JPH08269861A - 液流処理方法および液流処理装置 - Google Patents
液流処理方法および液流処理装置Info
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- JPH08269861A JPH08269861A JP7076323A JP7632395A JPH08269861A JP H08269861 A JPH08269861 A JP H08269861A JP 7076323 A JP7076323 A JP 7076323A JP 7632395 A JP7632395 A JP 7632395A JP H08269861 A JPH08269861 A JP H08269861A
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- Japan
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- cloth
- treatment
- liquid flow
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- liquid
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06B—TREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
- D06B3/00—Passing of textile materials through liquids, gases or vapours to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing, impregnating
- D06B3/28—Passing of textile materials through liquids, gases or vapours to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing, impregnating of fabrics propelled by, or with the aid of, jets of the treating material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】無端状に結合した布帛をノズルからの処理液噴
射によって布帛を走行させながら一時滞留し処理する液
流処理方法において、10度〜70度の噴射角度で処理
液を複数回布帛に噴射し、次いで10度〜90度の衝突
角度で衝突板に衝突させることを特徴とする液流処理方
法。無端状に結合した布帛をノズルからの噴射によって
布帛を走行させながら処理する液流処理機において、複
数の噴射角度可変の噴射ノズルを有し、衝突角度可変の
衝突板を該ノズルの下流近傍に設けたことを特徴とする
液流処理装置。 【効果】大きなシボ立ち性、均一処理を可能とした。
射によって布帛を走行させながら一時滞留し処理する液
流処理方法において、10度〜70度の噴射角度で処理
液を複数回布帛に噴射し、次いで10度〜90度の衝突
角度で衝突板に衝突させることを特徴とする液流処理方
法。無端状に結合した布帛をノズルからの噴射によって
布帛を走行させながら処理する液流処理機において、複
数の噴射角度可変の噴射ノズルを有し、衝突角度可変の
衝突板を該ノズルの下流近傍に設けたことを特徴とする
液流処理装置。 【効果】大きなシボ立ち性、均一処理を可能とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液流式処理方法ならびに
処理装置に関するものである。さらに詳しくは無端状に
結合した繊維製品をヨリ係数に応じて衝撃力の調整可能
なシボ立て技術に関するものである。
処理装置に関するものである。さらに詳しくは無端状に
結合した繊維製品をヨリ係数に応じて衝撃力の調整可能
なシボ立て技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から布帛のシボ立て処理方法として
布帛を約50m単位で束ね回転ドラム内に挿入し高温液
中で正逆に反転して処理するロータリーフッシャー方式
