JPH08277321A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物

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JPH08277321A
JPH08277321A JP7104877A JP10487795A JPH08277321A JP H08277321 A JPH08277321 A JP H08277321A JP 7104877 A JP7104877 A JP 7104877A JP 10487795 A JP10487795 A JP 10487795A JP H08277321 A JPH08277321 A JP H08277321A
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JP
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meth
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epoxy compound
epoxy
alicyclic epoxy
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JP7104877A
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Koichi Okumura
浩一 奥村
Balbe Dirk
バルベ ディリク
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Daicel Corp
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UCB SA
Daicel Chemical Industries Ltd
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F283/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G
    • C08F283/10Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G on to polymers containing more than one epoxy radical per molecule
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/14Polycondensates modified by chemical after-treatment
    • C08G59/1433Polycondensates modified by chemical after-treatment with organic low-molecular-weight compounds
    • C08G59/1438Polycondensates modified by chemical after-treatment with organic low-molecular-weight compounds containing oxygen
    • C08G59/145Compounds containing one epoxy group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/10Printing inks based on artificial resins
    • C09D11/101Inks specially adapted for printing processes involving curing by wave energy or particle radiation, e.g. with UV-curing following the printing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の基材に対して、接着性、耐溶剤性、光
沢性において優れた性質を有する硬化塗膜に形成するこ
とができる光硬化性樹脂組成物を提供する。 【構成】 脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ
化合物(a)99.9〜0.1重量%と、分子内に(メ
タ)アクリル基と脂環式エポキシ基とを有するエポキシ
化合物(b)0.1〜99.9重量%と、これらの脂環
式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(a)と
分子内に(メタ)アクリル基と脂環式エポキシ基とを有
するエポキシ化合物(b)との合計100.0重量部に
対して、光カチオン重合開始剤(c)0.1〜20.0
重量部、及び光ラジカル重合開始剤(d)0.1〜2
0.0重量部を含有することを特徴とする光硬化性樹脂
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線や電子線の輻射
線を照射することによって硬化する特性を有する樹脂組
成物に関するものであり、各種の基材に対して、接着
性、耐溶剤性、光沢性において優れた性質を有する硬化
塗膜に形成することができ、例えば、インキ、プラスチ
ックへの塗料、フィルムのコ−ティング、金属のコ−テ
ィング、家具の塗装などの種々のコ−ティング剤、ライ
ニング剤、接着剤、さらにはエレクトロニクス分野にお
ける絶縁ワニス、絶縁シ−ト、積層板、プリント基盤、
レジストインキ、半導体封止剤等として利用することの
できる光硬化性樹脂組成物を提供する。
【0002】
【従来の技術】紫外線や電子線の輻射線を照射すること
により硬化する性質を有する光硬化性樹脂組成物は、例
えば、印刷関係、塗料関係、電気絶縁関係などの種々の
用途において開発され、実用に供されている。
【0003】この光硬化性樹脂組成物は、(1)無溶剤
で低公害型であること、(2)硬化速度が極めて速く製
