JPH08256561A - 二面刈り用草刈機 - Google Patents

二面刈り用草刈機

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JPH08256561A
JPH08256561A JP6911095A JP6911095A JPH08256561A JP H08256561 A JPH08256561 A JP H08256561A JP 6911095 A JP6911095 A JP 6911095A JP 6911095 A JP6911095 A JP 6911095A JP H08256561 A JPH08256561 A JP H08256561A
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JP
Japan
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slope
traveling
cutting
mowing
machine body
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JP6911095A
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English (en)
Inventor
Akishi Kuromi
晃志 黒見
Yoshihide Kanai
芳秀 金井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 法面刈取装置が受ける刈り取り反力によって
発生する走行機体が横方向に振られるモーメントを軽減
して、二面刈り用草刈機における操縦性および刈り高さ
精度の向上を図る。 【構成】 走行機体1の前方に走行路面上の草を刈り取
る平面刈取装置2を備えるとともに、走行機体1の横側
に走行路面の一側端に連なる斜面上の草を刈り取る法面
刈取装置3を備えた二面刈り用草刈機において、平面刈
取装置2を、縦軸芯周りに回転駆動される回転ブレード
16の作用により切断を行うロータリ式に構成するとと
もに、法面刈取装置3が受ける刈り取り反力によって走
行機体1が横方向に振られるモーメントの方向と、平面
刈取装置2が受ける刈り取り反力によって走行機体1が
横方向に振られるモーメントの方向とが相反するよう
に、回転ブレード16の回転方向を設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体の前方に走行
路面上の草を刈り取る平面刈取装置を備えるとともに、
前記走行機体の横側に前記走行路面の一側端に連なる斜
面上の草を刈り取る法面刈取装置を備えた二面刈り用草
刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような二面刈り用草刈機と
しては、例えば、実開昭61‐95229号公報などで
開示されているように、走行機体の直前方に、上下一対
の刃体同士の相対的な横往復摺動により切断を行うレシ
プロ式に構成された平面刈取装置を備えるとともに、走
行機体の横側に、支軸周りに回転駆動される回転ブレー
ドの作用により切断を行うロータリ式に構成された法面
刈取装置を備えたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、平面刈取装置は、走行機体の直前方に配備されると
ともに、刈り取り反力をその前面全体で受けるレシプロ
式に構成されていることから、平面刈取装置が受ける刈
り取り反力によって走行機体が横方向に振られるモーメ
ントは殆ど発生しない。一方、法面刈取装置は、走行機
体の横側に配備されることから、法面刈取装置が受ける
刈り取り反力によって走行機体が横方向に振られるモー
メントが大きく発生するようになる。つまり、上記従来
技術における草刈り作業時においては、法面刈取装置が
受ける刈り取り反力によって発生する前記モーメントに
より、ハンドルが取られて走行機体が法面刈取装置側に
振られるようになることから、それを抑制するためには
操縦操作にかなりの労力を要するとともに、走行機体が
法面刈取装置側に振られた場合には、刈り高さが不揃い
になる不都合が生じるようになっていた。
【0004】本発明の目的は、法面刈取装置が受ける刈
