JPH08268373A - 自転車用動力補助装置 - Google Patents

自転車用動力補助装置

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Publication number
JPH08268373A
JPH08268373A JP7008795A JP7008795A JPH08268373A JP H08268373 A JPH08268373 A JP H08268373A JP 7008795 A JP7008795 A JP 7008795A JP 7008795 A JP7008795 A JP 7008795A JP H08268373 A JPH08268373 A JP H08268373A
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JP
Japan
Prior art keywords
torque transmission
transmission plate
bicycle
pedal
pedal crank
Prior art date
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Pending
Application number
JP7008795A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyasu Takura
敏靖 田倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】普通自転車に簡単に取付けることができ汎用性
を向上する。 【構成】減速機23の出力をペダルクランク軸27に伝
達して動力を補助する自転車用動力補助装置において、
ペダルクランク14bを連結した軸継手44に固定し、
ペダルクランクの回転力を受けて回転する第1のトルク
伝達板35と、ペダルクランク軸に固定し、このクラン
ク軸と一体に回転する第2のトルク伝達板28と、第1
のトルク伝達板が回転したとき、この各トルク伝達板に
圧接するギヤ円盤部材35とを設け、第1のトルク伝達
板の回転速度を回転速度センサ47で検出すると共に自
転車の加速度を加速度センサで検出し、回転速度及び加
速度が一定値以上になるったとき電動機を起動してギヤ
円盤部材を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車に取付けて動力
補助を行う自転車用動力補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車用動力補助装置は2つのタ
イプに大別することができる。1つは、駆動スイッチ又
は制御アクセルをハンドル部に設け、モータ動力はアク
セルにより任意の大きさに制御できるもので、原動機付
き自転車と呼ばれ免許証が必要となる。もう1つは、人
力のペダル駆動トルクを検出して人力エネルギーに等し
い動力を補助するもので、免許証なしで使用できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自転車用動力補助装置は、特別な専用の構造の自転車に
予め組み込んだものであって普通の市販されている自転
車に取り付けることはできなかった。すなわち、従来、
普通の自転車に簡単に取り付けることができる動力補助
装置は無かった。
【0004】そこで請求項1対応の発明は、市販されて
いる普通自転車に簡単に取付けることができて汎用性を
向上でき、しかも適切な動力補助ができる自転車用動力
補助装置を提供する。
【0005】また、請求項2対応の発明は、市販されて
いる普通自転車に簡単に取付けることができて汎用性を
向上でき、しかもペダルの踏み込み動作により適切な動
力補助ができる自転車用動力補助装置を提供する。
【0006】また、請求項3対応の発明は、市販されて
いる普通自転車に簡単に取付けることができて汎用性を
向上でき、しかも左右いずれのペダルの踏み込み動作に
よっても適切な動力補助ができる自転車用動力補助装置
を提供する。
【0007】さらに、請求項4対応の発明は、市販され
ている普通自転車に簡単に取付けることができて汎用性
を向上でき、しかもペダルの踏み込み動作によりさらに
適切な動力補助ができる自転車用動力補助装置を提供す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
電動機の回転を減速機を介してクランク軸又は車輪に伝