品の生産性が高いこと、(3)100%固形分として硬
化するので、硬化の前後における体積変化が極めて小さ
いこと、(4)素材による熱損失、または素材に対する
熱影響がないこと、等の特性を有していることから、プ
ラスチック、紙、無機質素材などへの塗料や接着剤等と
して種々開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】塗料、インキ、接着剤
等に汎用されている光硬化性樹脂として、エポキシ樹脂
のエポキシ基にアクリル酸やメタクリル酸を開環反応さ
せたエポキシ(メタ)アクリレ−ト樹脂がある。
【0005】しかしながら、このエポキシ(メタ)アク
リレ−ト樹脂は、硬くて脆いだけでなく、硬化時の収縮
が大きいことが欠点になっている。
【0006】すなわち、上記のエポキシ(メタ)アクリ
レ−ト樹脂を例えば紙面印刷用のインキとして用いた場
合には、印刷後の紙面を折り曲げるとインキ部分に亀裂
が生ずる。
【0007】また、鉄やアルミなどの金属板の塗料とし
て適用した場合には、この塗料を塗工した金属板を折り
曲げ加工すると、塗膜が割れるため、折り曲げ加工を行
なうことができなかったり、さらに鉄やアルミなどとの
接着性が悪い等の問題もある。
【0008】他方、光硬化性エポキシ樹脂は、ラジカル
重合型の感光性樹脂のように硬化に際して酸素の影響を
受けることがなく、また光感度や接着性が、ラジカル重
合型の樹脂より優れているものの、多くの場合、耐溶剤
性、耐熱性、耐水性、可撓性が十分でなく、実用に耐え
得ないのが現状である。
【0009】これに対して本発明の目的は、上記の従来
の光硬化型エポキシ(メタ)アクリレ−ト樹脂や光硬化
型エポキシ樹脂の欠点を改良するもので、適度の可撓性
を有し、接着性、耐水性、耐熱性、耐溶剤性、及び光沢
性等において優れた性質の硬化物が得られる光硬化性樹
脂組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明の光硬化性樹脂組成物によって達成することができ
る。
【0011】すなわち本発明は、脂環式エポキシ基を2
個以上有するエポキシ化合物(a)99.9〜0.1重
量%と、分子内に(メタ)アクリル基と脂環式エポキシ
基とを有するエポキシ化合物(b)0.1〜99.9重
量%と、これらの脂環式エポキシ基を2個以上有するエ
ポキシ化合物(a)と分子内に(メタ)アクリル基と脂
環式エポキシ基とを有するエポキシ化合物(b)との合
計100.0重量部に対して、光カチオン重合開始剤
(c)0.1〜20.0重量部、及び光ラジカル重合開
始剤(d)0.1〜20.0重量部を含有する光硬化性
樹脂組成物からなる。
【0012】上記の光硬化性樹脂組成物において、脂環
式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(a)と
しては、下記の(式1)で表示される化合物が好適であ
る。
【0013】
【化2】
【0014】本発明の光硬化性樹脂組成物において好適
に利用される上記の(式1)で表示される脂環式エポキ
シ基を2個以上有するエポキシ化合物(a)としては、
例えばm=1のものとして、(式2)で表示される3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
シクロヘキサンカルボキシレ−トおよびそのカプロラク
トン変性物、(式3)及び(式4)で表示される3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシ
クロヘキサンカルボキシレ−トのトリメチルカプロラク
トン変性物、(式5)及び(式6)で表示される3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシ
クロヘキサンカルボキシレ−トのバレロラクトン変性物
などが挙げられる。
【0015】
【化3】
【0016】
【化4】
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】
【0019】
【化7】
【0020】なお、上記の(式2)で表示される3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシ
クロヘキサンカルボキシレ−トおよびそのカプロラクト
ン変性物は、例えば特開平4−36263号公報に記載
されているように、1,2,5,6−テトラヒドロベン
ジル−1,2,5,6−テトラヒドロベンゾエートもし
くはラクトン変性した1,2,5,6−テトラヒドロベ
ンジル−1,2,5,6−テトラヒドロベンゾエートを
エポキシ化することによって得られる。
【0021】また、これらの化合物の市販品としては、
例えば、ダイセル化学工業社製のCELLOXIDE
2021、CELLOXIDE 2021P、CELL
OXIDE 2081、CELLOXIDE 208
3、CELLOXIDE 2085などがあるので、そ
れらを使用することができる。
【0022】また、アジピン酸エステル系の脂肪族環状
エポキシ化合物であるユニオンカ−バイド社製のERL
4289やERL4299なども、(式1)で表示され
る脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物の
m=2のものとして使用することができる。
【0023】(式1)で表示される脂環式エポキシ基を
2個以上有するエポキシ化合物におけるm=2のものと
しては、下記の(式7)や(式8)で示される脂環式エ
ポキシ化合物を挙げることができる。なお、(式8)の
場合は、(式1)のRが置換されていてもよいフェニレ
ン基である。
【0024】
【化8】
【0025】
【化9】
【0026】なお、上記の(式7)で表示される脂環式
エポキシ化合物は、特開平4−69360号公報に記載
されているように、テトラヒドロ無水フタル酸にテトラ
ヒドロベンジルアルコールをエステル化して得られる化
合物もしくはこれのラクトン変性物をエポキシ化するこ
とによって得られる。
【0027】また、これらの市販品としては、例えば、
ダイセル化学工業社製のEPOLEAD GT300、
