動部分に枢着
(15a)され、かつ他端が垂直杆(11)に連係されて、
傾動することにより、垂直杆(11)を上下動させるよう
になっている傾動部材(16)と、出力軸(22)を傾動部
材(16)と連係し、供給電力に応じて傾動部材(16)お
よび垂直杆(11)を介して掛鈎片(8)を回動させて、
係止片(6)と係合させたり離脱させたりするようにな
っている電動アクチュエータ(21)と、施解錠操作によ
り、電動アクチュエータ(21)の出力軸(22)が前記係
合・離脱の双方向に動作し得るように、施解錠作動部
を、電動アクチュエータ(21)の出力軸(22)とリンク
で連係した手動式錠前とを設けたことにより、上記課題
は解決される。
[作用] 多数の引出しの施解錠を、電力により同時に行うこと
ができるので、多数の引出しを、一括管理することがで
きる。
また、通常の業務において、鍵を使用する必要はな
い。
緊急時等には、鍵を使用して、引出しを開閉すること
ができる。
[実施例] 第1図〜第3図は、本考案が適用される一般的な多段
引出しキャビネットの施解錠装置の例を示す。
(1)は、多数の引出し(2)を、上下に配置した多
段引出しキャビネットで、各引出し(2)は、サスペン
ション式のレール(3)に案内されて出し入れしうる。
引出し(2)の左右の側板(4)の外側面における、
前面板(5)よりやや後方の適所には、側方へ突出する
施錠用の係止片(6)が固着されている。
施錠装置は、通常、引出し(2)の左右両側に対称的
に設けられるが、以下、左側のもののみについて説明す
る。
引出し(2)をキャビネット(1)に収納したときの
係止片(6)の後方において、キャビネット(1)の内
側面には、前後に長い掛鈎片(8)の中央部が、左右方
向を向く回転軸(7)をもって枢支され、掛鈎片(8)
の前端部における下向きの鈎溝(9)は、係止片(6)
と係合しうるようにしてある。
なお、回転軸(7)の外端は、キャビネット(1)の
前方開口部の側部枠部材(10a)に固定されている。
掛鈎片(8)は、各段の引出し(2)毎に設けられ、
各掛鈎片(8)の後端は、側部枠部材(10)に沿って上
下方向に延びる垂直杆(11)に、ピン(12)をもって軸
止されている。従って各掛鈎片(8)は、垂直杆(11)
の上下動と連動して、同時に回動する。
垂直杆(11)の上端には、左右方向を向く側面後向コ
字形の案内部材(14)が固着され、その案内溝(13)
は、後方へ向かって開口している。
案内溝(13)には、上下方向を向く傾動部材(16)の
上端が係合され、傾動部材(16)の下端は、キャビネッ
ト(1)の前方開口部における上部枠部材(10b)に固
着した軸受(15)に枢着(15a)されている。
傾動部材(16)の上端前面には、前記案内溝(13)に
嵌合しうる係合ピン(17)が、前方に向けて突設されて
いる。
傾動部材(16)の中間部には縦長孔(18)が設けら
れ、縦長孔(18)には、キャビネット(1)の上部枠部
材(10b)内を左右方向に移動する横長の連結杆(19)
の外端(19a)に設けた止めピン(20)が嵌入されてい
る。
連結杆(19)の内端(19b)には、左右方向を向く電
動アクチュエータ(21)における外側方を向く出力軸
(22)が連結されている。
電動アクチュエータ(21)は、供給電力の正負または
オンオフに応じて、出力軸(22)を押し出したり、引き
込めたりするものであり、ソレノイド式、モータ式等の
いずれでもよい。
電動アクチュエータ(21)の出力軸(22)が突出する
と、連結杆(19)は傾動部材(16)を直立させ、案内部
材(14)を介して、垂直杆(11)を上昇させる。する
と、各掛鈎片(8)は、前下がりに回転して、鈎溝
(9)を係止片(6)に係合させ、引出し(2)を施錠
すう。
電動アクチュエータ(21)の出力軸(22)が引き込む
と、連結杆(19)は傾動部材(16)を傾動させて、垂直
杆(11)を下降させ、掛鈎片(8)を、前上がりに回動
させて係止片(6)から離脱させ、引出し(2)を解錠
する。
第4図は、上記施解錠装置に手動式のシリンダ錠(2
3)を連係し、停電等によって電動アクチュエータ(2
1)が作動不能となったとき、緊急に手動操作しうるよ
うにしたものである。
シリンダ錠(23)は、上部枠部材(10b)の中央に設
けられ、その後部には、鍵によって回転させられる円盤
(24)を有し、かつこの円盤(24)の後面の周縁近くの
上下には、後方へ突出する突栓(25)(25)が設けられ
ている。
シリンダ錠(23)は、右側の電動施解錠装置とも連係
されている。
第5図は、その連動状態を説明するものである。
左右の電動アクチュエータ(21)(21)は、それぞ
れ、外方および内方へ突出する出力軸(22a)(22b)を
備えている。
外側の出力軸(22a)の外端は、連結杆(19)の内端
にピンで連結されている。
内側の出力軸(22b)の内端には、横長孔(26)が穿
設され、この横長孔(26)には、左右方向を向くリンク