達して動力を補助する自転車用動力補助装置において、
ペダルクランクの回転速度を検出する回転速度検出手段
と、自転車の加速度を検出する加速度検出手段とを設
け、各検出手段が予め設定した一定値以上の回転速度及
び加速度を検出したとき電動機を起動させるものであ
る。
【0009】請求項2対応の発明は、電池を電源として
駆動する電動機及びこの電動機の回転を減速ギアを介し
て伝達する減速機を備え、この減速機の出力をペダルク
ランク軸に伝達して動力を補助する自転車用動力補助装
置において、ペダルクランクを連結したペダル連結軸に
固定し、ペダルクランクの回転力を受けて回転する第1
のトルク伝達板と、ペダルクランク軸に固定し、このペ
ダルクランク軸と一体に回転する第2のトルク伝達板
と、第1のトルク伝達板がペダルクランクの回転力を受
けて回転したとき、この第1のトルク伝達板を第2のト
ルク伝達板に係合するとともにペダルクランク軸の軸方
向に移動させ、減速機の出力を外部に伝達する最終段ギ
ヤの板面に各トルク伝達板を圧接させる斜傾係合部と、
最終段ギヤの板面に各トルク伝達板が圧接したとき、減
速機の駆動トルクを各トルク伝達板に伝達する摩擦摺動
部材と、ペダルクランクの回転速度を検出する回転速度
検出手段と、自転車の加速度を検出する加速度検出手段
とを設け、各検出手段が予め設定した一定値以上の回転
速度及び加速度を検出したとき電動機を起動させるもの
である。
【0010】請求項3対応の発明は、請求項2記載の自
転車用動力補助装置において、摩擦摺動部材による第1
のトルク伝達板への伝達トルクを第2のトルク伝達板へ
の伝達トルクよりも大きく設定したものである。
【0011】請求項4対応の発明は、電池を電源として
駆動する電動機及びこの電動機の回転を減速ギアを介し
て伝達する減速機を備え、この減速機の出力をペダルク
ランク軸に伝達して動力を補助する自転車用動力補助装
置において、ペダルクランクを連結したペダル連結軸に
固定し、ペダルクランクの回転力を受けて回転する第1
のトルク伝達板と、ペダルクランク軸に固定し、このペ
ダルクランク軸と一体に回転する第2のトルク伝達板
と、第1のトルク伝達板がペダルクランクの回転力を受
けて回転したとき、この第1のトルク伝達板を第2のト
ルク伝達板に係合するとともにペダルクランク軸の軸方
向に移動させ、減速機の出力を外部に伝達する最終段ギ
ヤの板面に各トルク伝達板を圧接させる斜傾係合部と、
最終段ギヤの板面を第1のトルク伝達板に押圧するバネ
部材と、最終段ギヤの板面に各トルク伝達板が圧接した
とき、減速機の駆動トルクを各トルク伝達板に伝達する
摩擦摺動部材と、ペダルクランクの回転速度を検出する
回転速度検出手段と、自転車の加速度を検出する加速度
検出手段とを設け、各検出手段が予め設定した一定値以
上の回転速度及び加速度を検出したとき電動機を起動さ
せるものである。
【0012】
【作用】請求項1対応の本発明においては、ペダルの踏
込みによりペダルクランクが回転する。そして、ペダル
クランクの回転速度が一定値以上になり、かつ、自転車
が一定値以上の加速度になると、電動機が起動し、この
電動機の回転を減速機を介してクランク軸又は車輪に伝
達し動力を補助する。
【0013】請求項2対応の本発明においては、ペダル
の踏込みによりペダルクランクが回転すると第1のトル
ク伝達板が回転し、この回転により第1のトルク伝達板
が斜傾係合部により第2のトルク伝達板に係合する。そ
して第1のトルク伝達板はペダルクランク軸の軸方向に
移動し、各トルク伝達板が減速機の最終段ギヤの板面に
設けた摩擦摺動部材に圧接する。一方、ペダルクランク
の回転速度が一定値以上になり、かつ、自転車が一定値
以上の加速度になると、電動機が起動する。こうして、
電動機の回転が減速機の最終段ギヤから摩擦摺動部材を
介して各トルク伝達板に伝達され、動力補助が行われ
る。
【0014】請求項3対応の本発明においては、最終段
ギヤから摩擦摺動部材を介して第1のトルク伝達板に伝
達される伝達トルクが、第2のトルク伝達板に伝達され
る伝達トルクよりも大きくなる。
【0015】請求項4対応の本発明においては、バネ部
材により常に最終段ギヤの板面が第1のトルク伝達板に
押圧されている。これにより左右いずれのペダルから踏
み込み動作が行われても最終段ギヤから第1のトルク伝
達板へのトルクの伝達が確実に行われ、動力補助が行わ
れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0017】汎用自転車のペダルクランク軸は四角形に