EPOLEAD GT301、EPOLEAD GT3
02などがあるので、これらを使用することができる。
【0028】(式1)で表示される脂環式エポキシ基を
2個以上有するエポキシ化合物のm=4のものとして
は、下記の(式9)で示される脂環式エポキシ化合物を
挙げることができる。
【0029】
【化10】
【0030】この(式9)で示される脂環式エポキシ化
合物は、前記特開平4−69360号公報に示されてい
る合成方法によって合成することができる。
【0031】また、これらの市販品としては、例えば、
ダイセル化学工業社製のEPOLEAD GT400、
EPOLEAD GT401、EPOLEAD GT4
03などがあるので、これらを使用することができる。
【0032】上記の脂環式エポキシ基を2個以上有する
エポキシ化合物(a)は、単一の化合物であってもある
いは2種以上の混合物であってもよい。
【0033】本発明の光硬化性樹脂組成物で利用する分
子内に(メタ)アクリル基と脂環式エポキシ基とを有す
るエポキシ化合物(b)としては、例えば下記の(式1
0)〜(式25)で表される化合物を挙げることができ
る。なお、同一化学式中に同一の化学記号や置換基が複
数あるときは、それらは表示された範囲内で互いに同一
または相異なっていてもよい。
【0034】
【化11】
【0035】
【化12】
【0036】
【化13】
【0037】
【化14】
【0038】
【化15】
【0039】
【化16】
【0040】
【化17】
【0041】
【化18】
【0042】
【化19】
【0043】
【化20】
【0044】
【化21】
【0045】
【化22】
【0046】
【化23】
【0047】
【化24】
【0048】
【化25】
【0049】
【化26】
【0050】なお、上記の分子内に(メタ)アクリル基
と脂環式エポキシ基とを有するエポキシ化合物(b)
は、単一の化合物であってもあるいは2種以上の混合物
であってもよい。
【0051】この分子内に(メタ)アクリル基と脂環式
エポキシ基とを有するエポキシ化合物(b)は、脂環式
エポキシ基を有していることから、光カチオン重合開始
剤によって上記の脂環式エポキシ基を2個以上有するエ
ポキシ化合物(a)と共重合し、また、分子内に(メ
タ)アクリルを有していることから、光ラジカル重合開
始剤によって単独に重合する。
【0052】なお、カチオン重合する脂環式エポキシ化
合物と、ラジカル重合するエポキシアクリレートのよう
なアクリル基を有する化合物とをブレンドした硬化性樹
脂組成物は、脂環式エポキシ化合物とエポキシアクリレ
ートとのそれぞれが単独で重合してしまうため、硬化後
に脂環式エポキシ化合物とエポキシアクリレートとの間
の結合の存在が無く、このため、硬化物の塗膜物性、す
なわち耐溶剤性や光沢性が悪くなる。
【0053】これに対して本発明の光硬化性樹脂組成物
は、分子内に(メタ)アクリル基と脂環式エポキシ基と
を有するエポキシ化合物(b)を用いているため、脂環
式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(a)
と、分子内に(メタ)アクリル基と脂環式エポキシ基と
を有するエポキシ化合物(b)とが化学的に結合するこ
とから、従来存在し得なかったような優れた物性の硬化
塗膜が得られる。
【0054】脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキ
シ化合物(a)と、分子内に(メタ)アクリル基と脂環
式エポキシ基とを有するエポキシ化合物(b)との合計
を100.0重量部にしたときに、脂環式エポキシ基を
2個以上有するエポキシ化合物(a)の量が0.1重量
部未満になると、硬化物の耐溶剤性が低下し、また9
9.9重量部を超えると、硬化物の基材への密着性が低
下するようになる。
【0055】したがって、脂環式エポキシ基を2個以上
有するエポキシ化合物(a)と、分子内に(メタ)アク
リル基と脂環式エポキシ基とを有するエポキシ化合物
(b)とは、脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキ
シ化合物(a)99.9〜0.1重量%、及び分子内に
(メタ)アクリル基と脂環式エポキシ基とを有するエポ
キシ化合物(b)0.1〜99.9重量%の範囲、好ま
しくは脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合
物(a)99.0〜1.0重量%、及び分子内に(メ
タ)アクリル基と脂環式エポキシ基とを有するエポキシ
化合物(b)1.0〜99.0重量%の範囲、さらに好
ましくは脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化
合物(a)95〜50重量%、及び分子内に(メタ)ア
クリル基と脂環式エポキシ基とを有するエポキシ化合物
(b)5〜50重量%の範囲で使用する。
【0056】光カチオン重合開始剤(c)は、光照射に
よりカチオンを発生するものであればよい。
【0057】この光カチオン重合開始剤(c)の例とし
ては、下記の(式26)や(式27)で表示されるよう
なジアゾニウム塩、(式28)、(式29)、(式3
0)、及び(式31)で示されるようなスルホニウム
塩、(式32)で示されるようなヨードニウム塩、(式
33)、(式34)、及び(式35)で示されるような
金属化合物などを使用し得る。
【0058】
【化27】
【0059】
【化28】
【0060】
【化29】
【0061】
【化30】
【0062】
【化31】
【0063】
【化32】
【0064】
【化33】
【0065】
【化34】
【0066】
【化35】
【0067】
【化36】
【0068】これらの光カチオン重合開始剤は、単独で
あってもあるいは複数種を混合して使用してもよい。
【0069】光カチオン重合開始剤(c)の添加量が、
脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物
(a)と、分子内に(メタ)アクリル基と脂環式エポキ
シ基とを有するエポキシ化合物(b)との合計100.
