JPH0826914A - トリケトン誘導体 - Google Patents
トリケトン誘導体Info
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- JPH0826914A JPH0826914A JP6163694A JP16369494A JPH0826914A JP H0826914 A JPH0826914 A JP H0826914A JP 6163694 A JP6163694 A JP 6163694A JP 16369494 A JP16369494 A JP 16369494A JP H0826914 A JPH0826914 A JP H0826914A
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- Japan
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- compound
- alkyl group
- iii
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トウモロコシ等の作物に薬害がなく、広範な
畑地雑草を低薬量で防除できる新規トリケトン誘導体を
提供する。 【構成】 一般式 【化1】 [式中、R1 、R2 、R3 は特許請求の範囲に記載のと
おりである]で示されるトリケトン誘導体。
畑地雑草を低薬量で防除できる新規トリケトン誘導体を
提供する。 【構成】 一般式 【化1】 [式中、R1 、R2 、R3 は特許請求の範囲に記載のと
おりである]で示されるトリケトン誘導体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトリケトン誘導体および
これを用いた除草剤に関する。
これを用いた除草剤に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】雑草防
除作業の省力化や農園芸作物の生産性向上にとって、除
草剤は極めて重要な薬剤であり、そのため長年にわたっ
て除草剤の研究開発が積極的に行われ、現在多種多様な
薬剤が実用化されている。しかし、今日においてもさら
に卓越した除草特性を有する新規薬剤、特に栽培作物に
薬害を及ぼすことがなく、対象雑草のみを選択的に、か
つ低薬量で防除しうる薬剤の開発が望まれている。
除作業の省力化や農園芸作物の生産性向上にとって、除
草剤は極めて重要な薬剤であり、そのため長年にわたっ
て除草剤の研究開発が積極的に行われ、現在多種多様な
薬剤が実用化されている。しかし、今日においてもさら
に卓越した除草特性を有する新規薬剤、特に栽培作物に
薬害を及ぼすことがなく、対象雑草のみを選択的に、か
つ低薬量で防除しうる薬剤の開発が望まれている。
【0003】従来、トウモロコシなどの栽培時には、ト
リアジン系除草剤であるアトラジンや、酸アニリド系除
草剤であるアラクロールおよびメトラクロールが用いら
れてきたが、アトラジンはイネ科雑草に対する活性が低
く、アラクロール、メトラクロールは逆に広葉雑草に対
する活性が低い。したがって現在のところ、単一の薬剤
でイネ科および広葉の雑草を一度に防除することは困難
である。さらに、これらの除草剤は高薬量を必要とし、
環境問題上好ましくない。
リアジン系除草剤であるアトラジンや、酸アニリド系除
草剤であるアラクロールおよびメトラクロールが用いら
れてきたが、アトラジンはイネ科雑草に対する活性が低
く、アラクロール、メトラクロールは逆に広葉雑草に対
する活性が低い。したがって現在のところ、単一の薬剤
でイネ科および広葉の雑草を一度に防除することは困難
である。さらに、これらの除草剤は高薬量を必要とし、
環境問題上好ましくない。
【0004】上記事情に鑑みて、本発明者らはチオクロ
マン環を有する新規トリケトン誘導体を創製し、特許出
願している(国際出願WO94/04524号公報)。
この公報に記載の化合物の代表例を以下に示す。
マン環を有する新規トリケトン誘導体を創製し、特許出
願している(国際出願WO94/04524号公報)。
この公報に記載の化合物の代表例を以下に示す。
【0005】
【化4】 しかしながら、この化合物はトウモロコシに薬害がな
く、高い茎葉処理活性を持つものの、土壌処理活性は十
分に満足できるものではない。
く、高い茎葉処理活性を持つものの、土壌処理活性は十
分に満足できるものではない。
【0006】本発明の目的はトウモロコシ等の作物に薬
害がなく、広範な畑地雑草を低薬量で防除できるトリケ
トン誘導体及びそれを用いた除草剤を提供することにあ
る。
害がなく、広範な畑地雑草を低薬量で防除できるトリケ
トン誘導体及びそれを用いた除草剤を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
鋭意研究を重ねた結果、下記一般式(I)で示される新
規トリケトン誘導体が、トウモロコシ等の作物に薬害が
なく、広範な畑地雑草を低薬量で除去できることを見い
出し、本発明を完成した。
鋭意研究を重ねた結果、下記一般式(I)で示される新
規トリケトン誘導体が、トウモロコシ等の作物に薬害が
なく、広範な畑地雑草を低薬量で除去できることを見い
出し、本発明を完成した。
【0008】本発明は、(1)一般式
【化5】 [式中、R1 は基
【化6】 からなる群から選ばれる基(R5 ,R6 は水素原子、C
1 〜C4 アルキル基、C1 〜C4 アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、ハロアルキル基、ニトロ基、スルホニル基また
はシアノ基を示し、R5 ,R6 は同一でも異なっても良
く、R7 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基を示
す。)であり、R2 はC1 〜C4 アルキル基またはハロ
C1 〜C4 アルキル基であり、R3 は基
1 〜C4 アルキル基、C1 〜C4 アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、ハロアルキル基、ニトロ基、スルホニル基また
はシアノ基を示し、R5 ,R6 は同一でも異なっても良
く、R7 は水素原子またはC1 〜C4 アルキル基を示
す。)であり、R2 はC1 〜C4 アルキル基またはハロ
C1 〜C4 アルキル基であり、R3 は基
【化7】 からなる群から選ばれる基であり、基(II)、(III)中
のX1 はC1 〜C4 アルキル基であり、基(II)、(II
I)中のX2 は水素またはC1 〜C4 アルキル基であ
り、基(II)中のX3 、X4 はそれぞれ独立にC1 〜C
4 アルキル基であり、基(III)中のR4 はC1 〜C4 ア
ルキル基であり、基(II)、(III)中のnは0、1また
は2の整数である。]で示されるトリケトン誘導体およ
び(2)上記一般式(I)のトリケトン誘導体を有効成
分とする除草剤を要旨とする。
のX1 はC1 〜C4 アルキル基であり、基(II)、(II
I)中のX2 は水素またはC1 〜C4 アルキル基であ
り、基(II)中のX3 、X4 はそれぞれ独立にC1 〜C
4 アルキル基であり、基(III)中のR4 はC1 〜C4 ア
ルキル基であり、基(II)、(III)中のnは0、1また
は2の整数である。]で示されるトリケトン誘導体およ
び(2)上記一般式(I)のトリケトン誘導体を有効成
分とする除草剤を要旨とする。
【0009】先ず本発明のトリケトン誘導体について説
明する。
明する。
【0010】本発明のトリケトン誘導体は一般式(I)
で示されるものであり、式中のR1は基
で示されるものであり、式中のR1は基
【化8】 からなる群から選ばれる基、すなわち、フェニル基、置
換フェニル基、ピリジル基、ピラジル基、ピロイル基、
ピラゾリル基、チェニル基、フリル基、ナフチル基、キ
ノイル基、ベンゾフリル基である。
換フェニル基、ピリジル基、ピラジル基、ピロイル基、
ピラゾリル基、チェニル基、フリル基、ナフチル基、キ
ノイル基、ベンゾフリル基である。
【0011】フェニル基に置換されたR5 ,R6 は水素
原子、C1 〜C4 アルキル基、ハロゲン原子、C1 〜C
4 アルコキシ基、C1 〜C4 ハロアルキル基、ニトロ
基、スルホニル基またはシアノ基である。R5 ,R6 は
同一でもよく異なってもよい。フェニル基上のR5 ,R
6 としてのC1 〜C4 アルキル基としてはメチル基、エ
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル
基、i−ブチル基、t−ブチル基が挙げられ、またフェ
ニル基上のR5 ,R6 としてのハロゲン原子としてはフ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられ、フェニル基上の
R5 ,R6 としてのC1 〜C4 アルコキシ基としてはメ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポ
キシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、t−ブトキ
シ基が挙げられ、フェニル基上のR5 ,R6 としてのC
1 〜C4 ハロアルキル基としては、上記C1 〜C4 アル
