JPH08264345A - 静止誘導電気機器 - Google Patents

静止誘導電気機器

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JPH08264345A
JPH08264345A JP6978295A JP6978295A JPH08264345A JP H08264345 A JPH08264345 A JP H08264345A JP 6978295 A JP6978295 A JP 6978295A JP 6978295 A JP6978295 A JP 6978295A JP H08264345 A JPH08264345 A JP H08264345A
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coil
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Kenji Doi
健児 土居
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KYUSHU HENATSUKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漂遊損を低減できる静止誘導電気機器を提供
する。 【構成】 コイル7を上下から締め付けるコイル上側締
め付け具9及びコイル下側締め付け具8の少なくとも一
方を木製絶縁物により形成する。上部鉄心締め付け具6
及び下部鉄心締め付け具5を、それぞれヨーク3,2を
貫通するヨーク締め付けボルト15,12と、ヨーク締
め付けボルト15,12に螺合してヨーク3,2を締め
付けるヨーク締め付けナット16,13とを備えた構造
にする。木製絶縁物にはヨーク締め付けボルトが貫通す
る貫通孔を形成する。ヨーク締め付けボルトに木製絶縁
物締め付けナットを螺合して木製絶縁物を対応するヨー
クに対して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器,リアクトル等
の静止誘導電気機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の静止誘導電気機器は、図
6及び図7に示すように、複数の脚部1とこれら脚部1
を連結する下部ヨーク2及び上部ヨーク3とを備えてな
る鉄心4と、下部ヨーク2を締め付ける下部鉄心締め付
け具5と、上部ヨーク3を締め付ける上部鉄心締め付け
具6と、鉄心4の脚部1に装着されたコイル7と、下部
鉄心締め付け具5に一体に設けられてコイル7を下側か
ら支持するコイル下側締め付け具8と、上部鉄心締め付
け具6に一体に設けられてコイル下側締め付け具8との
間でコイル7を締め付けるコイル上側締め付け具9とを
具備する静止誘導電気機器本体10が、図示しないケー
スの底壁部に取付けられ、該ケースの内部に絶縁油が充
填された構造になっている。
【0003】下部鉄心締め付け具5は、下部ヨーク2の
両側に配置されたC字状の溝型鋼よりなる1対の下部鉄
心締め付け金具11と、これら下部鉄心締め付け金具1
1間の間隔を狭めるように締め付けることにより下部ヨ
ーク2を締め付けるヨーク締め付けボルト12とヨーク
締め付けナット13とで構成されている。この場合、溝
型鋼よりなる下部鉄心締め付け金具11の上部フランジ
がコイル下側締め付け具8として用いられている。
【0004】上部鉄心締め付け具6は、上部ヨーク3の
両側に配置されたC字状の溝型鋼よりなる1対の上部鉄
心締め付け金具14と、これら上部鉄心締め付け金具1
4間の間隔を狭めるように締め付けることにより上部ヨ
ーク3を締め付けるヨーク締め付けボルト15とヨーク
締め付けナット16とで構成されている。この場合、溝
型鋼よりなる上部鉄心締め付け金具14の下部フランジ
がコイル上側締め付け具9として用いられている。
【0005】コイル7の下部とコイル下側締め付け具8
との間には油の流通を許容するコイル押え絶縁物17が
介在され、コイル7の上部とコイル上側締め付け具9と
の間には油の流通を許容するコイル押え絶縁物18が介
在されて、コイル7はコイル下側締め付け具8とコイル
上側締め付け具9との間を締め付けるコイル締め付けボ
ルト19とコイル締め付けナット20とで上下方向から