カットした軸にネジボスの付いたタイプと、菊形溝のあ
る軸の中心にネジ穴を設けてペダルクランクを取付ける
タイプの2種類に統一されている。また、車体の右側に
はチェーンホイールが取付けられているが、左側は空間
になっている。さらに、チェーンホイールと前輪との間
には空間がある。そこで、本実施例では汎用自転車の空
間部を利用して動力補助装置を取付ける。
【0018】図1は自転車の全体構成を示す斜視図で、
1は車体フレームである。この車体フレーム1は、ヘッ
ドパイプ2と、このヘッドパイプ2から後方に延出した
トップチューブ3と、このトップチューブ3からボトム
ブラケット(図示せず)に延出したシートチューブ4
と、前記ヘッドパイプ2からボトムブラケットに延出し
たダウンチューブ5と、ボトムブラケットから後方に延
出した左右一対のリヤーステー(図示せず)と、前記シ
ートチューブ4の上端とリヤーステーの後端とを接続す
る左右一対のシートステー6とで構成している。
【0019】前記ヘッドパイプ2に前フォーク7とハン
ドルバー8を左右回動自在に保持し、前記前フォーク7
に前輪9を回転自在に取付け、前記ハンドルバー8にハ
ンドル10を固定している。前記リヤステーの後端に後
輪11を回転自在に取付けている。前記シートチューブ
4の上端にサドル12を上下動自在に取付けている。
【0020】また、前記ボトムブラケットの部位の右側
には、チェーンホイール(図示せず)を取付け、このチ
ェーンホイールをチェーンホイールカバー13で覆って
いる。そして前記チェーンホイールカバー13の外側に
右側のペダルクランク14aとペダル15aを設けてい
る。
【0021】前記ボトムブラケットの部位の左側には、
ギアケース16を取付け、このギアケース16の先端側
の内側面に電動機17を固定している。前記チェーンホ
イールカバー13の上に電源である電池ケース18を着
脱可能に取付けている。そして前記ギアケース16の外
側に左側のペダルクランク14bとペダル15bを設け
ている。前記電池ケース18のギアケース側の側面に前
記電動機17を駆動する駆動回路及び加速度センサを組
み込んだ回路ボックス19を取り付けている。
【0022】図2は車体フレーム1を省略して自転車を
上から見た図で、ギアケース16、電池ケース18及び
回路ボックス19の配置を示している。前記電池ケース
18には、複数の電池、例えば3個の12Vの密閉鉛蓄
電池を直列に接続して収納し、この各電池から前記電動
機17に駆動電力を供給するようになっている。
【0023】前記ギアケース16は、図3に示すよう
に、最終段ギア21を含む複数の減速ギア22,…から
なる減速機23を収納している。前記減速ギア22はケ
ース16内に固定した軸24にボールベアリング25に
よって回転自在に取付けている。そしてボトムブラケッ
ト26に回転自在に取り付けたペダルクランク軸27に
第2のトルク伝達板28を取り付け、締め付けナット2
9によりペダルクランク軸27に固定している。
【0024】前記第2のトルク伝達板28は図5及び図
7に示すように、中央部の一端側を突出させ、この突出
部30の中央に四角形状の孔31を開け、この孔31に
ペダルクランク軸27を貫通させるようにしている。ま
た、中央部の他端側も突出させ、この突出部32の内側
を円筒状に形成し、この突出部32の内面壁の対向した
位置に斜傾係合部の一方の部材を構成する斜傾突起3
3,33を設けている。
【0025】そして前記第2のトルク伝達板28の突出
部32に周縁部にリング状の前記最終段ギヤ21をねじ
止めしたリング状のギヤ円盤部材34を嵌合している。
また、前記第2のトルク伝達板28の突出部32の内側
に第1のトルク伝達板35を嵌合している。
【0026】前記第1のトルク伝達板35は図4及び図
6に示すように、中央部の一端側を突出させ、この突出
部36の中央に円形の孔37を開け、この孔37内に前
記締め付けナット29が収納されるようになっている。
前記突出部36の外周面の対向した位置に斜傾係合部の
他方の部材を構成する斜傾突起38,38を設けてい
る。前記第1のトルク伝達板35は前記第2のトルク伝
達板28に嵌合したとき斜傾突起38,38の傾斜面が
前記第2のトルク伝達板28の斜傾突起33,33の傾
斜面と対向する構成になっていて、第1のトルク伝達板
35の突出部36は、ギヤ円盤部材34を挟持した状態
で第2のトルク伝達板28の突出部32の内側に挿入さ
れ、傾斜突起33,33及び38,38が対向するよう
に左回転させた後、第2のトルク伝達板28の底面から