キル基に1個以上のハロゲン原子(フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)が置換したものが挙げられ、スルホニル基
としてはメタンスルホニル基が挙げられる。さらに、R
5 ,R6 は同一でもよく異なってもよい。
原子、C1 〜C4 アルキル基、ハロゲン原子、C1 〜C
4 アルコキシ基、C1 〜C4 ハロアルキル基、ニトロ
基、スルホニル基またはシアノ基である。R5 ,R6 は
同一でもよく異なってもよい。フェニル基上のR5 ,R
6 としてのC1 〜C4 アルキル基としてはメチル基、エ
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル
基、i−ブチル基、t−ブチル基が挙げられ、またフェ
ニル基上のR5 ,R6 としてのハロゲン原子としてはフ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられ、フェニル基上の
R5 ,R6 としてのC1 〜C4 アルコキシ基としてはメ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポ
キシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、t−ブトキ
シ基が挙げられ、フェニル基上のR5 ,R6 としてのC
1 〜C4 ハロアルキル基としては、上記C1 〜C4 アル
キル基に1個以上のハロゲン原子(フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)が置換したものが挙げられ、スルホニル基
としてはメタンスルホニル基が挙げられる。さらに、R
5 ,R6 は同一でもよく異なってもよい。
【0012】ピラジル基の窒素原子に置換されたR7 は
水素原子またはC1 〜C4 アルキル基であり、C1 〜C
4 アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル
基、t−ブチル基が挙げられる。
水素原子またはC1 〜C4 アルキル基であり、C1 〜C
4 アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル
基、t−ブチル基が挙げられる。
【0013】R1 は、好ましくはフェニル基、4−トリ
ル基、4−メトキシフェニル基、4−フルオロフェニル
基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2−クロロフ
ェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル
基、2,4−ジクロロフェニル基、4−ニトロフェニル
基、4−シアノフェニル基、4−メタンスルホニルフェ
ニル基、チエニル基、フリル基、ベンゾフリル基、ナフ
チル基またはN−メチルピロイル基である。
ル基、4−メトキシフェニル基、4−フルオロフェニル
基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2−クロロフ
ェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル
基、2,4−ジクロロフェニル基、4−ニトロフェニル
基、4−シアノフェニル基、4−メタンスルホニルフェ
ニル基、チエニル基、フリル基、ベンゾフリル基、ナフ
チル基またはN−メチルピロイル基である。
【0014】R2 はC1 〜C4 アルキル基またはハロC
1 〜C4 アルキル基である。R2 としてのC1 〜C4 ア
ルキル基としては、上記R5 で例示したものが挙げられ
る。またR2 としてのハロC1 〜C4 アルキル基として
は、上記C1 〜C4 アルキル基に1個以上のハロゲン原
子(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)が置換したものが挙
げられる。R2 は好ましくはメチル基である。
1 〜C4 アルキル基である。R2 としてのC1 〜C4 ア
ルキル基としては、上記R5 で例示したものが挙げられ
る。またR2 としてのハロC1 〜C4 アルキル基として
は、上記C1 〜C4 アルキル基に1個以上のハロゲン原
子(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)が置換したものが挙
げられる。R2 は好ましくはメチル基である。
【0015】R3 は基
【化9】 からなる群から選ばれる基である。
【0016】R3 を示す基(II)、(III)において、X
1 はC1 〜C4 アルキル基であり、C1 〜C4 アルキル
基としては、上記R5 で例示したものが挙げられる。X
1 は好ましくはメチル基である。
1 はC1 〜C4 アルキル基であり、C1 〜C4 アルキル
基としては、上記R5 で例示したものが挙げられる。X
1 は好ましくはメチル基である。
【0017】基(II)、(III)中のX2 は水素またはC
1 〜C4 アルキル基であり、C1 〜C4 アルキル基とし
ては、上記R5 で例示したものが挙げられる。X2 は好
ましくはメチル基である。
1 〜C4 アルキル基であり、C1 〜C4 アルキル基とし
ては、上記R5 で例示したものが挙げられる。X2 は好
ましくはメチル基である。
【0018】基(II)中のX3 、X4 はそれぞれ独立に
C1 〜C4 アルキル基であり、C1〜C4 アルキル基と
しては、上記R5 で例示したものが挙げられる。X3 、
X4は好ましくはメチル基である。
C1 〜C4 アルキル基であり、C1〜C4 アルキル基と
しては、上記R5 で例示したものが挙げられる。X3 、
X4は好ましくはメチル基である。
【0019】基(III)中のR4 はC1 〜C4 アルキル基
であり、C1 〜C4 アルキル基としては、上記R5 で例
示したものが挙げられる。R4 は好ましくはメチル基で
ある。
であり、C1 〜C4 アルキル基としては、上記R5 で例
示したものが挙げられる。R4 は好ましくはメチル基で
ある。
【0020】基(II)、(III)中のnは0、1または2
の整数であり、nが0のときはスルフィド、nが1のと
きはスルホキシド、nが2のときはスルホンを示す。
の整数であり、nが0のときはスルフィド、nが1のと
きはスルホキシド、nが2のときはスルホンを示す。
【0021】一般式(I)のトリケトン誘導体は互変異
性をとりうるため、次の4種の構造をとりうるが、本発
明のトリケトン誘導体はこれらの全ての構造を包含する
ものである。
性をとりうるため、次の4種の構造をとりうるが、本発
明のトリケトン誘導体はこれらの全ての構造を包含する
ものである。
【0022】
【化10】
【0023】また、一般式(I)で示されるトリケトン
誘導体は酸性物質であり、塩基と処理することにより容
易に塩とすることができ、この塩も本発明のトリケトン
誘導体に包含されるものである。ここで塩基としては公
知のものであれば制限はないが、例えばアミン類やアニ
リン類などの有機塩基やナトリウム化合物やカリウム化
合物などの無機塩基が挙げられる。アミン類としてモノ
アルキルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミ
ンなどが挙げられる。アルキルアミン類中のアルキル基
は通常C1 〜C4 アルキル基である。アニリン類として
アニリンやモノアルキルアニリン、ジアルキルアニリン
などが挙げられる。アルキルアニリン類中のアルキル基
は通常C1 〜C4 アルキル基である。ナトリウム化合物
としては水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどであ
り、カリウム化合物としては、水酸化カリウム、炭酸カ
リウムなどである。次に本発明の除草剤について説明す
る。
誘導体は酸性物質であり、塩基と処理することにより容
易に塩とすることができ、この塩も本発明のトリケトン
誘導体に包含されるものである。ここで塩基としては公
知のものであれば制限はないが、例えばアミン類やアニ
リン類などの有機塩基やナトリウム化合物やカリウム化
合物などの無機塩基が挙げられる。アミン類としてモノ
アルキルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミ
ンなどが挙げられる。アルキルアミン類中のアルキル基
は通常C1 〜C4 アルキル基である。アニリン類として
アニリンやモノアルキルアニリン、ジアルキルアニリン
などが挙げられる。アルキルアニリン類中のアルキル基
は通常C1 〜C4 アルキル基である。ナトリウム化合物
としては水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどであ
り、カリウム化合物としては、水酸化カリウム、炭酸カ
リウムなどである。次に本発明の除草剤について説明す
る。
【0024】本発明の除草剤は、一般式(I)で示され
る本発明の新規なトリケトン誘導体および/またはその
塩を有効成分として含有するものであって、これらの化
合物を溶媒などの液状担体又は鉱物質微粉などの固体担
体と混合し、水和剤、乳剤、粉剤、粒剤などの形態に製
剤化して使用することができる。製剤化に際して乳化
性、分散性、展着性などを付与するためには界面活性剤
を添加すればよい。
