JPH0825229B2 - 凹凸模様転写用合成樹脂製シート - Google Patents

凹凸模様転写用合成樹脂製シート

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JPH0825229B2
JPH0825229B2 JP4185528A JP18552892A JPH0825229B2 JP H0825229 B2 JPH0825229 B2 JP H0825229B2 JP 4185528 A JP4185528 A JP 4185528A JP 18552892 A JP18552892 A JP 18552892A JP H0825229 B2 JPH0825229 B2 JP H0825229B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂シートおよび芯
材よりなり、またそのシート表面に皮革しぼ模様を有す
るしぼ付積層体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種しぼ付積層体を製造する場
合は、予め凹凸模様を形成された合成樹脂シートを加熱
軟化し、また一対の押圧型の一方に芯材をその接着剤塗
布面を外側にむけて設置し、次いで芯材に前記合成樹脂
シートを重合して両押圧型によりそのシートおよび芯材
を圧着するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
法によると、両押圧型における凹凸嵌合部の口縁で合成
樹脂シートが引き伸ばされると、その引き伸ばされた部
分の凹凸模様が流れてぼけるといった問題がある。
【0004】また合成樹脂シートの凹凸模様は、エッチ
ング処理により得られた彫刻ロール等を用いて形成され
たものであるから比較的単純な連続模様に限られてしま
い、牛革等の皮革しぼ模様を備えた合成樹脂シート、し
たがってしぼ付積層体を得ることはできない。
【0005】そこで合成樹脂シートの表面に皮革しぼ模
様を付けるために、例えば小川喜代一編「プラスチック
金型便覧」の第760 〜766 頁(株式会社誠文堂新光社が
昭和40年9月に発行)に開示されるような、電鋳によ
り形成された模様型を用いることが考えられるが、従来
の電鋳による模様型はポーラス体ではなく、その模様型
の成形面には真空吸引孔が開設されてはいない。そのた
め、その成形面に皮革しぼ模様のような複雑で微細な模
様を電鋳により形成したとしても、該成形面に樹脂シー
トの表面を各部万遍なく強力に密着させることはでき
ず、その模様を忠実には転写し得ないという問題があ
る。尚、この問題を解決するために電鋳により形成され
た模様型に、樹脂成形分野における従前の真空引き技術
(その真空吸引孔の開口部直径は小さいものでも0.3
mm程度であった)を単純に適用して真空吸引孔を形成し
た場合には、皮革しぼ模様のような複雑で微細な模様を
転写すべくシートを強力に電鋳型に真空吸引させた際
に、しぼ付と同時に、比較的大きな真空吸引孔もそのま
ま転写されてしまい、高品質で商品価値の高いしぼ付シ
ートが得られなくなる、といった別の問題がある。
【0006】また、合成樹脂シートの表面にしぼ模様を
付けるために、例えば特開昭53−22567号公報に
開示される如く、金属溶射法により製作されたポーラス
な模様型を使用するようにしたものも既に提案されてい
るが、この提案のものでは、模様型の形成に金属溶射技
術を採用したことに伴い、次の(1)〜(3)のような
諸問題があるため、この模様型を用いては合成樹脂シー
トの表面に牛革等の肌模様のように複雑な皮革しぼ模様
を精度よく忠実に転写することはできない。 (1) 模様型の溶射層は、機械的な投錨効果で付着する、
酸化物含有の溶射金属粒子の堆積集合体より構成されて
いるため、自動車のインパネ等に対応した大型で複雑な
形状の模様型では必要とする機械的強度(特に耐衝撃
性)や剛性が得られない。特にシート表面を緻密にする
べく粒径の細かい金属溶射粒子で溶射層を構成しようと
すると、酸化物の含有量が更に多くなって溶射層の機械
的強度が一層低下する。 (2) 前記溶射層は、金属粒子(溶滴)が素地表面に衝突
して扁平となった溶射粒子が堆積されてポーラスな層状
組織となったものであるから、該溶射層の表面に予定外
の凹凸や孔がランダムに生成され易く、そのため該表面