り取り反力によって発生する走行機体が横方向に振られ
るモーメントを軽減して、二面刈り用草刈機における操
縦性および刈り高さ精度の向上を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、走行機体の前方に走行路面上の草
を刈り取る平面刈取装置を備えるとともに、前記走行機
体の横側に前記走行路面の一側端に連なる斜面上の草を
刈り取る法面刈取装置を備えた二面刈り用草刈機におい
て、前記平面刈取装置を、縦軸芯周りに回転駆動される
回転ブレードの作用により切断を行うロータリ式に構成
するとともに、前記法面刈取装置が受ける刈り取り反力
によって前記走行機体が横方向に振られるモーメントの
方向と、前記平面刈取装置が受ける刈り取り反力によっ
て前記走行機体が横方向に振られるモーメントの方向と
が相反するように、前記回転ブレードの回転方向を設定
した。
【0006】本第2発明では、上記第1発明において、
前記走行機体の前方に、左右方向に向き調節固定自在な
走行安定用の接地輪を設けた。
【0007】
【作用】本第1発明によると、平面刈取装置を、走行機
体が横方向に振られるモーメントが発生する刈り取り反
力を受けるロータリ式に構成するとともに、そのモーメ
ントの方向を、法面刈取装置が受ける刈り取り反力によ
って発生するモーメントの方向と相反する方向に設定し
ていることから、法面刈取装置が受ける刈り取り反力に
よって発生する走行機体が横方向に振られるモーメント
は、それとは逆方向の平面刈取装置が受ける刈り取り反
力によって発生する走行機体が横方向に振られるモーメ
ントにより相殺、あるいは、軽減されるようになる。つ
まり、草刈り作業時に、法面刈取装置が受ける刈り取り
反力によりハンドルが取られて走行機体が法面刈取装置
側に振られる不都合がなくなる、あるいは、軽減される
ようになることから、操縦操作に要する労力が軽減され
るとともに、走行機体が横方向に振られて刈り高さが不
揃いになる不都合が生じ難くなる。
【0008】ちなみに、ロータリ式に構成した平面刈取
装置における回転ブレードの回転方向としては、法面刈
取装置を走行機体の左横側に配備している場合は、平面
視における反時計周り方向に設定すればよく、また、法
面刈取装置を走行機体の右横側に配備している場合は、
平面視における時計周り方向に設定すればよい。
【0009】本第2発明によると、走行機体が横方向に
振られるモーメントが上記第1発明の構成だけでは相殺
されなかった場合には、走行機体の前方に設けた走行安
定用の接地輪を、走行機体が振られる側と反対方向に、
その軽減された残存モーメントに応じた操作量で向き調
節して固定することによって、草刈り作業時に発生する
走行機体が横方向に振られるモーメントを確実に相殺で
きるようになる。つまり、草刈り作業時に、法面刈取装
置が受ける刈り取り反力によりハンドルが取られて走行
機体が法面刈取装置側に振られる不都合がなくなること
から、操縦操作に要する労力が大幅に軽減されるととも
に、走行機体が横方向に振られて刈り高さが不揃いにな
る不都合がない。
【0010】
【発明の効果】従って、本第1発明によれば、平面刈取
装置の構成に創意工夫を凝らすことによって、二面刈り
用草刈機における操縦性および刈り高さ精度の向上を図
れるようになった。
【0011】本第2発明によれば、二面刈り用草刈機に
おける操縦性および刈り高さ精度の向上を、より一層好
適に図れるようになった。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1には、本発明に係わる草刈機の全体構
成が示されている。この草刈機は、歩行操縦型の走行機
体1、走行路面上の草を刈り取るように走行機体1の前
方に備えられた平面刈取装置2、および、走行路面の一
側端に連なる斜面上の草を刈り取るように走行機体1の
横側に備えられた法面刈取装置3、によって構成されて
いる。
【0014】走行機体1は、操縦ハンドル4を一体的に
備えるように機体前下部から機体上部後方に向けて延出
する状態に屈曲形成された鋼管材からなる機体フレーム
5、機体フレーム5に支持連結されたエンジン6、エン
ジン6の左側部に連結されたミッションケース7、ミッ
ションケース7の左側部から下方に向けて延設された伝
動ケース8、および、伝動ケース8の延出端に軸支され
た一つの走行車輪9、などによって一輪式に構成されて