締め付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の静止誘導電気機器では、コイル下側締め付け
具8とコイル上側締め付け具9とが磁性材である鉄によ
り形成されているため、コイル7ら漏れる漏れ磁束がコ
イル下側締め付け具8とコイル上側締め付け具9とを通
って流れ、そこで漂遊損が発生する。特に、無効電力調
整装置で用いる油入式リアクトルのように、コイル7に
流れる電流の周波数が300 〜400 サイクルと高くなるも
のでは、漏れ磁束が非常に多くなり、振動と漂遊損が大
きくなる。漂遊損が大きくなると、発熱により油の温度
が上昇する問題点がある。また変圧器の容量が大きくな
ると、相対的な漏れ磁束が多くなり、漏れ磁束の影響が
ますます大きくなる問題点がある。
【0007】本発明の目的は、漂遊損を低減できる静止
誘導電気機器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の脚部と
該複数の脚部を連結する上部ヨーク及び下部ヨークとを
備えてなる鉄心と、上部ヨークを締め付ける上部鉄心締
め付け具と、下部ヨークを締め付ける下部鉄心締め付け
具と、鉄心の脚部に装着されたコイルと、下部ヨークに
対して固定されてコイルを下側から支持するコイル下側
締め付け具と、上部ヨークに対して固定されてコイル下
側締め付け具との間でコイルを締め付けるコイル上側締
め付け具とを具備する静止誘導電気機器本体が、ケース
の底壁部に取付けられ、ケースの内部に絶縁油が充填さ
れている静止誘導電気機器を改良の対象としている。
【0009】本発明では、コイル上側締め付け具及びコ
イル下側締め付け具の少なくとも一方を木製絶縁物によ
り形成する。また、上部鉄心締め付け具及び下部鉄心締
め付け具の少なくとも一方は、ヨークを貫通するヨーク
締め付けボルトと、該ヨーク締め付けボルトに螺合して
ヨークを締め付けるヨーク締め付けナットとを備えてい
る。そして木製絶縁物には、ヨーク締め付けボルトが貫
通する貫通孔が形成され、ヨーク締め付けボルトに木製
絶縁物締め付けナットが螺合されて木製絶縁物が対応す
るヨークに対して固定されている。
【0010】なお、上部ヨーク及び下部ヨークのそれぞ
れ両側面にヨーク締め付け絶縁板を配置し、ヨーク締め
付けナットでヨーク締め付け絶縁板を介して対応するヨ
ークを締め付けると、コイルからの漏洩磁束が該ヨーク
締め付け絶縁板を通っても漂遊損失が発生しない。この
ため、ケース内の油の温度が上昇するのを抑制できる。
【0011】
【作用】本発明のように、コイル上側締め付け具及びコ
イル下側締め付け具の少なくとも一方を木製絶縁物によ
り形成すると、コイルから漏れる漏れ磁束が該木製絶縁
物を通っても、漂遊損の発生を防止できる。従って、ケ
ース内の油の温度が上昇するのを抑制できる。
【0012】また、上部鉄心締め付け具及び下部鉄心締
め付け具が、それぞれヨークを貫通するヨーク締め付け
ボルトと、該ヨーク締め付けボルトに螺合してヨークを
締め付けるヨーク締め付けナットとを備えていて、木製
絶縁物にはヨーク締め付けボルトが貫通する貫通孔を形
成し、該ヨーク締め付けボルトに木製絶縁物締め付けナ
ットを螺合して木製絶縁物を対応するヨークに対して固
定すると、ヨーク締め付けナットとは別の木製絶縁物締
め付けナットで木製絶縁物を破損させずに締め付けるこ
とができ、またヨークを必要な圧力で締め付けることが
できる。
【0013】
【実施例】図1〜図4は本発明に係る静止誘導電気機器
の一実施例を示したものである。本実施例は静止誘導電
気機器が油入式リアクトルの場合について示している。
【0014】本実施例の静止誘導電気機器において、静
止誘導電気機器本体10の鉄心4の各脚部1は、絶縁物
21を介して重ねられた複数のリム22により構成され
ている。このような脚部1の上下方向の両端には、溝型
鋼よりなるリム締め付け用金具23,24がそれぞれ配
置されている。各脚部1を構成している各リム22と各
絶縁物21とは、これらリム締め付け用金具23と、上
部ヨーク3と、各絶縁物21と、各リム22と、下部ヨ
ーク2と、リム締め付け用金具24とを上下方向に貫通
するリム締め付け用ボルト25と、各リム締め付け用金
具23,24の外側から該リム締め付け用ボルト25に