に無傷で且つ皮しぼ模様等の超精密な模様を再現させる
ことは実質的に困難である。 (3) 前記溶射層は、その溶射条件(例えば材料、粒度、
溶射角度、距離等)により異なり易く、そのためシート
表面にその形状を問わず全面に亘って略均一な孔径で且
つ略等間隔置きに通気孔を開口させるようなことも実質
的に困難であり、そのため、合成樹脂シートに対するし
ぼ付時に各通気孔より真空引きを行うにしてもシート表
面を、成形面全体に亘って適正な吸引力で均等に吸引す
ることはできないので明瞭な模様の転写が困難である。
【0007】本発明は以上の諸事情に鑑み提案されたも
ので、電鋳により、皮革しぼ模様を精密に付したポーラ
スな模様型を製造し、その電鋳工程で得た、開口部直径
が特定寸法の無数の微細連続気孔を利用して、高温加熱
された合成樹脂シートを模様型に強力且つ適正な真空吸
引作用を以て密着させ、これにより皮革しぼ模様を合成
樹脂シートの表面に極めて忠実に転写することができる
ようにし、またその転写工程に引き続いて合成樹脂シー
トと芯材との接合を行い、皮革しぼ模様の流れのない前
記しぼ付積層体を得ることのできる前記製造方法を提供
することを目的とする。
【0008】尚、本出願人は、本発明の実施に際し合成
樹脂シート表面のしぼ付に使用し得るしぼ付型に係る発
明を本願と同日付で特許出願(特公昭63-62379号公報=
特許第1510152 号)している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、芯材の一面に接着剤を塗布する工程と;前
記芯材を、該芯材の接着剤塗布面を外側に向けて押圧型
に設置する工程と;合成樹脂シートを高温加熱する工程
と;皮革しぼ模様を持つシート重合面と、該シート重合
面全体に亘り均一に分布する開口部の直径が0.03〜
0.05mmの無数の微細連続気孔とを有するように電鋳
により製造され、且つ背面に多数の微小粒状物相互間を
部分的に接合して形成されるバックアップ体を備えた、
ポーラスな模様型に、前記合成樹脂シートを前記押圧型
により押圧して重合する工程と;前記バックアップ体に
おける微小粒状物相互間の空隙より形成された無数の連
続気孔および前記模様型の前記微細連続気孔を通じ前記
合成樹脂シートに真空吸引作用を与えて前記合成樹脂シ
ートを前記シート重合面に密着させることにより該合成
樹脂シート表面に前記皮革しぼ模様を転写する工程と;
前記バックアップ体の前記連続気孔および前記模様型の
前記微細連続気孔を通じ前記合成樹脂シートにブロー圧
をかけて該合成樹脂シートを前記シート重合面から離型
すると共に前記芯材に押圧して両者を一体に接合する工
程と;を順次行うことを特徴とする。
【0010】
【実施例】図1は、合成樹脂シートSと芯材Cとよりな
るしぼ付積層体を得るための製造装置を示し、その製造
装置は昇降自在な第1可動部11 と、その下方に位置す
る昇降自在な第2可動部12 とよりなる。
【0011】第1可動部11 は次のように構成される。
即ち、天壁2を有する箱体3の下向き開口部4は、成形
すべき成形体の形状に合致する形状を持つ模様型5によ
り閉鎖され、その型5の外周縁は当て板6を介して箱体
3のフランジ7に複数のボルト8およびナット9により
固着されている。箱体3の天壁2からは支持板10が吊
下されており、その支持板10の下縁には複数本のアン
グル材11の中間部が図1と直交する平面内において所
定の間隔で溶着され、また各アングル材11の両端部は
箱体3内面に溶着される。模様型5は、各アングル材1
1を貫通して模様型5のねじ筒12に螺着した複数のボ
ルト13を介し各アングル材11に吊持される。フラン
ジ7の内周縁において、それと模様型5間に真空シール
材14が介装される。
【0012】模様型5は図2,3に示すように、ポーラ
スなニッケル電鋳体よりなり、そのシート重合面5aに
は牛革の肌模様を忠実に再現した皮革しぼ模様15が形
成されている。また模様型5に、その厚さ方向に延びる
無数の微細連続気孔16が模様型5全体に亘って均一に
分布するように形成され、それら微細連続気孔16は真
空吸引孔として用いられる。それら微細連続気孔16に
おいて、シート重合面5a全体に亘り均一に分布する開
口部16aは縦および横方向に約0.2mmのピッチで配
列しており、それらの直径は0.03〜0.05mmであ