る本発明の新規なトリケトン誘導体および/またはその
塩を有効成分として含有するものであって、これらの化
合物を溶媒などの液状担体又は鉱物質微粉などの固体担
体と混合し、水和剤、乳剤、粉剤、粒剤などの形態に製
剤化して使用することができる。製剤化に際して乳化
性、分散性、展着性などを付与するためには界面活性剤
を添加すればよい。
【0025】本発明の除草剤を水和剤の形態で用いる場
合、通常は本発明のトリケトン誘導体および/またはそ
の塩10〜55重量%、固体担体40〜88重量%及び
界面活性剤2〜5重量%の割合で配合して組成物を調製
し、これを用いればよい。また、乳剤の形態で用いる場
合、通常は本発明のトリケトン誘導体および/またはそ
の塩20〜50重量%、溶剤35〜75重量%及び界面
活性剤5〜15重量%の割合で配合して調製すればよ
い。
合、通常は本発明のトリケトン誘導体および/またはそ
の塩10〜55重量%、固体担体40〜88重量%及び
界面活性剤2〜5重量%の割合で配合して組成物を調製
し、これを用いればよい。また、乳剤の形態で用いる場
合、通常は本発明のトリケトン誘導体および/またはそ
の塩20〜50重量%、溶剤35〜75重量%及び界面
活性剤5〜15重量%の割合で配合して調製すればよ
い。
【0026】一方、粉剤の形態で用いる場合、通常は本
発明のトリケトン誘導体および/またはその塩1〜15
重量%、固体担体80〜97重量%及び界面活性剤2〜
5重量%の割合で配合して調製すればよい。さらに、粒
剤の形態で用いる場合は、本発明のトリケトン誘導体お
よび/またはその塩1〜15重量%、固体担体80〜9
7重量%及び界面活性剤2〜5重量%の割合で配合して
調製すればよい。
発明のトリケトン誘導体および/またはその塩1〜15
重量%、固体担体80〜97重量%及び界面活性剤2〜
5重量%の割合で配合して調製すればよい。さらに、粒
剤の形態で用いる場合は、本発明のトリケトン誘導体お
よび/またはその塩1〜15重量%、固体担体80〜9
7重量%及び界面活性剤2〜5重量%の割合で配合して
調製すればよい。
【0027】ここで固体担体としては鉱物質の微粉が用
いられ、この鉱物質の微粉としては、例えばケイソウ
土、消石灰などの酸化物、リン灰石などのリン酸塩、セ
ッコウなどの硫酸塩、タルク、パイロフェライト、クレ
ー、カオリン、ベントナイト、酸性白土、ホワイトカー
ボン、石英粉末、ケイ石粉などのケイ酸塩などを挙げる
ことができる。
いられ、この鉱物質の微粉としては、例えばケイソウ
土、消石灰などの酸化物、リン灰石などのリン酸塩、セ
ッコウなどの硫酸塩、タルク、パイロフェライト、クレ
ー、カオリン、ベントナイト、酸性白土、ホワイトカー
ボン、石英粉末、ケイ石粉などのケイ酸塩などを挙げる
ことができる。
【0028】また溶剤としては有機溶媒が用いられ、具
体的にはベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素、o−クロロトルエン、トリクロロエタン、トリ
クロロエチレンなどの塩素化炭化水素、シクロヘキサノ
ール、アミルアルコール、エチレングリコールなどのア
ルコール、イソホロン、シクロヘキサノン、シクロヘキ
セニル−シクロヘキサノンなどのケトン、ブチルセロソ
ルブ、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテルなどの
エーテル、酢酸イソプロピル、酢酸ベンジル、フタル酸
メチルなどのエステル、ジメチルホルムアミドなどのア
ミドあるいはこれらの混合物を挙げることができる。
体的にはベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素、o−クロロトルエン、トリクロロエタン、トリ
クロロエチレンなどの塩素化炭化水素、シクロヘキサノ
ール、アミルアルコール、エチレングリコールなどのア
ルコール、イソホロン、シクロヘキサノン、シクロヘキ
セニル−シクロヘキサノンなどのケトン、ブチルセロソ
ルブ、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテルなどの
エーテル、酢酸イソプロピル、酢酸ベンジル、フタル酸
メチルなどのエステル、ジメチルホルムアミドなどのア
ミドあるいはこれらの混合物を挙げることができる。
【0029】さらに、界面活性剤としては、アニオン
型、ノニオン型、カチオン型あるいは両性イオン型(ア
ミノ酸、ベタインなど)のいずれも用いることができ
る。
型、ノニオン型、カチオン型あるいは両性イオン型(ア
ミノ酸、ベタインなど)のいずれも用いることができ
る。
【0030】本発明の除草剤には、有効成分として前記
一般式(I)で表わされるトリケトン誘導体および/ま
たはその塩と共に、必要に応じ他の除草活性成分を含有
させることができる。このような他の除草活性成分とし
ては、従来公知の除草剤、例えばフェノキシ系、ジフェ
ニルエーテル系、トリアジン系、尿素系、カーバメート
系、チオールカーバメート系、酸アニリド系、ピラゾー
ル系、リン酸系、スルホニルウレア系、オキサジアゾン
系などを挙げることができ、これらの除草剤の中から適
宜選択して用いることができる。
一般式(I)で表わされるトリケトン誘導体および/ま
たはその塩と共に、必要に応じ他の除草活性成分を含有
させることができる。このような他の除草活性成分とし
ては、従来公知の除草剤、例えばフェノキシ系、ジフェ
ニルエーテル系、トリアジン系、尿素系、カーバメート
系、チオールカーバメート系、酸アニリド系、ピラゾー
ル系、リン酸系、スルホニルウレア系、オキサジアゾン
系などを挙げることができ、これらの除草剤の中から適
宜選択して用いることができる。
【0031】さらに、本発明の除草剤は必要に応じて殺
虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤、肥料などと混用するこ
とができる。
虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤、肥料などと混用するこ
とができる。
【0032】一般式(I)で示される本発明のトリケト
ン誘導体は、下記の反応方法により製造される。
ン誘導体は、下記の反応方法により製造される。
【0033】
【化11】 (式中、R1 ,R2 ,R3 は一般式(I)で定義したと
おりであり、Halはハロゲン原子を示す。) 一般式(I)で示されるトリケトン誘導体は、出発物質
(IV)を用いる方法(経路a)と出発物質(IV′)を用
いる方法(経路b)のどちらの方法を用いても製造する
ことができる。
おりであり、Halはハロゲン原子を示す。) 一般式(I)で示されるトリケトン誘導体は、出発物質
(IV)を用いる方法(経路a)と出発物質(IV′)を用
いる方法(経路b)のどちらの方法を用いても製造する
ことができる。
【0034】工程1 一般式(IV)または(IV′)のカルボン酸化合物をハロ
ゲン化剤(チオニルクロライド、オキシ塩化リン等)と
反応させ一般式(V)または(V′)の酸ハライド化合
物を製造する。
ゲン化剤(チオニルクロライド、オキシ塩化リン等)と
反応させ一般式(V)または(V′)の酸ハライド化合
物を製造する。
【0035】この工程は一般式(IV)または(IV′)の
化合物に対して等モル以上のハロゲン化剤を用いて行な
うのが好ましい。この反応は不活性溶媒(塩化メチレ
ン、クロロホルム等)で希釈して行っても良く、無溶媒
で行っても良い。またハロゲン化剤であるチオニルクロ
ライドを溶媒として過剰に用いても良い。反応温度は特
に制限はないが、0℃〜溶媒の沸点までの温度が好まし
く、60℃またはその近傍が好ましい。
化合物に対して等モル以上のハロゲン化剤を用いて行な
うのが好ましい。この反応は不活性溶媒(塩化メチレ
ン、クロロホルム等)で希釈して行っても良く、無溶媒
で行っても良い。またハロゲン化剤であるチオニルクロ
ライドを溶媒として過剰に用いても良い。反応温度は特
に制限はないが、0℃〜溶媒の沸点までの温度が好まし
く、60℃またはその近傍が好ましい。
【0036】工程2 工程1で得られた一般式(V)または(V′)の酸ハラ
イド化合物を塩基の存在下、一般式(VI)または(V
I′)のジケトン化合物と不活性溶媒中で反応させて一
般式(I)の化合物を製造する。
イド化合物を塩基の存在下、一般式(VI)または(V
I′)のジケトン化合物と不活性溶媒中で反応させて一
般式(I)の化合物を製造する。
【0037】一般式(VI)または(VI′)の化合物は一
般式(V)または(V′)の化合物に対し、1.0〜
2.0倍モル使用するのが好ましい。また塩基は特に制
限はないがナトリウムメトキサイド、マグネシウムエト
キサイド等の金属アルコキシドが好ましく、一般式
(V)または(V′)の化合物に対し1.0〜2.0倍
モル用いるのが好ましい。
般式(V)または(V′)の化合物に対し、1.0〜
2.0倍モル使用するのが好ましい。また塩基は特に制
限はないがナトリウムメトキサイド、マグネシウムエト
キサイド等の金属アルコキシドが好ましく、一般式
(V)または(V′)の化合物に対し1.0〜2.0倍
モル用いるのが好ましい。
【0038】溶媒は反応に不活性なものであれば、特に
制限はないがジエチルエーテル、THF等のエーテル系
溶媒が好ましい。反応温度は0℃〜溶媒の沸点まで可能
であるが、60℃程度が好ましい。