螺合されたリム締め付けナット26により締め付けられ
ている。各リム22を貫通するリム締め付け用ボルト2
5の外周には絶縁スリーブ27が嵌合されて各リム22
に対して絶縁されている。上部ヨーク3の上下のリム締
め付け用金具23とリム22との間にも絶縁物28が介
在されている。同様に、下部ヨーク2の上下のリム22
とリム締め付け用金具24との間にも絶縁物29が介在
されている。
【0015】本実施例の場合、下部鉄心締め付け具5
は、下部ヨーク2を貫通するステンレス製のヨーク締め
付けボルト12と、該ヨーク締め付けボルト12に螺合
して下部ヨーク2を締め付けるヨーク締め付けナット1
6と、下部ヨーク2とヨーク締め付けナット16との間
に介在されたヨーク締め付け絶縁板30,座金31,バ
ネワッシャ32とを備えて構成されている。下部ヨーク
2を貫通するヨーク締め付けボルト12の外周には絶縁
スリーブ33が嵌合されて下部ヨーク2に対して絶縁さ
れている。同様に、上部鉄心締め付け具6は、上部ヨー
ク3を貫通するステンレス製のヨーク締め付けボルト1
5と、該ヨーク締め付けボルト15に螺合して上部ヨー
ク3を締め付けるヨーク締め付けナット16と、上部ヨ
ーク3とヨーク締め付けナット16との間に介在された
ヨーク締め付け絶縁板34,座金35,バネワッシャ3
6とを備えて構成されている。上部ヨーク3を貫通する
ヨーク締め付けボルト15の外周には絶縁スリーブ37
が嵌合されて上部ヨーク3に対して絶縁されている。
【0016】このように本実施例の下部鉄心締め付け具
5と上部鉄心締め付け具6は、下部鉄心締め付け金具1
1と上部鉄心締め付け金具14とを用いないで構成され
ている。
【0017】また、本実施例では、コイル下側締め付け
具8とコイル上側締め付け具9とは、強化木よりなる木
製絶縁物8A,9Aにより形成されている。
【0018】コイル下側締め付け具8としての木製絶縁
物8Aは、前述したヨーク締め付け絶縁板30を介して
それぞれ下部ヨーク2の両側に当接されている。これら
木製絶縁物8Aには、座金31,バネワッシャ32,ヨ
ーク締め付けナット16の存在箇所に対応してこれらを
収納するナット収納部38と、ヨーク締め付けボルト1
2を貫通させる貫通孔39が連続して設けられている。
貫通孔39を貫通して外に出たヨーク締め付けボルト1
2の先端には、座金40を介して木製絶縁物締め付けナ
ット41が螺合されて木製絶縁物8Aが締め付けられ、
下部ヨーク2に対して固定されている。
【0019】同様に、コイル上側締め付け具9としての
木製絶縁物9Aは、前述したヨーク締め付け絶縁板34
を介してそれぞれ上部ヨーク3の両側に当接されてい
る。これら木製絶縁物9Aには、座金35,バネワッシ
ャ36,ヨーク締め付けナット16の存在箇所に対応し
てこれらを収容するナット収納部42と、ヨーク締め付
けボルト15を貫通させる貫通孔43が連続して設けら
れている。貫通孔43を貫通して外に出たヨーク締め付
けボルト15の先端には、座金44を介して木製絶縁物
締め付けナット45が螺合されて木製絶縁物9Aが締め
付けられ、上部ヨーク3に対して固定されている。
【0020】特に、コイル下側締め付け具8としての木
製絶縁物8Aは、下側のリム締め付け金具24をケース
46の底壁部47から浮かすように、リム締め付け金具
24の下端より下に突出する長さを有する構造になって
いる。
【0021】木製絶縁物8Aとリム締め付け金具24と
は、ボルト48とナット49とで連結されている。
【0022】コイル7は、コイル下側締め付け具8とし
ての木製絶縁物8Aとコイル上側締め付け具9としての
木製絶縁物9Aとにより油の流通を許容するコイル押え
絶縁物17,18を介して締め付けられている。
【0023】このように、コイル下側締め付け具8及び
コイル上側締め付け具9を木製絶縁物8A,9Aにより
形成すると、コイル7から漏れる漏れ磁束がこれらコイ
ル7のコイル下側締め付け具8及び上側締め付け具9を
通っても、漂遊損の発生を防止できる。従って、ケース
内の油の温度が上昇するのを抑制できる。
【0024】また、これらコイル下側締め付け具8及び
コイル上側締め付け具9を木製絶縁物8A,9Aにより
形成されていると、コイル7の振動をこれら木製絶縁物
8A,9Aに減衰させることができる。