る。このように微細連続気孔16の開口部16aは極め
て小径であるため皮革しぼ模様15を何等損なうことは
ない。
【0013】模様型5の製造は、牛革より精密模型を作
製する工程、精密模型の牛革しぼ模様面に導電層を形成
する工程、導電層の表面に直径0.2mmのポリスチレン
ビーズを4層に積層し、その上にガラスビーズを網に入
れた浮上り防止体を載せて精密模型をメッキ液層に設置
する工程、最上層のポリスチレンビーズの上部周面が露
出する程度の厚さにメッキ層を形成して相隣るポリスチ
レンビーズ間の空間をニッケルで満たす電鋳工程および
ポリスチレンビーズをニッケル電鋳体より溶出する工程
を順次経て行われる。
【0014】このポリスチレンビーズの溶出により、最
下層のポリスチレンビーズと精密模型上の導電層との接
点に開口部16aが、またニッケル電鋳体内にポリスチ
レンビーズの大きさに相当する空洞16bと相隣るポリ
スチレンビーズ間の接点に相隣る空洞16bの連通孔1
6cが、さらに最外層のポリスチレンビーズの上部周面
が露出していた位置に開口部16dがそれぞれ形成さ
れ、これにより微細連続気孔16が得られる。
【0015】箱体3内において、模様型5の背面に、そ
の模様型5を補強すべく連続気孔を有する微小粒状物製
バックアップ体17が一体に接合される。バックアップ
体17は、模様型5側に配設されてステンレス鋼等の耐
食性に優れた無数の鋼球の相隣るもの相互間をエポキシ
樹脂等の熱硬化性合成樹脂により部分接合した第1層1
71 と、その第1層171 に積層されて無数のガラスビ
ーズの相隣るもの相互間を前記同様の熱硬化性合成樹脂
により部分接合した第2層172 とよりなる。
【0016】第1層171 を形成する場合は、図4に示
すように表面に薄い前記熱硬化性合成樹脂よりなる樹脂
層R1 を有する70〜150μの鋼球18を所定量箱体
3内に注入し、その後鋼球18および樹脂層R1 を70
〜80℃に加熱して樹脂層R 1 の相隣る鋼球18間の接
点に位置する部位を接合し、各接合点で囲まれる空隙V
1 を形成するものである。この空隙V1 により第1層1
71 に無数の連続気孔が形成される。この鋼球18相互
間の接合時に第1層171 と模様型5間も前記樹脂層R
1 により接合される。
【0017】また第2層172 を形成する場合は、軽量
化のために凹部17aを形成すべくそれと同形の部材
(図示せず)を箱体3内に吊持し、第1層171 の上に
図5に示すように表面に薄い前記樹脂層R2 を有する4
00〜600μのガラスビーズ19を所定量注入し、そ
の後、ガラスビーズ19および樹脂層R2 を70〜80
℃に加熱して樹脂層R2 の相隣るガラスビーズ19間の
接点に位置する部位を接合し、各接合点で囲まれる空隙
V2 を形成するものである。この空隙V2 により第2層
172 に無数の連続気孔が形成される。このガラスビー
ズ19相互間の接合時に第1層171 と第2層172 間
も前記樹脂層R2 によりそれぞれ接合される。
【0018】支持板10に、複数の貫通孔20が形成さ
れ、これら貫通孔20によりガラスビーズ19の注入時
その流れが支持板10により妨げられないようになって
いる。
【0019】前記のようにバックアップ体17は微小な
鋼球18およびガラスビーズ19より構成されるので、
そのバックアップ体17を模様型5の背面に十分に倣わ
せることが可能であり、これによりポーラスな模様型5
を確実に補強することができる。またバックアップ体1
7に真空吸引孔を加工する必要がないといった利点もあ
る。
【0020】第1層171 に、模様型5を全域に亘り均
等に冷却し得るように冷却管21が蛇行して埋設され
る。この場合第1層171 は鋼球18を主体とするので
熱伝導性が良好であり、したがって模様型5を効率良く
冷却することができる。また冷却管21の蛇行埋設によ
り第1層171 が補強される。
【0021】箱体3内は切換弁22を介して真空ポンプ
231 およびブロア24に接続される。
【0022】第2可動部12 は次のように構成される。
即ち、底壁25を有する箱体26の上向き開口部27
に、模様型5に合致する形状を持った押圧型28が固着
される。押圧型28の上面に芯材Cを嵌め込むための凹
部29が形成され、またその押圧型28にそれを貫通す
るように複数の真空吸引孔30が型全体に略均一に分布
するように形成される。箱体26内は真空ポンプ232
