JPH082617B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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JPH082617B2
JPH082617B2 JP63072207A JP7220788A JPH082617B2 JP H082617 B2 JPH082617 B2 JP H082617B2 JP 63072207 A JP63072207 A JP 63072207A JP 7220788 A JP7220788 A JP 7220788A JP H082617 B2 JPH082617 B2 JP H082617B2
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decorative
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政毅 西山
忠恭 石原
堅 乙倉
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、家具や建材などに用いられる化粧板の製造
方法に関する。
(従来の技術) 従来、家具や建材などに用いられる化粧板は、合板な
どの基材に接着剤を塗布し、これに化粧紙を重ね合せ、
これをホットプレス機で熱圧することにより基材に化粧
紙を接着させ、この化粧紙の表面にトップコートを施し
て製造される。そして、上記の接着剤としては、主とし
て不飽和ポリエステル接着剤などの熱硬化性接着剤が用
いられる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、かかる従来の化粧板の製造方法にあって
は、ホットプレス機による熱圧の際に、接着剤成分が化
粧紙の表面へ滲み出し、その一部はホットプレス機の鏡
面プレス板に付着する。そのため、ホットプレス機で熱
圧着された化粧紙の表面は、残存する未硬化の接着剤成
分により粘着性をおびて、取扱い作業性が低下する。ま
た、鏡面プレス板の汚れが化粧紙の表面状態に影響し、
外観の良好な製品を能率よく製造し難いという問題があ
る。
かかる問題の解決のために、化粧紙の表面にポリプロ
ピレンフィルムなどの保護フィルムを重ね合せ、これを
ホットプレス機で熱圧した後、上記の保護フィルムを剥
離除去する方法も行われている。この場合、剥離除去さ
れた保護フィルムは廃棄される。この方法では外観良好
な製品が得られるものの、保護フィルムを用いるため、
コスト高になる。また、保護フィルムの重ね合せ及び剥
離除去に手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するものであって、その
目的とするところは、外観良好な化粧板を能率よく製造
する方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の化粧板の製造方法は、化粧紙の片面のみにジ
アリルフタート樹脂を主成分とするポリエステル樹脂溶
液を塗布又は含浸させたプリプレグ化粧紙を、その塗布
面又は含浸面が基材面に当接するように基材に重ね合
せ、これをホットプレス機で熱圧することにより基材に
化粧紙を接着させ、この化粧紙の表面にトップコートを
施すことを特徴とし、そのことにより上記の目的が達成
される。
(作用) 本発明によれば、化粧紙の片面のみにジアリルフタレ
ート樹脂を主成分とするポリエステル樹脂溶液を塗布又
は含浸させたプリプレグ化粧紙を用いる。このプリプレ
グ化粧紙は、室温で非常に安定しており、取扱い作業性
が良好である。そして、このプリプレグ化粧紙の塗布又
は含浸面を基材面に当接させ、これを熱圧すると、速や
かに付加重合により硬化する。
それゆえ、化粧紙の表面に、ジアリルフタレート樹脂
を主成分とするポリエステル樹脂成分が滲み出すことが
ない。また、化粧紙の表面が粘着性をおびることもな
い。
(実施例) 以下、本発明の実施態様について説明する。
先ず、化粧紙の片面にジアリルフタレート樹脂溶液を
主成分とするポリエステル樹脂溶液を塗布又は含浸させ
たプリプレグ化粧紙を用意する。化粧紙としては、一般
に50〜100g/m2の柄模様紙が用いられる。また、ポリエ
ステル溶液としては、ジアリルフタレート樹脂のアセト
ン溶液又はこの溶液に不飽和ポリエステル樹脂溶液を混
合した溶液が用いられる。
上記の化粧紙の片面のみに、上記の樹脂溶液をロール
コーターで塗布し乾燥する。或いは上記の化粧紙を上記
の樹脂溶液に浸漬した後、ドクターブレードで一方の片
面のみの樹脂溶液を掻取り、他方の片面をそのままにし
て乾燥する。かくして、樹脂が半硬化状態となった片面
塗布又は片面含浸のプリプレグ化粧紙が得られる。
次いで、このプリプレグ化粧紙を、その片面塗布面又
は片面含浸面が基材面に当接するように基材に重ね合せ
る。基材としては、合板、パーチクルボード、石綿セメ
ント硅カル板、石綿スレート板などが用いられる。重ね
合された化粧板と基材とを、ホットプレス機で熱圧す
る。熱圧条件は、一般に温度130〜160℃、圧力10〜20kg
/cm2、時間5〜20分とされる。
この熱圧によって、化粧紙の片面のみに塗布又は含浸
された樹脂が完全に硬化し、基材に化粧紙が接着され
る。この場合、特に化粧紙の片面のみに上記樹脂溶液を
含浸させたものは、塗布したものに比べ化粧紙の中の空
気量が少なくなり、気泡によるピンホールの発生が激減
するので、好適である。
しかる後、これを冷却し、ホットプレス機から取出し
た後、その化粧紙の表面にトップコートを施す。トップ
コートとしては、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフ
タレート樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂が用い
られる。そして、かかる熱硬化性樹脂は溶液として、ロ
ールコーター、フローコーター、スプレーコーターなど
により、化粧紙の表面に塗布され、加熱により硬化さ
れ、化粧紙の表面に上記の熱硬化性樹脂の硬化塗膜が接
着されて形成される。かくして、本発明の化粧板が得ら
れる。
(発明の効果) 上述の通り、本発明は、化粧紙の片面のみにジアリル
フタレート樹脂溶液を主成分とするポリエステル樹脂溶
液を塗布又は含浸させたプリプレグ化粧紙を用いる。そ
して上記の塗布又は含浸面を基材面に当接させてホット
プレス機で熱圧する。それゆえ、接着剤を用いる従来方
法のように、ホットプレス機による熱圧の際に、化粧紙
の表面に接着剤成分などの樹脂成分が滲み出すことがな
く、また化粧紙の表面が粘着性をおびることもない。
したがって、取扱い作業性がよく、またホットプレス
機の鏡面プレス板が汚れることがないので、表面保護フ
ィルムを用いる必要もなく、外観の良好な化粧板を能率
よく製造すくことができる。
また、一般に化粧紙の表面に上記のポリエステル樹脂
の硬化物が存在すると、トップコートとの接着性が低下
するが、本発明によれば、化粧紙の表面には上記のポリ
エステル樹脂の硬化物が存在しないので、この化粧紙の
表面にトップコートが強固に接着される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧紙の片面のみにジアリルフタレート樹
    脂を主成分とするポリエステル樹脂溶液を塗布又は含浸
    させたプリプレグ化粧紙を、その塗布又は含浸面が基材
    面に当接するように基材に重ね合せ、これをホットプレ
    ス機で熱圧することにより基材に化粧紙を接着させ、こ
    の化粧紙の表面にトップコートを施すことを特徴とする
    化粧板の製造方法。
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