制限はないがジエチルエーテル、THF等のエーテル系
溶媒が好ましい。反応温度は0℃〜溶媒の沸点まで可能
であるが、60℃程度が好ましい。
【0039】なお一般式(VI)のジケトン化合物は既に
公知の方法で合成できる(例えば「新実験化学講座14
有機化合物の合成と反応II 751ページ 4・2ケ
トン類」丸善株式会社 昭和61年2月20日発行)。
公知の方法で合成できる(例えば「新実験化学講座14
有機化合物の合成と反応II 751ページ 4・2ケ
トン類」丸善株式会社 昭和61年2月20日発行)。
【0040】さらに、一般式(VI′)のジケトン化合物
は既に公知の方法で合成できる(特開平3−11837
4号公報) また一般式(IV)のカルボン酸化合物は、具体的には次
の一般式(VII)、(VIII)で示されるカルボン酸誘導体
を表す。
は既に公知の方法で合成できる(特開平3−11837
4号公報) また一般式(IV)のカルボン酸化合物は、具体的には次
の一般式(VII)、(VIII)で示されるカルボン酸誘導体
を表す。
【0041】
【化12】 一般式(VII)のカルボン酸誘導体は、国際公開WO93
/18031号公報に記載の方法により合成できる。
/18031号公報に記載の方法により合成できる。
【0042】一般式(VIII)のカルボン酸誘導体は、下
記手段(X),(Y)及び(Z)により合成できる。以
下、これらの手段(X),(Y)及び(Z)について順
次説明する。
記手段(X),(Y)及び(Z)により合成できる。以
下、これらの手段(X),(Y)及び(Z)について順
次説明する。
【0043】手段(X) X1 がC1 〜C4 アルキル基、X2 はC1 〜C4 アルキ
ル基であるカルボン酸誘導体(VIIIa),(VIIIb)の
合成
ル基であるカルボン酸誘導体(VIIIa),(VIIIb)の
合成
【化13】 (上記反応式中、X1 ,X2 はC1 〜C4 アルキル基で
あり、X3 ,X4 ,nは一般式(I)で定義した通りで
あり、Halはハロゲン原子を表す。) 出発物質である式(a)のジアルキルチオフェノール
は、公知の方法によって得られる(例えば「新実験化学
講座14,有機化合物の合成と反応 III 1704 ページ8
・1章チオール類f.ジチオ炭酸エステルを経由する合
成法」丸善株式会社、昭和61年2月20日発行)。
あり、X3 ,X4 ,nは一般式(I)で定義した通りで
あり、Halはハロゲン原子を表す。) 出発物質である式(a)のジアルキルチオフェノール
は、公知の方法によって得られる(例えば「新実験化学
講座14,有機化合物の合成と反応 III 1704 ページ8
・1章チオール類f.ジチオ炭酸エステルを経由する合
成法」丸善株式会社、昭和61年2月20日発行)。
【0044】式(a)の出発物質と3−ハロ−1,1−
ジアルキルプロペン(Hal−CH2 CH=CX
3 X4 )をアセトン、ジエチルエーテル、ジメチルホル
ムアミド等の不活性溶媒中で、無水炭酸カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、無水炭酸ナトリウム、
トリエチルアミン等の塩基の存在下に反応させ、式
(b)の化合物を得る。3−ハロ−1,1−ジアルキル
プロペンおよび塩基は、式(a)の出発物質に対しそれ
ぞれ1.0〜1.5モル当量および1.0〜1.5モル
当量使用する。反応温度は、通常0〜80℃、反応時間
は、通常1〜8時間程度が好ましい。
ジアルキルプロペン(Hal−CH2 CH=CX
3 X4 )をアセトン、ジエチルエーテル、ジメチルホル
ムアミド等の不活性溶媒中で、無水炭酸カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、無水炭酸ナトリウム、
トリエチルアミン等の塩基の存在下に反応させ、式
(b)の化合物を得る。3−ハロ−1,1−ジアルキル
プロペンおよび塩基は、式(a)の出発物質に対しそれ
ぞれ1.0〜1.5モル当量および1.0〜1.5モル
当量使用する。反応温度は、通常0〜80℃、反応時間
は、通常1〜8時間程度が好ましい。
【0045】式(b)の化合物にポリリン酸、硫酸、五
酸化リン等の脱水縮合剤を加えて閉環させ、式(c)の
化合物(チオクロマン化合物)を得る。脱水縮合剤は、
式(b)の化合物に対して1〜10モル当量使用する。
反応温度は、通常0〜100℃、反応時間は、通常1〜
8時間程度が好ましい。
酸化リン等の脱水縮合剤を加えて閉環させ、式(c)の
化合物(チオクロマン化合物)を得る。脱水縮合剤は、
式(b)の化合物に対して1〜10モル当量使用する。
反応温度は、通常0〜100℃、反応時間は、通常1〜
8時間程度が好ましい。
【0046】式(c)の化合物に、塩化メチレン、クロ
ロホルム、四塩化炭素等の溶媒の存在下、臭素、塩化ス
ルフリル、塩素等のハロゲン化試薬を反応させ、6位に
ハロゲン置換された式(d)の化合物を得る。反応温度
は、通常0〜80℃、反応時間は、通常1〜80時間程
度が好ましい。
ロホルム、四塩化炭素等の溶媒の存在下、臭素、塩化ス
ルフリル、塩素等のハロゲン化試薬を反応させ、6位に
ハロゲン置換された式(d)の化合物を得る。反応温度
は、通常0〜80℃、反応時間は、通常1〜80時間程
度が好ましい。
【0047】式(d)の化合物をマグネシウム(Mg)
と反応させてグリニヤール試薬とし、これに二酸化炭素
(CO2 )を反応させ、6位にカルボキシル基の導入さ
れた式(VIIIa)で表される化合物(n=0、スルフィ
ド化合物)を得る。溶媒としてはジエチルエーテル、T
HF等のエーテル類を用いるのが好ましい。反応温度は
0〜70℃、特に20〜60℃が好ましい。反応時間
は、通常1〜7時間程度である。
と反応させてグリニヤール試薬とし、これに二酸化炭素
(CO2 )を反応させ、6位にカルボキシル基の導入さ
れた式(VIIIa)で表される化合物(n=0、スルフィ
ド化合物)を得る。溶媒としてはジエチルエーテル、T
HF等のエーテル類を用いるのが好ましい。反応温度は
0〜70℃、特に20〜60℃が好ましい。反応時間
は、通常1〜7時間程度である。
【0048】グリニヤール試薬を得るためのマグネシウ
ム(Mg)の量は式(d)の化合物に対して1.1〜
3.5モル当量とするのが好ましい。このグリニヤール
反応はヨウ化メチルのようなヨウ化アルキルや、臭化エ
チルのような臭化アルキルなどを共存下に反応を行なう
と、当該反応が円滑に進行するので好ましい。この際用
いるハロゲン化アルキルの量は式(d)の化合物に対し
て0.1〜2.5モル当量とするのが好ましい。
ム(Mg)の量は式(d)の化合物に対して1.1〜
3.5モル当量とするのが好ましい。このグリニヤール
反応はヨウ化メチルのようなヨウ化アルキルや、臭化エ
チルのような臭化アルキルなどを共存下に反応を行なう
と、当該反応が円滑に進行するので好ましい。この際用
いるハロゲン化アルキルの量は式(d)の化合物に対し
て0.1〜2.5モル当量とするのが好ましい。
【0049】グリニヤール試薬と二酸化炭素(CO2 )
との反応は溶媒中のグリニヤール試薬にボンベより二酸
化炭素ガスを吹き込むことにより、またはドライアイス
(固体炭酸)から発生させた二酸化炭素ガスを吹き込む
ことにより行われる。またドライアイスを直接グリニヤ
ール試薬に加えて反応させてもよい。
との反応は溶媒中のグリニヤール試薬にボンベより二酸
化炭素ガスを吹き込むことにより、またはドライアイス
(固体炭酸)から発生させた二酸化炭素ガスを吹き込む
ことにより行われる。またドライアイスを直接グリニヤ
ール試薬に加えて反応させてもよい。
【0050】式(VIIIa)の化合物に酸化剤(例えば過
酸化水素、過酢酸、メタ過ヨウ素酸ナトリウム)を溶媒
(例えば酢酸、水、メタノール)中で作用させて式(VI
IIb)で表される化合物(n=1、スルホキシド化合
物、n=2、スルホン化合物)を得る。(VIIIa)に対
して酸化剤を1当量反応させることによりスルホキシド
が、2当量以上反応させることによりスルホンが得られ
る。
酸化水素、過酢酸、メタ過ヨウ素酸ナトリウム)を溶媒
(例えば酢酸、水、メタノール)中で作用させて式(VI
IIb)で表される化合物(n=1、スルホキシド化合
物、n=2、スルホン化合物)を得る。(VIIIa)に対
して酸化剤を1当量反応させることによりスルホキシド
が、2当量以上反応させることによりスルホンが得られ
る。
【0051】手段(Y) X1 がC1 〜C4 アルキル基、X2 は水素原子であるカ
ルボン酸誘導体(VIIIc)の合成
ルボン酸誘導体(VIIIc)の合成
【化14】 (上記反応式中、X1 はC1 〜C4 アルキル基、X2 は
水素であり、X3 ,X4,nは一般式(I)で定義の通
りである。) 出発物質である式(e)の4,4,5−トリアルキル−
6−ブロモ−8−クロロチオクロマンは、例えば前記手
段(X)におけるX2 =2−Clである式(a)の化合
物、すなわち2−クロロ−5−アルキルチオフェノール
を出発物質として手段(X)と同様の方法によって得ら
れる。すなわち式(e)で示される4,4,5−トリア
ルキル−6−ブロモ−8−クロロチオクロマンは、手段
(X)中のHalが臭素であり、X2 が2−Clである
式(d)の化合物に相当する。
水素であり、X3 ,X4,nは一般式(I)で定義の通
りである。) 出発物質である式(e)の4,4,5−トリアルキル−