ストッパネジを押入して第1のトルク伝達板35の逆回
転を阻止して一体化されている。
【0027】前記最終段ギヤ21を固定したリング状の
ギヤ円盤部材34は、図8の(a) に示すように、前記第
2のトルク伝達板28と対向する面の最内周部にバネ部
材であるスプリング39の一端側を固定し、このスプリ
ング39の他端側に小径リング部材40を固定してい
る。そして、この小径リング部材40の端面に円形の複
数の第1の摩擦摺動部材41,41,…を一定の間隔を
隔てて取り付けている。また、前記ギヤ円盤部材34
は、図8の(b) に示すように、前記第1のトルク伝達板
36と対向する面の最外周部に第2の摩擦摺動部材42
を固定している。
【0028】前記第1のトルク伝達板36の他端側の中
央部を突出させ、この突出部43にペダル連結軸である
軸継手44をねじ止めし、この軸継手44に左側ペダル
15bを取り付けた前記ペダルクランク14bを締め付
けナット45によって固定している。そして前記ペダル
クランク14bに締め付けナット45が外部に露出しな
いように保護するキャップ46を螺着している。
【0029】前記ギアケース16の内側の前記第1のト
ルク伝達板35の他端側と対向する位置にペダル15
a,15b、すなわち、ペダルクランク14bの回転速
度を検出する回転速度検出手段としての回転速度センサ
47を配置するとともに、前記第1のトルク伝達板35
の突出部43の外周部に多極着磁したマグネット48を
接着固定している。前記回転速度センサ47は、例えば
ホール素子からなり、ペダルクランク14bの回転に伴
なう第1のトルク伝達板35の回転によって前記マグネ
ット48の磁極の変化を前記センサ47で検出すること
によってペダルクランク14bの回転速度を検出するよ
うになっている。なお、前記ペダル15a,15bが上
及び下の位置にある時、前記センサ47と対向する位置
にはマグネット48が存在しないようにマグネット48
を部分的にカットしてある。
【0030】前記減速機23は、例えば4段の減速ギヤ
を備え、4段目を最終段ギヤ21としている。そして、
例えば電動機17の回転速度を7,000rpmとし、
これを1段目の減速ギヤ22で1,500rpmに減速
し、次の2段目の減速ギヤ22で460rpmに減速
し、さらに3段目の減速ギヤ22で200rpmに減速
し、これを4段目の最終段ギヤ21で54.8rpmに
減速する。
【0031】前記回路ボックス19には図9に示す加速
度センサ49が組み込まれている。すなわち、(a) に平
面図を示し、(b) にA−A線に沿った断面図を示すよう
に、この加速度センサ49は、傾斜底面50を有する略
中空直方体ケース51の中に鋼球52を揺動自在に封入
し、自転車の加速度に応じて鋼球52が図中矢印で示す
方向に、すなわち、傾斜底面50の傾斜面を上る方向に
移動するようになっている。そして、鋼球52の移動方
向のケース51の側壁に所定位置に一定の間隔を隔てて
発光ダイオードとホトトランジスタからなる例えば3個
のホトセンサ53a,53b,53cを配置し、前記鋼
球がどの位置まで移動しているかをこの各ホトセンサ5
3a,53b,53cで検出することで自転車の加速度
を検出するようになっている。
【0032】図10は前記回路ボックス19内に組み込
まれた制御回路のブロック図で、制御部本体を構成する
CPU54及びI/Oポート55を設けている。そし
て、前記CPU54はI/Oポート55を介して前記回
転速度センサ47を含む回転速度センサ回路56から前
記ペダルクランク14bの回転速度検出信号を取込むと
共に前記加速度センサ49を含む加速度センサ回路57
から自転車の加速度検出信号を取込み、回転速度が予め
設定した一定値以上で、かつ加速度が予め設定した一定
値以上のとき、前記I/Oポート55を介してモータコ
ントロール回路58にモータ駆動信号を供給するように
なっている。前記モータコントロール回路58はモータ
駆動信号を取込んで前記電動機17を駆動制御する。
【0033】前記モータコントロール回路58は、具体
的には図11に示すように、+e1端子と接地間に抵抗
R1 を介してNPN形トランジスタTr1を接続し、この
トランジスタTr1のコレクタを抵抗R2 を介して差動増
幅器AMの反転入力端子(-)に接続している。前記差動
増幅器AMの非反転入力端子(+) は抵抗R3 及び抵抗R
4 を直列に介して接地すると共に抵抗R5 及び抵抗R6
を直列に介して接地している。前記抵抗R3 ,R4 の接
続点を抵抗R7 を介して+e2 端子に接続している。