0重量部に対して、0.1重量部未満であると、十分な
硬化性が得られなく、また、20重量部を超える添加量
は無駄になる。
【0070】このため、光カチオン重合開始剤(c)の
添加量は、脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ
化合物と、分子内に(メタ)アクリル基と脂環式エポキ
シ基とを有するエポキシ化合物(b)との合計100.
0重量部に対して、0.1〜20.0重量部、好ましく
は1.0〜10.0重量部である。
【0071】光ラジカル重合開始剤(d)は、光照射に
より活性ラジカルを発生するものであればよい。
【0072】この光ラジカル重合開始剤の例としては、
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、ベンゾイン
イソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール、ア
セトイン、ブチロイン、トルオイン、ベンジル、ベンゾ
フェノン、pークロルベンゾフェノン、pーメトキシベ
ンゾフェノンなどのカルボニル化合物、テトラメチルチ
ウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフ
ィドなどの硫黄化合物、アゾビスイゾブチロニトリル、
アゾビスジメチルバレロニトリルなどのアゾ化合物、ベ
ンゾイルパーオキサイド、ジターシャリブチルパーオキ
サイドなどのパーオキサイド化合物などが挙げられる。
【0073】これらの光ラジカル重合開始剤は、単独で
あっても2種以上の混合物であってもよい。
【0074】光ラジカル重合開始剤(d)の添加量が、
脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物
(a)と、分子内に(メタ)アクリル基と脂環式エポキ
シ基とを有するエポキシ化合物(b)との合計100.
0重量部に対して、0.1重量部未満であると、十分な
硬化性が得られなく、また、20重量部を超える添加量
は無駄になる。
【0075】このため、光ラジカル重合開始剤(d)の
添加量は、脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ
化合物と、分子内に(メタ)アクリル基と脂環式エポキ
シ基とを有するエポキシ化合物(b)との合計100.
0重量部に対して、0.1〜20.0重量部、好ましく
は1.0〜10.0重量部である。
【0076】本発明の光硬化性樹脂組成物には、エポキ
シ基を少なくとも1個以上有するエポキシ化合物、重合
性モノマー、及び重合性オリゴマーを添加することがで
きる。
【0077】添加成分としてのエポキシ基を少なくとも
1個以上有するエポキシ化合物、重合性モノマー、及び
重合性オリゴマーの配合量が、脂環式エポキシ基を2個
以上有するエポキシ化合物と、分子内に(メタ)アクリ
ル基と脂環式エポキシ基とを有するエポキシ化合物
(b)との合計100.0重量部に対して、50重量部
を超えると、光硬化性樹脂組成物中の脂環式エポキシ基
を2個以上有するエポキシ化合物(a)と分子内に(メ
タ)アクリル基と脂環式エポキシ基とを有するエポキシ
化合物(b)との合計割合が少なくなり、十分な硬化
性、耐溶剤性、密着性、及び屈曲性等が得られなくな
る。
【0078】任意の添加成分としてのエポキシ基を1個
以上有するエポキシ化合物としては、下記の(式36)
で表示される化合物、アリルグリシジルエ−テルなどの
(式37)で表わされる化合物、グリシジルスチリルエ
−テルなどの(式38)で表わされる化合物、長鎖アル
キル基を具備する(式39)で表わされる化合物、さら
には(式40)〜(式44)で表わされる化合物等が挙
げられる。
【0079】
【化37】
【0080】
【化38】
【0081】
【化39】
【0082】
【化40】
【0083】
【化41】
【0084】
【化42】
【0085】
【化43】
【0086】
【化44】
【0087】
【化45】
【0088】なお上記の(式36)で表わされる化合物
の例は、4−ビニルシクロヘキセン−1−オキシド、5
−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−2
−オキシド、リモネンモノオキシド、トリビニルシクロ
ヘキサンモノオキシド、ジビニルベンゼンモノオキシ
ド、ブタジエンモノオキシド、1,2−エポキシ−9−
デセン等である。
【0089】これらの化合物の市販品としては、例え
ば、ダイセル化学工業社製のAOEX24、AOE X
68、AOE Y08などがあるので、これらを使用す
ることができる。