6−ブロモ−8−クロロチオクロマンは、例えば前記手
段(X)におけるX2 =2−Clである式(a)の化合
物、すなわち2−クロロ−5−アルキルチオフェノール
を出発物質として手段(X)と同様の方法によって得ら
れる。すなわち式(e)で示される4,4,5−トリア
ルキル−6−ブロモ−8−クロロチオクロマンは、手段
(X)中のHalが臭素であり、X2 が2−Clである
式(d)の化合物に相当する。
【0052】式(e)の化合物をマグネシウム(Mg)
と反応させて、グリニヤール試薬とし、これに二酸化炭
素(CO2 )を反応させ、6位にカルボキシル基が導入
されたカルボン酸誘導体である(f)(n=0、スルフ
ィド化合物)を得る。溶媒、反応温度、使用するマグネ
シウムの量等の反応条件については、上記手段(X)に
おけるグリニヤール反応と同様である。
と反応させて、グリニヤール試薬とし、これに二酸化炭
素(CO2 )を反応させ、6位にカルボキシル基が導入
されたカルボン酸誘導体である(f)(n=0、スルフ
ィド化合物)を得る。溶媒、反応温度、使用するマグネ
シウムの量等の反応条件については、上記手段(X)に
おけるグリニヤール反応と同様である。
【0053】次いで、式(f)の化合物に酸化剤を溶媒
中で作用させて式(g)で表される化合物(n=1、ス
ルホキシド化合物、n=2、スルホン化合物)を得る。
酸化剤の種類、量、溶媒等の反応条件については、上記
手段(X)における酸化反応と同様である。
中で作用させて式(g)で表される化合物(n=1、ス
ルホキシド化合物、n=2、スルホン化合物)を得る。
酸化剤の種類、量、溶媒等の反応条件については、上記
手段(X)における酸化反応と同様である。
【0054】最後に式(g)の化合物を60%含水エタ
ノール等の溶媒中で、亜鉛末等により還元し、式(VIII
c)で表されるカルボン酸誘導体が得られる。反応温度
は、通常20〜120℃、反応時間は、通常1〜12時
間程度が好ましい。
ノール等の溶媒中で、亜鉛末等により還元し、式(VIII
c)で表されるカルボン酸誘導体が得られる。反応温度
は、通常20〜120℃、反応時間は、通常1〜12時
間程度が好ましい。
【0055】手段(Z) 一般式(VIII)のカルボン酸誘導体は、下記の方法によ
っても合成できる。
っても合成できる。
【0056】
【化15】 (上記反応式中、X1 、X2 、X3 、X4 およびnは前
記一般式(I)におけると同様である。)
記一般式(I)におけると同様である。)
【0057】工程1および工程2 出発物質(a)より化合物(b)を経て化合物(c)を
製造する工程1および工程2は手段(X)における最初
の2工程と同様である。
製造する工程1および工程2は手段(X)における最初
の2工程と同様である。
【0058】工程3 式(c)の化合物にジクロロメタン、ニトロメタン、ア
セトニトリル、ベンゼン等の溶媒の存在下、塩化アルミ
ニウム、塩化亜鉛、塩化鉄等のルイス酸またはフッ化水
素、硫酸、リン酸等のプロトン酸と共に塩化アセチルを
反応させ6位にアセチル基が導入された化合物(h)を
得る。ルイス酸、プロトン酸は式(c)の化合物に対し
1.0〜1.5モル当量、塩化アセチルは1.0〜1.
5モル当量使用する。反応温度は通常0〜80℃、反応
時間は1〜8時間程度が好ましい。
セトニトリル、ベンゼン等の溶媒の存在下、塩化アルミ
ニウム、塩化亜鉛、塩化鉄等のルイス酸またはフッ化水
素、硫酸、リン酸等のプロトン酸と共に塩化アセチルを
反応させ6位にアセチル基が導入された化合物(h)を
得る。ルイス酸、プロトン酸は式(c)の化合物に対し
1.0〜1.5モル当量、塩化アセチルは1.0〜1.
5モル当量使用する。反応温度は通常0〜80℃、反応
時間は1〜8時間程度が好ましい。
【0059】工程4a スルフィド化合物(h)に酸化剤(例えば過酸化水素、
過酢酸、メタ過ヨウ素ナトリウム)を溶媒(例えば酢
酸、水、メタノール)中で作用させて化合物(i)(n
=1、スルホキシド化合物、n=2、スルホン化合物)
を得る。(h)に対して酸化剤を1当量反応させること
によりスルホキシド化合物が得られ、また酸化剤を2当
量反応させることによりスルホン化合物が得られる。
過酢酸、メタ過ヨウ素ナトリウム)を溶媒(例えば酢
酸、水、メタノール)中で作用させて化合物(i)(n
=1、スルホキシド化合物、n=2、スルホン化合物)
を得る。(h)に対して酸化剤を1当量反応させること
によりスルホキシド化合物が得られ、また酸化剤を2当
量反応させることによりスルホン化合物が得られる。
【0060】工程4b チオクロマン環のSを酸化せずにカルボン酸に変換する
方法として、 J. Am.Chem. Soc. 66 、1612頁(1944)
に記載の方法がある。つまりスルフィド(h)をピリジ
ン中ヨウ素と反応させ、アルカリで分解することにより
式(VIIId)で表される化合物が得られる。
方法として、 J. Am.Chem. Soc. 66 、1612頁(1944)
に記載の方法がある。つまりスルフィド(h)をピリジ
ン中ヨウ素と反応させ、アルカリで分解することにより
式(VIIId)で表される化合物が得られる。
【0061】工程5 メチルケトン(i)を酸化剤(例えば過マンガン酸塩、
クロム酸塩、ハロゲン、酸素、硫酸等)を用いて式(VI
IIe)で表されるカルボン酸化合物に変換する。
クロム酸塩、ハロゲン、酸素、硫酸等)を用いて式(VI
IIe)で表されるカルボン酸化合物に変換する。
【0062】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0063】中間体製造実施例1 後記する製造実施例1で出発原料として用いた4,4,
5,8−テトラメチルチオクロマン−6−カルボン酸
1,1−ジオキシドは以下の工程で製造した。
5,8−テトラメチルチオクロマン−6−カルボン酸
1,1−ジオキシドは以下の工程で製造した。
【0064】
【化16】
【0065】工程(1) 2,5−ジメチル−チオフェノール8.0g(0.05
8モル)にアセトン80ml、1−ブロモ−3−メチル
−2−ブテン9.1g(0.06モル)及び無水炭酸カ
リウム8.0g(0.058モル)を加え、1時間加熱
還流した。反応終了後、生じた塩を濾去し、アセトンを
減圧下留去後、得られた残渣に酢酸エチルを加え飽和食
塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後2−メチ
ル−4−(2,5−ジメチルフェニル)チオ−2−ブテ
ンを12g(収率100%)得た。1 HNMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テ
トラメチルシラン):1.60(3H,s)、1.70
(3H,s)、2.30(6H,s)、3.50(2
H,d)、5.15〜5.50(1H,m)、6.80
〜7.10(3H,m)
8モル)にアセトン80ml、1−ブロモ−3−メチル
−2−ブテン9.1g(0.06モル)及び無水炭酸カ
リウム8.0g(0.058モル)を加え、1時間加熱
還流した。反応終了後、生じた塩を濾去し、アセトンを
減圧下留去後、得られた残渣に酢酸エチルを加え飽和食
塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後2−メチ
ル−4−(2,5−ジメチルフェニル)チオ−2−ブテ
ンを12g(収率100%)得た。1 HNMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テ
トラメチルシラン):1.60(3H,s)、1.70
(3H,s)、2.30(6H,s)、3.50(2
H,d)、5.15〜5.50(1H,m)、6.80
〜7.10(3H,m)
【0066】工程(2) ポリリン酸51gに2−メチル−4−(2,5−ジメチ
ルフェニル)チオ−2−ブテン7.0g(0.034モ
ル)を撹拌しながら滴下した。室温で更に30分間撹拌
した後、反応混合物を氷水に注加し、n−ヘキサンで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。減圧下n−ヘキサンを留去し、
4,4,5,8−テトラメチルチオクロマン6.7g
(収率95%)を得た。1 NMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テト
ラメチルシラン):1.40(6H,s)、1.95〜
2.15(2H,m)、2.20(3H,s)、2.5
0(3H,s)、2.80〜3.10(2H,m)、
6.80(2H,dd)
ルフェニル)チオ−2−ブテン7.0g(0.034モ
ル)を撹拌しながら滴下した。室温で更に30分間撹拌
した後、反応混合物を氷水に注加し、n−ヘキサンで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。減圧下n−ヘキサンを留去し、
4,4,5,8−テトラメチルチオクロマン6.7g
(収率95%)を得た。1 NMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テト
ラメチルシラン):1.40(6H,s)、1.95〜
2.15(2H,m)、2.20(3H,s)、2.5
0(3H,s)、2.80〜3.10(2H,m)、
6.80(2H,dd)