と布帛を処理液の液流によって循環させながらシボ立て
を行う液流処理方式とがある。前者は処理張力が少な
く、大きな衝撃力があるので、シボ立て効果が大きい。
しかしながら、50m単位で束ねる、アンドンがけと呼
ばれる糸とじ作業があり、準備作業および処理後の解反
作業があり、作業性は極めて悪い欠点がある。
布帛を約50m単位で束ね回転ドラム内に挿入し高温液
中で正逆に反転して処理するロータリーフッシャー方式
と布帛を処理液の液流によって循環させながらシボ立て
を行う液流処理方式とがある。前者は処理張力が少な
く、大きな衝撃力があるので、シボ立て効果が大きい。
しかしながら、50m単位で束ねる、アンドンがけと呼
ばれる糸とじ作業があり、準備作業および処理後の解反
作業があり、作業性は極めて悪い欠点がある。
【0003】後者の液流処理方式は、通常ポリエステル
などの染色に用いられるロープ状の液流処理方法であ
り、ロータリーワッシャーのアンドンがけは省略できる
が、処理中に布帛の長さ方向に張力がかかり、十分なシ
ボ立て効果は得られない。
などの染色に用いられるロープ状の液流処理方法であ
り、ロータリーワッシャーのアンドンがけは省略できる
が、処理中に布帛の長さ方向に張力がかかり、十分なシ
ボ立て効果は得られない。
【0004】これらの問題に対し、最近の液流処理装置
において、移送通路の出口側あるいは滞留槽の入口側に
衝突板または邪魔板を付設した装置が知られている。そ
の例としては実公昭44−29741号公報、特開昭5
8−60056号公報および特開昭62−243863
号公報等が挙げられている。
において、移送通路の出口側あるいは滞留槽の入口側に
衝突板または邪魔板を付設した装置が知られている。そ
の例としては実公昭44−29741号公報、特開昭5
8−60056号公報および特開昭62−243863
号公報等が挙げられている。
【0005】しかしながら、これらの提案では、液流処
理装置の中に衝突板を設けて、これに布帛を衝突させる
という基本的概念が例示されているだけで、十分なシボ
立ち効果や高品質のシボ質のものが得られない問題があ
る。即ち、 (1)衝突板が噴射ノズルから遠くに設置されているた
め、布の走行速度が弱く、衝突エネルギーが減衰され
る。このためシボの出にくい高密度ジョーゼットや強撚
チリメンのシボ立ちが不十分となる。
理装置の中に衝突板を設けて、これに布帛を衝突させる
という基本的概念が例示されているだけで、十分なシボ
立ち効果や高品質のシボ質のものが得られない問題があ
る。即ち、 (1)衝突板が噴射ノズルから遠くに設置されているた
め、布の走行速度が弱く、衝突エネルギーが減衰され
る。このためシボの出にくい高密度ジョーゼットや強撚
チリメンのシボ立ちが不十分となる。
【0006】(2)噴射ノズルは通常1個付帯している
ものであり、ノズルによるヨコ糸への座屈作用が弱いこ
と、およびノズルからの液の噴射角度などが配慮されて
おらず、シボ立ちが全体に弱いものとなる。
ものであり、ノズルによるヨコ糸への座屈作用が弱いこ
と、およびノズルからの液の噴射角度などが配慮されて
おらず、シボ立ちが全体に弱いものとなる。
【0007】(3)上記衝突板やノズルでは衝撃力が弱
いことのほかに、これらの設置部に布帛が布づまりをし
ばしば発生させ、スレ当りや、目ヨレなどを起こし、布
帛の表面品位を大幅に低下させる。特に細繊度のソフト
な強撚織物には適用することが困難である。
いことのほかに、これらの設置部に布帛が布づまりをし
ばしば発生させ、スレ当りや、目ヨレなどを起こし、布
帛の表面品位を大幅に低下させる。特に細繊度のソフト
な強撚織物には適用することが困難である。
【0008】(4)布帛が断続的に衝突するため、布帛
の走行性が不安定となり、布づまり、シワを発生させ
る。
の走行性が不安定となり、布づまり、シワを発生させ
る。
【0009】このように、従来の技術では、シボ立ち
性、シボ質、加工走行性、作業性、いずれも問題があ
り、広汎に安定的に、効率よいシボ立てできる処理装置
が切望されていた。
性、シボ質、加工走行性、作業性、いずれも問題があ
り、広汎に安定的に、効率よいシボ立てできる処理装置
が切望されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は強撚布
帛の液流シボ立て方法および装置において、シボ立ち性