【0034】前記差動増幅器AMは出力端子を抵抗R8
を介してNPN形トランジスタTr2のベースに接続する
と共に前記抵抗R8 及び抵抗R9 を介して自己の非反転
入力端子(+) に接続している。前記トランジスタTr2
は、コレクタを前記電動機17を介して+E端子に接続
し、エミッタを抵抗R10を介して接地すると共に抵抗R
11を介してコンパレータCMの反転入力端子(-) に接続
している。
【0035】前記コンパレータCMは、非反転入力端子
(+) を抵抗R12及び抵抗R13を直列に介して接地してい
る。前記抵抗R12,R13の接続点を抵抗R14を介して+
e2端子に接続している。前記コンパレータCMは、出
力端子を抵抗R15及び抵抗R16を直列に介して自己の反
転入力端子(-) に接続すると共に前記抵抗R15及び抵抗
R17を直列に介して前記抵抗R5 ,R6 の接続点に接続
している。
【0036】前記電動機17としては、例えば自転車の
起動時にも滑らかなトルク補助が行え、高速運転となる
に従って動力補助できるトルクを減少させて行くよう
な、トルクの垂下特性を有するユニバーサルモータを使
用している。
【0037】前記モータコントロール回路58は急発進
の危険防止と電池の保護のため起動電流を検出し制限す
るようになっている。すなわち、前記トランジスタTr2
に直列に接続した抵抗R10及びコンパレータCMは起動
時に過電流が流れないように電流を制御する。具体的に
は、電流の増加により抵抗R10の端子電圧が上昇し過ぎ
ると、コンパレータCMの出力がローレベルとなり、こ
れにより差動増幅器AMの出力がローレベルとなってト
ランジスタTr2がオフし、抵抗R10の端子電圧が低下す
るとコンパレータCMの出力がハイレベルとなり、これ
により差動増幅器AMの出力がハイレベルとなってトラ
ンジスタTr2がオンするようになっている。これによ
り、起動時に過大な加速度が作用することと電池23に
過電流が流れるのを防止している。
【0038】前記モータコントロール回路58は、モー
タ駆動信号によりトランジスタTr1がオンすると、差動
増幅器AMの出力レベルがハイレベルとなってトランジ
スタTr2がオン動作し、これにより電動機17を回転動
作させる。また、モータ駆動信号が停止してトランジス
タTr1がオフすると、差動増幅器AMの出力レベルがロ
ーレベルとなってトランジスタTr2がオフ動作し、これ
により電動機17の回転動作を停止させる。
【0039】このような構成の動力補助装置は、既存の
自転車の左側ペダルクランク14b及び軸継手44を取
り外し、ペダルクランク軸27に第2のトルク伝達板2
8を固定すると共にギヤケース16を車体に固定した
後、軸継手44を第1のトルク伝達板35に固定し、さ
らに左側ペダルクランク14bを軸継手44に締付けナ
ット45で固定する。このように既存の自転車に簡単に
取り付けることができる。
【0040】ペダルの踏み込み動作を行わない自転車の
運転前の状態ではスプリング39の力によりギヤ円盤部
材34に固定した第2の摩擦摺動部材42は第1のトル
ク伝達板35に圧接し、小径リング部材40に固定した
第1の摩擦摺動部材41は第2のトルク伝達板28に圧
接している。
【0041】この状態でペダル15a,15bを踏み込
み、自転車の運転を開始すると、第1のトルク伝達板3
5がペダルクランク14bの回転により回転し、第1の
トルク伝達板35の斜傾突起38の傾斜面が第2のトル
ク伝達板28の斜傾突起33の傾斜面に接触し、第1の
トルク伝達板35は回転しながらペダルクランク軸27
の軸方向へ移動する。これによりギヤ円盤部材34の第
2の摩擦摺動部材42は第1のトルク伝達板35に強く
圧接し、小径リング部材40の第1の摩擦摺動部材41
も第2のトルク伝達板28に強く圧接する。
【0042】一方、第1のトルク伝達板35が回転する
と回転速度センサ47がペダルクランク14bの回転速
度を検出する。また、ペダルクランク14bの回転によ
りペダルクランク軸27が回転し自転車は前進する。こ
れにより加速度センサ49が自転車の加速度を検出す
る。なお、ペダル15bが10度前後回転すると回転速
度が一定値以上になるように設定されている。
【0043】CPU54は回転速度センサ回路56から
の回転速度検出信号及び加速度センサ回路57からの加
速度検出信号を取込み、回転速度が一定値以上で、かつ
加速度が一定値以上になると、I/Oポート55を介し
てモータコントロール回路58にモータ駆動信号を供給
する。これによりモータコントロール回路58は電動機
17を起動する。