【0067】工程(3) 4,4,5,8−テトラメチルチオクロマン13.2g
(0.064モル)に塩化メチレン100mlを加え、
臭素10.2g(0.064モル)を室温で滴下し、滴
下後2時間反応を行った。反応終了後、2%亜硫酸水素
ナトリウム水溶液を70ml加え、過剰の臭素を除き、
分液後、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
下に塩化メチレンを留去し、得られたオイル状物質をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4,
4,5,8−テトラメチル−6−ブロモチオクロマンを
15.9g(収率87%)得た。1 NMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テト
ラメチルシラン):1.45(6H,s)、1.90〜
2.10(2H,m)、2.20(3H,s)、2.5
0(3H,s)、2.80〜3.00(2H,m)、
7.20(1H,s)
(0.064モル)に塩化メチレン100mlを加え、
臭素10.2g(0.064モル)を室温で滴下し、滴
下後2時間反応を行った。反応終了後、2%亜硫酸水素
ナトリウム水溶液を70ml加え、過剰の臭素を除き、
分液後、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
下に塩化メチレンを留去し、得られたオイル状物質をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4,
4,5,8−テトラメチル−6−ブロモチオクロマンを
15.9g(収率87%)得た。1 NMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テト
ラメチルシラン):1.45(6H,s)、1.90〜
2.10(2H,m)、2.20(3H,s)、2.5
0(3H,s)、2.80〜3.00(2H,m)、
7.20(1H,s)
【0068】工程(4) マグネシウム2.9g(0.12モル)をTHF(テト
ラヒドロフラン)100mlに分散し、エチルブロマイ
ド7.4g(0.068モル)を滴下した。10分間反
応させた後、ここに4,4,5,8−テトラメチル−6
−ブロモチオクロマン9.7g(0.034モル)のT
HF溶液を室温で徐々に加えた。反応混合物を3時間還
流後、10℃まで冷却し、炭酸ガスを1時間バブリング
した。反応液に5%塩酸を100ml加え未反応のマグ
ネシウムを溶かした。減圧下THFを留去し、塩化メチ
レンを加えて水層を除去した。有機層を5%炭酸カリウ
ム水溶液で抽出し、5%塩酸を加えてpH1に調整し、
生じた固体を濾取し、4,4,5,8−テトラメチルチ
オクロマン−6−カルボン酸7.4g(収率88%)を
得た。1 NMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テト
ラメチルシラン):1.50(6H,s)、1.90〜
2.10(2H,m)、2.25(3H,s)、2.7
0(3H,s)、2.90〜3.10(2H,m)、
7.55(1H,s) IR(KBr錠剤、cm-1):3450〜2550、2
980、2930、1695 m.p.:166.0〜167.1℃
ラヒドロフラン)100mlに分散し、エチルブロマイ
ド7.4g(0.068モル)を滴下した。10分間反
応させた後、ここに4,4,5,8−テトラメチル−6
−ブロモチオクロマン9.7g(0.034モル)のT
HF溶液を室温で徐々に加えた。反応混合物を3時間還
流後、10℃まで冷却し、炭酸ガスを1時間バブリング
した。反応液に5%塩酸を100ml加え未反応のマグ
ネシウムを溶かした。減圧下THFを留去し、塩化メチ
レンを加えて水層を除去した。有機層を5%炭酸カリウ
ム水溶液で抽出し、5%塩酸を加えてpH1に調整し、
生じた固体を濾取し、4,4,5,8−テトラメチルチ
オクロマン−6−カルボン酸7.4g(収率88%)を
得た。1 NMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テト
ラメチルシラン):1.50(6H,s)、1.90〜
2.10(2H,m)、2.25(3H,s)、2.7
0(3H,s)、2.90〜3.10(2H,m)、
7.55(1H,s) IR(KBr錠剤、cm-1):3450〜2550、2
980、2930、1695 m.p.:166.0〜167.1℃
【0069】工程(5) 4,4,5,8−テトラメチルチオクロマン−6−カル
ボン酸5g(0.02モル)に酢酸4mlを加え、更に
30%過酸化水素水6.9g(0.06モル)を加え、
80℃で2時間加熱した。反応混合物に2%亜硫酸水素
ナトリウム水溶液を50ml加え、析出した固体を濾取
し、4,4−ジメチル−5,8−ジメチルチオクロマン
−6−カルボン酸−1,1−ジオキシド5.1g(収率
90%)を得た。1 NMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テト
ラメチルシラン):1.60(6H,s)、2.25〜
2.50(2H,m)、2.65(3H,s)、2.7
5(3H,s)、3.30〜3.50(2H,m)、
7.55(1H,s) IR(KBr錠剤、cm-1):3500〜2550、3
000、2950、1630、1290、1130 m.p.:208.8〜209.3℃
ボン酸5g(0.02モル)に酢酸4mlを加え、更に
30%過酸化水素水6.9g(0.06モル)を加え、
80℃で2時間加熱した。反応混合物に2%亜硫酸水素
ナトリウム水溶液を50ml加え、析出した固体を濾取
し、4,4−ジメチル−5,8−ジメチルチオクロマン
−6−カルボン酸−1,1−ジオキシド5.1g(収率
90%)を得た。1 NMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テト
ラメチルシラン):1.60(6H,s)、2.25〜
2.50(2H,m)、2.65(3H,s)、2.7
5(3H,s)、3.30〜3.50(2H,m)、
7.55(1H,s) IR(KBr錠剤、cm-1):3500〜2550、3
000、2950、1630、1290、1130 m.p.:208.8〜209.3℃
【0070】中間体製造実施例2 後記する製造実施例3で出発原料として用いた4,4,
5,8−テトラメチル−6−アセトアセチルチオクロマ
ン−1,1−ジオキシドは以下の工程で製造した。
5,8−テトラメチル−6−アセトアセチルチオクロマ
ン−1,1−ジオキシドは以下の工程で製造した。
【0071】
【化17】
【0072】工程1b 4,4,5,8−テトラメチル−6−カルボン酸−1,
1−ジオキシド6.72g(23.8ミリモル)に塩化
チオニル7mlを加えて30分間加熱還流した。反応
後、過剰の塩化チオニルを減圧下留去した。残留したオ
イルにTHF20mlを加えて溶解して、カルボン酸ハ
ライドのTHF溶液を得た。一方、3−オキソブタン酸
t−ブチル4.15g(26.2ミリモル)とマグネシ
ウムエトキシド3.00g(26.2ミリモル)のTH
F40mlの混合液を2時間加熱還流した。この混合物
に、上記カルボン酸ハライドのTHF溶液を加え、さら
に、3時間加熱還流した。反応後、THFを減圧下留去
し、酢酸エチルを加えて5%塩酸、次いで飽和食塩水で
洗浄した後、有機層を濃縮し、2−(4,4,5,8−
テトラメチルチオクロマン−1,1−ジオキシド−6−
カルボニル)−3−オキソブタン酸t−ブチル11.1
gを粗製褐色ガラス状物として得た。これをさらに精製
することなく次の反応に用いた。1 HNMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テ
トラメチルシラン):1.10(9H,s)、1.56
(6H,s)、2.2−2.4(2H,s)、2.45
(3H,s)、2.50(3H,s)、2.74(3
H,s)、3.3−3.5(2H,m)、6.95(1
H,s) IR(KBr錠剤、cm-1):3000、1720、1
300、1135
1−ジオキシド6.72g(23.8ミリモル)に塩化
チオニル7mlを加えて30分間加熱還流した。反応
後、過剰の塩化チオニルを減圧下留去した。残留したオ
イルにTHF20mlを加えて溶解して、カルボン酸ハ
ライドのTHF溶液を得た。一方、3−オキソブタン酸
t−ブチル4.15g(26.2ミリモル)とマグネシ
ウムエトキシド3.00g(26.2ミリモル)のTH
F40mlの混合液を2時間加熱還流した。この混合物
に、上記カルボン酸ハライドのTHF溶液を加え、さら
に、3時間加熱還流した。反応後、THFを減圧下留去
し、酢酸エチルを加えて5%塩酸、次いで飽和食塩水で
洗浄した後、有機層を濃縮し、2−(4,4,5,8−
テトラメチルチオクロマン−1,1−ジオキシド−6−
カルボニル)−3−オキソブタン酸t−ブチル11.1
gを粗製褐色ガラス状物として得た。これをさらに精製
することなく次の反応に用いた。1 HNMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テ
トラメチルシラン):1.10(9H,s)、1.56
(6H,s)、2.2−2.4(2H,s)、2.45
(3H,s)、2.50(3H,s)、2.74(3