が大きく、シワや解撚ムラのない高品質のシボ質とスレ
当りや目ヨレのないすぐれた表面品位を有し、布づまり
のない円滑にシボ立て処理を行うことを提供することで
ある。
帛の液流シボ立て方法および装置において、シボ立ち性
が大きく、シワや解撚ムラのない高品質のシボ質とスレ
当りや目ヨレのないすぐれた表面品位を有し、布づまり
のない円滑にシボ立て処理を行うことを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の液流処理方法は
上記課題を解決するために次の構成を有する。すなわ
ち、無端状に結合した布帛をノズルからの処理液噴射に
よって布帛を走行させながら一時滞留し処理する液流処
理方法において、10度〜70度の噴射角度で処理液を
複数回布帛に噴射し、次いで10度〜90度の衝突角度
で衝突板に衝突させることを特徴とする液流処理方法で
ある。
上記課題を解決するために次の構成を有する。すなわ
ち、無端状に結合した布帛をノズルからの処理液噴射に
よって布帛を走行させながら一時滞留し処理する液流処
理方法において、10度〜70度の噴射角度で処理液を
複数回布帛に噴射し、次いで10度〜90度の衝突角度
で衝突板に衝突させることを特徴とする液流処理方法で
ある。
【0012】また、本発明の液流処理装置は次の構成を
有する。すなわち、無端状に結合した布帛をノズルから
の噴射によって布帛を走行させながら処理する液流処理
機において、複数の噴射角度可変の噴射ノズルを有し、
衝突角度可変の衝突板を該ノズルの下流近傍に設けたこ
とを特徴とする液流処理装置。
有する。すなわち、無端状に結合した布帛をノズルから
の噴射によって布帛を走行させながら処理する液流処理
機において、複数の噴射角度可変の噴射ノズルを有し、
衝突角度可変の衝突板を該ノズルの下流近傍に設けたこ
とを特徴とする液流処理装置。
【0013】以下、本発明について、更に説明する。
【0014】本発明のシボ立て作用のポイントは、複数
のノズルからの強い噴射力によって、強撚布帛のヨコ糸
方向への座屈作用を付与し、且つ、噴射ノズルの近傍に
ある衝突板に布帛のタテ糸方向への座屈作用を付与す
る、いわゆるヨコ糸とタテ糸の両方に強い衝撃を与え
る。多方向からの強い揉布叩打効果を施すものである。
のノズルからの強い噴射力によって、強撚布帛のヨコ糸
方向への座屈作用を付与し、且つ、噴射ノズルの近傍に
ある衝突板に布帛のタテ糸方向への座屈作用を付与す
る、いわゆるヨコ糸とタテ糸の両方に強い衝撃を与え
る。多方向からの強い揉布叩打効果を施すものである。
【0015】本発明は、布帛を滞留槽内で滞留させなが
ら処理液と接触させたのち、滞留槽の一端側から処理液
を噴射するノズル、あるいは駆動リールによって引き上
げ、上記滞留槽の両端側に延びる移送通路内に送り込む
と共に上記滞留槽の底部から処理液を吸い込み、ポン
プ、熱交換器を経由させて上記移送通路のノズル側、あ
るいは駆動リール側から移送通路内に噴射させ、この噴
射処理液流と上記布帛と共に移送通路内を走行させて、
滞留槽内に導入することを繰り返して布帛の処理を行う
液流処理方法である。
ら処理液と接触させたのち、滞留槽の一端側から処理液
を噴射するノズル、あるいは駆動リールによって引き上
げ、上記滞留槽の両端側に延びる移送通路内に送り込む
と共に上記滞留槽の底部から処理液を吸い込み、ポン
プ、熱交換器を経由させて上記移送通路のノズル側、あ
るいは駆動リール側から移送通路内に噴射させ、この噴
射処理液流と上記布帛と共に移送通路内を走行させて、
滞留槽内に導入することを繰り返して布帛の処理を行う
液流処理方法である。
【0016】本発明の方法において、処理液の噴射ノズ
ルを複数個を設け、処理布帛に対し、噴射角度10〜7
0度の範囲で処理液を噴射しながらくり返し循環させて
処理を行うものである。ここで噴射角度とは、図2に示
すように、走行する布帛の直線に対して処理液が噴射さ
れる角度θ1 をいう。
ルを複数個を設け、処理布帛に対し、噴射角度10〜7
0度の範囲で処理液を噴射しながらくり返し循環させて
処理を行うものである。ここで噴射角度とは、図2に示
すように、走行する布帛の直線に対して処理液が噴射さ
れる角度θ1 をいう。
【0017】また、衝突板の布帛に対する衝突角度は1
0〜90度とするものであり、ここで衝突角度とは、図