【0044】電動機17が起動すると電動機17の回転
トルクが減速機23を介して最終段ギア21、すなわ
ち、ギヤ円盤部材34に伝達され、さらに第1の摩擦摺
動部材41を介して第2のトルク伝達板28に伝達され
ると共に第2の摩擦摺動部材42を介して第1のトルク
伝達板35に伝達される。このとき各トルク伝達板2
8,35に伝達されるトルクの大きさは、スプリング3
9による摩擦摺動部材41,42の圧接力と摩擦摺動部
材41,42の摩擦係数と摩擦摺動部材41,42の摩
擦面の平均半径との積によって定められる。摩擦摺動部
材42の摩擦面の平均半径は摩擦摺動部材41の摩擦面
の平均半径よりも大きいので、第1のトルク伝達板35
に伝達されるトルクは第2のトルク伝達板28に伝達さ
れるトルクよりも大きくなる。こうして、人力によるペ
ダルトルクが小さくても電動機17からのトルクによる
動力補助が行われ、これによりペダルクランク軸27は
十分な回転トルクを得て自転車を動かすことになる。
【0045】また、第1のトルク伝達板35には人力に
よるペダルトルクに加えて電動機17からの動力による
トルクが加わって傾斜係合部の作用力が増加する。従っ
て、各トルク伝達板28,35によりギヤ円盤部材34
を挟持する圧接力も増加し、電動機17から伝達される
トルクはさらに増加する。このため、左側のペダル15
bからの人力によるトルクが減少しても、また、右側の
ペダル15aを踏み込むサイクルになっても、電動機1
7からの伝達トルクにより各トルク伝達板28,35と
円盤部材34との圧接力を十分に維持できる。従って、
減速機23が左側にのみ取り付けられているにも拘ら
ず、左右どちらのペダルから漕ぎ出しても十分な動力補
助ができる。しかも、左側のペダル15bを漕ぐ時には
その踏み込み力に比例して各トルク伝達板28,35と
ギヤ円盤部材34との圧接力が増加して補助動力を増大
させることができる。
【0046】また、ペダル15a又は15bが下の位置
に達した時には回転速度センサ47によるペダルクラン
ク14bの回転速度検出が中断される。このときには、
スプリング39の圧力のみによる接触圧でのトルク伝達
可能状態となる。また、これはペダルの回転を停止させ
た時も同様である。このときのトルクは10kg・cm
程度あればよいので、ほとんど違和感のない軽い力でペ
ダルを逆回転させることができる。
【0047】さらに、電動機17として垂下トルク特性
を有するモータを使用し、このモータの起動トルクを一
定値以下に制限しているので、発進時や低速時に最終段
ギヤの回転速度が人力によるペダルの回転速度よりも大
きくなり、摩擦摺動部材の摩擦力による動力補助を十分
に行うことができる。
【0048】次に本発明の他の実施例を図面を参照して
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。これは図12に示す
ように、ヘッドパイプ2に電動機及び減速機を備えたギ
ヤケース61を固定し、このギヤケース61の減速機の
出力ピニオンを前輪9のリムに当接し、電動機の回転力
を減速機を介して直接前輪9に伝達する構成になってい
る。
【0049】そして図13に示すように、ペダルクラン
ク軸27に、内部に多局着磁したリング状マグネット6
2を固定した回転部材63を取り付けている。また、ボ
トムブラケット26にリング部材64を固定し、このリ
ング部材64に支持部材65を介して回路基板66を固
定し、この回路基板66の先端に回転速度センサを構成
するホール素子67を取り付けている。そして、このホ
ール素子67を前記マグネット62の内側に対向配置し
ている。
【0050】前記回転部材63の外側に軸継手44をね
じ止めし、この軸継手44に左側のペダルクランク14
bを締め付けナット45によって固定している。
【0051】前記ペダルクランク軸27が回転すると、
回転部材63が回転し、それに伴ないマグネット62が
回転する。前記ホール素子67はマグネット62の回転
速度、すなわち、ペダルクランク軸27の回転速度に比
例したパルス間隔を持ったオン、オフ信号を出力する。
このホール素子67からのオン、オフ信号を処理するこ
とで回転速度検出信号を出力する。また、自転車が前進
すると回路ボックス19内に設けた加速度センサが加速
度を検出して加速度検出信号を出力する。
【0052】そこでCPU54は、回転速度検出信号と
加速度検出信号を取り込み、回転速度が一定値以上にな
り、かつ加速度が一定値以上になるとモータコントロー
ル回路58にモータ駆動信号を供給する。これにより、