H,s)、3.3−3.5(2H,m)、6.95(1
H,s) IR(KBr錠剤、cm-1):3000、1720、1
300、1135
【0073】工程2b 粗製の2−(4,4,5,8−テトラメチルチオクロマ
ン−1,1−ジオキシド−6−カルボニル)−3−オキ
ソブタン酸t−ブチル11.1g(26.2ミリモル)
と4−トルエンスルホン酸0.40gとトルエン100
mlの混合物を3時間加熱還流させた。冷却混合液に酢
酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウムで乾燥し、次
いで濾過した。この濾液を減圧下留去し、粗製の4,
4,5,8−テトラメチル−6−アセトアセチルチオク
ロマン−1,1−ジオキシド8.11gを得た。1 HNMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テ
トラメチルシラン):1.57(6H,s)、2.18
(3H,s)、2.3−2.5(2H,m) IR(KBr錠剤、cm-1):2960、1620、1
300、1140
ン−1,1−ジオキシド−6−カルボニル)−3−オキ
ソブタン酸t−ブチル11.1g(26.2ミリモル)
と4−トルエンスルホン酸0.40gとトルエン100
mlの混合物を3時間加熱還流させた。冷却混合液に酢
酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウムで乾燥し、次
いで濾過した。この濾液を減圧下留去し、粗製の4,
4,5,8−テトラメチル−6−アセトアセチルチオク
ロマン−1,1−ジオキシド8.11gを得た。1 HNMR(ppm、溶媒:CDCl3 、内部標準:テ
トラメチルシラン):1.57(6H,s)、2.18
(3H,s)、2.3−2.5(2H,m) IR(KBr錠剤、cm-1):2960、1620、1
300、1140
【0074】製造実施例1 原料カルボン酸として4,4,5,8−テトラメチル−
6−カルボン酸−1,1−ジオキシドを用い、その0.
5g(1.77ミリモル)に塩化チオニル1mlを加え
60℃にて30分間反応させた。反応終了後過剰の塩化
チオニルを減圧下留去した。残留したオイルに1mlの
THFを加えて溶解してカルボン酸ハライドのTHF溶
液を得た。一方10mlのTHF中でジケトン誘導体で
あるベンゾイルアセトン0.32g(1.95ミリモ
ル)をマグネシウムエトキサイド0.22g(1.95
ミリモル)と1時間加熱還流した混合物を調製し、この
混合物に、上記カルボン酸ハライドのTHF溶液を加
え、更に2時間加熱還流した。反応終了後THFを減圧
下留去し、酢酸エチルを加えて5%塩酸で洗浄した。有
機層に5%炭酸ナトリウム水溶液を加え抽出し、塩酸を
加えpHを1に調整し、生じた固体を濾取し目的物(化
合物1)を0.51g(収率68%)得た。
6−カルボン酸−1,1−ジオキシドを用い、その0.
5g(1.77ミリモル)に塩化チオニル1mlを加え
60℃にて30分間反応させた。反応終了後過剰の塩化
チオニルを減圧下留去した。残留したオイルに1mlの
THFを加えて溶解してカルボン酸ハライドのTHF溶
液を得た。一方10mlのTHF中でジケトン誘導体で
あるベンゾイルアセトン0.32g(1.95ミリモ
ル)をマグネシウムエトキサイド0.22g(1.95
ミリモル)と1時間加熱還流した混合物を調製し、この
混合物に、上記カルボン酸ハライドのTHF溶液を加
え、更に2時間加熱還流した。反応終了後THFを減圧
下留去し、酢酸エチルを加えて5%塩酸で洗浄した。有
機層に5%炭酸ナトリウム水溶液を加え抽出し、塩酸を
加えpHを1に調整し、生じた固体を濾取し目的物(化
合物1)を0.51g(収率68%)得た。
【0075】製造実施例2 原料カルボン酸として4−メトキシ−5,8−ジメチル
チオクロマン−6−カルボン酸−1,1−ジオキシドを
用いた以外は製造実施例1と同様の操作を行い目的物
(化合物2)を得た。
チオクロマン−6−カルボン酸−1,1−ジオキシドを
用いた以外は製造実施例1と同様の操作を行い目的物
(化合物2)を得た。
【0076】製造実施例3〜6 原料のカルボン酸(R1 −COOH)として表1〜2に
示した化合物を用い、ジケトン誘導体として、ベンゾイ
ルアセトンのかわりに4,4,5,8−テトラメチル−
6−アセトアセチルチオクロマン−1,1−ジオキシド
を用いた以外は製造実施例1と同様の操作を行い目的物
(化合物3〜6)を得た。
示した化合物を用い、ジケトン誘導体として、ベンゾイ
ルアセトンのかわりに4,4,5,8−テトラメチル−
6−アセトアセチルチオクロマン−1,1−ジオキシド
を用いた以外は製造実施例1と同様の操作を行い目的物
(化合物3〜6)を得た。
【0077】製造実施例7 粗製の4,4,5,8−テトラメチル−6−アセトアセ
チルチオクロマン−1,1−ジオキシド0.60g
(1.9ミリモル)とマグネシウムエトキシド0.21
g(1.9ミリモル)とTHF10mlの混合溶液を2
時間加熱還流した混合物を調製し、放冷後、この混合物
に4−ニトロベンゾイルクロリドのTHF5ml溶液を
加え、さらに3時間加熱還流した。反応終了後THFを
減圧下留去し、酢酸エチルを加えて、5%塩酸水溶液、
飽和食塩水で洗浄した後、有機層を濃縮し、酢酸エチル
−ヘキサンで結晶化することにより、目的物(化合物
7)を0.51g(収率58%)得た。
チルチオクロマン−1,1−ジオキシド0.60g
(1.9ミリモル)とマグネシウムエトキシド0.21
g(1.9ミリモル)とTHF10mlの混合溶液を2
時間加熱還流した混合物を調製し、放冷後、この混合物
に4−ニトロベンゾイルクロリドのTHF5ml溶液を
加え、さらに3時間加熱還流した。反応終了後THFを
減圧下留去し、酢酸エチルを加えて、5%塩酸水溶液、
飽和食塩水で洗浄した後、有機層を濃縮し、酢酸エチル
−ヘキサンで結晶化することにより、目的物(化合物
7)を0.51g(収率58%)得た。
【0078】製造実施例8〜18 原料の酸クロリド(R1 COCl)として、表2〜5に
示した化合物を用いた以外は製造実施例7と同様に操作
を行い、目的物(化合物8〜18)を得た。
示した化合物を用いた以外は製造実施例7と同様に操作
を行い、目的物(化合物8〜18)を得た。
【0079】製造実施例1〜18によって得られた化合
物の構造、収率を表1〜5に、物性データを表6〜10
に示す。
物の構造、収率を表1〜5に、物性データを表6〜10
に示す。
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】
【0082】
【表3】
【0083】
【表4】
【0084】
【表5】
【0085】
【表6】
【0086】
【表7】
【0087】
【表8】
【0088】
【表9】
【0089】
【表10】
【0090】除草剤実施例 (1)除草剤の調製 担体としてタルク(商品名:ジークライト)97重量
部、界面活性剤としてアルキルアリールスルホン酸(商
品名:ネオペレックス、花王アトラス(株)製)1.5
重量部およびノニオン型とアニオン型の界面活性剤(商
品名:ソルポール800A、東邦化学工業(株)製)
1.5重量部を均一に粉砕混合して水和剤用担体を得
た。
部、界面活性剤としてアルキルアリールスルホン酸(商
品名:ネオペレックス、花王アトラス(株)製)1.5
重量部およびノニオン型とアニオン型の界面活性剤(商
品名:ソルポール800A、東邦化学工業(株)製)
1.5重量部を均一に粉砕混合して水和剤用担体を得
た。
【0091】この水和剤用担体90重量部と前記製造実
施例1〜18で得られた本発明化合物10重量部(比較
例については、下記化合物(i)を10重量部)を均一
に粉砕混合してそれぞれ除草剤を得た。
施例1〜18で得られた本発明化合物10重量部(比較
例については、下記化合物(i)を10重量部)を均一
に粉砕混合してそれぞれ除草剤を得た。
【0092】(2)茎葉処理試験 畑地土壌を充填した1/5000アールワグネルポット
にノビエ、メヒシバ、エノコログサ、オオイヌタデ、チ
ョウセンアサガオ、アオゲイトウ、イヌホウズキ、オナ
モミ、イチビの雑草種子およびトウモロコシの種子を播
種し、覆土後、温室内で育成し、これら植物の1〜2葉
期に上記(1)で得た所定量の所定の除草剤を水に懸濁
し、2000リットル/ヘクタール相当の液量で茎葉部
へ均一にスプレー散布した。その後温室内で育成し、処
理後20日目に除草効果および作物への薬害を判定し
た。結果を表11に示す。
にノビエ、メヒシバ、エノコログサ、オオイヌタデ、チ
ョウセンアサガオ、アオゲイトウ、イヌホウズキ、オナ
モミ、イチビの雑草種子およびトウモロコシの種子を播
種し、覆土後、温室内で育成し、これら植物の1〜2葉
期に上記(1)で得た所定量の所定の除草剤を水に懸濁
し、2000リットル/ヘクタール相当の液量で茎葉部
へ均一にスプレー散布した。その後温室内で育成し、処
理後20日目に除草効果および作物への薬害を判定し
た。結果を表11に示す。
【0093】なお、比較例として用いた化合物(i)
は、WO94/04524号公報に記載されている化合
物であり、以下の構造を有する。
は、WO94/04524号公報に記載されている化合
物であり、以下の構造を有する。
【0094】
【化18】
【0095】なお、除草効果および作物薬害は下記の基