3に示すように、走行する布帛の直線に対して衝突板が
傾斜する角度θ2 をいう。
0〜90度とするものであり、ここで衝突角度とは、図
3に示すように、走行する布帛の直線に対して衝突板が
傾斜する角度θ2 をいう。
【0018】本発明でいう布帛のヨリ係数とはK=T×
D1/2 で求められるKをいう。
D1/2 で求められるKをいう。
【0019】ここで、K:ヨリ係数、T:ヨリ数(回/
m)、D:糸束の総繊度(デニール)を表わす。
m)、D:糸束の総繊度(デニール)を表わす。
【0020】本発明に適用される布帛を構成する糸条の
ヨリ係数Kは400〜30000のものであり、上記噴
射角度と衝突角度からの好ましい組合せは、表1に示す
通りである。
ヨリ係数Kは400〜30000のものであり、上記噴
射角度と衝突角度からの好ましい組合せは、表1に示す
通りである。
【0021】
【表1】 すなわち、ヨリ係数が400〜8000未満の甘撚り糸
条使いの布帛については、中程度の衝撃力を付与して十
分なシボ立ち性を得、一方シボムラや目ヨレの発生を防
いで均斉なシボ質を得る観点から、噴射角度および衝突
角度はともに10〜45度とするのが好ましい。
条使いの布帛については、中程度の衝撃力を付与して十
分なシボ立ち性を得、一方シボムラや目ヨレの発生を防
いで均斉なシボ質を得る観点から、噴射角度および衝突
角度はともに10〜45度とするのが好ましい。
【0022】ヨリ係数が8000〜30000の強撚糸
条使いの布帛については、十分なシボ立ち性を得、シボ
ムラの発生を防止する観点から、噴射角度は45〜70
度の範囲とするのが好ましい。また、十分な衝撃力を付
与し、一方布帛に損傷を与えるのを防止し、擦りキズや
目ヨレ等の欠点あるいは布づまりの発生を有効に防ぐ観
点から、衝突角度は45〜90度の範囲とするのが好ま
しい。
条使いの布帛については、十分なシボ立ち性を得、シボ
ムラの発生を防止する観点から、噴射角度は45〜70
度の範囲とするのが好ましい。また、十分な衝撃力を付
与し、一方布帛に損傷を与えるのを防止し、擦りキズや
目ヨレ等の欠点あるいは布づまりの発生を有効に防ぐ観
点から、衝突角度は45〜90度の範囲とするのが好ま
しい。
【0023】本発明の方法において、複数回の噴射処理
の噴射角度はそれぞれ異なる噴射角度を有することが、
上記ヨリ係数の異なる布帛に合わせて、適切に対応でき
ることから好ましい。
の噴射角度はそれぞれ異なる噴射角度を有することが、
上記ヨリ係数の異なる布帛に合わせて、適切に対応でき
ることから好ましい。
【0024】図2で例示すると噴射ノズル4aは、例え
ば45〜70度、噴射ノズル4bは10〜45度の噴射
角度で所望の衝撃力を付与することができる。
ば45〜70度、噴射ノズル4bは10〜45度の噴射
角度で所望の衝撃力を付与することができる。
【0025】本発明では、前記衝突板は噴射ノズルの下
流近傍に設けるものである。噴射ノズルの上流または下
流でも噴射ノズルから遠くに設けた場合には、衝突力を
有効に布帛に付与することはできない。
流近傍に設けるものである。噴射ノズルの上流または下
流でも噴射ノズルから遠くに設けた場合には、衝突力を
有効に布帛に付与することはできない。
【0026】また、衝突板と噴射ノズルとの距離は、ノ
ズルからの強い噴射エネルギーが減衰されることなく、
そのまま衝突板に布帛が衝突し、効率よくシボ立てでき
ることから、1500mm以内、さらには300〜100
0mmとするのが好ましい。
ズルからの強い噴射エネルギーが減衰されることなく、
そのまま衝突板に布帛が衝突し、効率よくシボ立てでき
ることから、1500mm以内、さらには300〜100
0mmとするのが好ましい。
【0027】本発明でいう布帛はヨリ係数Kが400以
上30000以下の撚糸使い布帛であればよく、繊維素
材はポリエステルマルチフィラメント、ポリアミドマル
チフィラメントのものが特に好ましい。また、かかるフ
ィラメントのほか短繊維にも適用することができる。
上30000以下の撚糸使い布帛であればよく、繊維素
材はポリエステルマルチフィラメント、ポリアミドマル
チフィラメントのものが特に好ましい。また、かかるフ
ィラメントのほか短繊維にも適用することができる。
【0028】本発明の処理装置は図1、図2、図3に例
示されるものである。