【0090】また、エチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、シクロヘキシルオキシド、スチレンオキシド、ビ
ニルシクロヘキセンジオキシド、メチル化ビニルシクロ
ヘキセンジオキシド(ダイセル化学工業製「CELLO
XIDE 3000」)も用いることができる。
【0091】上記のエポキシ基を1個以上有する化合物
は、単独であってもあるいは2種以上の混合物であって
もよい。
【0092】また、重合性モノマーの例は、アクリル酸
エステル化合物、メタクリル酸エステル化合物、スチレ
ンなどのビニル芳香族化合物、アミド系不飽和化合物な
どで代表されるラジカル重合性二重結合を有する化合物
である。
【0093】代表的なアクリル酸エステル化合物または
メタクリル酸エステル化合物は、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペン
チル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレ
ートなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、カプロカクトン変性2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレートなどの水酸基を有する(メ
タ)アクリル酸エステル類、メトキシジエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、イソオクチルオキシジエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシトリ
エチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシト
リエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシ
ポリエチレングリコール−(メタ)アクリレートなどの
(メタ)アクリレート類、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレートなどの二官能(メタ)アクリル酸エス
テル類、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート等の三官能(メタ)アクリル酸エステル類などであ
る。
【0094】重合性オリゴマーの例は、ポリエステルポ
リオールの(メタ)アクリル酸エステル類、ポリエーテ
ルポリオールの(メタ)アクリル酸エステル類、ポリエ
ポキシと(メタ)アクリル酸との付加物、及びポリオー
ルにポリイソシアネートを介してヒドロキシ(メタ)ア
クリレートを導入した化合物などである。
【0095】本発明の光硬化性樹脂組成物には、必要に
応じてレベリング剤、消泡剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、酸化防止剤、顔料、増粘剤、沈降防止剤、帯電防止
剤、防曇剤、有機溶剤などを添加することができること
は勿論である。
【0096】本発明の光硬化性樹脂組成物を塗工剤とし
て使用するときには、ハケ塗り、スプレ−コ−ト、ディ
ップコ−ト、スピンコ−ト、カ−テンコ−トなどの方法
によって塗工することができる。
【0097】本発明の光硬化性樹脂組成物を硬化させる
には、高圧水銀ランプやメタルハライドランプなどによ
り、100〜400nmの紫外線を照射することが好ま
しい。
【0098】活性エネルギー線を照射する雰囲気は、空
気中でも、あるいは窒素やアルゴンの不活性ガス中でも
よい。
【0099】
【実施例】次に、本発明の光硬化性樹脂組成物の具体的
な構成を実施例に基づいて説明し、その物性を比較例と
比較して、[表1]〜[表2]に説明する。
【0100】なお、実施例及び比較例の光硬化性樹脂組
成物の物性は、以下の通りにして測定し、評価した。
【0101】1)密着性:硬化皮膜に1mm間隔で基材
まで到達するクロスカットを入れ、1mm2の碁盤目を
100個作り、その上にセロファンテ−プを貼り付けて
から急激に剥がし、剥離した碁盤目の数により、5:剥
離数・・・・0、4:剥離数・・・・1〜25個、3:剥離数・・
・・25〜50個、2:剥離数・・・・50〜75個、1:剥
離数・・・・75〜100個、により表示した。
【0102】なお、基材にはAl:リン酸クロム処理し
たアルミニウム板、Steel:未処理板(SPC
C)、Coated metal:白色塗料でコーティ
ングした金属板、アート紙、のそれぞれを用いた。
【0103】2)耐溶剤性:硬化皮膜の表面をアセトン
をしみこませたコットンで10回こすった後、塗膜の表
面を観察し、5:外観の変化なし、4:少し白くなって