準に従って表示した。
準に従って表示した。
【0096】(基準) 除草効果 残草重無処理比(%) 0 81〜100 1 61〜80 2 41〜60 3 21〜40 4 1〜20 5 0 作物薬害 残草重無処理比(%) − 100 ± 95〜99 + 90〜94 ++ 80〜89 +++ 0〜79 ここで、残草重無処理比=(処理区の残草重/無処理区
の残草重)×100で求めた。
の残草重)×100で求めた。
【0097】(3)畑地土壌処理試験 畑地土壌を充填した1/5000アールワグネルポット
にノビエ、メヒシバ、エノコログサ、オオイヌタデ、チ
ョウセンアサガオ、アオゲイトウ、イヌホウズキ、オナ
モミ、イチビの雑草種子およびトウモロコシの種子を播
種し、覆土後、上記(1)で得た所定量の所定の除草剤
を水に懸濁して土壌表面に均一に散布した。その後、温
室内で育成し、処理後20日目に除草効果および作物へ
の薬害を判定した。結果を表12に示す。
にノビエ、メヒシバ、エノコログサ、オオイヌタデ、チ
ョウセンアサガオ、アオゲイトウ、イヌホウズキ、オナ
モミ、イチビの雑草種子およびトウモロコシの種子を播
種し、覆土後、上記(1)で得た所定量の所定の除草剤
を水に懸濁して土壌表面に均一に散布した。その後、温
室内で育成し、処理後20日目に除草効果および作物へ
の薬害を判定した。結果を表12に示す。
【0098】なお、除草効果および作物薬害は(2)茎
葉処理試験において記述した基準に従って表示し、比較
例としては同様に化合物(i)を用いた。
葉処理試験において記述した基準に従って表示し、比較
例としては同様に化合物(i)を用いた。
【0099】
【表11】
【0100】
【表12】
【0101】表11および表12より、本発明のトリケ
トン誘導体は、トウモロコシに薬害がなく、広範な畑地
雑草を低薬量で除去できることが確認された。
トン誘導体は、トウモロコシに薬害がなく、広範な畑地
雑草を低薬量で除去できることが確認された。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、トウモロコシ等の作物
に薬害がなく、広範な畑地雑草を低薬量で除去できる新
規トリケトン誘導体およびこれを有効成分とする除草剤
が提供された。
に薬害がなく、広範な畑地雑草を低薬量で除去できる新
規トリケトン誘導体およびこれを有効成分とする除草剤
が提供された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 409/06 307 (72)発明者 高嶋 頼由 千葉県袖ケ浦市上泉1280番地 出光興産株 式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、R1 は基 【化2】 からなる群から選ばれる基(R5 ,R6 は水素原子、C
1 〜C4 アルキル基、C1 〜C4 アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、C1 〜C4 ハロアルキル基、ニトロ基、スルホ
ニル基またはシアノ基を示し、R5 ,R6 は同一でも異
なっても良く、R7 は水素原子またはC1 〜C4 アルキ
ル基を示す。)であり、 R2 はC1 〜C4 アルキル基またはハロC1 〜C4 アル
キル基であり、 R3 は基 【化3】 からなる群から選ばれる基であり、 基(II)、(III)中のX1 はC1 〜C4 アルキル基であ
り、 基(II)、(III)中のX2 は水素またはC1 〜C4 アル
キル基であり、 基(II)中のX3 、X4 はそれぞれ独立にC1 〜C4 ア
ルキル基であり、 基(III)中のR4 はC1 〜C4 アルキル基であり、 基(II)、(III)中のnは0、1または2の整数であ
る。]で示されるトリケトン誘導体。 - 【請求項2】 R1 がフェニル基、4−トリル基、4−
メトキシフェニル基、4−フルオロフェニル基、4−ト
リフルオロメチルフェニル基、2−クロロフェニル基、
3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2,4
−ジクロロフェニル基、4−ニトロフェニル基、4−シ
アノフェニル基、4−メタンスルホニルフェニル基、チ
エニル基、フリル基、ベンゾフリル基、ナフチル基また
はN−メチルピロイル基である請求項1に記載のトリケ
トン誘導体。 - 【請求項3】 R2 がメチル基である、請求項1に記載
のトリケトン誘導体。 - 【請求項4】 R3 が基(II)であり、基(II)中のX
1 、X2 、X3 およびX4 がメチル基である、請求項1
に記載のトリケトン誘導体。 - 【請求項5】 R3 が基(III)であり、基(III)中のX
1 、X2 およびR4がメチル基である、請求項1に記載
のトリケトン誘導体。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載のト
リケトン誘導体を有効成分とする除草剤。 - 【請求項7】 さらにフェノキシ系、ジフェニルエーテ
ル系、トリアジン系、尿素系、カーバメート系、チオー
ルカーバメート系、酸アニリド系、ピラゾール系、リン
酸系、スルホニルウレア系およびオキサジアゾン系除草
剤から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項6に記載
の除草剤。 - 【請求項8】 さらに殺虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤
および肥料から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項
6に記載の除草剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6163694A JPH0826914A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | トリケトン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6163694A JPH0826914A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | トリケトン誘導体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0826914A true JPH0826914A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15778836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6163694A Withdrawn JPH0826914A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | トリケトン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826914A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996016962A1 (en) * | 1994-12-02 | 1996-06-06 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Process for producing pyrazole derivative |
| EP0712853A4 (en) * | 1993-08-02 | 1996-12-11 | Idemitsu Kosan Co | PYRAZOLE DERIVATIVES |
| WO1997008163A1 (en) * | 1995-08-31 | 1997-03-06 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Process for producing thiochroman derivatives |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP6163694A patent/JPH0826914A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0712853A4 (en) * | 1993-08-02 | 1996-12-11 | Idemitsu Kosan Co | PYRAZOLE DERIVATIVES |
| WO1996016962A1 (en) * | 1994-12-02 | 1996-06-06 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Process for producing pyrazole derivative |
| WO1997008163A1 (en) * | 1995-08-31 | 1997-03-06 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Process for producing thiochroman derivatives |
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