示されるものである。
【0029】図1は、本発明の繊維製品の液流式解撚シ
ボ立て処理装置の側断面図である。1は、処理槽で滞留
部1aと滞留部の出口に設けられた斜面部1bで構成さ
れ、斜面部の出口にリールボックス2が設けられ内部に
リールまたはロール3が、下部には噴射液流部4a、4
bがあり、噴射液流部の出口の衝突装置6と滞留部の後
部と移送管5を介して接続されている。
ボ立て処理装置の側断面図である。1は、処理槽で滞留
部1aと滞留部の出口に設けられた斜面部1bで構成さ
れ、斜面部の出口にリールボックス2が設けられ内部に
リールまたはロール3が、下部には噴射液流部4a、4
bがあり、噴射液流部の出口の衝突装置6と滞留部の後
部と移送管5を介して接続されている。
【0030】7は、無端状に結合された布帛滞留部1a
で蛇行状移行しながら一時滞留し、斜面部1bに沿って
変速モーター等で駆動されたリールまたはロールにより
滞留部1aより引き上げられ噴射液流部4a、4bで噴
射された処理液と共に衝突装置に送られ無緊張状態で揉
まれて、処理液と共に移送管5を通って滞留部の後部に
移送される。7は、多孔板で作られたケーシングで処理
液の一部が分離して吸い込み配管10aを介して循環ポ
ンプ8へまた10bは、滞留部前部で分離した処理液の
吸い込み配管である。
で蛇行状移行しながら一時滞留し、斜面部1bに沿って
変速モーター等で駆動されたリールまたはロールにより
滞留部1aより引き上げられ噴射液流部4a、4bで噴
射された処理液と共に衝突装置に送られ無緊張状態で揉
まれて、処理液と共に移送管5を通って滞留部の後部に
移送される。7は、多孔板で作られたケーシングで処理
液の一部が分離して吸い込み配管10aを介して循環ポ
ンプ8へまた10bは、滞留部前部で分離した処理液の
吸い込み配管である。
【0031】処理液は、吸い込みヘッター10cで集合
して循環ポンプ8に吸い込まれ吐出配管11を通って多
管式熱交換器9に入り所要温度に加熱昇温され吐出配管
12、12aを介して噴射液流部4に入り、噴出圧力が
13の流量調節弁にて調節され布帛に噴射されている。
して循環ポンプ8に吸い込まれ吐出配管11を通って多
管式熱交換器9に入り所要温度に加熱昇温され吐出配管
12、12aを介して噴射液流部4に入り、噴出圧力が
13の流量調節弁にて調節され布帛に噴射されている。
【0032】図2は、噴射液流部A−Aの断面図であ
る。加熱昇温された処理液が吐出配管12、12aを介
して噴射液流部4a、4bから任意に噴射する。θ1 は
噴射角度を示す。
る。加熱昇温された処理液が吐出配管12、12aを介
して噴射液流部4a、4bから任意に噴射する。θ1 は
噴射角度を示す。
【0033】図3は、噴射液流部出口の移送管の近傍に
設けた衝突角度可変衝突板B−Bの断面図である。θ2
は衝突角度を示す。
設けた衝突角度可変衝突板B−Bの断面図である。θ2
は衝突角度を示す。
【0034】なお、本発明では上述したシボ立て処理に
限定することなく、種々の液流処理に適用することがで
きる。例えば、ソフトな風合を創出する風合加工、ロー
プ状シワを発生させない均一染色加工、ケン縮糸布帛の
リラックス加工、揉みの強いアルカリ減量加工、ウール
混用布帛の縮減加工など、極めて広汎に処理することが
できるものである。
限定することなく、種々の液流処理に適用することがで
きる。例えば、ソフトな風合を創出する風合加工、ロー
プ状シワを発生させない均一染色加工、ケン縮糸布帛の
リラックス加工、揉みの強いアルカリ減量加工、ウール
混用布帛の縮減加工など、極めて広汎に処理することが
できるものである。
【0035】上述したように、本発明では強い衝撃力、
揉布力より従来の方法、装置では達し得なかった強撚布
帛のシボ立ち性が大きく、シワや解撚ムラのない高品質
のシボ質と表面品位を有し、円滑に処理することができ
る。
揉布力より従来の方法、装置では達し得なかった強撚布
帛のシボ立ち性が大きく、シワや解撚ムラのない高品質
のシボ質と表面品位を有し、円滑に処理することができ
る。
【0036】
【実施例】実施例における処理布の性能は次の方法で評
価した。
価した。
【0037】(1)シボ立ち性 処理前布帛から算出した測定値を(長さ方向収縮率
%)、(幅方向収縮率%)、(厚みmm)を乗じた値を
シボ立ち指標とし値が大きい程、シボ立ちが大きく、ふ