(27)の外端におけるピン(28)が係止され、各リンク
(27)の内端は、シリンダ錠(23)の円盤(24)の周辺
上下に設けた前記突栓(25)に枢支されている。
円盤(24)が中立位置にあるときは、左右の電動アク
チュエータ(21)(21)は、横長孔(26)の遊びの範囲
で、施解錠いずれの方にも、自由に動くことができる。
停電等により、電動アクチュエータ(21)(21)が非
作動状態となったときには、手動操作により、円盤(2
4)を施錠又は解錠位置へ回動させることによって、リ
ンク(27)、出力軸(22b)(22a)、連結杆(19)及び
傾動部材(16)を介して、施錠又は解錠することができ
る。
[考案の効果] (a) 施解錠が電気的に行なわれるため、多数並設さ
れた引出しを、さらにキャビネット群を、コンピュータ
等により指令制御することができる。
(b) 通常の施解錠操作には鍵を使用しないため、鍵
を紛失することがなく、また鍵が妄りに複製される恐れ
がなく、保安性が高い。
(c) 緊急手動用の鍵は、通常は使用されないので、
管理責任者が厳重に保管しておくことができる。
(d) 鍵を、複数の引出しに対して共通のものとする
ことができ、鍵の数を減らすことができる。
(e) 電動アクチュエータの出力軸に、手動式錠前
と、手動式錠前の施解錠作動部が連係されているため、
電気的に施解錠を行う場合も、手動で施解錠を行う場合
も、同一の機構を作動させることとなり、作動部分が統
一されているので、安定した施解錠操作を行うことがで
きる。
(f) 電動アクチュエータの出力軸は、手動式錠前の
操作によっても引出しの施錠および解錠の双方向に作動
し得るので、電動・手動いずれでも施解錠でき、停電等
の非常時であっても、電動アクチュエータの出力軸の施
錠または解錠状態に拘わらず、手動でも強制的に引出し
を施錠あるいは解錠することができ、防犯上有効であ
る。
(g) 引出しを施錠状態または解錠状態にする係合・
離脱の機構部分は共通であるから、電動および手動での
施解錠が可能でありながら、全体の機構をコンパクトに
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案が適用される一般的な多段引出しキャ
ビネットの施解錠装置を示す一部切欠斜視図、 第2図は、第1図におけるII-II拡大縦断面図、 第3図は、第2図におけるIII-III縦断面図、 第4図は、第1図に示す多段引出しキャビネットに、緊
急用の手動式施解錠装置を設けた一実施例を示す一部切
欠斜視図、 第5図は、緊急用手動式施解錠装置の構成概略図であ
る。 (1)キャビネット (2)引出し (3)レール (4)側板 (5)前面板 (6)係止片 (7)回転軸 (8)掛鈎片 (9)鈎溝 (10)枠部材 (10a)側部枠部材 (10b)上部枠部材 (11)垂直杆 (12)ピン (13)案内溝 (14)案内部材 (15)軸受 (16)傾動部材 (17)係合ピン (18)縦長孔 (19)連結杆 (19a)外端 (19b)内端 (20)ピン (21)電動アクチュエータ (22)(22a)(22b)出力軸 (23)シリンダ錠 (24)円盤 (25)突起 (26)横長孔 (27)リンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の引出し(2)を上下方向に配列した
    多段引出しキャビネット(1)において、 各引出し(2)の側板(4)の外側より突出させた係止
    片(6)と、 キャビネット(1)における不動部分に中央部が回動軸
    (7)をもって枢着され、回動に伴って、前端が前記係
    止片(6)に係合離脱しうるようになっている前後に長
    い掛鈎片(8)と、 キャビネット(1)内に、下に移動しうるように設けら
    れ、かつ掛鈎片(8)の後端が、ピン(12)をもって枢
    着されている垂直杆(11)と、 一端がキャビネット(1)の不動部分に枢着(15a)さ
    れ、かつ他端が垂直杆(11)に連係されて、傾動するこ
    とにより、垂直杆(11)を上下動させるようになってい
    る傾動部材(16)と、 出力軸(22)を傾動部材(16)と連係し、供給電力に応
    じて傾動部材(16)および垂直杆(11)を介して掛鈎片
    (8)を回動させて、係止片(6)と係合させたり離脱
    させたりするようになっている電動アクチュエータ(2
    1)と、施解錠操作により、電動アクチュエータ(21)
    の出力軸(22)が前記係合・離脱の双方向に動作し得る
    ように、施解錠作動部を、電動アクチュエータ(21)の
    出力軸(22)とリンクで連係した手動式錠前とを備える
    ことを特徴とする多段引出しキャビネットにおける引出
    しの施解錠装置。
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