いる。機体フレーム5の前部右側には、平面刈取装置2
を支持する第一支持杆10が機体前方に向けて延設され
ている。また、平面刈取装置2の中央部から前方に向け
て補助杆48が延設されており、この補助杆48の延出
端には、走行車輪9と前後方向に並ぶ走行安定用の接地
輪11が配備されている。図2にも示すように、機体フ
レーム5の前部左横側には、左右向きの第二支持杆12
が機体横外方に向けて突出する状態に延設されている。
第二支持杆12には、機体前方に向けて突出する状態に
延設された前後向きの第三支持杆13が上下揺動自在に
支持されている。第三支持杆13には、法面刈取装置3
を刈り幅方向に位置調節自在に支持する支持ボックス1
4が左右揺動自在に枢支されている。つまり、法面刈取
装置3は、支持ボックス14を介して前後方向視におけ
る角度調節自在に第三支持杆13に支持されるととも
に、支持ボックス14および第三支持杆13を介して前
後揺動自在に第二支持杆12に支持されている。
【0015】図1に示すように、平面刈取装置2は、第
一支持杆10の中間部に支持固定された第一油圧モータ
15、第一油圧モータ15の作動により縦軸芯周りに回
転駆動される一枚の回転ブレード16、回転刃16の上
部を覆うモーアハウジング17、などによって衝撃切断
を行うロータリ式に構成されている。一方、法面刈取装
置3は、図2〜図4にも示すように、上下一対の押さえ
板18,19、上下一対の押さえ板18,19により挾
持された上下一対の刃体20,21、および、上下一対
の刃体20,21同士を相対的に一定ストロークで横往
復移動させる第二油圧モータ22、などによってはさみ
切断を行うレシプロ式に構成されており、法面刈取装置
3としての小型化および軽量化が図られている。
【0016】以下、法面刈取装置3の構成について詳述
する。
【0017】図1〜図4に示すように、上下一対の刃体
20,21の夫々は、その刈り幅方向に複数の平面視山
型の刃部20a,21aが所定間隔を隔てて並ぶ状態に
形成された平鋼材によって構成されている。上下一対の
刃体20,21の夫々には、ボルト挿通用の複数の長孔
20b,21bが、その刈り幅方向に刃部20a,21
aの間隔よりも大きく設定された所定間隔を隔てて並ぶ
ように穿設されている。一方、上下一対の押さえ板1
8,19の夫々には、ボルト挿通用の複数の慣通孔が、
刈り幅方向に刃体20,21の長孔20b,21bと同
じ間隔に設定された所定間隔を隔てて並ぶように穿設さ
れている。刃体20,21の長孔20b,21bとボル
ト23との間にはスペーサ24が介装されている。つま
り、ボルト23を、押さえ板18,19の慣通孔と刃体
20,21の長孔20b,21bに挿通した後、ナット
25に螺合して締め付けることによって、上下一対の刃
体20,21同士の相対的な横往復移動を許容しなが
ら、上下一対の押さえ板18,19により刃体20,2
1の浮き上がりを阻止できるようになっている。また、
上下一対の刃体20,21と第二油圧モータ22との間
には、第二油圧モータ22からの回転動力を上下一対の
刃体20,21同士の相対的な横往復移動力に変換する
カム機構26が介装されている。カム機構26は、第二
油圧モータ22の出力ギア22aに噛合する入力ギア2
7、入力ギア27と一体回転自在に連結された伝動軸2
8、伝動軸28と一体回転自在に連結された第一偏芯カ
ム29と第二偏芯カム30、第一偏芯カム29を相対回
転自在に外嵌するとともに上側の刃体20の一端に枢支
連結された第一リンク31、および、第二偏芯カム30
を相対回転自在に外嵌するとともに上側の刃体21の一
端に枢支連結された第二リンク32などによって構成さ
れ、カムケース33に内装されるようになっている。第
一偏芯カム29と第二偏芯カム30は、互いの位相が1
80°異なるように伝動軸28に連結されている。以上
の構成によって、法面刈取装置3は、上下一対の刃体2
0,21同士の相対的な横往復移動によるはさみ切断が
行えるようになっている。
【0018】図1〜図3に示すように、法面刈取装置3
を支持する支持ボックス14の内側面には、右側の操縦
ハンドル4に備えられた第一スイッチS1の操作に基づ
いて作動する第一電動モータ34が配備されている。支
持ボックス14を支持する第三支持杆13には、第一伝
動モータ34の出力軸34aに一体回動自在に連結され