くらみがあり良好と判断する。
%)、(幅方向収縮率%)、(厚みmm)を乗じた値を
シボ立ち指標とし値が大きい程、シボ立ちが大きく、ふ
くらみがあり良好と判断する。
【0038】なお、厚み計はピーコック型厚み測定器
(尾崎製作所製)を用いた。
(尾崎製作所製)を用いた。
【0039】(2)シボ質 シワや解撚ムラがなく、シボが均斉なものを極めて良好
(◎)、良好(○)、やや不良(△)、不良(×)の4
段階に肉眼評価した。
(◎)、良好(○)、やや不良(△)、不良(×)の4
段階に肉眼評価した。
【0040】(3)ロープジワ(リラックスジワ) 処理布の外観を肉眼判定により、次の3段階で評価し
た。
た。
【0041】W0 :タテ方向シワが全くなく良好 W1 :タテ方向シワが若干あり不良 W2 :タテ方向シワが多くあり、全く不良。
【0042】(4)目ヨレ、擦れ 処理布の外観を肉眼判定により、次の3段階で評価し
た。
た。
【0043】W0 :目ヨレ、擦れキズが全くなく良好 W1 :目ヨレ、擦れキズが若干あり不良 W2 :目ヨレ、擦れキズが多くあり、全く不良。
【0044】(5)布詰り 絞り部への処理布の布づまり回数を測定した。回数が少
ない程、布帛の走行性が安定しており、良好。
ない程、布帛の走行性が安定しており、良好。
【0045】
【実施例1】 <処理布>タテ糸およびヨコ糸に75デニール、36フ
ィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸を用
い、それぞれ2400T/Mの撚りをかけ、ジョーゼッ
トクレープに平織りした(タテ密度:72本/吋、ヨコ
密度:68本/吋、目付72g/m2 、ヨリ係数K:2
1000)。
ィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸を用
い、それぞれ2400T/Mの撚りをかけ、ジョーゼッ
トクレープに平織りした(タテ密度:72本/吋、ヨコ
密度:68本/吋、目付72g/m2 、ヨリ係数K:2
1000)。
【0046】<処理条件> ノズル噴射角度 :60度 衝突板角度 :70度 処理布速度 :400m/min 処理温度 :115℃ 処理時間 :110分 80℃に冷却後、噴射角度30度、衝突角度0度に戻し
処理を終え、中間セット、減量(15%)、染色加工を
施し仕上げた。仕上品の評価結果を表2に記載する。
処理を終え、中間セット、減量(15%)、染色加工を
施し仕上げた。仕上品の評価結果を表2に記載する。
【0047】
【表2】 比較例1は、最近の液流処理装置において、移送通路の
出口側あるいは滞留槽の入口側に衝突板または邪魔板を
付設したものである。その例としては実公昭44−29
741号公報の処理装置を用いて特開昭58−6005
6号公報および特開昭62−243863号公報等が挙
げられている。
出口側あるいは滞留槽の入口側に衝突板または邪魔板を
付設したものである。その例としては実公昭44−29
741号公報の処理装置を用いて特開昭58−6005
6号公報および特開昭62−243863号公報等が挙
げられている。
【0048】実施例1の処理条件に従い、シボ立てし仕
上げた。
上げた。
【0049】表2に示すように実施例1は本発明の処理
液噴射力と衝撃力により均一な擦布効果ならびに叩打効
果で高いシボ立ち性、シボ質を得ることができた。さら
に品位もヨレ、擦れが皆無で円滑な処理を施すことがで
きた。
液噴射力と衝撃力により均一な擦布効果ならびに叩打効
果で高いシボ立ち性、シボ質を得ることができた。さら
に品位もヨレ、擦れが皆無で円滑な処理を施すことがで
きた。
【0050】これらに対し、比較例1は衝突板が遠距離
にあるため一般ノズルの噴射力にゆだね、布速を処理機
限度に設定する必要があった。このため布詰りが発生
し、これに伴い目ヨレ/擦れ欠点が生じ、さらに衝撃力
が弱いため、有効なシボ立ち性、シボ質が得られなかっ
た。
にあるため一般ノズルの噴射力にゆだね、布速を処理機
限度に設定する必要があった。このため布詰りが発生
し、これに伴い目ヨレ/擦れ欠点が生じ、さらに衝撃力
が弱いため、有効なシボ立ち性、シボ質が得られなかっ
た。
【0051】
【実施例2】タテ糸甘撚り、50デニール、36フィラ
メント、ヨコ糸75デニール、72フィラメントのポリ