【0025】また、木製絶縁物8Aよりなるコイル下側
締め付け具8が静止誘導電気機器本体10をケース46
の底壁部47に固定するための架台を兼ねていると、コ
イル7の振動がケース46の底壁部47に伝わるのを抑
制することができる。
【0026】特に、本実施例のように、木製絶縁物8A
よりなるコイル下側締め付け具8だけがケース46の底
壁部47と接触する構造になっていると、コイル7の振
動はこの木製絶縁物8Aだけを介してケース46の底壁
部47に伝達されるようになって、ケース46の振動を
確実に抑制することができる。
【0027】また、本実施例のように、静止誘導電気機
器が油入式リアクトルであって、鉄心4の脚部1は絶縁
物21を介して重ねられた複数のリム22からなり、脚
部1の上下方向の両端にはそれぞれリム締め付け用金具
23,24を配置し、これらリム22と上部ヨーク3と
下部ヨーク2とリム締め付け用金具23,24とを貫通
するリム締め付け用ボルト25とリム締め付け用金具2
3,24の外側から該リム締め付け用ボルト25に螺合
されたリム締め付けナット26により各リム22を締め
付け、脚部1の下側に位置するリム締め付け用金具24
をコイル下側締め付け具8としての木製絶縁物8Aにボ
ルトとナットとを用いて固定すると、絶縁物21を介し
て重ねられた複数のリム22から振動が発生するのを抑
制することができる。
【0028】また、ヨーク2,3の鉄心は、積層鋼板間
を接着剤で接着してあり、積層鋼板が離れないようにし
てある。しかしながら、ヨーク2,3の鉄心に振動が伝
わると接着が剥がれる可能性があるため、ヨーク締め付
けボルト12,15で積層鋼板を積層方向に締め付け又
は拘束しておくと、積層鋼板間の接着の剥がれを防止で
きる。
【0029】本実施例では、木製絶縁物8A,9Aとヨ
ーク2,3との間にヨーク締め付け絶縁板30,34を
配置しているが、もしヨーク2,3を構成する積層鋼板
を接着剤で接合してない場合には、かなり強く締め付け
る必要があるため、ヨーク締め付け絶縁板30,34に
代えて鉄板を用いる必要がある。しかしながら鉄板を使
用すると、コイル7からの漏洩磁束が該鉄板を通り、漂
遊損失が発生する。従って、コイル7の周囲にはできる
だけ金属をおきたくない。
【0030】次に、木製絶縁物8A,9Aだけを介して
ヨーク2,3を締め付けない理由または木製絶縁物8
A,9Aによって覆われる位置にヨーク締め付けナット
13,16を用いてヨーク2,3を締め付ける理由につ
いて説明する。
【0031】木製絶縁物8A,9Aとして強化木を用い
た場合、強化木の締め付け強度耐力は約1Kg/cm2 であ
り、当社でのヨーク2,3の締め付け力は5Kg/cm2 で
ある。従って、強化木を介して5Kg/cm2 の力でヨーク
2,3締め付けると、強化木が破損する。そこで、木製
絶縁物8A,9Aによって覆われる位置にヨーク締め付
けナット13,16を用いて、木製絶縁物8A,9Aを
介さずにこれらヨーク締め付けナット13,16でヨー
ク2,3を締め付ける必要がある。
【0032】ここで強化木とは、複数枚の合板を接着剤
を介して積層して強い力で圧縮し、機械的強度と絶縁性
とを高めたものであり、通常、変圧器の内部においては
絶縁スペーサ等に用いられる。強化木に要求される特性
は、所定以上の機械的強度と電気絶縁性である。合板を
接着する接着剤は、電気絶縁性を高める機能を果たして
いる。
【0033】このような強化木は、「木製絶縁物」に含
まれる。「木製絶縁物」とは、木を主材料として形成さ
れたものであり、普通の木を木工加工したものでもよい
が、強化木が好ましい。
【0034】本実施例の場合には、リム締め付け用ボル
ト25とリム締め付けナット26によりコイル7で発生
する振動のほぼ1/2を減少させ、下側の木製絶縁物8
Aで残りの振動を吸収する。
【0035】なお上記実施例では、静止誘導電気機器本
体10が木製絶縁物8Aを介してケース46の底壁部4
7に支持されているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、静止誘導電気機器本体10は図4に示すよう
に木製絶縁物8Aと、その下に配置されたリム締め付け
用金具24の下端の水平部と、その下に配置された木製
絶縁物50とを介してケース46の底壁部47に支持さ