たピニオン35と噛合するセクタギア36が固着されて
いる。そして、第一電動モータ34の作動によりピニオ
ン35を正逆転駆動させることによって、法面刈取装置
3を、前後方向視で、言い換えると、第三支持杆13の
軸芯周りに角度調節できるようになっている。つまり、
支持ボックス14、第一電動モータ34、ピニオン3
5、および、セクタギア36によって、前後方向視にお
ける法面刈取装置3の角度調節を行う角度調節機構Aが
構成されており、この角度調節機構Aの作動によって、
法面刈取装置3の姿勢を、走行路面に沿った水平姿勢、
あるいは、走行路面の一側端に連なる斜面の傾斜に沿っ
た種々の傾斜姿勢に容易かつ迅速に変更できるようにな
っている。
【0019】一方、支持ボックス14の外側面には、左
側の操縦ハンドル4に備えられた第二スイッチS2の操
作に基づいて作動する第二電動モータ37が装備されて
いる。法面刈取装置3における下側の押さえ板19に
は、第二電動モータ37の出力軸37aに一体回動自在
に連結されたピニオン38と噛合するラック39が形成
されている。そして、第二電動モータ37の作動により
ピニオン38を正逆転駆動させることによって、支持ボ
ックス14による法面刈取装置3の支持位置を刈り幅方
向に位置調節できるようになっている。つまり、第二電
動モータ37、ピニオン38、および、ラック39によ
って、法面刈取装置3を刈り幅方向において位置調節す
る位置調節機構Bが構成されており、この位置調節機構
Bの作動によって、法面刈取装置3の有効刈り幅hを、
走行路面の一側端に連なる斜面の長さや、法面刈取装置
3の直前に立木などの障害物が存在するなどの状況に応
じて容易かつ迅速に変更できるようになっている。
【0020】図1および図2に示すように、左側の操縦
ハンドル4には、下方に向けて延設された操作レバー4
0が前後揺動自在に支持されている。操作レバー40
は、操作ロッド41を介して、第二支持杆12に支持さ
れた第三支持杆13のボス部13Aに備えられた操作ア
ーム13aに連結されている。そして、操作レバー40
を前後方向に揺動操作することによって、法面刈取装置
3を、その前後揺動方向において直立した状態(図1に
おいて実線で示す状態)となる作業姿勢と、位置調節機
構Bの作動によって機体上方に引き上げ調節された状態
(図1において一点鎖線で示す状態)で機体後部側へ倒
伏した状態(図1において二点鎖線で示す状態)となる
格納姿勢とに姿勢変更できるようになっている。つま
り、操作レバー40、操作ロッド41、および、第三支
持杆13によって、法面刈取装置3の姿勢を作業姿勢と
格納姿勢とに切り換える姿勢切換機構Cが構成されてい
る。法面刈取装置3の作業姿勢においては、第三支持杆
13の先端部が、平面刈取装置2のモーアハウジング1
7の左側上面部における前後中間箇所に立設された係合
片17aに係合支持されるようになっている。第三支持
杆13の先端部とモーアハウジング17の係合片17a
との係合状態は法面刈取装置3の自重によって維持され
るようになっており、これによって、法面刈取装置3を
作業姿勢に保持できるようになっている。一方、法面刈
取装置3の格納姿勢においては、法面刈取装置3におけ
る上方延出端側が、左側の操縦ハンドル4から横外側方
に向けて屈曲延設された受け具42によって受け止めら
れるようになっている。つまり、この格納姿勢において
は、法面刈取装置3が、機体後部の左側操縦ハンドル4
の横側に近接して第二支持杆12から左側操縦ハンドル
4の受け具42にわたる状態に倒伏するようになってお
り、非作業時には、法面刈取装置3をこの倒伏した格納
姿勢に切り換えることによって、草刈機の全体を小さく
纏めることができるとともに、重量バランスを安定させ
ることができるようになっている。したがって、非作業
走行時における操縦性の向上を図れるとともに、運搬車
などによる輸送時において有利にすることができるよう
になっている。法面刈取装置3の格納姿勢は、法面刈取
装置3の自重によって保持されるようになっている。
【0021】図1、図3および図4に示すように、法面
刈取装置3には、支持ボックス14と第二油圧モータ2
2とにわたって、支持ボックス14から上方に延出した
状態となる刃体20,21の非刈取作用部20A,21
Aを覆うカバー体43が設けられている。このカバー体
43は、位置調節機構Bの作動による支持ボックス14