エステルフィラメント糸を用い、ヨコ糸に899T/M
の撚りをかけ、サテン織物に織上げた。(ヨリ係数K6
900、タテ密度:220本/吋、ヨコ密度:92本/
吋、目付110g/cm2 )。
メント、ヨコ糸75デニール、72フィラメントのポリ
エステルフィラメント糸を用い、ヨコ糸に899T/M
の撚りをかけ、サテン織物に織上げた。(ヨリ係数K6
900、タテ密度:220本/吋、ヨコ密度:92本/
吋、目付110g/cm2 )。
【0052】<処理条件> ノズル噴射角度 :30度 衝突板角度 :30度 布速度 :350m/min 処理温度 :115℃ 処理時間 :90分 80℃冷却後、衝突角0度に戻し処理を終え、中間セッ
ト減量(10%)、染色加工を施し仕上げた。仕上品の
評価結果を表3に記載する。
ト減量(10%)、染色加工を施し仕上げた。仕上品の
評価結果を表3に記載する。
【0053】
【表3】 比較例2は(特開昭58−60056号公報)の処理装
置を用いて実施例2の処理条件に従いシボ立て(リラッ
クス)し仕上げた。
置を用いて実施例2の処理条件に従いシボ立て(リラッ
クス)し仕上げた。
【0054】表3に示すように、実施例2は適度な衝撃
力(衝突角30度)と布速度によってロープジワ、目ヨ
レ/擦れ欠点のない高質の表面品位が得られた。
力(衝突角30度)と布速度によってロープジワ、目ヨ
レ/擦れ欠点のない高質の表面品位が得られた。
【0055】これらに対し、比較例2は衝撃力を高める
ために布速度を高目設定(400m/min 以上)にする
必要があった。ところが、この条件では目ヨレ/擦れが
発生し易く、布詰りの問題が生じたので、布速度を限定
(350m/min 以下)したところ、ロープジワが発生
した。このようにして加工条件の設定が難しく、高質な
表面品位が得られなかった。
ために布速度を高目設定(400m/min 以上)にする
必要があった。ところが、この条件では目ヨレ/擦れが
発生し易く、布詰りの問題が生じたので、布速度を限定
(350m/min 以下)したところ、ロープジワが発生
した。このようにして加工条件の設定が難しく、高質な
表面品位が得られなかった。
【0056】ここで例示する実施例3は、衝撃力を強く
した条件(衝突角60度)を比較したものである。シボ
立ち性(ふくらみ感)指標はもっとも高く発現し表面品
位の問題はないが、衝撃力が強烈なため、目ヨレ/擦
れ、布詰りが発生した。安定加工、生産性からみて好ま
しくない設定であった。
した条件(衝突角60度)を比較したものである。シボ
立ち性(ふくらみ感)指標はもっとも高く発現し表面品
位の問題はないが、衝撃力が強烈なため、目ヨレ/擦
れ、布詰りが発生した。安定加工、生産性からみて好ま
しくない設定であった。
【0057】
【発明の効果】本発明の処理方法、装置の効果は次の通
りである。
りである。
【0058】(1)液流により、幅方向に叩打作用、タ
テ方向に揉布作用を与えるため、欠点の発生が少なく大
きなシボ立ち性、均一処理が可能である。
テ方向に揉布作用を与えるため、欠点の発生が少なく大
きなシボ立ち性、均一処理が可能である。
【0059】(2)ジョーゼット、チリメンクラスにも
対応できる。
対応できる。
【0060】(3)広幅織物(58' 以上)にもシボ立
て均一処理ができる。
て均一処理ができる。
【0061】(4)布帛種(粗密度、低重目付、など)
によって適正条件を任意に (5)設定可能で走行トラブルのない、安定した加工が
得られる。
によって適正条件を任意に (5)設定可能で走行トラブルのない、安定した加工が
得られる。
【0062】以上のように従来技術で処理できなかった
繊維製品をロータリーワッシャー並みもしくはそれ以上
の高質なシボ立て処理、リラックス処理を実現させるこ
とができるようになった。
繊維製品をロータリーワッシャー並みもしくはそれ以上
の高質なシボ立て処理、リラックス処理を実現させるこ
とができるようになった。
【図1】本発明の流体装置全体の一例を示す側断面図。
【図2】図1のA−A断面図(処理液噴射部)。
【図3】図2のB−B断面図(角度可変衝突板)。
1:処理槽 2:リールボックス 3:リール 4:噴射液流部 5:移送管 6:衝突装置 7:ケーシング 8:循環ポンプ 9:多管式熱交換器 10:吸い込み配管 11:吐出配管 13:流量調節弁
Claims (6)