れた構造でもよい。
【0036】以上、本発明の実施例を説明したが、本明
細書に開示した本発明の主な態様を挙げると、下記の通
りである。
【0037】(1)絶縁物を介して重ねられた複数のリ
ムからなる複数の脚部と該複数の脚部を連結する上部ヨ
ーク及び下部ヨークとを備えてなる鉄心と、前記上部ヨ
ークを締め付ける上部鉄心締め付け具と、前記下部ヨー
クを締め付ける下部鉄心締め付け具と、前記鉄心の脚部
に装着されたコイルと、前記下部ヨークに対して固定さ
れて前記コイルを下側から支持するコイル下側締め付け
具と、前記下部ヨークに対して固定されて前記コイルを
下側から支持するコイル下側締め付け具と、前記上部ヨ
ークに対して固定されて前記コイル下側締め付け具との
間で前記コイルを締め付けるコイル上側締め付け具とを
具備するリアクトル本体が、ケースの底壁部に取付けら
れ、前記ケースの内部に絶縁油が充填されている油入式
リアクトルであって、前記コイル上側締め付け具及び前
記コイル下側締め付け具がそれぞれ強化木からなる木製
絶縁物からなり、前記上部鉄心締め付け具及び前記下部
鉄心締め付け具が、それぞれ前記ヨークを貫通するヨー
ク締め付けボルトと、該ヨーク締め付けボルトに螺合し
て前記ヨークを締め付けるヨーク締め付けナットとを備
えており、前記木製絶縁物には前記ヨーク締め付けボル
トが貫通する貫通孔が形成され、前記ヨーク締め付けボ
ルトに木製絶縁物締め付けナットが螺合されて前記木製
絶縁物が対応する前記ヨークに対して固定されているこ
とを特徴とする油入式リアクトル。
【0038】(2)前記木製絶縁物に形成された前記貫
通孔には、前記ヨーク締め付けナットを収納するナット
収納部が連設されている上記(1)に記載の油入式リア
クトル。
【0039】(3)前記木製絶縁物締め付けナットの締
め付け力が前記ヨーク締め付けナットの締め付け力より
も小さいことを特徴とする上記(1)に記載の油入式リ
アクトル。
【0040】(4)3本の脚部と該3本の脚部を連結す
る上部ヨーク及び下部ヨークとを備えてなる鉄心と、前
記上部ヨークを締め付ける上部鉄心締め付け具と、前記
下部ヨークを締め付ける下部鉄心締め付け具と、前記鉄
心の脚部に装着された3つのコイルと、前記下部ヨーク
の両側に配置され且つ該下部ヨークに対して固定されて
前記3のコイルを下側から支持する一対のコイル下側締
め付け具と、前記上部ヨークの両側に配置され且つ該下
部ヨークに対して固定されて前記コイル下側締め付け具
との間で前記3つのコイルを締め付ける一対のコイル上
側締め付け具とを具備する静止誘導電気機器本体が、ケ
ースの底壁部に取付けられ、前記ケースの内部に絶縁油
が充填されている油入式三相リアクトルにおいて、前記
一対のコイル上側締め付け具及び前記一対のコイル下側
締め付け具の少なくとも一方が木製絶縁物により形成さ
れており、前記上部鉄心締め付け具及び前記下部鉄心締
め付け具が、それぞれ前記一対のヨークを貫通するヨー
ク締め付けボルトと、該ヨーク締め付けボルトに螺合し
て対応するヨークを締め付けるヨーク締め付けナットと
を備えており、前記木製絶縁物には前記ヨーク締め付け
ボルトが貫通する貫通孔が形成され、前記ヨーク締め付
けボルトに木製絶縁物締め付けナットが螺合されて前記
木製絶縁物が対応する前記ヨークに対して固定されてい
ることを特徴とする油入式三相リアクトル。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る静止誘
導電気機器によれば、コイル上側締め付け具及びコイル
下側締め付け具の少なくとも一方を木製絶縁物により形
成したので、コイルから漏れる漏れ磁束が該木製絶縁物
を通っても漂遊損の発生を防止でき、このためケース内
の油の温度が上昇するのを抑制することができる。
【0042】また、上部鉄心締め付け具及び下部鉄心締
め付け具が、それぞれヨークを貫通するヨーク締め付け
ボルトと、該ヨーク締め付けボルトに螺合してヨークを
締め付けるヨーク締め付けナットとを備えていて、木製
絶縁物にはヨーク締め付けボルトが貫通する貫通孔を形
成し、該ヨーク締め付けボルトに木製絶縁物締め付けナ
ットを螺合して木製絶縁物を対応するヨークに対して固
定すると、ヨーク締め付けナットとは別の木製絶縁物締
