JPH082920Y2 - 偏向ヨークの磁界補正用フェライトシート - Google Patents

偏向ヨークの磁界補正用フェライトシート

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JPH082920Y2
JPH082920Y2 JP1987198902U JP19890287U JPH082920Y2 JP H082920 Y2 JPH082920 Y2 JP H082920Y2 JP 1987198902 U JP1987198902 U JP 1987198902U JP 19890287 U JP19890287 U JP 19890287U JP H082920 Y2 JPH082920 Y2 JP H082920Y2
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JP
Japan
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ferrite sheet
magnetic field
deflection yoke
field correction
adhesive layer
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博香 山崎
孚史 阪内
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Kaneka Corp
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Kaneka Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、偏向ヨークのコイル表面に直接貼着して使
用する磁界補正用フェライトシートに関し、更に詳しく
は、このような使用状態としたときに、フェライトシー
トの部分だけではなく粘着剤層も難燃性を呈し、粘着剤
層の熱劣化や焼損による磁界補正用フェライトシートの
脱落や更には、火災発生原因にもつながるおそれのある
粘着剤層の燃焼も防止した磁界補正用フェライトシート
に関する。
〔従来の技術〕
従来、第1図で示す如く偏向ヨークのコイル上に磁界
を補正すべく、チップ上の磁界補正用フェライトシート
を貼着している。このチップ状の磁界補正用フェライト
シートは、図例の如く、その表面側にソフトフェライト
を合成樹脂に含有させたものから作製されたフェライト
シート本体が位置し、その片面に当該フェライトシート
本体を偏向ヨークのコイル上へ貼着する為の粘着剤層を
位置させた構成である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来の磁界補正用フェライトシートには問題があ
った。即ち、フェライトシート自体は難燃性であるにも
かかわらず、粘着剤層そのものは可燃性であるため、こ
のフェライトシートをテレビジョン等の偏向ヨークのコ
イル上に直接貼着して用いたときには、加熱により粘着
剤が焼損してフェライトシートが剥離したり、また粘着
剤が燃焼したりすることがある。このフェライトシート
をアンダーライターズラボラトリーズ(UL)規格に準じ
て測定すると、UL94/HBにクラス分けされて好ましくな
いものであった。
本考案は、従来の磁界補正用フェライトシートが、フ
ェライトシート本体自体は難燃性であるにもかかわら
ず、粘着剤が可燃性であるために、活電部である偏向ヨ
ークのコイル上へ直接貼着したときに発生する上記問題
を解決せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記本考案の目的を達成するために、本考案は合成樹
脂中にソフトフェライトを分散して形成したフェライト
シート本体の片面に粘着剤層を貼着してなる磁界補正用
フェライトシートにおいて、粘着剤層を難燃性を有する
ものとなしたことを特徴とする偏向ヨークの磁界補正用
フェライトシートを提案する。
〔作用〕
以上の如く、本考案にかかる偏向ヨークの磁界補正用
フェライトシートは、合成樹脂中にソフトフェライトを
分散したフェライトシート本体は勿論のこと、その粘着
剤層も難燃化していることで、この粘着剤層を用いた磁
界補正用フェライトシートを偏向ヨークのコイル表面に
直接貼着した場合、活電部であるコイル表面から多量の
熱伝導を受けた場合でも、フェライトシート本体が熱損
傷を受けたり、磁界補正用フェライトシートが剥離した
り脱落することもなく、また粘着剤層が燃焼することも
ない。
〔実施例〕
本考案の詳細を更に図示した実施例により説明する。
第1図は本考案にかかる偏向ヨークの磁界補正用フェラ
イトシートの使用状態の説明図であり、図中1が偏向ヨ
ーク、その表面に貼られた四角状のものが磁界補正用フ
ェライトシートである。偏向ヨーク1は、その製造状態
によって発生する磁界を補正しなければならないときが
ある。本考案にかかる磁界補正用フェライトシートは、
偏向ヨーク1のコイル3表面に貼着することによって、
偏向ヨーク1で発生する磁界を適正なものに適正せんと
するものである。
この磁界補正用フェライトシートは、第2図で示す如
く、表面側に、合成樹脂中にソフトフェライトを分散し
て形成してなるフェライトシート本体2があり、その片
面に粘着剤層4を形成し、全体としてシート状構造体を
構成している。
フェライトシート本体2を形成する合成樹脂として
は、例えばポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリフェニレンサルファイド等の各種合成樹脂が使
用されるが、とりわけ難燃性合成樹脂を用いることが好
まれる。又、ソフトフェライトとしては、例えばニッケ
ルジンクフェライト、マンガンジンクフェライト等を用
いる。
フェライトシート本体2の合成樹脂としては、難燃性
のものを用いられていることからフェライトシート2部
分は難燃性を有している。本考案は、このようなフェラ
イトシート本体2の片面に形成する粘着剤層4にも難燃
性を有する素材を用いることが特徴である。この粘着剤
層4としては、従来例えばアクリル樹脂系又はゴム系の
もの等が用いられてきたが本考案では前記素材を難燃化
したもの又は他の難燃性の粘着剤を用いる。難燃性粘着
剤としては、例えば、日東電工株式会社製のNo.5011粘
着剤から基材を除いたものが利用できる。そしてこれら
の粘着剤層4表面には、必要に応じて、離型紙を貼着し
て用いる。
尚、フェライトシート本体2の片面に粘着剤層4を形
成する方法としては、離型紙の片面に貼着剤層を形成し