- 【請求項1】 無端状に結合した布帛をノズルからの処
理液噴射によって布帛を走行させながら一時滞留し処理
する液流処理方法において、10度〜70度の噴射角度
で処理液を複数回布帛に噴射し、次いで10度〜90度
の衝突角度で衝突板に衝突させることを特徴とする液流
処理方法。 - 【請求項2】 複数回の噴射処理の噴射角度がそれぞれ
異なることを特徴とする請求項1記載の液流処理方法。 - 【請求項3】 ヨリ係数Kが8000〜30000の糸
条で構成された強撚布帛を、噴射角度45度〜70度、
衝突角度45度〜90度で処理することを特徴とする請
求項1記載の液流処理方法。 - 【請求項4】 ヨリ係数Kが400〜8000未満の糸
条で構成された甘撚り布帛を噴射角度10度〜45度、
衝突角度10度〜45度で処理する請求項1記載の液流
処理方法。 - 【請求項5】 無端状に結合した布帛をノズルからの噴
射によって布帛を走行させながら処理する液流処理機に
おいて、複数の噴射角度可変の噴射ノズルを有し、衝突
角度可変の衝突板を該ノズルの下流近傍に設けたことを
特徴とする液流処理装置。 - 【請求項6】 ノズルと衝突板の距離が1500mm以内
である請求項5記載の液流処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7076323A JPH08269861A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 液流処理方法および液流処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7076323A JPH08269861A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 液流処理方法および液流処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08269861A true JPH08269861A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13602163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7076323A Pending JPH08269861A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 液流処理方法および液流処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08269861A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2404925A (en) * | 2003-08-13 | 2005-02-16 | Falmer Investment Ltd | Nozzles for textile machines |
| CN109972319A (zh) * | 2019-04-08 | 2019-07-05 | 浙江中特智能装备股份有限公司 | 一种带有松弛解捻起皱装置的染色机 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7076323A patent/JPH08269861A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2404925A (en) * | 2003-08-13 | 2005-02-16 | Falmer Investment Ltd | Nozzles for textile machines |
| GB2404925B (en) * | 2003-08-13 | 2007-04-25 | Falmer Investment Ltd | Improvements in and relating to textile processing machines |
| CN109972319A (zh) * | 2019-04-08 | 2019-07-05 | 浙江中特智能装备股份有限公司 | 一种带有松弛解捻起皱装置的染色机 |
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