いた、3:白くなっていた、2:かなり白くなってい
た、1:白くなっており、しかもはがれていた、により
表示した。
【0104】3)光沢性:グロスメーターを用いて、硬
化塗膜の表面の60゜鏡面反射率を測定した。
【0105】4)耐屈曲性:屈曲試験器を用いてJIS
規格に準じて屈曲試験を行ない、目視によって塗膜の割
れ及びはがれを調べ、5:割れ、はがれともなし、4:
少し割れを生じていた、3:割れを生じていた、2:少
しはがれていた、1:はがれていた、により表示した。
なお、心棒の直径は2mmで、試験板としてリン酸クロ
ム処理したアルミニウム板を用いた。
【0106】5)耐ボイル性:煮沸1時間後の外観の変
化、及び密着性を調べた。目視により、5:外観変化な
し、4:少し白くなっていた、3:白くなっていた、
2:かなり白くなっていた、1:白くなっており、しか
もはがれていた、により表示した。また密着性は1)と
同じ方法で表示した。
【0107】(実施例1〜6)[表1]の所定欄に表示
した組成(重量部)によるコーティング剤を、アルミニ
ウム板、スチール板、白色塗料でコーティングした金属
板、及びアート紙からなるそれぞれの基材に、膜厚が1
0μmになるように塗工し、空気中で高圧水銀ランプを
照射して硬化塗膜を形成した。
【0108】
【表1】
【0109】なお[表1]において、 GT300:ダイセル化学工業製 EPOLEAD G
T300(式7でn1=n2=0)、 GT302:ダイセル化学工業製 EPOLEAD G
T302(式7でn1+n2=2(平均値))、 CEL2021P:ダイセル化学工業製 CELLOX
IDE 2021P(式2でb=0)、 CEL2081:ダイセル化学工業製 CELLOXI
DE 2081(式2でb=1(平均値))、 CEL3000:ダイセル化学工業製 CELLOXI
DE 3000(メチル化ビニルシクロヘキセンジオキ
シド)、 CYM A200:ダイセル化学工業製 CYCLOM
ER A200(式11でR1=H,R2=CH2)、 CYM M100:ダイセル化学工業製 CYCLOM
ER M100(式11でR1=CH3,R2=CH2)、 FX512:スリ−M製 FX512(式28および式
29でR=フェニル基,MXn-=PF6 -の化合物の混
合物)、 Irg.651:チバガイギ製 Irg.651(ベン
ジルジメチルケタール)、をそれぞれ表示する。
【0110】(比較例1〜3)[表2]の所定欄に表示
した組成(重量部)によるコーティング剤を、アルミニ
ウム板、スチール板、白色塗料でコーティングした金属
板、及びアート紙からなるそれぞれの基材に、膜厚が1
0μmになるように塗工し、空気中で高圧水銀ランプを
照射して硬化塗膜を形成した。
【0111】
【表2】
【0112】なお[表1]において、 エポキシアクリレート:ビスフェノールAタイプエポキ
シアクリレート、 TPGDA:トリプロピレングリコールジアクリレー
ト、をそれぞれ表示する。
【0113】
【発明の効果】本発明の光硬化性樹脂組成物によれば、
紙,金属などの表面に塗工し、次いで紫外線や電子線の
輻射線を照射することにより、適度の可撓性を有し、各
種の基材への密着性、耐水性、耐熱性、耐溶剤性、及び
光沢性等において優れた特性を有する硬化塗膜を形成す
ることができる。
【0114】また、本発明の光硬化性樹脂組成物は、無
溶剤系で使用することができるため、環境保護の点から
も極めて有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂環式エポキシ基を2個以上有するエポ
    キシ化合物(a)99.9〜0.1重量%と、分子内に
    (メタ)アクリル基と脂環式エポキシ基とを有するエポ
    キシ化合物(b)0.1〜99.9重量%と、これらの
    脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物
    (a)と分子内に(メタ)アクリル基と脂環式エポキシ
    基とを有するエポキシ化合物(b)との合計100.0
    重量部に対して、光カチオン重合開始剤(c)0.1〜
    20.0重量部、及び光ラジカル重合開始剤(d)0.
    1〜20.0重量部を含有することを特徴とする光硬化
    性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 脂環式エポキシ基を2個以上有するエポ
    キシ化合物(a)が、下記の(式1)で表示される化合
    物である請求項1に記載の光硬化性樹脂組成物。 【化1】
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