に対する法面刈取装置3の刈り幅方向における位置調節
に伴って伸縮する蛇腹状に形成されている。法面刈取装
置3の格納姿勢においては、刃体20,21の全体が支
持ボックス14から上方に延出する状態になることか
ら、刃体20,21の全体がカバー体43によって覆わ
れるようになっている。つまり、このカバー体43を設
けることによって、走行機体1の上方に向けて延出した
刃体20,21の非刈取作用部20A,21Aに作業者
や他物などが不測に接触する虞を解消している。
【0022】図1および図5に示すように、この草刈機
は、法面刈取装置3が走行機体1の左横側に配備されて
いることから、草刈り作業時には、法面刈取装置3が受
ける刈り取り反力によって、走行機体1が左方向に振ら
れるモーメントが大きく発生するようになっている。ま
た、平面刈取装置2が、縦軸芯周りに回転駆動される回
転ブレード16の作用により切断を行うロータリ式に構
成されるとともに、回転ブレード16の回転方向が、そ
の平面視において反時計方向に回転するように設定され
ていることから、草刈り作業時には、平面刈取装置2が
受ける刈り取り反力によって、走行機体1が右方向に振
られるモーメントも発生するようになっている。つま
り、平面刈取装置2を、走行機体1が横方向に振られる
モーメントが発生する刈り取り反力を受けるロータリ式
に構成するとともに、そのモーメントの方向が、法面刈
取装置3が受ける刈り取り反力によって発生するモーメ
ントの方向と相反する方向となるように、回転ブレード
16の回転方向を設定することによって、法面刈取装置
3が受ける刈り取り反力によって発生するモーメント
を、それとは逆方向となる平面刈取装置2が受ける刈り
取り反力によって発生するモーメントにより相殺、ある
いは、軽減できるようになっている。そして、この構成
によって、草刈り作業時における法面刈取装置3が受け
る刈り取り反力により走行機体1が法面刈取装置3側に
振られる不都合がなくなる、あるいは、軽減されるよう
になり、操縦操作に要する労力が軽減されるとともに、
刈り高さが不揃いになる不都合が生じ難くなる。
【0023】走行機体1の前方に配設された走行安定用
の接地輪11の構成について詳述すると、図1および図
5に示すように、接地輪11は、第一支持杆10の延出
端に縦軸芯周りに回動自在に軸支された支持ブラケット
44に軸支されている。支持ブラケット44の右側に
は、右側の操縦ハンドル4に備えられた操作レバー45
と操作ロッド46を介して連結される操作アーム44a
が右外方に向けて延設されている。操作レバー45は、
前後揺動操作自在に、かつ、保持機構45Aの作用によ
り各操作量で位置固定可能となるように構成されてい
る。また、第一支持杆10の延出端における支持ブラケ
ット44の上方には、支持ブラケット44の回動軸芯を
中心とする円弧状の長孔47aが穿設された扇状の固定
ブラケット47が固着されている。支持ブラケット44
の上面には、固定ブラケット47の長孔47aを挿通す
るピン44bが立設されている。つまり、接地輪11
は、長孔47aの範囲内において、操作レバー45の操
作によって左右方向に向き調節固定自在となるように構
成されている。そして、法面刈取装置3が受ける刈り取
り反力によって発生するモーメントと、それとは逆方向
となる平面刈取装置2が受ける刈り取り反力によって発
生するモーメントとが相殺されずに、走行機体1が横方
向に振られるような場合には、接地輪11を、操作レバ
ー45の操作によって、走行機体1が振られる側と反対
方向に、その軽減された残存モーメントに応じた操作量
で向き調節して固定することにより、草刈り作業時に発
生する走行機体1が横方向に振られるモーメントを確実
に相殺できるようになる。これによって、草刈り作業時
に、走行機体1が横方向に振られる不都合がなくなり、
操縦操作に要する労力が大幅に軽減されるとともに、走
行機体が横方向に振られて刈り高さが不揃いになる不都
合がない。
【0024】図1、図5および図6に示すように、平面
刈取装置2のモーアハウジング17における左後部には
凹部17Aが形成されており、この凹部17Aには、作
業姿勢に切り換えられた法面刈取装置3の支持ボックス
14が位置するようになっている。つまり、法面刈取装
置3を平面刈取装置2の後端後方に位置させた場合に比
較して、法面刈取装置3の前端を平面刈取装置2の前端