め付けナットで木製絶縁物を破損させずに締め付けるこ
とができ、またヨークを必要な圧力で締め付けることが
できる。
【0043】更に、上部ヨーク及び下部ヨークのそれぞ
れ両側面にヨーク締め付け絶縁板を配置し、ヨーク締め
付けナットがヨーク締め付け絶縁板を介して対応するヨ
ークを締め付ける構造にすると、コイルからの漏洩磁束
が該ヨーク締め付け絶縁板を通っても漂遊損失が発生せ
ず、この点からもケース内の油の温度が上昇するのを抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る静止誘導電気機器の一実施例の正
面図である。
【図2】図1に示す静止誘導電気機器の側面図である。
【図3】図1に示す静止誘導電気機器のX−X線断面図
である。
【図4】図3のY−Y線断面図である。
【図5】本発明に係る静止誘導電気機器の他の例の要部
縦断面図である。
【図6】従来の静止誘導電気機器の斜視図である。
【図7】図6のZ−Z線断面図である。
【符号の説明】
1 脚部 2 下部ヨーク 3 上部ヨーク 4 鉄心 5 下部鉄心締め付け具 6 上部鉄心締め付け具 7 コイル 8 コイル下側締め付け具 8A,9A,50 木製絶縁物 9 コイル上側締め付け具 10 静止誘導電気機器本体 12,15 ヨーク締め付けボルト 13,16 ヨーク締め付けナット 17,18 コイル押え絶縁物 21 絶縁物 22 リム 23,24 リム締め付け用金具 25 リム締め付け用ボルト 26 リム締め付けナット 27,33,37 絶縁スリーブ 28,29 絶縁物 30,34 ヨーク締め付け絶縁板 31,35 座金 32,36 バネワッシャ 38,42 ナット収納部 39,43 貫通孔 40,44 座金 41,45 木製絶縁物締め付けナット 46 ケース 47 底壁部 48 ボルト 49 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の脚部と該複数の脚部を連結する上部
    ヨーク及び下部ヨークとを備えてなる鉄心と、前記上部
    ヨークを締め付ける上部鉄心締め付け具と、前記下部ヨ
    ークを締め付ける下部鉄心締め付け具と、前記鉄心の脚
    部に装着されたコイルと、前記下部ヨークに対して固定
    されて前記コイルを下側から支持するコイル下側締め付
    け具と、前記上部ヨークに対して固定されて前記コイル
    下側締め付け具との間で前記コイルを締め付けるコイル
    上側締め付け具とを具備する静止誘導電気機器本体が、
    ケースの底壁部に取付けられ、前記ケースの内部に絶縁
    油が充填されている静止誘導電気機器において、 前記コイル上側締め付け具及び前記コイル下側締め付け
    具の少なくとも一方が木製絶縁物により形成されてお
    り、 前記上部鉄心締め付け具及び前記下部鉄心締め付け具の
    少なくとも一方は、前記ヨークを貫通するヨーク締め付
    けボルトと、該ヨーク締め付けボルトに螺合して前記ヨ
    ークを締め付けるヨーク締め付けナットとを備えてお
    り、 前記木製絶縁物には前記ヨーク締め付けボルトが貫通す
    る貫通孔が形成され、前記ヨーク締め付けボルトに木製
    絶縁物締め付けナットが螺合されて前記木製絶縁物が対
    応する前記ヨークに対して固定されていることを特徴と
    する静止誘導電気機器。
  2. 【請求項2】前記上部ヨーク及び前記下部ヨークのそれ
    ぞれ両側面にはヨーク締め付け絶縁板が配置されてお
    り、 前記ヨーク締め付けナットは前記ヨーク締め付け絶縁板
    を介して対応する前記ヨークを締め付けることを特徴と
    する請求項1に記載の静止誘導電気機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101115433B1 (ko) * 2009-09-24 2012-02-20 삼화콘덴서공업주식회사 고압 전력용 콘덴서 직렬 건식 몰드 리액터
CN106486272A (zh) * 2015-09-02 2017-03-08 富士电机株式会社 绕组部件的安装构造以及具备该安装构造的电力变换装置

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