に接続される。
【0023】合成樹脂シートSとしては、ポリ塩化ビニ
ル等よりなるシート単体、またはそのシートを表皮層と
し、これにポリプロピレン発泡シートをクッション層と
して貼合わせた積層シートが用いられる。
【0024】芯材Cは、ABS樹脂等よりなる板に複数
の小径な真空吸引孔31を形成し、この板を押圧型28
の凹部29に合致するように成形したものが用いられ
る。
【0025】次に、しぼ付積層体の製造について説明す
る。先ず芯材Cの表面には接着剤としてホットメルト接
着剤を塗布し、その接着剤を加熱軟化する。
【0026】図1に示すように、第1可動部11 を上昇
させ、また第2可動部12 を下降させて模様型5と押圧
型28を開き、その押圧型28の凹部29に前記芯材C
をその接着剤塗布面を外側に向けて嵌め込んで設置し、
その各真空吸引孔31を押圧型28の各真空吸引孔30
に合致させる。
【0027】表皮層aおよびクッション層bよりなる合
成樹脂シートSを略180℃に高温加熱して軟化させ、
その表皮層aを上にして合成樹脂シートSを第1および
第2可動部11 ,12 間に配設する。
【0028】図6に示すように、第1可動部11 を下降
させ、また第2可動部12 を上昇させて模様型5と押圧
型28間に合成樹脂シートSを挟着する。合成樹脂シー
トSは押圧型28により模様型5のシート重合面5aに
押圧されるので、その面5aに対するなじみ性が良い。
この場合、模様型5はバックアップ体17により補強さ
れているので、合成樹脂シートSの押圧時、模様型5が
変形、破損等をすることがない。
【0029】第1可動部11 の箱体3内を切換弁22を
介して真空ポンプ231 に接続し、その真空ポンプ23
1 によりバックアップ体17の連続気孔および模様型5
の、その全体に亘って均一に分布する無数の微細連続気
孔16を通じて合成樹脂シートSに真空吸引作用を与え
る。合成樹脂シートSはシート重合面5aに押圧型28
により充分になじませられているので、そのシートS
は、直ちにシート重合面5a全体に強く密着し、これに
よりそのシートSの表面に皮革しぼ模様15が正確に、
且つ明瞭に転写され、同時にシートSは模様型5の形状
に成形される。模様型5は冷却管21により冷却されて
いるので、シートSは直ちに冷却され、皮革しぼ模様1
5および形状の崩れが防止される。この場合、各微細連
続気孔16の開口部16aの直径は、前記のように極め
て小径に形成されているので、各開口部16aが合成樹
脂シートSの表面に転写されることはない。またバック
アップ体17の補強作用によって模様型5の変形等が防
止される。さらにシート重合面5a側から真空吸引を行
うので、そのシート重合面5aと合成樹脂シートSとの
間に空気溜りを生じることはない。
【0030】第2可動部12 側の真空ポンプ232 を作
動させて前記シートSより成形された成形体を押圧型2
8および芯材Cの表面に真空吸引すると共に第1可動部
11の箱体3内を切換弁22を介しブロア24側に切り
換えて成形体にブロー圧をかける。
【0031】これにより成形体は模様型5より離型する
と共に芯材Cに密着してそれと一体に接合される。成形
体は模様型5に強く密着しているので前記真空吸引作用
およびブロー圧を併用することは、成形体の離型を促進
するために極めて有効な手段である。
【0032】ブロア24を停止し、また第2可動部12
の箱体26内を大気に切換え、その後第1可動部11 を
上昇させ、また第2可動部12 を下降させて押圧型28
より積層体Lを外す。
【0033】この積層体Lの表面には、牛革の肌模様と
同一の皮革しぼ模様15が流れることなく明瞭に付さ
れ、また合成樹脂シートSよりなる成形体と芯材Cとの
接合強度も大きく、耐久性に優れている。この種しぼ付
積層体Lは、自動車用インストルメントパネル、内装材
等に好適である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、模様型と
して、皮革しぼ模様をもつシート重合面と、そのシート
重合面全体に亘り均一に分布する開口部の直径が0.0
3〜0.05mmの無数の微細連続気孔とを有するように
電鋳により製造されたポーラスなものを用いるので、そ
の皮革しぼ模様を容易に、且つ忠実に再現して模様型に
具備させることが可能であり、また各開口部の直径を前
記のように特定することによって、合成樹脂シート表面