モータコントロール回路58は、前記ギヤケース61内
の電動機を起動する。
【0053】電動機は加速度が小さい場合には主電流が
チョッパ制御されて電流が小さく押さえられる。これに
よりペダル踏み込み力以上の動力補助が行われるのが防
止される。また、ペダル踏み込み力が大きくなると加速
度もその力に比例して大きくなるので、そのときの人力
に相当した動力補助が行われるように電動機の主電流が
定められる。
【0054】この実施例においてもギヤケース61や回
転部材63やホール素子67などは既存の自転車に簡単
に取り付けることができる。そして、ペダルを踏み込む
人力に相当した動力補助を行うことができる。従って、
前記実施例と同様の効果が得られる。
【0055】なお、前記実施例では加速度検出手段とし
て加速度センサを設けたものについて述べたが必ずしも
これに限定するものではなく、回転速度センサの出力を
微分回路を通すことによって加速度を検出するものであ
ってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上、請求項1対応の発明によれば、市
販されている普通自転車に簡単に取付けることができて
汎用性を向上でき、しかも適切な動力補助ができる。
【0057】また、請求項2対応の発明によれば、市販
されている普通自転車に簡単に取付けることができて汎
用性を向上でき、しかも、ペダルクランクを連結したペ
ダル連結軸に第1のトルク伝達板を固定し、第2のトル
ク伝達板をペダルクランク軸に固定し、第1のトルク伝
達板がペダルクランクの回転力を受けて回転したとき、
第1のトルク伝達板を第2のトルク伝達板に斜傾係合部
により係合して減速機の駆動トルクを最終段ギヤから摩
擦摺動部材を介して各トルク伝達板に伝達する構成とし
ているので、ペダルの踏み込み動作により適切な動力補
助ができる。
【0058】また、請求項3対応の発明によれば、市販
されている普通自転車に簡単に取付けることができて汎
用性を向上でき、しかも摩擦摺動部材による第1のトル
ク伝達板への伝達トルクを第2のトルク伝達板への伝達
トルクよりも大きく設定しているので、左右いずれのペ
ダルの踏み込み動作によっても適切な動力補助ができ
る。
【0059】さらに、請求項4対応の発明によれば、市
販されている普通自転車に簡単に取付けることができて
汎用性を向上でき、しかもペダルクランクを連結したペ
ダル連結軸に第1のトルク伝達板を固定し、第2のトル
ク伝達板をペダルクランク軸に固定し、かつ、最終段ギ
ヤの板面をバネ部材により第1のトルク伝達板に押圧す
る構成とし、第1のトルク伝達板がペダルクランクの回
転力を受けて回転したとき、第1のトルク伝達板を第2
のトルク伝達板に斜傾係合部により係合して減速機の駆
動トルクを最終段ギヤから摩擦摺動部材を介して各トル
ク伝達板に伝達する構成としているので、ペダルの踏み
込み動作によりさらに適切な動力補助ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自転車の斜視図。
【図2】同実施例の自転車を車体フレームを省略して上
から見た図。
【図3】同実施例の左側ペダルクランク軸部の部分断面
図。
【図4】同実施例の第1のトルク伝達板の斜視図。
【図5】同実施例の第2のトルク伝達板の斜視図。
【図6】同実施例の第1のトルク伝達板の左右の側面図
及び断面図。
【図7】同実施例の第2のトルク伝達板の左右の側面図
及び断面図。
【図8】同実施例の最終段ギヤ及びギヤ円盤部材の構成
を示す図で、(a) は第2のトルク伝達板と対向する面の
斜視図、(b) は第1のトルク伝達板と対向する面の側面
図。
【図9】同実施例の加速度センサの構成を示す図で、
(a) は平面図、(b) は(a) のA−A線に沿った断面図。
【図10】同実施例の制御回路を示すブロック図。
【図11】図10のモータコントロール回路の具体回路
構成を示す回路図。
【図12】本発明の他の実施例を示す自転車の斜視図。
【図13】同実施例の左側ペダルクランク軸部の一部断
面した図。
【符号の説明】
16…ギヤケース 17…電動機 21…最終段ギヤ 23…減速機 27…ペダルクランク軸 28…第2のトルク伝達板 33,39…傾斜突起 35…ギヤ円盤部材 36…第1のトルク伝達板 41,42…摩擦摺動部材 47…回転速度センサ 48…マグネット 49…加速度センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の回転を減速機を介してクランク