に近づけられるようになっており、これによって、平面
刈取装置2が刈り取り終端部に達した状態における法面
刈取装置3の刈り残しを極力少なくすることができるの
である。ちなみに、法面刈取装置3の前端を平面刈取装
置2の前端に一致させることも考えられるが、この場
合、例えば、平面刈取装置2のモーアハウジング17に
凹部17Aを形成せず、単に法面刈取装置3の前端と平
面刈取装置2の前端とを一致させるようにすると、法面
刈取装置3における支持ボックス14の位置が高くなっ
て地面より大きく離間するようになることから、傾斜面
上に生えた草の刈り高さが揃うように法面刈取装置3の
前後方向視における角度調節を行えば、必然的に傾斜面
の刈り高さが高くなる不都合が生じるようになる。ま
た、この構成において刈り高さを低くするには、平面刈
取装置2を傾斜面側から離間させて走行させる必要が生
じることから、走行路面上の傾斜面側に生えた草が刈り
取れなくなる不都合が生じるようになる。一方、平面刈
取装置2のモーアハウジング17における左前部に凹部
17Aを形成する、あるいは、モーアハウジング17の
全体高さを低くすることによって、法面刈取装置3の前
端と平面刈取装置2の前端とを一致させるようにする
と、走行路面上に生えた長い草の刈り取りが行い難くな
る不都合が生じるようになる。要するに、平面刈取装置
2のモーアハウジング17における左後部のみに凹部1
7Aを形成することによって、平面刈取装置2が刈り取
り終端部に達した状態における法面刈取装置3の刈り残
しを極力少なくすることができるとともに、走行路面上
の傾斜面側に生えた草を刈り残す不都合なく傾斜面上に
生えた草の刈り高さを全体的に低くでき、さらに、走行
路面上に生えた長い草を好適に刈り取ることができるの
である。
【0025】〔別実施例〕以下、本発明の別実施例を列
記する。 走行機体1としては、左右一対の走行車輪9を備え
た二輪式のものであってもよい。 法面刈取装置3としては種々の形式のものを採用す
ることが可能であり、例えば、ロータリ式のものやリー
ル式のものを採用してもよい。 上記実施例においては、法面刈取装置3を走行機体
1の左横側に備えたものを例示したが、法面刈取装置3
を走行機体1の右横側に備えたものであってもよい。こ
の場合、平面刈取装置2における回転ブレード16の回
転方向は、その平面視における時計周り方向に設定すれ
ばよい。 接地輪11の向き調節固定を、電動モータの作動に
より行うように構成してもよい。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】草刈機の全体構成を示す斜視図
【図2】法面刈取装置の構成を示す支持ボックス部の横
断平面図
【図3】法面刈取装置の構成を示す支持ボックス部およ
びカム機構部の縦断側面図
【図4】法面刈取装置の構成を示すカム機構部の縦断背
面図
【図5】接地輪の構成ならびに操作レバーとの連係を示
す草刈機の概略平面図
【図6】モーアハウジングの形状を示す斜視図
【符号の説明】
1 走行機体 2 平面刈取装置 3 法面刈取装置 11 接地輪 16 回転ブレード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(1)の前方に走行路面上の草
    を刈り取る平面刈取装置(2)を備えるとともに、前記
    走行機体(1)の横側に前記走行路面の一側端に連なる
    斜面上の草を刈り取る法面刈取装置(3)を備えた二面
    刈り用草刈機であって、 前記平面刈取装置(2)を、縦軸芯周りに回転駆動され
    る回転ブレード(16)の作用により切断を行うロータ
    リ式に構成するとともに、前記法面刈取装置(3)が受
    ける刈り取り反力によって前記走行機体(1)が横方向
    に振られるモーメントの方向と、前記平面刈取装置
    (2)が受ける刈り取り反力によって前記走行機体
    (1)が横方向に振られるモーメントの方向とが相反す
    るように、前記回転ブレード(16)の回転方向を設定
    してある二面刈り用草刈機。
  2. 【請求項2】 前記走行機体(1)の前方に、左右方向
    に向き調節固定自在な走行安定用の接地輪(11)を設
    けてある請求項1記載の二面刈り用草刈機。
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