への各開口部の転写を回避しつゝそのシートにを模様型
のシート重合面側から各部略均等に、しかも適正且つ強
力な吸引力を以て真空吸引することができる。これによ
り、シート重合面および合成樹脂シート間に空気溜りを
生じさせることなく、その合成樹脂シートをシート重合
面に確実に密着させて、前記皮革しぼ模様を合成樹脂シ
ートの表面に明瞭に転写し、また転写工程に引き続いて
合成樹脂シートに芯材を接合して、皮革しぼ模様の流れ
のない高品質なしぼ付積層体を得ることができる。
【0035】また上記微細連続気孔を通じての合成樹脂
シートに対する真空引きにより、そのシートが模様型の
シート重合面に各部万遍なく強力に吸着される結果、該
シートが模様型のシート重合面に於けるしぼ面に強固に
密着し食い込む状態となっても、上記微細連続気孔の各
開口部を通して合成樹脂シートにブロー圧を各部万遍な
く均等に作用させて該シートの模様型からの離型を行う
ようにしているので、その離型を簡単確実に、しかもシ
ート表面を損傷させたり折り皺を生じさせることなく的
確に行うことができ、従って離型の作業性を高めること
ができると共に、しぼ模様の転写精度の一層の向上を図
ることができる。また上記離型時のブロー圧により、合
成樹脂シートを芯材に押圧して該シートと芯材とを確実
に接合することができる。その上、模様型における前記
微細連続気孔を、模様転写時の真空引き用の吸引孔とシ
ート離型時のブロー圧吹出し用の吹出孔とに共用するこ
とができるため、それだけ型構造の簡素化に寄与するこ
とができる。
【0036】またポーラスな模様型を微小粒状物製バッ
クアップ体により確実に補強して、しぼ付積層体製造時
における模様型の変形、損傷等を防止することができ
る。その上、バックアップ体の空隙を利用して連続気孔
を形成するので、そのバックアップ体に真空吸引孔を加
工する必要がない、といった製造装置構成上の利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に用いられる製造装置の断面図
【図2】模様型の部分平面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】バックアップ体における第1層の一部の断面図
【図5】バックアップ体における第2層の一部の断面図
【図6】しぼ付および成形工程を示す前記装置の断面図
【符号の説明】
S 合成樹脂シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 9:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材の一面に接着剤を塗布する工程と;
    前記芯材を、該芯材の接着剤塗布面を外側に向けて押圧
    型に設置する工程と;合成樹脂シートを高温加熱する工
    程と;皮革しぼ模様を持つシート重合面と、該シート重
    合面全体に亘り均一に分布する開口部の直径が0.03
    〜0.05mmの無数の微細連続気孔とを有するように電
    鋳により製造され、且つ背面に多数の微小粒状物相互間
    を部分的に接合して形成されるバックアップ体を備え
    た、ポーラスな模様型に、前記合成樹脂シートを前記押
    圧型により押圧して重合する工程と;前記バックアップ
    体における微小粒状物相互間の空隙より形成された無数
    の連続気孔および前記模様型の前記微細連続気孔を通じ
    前記合成樹脂シートに真空吸引作用を与えて前記合成樹
    脂シートを前記シート重合面に密着させることにより該
    合成樹脂シート表面に前記皮革しぼ模様を転写する工程
    と;前記バックアップ体の前記連続気孔および前記模様
    型の前記微細連続気孔を通じ前記合成樹脂シートにブロ
    ー圧をかけて該合成樹脂シートを前記シート重合面から
    離型すると共に前記芯材に押圧して両者を一体に接合す
    る工程と;を順次行うことを特徴とするしぼ付積層体の
    製造方法。
JP4185528A 1992-07-13 1992-07-13 凹凸模様転写用合成樹脂製シート Expired - Lifetime JPH0825229B2 (ja)

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