    軸又は車輪に伝達して動力を補助する自転車用動力補助
    装置において、 ペダルクランクの回転速度を検出する回転速度検出手段
    と、自転車の加速度を検出する加速度検出手段とを設
    け、前記各検出手段が予め設定した一定値以上の回転速
    度及び加速度を検出したとき前記電動機を起動させるこ
    とを特徴とする自転車用動力補助装置。
  2. 【請求項2】 電池を電源として駆動する電動機及びこ
    の電動機の回転を減速ギアを介して伝達する減速機を備
    え、この減速機の出力をペダルクランク軸に伝達して動
    力を補助する自転車用動力補助装置において、 ペダルクランクを連結したペダル連結軸に固定し、前記
    ペダルクランクの回転力を受けて回転する第1のトルク
    伝達板と、前記ペダルクランク軸に固定し、このペダル
    クランク軸と一体に回転する第2のトルク伝達板と、前
    記第1のトルク伝達板が前記ペダルクランクの回転力を
    受けて回転したとき、この第1のトルク伝達板を前記第
    2のトルク伝達板に係合するとともに前記ペダルクラン
    ク軸の軸方向に移動させ、前記減速機の出力を外部に伝
    達する最終段ギヤの板面に前記各トルク伝達板を圧接さ
    せる斜傾係合部と、前記最終段ギヤの板面に前記各トル
    ク伝達板が圧接したとき、前記減速機の駆動トルクを前
    記各トルク伝達板に伝達する摩擦摺動部材と、前記ペダ
    ルクランクの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    自転車の加速度を検出する加速度検出手段とを設け、前
    記各検出手段が予め設定した一定値以上の回転速度及び
    加速度を検出したとき前記電動機を起動させることを特
    徴とする自転車用動力補助装置。
  3. 【請求項3】 摩擦摺動部材による第1のトルク伝達板
    への伝達トルクを第2のトルク伝達板への伝達トルクよ
    りも大きく設定したことを特徴とする請求項2記載の自
    転車用動力補助装置。
  4. 【請求項4】 電池を電源として駆動する電動機及びこ
    の電動機の回転を減速ギアを介して伝達する減速機を備
    え、この減速機の出力をペダルクランク軸に伝達して動
    力を補助する自転車用動力補助装置において、 ペダルクランクを連結したペダル連結軸に固定し、前記
    ペダルクランクの回転力を受けて回転する第1のトルク
    伝達板と、前記ペダルクランク軸に固定し、このペダル
    クランク軸と一体に回転する第2のトルク伝達板と、前
    記第1のトルク伝達板が前記ペダルクランクの回転力を
    受けて回転したとき、この第1のトルク伝達板を前記第
    2のトルク伝達板に係合するとともに前記ペダルクラン
    ク軸の軸方向に移動させ、前記減速機の出力を外部に伝
    達する最終段ギヤの板面に前記各トルク伝達板を圧接さ
    せる斜傾係合部と、前記最終段ギヤの板面を前記第1の
    トルク伝達板に押圧するバネ部材と、前記最終段ギヤの
    板面に前記各トルク伝達板が圧接したとき、前記減速機
    の駆動トルクを前記各トルク伝達板に伝達する摩擦摺動
    部材と、前記ペダルクランクの回転速度を検出する回転
    速度検出手段と、自転車の加速度を検出する加速度検出
    手段とを設け、前記各検出手段が予め設定した一定値以
    上の回転速度及び加速度を検出したとき前記電動機を起
    動させることを特徴とする自転車用動力補助装置。
JP7008795A 1995-03-28 1995-03-28 自転車用動力補助装置 Pending JPH08268373A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012201881A1 (de) * 2012-02-09 2013-01-17 Robert Bosch Gmbh Steuerungsanordnung für ein Elektrofahrrad
CN106585849A (zh) * 2016-11-21 2017-04-26 天津逍悦达科技有限公司 一种通过三轴加速度传感器实现自行车智能助力方法
WO2025154477A1 (ja) * 2024-01-17 2025-07-24 ミネベアミツミ株式会社 電動アシスト自転車

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