たシート体を、その粘着剤層部分をフェライトシート本
体2の片面に貼着し、使用に際して離型紙を剥がす方法
や、更にはフェライトシート本体2片面に難燃性粘着剤
を塗布し、これに離型紙を貼着したものを用いることが
考えられる。
このような粘着剤層4は、通常、その中心部分に不織
布等の基材を含有せしめているが、本実施例では粘着剤
層4には基材を含ませていない(第3図)。基材として
の不織布を含有した粘着剤層を用いると、該不織布中に
残留する有機溶剤が偏向ヨーク1のコイル3表面に形成
されている自己融着層や絶縁層を侵食し、コイル3の絶
縁性能を低下させる原因となることがある。本実施例で
はこのような問題を発生させないために不織布や和紙、
布等の基材をなくし、単に難燃性粘着剤だけから粘着剤
層4を形成している。そしてこのようにすることで、本
磁界補正用フェライトシートを偏向ヨーク1のコイル表
面に直接貼り付けた場合でも、コイル3表面の絶縁層は
侵されず、その中心部分にある銅線に対する絶縁性能は
低下しないのである。
このような基材を用いない粘着剤層を形成した磁界補
正用フェライトシートと、従来の如く、不織布を基材と
して保有する磁界補正用フェライトシートと比較したと
ころ次表の如くであった。
この実験は第4図で示す如く、2本の撚り巻線の2箇
所をチップ状の磁界補正用フェライトシートでサンドイ
ッチ状に固定すると同時に、その表面をアセテートテー
プで外被し、次いでこれを110℃の恒温層に24時間入れ
て加熱し、加熱後恒温層より取り出し、磁界補正用フェ
ライトシートを装着したままで、耐電圧テストを常温
(28℃)常圧下で行った。
表中BLANKとは加熱していない素線だけのものであ
り、フェライトシートなしのものはBLANKの素線を恒温
層で前記条件のもと加熱したものである。試料は、フ
ェライトシート81重量%を含有したポリ塩化ビニルシー
ト片面に難燃性粘着剤(日東電工株式会社製のNo.5011
タイプの粘着剤から基材のみを除いたもの)だけを付着
したものを用いたものであり、試料は粘着剤の中に不
織布を基材として用いたものである。その結果は、表中
に耐電圧テストとして示されている。即ち、試料の粘
着剤だけのものはBLANKと磁界補正用フェライトシート
のないものと比べて近似した状態の耐電圧効果を示して
いるが、試料の不織布を含むものは、耐電圧性能が低
下していた。この低下の原因は粘着剤層中の不織布に含
まれる有機溶剤が原因であろうと推測される。尚、ここ
で各試料の実験結果は、それぞれ3個づつ実験した平均
値であり、単位はKV(60HZ)である。
また粘着剤層4は、粘着剤層を単に難燃性のものを用
いた場合、又は難燃性のものであってしかも不織布等の
基材を含有しない粘着剤を用いた場合のいずれにおいて
も、その厚みを偏向ヨーク1のコイル素線の直径の1/2
以上の厚みとすることが好ましい。このような厚みに設
定すれば、磁界補正用フェライトシートを偏向ヨーク1
のコイル素線表面上に付着させたときに、素線径の1/2
以上が粘着剤層4によって抱被された状態となり、長時
間、振動状態下の使用においても剥がれることのない強
固な粘着状態が維持される。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案にかかる偏向ヨークの磁界補正用
フェライトシートは、表面のフェライトシート本体が難
燃性であると同時に、粘着剤層も難燃性材料を用いてい
ることから、これを偏向ヨークの活電部であるコイル表
面上に直接貼着して用いてもコイルからの加熱により、
粘着剤層及びフェライトシート本体が熱劣化や焼損、更
には粘着剤層が燃焼したりすることがない。したがって
粘着剤層によるフェライトシート本体のコイル表面への
貼着姿勢は半永久的に維持され、フェライトシート本体
の熱劣化がないことと合わせて、適正な磁界補正効果が
半永久的に発揮されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は偏向ヨークに磁界補正用フェライトシートを用
いた状態の平面説明図、第2図は本考案にかかる磁界補
正用フェライトシートの断面説明図、第3図は他の実施
例の要部拡大断面説明図、第4図は実験用のコイル素線
配置状態を示す説明図である。 1:偏向ヨーク、2:フェライトシート本体、3:コイル、4:
粘着剤層。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−12107(JP,A) 実願昭60−46188号(実開昭61−162931 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏向ヨークのコイル表面に直接貼り付けて
    使用され、その構成が、ソフトフェライトを配合した合
    成樹脂より作製したフェライトシート本体と、当該フェ
    ライトシート本体の片面に設けられた粘着剤層とからな
    る偏向ヨークの磁界補正用フェライトシートにおいて、
    粘着剤層を難燃性を有するものとなしたことを特徴とす
    る偏向ヨークの磁界補正用フェライトシート。
JP1987198902U 1987-12-29 1987-12-29 偏向ヨークの磁界補正用フェライトシート Expired - Lifetime JPH082920Y2 (ja)

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JP1987198902U JPH082920Y2 (ja) 1987-12-29 1987-12-29 偏向ヨークの磁界補正用フェライトシート

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JPH01104634U JPH01104634U (ja) 1989-07-14
JPH082920Y2 true JPH082920Y2 (ja) 1996-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61162931U (ja) * 1985-03-29 1986-10-08
JPH0666186B2 (ja) * 1985-07-09 1994-08-24 鐘淵化学工業株式会社 電子ビ−ム調整用筒状成形体及びそれからなる電子ビ−ム調整用磁石

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JPH01104634U (ja) 1989-07-14

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